宮町(みやまち) 富中昭智
広報春日井
2020年4月1日号
名鉄春日井駅の東側に位置し、北に西部中学校、西に春日井小学校、南にアクトス、東に宮町郵便局に囲まれた辺りを指します。
地名は、春日井小学校の東隣にある両社宮という神社が中心となって集落が形成されたことに由来します。春日井原と呼ばれたこの一帯が江戸時代初期に開拓され、まずは四ツ家の八幡社(1648)と下屋敷の熱田社(1650)が創立されました。それが元禄時代に現在地に合殿され、この界隈の中心地となったのです。
戦争が終わって間もなく、昭和二十三年(1948)に町名改称が行われ、「宮町」に決定しました。『町名改稱の栞』を見ると、町名になる前の小字名は宮町(みやまち)、川原(かわら)、下夕原(したばら)、長斉(ちょうさい)、中島(なかじま)、与八山(よはちやま)が存在していたことがわかります。