収蔵品  戦後SEIKOSHA PRECISION 7石19セイコー

 

収蔵品  戦後SEIKOSHA PRECISION 7石 (戦前15石の文字盤の流れを汲む)  →トップページ

 

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

文字盤がうっすらと金色がかって金属の光沢がある。スモールセコンドの部分の下地は銀色。文字盤の数字はブレゲ数字。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。角穴車にSEIKOSHA PRECISIONの刻印。竜頭は頂が扁平となっている。針はブルースチール。裏蓋ははめ込み式。

 

終戦直後昭和20年10月に生産再開されたころの19セイコー。

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

 文字盤は白地。スモールセコンドの部分の下地は銀色。よく見る19セイコーのスモセコ用のインダイヤルとは異なり、数字は60のみで目盛りが簡略化されている。文字盤の数字は角張ったゴシック数字で、若干小さめ。7石のムーブメントと思われ、角穴車にSEIKOSHA PRECISIONの刻印があるのは、この上の終戦直後の19セイコーと同じ。おもしろいのは、ネジと緩急針がブルースチールになっているところ。ちょっとしたアクセントになっており、高級感がある。これは純正なのか交換したものなのかは不明。ケースは刻印なし。他の19セイコーより若干小さく、ボウが四角い。竜頭も扁平で、戦前のローレット縁ケースの竜頭を彷彿とさせる。しかし、ムーブメントがケースの縁よりも高くなっており、ケースへの固定のねじの位置もそれに合わせて深くなっており、専用ケースを思わせる。針はブルースチールだが、時針の短針の方は、スペード型になっていないのも特徴の1つ。裏蓋ははめ込み式。

 

終戦直後に生産されたものか。

 

 

SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

 文字盤がうっすら金色がかって金属の光沢があるのは上の個体と同じだが、若干黄色い感じ。文字盤の数字がブレゲ数字なのも上の個体と同じだが、数字自体が金色で、立体(アプライド・インデックス)にしつらえてあり、若干小さい。また、1分の目盛りが「・」となっていて、やはり金色の立体にしつらえてある。スモールセコンドの部分の下地は銀色。時針と分針も金色で、どうも蛍光塗料が塗ってあったらしい。分針の中央に溝がある。時針のハートの部分も若干大きいような気がする。秒針は他の個体と同じブルースチール。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。竜頭は頂が扁平となっている。裏蓋ははめ込み式。

 

終戦直後に生産されたものか。

 

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

 文字盤は白地。スモールセコンドの部分の下地は銀色。文字盤の数字はブレゲ数字。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。竜頭は頂が扁平。針はブルースチール。裏蓋ははめ込み式。

                          

 

SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

  文字盤は白地。スモールセコンドの部分の下地も白色。同時期の金属文字盤の個体と比べると、全体に白さが際立っている。文字盤の数字はブレゲ数字。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。竜頭は頂が扁平。針はブルースチール。裏蓋ははめ込み式。

 

 琺瑯ダイヤルか。昭和27年の1年間のみの生産。

 

表 SEIKOSHA PRECISION

裏 刻印なし

  文字盤は白地。スモールセコンドの部分の下地も白色。文字盤の数字はブレゲ数字。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。竜頭は頂が丸い。針はブルースチール。裏蓋ははめ込み式。

 

 金属文字盤か。琺瑯ダイヤルと同じぐらいの時期と思われる。

 

SEIKOSHA PRECISION SECOND

SETTING

裏 刻印なし

文字盤は白地。スモールセコンドの部分の下地は銀色。文字盤の数字はブレゲ数字。7石のムーブメントと思われるが、刻印はない。竜頭は頂が扁平。針はブルースチール。裏蓋ははめ込み式。ボウは入手先の報告では手作りとのことだった。

 

SECOND SETTING は、秒針規正。昭和30年から生産。竜頭を引くと、秒針が12の位置まで動いて行って、そこで止まる機能。この機能のおかげで秒単位で時刻合わせができるようになった。