| 定価10万円のHFトランシーバ |
| (1)ファイナルが熱ダレしない
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同じ入門機クラスとして、IC-723を初めて購入したのが、15年前です。その後、IC-732,IC-760Pro、そして今は、IC-706MKUGです。 これ(IC-723)で、WPXに出ていると、半日くらいで熱ダレで人のほうが気分的に参ってしまいました。 IC-723だと、音は出ているようだが、まったく飛んでいないという感じが、冷えてもしていたものです。 三菱のMOSFETをプッシュプルにした、IC-7200の終段の強さは、IC-760Pro並ではなかろうか?IC-760Proのように、持ち上げられない大きい箱では無いので、デバイスの進歩なんでしょう。立ち上がりが良いというか、抜けが良いというか、とにかく小気味良いくらいに、安定しています。 巷にIC-7200の台数が増えたら、問題化する(うるさい)のではないかと思える強力なファイナルです。ちなみに、IC-7200はファンが回っても気がつかないくらい静かです。IC-706MKUGは、休憩を挟みたくなる程度のファンの音がします。 |
| (2)フィルター、ノイズリダクションなど、オプション不要
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標準DSP装備のおかげで、フィルター類の追加不要。周波数も高安定、音声ガイドあり。 一昔の10万円くらいのオプションが、最初からついているというもの。 DSPは、携帯電話や最近のテレビ、カメラで活躍しているデジタル信号処理に特化したプロセッサで、TIが御本家ですが、実際使われているのは、安くて速いアナログデバイセズが多いです。トランシーバにおいては、初段に使われ、その付加機能としてフィルターやノイズリダクションの機能を持っています。 フィルターなら、アナログと機能は一緒ですが、アナログIF部分をまるごとDSPに置き換えたノイズリダクションは、各トランシーバメーカーの力量の見せ所です。後付ではないので。 DSPの応用は、日進月歩なので、IC-7200においては、一世代前の高級機(名前は出さないけれど)よりも、明らかに復調が良い(聞こえるけれど聞き取れないということが無い)です。正面についたスピーカ(かなり特徴があり)の違いも、その組み合わせで「聞いて意味がわかるか」についての役割が大きいです。 初段がDSPの場合、フィルターは裾が狭くできるので、フィルタリングすると堅い音になりますが、今の7メガの現状では、皆がこうしたDSP搭載のトランシーバを使っているので、これを選り分けられる、IC-7200くらいのフロントエンドが必須です。使い手があるのは、フィルターボタン。ナローの時は、アナログフィルターよりも非常に良く切れ、再生音に「生」を感じさせないくらいの明瞭度があります。偶然広島のコンテストが行われていたのですが、午後になってここで空振りしている局を、拾うことができ、かつ拾ってもらえ(謎!音が割れてたかも)ました。こうした事が出来ないようだと、その上のDXなどは務まりません。本来のアナログ機、例えば、ノイズが気にならなければ、意外にIC-732(723では無い)+FL-××などでも、これが出来てしまうものです。本来はトランシーバの素の耳の良さのことですが、聴取を継続すると、ノイズを大音量で長時間聞くことになり、使っている人が難聴になるでしょう。これを難聴にならなくする(ワイドのときは、静寂かつ柔らかい)のが今の「静かな」DSP処理ということです。旧来のアナログ機、つまりはワイドのノイズリダクションが無いと、ノイズを聞きっぱなしになる時間がほとんどだからです。このノイズというのは、安い機種だと「天ぷらを揚げる音」、高い機種だと、聞いていて心地よいというのが、旧来のアナログ機です。 IC-7200は、パネルが上から見難いので、音声ガイドが付いているのは、見難いパネルを補い不幸(デザイン)中の幸い(実害のレベル)といえます。 高周波数安定、、はSSTVでもやらなければ、要らないかも。 オプションに相当する機能ではありませんが、テンキーで周波数が入力できるのは、良いです。音がどうのこうの聞き比べは、909Khz(NHKラジオ)を聞くのが一番分かりやすいですが、これを0.909とテンキー入力するだけなのは、とても楽なことです。ここらへんのダイアル操作が、アイコムの場合は、実に実戦的です。 |
| (3)USBのCI-V(周波数をパソコンに転送など)
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アドレスが新しいので、そのままのアドレスだと、今のところ既存のアプリケーションからは無視されるけれど、古いリグのアドレスに変更すれば、USBで繋ぐだけで既存ソフトがそのまま使えます。ハムログで使え(入力ウインドウに、周波数とモードが転記されます)てます。 オーディオ入出力(マイク/ACCコネクタ)も、USBに切り替えられるので、サウンドカード無しのSSTVや、それ以外のアプリケーションの出現も期待できます。 |
| (4)問題は、解決したのか?
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ALL JA(CWでしか、やりません)で、コールバックしても、とってもらえず、、が、頻発したのに対し、WPX CW Springで、聞こえたものは、北米の1局を除き、すべて交信できました。と、いっても、200年ぶりの太陽黒点の不活発とかで、大国としか、できていませんが、、 違いは、ゼロインが正確になること、送信帯域が狭いことではないかとおもいます。「どこらへん」でそう思うかというと、相手が、まってく気がつきもしない(ALL JA=以前のトランシーバ)のと、相手が録音を聞き返して、聞き取れる(WPX CW Spring)の違いからです(=こっちの電界強度のセンターが、相手の聞いてるところからズレちゃうのよね)。特にWPXの場合は、コンテストナンバーがこちらの交信局数なので、相手に完全に聞き取れなかったら、カウントできないので、送信の差は明白です。 では、IC-706MKUGと、IC-7200で、どれくらい違うのかというと、、どっちも20〜30局 なので、コンディションには、かなわないというのが本当です。 私のIC-706MKUGは、DSP無しなので、フィルター(FL-101)抜くと、耳が遠くなりそうなノイズを聞かされますが、それがIC-7200にはないので、無理なくIC-7200を薦める理由は、やはりコストパフォーマンスですか。 |