テニスをする人は運動をしない人に比べて平均余命が9.7年も長いことをご存じですか?
デンマークと米国の研究チームが、20代から90代の男女計8577人を25年間追跡し、その間に亡くなった4448人について調査し、スポーツをする習慣のない人と、テニスやサッカー等8種のスポーツをする人と平均余命を比較したところ、スポーツをする人はみな平均余命は長かった。
以下、平均余命の長い順に列記します
①テニスの9.7年
②バドミントンの6.2年
③:サッカーの4.7年
④:サイクリングの3.7年
⑤:スイミングの3.4年
⑥:ジョギングの3.2年
⑦:体操の3.1年
⑧:ジムでのエクササイズの1.5年
テニスをする人の長生きをする理由は分かっていないものの、研究チームは、スポーツに伴う社会的相互作用が重要なのでは?と言っている。
テニスは、一人で出来るスポーツではないので、テニス仲間と会話し、社会的つながりを持つことが、肉体的・精神的に良い効果をもたらしている可能性があるとも。
日本テニス協会医事院長で国際テニス維持連盟の委員長を務める別府諸江氏は、死亡率は運動の過酷度にも影響されず、「激しいジョギングをする人と運動をしない人との死亡率は統計的にも一緒である。テニスのダブルスのように中程度の運動のほうが長生きにつながる可能性がある」と言っている。
又、東京都内で行った60~80代のテニス愛好家と運動習慣のない人それぞれ40人について、骨格筋や下肢の筋肉を調べたところ、週に2~3回テニスをする人は運動をしない人より筋肉の質が高くて筋量が多いことが分かったと言っている。
*出典:2022.2.12付け 朝日新聞の「Be on sunday」の記事より