Venue Versus Virus 1〜12話

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第1話「アオイ サソイ」

実はちょっと楽しみにしていたのだが、なんか中途半端感があるなぁ。

 そんな第1話のお話は…
 退治屋を営む名橋ルチアと鷹花スミレの元に、今日も新たな依頼人がやって来た。
 依頼人・理沙は、自分のまわりに、不気味な影が現れるようになったという。
 影の正体を『ヴァイアラス』だと推理したルチアたちは、さっそく調査を開始する。
 しかし、どこにもヴァイアラスの痕跡は発見できず、逆にスミレが謎の影に襲われてしまった。
 窮地に立ったルチアは、敵の正体を掴むべく、自ら左目の眼帯を外すのだが……。
 以上公式のあらすじ

 と、いうわけで、この略してVVV。絵もそれなりだったし、設定もそこそこおもしろかったし、ちょっと百合な感じも良いのだが、冒頭書いたとおりどうも中途半端感があったな。
 というのも、説明が全然無いんだよな。どうしてスミレがルチアの店ヴィーナスヴァンガードで働いているのか、なんでスミレがヴァイアラスがみえるようになったのか、ルチアとスミレの関係などが全く語られていない。
 まぁ、それらは後々のエピソードで語られるのだろうが、見ているこっちは今ひとつ状況が掴めなくて、第1話なのにそれ以降の話を見ているような気分になった。
 マンガならこういう始まり方でも良いと思うのだが、アニメとしてはどうかなと思う。きっかけであるルチアとスミレが出会うところから始めた方が良かったんじゃないかなー。

 でも、設定なんかは結構おもしろくて、ルチアの謎の左目とか、スミレのバーサーク体質なんかは個人的にはなかなか興味深い。
 武器もお話の雰囲気的に個々の特殊能力とか剣とかにしてしまいそうだが、普通に拳銃ってのが良い。のだが、どうせ拳銃使うならガンアクションに凝って欲しかったな。
 一応ヴァイアラスという異形のものを退治するってのがメインなので、戦闘もあるのだが、そっちは今ひとつって感じ。前述のガンアクションも含めてちょっとがんばっていただきたいところ。

 そんなわけで、第1話の「掴み」としては今ひとつだったのだが、ルチアとスミレの百合も期待できそうなので、その辺も楽しみにしていきたい。
 個人的にはローラがお気に入りだ。OPでは二人いたような気がしたが双子ちゃんなのか?もう一人は敵側にいたりして?その辺も含めて興味深く見守っていこうかな。

第2話「イケイ セカイ」

ううむ、やはり中途半端感は拭えず。

そんな今回のお話は…
それは、スミレがルチアのもとで退治屋として働き始めたばかりの頃……。
まだバーサーク化した自分をコントロールできないスミレは、訓練に明け暮れていた。
だが、そんな自分に自己嫌悪に陥るスミレは、冷たい態度のルチアと衝突、 『ヴィーナスヴァンガード』を飛び出してしまう。
昔のように普通の生活に戻りたい……そう願うスミレに、ヴァイアラスの影は、すぐそこまで忍び寄っていた。
以上公式のあらすじ。

どーも全体的に中途半端な感じが抜けないなぁ。
今回は過去の話だったのだが、過去の事なのか現在の事なのかわからない所もあったしな。
お話的にはバーサーク体質のスミレが、その事とか周りの事が嫌になって、逃避してしまうが、結局それからは逃げる事は不可能で、危機的状況に陥ったとき、自分で対ヴァイアラス用の抗体を自分に打ち込みバーサーク化することで今の境遇を受け入れる。
っていう話はおもしろいんだけど、もちっとドラマチックに出来なかったのかなぁ。ヴァイアラスがなんか中途半端にかっこわるいの原因か。
もっとおどろおどろしいのにすれば、スミレが拒否反応を示すのに共感できるのに。

個人的にすごく気になっているのは、ヴァイアラスを倒すのにスミレのバーサークで今んところ倒してるんだよな。それが切り札なのはわかるのだが、それは最後の最後で使うモノじゃないのかな。なんかそれじゃないと倒せないように思えて、ルチアいらねーじゃんと思ってしまうよ。
まぁ、まだ2話なんで今後はそーじゃないのかもしれませんが、ルチアの方もスミレと一緒に存在意義を示していかないと、主役がふたりである事の意義が薄れちゃうような気がします。
その辺りをなんとかしてくれる事を次回以降期待したい。

どーでもいーけど、ローラちゃんの活躍まだぁ?


第3話「イライ ケハイ」

う〜ん。ちょっともったいないような気がしますな。

そんな今回のお話は…
『ヴィーナス・ヴァンガード』に、月夜という少女が訪れる。
数日前ヴァイアラスに襲われてから、ずっと部屋に引きこもっている双子の兄・陽司を助けてほしいというのだ。
「お願い、陽ちゃんを助けて」
誰とも口を聞かなくなった兄を心配して心を痛める月夜に、同情するスミレ。
しかしルチアは、この事件の裏に不吉な予感を感じていた。
以上公式のあらすじ。
お話としては上手くまとまっていたように思うのだが、いかんせん、やはり中途半端感がつきまとうなぁ。
個人的には依頼に来た月夜がヴァイアラスだったっていう、ちょっとひねった設定で、それを知らないスミレが襲われるっていう所があるのだから、もっとホラーっぽい演出したらおもしろいのにと思った。
それと、戦闘のラストも、ルチアをもっと非情な感じに見せれば、最後のエピローグも、もっと気の利いたものになっただろうにな。

どーも全体的に可もなく不可もないような、そんな感じなのがもったいないなぁ。もうちょっと頑張ってくれれば、もっと良くなると思うんですけどね。

どーでもいーけど、ローラちゃんの活躍まだぁ?


第4話「メマイ デアイ」

やっと物語の最初が登場か。

そんな今回のお話は…
ごく普通の中学生だったスミレは、街角で拾ったブローチの不思議な力のせいで、闇に蠢くヴァイアラスが『視える』ようになってしまう。スミレを襲うヴァイアラスたち。
だが、その魔手からスミレを庇うように現れたのは、ヴァイアラスの駆除を仕事とする『退治屋』の美少女・ルチアだった。
「やさしく駆除してあげるわ」スミレとルチア、運命の出逢いだった。
以上公式のあらすじ。

と、いうわけで、今まで時系列的にちょっとごちゃっとしていて、ルチアとスミレの出会いが描かれていなかったのですが、ようやく今回がその出会いのお話。
ルチアが落とした母の形見のブローチを拾ったすみれが、ブローチの針で指を差してしまい、出た血を舐めたことでこの世ならざるモノが見えるようになってしまった。というのが事の元凶。なんでこの話を最初に持ってこなかったんだろう?
なんだかよくわからないままここまで来た今までの流れよりは、普通に時系列を追っていった方が、スミレの巻き込まれ具合がわかって良いと思うのだがな。よくわからない様にして不思議さを出したかったのかな。それにしちゃぁ、これまでが中途半端だったけどな。

それからいつも気になっているんだけど、過去の話と現在の話の区別がわかりづらいんだよなぁ。なので見ていてちょっと混乱してしまうよ。
もっと明確にそことここは違う時間だということを分かるようにすればいいのに。

ま、それはそれとして、今回のラストで謎のお姉さんが出てきて上手く引っぱった。次回がちょっと気になりますな。
あと、毎回言っていますが、ローラちゃんの活躍まだぁ?
そーいえば、ローラちゃんはスミレ達より若そうだけど、一体何者なんですかねぇ。


第5話「トオイ ツカイ」

おお、なんか謎の組織が。

そんな今回のお話は…
いつものように公園で与識と顔を会わせるスミレは、彼の優しい眼差しに胸をときめかせていた。
淡い恋の芽生え……ささやかな日常の風景だが、それを妖しく見守る謎の少女・ルカの姿があった。
そんなある日、『ヴィーナス・ヴァンガード』に、スミレのクラスメートの京子が訪れた。
いつもの京子らしくない強引な来店に戸惑うスミレ。
しかし、ルチアは、感じていた。京子の向こうにいる『敵』の影を……!
以上公式のあらすじ。

と、いうわけで、いつも格好わるいヴァイアラスじゃなく、謎の組織(?)が出てきてお話的には結構おもしろくなってきたな。今回はめずらしく「強い」ルチアを見る事が出来たし。スミレの友達京子が取り憑かれ、店で戦闘になったシーンはこのアニメししては、なかなか緊迫感があってよかった。その後からの展開もちゃんと次が気になるような作りにしてあって感心。
スミレの所為で周りの関係のない人間が巻き込まれ、スミレがそれまでの普通の人間として、生きていけなくなるであろう展開はちょっと気になりますな。

それもこれも、今回から登場のルカの悪役っぷりがよかったですな。
正に悪役といった感じのドSっぷりに、バーサーク化したスミレに歯が立たなかったりと、いい感じの悪役登場で話が綺麗にまとまった感じがします。
それにローラちゃんとなんか関係があるであろうそっくりなライラという少女がでてきましたな。
これで今後ローラちゃんが活躍するフラグが立ちましたな。楽しみ。


第6話「ニガイ ヒガイ」

なんかルチアがヘタレに見えてきた(笑)。

そんな今回のお話は…
ヴァイアラスとの戦いに与識を巻き込んでしまった!
落ち込むスミレは、退治屋の仕事も休んで、塞ぎこんでいた。
名橋やローラは、スミレを心配するが、ルチアはいつものように冷たい態度だ。
ルチアとスミレ、二人の絆に亀裂が走る。
しかし、敵の攻撃は待ってくれない。
出没するヴァイアラスに備えてパトロールしていたルチアに、新たなヴァイアラス・ガイが、襲い掛かってきた!
以上公式のあらすじ。

前回が話の本筋の序章としたら今回から第1章って感じ。相変わらず、ぱっとしない内容で、これといって特に書く事がないですな。
それだけでは何なのでちょっと気になった事でも書いてみる。
前々から思っていたのだが、ルチアっていつも自信満々の割に、あまり大した事していないんだよな。ヴァイアラス退治もスミレのバーサーク頼みだったりするし。
まぁ、今回いつも眼帯している左目にすごい力が宿っている事が解ったけど、全くコントロール出来ていないようだし。冒頭で書きましたが、結構ヘタレだよなぁ(笑)

さて、お気に入りのローラちゃんですが、敵側にもそっくりさんなライラという娘がいますな。
ローラちゃんのチョコに対してカリントウ食ってましたが、一体どういう関係なんでしょうかね?やっぱ双子なのかな。
どうやらローラちゃんが見ているものをみれるようなのですが。

どーでもいーけど、次回予告がいつもルチアとスミレでしたが、今回はローラちゃんとライラでしたよ!ちょっとうれしい。


第7話「フカイ オモイ」

なんか名橋歳を取りすぎじゃね?
そしてなんかいつも以上にスミレが百合っぽい(笑)。

そんな今回のお話は…
ルチアは、解放された左目が見た謎のビジョンについて思い悩んでいた。
そんなルチアを見て、名橋は過去の日々を思い出していた。
師匠のもとで、『真なる世界』という理想郷を求めていたあの頃???。
そこには、名橋と共に学んでいた青年リュシフ、そして師匠の義理の娘リリスがいた。
愛し合うリュシフとリリス。その二人こそ、若き日のルチアの両親だった。
以上公式のあらすじ。

あらすじだけだと過去の話がよく分からんので補足。
その後、青年リュシフは『真なる世界』を求め旅に出る。そしてリリスは妊娠しルチアを出産する。
ルチアの何歳だかの誕生日に突然戻ってきたリュシフは以前と違っていて、『真なる世界』を求めるために人間を捨て、自らをヴァイアラスと化し、リリスの中にあるフラグメントを取り出してしまう。
しかし、フラグメントは結晶化する事なく消えてしまい、リュシフは去っていってしまう。フラグメントと抜かれた所為でリリスは死んでしまう。
って感じ。

今回は上記の過去話が中心で結構興味深かったな。
しかし、過去の話は18年前ということなのだが、それにしちゃ現在の名橋がかなり老けて見えるな。まぁ、いいけど。
話の真相は今の段階で全てが判るようにはなってないのでいいとして、個人的にはやはりローラちゃんとライラが気になりましたよ。
彼女たちは弟子である名橋とリュシフの行く末を見守る為に作られた、魂の無い人造人間のようですな。ただの人間じゃないんだ。
過去話ではリュシフについていて無感情なライラに対し、ローラちゃんは名橋とリリスと一緒に生活していた所為なのか、今のような、人懐っこい性格になったようですな。
ま、それはともかく、名橋達の師匠がわざわざローラちゃん達を作ったってことは、彼女たちにはそれなりの役割があるんですかね。

さて、今回は冒頭に書いた通り、スミレが百合っぽい(笑)。
夢でうなされていたルチアのベットにいつの間にか座っているし、そして汗を拭いてあげるしと、そのままベットになだれ込むのかと思いましたよ。
つか、ルチアはスミレに気があるんだから、ベットに引っぱり込んじゃえばいいのに!いいのに!(二回言った)。
ルチアはそれ以外にも過去関係の話を思い出して、やっぱりヘタレな感じですな。もうちょっと頑張っていただきたい所ですな、百合的に。

最後に気になった事。
ルチアとスミレは同じ誕生日の様なんですが、どんな意味があるんですかね。ちょっと次回以降が楽しみですな。


第8話「クライ ネガイ」

ルチアさんはヘタレにけってぇ〜い!(夢原のぞみ風に)

そんな今回のお話は…
自分の出生の秘密、そして父と母の悲劇を知ったルチアは、ヴァイアラス退治に明け暮れる。
その向こうに憎むべき父がいると信じて。
しかしスミレは、危険をも省みないルチアが心配だった。まるで自分自身を壊そうとしているかのようなルチアが。
そんな時、一人でヴァイアラスを追うルチアに、ガイとルカの魔手が迫っていた!
以上公式のあらすじ。

と、いうわけで、ルチアのヘタレっぷりがものすごかった。って印象しかないな。ああ、あとお風呂シーンと(笑)。
なんだかんだいって、やっぱスミレが攻めだよね。もしくはルチアのへたれ攻めとか。何を言っているんだオレは。

ともかく、ルチアのヘタレっぷりに思わず失笑してしまいました。
一人で勝手に動いて敵をおびき寄せたはいいけど、あっさりとっ捕まって逆にボコられるってかっこわるすぎです。

そんなわけで、お話の方はどうってことはないのですが、スミレの設定がちと気になりますな。
ルチアと名橋のおじさまがスミレにルチアの母親であるリリスを重ねていました。生まれ変わりとかそんな設定なのかなー。ってベタすぎか。

まぁ、そんな感じで全然見所無かったですわ。なんか全体的にぱっとしないんだよなー。


第9話「アマイ ニオイ」

スミレ…(´Д`;)
せっかくルチアさんがデレってるのにぃ〜。

そんな今回のお話は…
ヴァイアラスの騒動も一段落して、つかの間の休息を楽しむルチアとスミレ。
偶然にも二人の誕生日が同じ日だとわかり、誕生パーティーを開くことに。
誰かに誕生日をお祝いされる。初めてのことに、ルチアは戸惑いながらも、ささやかな幸せを感じていた。
スミレも、ルチアと二人でバースデーケーキを焼いたり、買い物wに出かけたり、楽しい日々を送っていた。
だが、そんなスミレの前に、与識が現れて???
以上公式のあらすじ。

あのー、あらすじの「買い物w」の「w」ってワザとなんですかね?(笑)。
ま、それをそれとして、今回百合萌えらーとしてはなんだそりゃと言わざるを得んなぁ。
せっかくルチアさんがデレってるのに、スミレときたらあっちにフラフラこっちにフラフラ。ルチアさんのことをふられて赤面したかと思いきや、与識とキスだもんなぁ。
スミレは一体どーしたいのか、与識なのか、ルチアなのか、そんなよく分からん態度が、なんかこう、私の程よく百合色にそまった脳はやきもきしちゃいましたよ。

お話の方は平和な様子をずーっとみせておいて、最後にルチアの親父が与識に取り憑いて(?)終わるという、最後に不安を煽って次回を気にさせるのだけれど、それまでがなんやよーわからんケーキ作りの話だったり、前述のスミレのどっち付かずの態度だったりと、割とタルイんだよな。
もちっとメリハリがあればなーと言った印象。

その他ちょっと気になった所。
スミレのクラスメイトがルチアにあって「ルチアお姉さま」とか言ってましたな。
 どうも会った事があるようなそぶりだったんだけど、いままでそんな描写なかったからなんか変な感じでしたな。
 それと、名橋とローラちゃんが敵アジトを強襲してましたが、空振りに終わったっぽいですな。
 名橋とローラちゃんはなんか目的があるっぽいんだけど、何しようとしてるんですかね?

 ってな感じであんまりこれと言った所がなかった第9話でした。


第10話「ゴカイ ネライ」

 あああ、野球放送の延長で時間がずれやがった……orz
 CBCの番組表にそーゆーアナウンス全くないんだよな。
 しかも番組表自体にこのヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラスが載ってねぇ(´Д`;)
 好きな野球が始まったのは良いが、これがあるからなぁ。
 これから気をつけないとな。

 今回はこんな話だったらしいよ?
 与識との仲も何やら進展気味のスミレは、心ウキウキ。
 だが、スミレを微笑ましく見守るルチアに、なぜか与識が接触してくる。
 スミレの知る与識とはまるで別人のような、怪しく危険な雰囲気を漂わせて。
 彼の目的は一体?
 「何者なの? あの男……」
 一方、リュシフの存在を近くに感じる名橋とローラは、懸命にリュシフを探す。
 そして……ついに、あの男が姿を現した。


第11話「ギセイ サツイ」

あ、次回最終回なんだ。

 とりあえず、今回のお話は…
 与識を巡って、心ならずも反目しあうスミレとルチア。
 誕生パーティーも間近に迫っているのに、お互いを気遣いながらも、心はすれ違う二人……。
 そんなある日、ルチアの元に、リュシフとの戦いに敗れた名橋が戻ってくる。
 驚くルチアに、名橋は今まで黙っていた『ある事実』を告げる。
 それは、スミレとルチア、さらには世界そのものに関わる、重大な秘密だった……。
 以上公式のあらすじ。

 前回見逃しましたが、どーやら与識は取り憑かれたんじゃなくて、もともと敵側の人間だったようです。
 ま、それはいいとして、次回最終回なのですが、全然盛り上がってないな。
 今回のラストで名橋のおじさまや、与識が死んじゃったっていうのにね。
 ここまでずーっとぱっとしないままでしたが、最後はなにかコレっていうのがあれば良いなー。
 ちゅーわけで、特に書く事がなかったのでした。


第12話「シロイ ミライ」

工エェェ(´д`)ェェエ工
なにこれ!?

 そんな今回のお話は・・・
 ついに対峙するスミレとルチア。怒りと悲しみに我を忘れるスミレに、ルチアの叫びは届かない。
 さらに、リュシフはルチアに告げる。
 『真なる世界』を開けば、母・リリスを蘇らせることができる、と。
 「母様を……?」父の誘い(いざない)に心が揺れるルチア。
 だが……その時、ルチアの左目が光を放つ!
 その光が照らす真実とは……!? スミレとルチア、二人の少女の運命は……!?
 以上公式のあらすじ。

 なんていうか、そのぅ、最終的に何がどうなったか全く分からないまま終わってるんですが。(´Д`;)
 バーサークスミレがルチアに突っ込んで、ルチアは左目から光り出して、閃光にすべてが包まれて、ここからエピローグかなーとか思ったらEDはじまりやがった。ちょっ!ものすっごい中途半端なんですけど!
 ローラちゃんがポッキーで作っていた五芒星の意味とか、真なる世界とは一体何だったのかとか、スミレのバーサーク化の理由とか、すべて投げっぱなしなのかYO!
 もしかして第2期をやる予定でこんな終わり方なの?と思ったが、リュシフも閃光に巻き込まれて死亡だし、名橋のおじさまも死んじゃったしで、あんまり次に続くような要素がないので、これで終わりなんだろうな。
 最後なんだから綺麗にまとめればいいのに。

 そんなわけで、最後なので全体的な感想をば。
 最初に書いたと思ったが、最初から最後まで見事にぱっとしないアニメだったな。
 ヴァイアラスっていう、いわゆる幽霊みたいなのがでるのに「恐い」演出があるわけでもなく、女の子ふたりが主役なのにいい百合があるわけでもなく、スミレの両親や家のことは全く語られないし、生活が学園生活とお店っていう2面性があるのに、特にそれが活かされていなかったり、素材的にはいろいろやりようがあると思うのだが…。
 設定とかは割とおもしろいので、作り方によっちゃぁもっと面白く出来たような気がする。
 明確な「こんな感じにしようぜ!」っていう何か、例えばホラーみたいにしちゃうとか、スミレとルチアの友情以上の信頼関係を描く等、これっていう「芯」を作っておくべきだったんじゃないですかね?
 なんかどっちにも向いていないフニャフニャな感じがするアニメでした。

 もっと百合百合しているのかと思っていたのになー(笑)。


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