ふたりはプリキュアMax Heart 40〜47話+総評

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第40話 『ふたりは最高! 全開バリバリなぎさと亮太!!』
久々になぎさの弟、亮太メイン(?)の話。
なぎさのいいお姉さんっぷりを発揮しててよかったんだけど、
ホントにあと10週程度で終わるんだろうか。
話が終息に向かっていく気配が全く感じられないのだが。
まあ、無印の時も残り5回くらいで一気に終わらせてたような気がするので別にいっか。

お話の方は上記の通りなので放っておいて、戦闘の方はというと、
ひかりんがビブリスに怯えて動けなくなるってゆう、かわいいってゆーかなんてゆーか、
なんかもういっそ俺がひかりんの盾になってやるぅ!みたいなシーンが最高でしたよ。
「あわわ…」と怯えて立ち竦んでいるひかりんが小動物みたいでかわいいのですよ。
ついでにバルデスがルミナスがクィーンの命であるということをいってましたね。闇の連中にばれちゃいました。
ともかく今回はいつものパターンではなく、ザケンナーもマーブルスクリューも出ずに戦闘終了。
もっと迫力ある戦闘みたいなぁ。話の方もなんかどーでもいいような話が続いてるし。むう。

今回もまたみてねはお休みで映画の告知でした。


第41話 『気迫で渡せ! ちょこっと勇気のプレゼント!!』
すっげー!なにこのクオリティの高さ!
間違いなく今回はMax Heart全話でベスト5に入る出来だったと思います。
作画はもちろんのこと、話の構成や細かい演出に至るまでとてもよくできていました。
話は藤Pの誕生日話だったのだけれど、上手くなぎさの恋心をプリキュアらしく、そしてなぎさらしくコミカルに描いていました。
困っている人を放っておけないなぎさのいいところもしっかり見せて、
いいことすると自分に返ってくるという教訓を、メインターゲットにしっかり見せる演出も忘れなてない。
またほのかとの夫婦のような会話や友情、ひかりの悩みなども上手く盛り込んで30分飽きさせない話の作り方が見事でした。

そして戦闘もスピーディでありながらしっかり魅せるいい動きをしていました。
戦闘時の細かい演出も見事で、空中でお互いの手を押し合って方向転換するプリキュアや、
街灯から鉄塔に飛び移っていくキュアブラックの動きは秀逸。
そしてエキストリームルミナリオバンクの直前に、バンク直後と重なるような構図を取っていたりと、
細かいところまでしっかりと作ってある近頃なかったとても素晴らしい戦闘でした。

最後はキザだが嫌みのない藤P先輩に上手くプレゼントを渡すことができ、冒頭からさんざ苦労した甲斐があったというものです。
こういう作りだと見ているこっちもカルタシスを得られますよね。
そしていい一枚絵でエンド。いやープリキュアっていいアニメだなーと思いましたよ。

最後に気になったのはもう41話ということもあって話的に佳境に入り、
クィーンの復活に伴うひかりという存在のあり方の謎を残して行くところも心憎い演出です。
特に私のようなひかりん大好きな人たちにとっては終わりが近づくにつれ
クィーン復活と共にひかりんが消えてしまうんじゃないかと戦々恐々としてるんですが、
このアニメのことなんできっと幸せになってくれると信じています。
と、めずらしく大絶賛しちゃいました。

いや今回は本当に素晴らしい出来でした。拍手を送りたいと思います。パチパチ。
しかしその今回の反動か、次回予告見てかなりぐんにょりしましたが…('A`)
今回のまた見てねもお休みで映画の告知。
もう映画も公開したんで来週は久しぶりにまたみてねが見れそう。


第42話 『銀盤の恋人たち? 滑って転んで大ピンチ!』
なんだコレ(´Д`;)
先週のクオリティはどこに行ってしまったんでしょうか。
正直なところとても退屈してしまいました。
シナリオは薄っぺらく、作画も全編通して崩れ気味で、
動きを顔のアップで隠したりと全くいいところがなかったです。
一番不満なのはやっぱりシナリオで、先週と似たような藤P先輩からみの話なのにこうも差が出るものなのかと思ったですよ。
先週はただ誕生日のプレゼントを渡すだけの話だったのに対して
今週はもっと突っ込んだ話だったんだからもっとおもしろい話が作れそうなもんだけどなぁ。
戦闘も動きがモッサリしていて見どころがさっぱりありませんでした。
先週のようなヤツを毎週やれとは言わないのでもちっとマシなものを作って頂きたいものです。

今回のまたみてねも映画のCM。いつになったら戻るんでしょうか。


第43話 『 最後の冬休み! 特別授業だザケンナー!? 』
なぎほのももうすぐ卒業ということもあって、ラクロス部キャプテン・科学部部長も後輩へ引継。
キャプテンを引き継いだマキとの会話など見ると「なぎさも成長したなぁ」などとしみじみ思ってしまうな。
科学部部長は今まで見たことのない子だったので、いまひとつ盛り上がりに欠けましたが。
どうせなら一悶着あった野々宮ちゃんにすれば良かったのに。

それとは別にひかりんの方は冷蔵庫開けたらドツクゾーンが見えたりと終局に向かいつつあります。
しかしあと7、8回程度でこの辺の話の収拾はつくのかしらん。
最後にドタバタで決着つけちゃうのだけは勘弁してほしいところ。
そーいえば今回の最後にひかりんが苦しんでました。
思わずついにひかりんも一人前の女の子なったのかな?おめでとう!なんて考えた俺はダメ人間。
じゃなくてど、どどど、どーしちゃったですかね。ひかりん。
なんか悪いことが起こらなければいいと思ってたら次回予告は「ひかりの消えた日」。
な、なんだってー!!
うわわ、次回は絶対見逃せないよ!


第44話『ひかりが消えた日 明日を探す日!』
今、新シリーズのスプラッシュスターの公式見たら放送開始が2/5って書いてあった。
…あと3回かよ!いや、無理じゃねぇ?たったあと3回でこの物語に収拾つくのか?
なんかすげー不安なんだけど。

それはともかく今回はというと、「ひかりが消えた日」ってこともあって我が愛しのひかりんがどっかに行っちゃいましたよ。
そこで洋館の少年と再会。いよいよ物語が終局に向かいつつあるような感じでしたけど、あと3回でどれだけできるんですかね。
強引に終わらせることだけはやめてほしいが、どーにもそんな感じになりそうな予感(´Д`;)

戦闘はいつもより早めの時間から始まったのは良いけども、長い尺取った割には動きがモッサリしてたな。
戦闘が始まってすぐのサーキュラスとブラックの戦闘を何故ホワイトはぼんやりみてますかね。
結局最後に強引にブレスを召還してマーブルスクリューで終わってしまった。
で、ひかりんは戻ってこずに引っ張って終わった。って引っ張るのか!
まぁ、あと3回だしな。それに予告見る感じでは次回の方が期待できそうだ。
それにしてもひかりんと洋館の少年は単なる入れ物なんですかね。
その可能性があるのでふたりが悩んでいるわけですが、
くどいようだがあと3回ってことを考えるとやっぱりこの辺の話は強引に決着をつけてしまいそうだ。
スプラッシュスターの放映が3月からならかなりすっきりした終わらせ方が出来ると思うんだけどなぁ。

久しぶりに復活のまたみてねは「びっくりポルンとちびポルン+ルルン」


第45話 『無限の闇 永遠の光』
ひかりん死んじゃったかと思ってマジ泣きしそうになったじゃねーか!
でもよかった。よかったよぅ、ひかりん生きてて。
ほっとしたのもつかの間、ジャアクキングが復活して大ピンチです。
そしてバルデスの「クィーンを復活させたらどうだ?待っていたんだろ?」の問いに
なぎほのが「待ってない!」と、どんな形であれ大切な友達ひかりんがいなくなるなんてことはさせないと、
どんな逆境も自分たちの力で何とかすると決意します。
(ToT)涙ドプァ!お兄さんとても感動しました。
ああそうさ、ひかりんをでっかいポリゴンなんかにはさせねーぞ!
ひかりんはあかねさんと一緒にずっと幸せに暮らすんだ!
と、いうわけでクイーン登場による大逆転はなさそうです。
なぎほのひかりん+小動物たちでなんとかしなければならなくなりました。
嗚呼、あと2回。どんな結末が待っているんでしょうか。

よかった。ホントよかったよ、ひかりんが生きる方向に進んでくれて。


第46話『捨て身の総攻撃!闇の戦士マックスパワー!!』
だめだ!ひかりん!
君がクィーンになって世界を救っても、君がいない世界なんてなんの意味もないじゃないか!
と、TVの前で叫んでしまいました。

前回の流れからしてクィーン復活は無いと思っていたのですが、
ひかりんは愛する人たちのためにクィーンを復活させる決意をしてしまいました。
たとえ自分が消えてしまってもこの世界を救いたいと。
なぎほのはもちろん、あかねさんや奈緒美羽もひかりんを必要としているのに。
まあ、すんでの所でストップがかかってほっとしました。
正直ひかりんが消えたときにはかなりの絶望感を抱いていましたがとりあえずよかった。
そしてクィーンとひかりんが話し合うシーンでひかりんが思い出を語るシーンにはお兄さん目頭が熱くなりましたよ。
ひかりんは絶対消させない!俺が!俺が?

ともあれ、ラス前ということもあって今回とても良くできていて30分とても短く感じました。
戦闘はとても良く動いていてかっこよかったですし、サーキュラス、ビブリス、ウラガノスの決意や最後も悪役ながらかっこよかったです。
特にマーブルスクリューを喰らいながらもせめてブレスだけでもと執念でブレスをぶっ壊していく様は良い散り方だったんじゃないでしょうか。
お話の方も前述の通りひかりんがクィーン復活を決意するも、ひかりんが虹の園に深く係わりすぎたため復活には至らず別世界でとどまっており、
プリキュアのふたりもサーキュラス、ビブリス、ウラガノスは倒したもののブレスは破壊され力の全てを出し切ってしまい動けない状態で引きました。
残すは最終回のみです。どうゆう結末を迎えるんでしょうか。

個人的にはあともう2回あればと思うんですけどね。
ラスト1回をエピローグに使って欲しかった。
今回のまたみてねは「思い出写真集」。しんみりしますなぁ。


第47話(最終話) 『 扉を開けて! ここから始まる物語 』
やっぱりちょっと尺が足りなかったですかねぇ。
個人的にはもう1回分あってほしかったなぁ。
それはともかくプリキュアなぎほのバージョン最終回ってことで、文句なしにきれいだったです。
最後の顔アップはかわいかったですねぇ。

しかし、全体的にひかりんが最後の最後までサブキャラ扱いだったのが寂しすぎます。
ですがクィーンが復活してお別れを言いにきたひかりんが、最後にタコカフェに戻ってきてくれたのはうれしいです。
ご都合主義な上、洋館の少年までくっついてきちゃいましたが。
正直、洋館の少年のことなんてすっかり忘れてましたよ。
おかげで「ひかりんのその後」を妄想しにくくなっちゃったなぁ。
あかねさんとのラブラブ生活を妄想にてニヤニヤしていたんですけどね。

お話としてはやっぱりエピローグ部分が足りなかったような気がします。
もっと時間があれば、ひかりんがもどってくる理由なんかも描けたと思うんですがね。
たぶん、無印からMaxHeartの時も最後1話があるかないかぎりぎりまでわからなかったようですし、今回もそんな感じだったんですかね。
なんか否定的ですが、今考えるとこうであって見てるときは楽しく見ていられましたよ。
正直ひかりんがお別れを言いに来たときはもうダメだと思いましたが、
結果戻ってきてまたあかねさんと幸せに暮らせるんだからいうことなしです。

あとはOVAシリーズをなんとか作っていただけたらなぁと思います。
おジャ魔女もOVAシリーズになったことだし。ここはひとつ期待しても良いんじゃないかなーとか。
その時こそひかりんが大活躍してくれますよーに。


ふたりはプリキュアMax Heart 総評
無印の頃から足かけ2年、次シリーズはキャラ一新ということでなぎさほのかによるプリキュアはこのMax Heartで最後。
メインターゲットであるお子様に絶大な支持を受け、このMax Heartでは2本の映画も作ったこのアニメ。
間違いなくアニメ史に名を刻んだんじゃなかろうか。

さてこのMax Heartとしてはやはり新キャラ「九条ひかり」につきます。無論個人的にですけども(笑)
ひかりんスキーを自覚したのは物語の中盤くらいだったように記憶していたんですが、
改めて感想を読み返すとかなり最初の方から「ひかりんひかりん」と言っていたんだな。

それはともかくとして、このMax Heartは無印と比べると伝説(無印8話や黒板消しダンス等)になるような話はなかったんですが、
私がこんなにも九条ひかりというキャラクターを愛してしまうとは思いもよりませんでした。
終盤は寝ても醒めてもひかりんのことばっかり感が手今したし(笑)
そーゆーいみも含め忘れられない作品です。

しかし、お話全体としては無印とたいして変わっておらず、無印を含めてひとつの作品という気がします。
まぁ、主役は同じなんで当たり前かもしれませんが。
つまりはMax Heartだけ見ては片手落ちということです。
そう考えるとプリキュアなぎほのバージョン全96話はちと長いか。
要所となる話だけをつなぎ合わせて2クール+2クールくらいがちょうど良いかもしれないな。
まあ、1年シリーズとして作られているんだからこんな事言っても詮無いことだけど。

ともかくこのふたりはプリキュアという作品、幼児向けでありながらもかなり楽しませて戴きました。
前シリーズである「おジャ魔女どれみ」や「夢のクレヨン王国」等が楽しめるのであらばけっこう楽しめると思います。
大きなお友達的には百合萌えできるなら見て損はしないかと。


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