バスカッシュ! 1〜13話

[indexへ] [かんそーへ] [14〜26話へ]


第1話 アイ・アム・レジェンド

見事な第1話だ。

そんな今回のお話は…
上空に月が浮かぶ惑星・アースダッシュ。
そこでは「ビッグフット」と呼ばれる大型マシーンが様々な用途で使われ、人々の暮らしを手伝っている。
そして今、競技用のビッグフットに乗って競技場でプレイをする「ビッグフットバスケ(BFB)」というスポーツが世界中の人々を夢中にさせていた。
アースダッシュのローリングタウンに住むダンは『ダンクマスク』と名乗り、仲間のベルやガンツと共に街中を暴れまわっていた。
街ではBFB の初の公式戦が行われるということで、人々が大盛り上がり。そんな様子を憎らしげに見つめるダン。
実はダンの妹のココはビッグフットに絡む事故にあい、足の自由を奪われてしまったのだ。
そんな中ダンはビッグフットのことなら何でも知っているという少女に会う。
彼女に連れられたダンは、彼女のビッグフットに乗せられることに。
走り、飛び、自由に動き回るビッグフット。いつの間にか笑顔がこぼれるダン。
そして、ビッグフットの感覚が忘れられないまま、ダンは BFBの公式戦を見に行くことになった。
以上公式のあらすじ。

実に良く出来ている。の一言で済ませたいくらい良く出来ている。
絵の綺麗さやアニメーションとして動き、2Dと3DCGの違和感の無さも他のアニメと比べ群を抜いているのだが、それ以上に感心したのが話の上手さだ。
当然、誰もが初めて見る話なのだが、まずそれをあまり感じさせない。
第1話だからある程度の説明はしなければならないのだけれど、これはそれを説明らしく説明していない。
つまり上手く話の中に盛り込んでいるので気にならないのだ。
主役であるダンがビックフットを憎んでいる理由であったり、何故悪い事をして暴れているかであったり、
世界観であったり、何かありそげな月だったり、BFBのことだったり。
それらは全て、見ていれば自然にある程度わかるようになっているのが上手い。
難点があるとすれば、ビックフットが何故あの形、車を元にしているのかの理由がないくらいで、
これからメインキャラになるであろうキャラ立ちの顔見せや、特殊能力であったりも違和感無く見せていて感心する。

それらもさることながら、個人的に一番感心したのが、お話の展開だ。
これがまた見事によく出来ていて、まず世界を見せて主役が暴れる。
その理由を説明しながらも主役であるダンの心の葛藤を見ていたらボーイミーツガール。
なにこのエロコメ展開(笑)などと思っていたら、憎んでいたはずのビックフットへの興味が芽生えるダン。
そこでなにかありそげな月をなにかありそげに見せ、そうこうしているいるうちにBFBを見に行く事に。
あまりのショボさにイライラが募るダンの元へ、出会った少女がビックフットを持ってやってくる。
それに乗って本物のバスケを見せつけてBFBをぶっ壊すことに成功したダンだったがついに警察に捕まり禁固1年。
これで世の中からBFBが無くなったと喜んでいたダンが出所したら、
自分が伝説になっていてビックフットによるバスケが大流行していてOH MY GOD!! というところで終わる。
なんという見事な起承転結。
特にダンがぶっ潰すつもりでやった事が人々を魅了し、伝説になって大流行っていうオチが効いていて良いよな。
この1話だけで、ひとつの完成した話だったとしても特に違和感のない見事な話の組み上げだ。
また、これから話がどう転がって行くか、またダンの空白の1年で世界がどう変わったか、
メインキャラクター達や、ダンの妹はどうなったかと、次を気にさせる引きも見事だ。次回が楽しみです。

どーでもいーけど、私としてはおっぱいたゆんたゆんのミユキよりも、
やっぱりスレンダーで地球に優しいお胸が見事であったセラが良いです。
なんか股濡らして「気持ちいい〜」とかイッておりましたが(笑)。(間違ってはいない)
そーいや、ミユキはあの容姿なのに「アユカワ」という純日本な名前なのね。
まぁ、舞台が地球でないのでどんなんでもまったく構わないのですが、
おそらくは輸出も当然考えているはずなので、外国の方が見たらやっぱ「why?」とかゆーんじゃねーのか(笑)。
まぁ、それはそれとしてさ、ミユキといいセラといい、褐色の肌っていいよね!!


第2話 レジェンド・イズ・デッド

今回もよく出来ているなぁ。

そんな今回のお話は…
BFBをぶっ潰したダンだったが、釈放されたダンの目の前では活気に溢れたビッグフット達が闊歩していた。
スタジアムでのダンの暴走プレーに痺れた若者たちがビッグフットでストリートバスケを始めたのだ。
ダンは伝説となっていた。
だが、スタジアムを崩壊させたことで大借金を抱えたダンはココからも部屋を追い出されてしまう。
落ち込むダンにミユキは借金を返すため宅配便の開業を提案する。
以上公式のあらすじ。

お話の流れとしては、借金返済とココの足を直すため月へいく費用稼ぎに、ビックフットでの宅配便を始めるも、
セラに横やりを入れられ、さらには1on1で敗れてしまい、「伝説」と呼ばれ調子に乗っていたダンの鼻を折る。って感じ。
そういった流れの中で、前回の説明の足りなかったココの足の事や、ビックフット技術、ミユキの両親、
そしてメインキャラのセラを自然に紹介していて見事。
見ていて「説明入れてきたな」と思わせる隙がまったくない、見事な話の組み上がりに感心する。
全体的な物語としても、他と比べ群を抜いた才能を持つダンが、ココ以外の初めて対等以上の相手「セラ」に出会い、
現時点で力の劣るダンどうなる、どうするかに興味が引かれる。
また、上記一番見せたいメインの所以外でも、ダンを取り巻くミユキ以下の仲間達とのチーム感であったり、
ダンの熱血バカではあるが、ココを想う優しい兄の部分など話の見せ方に隙がなく、
最初から最後まで楽しく見事なお話見せてくれる。この調子で最後まで突っ走っていただきたいです。

それと同時に感心するのがアニメーション(動画)としての技術だ。個人的にもっとも感心するのはビックフット。
マクロスFの時もそうだったが(監督、アニメーション制作が同じ)、2D背景と3DCGのビックフットに違和感がない。
まぁ、最近は技術の進歩もあって他のアニメでもだいぶ気にならなくなってきましたが、これの事前な感じは他と比べて一歩抜きん出ていると私は思う。
またビックフットの動きも秀逸で、良くあるモッサリ感はまったくなく、利点を生かして速く動き過ぎちゃって、
どう動いているのかよくわからなかったりすることもなく、実に小気味良い動きをしていてカッコイイ。
2Dキャラクター達も高い水準でアニメーションしていて、それらを見ているだけでもアニメ隙としては楽しい。

さて、固い話はこの辺にしておいて、他、気になった所としては、前回見事な地球に優しいお胸が素敵だと書いたセラですが、
今回の入浴シーンでなかなか見事なお胸を披露しており、まぁ、それはそれでいーんだけども、服着た時と全然違うように見えるのはどーなんだ。
スレンダーで褐色で地球に優しいお胸にときめいていたのになぁ。ま、あの世界では小さい方なのかもしれませんが。
しかしセラはもちっと可愛げのある性格かと思いきや、そんな事はまったくなく、その辺でもちょっとがっかりだ。
それから、ココの足についてなんだけど……事後の回想はすげー痛そうってゆーか、あれは足切断レベルなんじゃなーのか?
いや、でも今はそうでないのだから、踏まれたんじゃないってことなのかなー。それとも関節部分とかに挟まったか。
まぁ、どちらにしても、想像すると自分の足がほわほわしてしまうくらい痛そうで見るのがつらい。
月の医療技術なら直るかもという話なんだけど、今の所、月がどういう所なのかよくわかってないのよねぇ。
おそらくダンが思っているような所じゃないんだろうな。
そーいえば、ココって今回ダンクマスクことダンのニュースを流していた「最強の傍観者」ってことなんだよね?

次回はアイスマンが出てきて、ようやくメインキャラが出揃いそうです。
じかいもたのしみだなぁ。ってゆーか、この物語は最終的にどーゆー方向へ持って行こうとしているんですかね?


第3話 デストロイ・デストロイ

くぎゅ出てきた。
それはそれとして、ドMじゃないですか(笑)。

そんな今回のお話は…
セラとの1on1に敗れたダン。
しかしその直後、謎のビッグフットの襲撃を受けるダンとセラ。二人は手も足も出ず倒されてしまう。
悔しがるダンとは違いセラは夢見がち。
さらにダンがセラに敗れたこと、そして謎のビッグフットにやられたことが早くも記事になり人々の知るところとなる。
一方謎のビッグフットのことが忘れられないセラは、街でBFBの選手であるアイスマンに出会う。
以上公式のあらすじ。

お話の内容としては、アイスマンにフルボッコにされたので、「今度はこっちがボッコボコにしてやんよ!」と、
アイスマンをおびき寄せて、セラを含め3人でバスケするだけの内容。あとセラのエロ台詞(笑)。
内容的にはそれだけなのだが、そんな感じをさせない話の作りは見事。
神出鬼没のデストロイことアイスマンを捕捉するまでのプロセスを上手く見せていて、
最終的にダン、セラ、アイスマンの1対1対1のバスケ勝負に行き着くまでに、まだ良くわからなかったセラの本性(笑)であったり、
アイスマンのストリートバスケを憎む気持ちや、その二重性であったり、そのデストロイことアイスマンによって出る街のへの影響、
そして伝説が崩壊しつつありつつも衆目を浴びるダンと、見事の話の組み上がりに感心する。
そこから1対1対1のバスケ勝負へなだれ込み、人々を熱狂させ、寝静まった街に灯が広かっていく様子が、
今後、この三人が中心となって人々を熱狂させるであろう事を期待させてくれてるのが良い。
そーいや、最後に月面バストな女プロデューサーが出てきたんだけど、
この物語は最終的にどういった所へ落ち着こうとしているのか、さっぱり読めないなぁ。
週刊少年ジャンプ的な思考をするならば、3人がチームになって試合をする事になって、
でかいトーナメント表が出てきて、勝ち上がって行くんですけど、
まさかそんな展開にはならないと思うだけに、今後の展開に期待していきたい。

個人的に気になった所としては、やっぱりセラだろうよ(笑)。
ボールをぶつけられて「痛い、でもキモチイイ!」だとか「くやしい!でも感じちゃう!」だとか、
「恥をかかせるなんて……ステキ!」とかどう見てもドMじゃないですか(笑)。
そして極めつけは「遺伝子をくださらない?」だもんなぁ。なにこのインラン娘。夏にいっぱいそんなエロイ本が出そうだよ。
ってゆーかさ、セラは優秀な遺伝子の子供が欲しいってことなの?まぁ、ただ単に強い男が好き!って言いたいのかもしれんが、
これじゃ、ホントにただセックスしたいって言っているようにしか聞こえないよな。まぁ、白濁汁がスキなのかもしれませんが(笑)。
他はというと、デストロイことアイスマンか。
デストロイのシルエットはもろアイスマンなのですが、セラと生身で出会った彼は気障な野郎であったので、
デストロイはアイスマンと思わせて……なフェイクかと思わせて、実のところはやっぱり彼だったという、
裏の裏は表だった、みたいな見せ方が光る。デストロイなアイスマンのいっちゃってる具合が素敵だ。
最後にくぎゅ、もとい、フローラとかいう女の子はどうも姫さまのようですが、どう関わってくるというんですかねぇ。
やんごとなき身分フェチとしては、今後の彼女にも期待していきたい。


第4話 スリーウェイ・フリーファイト

ビックフット、バッシュを履くの巻。

そんな今回のお話は…
ダンたちの前に現れた謎の女性、はるか。
月からやってきたはるかはその自慢の月面バストをなびかせながら、
ダンにアイスマンとセラを含めた1on1on1の試合、オープン・シティ・バスケをプロデュースすることを提案する。
かくして街の中で試合を行うことになるダンたち。試合がはじまる。
前日の騒ぎを聞きつけた街の人々は今までにないスタイルの試合を目にし、新たなストリートスポーツの出現を予感する。
以上公式のあらすじ。

相変わらず見事な出来映えだが、内容的には冒頭の一文くらいだな(笑)。
前回のラストで登場した月面バストこと、はるか・グレイシアは足と会話する足フェチ(笑)とは仮の姿で、
実は月から来た有名シューズデザイナーであった。
彼女はダン、セラ、アイスマンに1on1on1するように仕向け、彼らのビックフットにバッシュを履かせた。
そのバッシュのグリップ力で、以前よりも軽快に、そしてパワフルに動けるようになり、すごい球を投げれるようになりました。って話だよな。
内容としてはそんなものだけども、そういった中で、前述した新キャラはるかのひととなりであったり、
試合のことであったり、打倒アイスマンのためのダンの秘策、というところを上手く話として組み上げているのが見事。
やっていることとしては、月面バストが歩いて、ダンがスパンキーにカンをぶち当てて、試合始まったぜ!だけなのに、
まぁ、内容あんまねぇなぁなどとは思ったが、アニメーションとして見ていておもしろい物に仕上がっている。と思う。

そんなことだから、あんま書く事ないのだけれど、その中でちょっと気になったのが、
ダン、セラの足をべた褒めしていたはるかが、アイスマンの足を見て「おしい」とつぶやいたのは、
能力的に何か劣っている所があるのか、それともただ単に裸足でなかったということなのか。
まぁ、足と会話してしまう変態さんですので、裸足であろうがなかろうがあまり関係なさそうではあるので、
もしかしたらなんかあるのかもしれませんねぇ。
あ、今気付いたのだが、あそこまでの足フェチであるならば、ココの足のを診てもらえば良いのに。
月から来た人なんだから、なんかわかるかもしれないし。

あと、やんごとなき身分フェチの自分としては、姫さまが帰ってしまってショボーンな感じです……が、
この姫さまは、まだ今ひとつどういう人かわからないので、ぐっとくる所がないんだよなぁ。むむむ。

いやしかし、書くことあまりないなー。


第5話 バスカッシュ!

バカスカバカスカ。
ストリートバスケの名称が決まるの巻。

そんな今回のお話は…
ダンたちに影響され、街ではビッグフットによるストリートバスケが行われ、早いところではローカルルールが出来上がっていた。
はるかは初めての市街3on3戦を実現すべく、ダン・セラ・アイスマンと戦わせるため、
強豪チームと評判の地元ギャングスター『ザ・ワースト』に試合を申し込む。
勝手に試合を組むはるかに怒り心頭のダンだが、はるかたちは気にもせず試合に勝つため動き始める。
そんな試合は街の人々の注目の的に。
一方、王宮を抜け出し再びローリングタウンを訪れたフローラはお金もなく途方に暮れていた。
そんなフローラを見かけたココは彼女に声をかける。
以上公式のあらすじ。

相変わらすおもしろいアニメーションを作ってきて感心する。
お話としてはあらすじ通りで、ザ・ワーストと試合してビックフットストリートバスケに「バスカッシュ!」という名称がつく話。
まぁ、内容としてはそんなものと、ダン達のビックフットをチューンしたことと、姫さまが家出(?)してローリングタウンに来たってことくらい。
お話の方は、強引にお膳立てをしてしまうはるかに対し、反抗心のあるダンが言いなりにならねぇとするのはいいのだけど、
せっかく個性ある後のふたり、セラとアイスマンがフツーに受け入れちゃったのがちょっともったいない気がしたな。
私としてははるかとダン達の個性がぶつかり合う所を見たかった所で、ダン達のあのチームの凸凹の個性が、
最終的にチューンされたビックフットに乗って、ビックフットストリートバスケが心底好きな三人が、
「三日後なんて待ってらんねぇぜ!」で一致してしまうような展開の方が、私好みの話ではあった。
初めてのチーム戦で、メインであるセラとアイスマンにほとんど何もなかったのは寂しい。
ダンの方も、もっとはるかがもっと悔しがるような何かをして欲しかったです。
まぁ、そういうのは今後にあるのかもしれませんが。

さて、個人的な所では、試合が始まるまでの場面転換が好きだ。
別にぱっと切り替えても問題ないのだけど、一工夫してあることを見せてくれるのが好印象でした。
その他としては、ダンとココだろうか。
全然会っていないからか、前回といい今回といい、ダンの妄想が激し過ぎて笑える。
激しいもうというよりは、激しく都合のいいように捉えているのだが(笑)。
そしてそのココは、腹をすかせた姫さまに、車いすからのマジックハンドでパンを差し上げたので、
暴漢に襲われている姫さまも、そんなようなもので撃退するのかと思いきや、
しょぼしょぼのバネパンチって。ワザとか。ワザとなのか!(笑)
どーでもいーけど、兄と妹って現実では大概すっごい仲悪いよねー。
今までの私の人生で、妹(家族として)かわいいと言って一緒に映画見たり買い物に行ったりしている人は一人しか会ったことがありません。
ほとんど仲がすごく悪いが無関心かのどちらかなのよねー。なんでだろ。

やんごとなき身分フェチとしては姫さまに期待しているのだけど、前回言った通り、やはりどうもぐっとくる所がないなぁ。
今回ちょい役で出てきた姉王女さまのほうがよっぽどぐっとキます。
まぁ、でもこれからどうなるかはわからないので、しばらくは期待していきたい。


第6話 セイント・ハズ・カム

なんか胡散臭いおっさん出てきたな。

そんな今回のお話は…
オープンシティスタイルの3on3=『バスカッシュ』はアースダッシュの人々に知れ渡ることに。
街では「バスカッシュ」が誕生した瞬間の話題で持ちきりに。
一方『ザ・ワースト』との試合後、警察の圧力で試合が出来ないダンたち。
やる気のないダンだがしぶしぶ仕事にでると、突然現れた男に1on1を挑まれる。
その男・ファルコンはどうやらアイスマンと何やら因縁があるよう。
その頃、はるかの前に元恋人のジェームスが現れる。
以上公式のあらすじ。

お話は殿堂入りして月へのチケットを手に入れたはるかの元恋人のジェームスがやってきて、
バスカッシュをオープンシティバスケ(OCB)とし、選手をオーディションすると発表して選手を募る。
警察の水を差されたダンとファルコンの勝負は、そのオーディションで決着をつけようととなるのだが……って感じ。
話の展開としては、あまりにも週刊少年誌的な感じでちょっと面白味に欠けるかなぁ。
その週刊少年誌的に考えれば、こーなるのかなぁと先がおぼろげながらも見えてくるので、これからどうなるのだろうというワクワク感が得られなかった。
だが、ジェームスはあからさまに胡散臭いし、OSBの選手以外はビックフットによるストリートバスケの前面禁止という、
悪しき権力の象徴みたいなのが出てきたので、反骨精神の固まりのようなダンが、なんかするのは当たり前なので、
今後、ダン達がどんなことで反体制をするのかという所が楽しみでもあり腕の見せ所だろう。
スカッとさせてくれることを期待したい。

お話的には、今後の為のお膳立てみたいな話なので特にどーこーという所はないなぁ。
強いてあげるならば、家出姫さまがいつの間にかダンの妹ココと仲良くなっており、
バスケを教わってオーディションに出ていたのだが、なんかこれは唐突でしたな。
どういう経緯でココにバスケを教わるようになったのか、また、なんでバスケをやり始めるに至ったか、
ということがまるっきり抜けているので、見ていて「?」となってしまった。
まぁ、これは後々に語られるのであろうけど、今回の引きが、夜に家出姫さまが執事に見つかって、月にパンアップし、
姫さまの悲鳴で終わるのならば、ある程度のバスケをやる理由は見せておくべきだったような気がします。
どうしてあんな必死になってバスケをやっているのか理由が全くわからないので、
執事に見つかったとしてもこっちは何も思わないもんなー。正直な所「何故こんな引き?」と思ってしまったよ。

というわけで、今後も楽しみではあるものの、ダンが今ひとつダンらしく「どうだ!」という所を見せてくれないので、今ひとつぱっとしませんな。
そーいえば、ダンってシュートが苦手なんですかねぇ。普通に決めたのを見た記憶がないのだが。


第7話 ウィズイン・アウト・オブ

いかにもな展開であったな。
だが気持ちよくもある。

そんな今回のお話は…
ジェームスの誘いに答えを出せないダンはココに相談するものの、
ココはダンに冷たく当たるのみ。落ち込むダン。
その頃、ジェームスはBFBの代表たちを買収し、着々と準備を進めていた。
はるかにも月に戻るよう促すジェームス。悔しがるはるかだったがソーイチらと共にある行動に出ようと動き出す。
オープンシティバスケ(OCB)の最終選考は、BFBの選手たちとストーリーたちのチーム戦となるが・・・
以上公式のあらすじ。

あらすじの続きとしましては、ジェームスがOCB発展のためストーリーの皆をかませ犬にしようと画策していて、
当日、街に作られたラインやルールに縛られ、実力を発揮できないストーリーであったが、
セラとはるかの水着生写真につられた街の人々がラインを消して回ったり、
乱入してきたダンがボールでラインを消し、ストリートスタイルで「バスカッシュ」を始め、街の人々は熱狂する。
かくして、ダン達はOCBを完全否定し、ジェームスのOCBと勝負体制を生み出し、彼らはローリングシティを後にした。って感じ。
お話の展開としては、いわゆる週刊少年誌的な、自分達を潰そうとする大きな権力に一泡吹かせるという話。
まぁ、分かってはいた事ではあるけれど、やはりここ一番でダンがこれがバスカッシュだ!と、
ルール無用のストリートスタイルで、イケ好かないジェームスの顔に泥を塗る様は見ていて気持ちが良い。
今回はそこへ行き着くまでに、ダンが契約金にあたる大量の宝石を前に、ココの足の為にOCBに入るかどうかや、
当て馬にさせられたと気付いたストーリーの皆さんであったり、ココの心情であったり、ジェームスのスマートに見せて強引なやり口であったり、
ルールに縛られ思うように試合が出来ない様子などを見せ、嵐の前の静けさを上手く演出している。
それら鬱屈した雰囲気を、今回冒頭で語られる「バチーン」ときたダンが乱入する事で、これまでの雰囲気をガラリと一変させ、テーマソングが流れる中、
巨大モニターをバックにストレートな持論を言う様は、分かってはいても気分が高揚してくるものもある。
また、自分が育てようとしていたバスカッシュを、ジェームスのOCBに乗っ取られつつあったはるかが、
ダンとは別に彼の鼻を明かしてやろうと画策して、見事にダンの乱入と合わさり相乗効果見せる様も良い。

褒めてばっかりだとなんなので残念な所としましては、ダンが乱入してからのバスカッシュ!をもちっと長く見ていたかった。
せっかくビックフットが流麗に動いているので、アクション好きな私としては、もっとそこを楽しみたかったです。
それと、はるかのOCBを潰す策が、セラと自分の水着生写真で観客を釣るってのがどうもな。
Aパートの最後ではるかとセラを交互に何回か映し、何かありそげな雰囲気を作り出しておいて、そんな安直な手なのかと正直思ってしまったよ。
でもまぁ、そこは、そんなノリに釣られて(フリかもしれんが)しまうくらい、街の人々も鬱屈としていたとも取れますが。
あと、やっぱり家出姫さまは今ひとつ立ち位置がよく解りませんな(笑)。
そーいえば、執事のじいやはダンの頭にいつもいるスパンキーと同じのペットアクセだったんですね。
ってゆーか、姫さまは今ひとつ姫さまらしくなくていかんなぁ。

個人的なところとしては、ココの心情が妙味深かった。
怪我直後にダンに当たってしまった為、ダンが自分の足の為にと前へ進めなくなってしまったことに自責の念をもっていた、
ってことでたぶん良いのであろう。
ココは自分の事は気にせずに、ダンに進んで行って欲しかった、ということなんでしょう。
またダンも、スラッシュの一言「それで妹さんが喜ぶと思っているんですか?」と言われた事もあり、
ココが本当に望んでいる事は何かを見つけたのは、貯金箱を踏みつぶして行った事から読み取れる。
ふたりの心情をはっきりさせないのだが、しっかりと読み取れるように作ってある所に感心しました。
もひとつ、ミユキがさりげなくいい役なのですが、最近あんまり出番がなくてさみしい。
せっかくの幼馴染みキャラなので、今後に期待していきたい。

さて、今回でローリングタウンを離れる事となり、次回からは「ロード!ロード!篇」という事らしいのですが、
最終的にこの物語はどーゆー方向に落ち着くのかさっぱり読めませんな。


第8話 パス・オブ・トゥルース

ちょっと面白味には欠けたけども、話の構成はとても良く出来ている。

そんな今回のお話は…
街を出たダンたちを追って砂漠を走るアランは砂漠の街でようやくダンたちと探し出すものの、ビッグフットに跳ねられてしまう。
一方ダンはアイスマンに怒り心頭中。
アイスマンのデストロイボールで対戦チームが破壊されて試合にならないからだ。
しかも自分にまでボールが向かう始末。しかしアイスマンは意に返さず、悪気もない。
さらに意識を取り戻したアランはダンにチームに入れてほしいと懇願する。
以上公式のあらすじ。

お話のメインとしては、サブタイ通りで、実は天然だったアイスマンのデストロイが味方にまで及ぶのは、
実はパスだったんだよ!な、なんだってー!!(AA略)という話なんだけど、
お話の全体としては、そのデストロイパスの所為で、自分のプレイを理解してもらえないアイスマンと、
次回以降の布石であるアイドル達と、ずっとなにかアリそげに見せていながら、何もよく解っていない月の事を、
うまーくミックスしていて、それでもメインである所のアイスマンをしっかり見せつつ、さりげなくその他を見せている所が上手い。
パッと見はアイスマンの「パスだったのかー!」ってだけの様に思える印象しっかり与え、あくまでさりげなく、
次回以降のいつかに繋がるように思わせぶりながらも、それをメイン以上に気にさせない所に感心しました。

アイドル達は次回の話なので、とりあえず放っておくとして、今回を見て、この物語の「月」にミステリーを感じたな。
それが、おそらくは作り手が巧妙にそう思わせるように仕組んでいるであろう、という所がまたニクい。
なぜならば、月の事は物語の最初から出てきているのにもかかわらず、ほとんどなんにも分かってない。
なんとなくいい所らしく、富の象徴で、技術の最先端、ってことくらいしか提示されておらず、
月から来た人間がいるにもかかわらず、さして情報をもたらしてくれるわけでもなく、またダン達も特に聞く様子もない。
月に行って何かあって戻ってきたミユキ達も何も語らずで、気になる要素は色々あるのに、
今の所はバスカッシュに重点が置かれていて、ダン達のこれからがどうなるかに気が向くように誘導している。
でも、頭の片隅に引っ掛かるようにしてきていて、これから試合やイベントが続く中で、おそらくは段々とその月の事に比重が向くようになるのであろう。
と、勝手に私が思っているわけですが、なんにせよ、最近よくあるかキャラクターが知ったふうな口をきくという、
いかにもな「あざとい」気にさせ方よりかは話の見せ方として上手さを感じます。

その他に気になった所としては、上記月の関連として、今回の舞台であった砂漠の町は、
何故かはるかが、どうしても押さえておきたい場所としていて、砂漠の砂の下の地面に、月のような文様があったりしていましたな。
月の人達はアースダッシュを下に見ているのだけど、何かしらちょっかい仕掛けてくるあたり、月とアースダッシュは何らかの関連性があるんでしょうね。
それに伴って、なんやよー役割の分からん家出姫さまは、どうやら上記月関連でなにかしら役割があるっぽいですな。
今はまだ、いろんな事柄が点としてあるだけなのだけど、これからその点がどう結ばれていくか楽しみです。
どーでもいーけど、ビックフットに巻き込まれ気絶してしまった姫さまを、はるかが足を見て判断しているのがおもしろかったな。
まぁ、以前もあったのですが、改めて足以外を見ずにあそこまで詳細な事を解する様は、端から見てやっぱり可笑しい。もっと見る所が他にあるだろうと(笑)。
ああ、それと、彼女の「はいっ、撤収!!」が試合のときの決め台詞みたいになっていて、そこがなんとなしに気に入っていた私としては嬉しいですな。


第9話 アイドル・アタック

なんかめちゃ少年誌的展開ですな。

そんな今回のお話は…
温泉街を訪れたダンたち。久しぶりの休息をとろうとするダンは何者かに追われていた女性と出会う。
女性はいきなりダンを路地へ連れ込み、キスをするふりで追っ手をかわして逃げていく。
一方、別行動のアランはホテルの前で騒然としている記者たちの話をこっそりと聞く。
どうやら人気アイドル、「エクリップス」に関係があると知るアラン。
翌日、ダンと「エクリップス」のルージュの熱愛報道が流れる。身に覚えのないダンだが・・・
以上公式のあらすじ。

「エクリプス」じゃなくて「エクリップス」だったのか。
まぁ、それはどーでもいーとして、お話としてはそのエクリップスがバスカッシュチームを結成し、
ダン達に勝つため策を弄するが……という内容で、最終的には一昔前の週刊少年ジャンプみたいな展開で引き分けに終わるも、
エクリップスにはなんか裏がありそうね。ってところで終わった。
内容としては、上記したようにそれっぽい展開で、「なんじゃそら(笑)」などと思いつつも、
見事にその路線で突っ走られると逆に気持ちよさを感じます。
それと同時に感心したのが、とてもテンポ良く進んでいて、見ていて退屈しないのが良い。
バスカッシュ部分はちょっと物足りないような気もしますが、上手いことポンポンポーンを展開していくので、実に小気味良いのだ。
その辺のテンポの良さは抜群だと思います。
アクションシーン好きの私としましては、上記したように、バスカッシュシーンはもっと長く見ていたかった所ではありますが、
おそらくは、これまで一番「らしく」仕上がっていて、バスカッシュがとても楽しくておもしろそうに見えたのも感心しました。

さて、今回はなんと言ってもサービスシーンであろう。何せ温泉地ですから(笑)。
気になっていたセラのお胸ですが、月面ブラなるもので、寄せて上げて集めていた事が判明。
やはり地球に優しいお胸のようです。だが、家出姫さまのすっぽんバストの方がGJと言えるでしょう(なにこれ)。
それと、ミユキのスポーツブラですが、セラはおこちゃまブラなどと言っておりましたけども、むしろ逆にそのギャップに萌えるのですがどうでしょう?
はるかの月面バスト? フッ……なんでも「過ぎたるは及ばざるが如し」ですよ。


第10話 ノンストップ・ジャンプストップ 第11話 イン・ザ・ナイト・ビフォア

えーと、11話は見逃しました。
ってゆーか、いきなり2話連続放送とかしてんじゃねーよ!そんなんじゃバスカれねぇぜ!(笑)

そんな10話のお話は…
温泉街に留まっているダンたち。
次の試合相手が決まるまで、はるかはアランの指導をダンに命じる。少しでも役に立ちたいと熱心なアラン。
すると指導中、スラッシュがダンに生バスケを挑んでくる。やる気満々のダン。
ルージュも加わり、試合が始まるが、彼らの前でダンのプレイが突然、オーバーヒートし気を失ってしまう。
11話のお話は……
戦連勝のダン達。
迷いを吹っ切ったダン達の戦いぶりはココのレポートによって、惑星アースダッシュの至る所で話題になる。
その勢いを無視できなくなったOCBはチャンピオンシップへの招待を決意する。
沸き返るダン達。 大騒ぎの一方で、セラは憂鬱な顔をしていた・・・
以上公式のあらすじ。

そんなわけで感想としては10話だけという事で。
以前、ダンはシュート苦手?みたいな事を書いた記憶があるけど、やっぱりそうだったみたいで、
ココの事があってそれがトラウマになってしまっていたダンが、
アイドルレッドことルージュや、ココとスラッシュの助けもあり、トラウマを克服するという話。
なんだけど、今ひとつトラウマを克服したようには見えなかったなぁ。
天下無敵のダンの現状での唯一の弱点なんだから、どうせなら、もっと晴々するような何かが欲しかったように思います。
どうも淡々と進んでいってしまったようになってしまったのが残念。
なのだけど、そういうトラウマやスランプの克服みたいなのは、案外、抜けると「こんなものか」と実感なかったりするのも確かで、
敢えて、こう、するんと抜けたようにしてあるのかもしれませんな。
しかしまぁ、トラウマの話でホントに虎と馬が出てくるのは正直どうかと思うがな(笑)。

私としては、そのトラウマ克服の話よりかはアイドルレッドことルージュとダンの方が興味があった。
なんか二人をくっつけるような感じで話が進んでおりますが、個人的にはどうもピンとこなくて、
それはというのも、ミユキがいるからなんですよ。やっぱり「幼馴染みは強い」じゃないですか。
ほら、某アニメでも最終回で野郎が手の平返して幼馴染みの姉ちゃんとくっついたりするし(笑)。
某アニメはともかくとしても、ミユキはそーゆーおいしいポジションにいながらも、今までさしてこれといった所がないのがどうにも気にかかる所で、
どう見ても彼女はダンに気があるというのに、今現状でこれといった所がないという事は、後々にそれらしい展開が待ち受けるであろうことを予感させるのだ。
と、いうか、個人的にミユキを気に入っているので、今までぱっとする所ない彼女に、何かしら重要な役所があればいいなーと思っている次第です。
ってゆーか、これで彼女になんもないとオレは怒っちゃうよ?

で、11話の方ですが、あらすじによると、OCBのリーグ戦に出場する事になるようです。
アーンド、セラの過去話みたいですね。ってそんな重要っぽい話を2話連続放送にするんじゃねーよ!CBC!!
くっそー。次週はなんか置いてけぼり喰ったみたくなるんだろうなー。


第12話 リーグ・リーグ・リーグ!/セカンダリー・ブレイク

何故二本立てに?
ってゆーか、やっぱり置いてけぼり感を味わったわ。

そんな今回のお話は…
【リーグ・リーグ・リーグ!】
ついにチャンピオンシップが始まる。ダンたちと対戦する3人兄弟のトライスターズ。
三つ子のイリュージョンにダンとセラは苦戦しいつもの力が出せない。
一方、冷静に試合を見ていたアイスマンは・・・
【セカンダリー・ブレイク】
ダンたちがリーグを勝ち進む一方、エクリップスも順調に勝利をおさめていく。
そんな中セラは一人、母と過ごした家を訪れる。
狭いけれど愛情にあふれていた思い出の場所で懐かしそうに笑顔を浮かべるセラ。
アラン、ココ、アイスマン、ルージュ、そしてダン、それぞれの思いをかけた試合が遂に始まる!
以上公式のあらすじ。

11話を見れなかったので、いきなりダン達がOCBで試合をやっている状況に加え、
何故か今回は二本立てになっており、ものすごう置いてけぼり感帆味わう結果になってしまいました。くっそーCBCめ。
ま、CBCはともかく、なんで二本立てになっているかの意味はホントよく分からなくて、
途中、劇中のCMを挟んだ所を見るとアースダッシュのTV中継の体(てい)っていう演出だったのかな。
だとしても、二本立てにする事にあんまり意味はないような気がしますが。
さて、お話の方はリーグ・リーグ・リーグ!はチームバスカッシュ!の試合の模様、
セカンダリー・ブレイクはセラの生い立ちに関するなにか(前回見てないのでよーしらん)と、OCBとエクリップスの謎をそれっぽく見せるという内容。
試合の方はダン達が勝つに決まっているので別にどーでもいーのだが、後半はちょっと気になることを言っていたな。
それはエクリップスがジェームスにOCBの本当の目的を教えろと直談判した時のスラッシュの台詞。
月を見てまた大きくなったとか言っておりましたが、もしかして月はアースダッシュに落ちようとしているんですかねぇ。
それが本当だったとして、それをどうしようというのか。
またそれで、エクリップスが勝たなければならない理由はそこに繋がるのかが全然分からん。
それとあと伝説云々もそれに絡んでくるみたいののだが、ダンとバスカッシュ!がそれにどう関わるというのか。
これまで少年マンガみたいなストレートな展開だったのに、いきなり知ったふうな口をきくのが出てきてちょっといやんな感じだ。
ああ、あとちょっと気になったのだが、アイスマンの左手はどうも壊れかけているらしいのだが、
それは追々分かる事であろうから放っておいて、それよりも今回はファルコンと語った昔話。
前にも幼いダンとココの喧嘩を止めてバスケを教えた人物が出てくるのだが、
顔以外はジェームスなんだけど、髪の毛的にはスラッシュの縁者なのかしらねぇ。
どうもコイツが伝説云々の鍵を握っていそうな気がしますが、はてさて。

そんなわけで、今ひとつ二本立てにする意味がよく分からん今回であった。
別に通常通りに進めても良いような気がしますけどねー。何がしたかったんだろう。


第13話 シーユー・オン・ザ・ムーン

なにこのルージュフラグ。

そんな今回のお話は…
決勝リーグに勝ち進んだダンたち。
だが、準決勝で再び対戦した「エクリップス」の試合で、ルージュが倒れてしまう。
ダンは勝利するものの、ルージュのことが心配でならない。
ルージュはすでに強化人間としての限界に近づいていることを知ったヤンは彼女を月へ送還しようとする。
その動きを知ったヴィオレットたちはルージュをダンに会わせようとアランたちを巻き込んで動くのだが・・・
以上公式のあらすじ。

お話としてはルージュフラグ全開の話であり、ミユキを気にしていた自分としてはこれでいいのかと。
だが、話としては見事にまとまっていて、相変わらずベタな展開ではあるものの良く出来ていると言える。
強化人間云々は話としては割と突然出てきた感じではあるが、エクリップスというチームに、
何かありそげな所はこれまで見せていたので、それもあまり気にならずに見る事が出来たのも良い。
そういった事を踏まえての今回は、ルージュとダンの別れや、決勝で勝つ為の理由、
そして月に行く事の理由付けという所をミックスしてあり見事な話の流れである。
まぁ、話としてはベタベタなんだけど、話の安定感があって良いのではないでしょうか。
小難しい話が好きな人には向かないかもしれないけど。

個人的な所では、やっぱりミユキが気になる。
幼馴染みというおいしいポジションながらも、準決勝でのダンとルージュのプレイにヤキモチを焼いたり、
ルージュが倒れてからのダンの所在を図りきれてなくていらついたり、
ラストのダンのルージュに向けたメッセージを渋い顔で聞いていたりと、
彼女の気持ちとは裏腹に、ダンがもう幼かった頃のダンではなくなってしまい、ミユキの複雑な想いがうかがえる。
お話としては、彼女を最終的にどうするかも腕の見せ所なんじゃなかろうか。
でもなんか、これまでを見ていると、ミユキはダンと上手くいきそうにないなぁ(笑)。
まぁ、これからどんな展開になるのか分かりませんが。

とっても個人的には、飲んだくれスパンキーが妙におもしろかった(笑)。
これまでもスパンキーはマスコットキャラ(?)らしく、意外とおいしい所を持っていっていたけど、
チーム名「バスカッシュ」が気に入らず、「チームスパンキー」にこだわって、飲んだくれている様子が笑える。
スパンキーはダンの相棒のひとりとして、すごく上手く使っていて、その辺もとても感心している。
あんな小動物のクセして、上手いこと言ったりするもんなぁ。
ピカチューとかとはまるで正反対の愛らしさと言うか、そういった感じのものを感じるな。
もはや、ダンの頭に彼がいないとどうも落ち着かない。アクセントとしてとても良いキャラだよなー。

え?ルージュ? いや、別になんも思う所はないです(笑)。
だってなんかすごく取って付けたようなキャラなんだもん。


[indexへ] [かんそーへ] [14〜26話へ]