土地探し
土地探しを真剣に始めたのは、マイホーム購入を決意してから半年後だった。
とりあえずの希望は
以下のような条件
- 広さ50坪
- 坪単価35万
- 最寄駅2Km以内
- 南向き
- 間口10m以上
理想的には右図のようなレイアウト
日当たりのことを考えると、土地が狭いだけに南向きは譲れないという固い決意のもとに探した。
休日は、ハウスメーカや不動産屋から送られてきた土地情報を持って探索したが、南向きの土地というのは、まったくといっていいほど見つからない。
探すこと3ヶ月。
やっと見つけた一件目は、有名ハウスメーカの建築条件付きの土地だった。予算的にはギリギリセーフで、ほかの人にとられてはと思い、早速仮押さえをしてみた。
それから、2週間。その土地を購入した気になっていろいろと検討してみた。しかし、どうしても納得できない点が一つ。それは新規の宅地造成地なのだが、閑静な住宅街ではなく、閑散とした造成地ということだった。もし「人が集まらずに、このまま寂れたらどうしよう。」とか、知人に「そこまでして一戸建てにこだわらなくてもいいのに。」なんて言われそうでどうにも我慢がならない。やっと見つけた土地だっただけに名残惜しかったがキャンセルをした。
続いて見つけたのが、河川の土手の上にある新規開拓された宅地だ。
南道路の向こうは、川幅300mくらいの川が流れており見晴らしも最高。川が目の前にあると空気も新鮮に感じる。「これはいいぞ。」と意気込みヘーベルハウスの営業の方に土地を見てもらった。
営業さんがいろいろと調べてくれたところ、どうやら窪地を盛土して作った土地らしい。簡単に言うと地盤が軟弱だということだった。地質調査をしてみないとわからないが、おそらく土地改良に必要があるとのこと。
もともと予算いっぱいのところに持ってきて土地改良に数百万がかかると、土地は買ったものの家を建てるお金が無くなってしまう。結局ここも諦めた。
早速、それなりの物件が見つかった。(右図)
南側は駐車場で使用されているため、当面日当たりに関しては問題なさそうだ。
まずはご近所の環境を見るためにあたりを散策した。犬を散歩中のおじさんがいたので事情を説明して「どーですか。この辺の環境は?」って聞いてみると。「静かでいいとこだよ。ただねえこの辺りだけ土地が低いから大雨が降ると水がたまるんだよねぇ。」って
なるほど、よくよく見るとみんな家が道路から1mぐらい高台になっている。
その人の話では、ちょっと前の大雨の時は道路が50センチくらい冠水したらしい。車さえ逃げれば家はセーフといういことだ。「なるほどね.....」って訳がない。
よってここも没。
北向きでもいいとなると次から次へと候補がでてくる。
続いては、60坪の土地ながら坪単価が予算の7割ぐらいの土地た。(右図)
今までの経験から言って、安い土地はそれなりの理由がある。よってこの土地は下見にも行かず気にもかけていなかった。
紹介をもらって数日したときにヘーベルの営業の方から「どうでした?あの土地は?いいと思ったんですけど...」って電話があった。「えっ!そうなの?」ってことで、早速その日の深夜に車を飛ばして視察に行って来た。
感想は、「何が問題なんだろ?」悪く無い感じ。さすがに60坪あるとかなり広い。ちょっとだけワクワクしてきた。
とりあえず、昼間に見ることにしよう。
ということで、翌日の昼間に再度下見をした。
やっぱりいいじゃないですか。
この辺りまでくると、もうまともな土地は無いんじゃ無いかと気分になる。
あまり南向きにこだわり続けるのも現実的では無いのかと思い、北向きの土地も検討することとした。
何はともあれもう少し土地柄を調べる必要がある。役所などで調べてみるとやっかいな問題が浮上してきた。
なんでもこの辺りは地下に亜炭坑が掘られている可能性があるとのことだった。
すぐ近所ではないが、少し離れたところでは陥没もあったらしい。どうしよう?
しかし、値段も広さも満足な土地だ。
役所に確認したが、坑道がどこを通っているかは全くわからないらしい。ただし、亜炭坑が原因で陥没した場合は、国が現状復帰をしてくれると言うことだった。
亜炭坑が原因という表現はちょっと微妙ではあるが...
確かに亜炭坑は非常に大きなデメリットではあるがこの近辺に陥没が発生していないこともあり問題なしという判断を下した。
本格的な土地探しから四ヶ月。最初の希望とは違う結果となったが、予算より300万安く、かつ10坪広い土地を入手することができてかなり満足している。
そしてこの土地購入を機に予算的な問題もクリアをすることができ晴れて旭化成と請負契約が結ばれたのだった。
(2002年12月26日)