おーとばいザムライ書庫4

おーとばいザムライ書庫4    おーとばいザムライ

 

   おーとばいザムライのぼやき  2009年5月5日(火)

 先日,テレビで蒸気機関車の番組を見ました。機械って,やっぱり動いてこそ魅力的なんじゃないか,と改めて感じました。出てくる機関車はどれもこれも決して速いわけじゃあないのだけど,ちゃんと動いてる。それも意外と力強く動いている。百年以上も前の機械だというのにね。オートバイもやっぱり同じじゃないんでしょうか。エンジンが音を立てて動き出す瞬間というのは,なぜか緊張感があっていいもんです,と思うのは,拙者だけ? 
,   おーとばいザムライのぼやき  2009年5月6日(水)

 鉄道も飛行機も,船舶も,どれも高尚な趣味と思うし,大きな魅力を感じます。私もテレビで放映していれば見ますし,本もよく読みます。しかし,それらはちょっと手元には置いておけない。隔靴掻痒という感じはどうしてもぬぐえない。これがオートバイやクルマなら,「所有」できてしまうし,しかも,自分で「運転」だってできる。これは大きいよね。でも,よく考えたら,このオートバイやクルマで培った感覚があるから,鉄道や飛行機,船舶にも関心が湧くのかも,と思うのは,拙者だけ? 


と思うのは,拙者だけ? 
,   おーとばいザムライのぼやき  2009年5月7日(木)

  うれしいことに,雑誌「ミスターバイク」6月号で,私のHPのことがささやかながら紹介されました。「イラストで見る超ミニバイクの歴史 森永みぐの強行着陸」というコーナーの「はみだし強行着陸」のところであります。今年はCB誕生50周年ということで,CBの由来についての書き込みページが,森永みぐさん?や編集部の方?の目に留まったらしいです。自分にとってのこだわりのページだけに,今回紹介されたことが広がっていくきっかけになるといいなと思います。ただ,アドレスが間違って載っているのが,ちょっと悔しい〜,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月19日(火)

キャブレターというのは,ベンチュリー式(霧吹き型)が基本としてよく書かれていますが,誕生期には色々なものが試行されたのでしょうか。インターネットをざっと見ただけでも,ゴットリープ・ダイムラー,マイバッハ,チョンカ・ヤーノシュ,バーナンキ・ドナート,ドナ・バンキ,カール・ベンツ,などが出てきます。やっぱり専門書を読まないとわからないのでしょうか,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月20日(水)

「日本陸軍兵器資料集 泰平組合カタログ」(宗像,兵藤)という本に,日本は日露戦争と支那事変で白兵主義に転換した旨のことが書いてありました。第2次世界大戦は,第1次世界大戦以上に機械・火力がもてはやされたものと思っていましたが…。そう考えると,やはり零戦というのは,当時の日本からすると破格の工業製品だったんでしょうね,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月25日(月)

 そう言えば,ハーレーのことを「鉄馬」という言い方をよくしますが,「走るクスリ 自転車の事典」(岸本孝)によれば,自転車のルーツは木馬(セレリフェール)と言うらしいですね。もちろん材質は木材です。それが,鉄でできているから鉄馬なんでしょうね。やっぱり,オートバイのルーツは自転車ということがよくわかるなあ,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月26日(火)

 昨日書いたセレリフェール(木馬)に関しては,現在,疑義が差し挟まれているようですね(平凡社大百科事典)。しかし,セレリフェールそのものが否定されることがあっても,当時,似たようなモノがあったことまでは否定できないことは他のHPでも指摘していました。ドライジーネ(現在のところ自転車の始祖とする説が有力)も木製で,単純な足けり式だったことを考えると,これも木馬と言えなくもない,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月27日(水)

 ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功したのは1903年12月17日。それに先だって,グライダーの実験を繰り返していたことは意外と知られていませんね。垂直尾翼と方向舵の必要性を発見し,自作のエンジンを積んで偉業を成し遂げたことになっています。しかも,彼らの職業は自転車屋ではないですか。彼らがオートバイに力を注いでいたらと思うと…。自転車とオートバイ,そして飛行機は,面白い関係にあるもんだ,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月28日(木)

 人類初の動力飛行をした飛行機の名前はライトフライヤー号。エンジンは,4気筒で3,295cc。12馬力を発生する4サイクルのガソリン・エンジンだったそうですね。しかも水冷ですよ。だれが作ったのかというとライト兄弟で,自作なんだなこれが。苦労もあっただろうけど,楽しかっただろうな,きっと,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月29日(金)

 ライト兄弟の本業は自転車屋だったことは一昨日書きました。その時のブランド名があるそうで,「ヴァン・クリーブ」と「センクレア」だそうですね。写真を見ると,今の自転車とほとんど変わりない,モダンな自転車とわかります。決して,片手間に自転車を作っていたわけではないなあ, と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月30日(土)

 飛行機にとってのグライダーが,オートバイにとっての自転車でしょうね。ライト兄弟がキティホークでグライダーの飛行実験を繰り返したのは飛行ということが当時謎だったからです。しかし,自転車は?  現在の自転車とほぼ同じローバー安全型自転車の販売とゴットリープ・ダイムラーの二輪車の発明は,どちらも1885年。ダイムラーが,自転車の原理を理解し尽くして,あの二輪をつくったのではないことは確かでしょう,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年5月31日(日)

 飛行機にとってのグライダーは,クルマにとっての馬車でしょう。その馬車製造家がつくった有名なクルマ企業が,今話題になっているGMですね。彼の名前はデュラント。ビュイックを買収(平凡社大百科事典)して自動車業界に乗り出したのが,ライト兄弟が初飛行に成功した翌年の1904年となっています。チェコのタトラも馬車が出発点でした。そう言えば,「カブリオレ」や「馬力」など,馬車由来の言葉がクルマに多いのは偶然ではありませんね,と思うのは,拙者だけ?