〜ep〜

「それじゃあ、元気でな」

 そう言ってムウ・ラ・フラガ少佐は手を差し出した。

「少佐も、おたっしゃで…」

 私は少し戸惑いながらその手を取り、答えた。

 少佐は満足そうな笑みを浮かべ、去っていく。一昨日までの私だったら、今、どんな想いが去来していただろうか。ずっと憧れつづけていた人の手を、私はどんな想いで感じただろうか。彼に触れた手を、じっと見つめる。

―しかし、今ほど苦しくはないだろうな…

 頭に浮かぶのはアーノルド・ノイマン少尉のことばかり。少佐がアルスター二等兵の肩に手を回したところで、セクハラ?とよぎったが、それもすぐに消えてゆく。

 私は恋をしてしまった、それも今までに全く感じたことの無い…。

 私はゆっくりと私の行くべき艦へ歩き出した。そう、生きねばならない。再びあの人に出会うために―

Fin

〜後書き〜

こんな書き方をしましたが、続きます。ちょっとかっこつけたかっただけさ。
今回の背景はジャブ…じゃなくてアラスカのお話のときですね。ノイナタの初めて物語?は、このお話辺りにしているサイト様をよく見かけましたが、私もここしかない、と…。

プロローグとエピローグはテレビ本編の脳内補完ってやつですか。なぜ、ノイマンはノーリアクションだったのか、なぜナタルは手をじっと見ていたのか。…て、ウチのナタルはもともとフラガ少佐に憧れている設定だったので、ちょうど良かったです。

とりあえず、今回のお話のコンセプトはノイマンに頑張っていただこう、と。あと、ウチのナタルは「普通の女の子」がわからないので、時々おかしなことを口走ります。

さて、次は…アズナタでっす!ああ、もうたまらん、ああいう「いやらしい」キャラ大好きなんですよ(ノイマンは別格ですが)!極めつけは新OPのハーレム状態のナタル艦長に萌え!あ、もちろんノイナタ前提ですが。つーか…ダークになるでしょう。

ノイナタは本編で再会してくれないと書けないですよ〜!このまま死ぬなんて無いように!

あと、前々から書きたいとは書いてますが、「捏造二人の出会い」も書きたいですね。

あと、夏コミで一冊もノイナタ及びアズナタ本を見つけることが出来なかったので、自分で作ってやる!と気合を入れているところです。もちろん漫画本〜。ひょっとしたらゲストを募るかもしれないので、興味のある方は問い合わせてください。たくさん集まったらアンソロにするかも〜。あと、普通のSEEDギャグとかラウフレギャグとか描きたいにょ〜。

どこまで続けるか、どこまで出せるかは皆様の応援次第です!

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