がんばれ!二代目!最終話

なくしたと思っていた二代目イラストが発見されたのでようやく更新できました。(まさか「超絶」にはさまれてるとは…)二代目の恋の行方はどうなったのか、とくとご覧あれ!!

二人きりの、二人だけの麻雀は終わった。桜井さんはゆっくりと立ち上がる、その時、棟梁のおくった刺客が桜井さんに襲い掛かる。麻雀プロ組織の次期二代目が負けた以上、桜井さんをほうっておくわけには行かなかった。桜井さんは動揺もせず顔をあげる。こうなることはわかっていたかのよう。慌てたのは二代目。愛しの君のピンチである。近づく棟梁に「もう終わったんです!そうでしょう!?」と、必死の説得。しかし棟梁は「バカヤロー!」と、杖で二代目の額を打つ。流れる血をぬぐいもせず、二代目は棟梁に「自分は、黒沼組二代目を降りるつもりでいます…!」と告げる。それは桜井さんとの約束。負けた方が麻雀を辞める…しかしそれ以上に、桜井さんのピンチを救うためなら…!棟梁は驚いたものの、笑い、「悪かったね」と桜井さんに告げて去っていった。棟梁もまた、二代目を愛していたのか…(どういう意味合いで、はさておき…)
鮫島さんから開放された大ちゃんに「いくぞ!」と声を掛け、大ちゃんも「アニキ!」とうれしそうに続く。そのまま立ち去ろうとする桜井さんを、二代目は呼び止めた。「桜井…!…死ぬなよ…」今生の別れになるやも知れない。だから、二代目の心からの願い。自分は守れる立場ではないのだから。桜井さんは何も言わず、タバコをくわえる。ライターを差し出す大ちゃん。タバコに火をつけ、ゆっくりと振り返った桜井さんは穏やかな笑顔を浮かべ「…どうかな。」と言い残し、去っていく。その後姿を見つめる二代目の表情が和らぐ。「…そうだな。」

かくして二代目の恋は破れたのか…!?以下、「真・雀鬼3」に続く!!