収蔵品  戦前 裏二重蓋 15石 7石19セイコー

 

収蔵品  戦前 裏二重蓋 15石 7石 (戦前で唯一PRECISION表記 一般販売の形跡なし 将校用か) 

 

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

 文字盤はきれいな白地。数字は戦後のブレゲ数字と同じ。戦前で唯一のブレゲ数字と思われる。しかもPRECISION表記があり、戦後の19セイコーに大変似ている。5分ごとの目盛りは■。ケースは少し大きめで、色合いは玉葱竜頭のケースに似ている。針はブルースチール。ムーブメントは15石。裏蓋は二重蓋で、蝶番で開閉するタイプ。外側の裏蓋はタブのついたはめ込み式。ボウはΩ型。

 

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 御賜

 文字盤も、ムーブメントも、ケースも、上の15石とほぼ同じ。ただ、石数は7石。

 

恩賜の時計ということで、偽物もありうると警戒したのだが、ムーブメントが上の15石とほぼ同じことと程度が大変良いことを確認して購入。しかも、裏二重蓋の19セイコーは15石のみと思っていたのだが、この時計によって7石があったことを確認できた。19セイコーの恩賜の時計は昭和19年以降のみで数が少ないと思われる。