ばん刈り茶を収穫したら、なるべくその日中に行いたい作業です
お茶の樹を若返らせるための作業です
4年に一度、元から切ってしまいます
約1ヶ月もすれば、小さな新芽が出てきて、
あっという間に、緑の樹になります
お茶の生命力はとても強いです
深刈り・更新
裾刈(すそがり)
道側
肥料は通常の半分
通常に肥料をあげた
芽だし肥
春整枝(はるせいし)
二番茶収穫
夏肥
4月に入ってすぐに、また肥料をあげます。
この頃は、芽も根っこも成長させなければいけません。
上旬にあげる肥料は「芽だし肥」といいます。
機械に乗って収穫してます。
この機械は乗用摘採機といいます。
女性でも簡単に、使えます。
新芽から一枚葉が出てきた頃に行います
黒い寒冷紗(遮光ネット)を掛けて日光を当てないように新芽を生長させる為です
遮光をして栽培すると新芽の細胞内で、渋み成分であるカテキンの生成が抑えられ、旨み成分であるテアニンが増えます
そんな新芽からお茶を作ると、旨みのあるお茶ができます
この栽培を行うと樹が弱ってしまう為、毎年被せる場所をかえながら、少量生産をしています
道端側に肥料をあげても、
樹に吸収されず流れてしまうのでは・・・と考え、
通常あげる量よりも、半分くらいの量しか
あげませんでした
そうしたら、道側の芽の色が黄色ががった、
緑の薄い色になり、
通常の量をあげた方の芽は、
しっかり濃い緑になりました
ちゃんと、道側にもあげなきゃ(^_^;)
収穫したお茶は、
すぐにお茶工場へ運び、
お茶に加工していきます
収穫してから約2週間後、
遅れて出てきた芽や、
成長して伸びた葉を収穫します
これはバン刈り茶になります
お茶の製造は6月下旬まで続きます
かぶせ茶の覆い
山桜が咲いた頃の新芽の様子
芽だし肥
お茶の樹が冬眠から覚め始める3月に肥料をあげます
2月に土壌診断をして、肥料の設計をします
私たちは自家製堆肥と菜種粕
ミネラル,海草からできている肥料などをあげています
裾刈り機を使って裾刈りの作業をしている様子
春になると、じっと冬の寒さに耐えていた草が、
一斉にモリモリと大きくなります
まだ、小さな苗が草に埋もれて弱ってしまいます
草刈機で草を刈り、お茶の樹の生育を助けます
春肥
草刈り
草刈り・・・
刈っても刈っても次から次えと大きくなる草・・・
終わりの見えない、体力と忍耐力のいる作業です
一年間のお茶の管理は、80%ほぼこの作業です
草って悪いものなのかなぁ〜
刈って土に返せばお茶の肥料に・・・
土壌で腐葉土になって微生物の住み家に・・・
お茶の樹が吸い切ず、流れて出てしまう肥料を草に吸ってもらおう
草って地力を上げる重要な役割を持っているんじゃないのかな
そう思うから、除草剤では無くて、草刈をします
お茶の樹の枝は、上だけでなく横にも伸びます
そうなると、人がお茶の樹の間を通れなくなり、作業しにくくなります
新芽の収穫の時も古葉や枝が製品に入ってしまいます
そのため、横に伸びた枝を切り落とします
春整枝の様子
二番茶収穫に向けて、芽出し肥をあげます
一番茶製造と作業か重なる作業です
収穫する芽は、一番茶に比べて、葉は分厚くて硬いです
光沢も二番茶の方が劣ります
一番茶はやさしいく上品な芽ですが、
二番茶は、荒々しくて元気いっぱいの芽です
お茶に加工すると、味も香りもやっぱりちがっています
一番茶は、旨みや渋みが濃厚で味わうお茶ですが、
二番茶は、酸味(ビタミンC)や渋みと苦味が出てきて、さっぱりした味です
ゴクゴクと飲めるお茶です
二番茶の新芽
一番茶の新芽