おーとばいザムライ書庫6

書庫6

     おーとばいザムライのぼやき  2009年9月20日(日)

 今日,鶴舞にオートバイで出かけました。そのときにショックなことが…。オメガのシーマスターに異変! オートバイを降りて,古書店の前に立ったとたん,時計がぽろりと落ちたのです。ナント,時計本体とベルトを接合する部品がなくなっているではありませんか。時計を落として来なかったのは不幸中の幸いと言えるかもしれません。しかし,この状態は理解不能。 オートバイには確かに振動がありますが,オメガの時計がその程度でこの状態? これまでつけてきた時計で,こんなことは初めて。オメガの時計は,オートバイには不向きなのでしょうか?と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年9月23日(水)

 昭和19年刊行の「航空發動機 上中下(改訂版)」という本が手に入りました。著者は小川清二という人で,三菱航空機株式会社(現三菱重工)で航空発動機を設計製作したと書いてあります。ネット上には詳しい情報がないのですが,昭和8年に発動機の設計をしていたという深尾淳二の言葉を載せたHPがあります。堀越二郎氏や深尾淳二氏とともに,ゼロ戦や火星・金星の開発改良に携わっていたのでしょうか。初版は昭和17年のようです。それにしても,忙殺されていたはずの技術者が戦時中にこういった本を出していたというのは少々驚きであります,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年9月30日(水)

 攻殻機動隊に出てくるクルマは,動力が相変わらず内燃機関のようですが,電脳化はかなりすすんでいるのでしょうか。今でも,ネットや衛星につないだり,車同士をつないだりして,便利な使い方が模索されているのは周知のとおりです。このままなら,きっとオートバイも同じ道を歩むのでしょう。しかし,オートバイの良さのひとつは,遊撃的な機動力だったはず。とすると,オートバイはむしろ電脳化されない方がいいという考え方も成り立つような気がしますがどうでしょうか,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年10月4日(日)

 トヨタのプリウスが出てきたのが1997年,攻殻機動隊が出てきたのが1989年と考えると,攻殻機動隊のアニメに出てくるクルマが内燃機関というのは仕方ないかもしれない。しかし,むしろ電気自動車が描かれていてもおかしくないではないですか。そう考えると,クルマというのは,やっぱり,音,いわゆるエンジン音というのが演出上(スピード感,緊迫感など)欠かせない,ということになるのではないでしょうか,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年10月6日(火)

 オートバイが手足のように感じるときってありませんか。機械と一体になったっていうか,自分が機械の一部になったっていうか,何か不思議な感覚になるときって,ありませんか。そんなとき,何も考えていないのに,身体が勝手に動く,いや,あまりにスムーズに身体が動いて,ふっと機械と一体感を感じるんです。そういうときは,とても快感なんですが,調子に乗りすぎたりして危険なんでしょうか,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年10月12日(月)

 ベルトが壊れて修理に出していたオメガのシーマスターが,やっと返ってきました。それまで腕に馴染んでいたものが,しばらくなかったわけですから淋しい思いをしていました。思えば若者の腕時計ばなれも一時盛んに指摘された時があります。携帯電話を持つようになってから不要なものの筆頭となったわけです。確かに,最近,腕時計をつけている人は少なくなったような気がします。しかし,「攻殻機動隊SAC」でバトーが草薙素子に腕時計をわたすときに,同じ時を刻んできた自分という個を特定しうる証拠としての外部記憶装置と言い,素子はそれをしょうもない記憶のかけらと言っているシーンは,妙に印象的で,こういう意味もあるのかと気づかせてくれます。そして,素子が狙撃された後の左手をよく見ると,腕時計がない。オートバイにも何か新しい意味を見つけるとおもしろみが増すんでしょうね,と思うのは,拙者だけ? 
,     おーとばいザムライのぼやき  2009年10月15日(木)

 「子は親に似,ロボットは人に似ると言うが…」という殿田大佐(攻殻機動隊SAC SSS)の言葉も印象的です。であれば,オートバイも人に似るのでしょうか? まあ,乗り手の好みやクセを反映したオートバイになるのは間違いないでしょうね。 それも楽しみのうちですか,と思うのは,拙者だけ? 
     おーとばいザムライのぼやき  2009年10月17日(土)

 ムラタセイサク君なるロボットが出て早4年がすぎました。二輪に乗っているのに転ばないという技術は,正直すごい。いつ,この技術がオートバイに転用されるのかを楽しみにしています。転ばないオートバイはオートバイじゃないという人がいるのは確かです。しかし,オートバイにとって転倒は致命的というのは周知の事実。直立でしか動けないのであれば問題外としても,これ以上傾けたら危険ということを察知して,それ以上は傾けさせずに危険を回避するというレベルのものができれば,逆に安心してコーナーを攻めることも可能かも。どこかのメーカーが早く開発してくれないかな,と思うのは,拙者だけ? 
,   おーとばいザムライのぼやき  2009年12月14日(月)

 戦前の日本に『中央アジア横断鉄道建設論』(湯本昇,1939年)という本が出ていることを知りました。包頭(北京から内陸に約600km)〜バグダッドの約7,474kmの計画とのこと。別名「防共鉄道」と言うそうで,それはシベリア鉄道を「赤色鉄道」と呼びならわしたことに由来するそうです。古書店で手に入らないかな,と思うのは,拙者だけ?
 
,   おーとばいザムライのぼやき  2009年12月15日(火)

 中央アジア横断鉄道建設計画が意識していたのはシベリア鉄道だったことはよくわかりました。そのシベリア鉄道は1891年に着工し,1916年の完成ですか。ヨーロッパと同じ標準軌(1435mm)にはせず,広軌(1524mm)にしたのは色々な憶測を呼んでいるようですね。満鉄のアジア号が標準軌(日本流には広軌と言うらしい)であることを考えると,そのスケールの大きさがわかります。アジア号の動輪が直径2メートルだったそうですが,シベリア鉄道の動輪は広軌だけに,どれくらいだったのでしょうか,と思うのは,拙者だけ?
 
   おーとばいザムライのぼやき  2009年12月26日(土)

 ヤマハが台湾から輸入したオートバイ用のブレーキ部品に,基準を超えるアスベストが使われていて回収が指示されているとのことですね。ひょっとして,日本のオートバイでも旧車には使われているということですか?自分のCB−Fは前後輪ともディスク・ブレーキですが,やっぱり使われているんでしょうか。こういうところが旧車の弱点であるのは間違いないですね,と思うのは,拙者だけ?