にゃんこい! 1〜12話

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ニャンコ01匹目「ブサイクな猫と呪われし高校生」

オレ……ねこ大好き!!!

 そんな今回のお話は…
 高校二年生で同じクラスの「水野楓」に恋心を抱く潤平は、猫地蔵を壊したことによってネコになる呪いを受けてしまう。
 飼い猫ニャムサスと寺にいるタマ(猫)から、「お猫様に良い行いをしないとネコになるよ」と聞かされた潤平は、アレルギーに苦しみながらも仕方なくお猫様に良い行いをするのだった。
 ネコになってアレルギー死。それを避けるべく、呪いを解くために猫に良い行いをするという潤平の不幸な非日常が始まるのだった。
 以上公式のあらすじ。

 でも飼ってはいないんだけどな。
 そんなネコ大好きフリスキーな私としましては、デブ猫ニャムサス目当てで見てみたわけなんですが、これがなかなか面白かった。
 今回のお話としては、ネコの呪いを受けたネコアレルギー野郎が、呪いを解くためにネコの助けになってやることになるのだが、記念すべき(?)最初の依頼は意中の女の子の間違ったネコ可愛がりをなんとかすることで、やんわり説得しようと思ったら、ニャムサスらの所為で怒鳴りつけてしまったような格好になってしまい、フラグをポキリと折ったと思いきや、翌日ネコ繋がりでちょっと仲良くなりました。って話。
 お話はネコの声が分かるようになったという以外はなんてことないラブコメなのだけれど、そのネコの声が分かるという一点だけで、随分変わった日常になるのが面白いし(まぁ、当然と言えば当然なのだが)、間に挟まれるネタがさりげなく笑いを誘ってくれて、爆笑するわけでもないがニヤリとしてしまう。
 特には主役の野郎の独り語りが妙に大袈裟であったりアホであったりで見ていて楽しい。
 依頼の犯人が意中の水野さんだと分かり、何とか説得しなくてはならなくなってからの展開が、客観視点ののほほんさと、野郎視点での大袈裟な危機的状況の差がバカっぽくて良い(笑)。

 まぁ、お話的には状況や設定などの説明しただけなので、感想としてはこんなもんですが、これからどうなっていくのかを期待していきたい。

今週のにゃんこ
 デブ猫ニャムサス目当てだったのですが、思っていたより中身が姉御肌すぎて、ちょっと気持ちが落ち着いてしまった。
 もっと理由なく太々しいのかと思ったのになー。
 ネコの作画はリアルな感じではなく、マンガ的なネコで描写されており、個人的な所では、もうちょっと本物のネコっぽさが欲しいような気がします。
 そんなこと言っておりますが、ニャムサスのビジュアルは可愛いと思います。
 ところで、OP、EDのクレジットを見ると「にゃんこマスター」なる役職(?)があるのですが、これってネコ作画担当ってことなのかしら?

 どーでもいーけど、学校のシーンで担任が「ホームルームはっじまっるよー」とか、「クラスの実行委員をバトルロワイヤルで……」とか言っており無駄にツボってしまった。
 文化祭実行委員をバトルロワイヤルで決めるなよ。

ニャンコ02匹目「その男 下僕?」

ヒロイン2登場なのですが……。

 そんな今回のお話は…
 常盤高校文化祭。どこのクラスも文化祭の準備で大忙しの中、呪いを解くべく早くも猫たちのいいなりになりつつある潤平は学校でも猫から依頼を頼まれる事に。
 俺の平穏な学校生活が…。そう悔やみつつも引き受ける潤平だったが、猫の依頼はなんと順平の幼馴染で、山姥ことマンバの住吉加奈子に『好き』と伝えることだった!
 しかも、加奈子に猫と会話をしている姿を見られてしまい…。どうする潤平!?
 以上公式のあらすじ。

 私としましては、あーゆー粗暴な女性はちょっとご遠慮願いたいと思うタイプだし、しかも今時マンバメイクって……なので、ヒロインとしてなんも思う所がねぇ。やっぱり水野さんみたいな可愛い女の子が良いです。
 そんな私の好みはどーでもいいとして、お話としてはラブコメとして良く出来ていたと思う。
 小学生の時にひょんなことからケンカ状態が続いている潤平と住吉加奈子は……という話で、まぁ、ベタな展開と言えばそうなのだけれど、このアニメの何が良いってテンポが良い。
 上手いことラブとコメを切り替え切り替えして、ぶっちゃけ、お話としてはどうということのない話なんだけど、その切り替えのテンポの良さで、トントントンとラブとコメが入れ替わる様子が気持ちよく見れるのがいいし、そのベタな展開を面白くしているように見える。
 ともすれば、これ系のお話は割とノッタリしてしまって、コメディ部分で笑えないことも多いが、その辺のストレスの無さは作り手のセンスなのだろうと思う。
 個人的難点を言えば、せっかくの「ネコの呪い」なのだから、お話の展開にもっとネコが絡んできてもいいとは思うが、まぁ、ヒロイン2の紹介を兼ねたお話でもあるので仕方ない所か。
 とまぁ、大して面白くもないお話ではあったのだが、結構楽しんで見ることが出来ました。
 願わくば、上記したようにネコがもっと絡んできてくれればと思います。

今週のにゃんこ
 特にネコたちが何かしらしたわけではないので何もないのだけど、ちょっと気になったことがあって、それは潤平がネコの言葉を聞いている時にネコの口は動かないんですよねー。
 遠目でヒロイン2が、その様子を見るカットでは潤平の言葉に「にゃーにゃー」と鳴き声を返していたのだから、口が動いていて欲しい所ではある。口が閉じているのに長々と喋っているのは、どうも変な感じがしてしまう。
 アニメは「動いてなんぼ」だろうと思っている自分としては、その辺ちょっとがんばっていただきたい感じです。


ニャンコ03匹目「キミの名は」

今回は割とのったり。

 そんな今回のお話は…
 まさか大学生がそんなことを!?
 文化祭から1週間が経った休日の日。
 道に迷った郵便配達員の女性「千鶴」と出会った潤平は仕方なく町内を案内することに。
 方向音痴でオッサン感覚!?逆セクハラ有りも!?
 なんだかよくわからないまま千鶴に振り回される順平に更なる追い討ちが。
 行く先々で猫たちから依頼を受けるわ、幼馴染と出くわすわ、ドタバタ町内を走り回ることに。
 しかも最後には千鶴からハグをされているところを水野に見られてしまい…。どうする潤平!?
 以上公式のあらすじ。

 お話としましてはヒロイン3の望月千鶴の紹介と、潤平が惚れている水野さんとの出会い(回想)って感じ。
 Aパートが方向音痴でセクハラオヤジ系の女子大生「千鶴」との話がメインで、郵便配達のバイトをしていながら、極度の方向音痴の彼女を手伝うはめになったのだが、それを知った地域のネコさん達が潤平にお願いをしてきて……という話。
 ヒロイン3に関しては、特にどうという所は無いなぁ。
 まぁ、おっぱいが大きくて年上好きな人はいいかも分かりませんが、個人的には全く興味ないのでどーでもいーや。
 でもお話としては、方向音痴の千鶴を手伝いながら、ネコのお願いを聞いて回るという、この物語のあるべき姿をちゃんとやっていると言う点で良かった。ネコが絡まないとただのラブコメになっちゃうからなー。

 私としましては、Bパートからの水野さんとの出会いの事を描く回想のほうが興味深かった。
 というか、「なぜ潤平が彼女に惚れているのか」という事をしっかりとここで説明した事が良かったし、水野さんは劇中の一般的にも可愛い部類に入る事も説明したのは良かった。
 これで潤平が早い事なんとかせねばならない、という設定をここで示しておけば、彼が悠長に構えていられない理由になりますしね。まぁ、ちょっと展開的には説明的すぎた感はありましたが。
 それにしても、前回のヒロイン2といい、今回のヒロイン3といい、潤平は水野さんとのフラグをバキバキに折ってしまうようなイベント続きで、正直どうがんばっても上手くいきそうも無いんですが、水野さんは潤平に気があるご様子で、それを今回の回想で説明しているという所も上手く作ってあると言えます。
 しかし回想シーンで、木から落ちた水野さんを助けようとするシーンで、見事に着地した彼女の下敷きになってしまった潤平は、少なくとも内臓破裂してもおかしくないような状況ですよね(笑)。
 そこで見事な着地ポーズを決めながら顔が青くなっている水野さんの「やっちまった」な顔で思わず笑ってしまいました。
 と、今回はそんなくらいでノッタリとした感じであったなー。
 その分なのかどうかは知らないが、次回はいい感じにドタバタしそうで面白そうなので次回に期待だ。

今週のにゃんこ
 ネコがどうこうというわけではないのですが、お願いのひとつで、飼ってもらっている少女が誕生日で……という願いで、お誕生日おめでとうカードを作ってあげて届けてやるっていうのが印象に残りまして、小さい子はこーゆーの喜ぶだろうなーと思ったよ。いや、ただそれだけなんですけどね。


ニャンコ04匹目「美しい人」

わはは。バカだなぁ(笑)。
ナイスハイテンションドタバタ。

 そんな今回のお話は…
 まさか!新たな恋敵(ライバル)が!?
 学校で初めてラブレターをもらってしまった潤平。
 このラブレターはもしや水野!?と期待を膨らせるも中身はなんと潤平に決闘を申し込む果たし状(ブラフ)だった。
 『水野楓を賭けて勝負だ!』そう言って決闘を申し入れてきたのはなんと、水野と同じ陸上部の一之瀬凪先輩だった。
 しかも何やら先輩の家は極道らしく、水野を賭けた勝負の筈がとんでもない事態に!
 猫もいるわ、極道もいるわ、果たして潤平の運命は!?
 以上公式のあらすじ。

 内容はお家が生極(生の極道の意)のヒロイン4に潤平が惚れられるという話。
 ってゆーか、ヒロイン4である一ノ瀬凪って女だったのかよ!フツーに男だと思っていたよ!
 まぁ、そんな私の潤平みたいなリアクションはともかく、お話としましては、冒頭書いたようにナイスハイテンションドタバタが繰り広げられ、「バカだなぁ(笑)」などと良い意味で思いつつ、楽しく見させていただきました。
 内容的には上記「潤平が惚れられる」ってだけのお話なんですけど、そこへ行き着くまでの一ノ瀬凪のハイテンションに、潤平が巻き込まれつつとるリアクションが絶妙にテンポが良く、最近よくあるオタク的小ネタの応酬で笑いを誘おうとしてスベっているのと違い、とてもおもしろい。
 やはり何が良いって絶妙なテンポで、漫才がボケとツッコミで成り立っているように、このアニメもそういう流れなのだが、ボケがボケっぱなしでは笑えないように、ツッコミは重要な立ち位置で、これ如何んで笑いが変わってくると思うのだけど、このアニメのツッコミ役である潤平は、見事なタイミングのツッコミとリアクションで楽しませてくれる。
 特に今回は、一ノ瀬凪がその特異なキャラクター性で見事なボケをかましており、潤平が本領を発揮しているのがいいな。

 褒めてばっかりだとなんなので、気になった所を挙げると、一ノ瀬凪が潤平に惚れてしまうのはいいとしても、もっと後でも良かったんじゃないかなーと思う。
 せっかくの見事なボケキャラなので、ここで一段落ではちょっともったいないような気がします。
 それとガチ百合な方であった方が、今回のようなドタバタをもうちょっと引っぱれて良いような気もしますけどねぇ。
 それに伴ってですが、まぁ、仕方ないんですけど、順調に潤平のハーレム状態になっているのが気にかかって、どうせなら、一ノ瀬凪がガチ百合な方で変な潤平のライバルになっていれば、ちょっとしたアクセントになって面白かったかなーと思います。
 どーでもいーけど、メインヒロインである水野さんは、まだヒロイン全員が出切ってないからってのもあるけど、あんまりぱっとした出番がないですな。可愛くてお気に入りなんですけどねー。

今週のにゃんこ
 雄なのにジョセフィーヌというゴージャスなネコくらいしか出てこなかったけども、お話として、ヒロイン4に惚れられるという話の中で、ちゃんとネコのお願いを入れてきている。
 まぁ、ネコアレルギーでネコ嫌いがネコのお願いを聞かなくてはならない、ってのがお話のベースなので当たり前なんですけど、ちゃんとそこを忘れないようにお話を考えてあるってのが良いですな。
 個人的にネコ好きなので、もっともっとお話にネコが絡んで欲しいんですけどねー。


ニャンコ05匹目「四角関係の刻(タイムズ・スクエア)」

ネコ絡まないとフツーのラブコメ過ぎるな。
それはともかく、水野さん可愛い。

 そんな今回のお話は…
 水野とデート!?こんなことって…。
 今日は水野と遊園地。これって二人っきりのデート!?
 のはずもなく、がっくりと項垂れる潤平。
 凪先輩から水野を誘って遊園地で白黒つけようと誘いを受けた潤平だったが、加奈子に見つかってしまい、なぜか潤平、水野、凪、加奈子のダブルデート!?的な状態に。
 苦悩しつつも凪先輩の協力もあってなんとか水野と良い雰囲気になりつつある中、水野もまた先輩から言われた一言が気になって、少しずつ潤平を意識し始めるのだった。
 以上公式のあらすじ。

 お話はひょんな事から潤平・水野さん・ヒロイン2、4と遊園地行くという話。
 なんだけど、ヒロイン4が水野さんに、潤平があなたに気があるよと言ってしまうのがポイント。
 いままで潤平がなんやかんやで、水野さんとのフラグをバキバキに折りまくっていたのだが、おかげで潤平が単なる「いい人」から「気になる人」にクラスチェンジしたのですが、
 ラストで謎のツインテ少女が出てきて、また波乱の予感という所で引っぱった。
 まぁ、お話の内容としましてはそんなもので、冒頭書いたようにフツーにラブコメしていただけであった。
 この物語は、潤平が受けたネコの呪いによって、上手くいったりいかなかったり(いかない方が多いわけだが)するのが面白いわけで、ネコが絡まないと、すごくなんて事のないラブコメになってしまうなぁ。
 今回の見所としては、水野さんが愛らしい、くらいなもんである。

今週のにゃんこ
 そんなわけで、ネコが全然出てこない。
 でも、ラストでツインテ少女と一緒に黒猫が出てきたので以降期待だ。
 黒猫好きなんです。かわいいよねー黒猫。ポワワ。


ニャンコ06匹目「ミルク&ビター&シュガー&スパイス

「女とトラブった時は男から折れろ」試験に出るそうです。(潤平のクラスの担任談)

 そんな今回のお話は…
 まさか呪いがバレた!?新たな女の子も登場して…。
 ツインテールの女の子から突如呪いについて指摘された潤平。
 バレた!?でもどうして?わけもわからずその場を立ち去る潤平だったが、次の日その女の子から話があると言われお寺に行くことに。
 しかしそこで順平を待っていたのは二人のツインテールの女の子「桐島朱莉」だった。
 「桐島朱莉」が二人!?どうなってるの!?とりあえず話を聞く潤平だったが、自体はあらぬ方向へと進むことに…。
 波乱の予感!?どうなる潤平!
 以上公式のあらすじ。

 お話は前回のラストから登場のツインテ少女(達)の紹介と、彼女らの飼っている黒猫のお願いを聞く話。
 ヒロイン5、6はツンデレ霊感少女と不幸大好き電波少女の双子で、Aパートでその紹介をした。
 だけで、特にどうこうという所はないな。やっぱり水野さんの方が可愛いし。
 それよりもBパートからの流れの方が面白かった。
 まぁ、笑い所としては第1話と同じなのだけど、タマとノワールがケンカしだして水野さんの声とかぶってきた辺りから、「ああ、またやっちまうんだろうなぁ、潤平」と分かってはいたものの、ダチョウ倶楽部の「おでん」や「絶対押すなよ」的な、お約束は見ていて安定感があり良いな。
 それに、やはりネコ地蔵の呪いでネコの願いを聞かなくてはならず……というのがポイントなので、ツインテツインズの紹介と同等に、ネコのお願いに尺を使って、それによって潤平が不幸な目に遭う流れは、ちゃんとこの物語の本分をしているという点でも良いですな。
 とまぁ、お話としてはそんなもんです。

今週のにゃんこ
 黒猫のノワールが可愛かったなぁポワワ('∇'*) 好きなんです、黒猫が。
 またネコらしく(?)ツンデレなのがさらにいい。ネコはやっぱりこうでなくてはいかんな。
 さて、劇中あったように、よく考えてみればタマは三毛猫の雄なのだな。
 三毛猫の雄は本当に珍しく、通常の交配では三毛猫の雄は生まれることはなく、クラインフェルター症候群と呼ばれる染色体異常やモザイクの場合のみで、クラインフェルター症候群の雄の出生率は3万分の1だとか。
 染色体異常の場合は通常繁殖能力を持たないが、モザイクの場合は生殖能力を持つことがあるけれど、繁殖能力のある雄の三毛猫が交配しても、雄の三毛猫の子猫が生まれる確率は変わらないので、住職のタマの可愛がりぶりは、ネコ好きからすれば当然と言えば当然である。
 ちなみに私が小学生の頃、「三毛猫の雄を捕まえると100万円もらえる」なんて噂がありまして、友達と野良猫探ししたのは今となっては良い思い出です(笑)。


ニャンコ07匹目「暗くなるまで待って」

よく自重したと思う。

 そんな今回のお話は…
 修学旅行、新たな波乱の幕開け!? 
 今日から楽しい修学旅行!…のはずが潤平にとっては苦悩の旅行に。
 タマの依頼で東京から京都へ猫を送り届けた潤平だったが、事あることか、京都でも猫助けをする羽目に。
 うんざりする潤平だったが、なんとそんな潤平に猫の恩返しが待っていた!
 「そっちの隙間からよく見えるよ、女湯」
 なんという誘惑の声!!!だが覗こうした矢先、あろうことかその壁が壊れてしまい女湯へと投げ出される羽目に…。
 どうする潤平…。
 以上公式のあらすじ。

 途中で出てくるバス運転手を見て分かるように、絵コンテと演出が悪名高きワタナベシンイチだったわけですが、とりあえずおかしなことにならず安心したよ。
 と、いうことでお話は、あらすじ通り京都へ修学旅行へ行ったけど、送り届けたネコが潤平のことを言いふらし、京都でもネコのお願いを聞くことに……というお話。
 まぁぶっちゃけ、舞台が京都に変わったってだけで、やってることはいつもと同じなのだけれど、男子の妙なハイテンションだったり、女風呂のぞきであったりの、旅行ならではのドタバタ劇は見ていて面白かった。
 個人的には、修学旅行というイベントにも、しっかりと本筋であるネコを絡めて、このアニメの本分である所の、ネコの呪いとラブコメがしっかり融合している脚本を褒めたい。
 修学旅行の楽しさに、ネコとのトラブルが上手くミックスされており、上手いこと関連したイベントを作っているのが上手いし、主要キャラ全員を無理なく出しているのも見事で、「にゃんこい!」らしいドタバタにゃんこラブコメになっていて楽しく見ることが出来ました。
 このアニメは特にこれという目を見張る所はないんだけど、嫌味がなく良い意味でフツーで見ていて楽しいな。
 まぁ、こんなことをしている身としては、なかなか書くことが思いつかないのが少々つらいが(笑)。いや、それは褒めるためのボキャブラリーが少ないからなのだが(苦笑)。
 どーでもいーけど、よくBGMでかかる猫踏んじゃったのアレンジが好きだ。EDクレジットにある挿入歌「猫呼んじゃった」はこれのことか?

今週のにゃんこ
 清水寺で出てきて、女風呂の覗き穴を教えてくれた茶トラの子猫の愛らしさがたまんない!(´д`;)ハァハァ
 今回はよく猫が出てきてネコ好きとしても楽しみました。
 どーでもいーけど、無類のネコ好きとしてみたら、猫とお話しできるんならネコの呪い大歓迎だよねー。
 オレなら猫のお願いを叶えては壊し、叶えては壊しするよ。


ニャンコ08匹目「炎の個人教授ランナー」

高坂家のお父さんは帰ってこないそうです。(アイキャッチより)

 そんな今回のお話は…
 仕方ないのよ。お年頃なんだもの!
 帰宅早々に桐島姉妹と猫たちから依頼を頼まれる潤平。
 今回の依頼はミッチーこと軟弱な猫をスズメが獲れるように鍛えることだった。
 仕方なくミッチーを連れて土手で特訓をする潤平だったが、途中水野と凪先輩と出くわしなぜか陸上部に仮入部するはめに。
 翌日、水野と一緒に陸上部で楽しい時間を過ごす潤平だったがミッチーとの約束を忘れてしまい、手痛い仕返しを受けることにしかもその仕返しが飛んでもない事態を引き起こし…
 以上公式のあらすじ。

 今回もフツーに楽しみました。フツーに面白いの意です。
 ちゃんとヒロイン全員出てくるし、猫関係もちゃんとやっているしで言う事無しですな。
 それにしてもだ、いくら誤解とは言え、ブラジャーが鞄の中に入っていたら、普通は完全にアウトのような気がしますけどねぇ、猫が持っていったと言う目撃証言も確証に足り得ないと思うし。
 さて、それはそれとして、今回のお話としては、まぁ、いつもと言っている事が同じになってしまうんですが、好きなメス猫に気に入られたい貧弱なボウヤな猫を鍛える事になった潤平は……という話で、この物語の核である「困っている猫助ける」が、対人間のドタバタをしっかりと織りなしており、ちゃんとドタバタ猫ラブコメを演じているのが相変わらず良い。
 無理がありそうな所と言えば、上記のおそらく完全アウトだろうという事くらいで、それもまぁ、「水野さんは優しいしな」で済ませられる流れになっているのも上手い。
 ホントこの物語は、ネコがいなければなんて事のないお話ばっかりなんだけど、ネコを上手く使っておもしろおかしくしてあるよなぁ。これももう何回も言ってますが(笑)。

 今回ちょっと気になった事がありまして、お気に入りの水野さんなんですが、いつだったかの棒高跳びや、回想での木から落ちた時の着地などで、運動神経の良い所を見せておりましたが、今回はテニスにバスケにバレーボール卓球水泳、そして柔道と助っ人をしており、運動神経良いどころのお話ではなく、かなりのスポーツ万能ってゆーか天才ですよね。
 あんなに可愛いのにスポーツ少女……いいなぁ。ポワワ。

今週のにゃんこ
 貧弱なボウヤなネコは出てきましたけど、あんまり可愛げがないなぁ。
 お気に入りのノワール出てきたけどちょい役だったし。

 どーでもいーけど、次回はラブコメにはなくてなならない水着回です。イヤッホ〜イ!
 さぁ皆さんご一緒に!( ゚∀゚)o彡゜み・ず・ぎ!み・ず・ぎ!


ニャンコ09匹目「ガールズ・イン・ザ・ウォーター」

( ゚∀゚)o彡゜み・ず・ぎ!み・ず・ぎ!
いやぁ、俺も水着の良さが解る歳になりました。

 そんな今回のお話は…
 プールだ!水着だ!ハプニング!?二学期期末試験前。
 今日はみんなで勉強会…のはずが何故か集合した場所は遊園プール!?
 あっけにとられる潤平と水野をよそに(尻目に)はしゃぐ加奈子と晴彦。
 仕方なく気分転換として楽しむ事にした潤平だったがそこへ桐島姉妹、それに凪先輩まで登場してなんとも慌しい状況に。
 (桐島姉妹にビンタされては寄り添われ、凪先輩は加奈子の胸を揉んで騒ぎたてるわと)いろいろなハプニングが起こる中、はずみ(アクシデント)で水野の胸を触ってしまう潤平…。
 幸せいっぱい、鼻血もいっぱい、どうなる潤平!?
 以上公式のあらすじ。

 そんなわけで、Aパートで水着、Bパートで風邪引いてしまった潤平を看病し、自分の恋心に気付くヒロイン2というお話。
 まぁね、水野さん大好きな自分としては、正直ヒロイン2とかどーでもいいわ。水野さん出せよ!
 というわけで俺的に、Bパートがホントどーでもいい。いや、だってくっつかねぇんだろ?どうせ。
 そういう事で、今回私としては水着!なのですよ。いいよね水着。
 特にビキニとか言うヤツの布面積は下着と大差ないわけで、縫い合わせても50cm四方くらいしかないそれを、着用する女性が何の躊躇なく着て見せてくれるってのがなんかみょーにエロい。
 昔は水着なんて何とも思っておりませんでしたが、ここ数年でその魅力に気付いたわけですよ。で、お気に入りの水野さんがビキニでなかったのが残念でならない。
 がしかし、水着回でのお約束、水着の上がポロリ!をやってくれたのがヒロイン5である桐島朱莉である。
 地球にやさしいお胸が良いのもさることながら、何が良いって背中ですよ!お・背・な。
 この世のありとあらゆる森羅万象の中で最も美しいのは女体である。(俺談)と信じで疑わないわたくしと致しましては、あのお背ながたまらんのですよ。
 二次元に限らず、三次元であってもだ、美しい女性の背中のなんと美しい事か。
 肩甲骨と背中のライン、そして脇から臀部にかけてのしなやかなシルエット、おお、正に神の作りたもう造形。
 やはり女体は美しいな。野郎なぞこの世にいらんわ、マジで。女の子同士で子供産めれば良いのに。
 なに?お話の感想書いてない?……それが何か?(いつもと書く事同じだから今回くらいはこれでいーんだよ!)

 どーでもいーけど、生極(生の極道の意)の皆さん、彫り物背負ってないんですね。
 それからヒロイン3はなにげに皆勤賞だな。

今週のにゃんこ
 今回は可愛いにゃんこがでなかったなー。京都のあの子猫よもう一度。
 次回はお気に入りのノワール(黒猫)がたくさん出番ありそげなのでちょいと期待だ。


ニャンコ10匹目「或る夜の出来事」

結構どーでもいー話だな。

 そんな今回のお話は…
 桐島姉妹は退魔師!?二学期期末試験。
 潤平と晴彦と晃太の3人は赤点を取ってしまった加奈子の補習を手伝うために、水野や凪先輩と一緒にお寺にいる桐島姉妹に会いに行くことに。
 補習内容が町の郷土史について調べることだったため、桐島姉妹に町を案内してもらう潤平たちだったが、途中商店街で見つけた招き猫の置物に加奈子が悪戯をしてしまう。
 それを見た桐島姉妹は只ならぬ雰囲気ですぐさまお払いを行うのだった。
 普通じゃない感じに潤平は何やら嫌な予感を感じて…。
 以上公式のあらすじ。

 なんでか知らんが、ヒロイン5、6が悪霊退散的なことをするお話。原作にある話なのかどうかは知らんが、これ必要ですかね?
 今ひとつテンポ悪いし、なによりネコが出てこないんだもんなぁ。
 代わりに招き猫像の魔物では全然可愛くないし。お気に入りの水野さんは前々出番ないし。
 髪飾りは何故か全然可愛くないし、潤平のリアクションも今ひとつだし。
 と、いうわけで、特に書く事ないんですけどどーしよう。

今週のにゃんこ
 ヒロイン5、6メインなのにノワールの出番がちょっとしかないのはいかがなモノかと。
 ネコの呪いが話の核なんだから、もっとネコを推せよ。


ニャンコ11匹目「フレンズ」

ヒロイン2ルートかと思いきや……。

 そんな今回のお話は…
 告白!?デート!?プレゼント!?
 終業式を迎え休みに入った潤平はなんとか呪いの進行を食い止めようと猫地蔵の修理代をバイトで稼いで寄付をしようする。
 そんな中、加奈子は潤平がバイトしているのは、クリスマスプレゼントと一緒に、楓に告白するためじゃないかと勘違いをしてしまい、潤平への想いからその場の勢いで映画へ誘ってしまう。
 潤平と一緒に映画に向かう途中、楓に対し罪悪感を感じた加奈子は、潤平への気持ちに整理をつけようとするのだが…。
 以上公式のあらすじ。

 ……サブタイ通りであった。まぁ、順当ではあるが。
 さて、お話は、猫地蔵が壊れているのが住職にも発覚し、地蔵が随分怒っていて呪いが進行し、猫舌になってしまった潤平は、せめて誠意を示そうと、郵便配達のバイトで少しでも寄進しようとするが、ヒロイン2とデートやらなんやらしているうちに、ネコミミ生えてきた。ってところで引っぱった。
 そんなわけで、今回はヒロイン2こと加奈子とデートし、すわ可南子ルートか!?と思わせておいて、ヒロイン2が自己完結で今は友達で良いとしてしまうお話だったわけで、水野さん好きとしましては、ちょっとホッとしたのですが、でも水野さんってヒロイン2と違って、あんまりこれまでフラグっぽいのが立ってないんですよねぇ。むしろフラグっぽいのはヒロイン2の方がたくさん立っているんだから困る。
 水野さんはむしろネコの呪い関係で唯一何となく感づいているので、次回最終回はその辺でなんかなるんでしょう。
 ってゆーか、水野さんはメインヒロインなのに、全然メインヒロインらしい出番がなかったような気がするのは気のせいだろうか。

 さて、今回としましては、やっぱりというかなんというか、猫が深く係ってこないとただのラブコメ過ぎて、特にどうという事はないよなぁ。
 メインヒロインで潤平が惚れているのが水野さんである以上、ヒロイン2がデートした所で何か変わる事もないし。
 とは言え、ネコが関わってのドタバタコメディと、たくさんいるヒロイン達とのラブコメのバランスは難しく、どっちかによれば、当然そのどっちかに偏ってしまうわけでで、落としどころに苦心しますな。
 ヒロインがいるんだから使わないと意味ないし、そっちに比重置くとせっかくのネコの呪いという大前提が薄れるし、これはなかなかにっちもさっちもどうにもブルドック、わん!なのですが、このアニメはそれでもがんばっているような気がします。
 次回、最終回でどうオチをつけるかが楽しみ。なんだけど、水野さんはちゃんと何かしらあるのかしらねー?

 どーでもいーけど、今回は妹ちゃんが印象に残って、潤平がヒロイン2からもらったニャムサス人形を探して部屋をうるさくするシーンで、妹ちゃんは勉強していたのかと思いきや、潤平の部屋に入ってきて開口一番「パラパラマンガがよれたでしょ!」ですよ(笑)。
 そして自分の部屋を物色している潤平に「Hな本ですか?(ニヤリ)」とか言うのだからいい性格をしている(笑)。
 そら兄も妹の将来を心配するというモノだ。


ニャンコ12匹目「天国は待ってくれる?」

本当の呪いはこれからだっ!……ってことになるのかな?

 そんな今回のお話は…
 最終回!秒読み開始!死へのカウントダウン!?
 呪いの進行が進み、ついに猫の耳まで生えてきてしまった潤平。
 桐島姉妹に助けてもらいなんとかお札で呪いの進行を一時的に止めることに成功したものの、事態は一刻を争う状態に。
 悪化の原因である水野の呪いについての疑いを解くために作戦を立てる潤平と桐島姉妹であったが、その水野の前でお札の付いた帽子を取られてしまい猫耳を晒してしまうことに。
 ここまでか!?もう逃げられない状況に、ついに潤平は…
 以上公式のあらすじ。

 水野さんにネコの呪いを知られてしまったため、ネコになってしまった潤平だが、なんだかんだで誤摩化せて元に戻ったぜっ!まだ呪われてるけどな。みたいなお話で、水野さんとなんかいい雰囲気になるわけでもなく、ヒロインの中で誰かを選ぶわけでもなく、ネコの呪いが解けるわけでもなく、いつも通り一騒動あっていつも通りに戻ったという感じ。
 展開的には呪いが急激に進行して、ネコになってしまった潤平だが、第1話での初めてのネコ騒動の舞台の公園で、今まで助けたネコ達のおかげでとりあえず元に戻る所は、さりげなくこれまでこのとを集約していて上手い。
 それ以外でいうと、まぁいつも通りでネコと呪い関係でドタバタコメディで、ちゃんとこのアニメらしい事を最後までやりきったという印象。というわけで以下、全体的な感想を。

 ネコと呪いとヒロイン達を交えたドタバタに小ネタを挟むコメディは、大爆笑するようなものではないし、途中どーでもいーお話とかもあったけれども、しっかりネコラブコメディしていて感心。なんだかんだで楽しく見させていただきました。
 よくあるラブコメに、ネコの呪いというポイントを付加して、一風変わったコメディになっていたのではないでしょうか。
 個人的には、メインヒロインの水野さんより、幼馴染みのヒロイン2の方が推されていて、お気に入りの水野さんがそれほど関わってこなかったのが残念。彼女はもっと中心に据えても良いような気がします。自分の趣味を差し引いても。
 物語的に、なにか世界を揺るがす大事件とかが起こるわけでもなく、惚れたはれたで一悶着あるわけでもないしで、まぁ、簡単に言ってしまうとゆる〜い感じなだから、どっしり構えて見るよりかは、時間がある時にかるーく見てみると結構楽しめるんじゃないでしょうか。
 個人的には、所々で入る小ネタが効いていて楽しませてもらいましたよ。
 ホント、軽く見れる感じで嫌味もなく、名作傑作というよりかは、良作って感じです。

 さて、いつも最後にある「今日のニャンコマ」で、二期が決定とか言っていましたけどホントですかね?
 アイキャッチでは二期は無いと言っていたしで、真偽が定かではないのですが、二期があるとしたらうれしいなぁ。


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