これまで乗ってきたオートバイたち
自慢するようなオートバイ歴ではありませんが,確かにオートバイに
乗ってきたのであります。…そして,意外と自己主張のあるオートバ
イだったんだな,これが。
スズキ RG50E
初めてのバイク。クラッチワークの難しさと乗る楽しさを教えて
くれた1台。79年型の方ではありますが,フロントに機械式と
はいえディスク・ブレーキを装備し,ホイールも星型キャスト・
ホイールがついていました。バイトなどに行くときに,それまで
自転車では苦労していた距離もなんの苦もなく走れたことに感
動した覚えがあります。必要なときはもちろん,ひまがあれば
乗って,まさに足として使用。エンジンは空冷2サイクルだっ
たため,混合ガソリンなるものの仕組みもこのバイクで知りま
した。これに乗ってなかったらオートバイに乗ってなかっただ
ろうなあ。
ヤマハ GT50(ミニトレ)
最近、このバイクにも乗っていたのを思い出しました。訳あっ
て、友人が一時的に貸してくれていたのです。車体は小さく非
力だったのですが、軽くて扱いやすかったので、結構気に入っ
ていました。
そのころは、ちょっと大きめの川の河原などで、軽くオフロー
ド遊びをしていた覚えがあります。車体が小さかったので足つ
きがよく、不安なく乗り回せたという感じですね。なぜそれを
思い出したかというと、これを貸してくれた友人たちと昔の話
をしていたら、このバイクの話が出たからです。今でも、オフ
ロードやトレールに乗ってもいいかなと思うのは、このバイク
に乗っていたからかもしれません。
カワサキ Z250FT
大学への通学で,毎日往復60キロ走った忘れられない1台。
RG50Eではもちろん通えなかったため購入することに
しました。自動車教習所に通い,念願の中型免許を取得。
当時,250cc専用の設計ということと,4サイクル・
エンジンということで,このオートバイに決定しました。
あまりにエンジンがよく回るので,自分でもうまくなっ
たと誤解したのでしょう,ついつい調子に乗ってスロッ
トルを開けすぎて,なんとエンジン・ブローを体験。長
い距離を引いて歩いた覚えがあります。交通事故もこれ
で経験しました。生まれて初めて乗った救急車は忘れら
れません。四国へツーリングに行ったのもこれでした。
当時は連絡橋がなく,カーフェリーで渡りました。この
オートバイなしでは私の青春時代は語れないほどの,大
事な思い出であります。
ヤマハ JOG
クルマに乗り換えたときに,夫婦で,チョイノリ用に乗
り継いだ2台です。当時,住んでいたところがアップダ
ウンの激しいところで,自転車ではとても生活できず,
かといって,クルマで行くにはもったいない,という
感じで,夫婦で出かけられるよう購入したのでした。
しかし,引っ越しを機に二輪から降りることにしまし
た。わずかな期間でしたが,スクーターという楽しい
乗り物があることを教えてくれた二輪でした。
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ホンダ XELVIS ゼルビス
オートバイの楽しみを再び教えてくれた1台。最初,
このオートバイの素性がわからず,完全な浦島太郎
状態。しかし,エンジンが250ccでV型2気筒
だったのでVT系だろうと承知はしていました。タ
ンクには,アルファベットで何か書いてあるのです
が読めず,色々と書籍で調べるうちに,やっと
XELVIS ゼルビスというオートバイであることがわ
かりました。バイク屋に何回か通い,中古で購入し
ました。今から思うと無頓着に決めていますね。要
するに,久しぶりに乗るオートバイだったので、
いつまで乗るかわからず,とりあえず気に入った手
軽なオートバイを,という感覚だったわけです。し
かし,このXELVISが意外と良かった。ツアラーな
のに,性能もスタイルも十分で,相性がよかったよ
うです。これに乗っているうちに,大型に乗りたく
なり,やはり自動車教習所に行って免許を取得しま
した。やっと,念願の大型に乗る道が開けたのでした。
ホンダ CB750FC
自分がオートバイ乗りであることを自覚させてく
れた1台。もうクラッシック・バイクの部類に入
れてもいいような年代ものなのに,街中で乗った
り,駐車したりしておくと,意外と目立ってるみ
たい。しかも,最近のマッチョなオートバイに比
べてガソリンタンクが小さいので,チョイノリと
して走ってもちっともおかしくないから不思議。
バイク屋でたまたま見かけて迷わずこれに決めま
した。最初はガソリンがオーバーフローするし,
発電コイルが断線していることが判明するし,
と,まあ,色々ありましたが,直しながらバイ
ク屋との関係を深めたり,このCB750FC
の仕組みを理解したりすることができたと感じ
ています。CBの名前の由来を調べて,このH
Pを立ち上げたのも,このCB750FCがあ
ったればこそ。
もう少し乗っていたかったの
ですが、さすがに体力に限界を感じて降りまし
た。