バスカッシュ! 14〜26話

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第14話 スプラッシュ・ダッシュ・クラッシュ!

決勝戦なんだけど……。

そんな今回のお話は…
ファルコン率いる『キング・オブ・キングス』との優勝決勝戦を控えてるダンたち。
しかし、アイスマンの体は限界寸前だった。セラは母を想い、一族への復讐を誓う。
それぞれの想いの中、別の不安な未来が来る事を感じるアラン。
いよいよ決戦!優勝して、月に行こうと誓う一同。
バスカッシュVSキングオブキングスの試合が始まった!
以上公式のあらすじ。

ずっと思っていたんだけど、試合ってどうもスカッとしないよなぁ。
もちろんビックフットはよく動いてはいるのだけども、なんかダン達が勝って「よしっ!」ってな気分にならんのは何故なんだろう?
今回は決勝戦だというのに、印象としてはダン達がスッ転んで、ニューシューズに履き替えたってだけしか残ってない。
ビックフットによる試合ってのは、ガンダムで言う所のロボットプロレス部分であり、
ストーリーとはまた別の見せ所であるんだけど、どうもここでの盛り上がりに欠けると言うか、迫力に欠けると言うか。
ここで「おおぅ!」と思わせてくれないのが気にかかる。
なので、今回のように試合メインであると、どうにもぼんやりと画面を眺めていただけになってしまうな。
なので、ガンダムのロボットプロレスのように、それでここぞという見せ場を作っていただきたいものだ。
まぁ、ガンダムはスポンサーの関係もあって、プラモデルを売らないといけないので、その辺意識的に作ってあるのだろうけど。
でも、よくよく考えてみれば、こっちは別に戦争しているわけでもないので、
相手のビックフットを撃墜するとか無いから、しょうがないと言えばしょうがないのかもしれん。

お話としては、まぁ、上記の通り決勝戦やって勝ったってだけ。
なのだが、アイスマンの左手が義手であったり、街の再開発を強引に進めていたセラの親父が暗殺されたりと、
むしろ試合以外の方に気にさせるものがあったな。
それに伴ってなのだが、セラの親父がバスカッシュイベントで街を壊し再開発というのをやっていて、
前回だかに住む所がなくなった人が云々というシーンがあって、これは後々に、バスカッシュ!の試合の熱狂さと裏腹に、
街を破壊してしまうという明と暗をなんとかしなければならないという展開に持っていくのかなーと勝手に思っていたのですが、
それを利用したセラの親父の暗殺というところで落ち着けてしまったなぁ。
バスカッシュ!という華やかさの裏に潜む、「迷惑している人もいる」という所は、もっと語られるべきかと思うんだけど、
そこをセラの親父の暗殺で、あっさりと収束させてしまったのは、ちょっと気にかかってしまったな。
本来はその問題をなんとか折り合いをつけるべきなんじゃないかなーと思うんですけどねぇ。
こんなの気にしているのって、もしかしてオレだけなんでしょうか?

さて、今回でチャンピオンシップも終わり、次回月へ行くらしいのですが、この物語って、どうなったら終わりになるんですかね?
まさか月で一番のチームになって「イエー!」で終わる事はないだろうけど、最終的にどっちの方向へ向かおうとしているのかがよく分かりませんね。
「伝説」云々がキーポイントなんだろうけど。


第15話 ラン・アンド・キャノン

すげーらしい展開だと思いきや一転。

そんな今回のお話は…
OCBに優勝し、ついにムーンパスポートを手に入れたダン。
月へ向かうためスカイブルーム王国を訪れたダンは
ビッグフットバスケが禁止させていることも知らずに、子供たちの前でプレイしてしまい、警察に捕まってしまう。
ダンが捕まったことでいつになく焦っているジェームスとスラッシュに、違和感を覚えるはるかとセラ。
そして、セラは父の死の裏に月が関係しているのではと感じ始める・・・
以上公式のあらすじ。

あらすじでは、セラが月の事に何か感じ取ったように書かれておりますが、特にそんな事は無いです。
お話としましては、2度目の投獄の目に遭ったダンのおかげで、月に行けなくなったチームバスカッシュの一行は、
Mr.パーフェクト扮するジェームスの助力もあり脱獄し、勝手に月に行くための「ムーンキャノン」を動かして月へ向かうも、
なんだかよく分からない巨人を見たかと思ったら、謎の大きな手にぶっ飛ばされて、アースダッシュに落ちちゃったって感じ。
話の展開はダンが脱獄して、途中みんなの助力もあり、発射されるムーンキャノンに飛び乗って月へ向かうというのがメイン。
違法行為でありながらピンチに駆けつける仲間や、発射のカウントダウンの中で、障害を越えていき、
キャノンに飛び乗ったりという、とっても少年マンガ的な流れはこれまで同様で、このアニメらしくて良い。
むしろ、バスカッシュ試合よりもおもしろかったよ(笑)。試合の時も、これくらいの盛り上がりが欲しい。
こういった見せ所の前には、スカイブルーム王国が月への渡航を独占していたりだとか、街の美観のために何でもかんでも禁止な王国の様子であったり、
なにやら月政府の思惑を知ったふうな口をきくジェームスやスラッシュであったり、
せっかくこれから月だというのに、足止めを喰らってしまうチームバスカッシュの落胆などを見せて、
脱獄からの盛り上がりを前に、為を作って緩急を仕掛けてくるあたりは上手い作劇だ。
また、これまでチームであったみんなが、「強引に月へ行く」ことでダン達選手とミユキ、
事後に逮捕されてしまったガンツとベル、はるかとじじいとバラバラになってしまうあたりもおもしろいし、
せっかく月へ向かったというのに、謎の防衛システム(?)によってアースダッシュに落とされてしまうのも、
ただバスカッシュやってるだけでなく、これからまた新しい展開を期待させてくれるのが良い。
今回はそういった話の組み上がり方がとても上手く、見ていてとてもおもしろかった。

ちょっと気になった所としては、「月」のこと。
どうもアースダッシュに近づいてきているみたいなんだけど、月関係の人が今ひとつ何をしようとしているのかがさっぱりだし、
今回はジェームスとスラッシュが知ったふうな口をきくのと、
月へ向かったダン一行に襲いかかる「謎の手」なんか出てきてたり、巨人らしき何かが出てきたりと、
月の謎が分かるどこ路が増えているのがどうにも気にかかる。というか、そろそろある程度が分かってきても良いだろう。
今ひとつダン達がやっている事と結びついてこないので、見ていてそろそろイライラしてきたよ。
知ったふうな口をきくで思い出したが、じじいはやはり何か色々と知っている様子で、それこそ正に知ったふうな口をきいておったな。
昔に何かを一枚噛んではいるのであろうが、その辺が語られるのは、きっとまだ先の事だろうな。
最後に、取って付けたようなヒロイン、ルージュですが、
なんかよくわからんバージョンアップしようとしていて、成功しても無事では済まないとか何とか。
きっとラス前当たりに、記憶やらをなくしたルージュと戦うはめになるんでしょうね。まぁ、私の予想はさして当たりませんが。

なんにせよ、お話はバスカッシュで登り詰めるぜー!だけでなくなってきたようなので、これからの展開が楽しみです。
どーでもいーけど、無類の「姫さま好き」としては、やはり家出姫さまアランことフローラより、
姉姫さまのアウローラ姫さまの方が姫さまらしくて良いですなぁ。


第16話 アンダーグラウンド

なんか突然だな。

そんな今回のお話は…
月の防御システム『神の手』によってダンたちがのったムーンキャノンは地上に墜落してしまう。
墜落を知ったジェームズは急いで捜索隊を編成する。
再びアーシュダッシュへ戻ってきてしまったダンたちが、ミユキの写真に写っていた月の裏側の様子について話していると、
突然、傷だらけのアイスマンがビッグフットで地の底へ駆け下っていってしまう。
彼を追うダンだが、不意に襲われ、とらわれてしまう。
さらにわけのわからないままに闘技場に連れ出され、凶悪そうな男と闘わされるダンだったが・・・
以上公式のあらすじ。

お話としては上記あらすじ後、勝利したダンは弾丸号で逃走し、
最下層のデッドボトムへ行った所、謎のビックフットと対面する、ってところで引っぱった。
突然雰囲気のの変わった話になってしまい、ちょっと面食らってしまったですよ。
この辺りの話は、どうも伝説云々と繋がりがあるみたいで、よく分からなかったその辺を説明なりをしていくのかもしれん。
ま、それはともかく、お話としましては、そんな突然の雰囲気の違う話であったり、ブツ切れ感があって乗り切れんかった。
いきなりの展開ということもあって、新しいキャラや、アンダーグラウンドの設定を見せなければならないこともあり、
なんだかよく分からないってのもあるが、一番気になったのはミユキ達女子組がいつの間にかアンダーグラウンドへ、
降りて来ている事になってしまっていたのが、どうにも変なブツ切れ感の印象を与えてしまっている。
私は彼女たちが3 in tha key(以前出て来たバスケバーのフランチャイズ店)でバイト(?)として出てくるまで、
地上にいるのかと思っていたから、降りてくるプロセスは見せなければならないし、
バイトするまでの事は見せておかないと繋がらないので面食らってしまった。
その部分を省くのであれば、むしろ、ダンと合流するまで出てこなくても良いような気がするな。
合流した後に説明台詞を入れれば良いわけだし。
とは言え、家出姫さまの鞭っぷりや、セラのキャッツガール衣装は男として良かった(笑)。

さて、ここへきてようやく伝説云々の話が取り出さされてくるみたいで、
以前OSBのチャンピオンシップ開幕でジェームスが言っていた、宇宙創世の伝承は伝説と繋がってくるのだな。
イカヅチの球を投げる者が月とアースダッシュを救うという話に伝承は繋がって、
それがダンなのでは?というふうに繋がるわけですが……今ひとつ要領を得ませんな。
しかし、最終的にアースダッシュに落ちようとしているかもしれない月(オレ予想)を、
ダンがなんとかするであろうってことは想像付くので、なんとなーくラストが見えて来た感じではある。
あるけども、たかがロボットバスケで、そんな大それた事が出来るかっつーとちょっと無理があるので、
その辺りをどうするかが腕の見せ所であろうな。
その伝説関係では、エクリップスのジャーマネのヤンがダンの殺害を依頼しており、
どうもジェームスら伝説を発掘しようとする者達と、ヤン達の伝説は見つけるより自分で作っちまえと思っている者達がいるみたい。
そこから想像するに、やっぱり最終的にはルージュとダンが争う事になりそうね。
でもあんまり気にならないなぁ。だってホラ、ルージュって取って付けたようなヒロインなんだもん。

公式をみると、この辺りは「アンダーグランド篇」ということみたいで、この地下の話はそれなりに重要なのであろう。
ここからお話をどう持っていくか楽しみだな。


第17話 ジャイアント・ステップ

割とあっさり合流。

そんな今回のお話は…
謎のビッグフットの攻撃から逃げ回るダン。
だがボールを受け止めたダンは謎のビッグフットと1 on 1をし、
しだいにうちとけ始める。思わず見とれてしまうようなプレイをするそのビッグフットだが、
ダンが声をかけ近づいていくと、それはビッグフットではなく・・・
一方、闘技場には、建物を壊して回るアイスマンの姿があった。
現れたファルコンとともに、アンダーグラウンドで起こった、アイスマンの忌まわしい過去がよみがえる・・・
以上公式のあらすじ。

お話は散り散りになったチームバスカッシュの面々をザッピング的に見せながら、
新キャラの巨人ナビーことナビガを紹介し、ダンと合流(アイスマン除く)する話。
なんだけど、伝説や謎の鉱物アルティマイトやらもなんとなーく見せていた。
その辺の伝説やらアルティマイトやらは物語において、どうも重要ポイントのようだが、今の所はあんまり要領を得ない。
伝説やら巨人やらアルティマイトやらは、全ては月という所に集約されるのだけど、
物語の最初から、これ見よがしに出ている割に、新しい語句は出てくるものの、分かってきた事と言えば少ない。
分かっている事と言えば、月が落ちてきそうってことなくらいで、それらにまだ関連性が出てきてないんだよな。
関係してくるであろうことは分かるのだが。
なので、新キャラや重要語句が出てくれど、物語的には今ひとつ要領を得ず、今回はなんか準備をしているような印象であった。

そんなんなので、私として気になった所と言えば女子ですよ(笑)。
今回はセラがナイスサービスシーンを作っており、3in the keyでのシャワールームで、
家出姫さまの乳もんだり、賞金首になったダンを知る所でも姫さまの乳をもんでいたり、
揺れるボートへの文句にまたもむわよと宣ったり、と地球に優しい家出姫さまの乳をとにかくもんでおり、
綺麗に百合色に染まった脳を持つものとしては、なかなかのサービスシーンでありました。
ちなみに、セラ曰く、姫さまの乳は思ったよりあるそうです。ちっ。(舌打ちかよ)

しかし、巨人のナビーを仲間にするみたいだけど、どーするつもりなんですかねー。
フツーに連れて行くわけにもいくまいに。
ってゆーか、基本3on3なのにナビーと姫さまが余っちまうんですけど、その辺もどーするんですかねぇ。
お話も今ひとつ進展しているような雰囲気ではないのですが、ちゃんと収拾つくのかしら?


第18話 メモリー・オブ・ユー

あっさりサンダーグラウンドを脱出しちゃいましたが。

そんな今回のお話は…
アイスマンのおかげで、プライスの攻撃を逃れたダン。
「地上へ行け」という言葉を残し、アイスマンはプライスへとむかっていく。
アイスマンへ駆け寄ろうとするダンだが、みんなに連れられ地上へむかう。
一方、ホテルで一人パソコンへ向かうココ。そのとき複数の男たちがココの部屋へと乱入し・・・
以上公式のあらすじ。

アイスマンを除く、チームバスカッシュがやっと合流したというのに、なーんかザッピングでいろんな方面を見せており、
色々な準備段階を見せていたという印象で、なんだか不穏な動きのあるヤンや、
それに対抗しているであろうジェームスらであったり、サウザントが研究してるのはアルティマイトでそれはヤンも一枚噛んでいて、
ミユキのじじぃはアルティマイトは人には過ぎた物だと言う。
と、こんな感じで、よく分からなかった事をほんの一部だけなんとなーく分かるような気がする程度に見せて、
その辺気にさせているのは良いんだけど、結局の所はほとんど分からないので、なんか画面を眺めていた、という印象もある。

お話的にはダン達は話の中心に位置してはいるけれど、事象の中心ではなく、
何か事が起こるのはヤンやらジェームスやらが何かやっている「伝説」云々関係で動いているからで、
むしろダン達はそれに乗っかっているような格好で、まだそれに気付いていない。
ダン達がいつその事象の中心にもなって、事柄自体を動かして行くかが見物だ。
個人的な所としては、いつの間にかジェームス達がダン達を守る存在になっているのがおもしろい。
最初に出てきたときは、見事に敵役であったのだけど、それがさりげなく上記のようになって、
敵はまた別にヤンと言うじつにそれらしい敵として出てきて、今となっては最初の頃と全然展開が違ってきている。

と、いうわけで、今回はダン達が見えてない部分が動いていたので、
特に派手なことが起こったわけでもないので、あんまり書く事がねぇ。
何やらゴソゴソと動いている部分で分かる事はあまりないので、書いても憶測にしかならないしなぁ。
ちょっと気になった所としては、セラがナビーに気があるようですが、
巨人と人間がくっついてもどーにもならないのですけど、遺伝子云々はまぁ別としても、どうするつもりなんだか。
そもそも巨人という設定をどうしようというんですかねぇ。その辺の落としどころも腕の見せ所ですな。
そーいえば、スラッシュはどうも若返りしているようで、ダンとココにバスケ教えたヤツと同一人物のようです。
これもこの設定をどう生かすつもりなのかさっぱり。若返る事になんか意味があるんですかねぇ。

しかし、もう18話だというのに、肝心の月に行かないのだけどこれでいーんだろうか。
最後にドタバタっとまとめたりしそうで嫌だなぁ。つーか最後まで月に行かないような気がしてきたよ。


第19話 ターン・オーバー

割と説明回。

そんな今回のお話は…
【ターン・オーバー】
もう一度月へいくため、OCBが用意したチームとエキシビジョンマッチを行なうことになったチームバスカッシュ。
舞台となるタービンシティへついた一行は、町全体が軍事基地になった変貌ぶりに呆然となる。
さらに、エキシビジョンのゴールのひとつはセラがかつて母親と暮らしていた家だった・・・
【ココ・レポート】
ひとりパソコンにむかうココ。幼い頃、バスケットボールの選手になると決めていたココ。
「すごい選手になったら月に連れていってあげよう」という約束、そして起きた事故。
ココの思いは・・・
以上公式のあらすじ。

あらすじにあるように、AパートとBパートでの2本立てのような格好。
Aパートでは、割と投げっぱなしであったタービンシティでのことと、セラの父の想いをまとめ、
Bパートはここのレポートという形で、これまでのダンのたどった軌跡と伝説関連とちろっと話す。
と、そんな感じであるので、冒頭書いたように説明回のようであった。
以前、OCBチャンピオンシップやっていた時に、タービンシティの再開発で、住めなくなった人のキャンプとか、
セラの親父が死んだ事が出ていたにも関わらず、放ったらかしにしているのはどうか。
という事を書いたが、まぁ、一応今回でまとめあげた格好ではあるものの、今ひとつすっきり来ないな。
このアニメのノリであるならば、ヤン率いるルナテック社の強引な開発をダン達のバスカッシュと通じ、
住民達の反対運動が広がって白紙になってしまうくらいの勢いが欲しい所ではあった。

個人的にはBパートのここレポートの方が興味深く、今まで語られなかったココの想いと、月の伝説関連の勢力闘争が見える。
ココがダンを拒絶していた理由は、バスケが出来なくなったという事ではないのは見ていても分かるが、
彼女の怪我の責は自分にあるとし、全てはココの為にとするダンは、ココにとってはつらいだけで、その後トラウマを乗り越え、
墓守をしていたナビーに言ったダンの言葉で、あんまり変わっていないように思われるダンだが、ココの気持ちに感づいた事が分かる。
ココは自分の事を思ってくれるダンの事は嬉しいが、その為にダン自身が自分の人生を棒に振ってしまう事を望んでいないのだ。
またココの事故についての真相も語られ、伝説になれなかったとして、ジェームス、アイスマン、ココをあげていた。
月で伝説関連の勢力争いがあり、伝説と目される人物を消そうとする一派がココの事故を仕組んだのだそうだ。
アイスマンも右手右足を失うのも、伝説狩りという事があったわけだし、ジェームスも過去になんらかの妨害工作に巻き込まれていたのかもしれないな。
それらを画策する一派は現在ヤンが率いているようだが、落ちてきている様子の月を救う手段としての伝説を、消して回ってどうしようというのだろうね。
ジェームス達も月落下の阻止が目的なので、目的が一緒ならば潰し合いをする必要はなさそうな気がしますけどねぇ。
その辺はどうまとめるつもりなのかしらね?


第20話 フィットイン・ブレーク

ミユキの成長物語?

そんな今回のお話は…
過負荷により故障したダンガン号、グラマラス・ビー、ゼファーを強化改造するため、ダンたちは「エリアゼロ」と呼ばれる場所へ向かう。
今は無人の廃墟と化しているそこはビッグフットの聖地であり、ミユキの父親が亡くなった場所でもあった。
父親の残した研究データをもとに、ミユキはソーイチにこの仕事は自分ひとりでやりとげたいと伝える。
食事もとらず、3機のビッグフットにむかうミユキ。そんなミユキを心配する皆だが・・・
以上公式のあらすじ。

まぁ、お話はダン達のビックフットをパワーアップさせるという流れの中で、
ミユキが一人前の技術者にスキルアップする事がメインに張られている。
そういった中で、父への想いだとか、自らのすべき事であったり、ビックフットやミユキの父の事故とは、
という所も割と淡々と語られているのだが、一本の話としては特に衝撃の展開が!とか、
ものすごいアクションが!とかは無く、まったりと進んでいった印象だ。
お話としても、特に興味の引く所はあまりなく、正直書くことがなかったりするから困る。
そもそも、ビックフットのパワーアップってのも、割と突然感があり、穿った見方をするならば、
今回のお話は、ビックフットとアルテニウムを関連づけたのと、これからの前フリと言った所だろう。

いつの間にか公式HPでは「制作体制変更のご案内」なんてのが載っていて、監督の交代が発表されていたのですが、
その所為なのかどうかは知る由もありませんが、ここへ来ての妙に落ち着いた今回のような話を突然しだし、
なんか上手いこと設定の回収をしたようにも感じられる。
話もこれまで今ひとつ進展した感じを見受けられなかったので、内部的にどうまとめようかすったもんだしていたのかねぇ?
まぁ、なにはともあれ、この最終章になって新体制になったんだから、
(自分がその発表に気付いたのが今なだけで、もっと前からお知らせはあったのかも)
これまで、どうなったら終わりを迎えるのかよく分からなかったこの物語も、上手いこと進んでくれればいいなぁ。

と、こんな感じで、ホント特に書く事がなかったのであった。
もっと簡単に書いてしまえば「ふ〜ん」って感じ(笑)。なんか眺めていただけ、みたいな。


第21話 トータル・エクリプス

え?アランもなの?

そんな今回のお話は…
突然のエクリップスの解散発表。さらにスカイブルーム王国で解散コンサートが開かれるという。
解散のニュースを聞いたダンは胸のもやもやが晴れないでいた。
そんなダンを心配するアランだがダンの態度はそっけなく・・・。
一方、解散コンサートに向けて着々と準備を進めるヤンとその動向を注意深く見つめるスラッシュたち。
それぞれの思いが交差する中、ダンはエクリップスの解散コンサートで盛り上がるスカイブルーム王国へと向かう。
以上公式のあらすじ。

前回のラストでエクリップスの解散が発表され、今回はそれを受けて、
胸のモヤモヤをなんとかするためダンとアランが先行してスカイブルーム王国へ行くという話。
なんだけど、なんか突然アランがダンの事を好きなってしまっているのだけど、これでいーのか?
ミユキはルージュと争うことなく諦めてしまっているようだし。
まぁ、ミユキのことはもうこの際いいとしても、アランこと家出姫さまはもっと物語の根底に関わる部分に関係ありそうだから、
むしろその辺の色恋沙汰に巻き込まない方が良いような気がしますなぁ。
役割所ってものがあるだろうよ。なもんだから、こっちとしては全然乗り切れねぇ。
だが、今回正体を自ら明かしてしまった姫さまは、旅を終え、王家に戻る決心をしたのだけど、
そんなものを意に介さないダンが、当たり前に姫さまを引っぱっていくというシーンは実にそれらしくて良かった。
まぁ、お話としてはそんなもんであった。

それよりも、落ちてくる月ということが、ようやくはっきりと台詞に出てきて、最終目標がやっとはっきりした。
月が落ちてくるというよりは、月とアースダッシュが互いの引力で衝突してしまうということなんだけど、
それを回避するために、ちょっと前から話に出てきたアルテニウムを活性化させる必要があるらしい。
と、いうことは分かったのだけど、それとヤンが画策するエクリップスの歌や、存在意義が上手く繋がらんな。
まぁ、彼女らは強化人間なので、伝説を探すのではなく作ってしまおうということなんだろうが、
それと歌はなんか関係あんのかね?つか全然関係ないよな。
彼女らがアイドルグループでなくてはならなかった理由が、今ひとつよく分からないんだよなー。
個人的には彼女らは物語上絶対必要かと言われれば、そうでないような気がします。
むしろナビーを上手く活かせよと思うのだけど、このナビーもアンダーグラウンドを出てから、
全くと言っていいほど出番がないので、本当は巨人なんか出したくなかったのかなぁ。
なんかそのうち彼はスルーされてしまいそうだよね(苦笑)。

どーもここへ来て話が設定の回収をがんばってしているような印象があるなぁ。
「がんばってまとめるぜ!」みたいな。
それはそれでいいことではあるのだけど、そんなんは始まる前にやっておけよという話でもある。
いい具合に最後の方で盛り上がってくれればいいけど……なんかそんな感じがしないんだよな(苦笑)。


第22話 クラッチ・ショット

バスカッシュひとつで何でも解決だな。

そんな今回のお話は…
エクリップス解散コンサートの会場に忍び込んだダンとアラン。
必死にルージュの姿を探し回るダンをアランは複雑な気持ちで見つめていた。
その様子をひそかにうかがうヤンの姿。
やがて、ルージュを見つけたダンは久しぶりの再会を喜び、ルージュに言葉をかけるのだが・・・
以上公式のあらすじ。

お話は、ダンがルージュに会いに行ったら記憶を失ってました。
なのでファイナルコンサートに乱入し、バスカッシュしたら記憶を取り戻しました。
って内容。はっきりいって随分都合が良い。
まぁ、記憶が戻らないとどうにもならないので、何をどうがんばっても記憶は戻るわけですが、
もちっとこの辺は何話か分、尺をとっても良いような気がしますな。
ダンとバスカッシュはルージュの記憶の重要なキーポイントではありますが、
せっかく記憶をなくしたという所を、印象的に見せているのであらば、取り戻すためにもっと時間と話と使っても良いでしょう。
それにだ、そもそもルージュのダンの記憶がなくなってしまったというのは、前々から前振っているので、
今回、ダンとルージュが再会し、ダンを覚えていないという衝撃度、という所で薄いよなぁ。
どうせだったら、ダンの記憶が無くなったということは伏せておいた方が、ここそれが活きたような気がします。
記憶のことを伏せておいたとしても、イベント的には記憶喪失くらいしかないので、さして突然感もないし。
そんなわけで、その辺に関しては「ふ〜ん」くらいなもんですよ。

むしろその他の方が気にかかるといいますか、ヤンがサウザントと何しようとしているかがよく分かりません。
その辺の物語の本筋は、今回のルージュイベントと上手く合わさっていて面白くはありますけども、
結局なにしたいのかがよく分からんので、それもどーなるんかねーという感じ。
月の衝突を止めようとしているのは分かるんですけど、ヤンがここまで悪役に徹していることもよう分からんし。
この辺りは最終的にちゃんと決着着くのかしらね。
あと、ミユキなんですけど、やっぱりと言うかなんと言うか、完全にダンを諦めてしまったわけですが、
これまで特にミユキがダンと何かあったわけでもなく、なんもせんまま終わってしまったのはどうなんだろう。
恋のバトルイベントくらいあってもいいだろうよ。ミユキがただ機械をいじっているだけの人みたく思えてしまう。
それと一番気にかかるのはナビーですよ。
明らかにキャラとして使いにくそうにしている感じがあって、今回のコンサート乱入イベントは、それなりのイベントだと思うのですが、
それにレギュラーで参加させてもらえないという不遇っぷりは、ホントどこでどう使おうか困っているような印象だ。
それに伴って、主要キャラであるはずのセラも最近は脇のひとりのような扱いになっていて、
話は当初思ったような方向に進んでいないのかなーと感じてしまいます。
この物語が最後に綺麗にまとまるのかちょっと心配だなぁ。


第23話 ゴーズ・スラッシュ・セッド・ソウ

あれ?もしやこれでナビー退場?

そんな今回のお話は…
ヤンの指示により、砲撃されるダン。さらに銃口はセラとナヴィにも向けられ、セラをかばったナヴィは銃弾を受けてしまう。
ヤンは軍事力でスカイブルーム制圧し、そしてついにアースダッシュの重力に引かれて月の表面が剥離し始める。
アースダッシュは岩石が落下し、森が燃え、避難する人々であふれかえっていた・・・
以上公式のあらすじ。

な、なんだかなー。
月衝突以前に、あんな無数に岩やらが落下してたら普通もっと被害でけぇし、既に終わってると思うけどな。
そんなことを思った今回のお話としましては、やっぱ「なんだかなー」といった感じである。
ナビーは扱いに困ったのか生死不明になっちゃうし、ダンは起きねぇし、サウザンドも扱いに困っているようだし、
ヤンのレジェンドバレットやらで月を破壊するという計画も、あんな近距離で月爆破しても、
塵にでもしないかぎりはアースダッシュも同じ運命だと思うし、
心肺停止していたダンはルージュのキスでとりあえず心臓動き出すしで、なんか白々しくて乗り切れねぇよ。
だいたいこの危急存亡の時にバスカッシュってなんだよ。
伝説リーグなんてやってる場合じゃねぇだろと思うし、そもそもバスカッシュでなんでアルテニウムが活性化するのかよく分からないしなー。
伝説云々も、巨人=ビックフットというふうにしたかったんだろうと思うし、
そんなようなことも言っていたことを考えると、巨人族とかはホントに扱い困ってるんだろうなー。
そらナビーも生死不明になるわ(笑)。ホントはあやふやな伝説をビックフットで本当の伝説にしちゃった。
っていう感じにしたかったんじゃないのだろうか。一体どこで道を間違えたんでしょうね。

あと3話あるんだけど、なんか随分都合よく終わるような気がするなー。大丈夫かね。
ああ、言い忘れてたけど、スパンキーが戻ってきてホッとした。
やっぱアイツいないと落ち着かねー(笑)。スパンキーが一番好きだわ。


第24話 フー・アー・ユー

いやもう、なんつーか……。

そんな今回のお話は…
バスカッシュによりアルティニウム鉱石を活性化させ、
月とアースダッシュの衝突を回避させようと、スラッシュは伝説リーグの開催を決定する。
多くの選手が終結し、遂に伝説リーグがスタートした!
以上公式のあらすじ。

都合が良いなってゆーか、なんじゃそら。
伝説リーグがスタートしたってのは、まぁ、別にいいんだけど、お話としては意識不明だったダンが目を覚まして、
砂漠の町の遺跡がミョーンと伸びて、なんだかよくわからないホシワタリがどうとか言って、
歌を歌ったら光がミョーンと出て月に連れてってくれる。みたいな話。な?「なんじゃそら」だろ?
どうも月に行けない状況で、どうやってダン達を月に行かせるか苦心した模様なんですが、唐突にホシワタリ言われてもピンと来ないわな。
遺跡云々は前々から前振っていたけども、ホシワタリに関しては何の情報もなかったからなー。
そもそも、伝説の神々の球遊びが世界を作った云々の話も、なんの信憑性もないので、
それで伝説リーグがなんだかんだ言われても、これもお話に必要なんだかどうだかよく分からんし。
一番気にかかったのは、伝説リーグに参加している巨人さん達のチームに、特に観客の皆さんが言及しないということ。
これを見ても巨人は本来、出すことは予定になかったんじゃねーのかと思わざるを得ないなぁ。
本当は巨人の伝説をビックフットで……という感じで進んでいこうと思っていた節があるし、じゃないと、ビックフットの意味がなくなってしまう。
けど、制作中で何が起こったのかは知らないが、ナビーを出してしまって、どう話に関連づけようか困ったんだろうな。
事実ナビーは全く話に絡んでこないし、上記の巨人さんチームは巨人出しちゃった以上、仕方なく出てきた感じだし。
そもそも、ハルカは小さい頃に言ったら死罪になるとかいう、月の裏側で巨人の足跡見つけて……とかはどうなった?
そこから考えると、巨人の存在は月でも秘匿されていたんじゃねーのか?もう、お話を締めるために必死、って感じがします。
第1話はあれだけ面白かったのに、なんでこーなっちゃったんだろうなぁ。

あんまり文句ばっかりだとなんなので、ちょっと感心したことと言えば、
意識不明だったダンが目を覚ますきっかけを作ったのがミユキであったのは良かった。
最初から居たメインキャラのひとりであるのにも関わらず、ダンと何かあるわけでもなくルージュに恋人役とられてしまった彼女に、
ちゃんとそれらしい役所を作って、それなりの活躍をさせてあげて、なんとか面目が立ったのではないでしょうか。
今回いい所があったとするならば、これくらいですな。

しかし、もう良い締め方をしそうにないですな。ホント、どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ。
個人的にアンダーグラウンド編はいらないと思うんだ。


第25話 アバヴ・ザ・リム

おお、白々しいぞ(笑)。

そんな今回のお話は…
ホシワタリに乗り、月へと向かうダンたち。
月とアースダッシュを救うため、伝説リーグではアイスマンやファルコンたちが力の限り試合を続けていた。
ボロボロになりながらもダンが来ることを信じるアイスマン。
アースダッシュと月の人々が見守る中、遂にダンが月へ降り立った!
以上公式のあらすじ。

お話はダン達が月について試合を始めるまで。
その試合が始まるまでの間に、なんやかんや説明であったり、伝説云々であったりで盛り上げようとしているのですが、
どうにも今回含めてあと2話でまとめようと必死な感じがして全く乗り切れねぇ。そんなんじゃバスカれねぇぜ(笑)。
と、いうわけで、なんか全然思う所がないんだけど、どうしようか。
そもそも、バスカッシュでアルテニウムが活性化する理由が今ひとつよく分からないので、
危急存亡の時にバスカッシュやっているってのがどうも滑稽に見えて、それこそヤンのやろうとしている事の方が現実味がまだあるような感じがする。
まぁ、それはそれであんな近距離で月を爆破した所で被害甚大ってゆーか、さして状況は変わらないけれど。
そんなことだからお話に全く乗り切れないし、乗り切れない事があるからこそ、どうもダン達がカッコつけているようにしか見えない。
アイスマンと決着云々の話もさ、最初こそそんなしがらみもあったけれど、それこそ最初の最初の方の事だし、
そこからこれまで、そんなことおくびにも出さなかったというのに、ここへ来てなぜ突然?という事もある。
スラッシュの若返りの件も、前にそれらしい事を振ってはいたけれど、ビックフット他、現実世界からすれば、
オーバーテクノロジーな物がある世界で、若返り秘術ってぇなんだよって話だ。
それはホシワタリもそうなのだけれど、そんな魔法みたいな力があるんなら、別にビックフットなんていらないわけで、
生身の人間がそのようななんか魔法みたいな力で……で、いーではないか。
テクノロジーの発達した世界を見せるのならば、終止そういった展開にしていかないとだめだろう。
石の力だ秘術だ言うなら、よくある中世っぽいファンタジー世界でもいいわけだし。
まぁ、そういったファンタジー世界の、そして伝説へ……みたいなお話を、もっと科学の進んだ世界でやりたかったのかもしれませんが、
たかがバスケが世界を救うはちょっと飛躍し過ぎていてついていけないよなぁ。
個人的にはその辺の世界を救うお話では無い方が良かったように思えます。
一番最初に、固定観念やくだらないルールを打ち破る、という所を見せたのであれば、そこで話を展開していけばいいのに。

と、もう終わってしまったかのような感想ですが、次回が最終回です。
バスカッシュでアルテニウムが活性化する理由がよく分からない以上、
どうがんばっても都合が良いようにしか思えないんだろうなぁ。


第26話 フリー

実に最終回らしい最終回。

そんな今回のお話は…
月とアースダッシュの衝突が近づく中、ダン、セラ、ルージュとスラッシュ、アイスマン、ファルコンの激しい戦いが続く。
一方、アースダッシュではヤンがレジェンドバレットの発射ボタンに手を伸ばす。
それぞれの思いが交差する中、月とアースダッシュに待ち受ける運命は?そして伝説の行方とは?!
以上公式のあらすじ。

お話は伝説はダンだけじゃなくてみんなだったんだよ!的なお話。
最終回としての盛り上がりも作っているし、ダンだけがヒーローでイエーとなるわけでもなく、
レジェンドバレットやらも活かして、上手いことバスカッシュで世界を救うようにしていて、
ホントに最終回らしい最終回になっており感心。
なんだけど、やっぱこの最終回を見ても、巨人の伝説をビックフットで……という所は最初からあったみたいで、
なんとかかんとかそこに落ち着けたという印象と共に、巨人族の皆さんの扱いにすごく困ったのだろうなぁと窺わせるな。
ナビーなんかはこの最終回でさえ、セラがまるで死んでしまった人かのように話していながらも、
突然に家出姫さまのじいとばあやが理由無くアースダッシュから彼を運んできて、
もう、なんとか存在に理由をつけたような感じだものなぁ。
そもそも、巨人の伝説はみんなだったんだよというオチならば、やっぱり巨人族の皆さんがいる必要がなくて、
その存在が無い方が物語的にしっくりくる事を考えても、製作中に色々あったであろう事が分かるな。

さて、最後なので全体的な感想としてですが、もう前回である程度言ってしまった感がありますけれど、
寛太いいに言うならば、第1話から見事な右肩下がりの降下線をたどったように思えます。
もうね、ぶっちゃけて言うと、第1話をショートフィルムとして、
バスカッシュ!の完成品とした方がいいのではないかというくらい、ものすごく良く”出来過ぎ”ていた。
だが、お話の方は回が進む度にどこへ行こうととしているのかよく分からなくって、今振り返って思うと迷走していたような感じがしますな。
いや、最初と最後が決まっていて、途中どう最後へ上手く繋げようかと苦心した結果なのかもしれない。
個人的には伝説はまぁ、最初から出てくる言葉なのでいいとしても、世界を救うお話にする必要はなかったように思えます。
前回の感想で言ったが、むしろバスカッシュというスポーツを中心に、固定観念やくだらないルール、
常識を打ち破る自由な発想、という所をある意味自然発生的に生まれたスポーツ、
「バスカッシュ」を通して描いていった方が面白かったのではないかと思います。
見ていてやっぱりエクリップスやナビーは特に必要なキャラとは思えなかったし、変に捻ったお話にしない方が良かったと思うな。
ダンがバカながらも自由奔放で、バカであるからこそ素直で自由な発想を見せているのであれば、
その基本をドーンと柱に立てて組み立てていって欲しかったです。
ホントに第1話があまりに良く出来ていただけにすごくもったいないなぁという印象のお話でした。
聞く所によると、やはりと言いますか、DVD、BDの売り上げが可哀想な結果だったらしく、
しかし、そんな売り上げを見ても、世間一般的にもそのような評価であったのではないでしょうかね。
1クールくらいにして、もっと単純なお話になら結果が違っていたような気がしますな。
というわけで、今思ってみれば、第1話を見れば事足りるアニメでありました。


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