春日井市内にある水神
春日井市内にある水神(すいじん・みずがみ)は、愛知県春日井市に存在する水神一覧記事である。
概要
水神は「水(主に淡水)に関する神の総称である」。愛知県春日井市には、水神の祠や石碑、石祠が複数存在している[1]。その他にも、水神として祀った貴船神社や白山信仰、水神の象徴である河童・蛇・龍などを祀った神社など、多岐にわたる。
ここには春日井市内にある水神に関わる神社や祠、石碑、石祠などを掲載する。なお、順番は順不同である。
春日井市内にある水神
水神の石祠(牛山町)[2]- 西行堂川の堤防上
水神の石祠(桃山町) - 与兵池そば
水神の石祠(大泉寺町)- 鋏池(はさみいけ)の堤防上
水神の石祠(神領町) - 五反田橋の庄内川堤防下上条用水路わきにあり、毎年5月に水神祭が行われるとの報告[3]があるが、。現在、位置は不明。
水神の石祠(坂下町) - 坂下神社の境内に2柱
水神社(東野町) - 落合池のある落合公園の敷地内に祠がある
水神社(大泉寺町) - 八幡社の境内社
貴船神社(貴船町) - 小木田神社の境外社だった。神明社を合祀。祭神は闇龗(くらおかみ)神
三明神社(神領町) - 熱田神・八幡神・白山神に貴船社を合祀。祭神の一柱が高龗(たかおかみ)神。
大池社(西山町) - 明治時代以前は八龍社と云われた。鋏池の水神が改修記念碑の傍にあることから大池社も改修記念碑の傍にあることが考えられるが、現在、大池社と改修記念碑の位置は共に不明[4]。祭神は龗(おかみ)命。
八龍社(桜佐町) - 庄内川の氾濫原に鎮座。
社宮祠社(下津町) - 熱田神社の境内社。御神体は自然石。河童の霊[5]といわれる。
雨神社(白山町) - 白山神社(しらやま)の境内社。祭神は闇龗神。
脚注
[1] 「水神」『春日井の神社』春日井市教育委員会社会教育課
[2] 富中昭智「牛山町の梅林地区にある「水神」の石祠を追って」『春日井郷土史 第9号』春日井郷土史研究会
[3] 長谷川浩「上条用水」『松河戸の沿革』p139松河戸文化科学探検隊
[4] 「大池社」『春日井の神社』(春日井市教育委員会社会教育課)によると、「上池と下池の間に鎮座している」と書かれている。しかし、現在の大池は1つであり、地図で付近を探しても見当たらない。『見てみよう!歴史災害記録と旬のあいち 平成30年10月』名古屋大学減災連携研究センターには、「下原大池改修記念碑」の位置が不明との記載がある。
[5] 「熱田神社」『春日井の神社』春日井市教育委員会社会教育課
参考文献
・『春日井市の神社』春日井市教育委員会社会教育課 昭和58年 『愛知県宗教法人名簿』(愛知県総務部学事課 昭和47年)記載の神社を対象として、春日井郷土史研究会の会員が文献資料をもとに、古老や神職からの聞き取りなど調査して、執筆している。