今、蘇芳は田舎ブーム。
というわけで、長野県木曾郡の妻籠・馬籠宿へ行って来ました。
道連れは時代劇マニアのガチャマンの申し子・僻目氏でございます。ちーん。



石碑
2004年6月17日(晴)

前から企画していた妻籠・馬籠リベンジをもう一度!ツアー発動。
中学・高校と遠足で行ったのですが、何分学生ですので
寄り道もお買い物もかなわず…いつかリベンジを果たそうと
思っておりました。

妻籠・馬籠は中央自動車道を利用し名古屋IC〜中津川ICで45分。
ICで降りたら19号線に沿って14キロという、
比較的アクセスしやすい場所にあります。

この場所はかつて中仙道の宿場町として栄え、今でも伝統的町並みが
保存された、美しい町であります。

中仙道→五街道(東海道、中仙道、甲州道、日光道、奥州街道)の一つ。
      日本橋を起点とし、京都の三条大橋までを結ぶ。
      全部で69の宿場町がある。

     山中険しく、裏街道とも呼ばれた。 交通量少なく、
      縁起の良い名前のつく
      地名を通ることから、婚礼のために利用されることもあった。
      和宮とか。



馬籠宿。
籠宿(まごめ)

中仙道43番目の宿場町。
島崎藤村の生誕地として知られる。

島崎藤村(しまざきとうそん)→明治5年生まれの詩人・小説家。
                    代表作『夜明け前』『破戒』『若菜集』など。
                     『夜明け前』は
                    「木曽路は全て山の中である。」
                    から始まる。
                    テストに出まくったんだなこれが…。

見所としては、「島崎藤村記念館」「馬籠脇本陣資料館」等。
世に名高い木曽檜の産地なので、お土産は木曾檜グッズでせうか?
桶、櫛、料理グッズ、お風呂グッズや蔓細工の店が並びます。


水車小屋〜。

遠くに見える山々が美しゅうございます。
何たって中仙道、宿場全体が激しい坂道で、石畳がひかれております。
油断をすると転びます…。

各家に池があり、山水が引かれ鯉たちが泳いでいて清涼ですよ。
ワタクシたちは通りすがりの店でおやきを食べ(美味)、蕎麦茶を飲んで
みょうが漬けと胡瓜の浅漬けを食しました。ふふふ。

都会に出るより何故か財布も緩んでしまいます。
いきなり「お六櫛」(頭の病に苦しんでいたお六という美人さんが、
お告げにしたがって櫛を作ったら病が治ったという一品。つげ櫛。)
「木曽檜弁当箱」(レンジにもかけられる画期的製品。)ゲット…。
前から欲しかったんだな、長く使える一品。現地外なのでお値打ちです。

一通り歩いてから、妻籠宿までタクシーを拾います(妻籠〜馬籠約3000円)。


妻籠です。
妻籠宿(つまご)

42番目の宿場町。日本初の町並み保存地区として昭和51年、
国の重要伝統的建造物群保存地区(長いよ)第一号に選ばれる。
江戸時代の町並みが続きます…馬籠より落ち着いた雰囲気かも。
(本陣脇のトイレと無料休憩所が豪華でした…)

倉とかを「撮れるよ!!零なのが!」とか言って撮りまくっていたせいか…
鞄の紐が切れて苦労しました…代替品を探して落ち着いて見て
いられなかったわ!ムキー!


あ、そういえば地元の人が「ああ、『いこまや』さんにねぇ…」とか
言ってるのを目ざとく聞きつけてビックリしました。ありましたよ、
旅館「いこまや」さん。
わはは。

さて、そろそろメイン「旧中仙道妻籠→馬籠」行脚、行きますよー!
(わらじ履いてもよかったんだが800円…断念。)


男滝(-イオン出まくり)
旧中仙道

妻籠〜馬籠間は、旧中仙道が残っているので、歩くことができます。
これで通算三回目なのですが…いやぁ…

エラかったわぁ…。(←名古屋弁=辛かった)

すんません歩くのに必死で写真撮っていられませんでした。
立ち止まったら動けなくなります…!!(年だからな。)
妻籠〜馬籠間約7キロ、二時間くらいでしょうか。一般道あり
昔ながらの石畳あり民家ありで、奥深い山歩きを楽しむことができます。

妻籠→大妻籠→男滝・女滝→馬籠峠→馬籠が大体の流れですかね〜。
木曽檜の香りを楽しんだり、男滝前で弁当食べつつマイナスイオン取り込んだり、
、山水で手ぬぐいしぼって顔拭いたり(オッサンやん!)、
熊とか出没するのに鈴もつけずに歩いてみたり…楽しめました。

馬籠峠までは。

難所だけあってかなりキツイ坂でございました。しばし無言になっちまっただよ!!
あ〜でも制覇した後馬籠「かっぺ」で食べたかき氷は美味でした。
今まで食べたどんなかき氷より、美味でした。幸せ…。


水が綺麗だ!
締め

中仙道って、メジャーなのできっと百介先生も歩いたかもしれませんが、
(「五位の光」とかたぶん道中で使った筈…)
僕達は一宿だけでへろへろ〜んでした。

流石江戸っ子だよ!!
先生すごいよ!!(現代人でしかも年な我らに比べられても。)


昔の人の凄さを知った本日でありました。
…ところでノリで傘買っちゃったけどどうしようね、コレ…?笑


                  おまけ〜



いこまやさん


住みたいわ。


い、樹月君…!!


次は白樺湖に行きたいな…