収蔵品  戦後 後継機 61系 63系19セイコー

 

収蔵品  戦後 後継機 61系 63

 

 

表 SEIKO PRECISION 21JEWELS 

SECON SETTING

JAPAN6110-0010

裏  刻印なし

 

文字盤はきれいな白地。秒針はセンターセコンドだが、戦前の出車式ではなく、本中三針と呼ばれる方式。数字はブレゲ数字を引き継いでいる。ムーブメントは2161系(6110A)。12型の腕時計用のものとのことで、だいぶ小さい。竜頭は円柱型で小ぶり。巻き上げの負荷も小さく、とても軽い。ムーブメントの作動音も小さい。針は黒。裏蓋ははめ込み式。堅いので裏蓋はめ込め器を使用する。ボウは丸型。

 

 後継機21石の代表格。61系としても広く知られている。

 

 

表 SEIKO PRECISION 17JEWELS SECOND  SETTING    

JAPAN6310-0010

裏  刻印なし

 

上の21石と、文字盤については見た目はほとんど同じ。しかし、ムーブメントは21石と同じく12型の腕時計のものなのだが、1763系(6310A)となっており、ムーブメントは本来は自動巻きのため、自動巻きの機構をはずして手巻きにしている。竜頭は円柱型で小ぶり。巻き上げの負荷も小さく、とても軽い。ムーブメントの作動音も小さい。針は黒。裏蓋ははめ込み式。堅いので裏蓋はめ込め器を使用する。ボウは丸型。

 

6121石の後継機であり、最後の機械式時計となる。この6317石は珍しい。

 

表 SEIKO PRECISION 21JEWELS 

SECOND SETTING    

JAPAN6310-0020

裏  昭55  689  大鉄

 

上と17石と同じ63系なのだが、この個体は21石となっている。同じ21石でも、一番上の61系とはムーブメントが違うのは写真を見れば明らか。

 

 この6321石は、上の6317石よりも、さらにお目にかかることが少ないのではないか。

 

表 SEIKO PRECISION 21JEWELS 

SECOND SETTING

    JAPAN6310-0030T 

裏  刻印なし

 

上の6321石と同じだが、この個体のキャリバーは6310-0030T。文字盤等の詳しい紹介は、このHPの「収蔵品交換時計」を参照。

 

この6321石も、上の個体と同様珍しいと思う。

 

これら61系・63系は、本来の19セイコーからクォーツの鉄道時計(cal.7550)までを橋渡しした後継機。