ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ

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記念すべきオールスターズ第1作は、上映時間たった5分30秒である。

 お話の内容としては全く無く、なんかおめかししてスタジアムへ来るプリキュアの皆さん。会場へ入ってみると何故か誰もおらず、謎の敵が襲ってくるのでみんなでやっつけ、その後に何故かプリキュアの皆さんがスタジアムのステージで歌って躍るという「ちょ〜短編」らしい内容。
 この作品はYes! プリキュア5GOGO!の映画である「お菓子の国のハッピーバースディ」の前に上映された物で、上記したように上映時間はたった5分30秒で、出てくるプリキュアはMaxHeartの三人、Splash☆Starのふたり、Yes! プリキュア5GOGO!の六人だ。
 このたった5分30秒だが、本編である「お菓子の国のハッピーバースディ」より見所があり、当時私はこれが見たくて劇場にニ度も足を運んだ。
 話の内容の無い5分になんで3,600円も出したのかと言うと、やはりプリキュアらしいアクションが素晴らしかったからだ。  戦闘時間は2分少々であるが、決め技を出す部分を除いたアクションシーンとすれば1分少々だ。だが当時それを劇場で見た私は本当に鳥肌がたったくらいゾクゾクくるカッコいいアクションで、観賞後どうしてもまた見たくなり後日また足を運んだ次第だ。
 初代は残念ながら決め技以外の固有技がなく、アクションも以前のいい所を使った所も多かったが、Splash☆Starの本編作中に無くやって欲しかった二段変身、プリキュア5の固有技を次々と決めていく様のなんとカッコいいことか。
 ただ綺麗に動いているわけではなく、おそらく動画枚数的にはそう多くはないであろうが、どう動かすのか、それをどうカッコよく見せるのかがよく考えられており、非常に凝った作りになっている。
 今は昔の話になった「プリキュアと言えば戦闘」がここに生きていると言っても過言ではないだろう。
 これからのプリキュアも、これを毎回やれとは言わないが、たまにはこんな感じの戦闘をやっていただきたいものだ。

 戦闘が終わった後の歌って躍る「ドリームライブ」は三作のOPをメドレーで歌って躍る。
 今となってはフルポリゴンのプリキュアがモーションキャプチャーで綺麗に躍ってくれるが、この時点では一切CGは使われておらず、ダンスとしては今ひとつ微妙な感じではあるものの、総勢11人をがんばって描いて躍らせてはいる。
 デパートのゲームコーナーなどにあったゲーム「GOGOドリームライブ」で遊べなかった大きいお友達としては、おめかししたプリキュアの皆さんが歌って躍ってくれるのだから、当時としてはちょっとした感動でありました。
 まぁ、この歌って躍るという事では、「映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光 レインボージュエルを守れ!」の方が、綺麗なポリゴンのプリキュアがMaxHeartからハートキャッチプリキュア!までのメドレーを見事なダンスで見せてくれるのでそちらを見た方がいいだろう。

 ともあれ、この「ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ」の上記したアクションシーンの素晴らしさを是非一度見ていただきたい。
 作画監督も川村敏江さんなので、プリキュアの皆さんがとても美人なのも個人的には良いです(笑)。
 まぁただ、もれなく「お菓子の国のハッピーバースディ」がついてきますので、そちらは見ても見なくても(ごにょごにょ)。


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