BLACK LAGOON 1〜12話

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♯01 The Black Lagoon

原作のマンガのことは知らなかったんだが、こりゃおもしれぇ。 久々に原作読みたいと思わせてくれるものに出くわしましたよ。

 まず、アウトロー集団にまきこまれる日本のサラリーマンという図式がツボ。
 そもそも事前情報をオフィシャルサイトプレオープン時に、レビィが拳銃構えてる絵しか持っていなかったものだから予想外だった。
 その冴えない日本のサラリーマン「岡島緑郎(おかじまろくろう)」の不幸っぷりがステキ。
そしてその緑郎ことロックが事の不条理さにだんだんキレていく様子がおもしろい。その気持ちわからんでもないよなぁ。
 彼がこれからどうなっていくかがとても興味をそそられる。
 アクションシーンもキレイで格好良く見ていて気持ちよかった。酒場でのレビィの動きは秀逸。問題はこのクオリティを保てるかどうかですな。
 ともかく第一印象はカウボーイビバップに似た雰囲気がちと気になるもののとても楽しめました。この調子で最後までいってくれれば文句なし、ということで期待している。

 このアニメの主人公は緑郎ことロックってことでいいんだよね?

♯02 Mangrove Heaven

しかし絵の綺麗さは素晴らしいな。この調子で最後まで行ってもらいたいです。

 さて、話の方は前回のピンチから事が収拾するまで。
 前回のようなアクションがなかった分、物足りなさを感じましたが、お話の展開としてはまずまず。だったのだが、見せ場や盛り上がりという点ではやはりもう一つ何かが足りない様な気がした。
 もうちょっとブラックラグーンの連中個人個人に何かあったらよかったんじゃないかな。まぁ、話的には戦闘ヘリからの脱出なので仕方ないと言えば仕方ないのだが。

 だが、袋小路からヘリ撃破の件で、危機状態によるロックの高いテンションや作戦とか、脱出後の落ち着いた展開の話のメリハリの効かせ方は素直に上手さを感じるな。
 話的にちょっと残念だったのが、ロックを見限った会社に一泡吹かせる展開になるだろうと思っていたのだが、それが全くなくそのまますんなり話が終わってしまったのが気になった。
 前回からロックが不幸に巻き込まれていく様子を見せているのだから、最後に会社の方にギャフンと言わせる何かがあった方が見ている方はスッキリするんですけどねぇ。
 比較するのもどうかと思うが、これがカウボーイビバップなら、最後にそういう事してくれるエンターテイメントな部分があって気持ちいいんですが。まぁ、リアルといえばリアルなのですけどね。

 ともあれ今回でロックが正式にブラックラグーンの一員になったことだし、今後彼らどんなトラブルを巻き起こしてくれるか楽しみです。


♯03 Ring-Ding Ship Chase

1話完結の話としてなかなかおもしろかった。
お話はロシアンマフィアの仕事をうけるようになったブラックラグーンの連中を逆恨みした奴らが罠をはるが…といった内容。

 今回は話の流れがきれいで見ていて気持ちよかった。
 のんびりとしたブラックラグーンのオフから始まって、チャニーズマフィアとダッチの確執から嘘の仕事依頼、そして海上での戦闘と、だんだんと盛り上がっていく課程が良いです。
 最後はロシアンマフィアの女ボスパラライカが、マフィア流の締め方でキッチリと終わらせた。30分のなかできれいに起承転結していて見ていて素直に楽しめました。
 ちょっと気になったのは海上での戦闘。
 今回の戦闘でのキモはレヴィだと思うのだが、動きがあまりなかったのが残念。もっと激しく動いた方が迫力が出たような気がします。レヴィのすごさがあまりよくわからなかったですよ。

 その他気になったところは、やはりロシアンマフィアの女ボスパラライカです。
 怖すぎます。まず見てくれからして怖いです。そして見るからに百戦錬磨です。こんな人と目があったら俺はちびる自信があります(どんな自信だよ)。
 怒らせなければとてもいい人なんだろうけど、こんな人と一緒にいたら気が気でないよなぁ。
 あと、レヴィがロックに買ってあげたというアロハ。
 作中出てきませんでしたが、ロックがあんなの着たくないというほどのアロハ、一体どんなヤツだったのか気になってしょーがないよ。

 というわけで、今回は少々不満はあるものの、話がとても綺麗に起承転結していて30分楽しませていただきました。
 個人的にはロックにもっと活躍してもらいたいなぁ。


♯04 Die Ruckkehr des Adlers

ぐはっ、前後編かっ!

 と、いうわけで前後編の前編でこの話の前振りで終わってしまった。うぁ、続きが気になるぅ。
 お話的には世界大戦中に沈没したUボートからナチのお宝絵のサルベージをすることになったのだが、現在のネオナチもそれを狙っていて…という話。

 冒頭書いたとおり、今回は前振り。
 潜っていったレヴィとロックを海上で待っていたダッチとベニーに、ネオナチ共が攻撃を仕掛けてきたところで終わってしまった。うあーこれからどーなるんだよぅ。潜る前にレヴィに持たせた水中銃が次回にどう影響してくるか見物です。
 そして、うっかり石垣島でスキューバダイビングしたことある(一回だけ)と言ってしまった為に、レヴィについて行くこととなったロックがどうなるのかも楽しみですな。  個人的にはそろそろロックの大活躍とかが見てみたいんだけど。
 まぁ、そんなわけでつかみはOKということで次回を楽しみにしております。ワクワク。


♯05 Eagle Hunting and Hunting Eagles

うぅむ、まぁ、薄々感づいてはいましたが主人公はロックでなくレヴィなのだが…

 とりあえず、前後編でなくもうちょっと今回の話が続きそう。
 というわけで今回のお話としては、先回ブラックラグーン号を襲ってきたネオナチ共も、案の定Uボート内の絵画が目当て。
 そこで先に潜入していたレヴィとロックに鉢合わせてしまい目的の絵画を奪われてしまう。
 次回、取り返しにいくようですが…という話。

 話の方はまぁ、とりあえずいいとして(いいのか?)、今回は冒頭書いたとおり「主人公はロックじゃないの?」というのが今回の感想なのだ。
 別にUボート内でのロックとレヴィの会話で、ロックの意見やレヴィの話に共感とか、レヴィが人としてどうとか言うつもりはまったく無い。
 ただこの「BLACK LAGOON」という物語において、ロックの方が感情移入しやすいじゃないかなーと。
 Uボート内のレヴィの話はもっともだし、戦闘において彼女がメインであるのだが、彼女の特殊な環境設定はちょっと感情移入しにくいよな。
 だって貧民街で生まれ、無実の罪で警官に半殺しにされたとかいわれても、正直、そんな境遇になったことないからおれよくわかんない。
 ただこれはロックがいるからで、彼がいなければレヴィが主人公でまったく問題がないのだけど、彼がいるのでどうもレヴィが主役である意味が今ひとつわからないんだよな。

 日本人的判官贔屓もあってか、弱肉強食の裏社会で完全弱者のロックが、強力な仲間と共に強者達を喰っていくという図式がこの物語のおもしろいところだと、(勝手に)思っていただけにどうも物足りなさを感じてしまうなぁ。
 これからそんな展開になっていくのかもしれないが。


♯06 Moonlit Hunting Grounds

ネオナチ編の後編。
前回奪われた依頼品を取り戻すためにネオナチの船を強襲するが…という話。

 ビジネスでのネオナチの話とブラッグラグーン内部の話が、ごっちゃになっているという所は上手いのだが、個人的にどーもスッキリしないなぁという印象。
 奪われた物を取り返すという話はむしろオマケで、メインはブラッグラグーン内部の人間関係、というかロックとレヴィの確執みたいなのがキモなんだけど、その辺の話は次回の方でしっかり決着をつけるみたい。
 そーゆーわけなので、今回ラストでレヴィが「あいつとは組めねぇ」と言ったところで終わるし、依頼品の奪還の話も、ネオナチ共の黒幕とブラッグラグーンの依頼主が同じという、割といやらしい内容だったので、どうも爽快感に欠けた。というかこのアニメに爽快感を求めてはいけないのかもしれないなぁ。
 最後に残るモヤモヤ感を楽しむのが正しい見方のような気がする。アクマで気がするだけだけど。

 さて、今回は戦闘、というかドンパチもメインのひとつではあったのだが、残念ながらかっこいいガンアクションというわけでもなく、身も蓋もないような言い方をすればレヴィの大量虐殺をみているだったなぁ。
 まぁ、前述のロック云々の関係でミョーにキレちゃったレヴィが、トコトコ歩きながら拳銃をガンガン撃っていただけで、かっこいいアクションとはちょっと違いました。  個人的にはもっと派手に動くヤツを見てみたいのだけれど。

 と、いうわけで今回のネオナチ編はモヤモヤしたまま終わり。
 ロック云々の話は次回、レヴィとロックが喧嘩(?)して決着しそう。ロックがレヴィに対してどーでるか、ちと楽しみですな。


♯07 Calm Down, Two Men

今回はとても面白かった。と言うよりはスッキリしたというべきか。

 今回は潜水艦の一件で気まずくなったロックとレヴィ。
 ふたりでダッチの使いをすることになったのだが…という話。

 結果からいってしまえば、お互い腹を割って話し合って…というか喧嘩して、「雨降って地固まる」ってそれだけの話。
 それだけの話だったのだが、こうもスッキリして気持ちいいのは潜水艦の話からずっとあったモヤモヤ感のおかげなわけです。
 前回の感想でスカッとしないなぁなどと書いていた私は、見事に制作者の術中にハマったということですな。いや、やられました。

 まぁ、喧嘩する事は前回の次回予告でわかっていたんですが、ロックがどうでるのかとても気になっていたんですけど、彼が気持ちよくキレてくれたおかげでこっちもすっきりしました。というか、いつだかここで書いたようなこと言っていたんでちょっとビックリしちゃいましたよ。
 ま、考えることはみんなあんまり変わらないってころですかね。

 ともあれ、これでようやくラグーン商会としても落ち着いて、次回からまたお仕事の話のようです。
 これからは爽快感のある話であることを期待しておこうかな。


♯08 Rasta Blasta

うはっ、メイドさんイイ!あからさまに胡散臭いところが特に。

 そんな今回のお話は…
 武器の受け渡しを終えたラグーン号が受け取った荷物は、白人の少年だった。
 戸惑うロックに、荷物に余計な感情移入は必要ないと言うダッチ。
 少年のかわいげのなさにキレたレヴィに代わって見張りをすることになったロックは、激しい反発にさらされながらも、彼が南米十三家族、ラブレス家の次期 当主であると確信する。
 収まりの悪いものを感じた一行はバラライカに事の裏側を探るよう頼む。
 その頃ロアナプラには、ひとりのハウスメイドが降り立っていた。
 以上、公式のあらすじ。

 そんなわけで、メイドさん(名前忘れた)が全部持っていきましたよ。
 激しく丁寧な言葉遣いなのに全く感情と抑揚のない声。そしてメイドの格好なのに見るからにヤヴァイ感じがとてもステキです。次回予告を見ると、どうも殺人マシーンのようです。
 彼女がどんな活躍とイッちゃってる姿を見せてくれるか楽しみです。

 それはともかく、ちょっと気になっているんですが、なんかレヴィがすごくイヤなヤツに見えてしまうのは自分だけですかね? 私には殺人狂のバーサーカーにしか見えないんだよなぁ。
 始まってすぐくらいの私のイメージでは、さばさばしていて姉御肌な人なんだろうなぁと思っていたのだけれど、主役がこんなヤなヤツでいーんだろーか。
 今のところ私の嫌いなキャラランキングのかなり上位に食い込んできています。
 もうちょっとなんとかならんもんかね。ロックどころかベニーやダッチも迷惑そうな顔してるもん。
 後々改善さてるんですかね、その辺は。

 とりあえず、そーゆー所とかメイドさんとかまるっと含め、次回に期待。


♯09 Maid to Kill

メイドさんことロベルタが最高だ!正にターミネーター。

そんな今回のお話は…
 イエローフフラッグに現れたのは、誰あろうロベルタ――ラグーン号の面々の連れ 少年の家、ラブレス家に仕えるハウスメイドだった。
 自分を囲むコロンビア・カルテルを相手に物怖じもせずに対峙したロベルタは、彼らと大銃撃戦を展開する。
 ロックたちはこの件から手を引くことを決意、少年をその場に置いて、銃撃戦のただなかから抜け出そうとする が、双方に見つかり否応なく巻き込まれてしまう。
 一方、ロベルタの正体を知ったバラライカは、遊撃隊を出動させる。
 以上公式のあらすじ。

 冒頭書いたとおりメイドさんが最高にステキでしたよ。
 傘に仕込みショットガン、旅行カバンは防弾+マシンガン、スカートの中に手榴弾、あのレヴィを気絶させるほどの手練れで超怪力、そして目的に為には手段を選ばない。  はふぅん。さ、さいこー。こーゆーイっちゃった人、大好きです。
 それはともかくとして、たぶんターミネーターを意識して作ったんだろうな、と思う。
 随所にそれを感じさせる演出が秀逸でした。逃げても逃げても追いかけてくるメイドさんがステキすぎ。
 個人的には車で逃げるラグーンの面々をベンツで追っかけてきて、ダッチの手をガッシと掴むところと、ラストの車を走って追いかけて、ナイフをトランクに突き刺しにじり寄ってくる所が最高。
 ラストのあの状況でダッチがメイドさんの額に弾丸ぶち込んでも、メイドさん死ななさそうだよな。

 久々のアクションということもあってか、とてもいい動きをしてましたな。
 BGMも話の内容とはうらはらに、ちょっと悲しげな曲なのもミスマッチで良い。
 さらに個人的には「とみーさんのイヤな人ランキング」赤丸急上昇中だったレヴィを気絶させたってところも好印象。
 主人公が気絶させられて好印象ってどんなもんかとも思うけど。
 ともあれ、バラライカも遊撃隊を出動させたことだし、メイドさんがどうなるのかとても楽しみ。


♯10 The Unstoppable Chambermaid

いやぁ、やっぱメイドさんいいわぁ(´▽`)
それに比べレヴィは…('A`)

 そんな今回のお話は……
 爆発するイエローフラッグから辛くも脱出したラグーン号の面々だったが、ロベルタの執拗な追撃は続く。
 レヴィは銃撃戦の最中に気絶してしまった上、ロックは少年を連れてきてしまう。
 夜のロアナプラを舞台に、派手なカーチェイスを繰り広げるロックたち。
 ついにロベルタに捉えられたロックたちの車は、埠頭に積まれたコンテナの山に突っ込んでしまう。
 それでも起き上がってくるロベルタに万事休すと思われたそのとき、目を覚ましたレヴィが彼女と対峙する。
 以上公式のあらすじ。

 そんなわけで、やっぱりメイドさんがよかったんだけど、それ以外はどうなのかなぁといった感じだ。
 まぁ、話的には上手くまとまっていたので良いとして、今回のキモであったレヴィVSメイドさんがどうもな。
 並行に走りながらお互い二丁拳銃で撃ったら普通に両方蜂の巣になりそうなもんだけど。別に兵器マニアじゃないから良くはしらんが。
 ともかくせっかく戦闘のプロ同士が闘っているんだから、もっと派手に動いたアクションが見たかったです。
 このアニメのアクションは部分部分では良いのだけれど、アクションの全体的な流れとしては今ひとつ個人的に盛り上がりに欠けるんだよな。

 それとやっぱりレヴィについてなんだけど、この人がホントに主人公でいーんだろうか。私にはこの人がただの殺人狂にしか見えないんですよ。
 カッコイイとか以前にただ拳銃で人を殺したくてウズウズしているっていうだけで、なんかとっても薄っぺらい人に見えてしまうんだよなぁ。もしくは悪役。
 メイドさんが理由を持って闘っていただけに、余計にレヴィのひとでなしっぷりが目についてしまったです。
 個人的にやっぱりロックが主人公の方が気持ちいいと思うな。

 さて、大絶賛のメイドさんの方はしっかり過去や背景が語られていたし、猟犬と呼ばれた無敵のテロリストの顔と若様のやさしいメイドロベルタという二面性など、レヴィと比べてエライキャラが立っていて、もうむしろメイドさん側が主役でいーんじゃない?とか思ってしまった。
 だってさ、ラグーンの連中と若様とメイドさんの話どっちみたい?とか言われたら、迷うことなく若様とメイドさんの話をとらないか?

 でも、メイドさんの話は今回で終わり。
 なんか残りの話が割とどーでも良くなってしまったんだがどうしよう。


♯11 Lock'n Load Revolution

 さて、今回のお話は…
 シャイニーズマフェイアのチャンからの依頼で「文書」を運ぶこととなったラグーン商会。
 荷はどうやらいろいろヤバイものらしく、追われたラグーンの面々は、海路をダッチとベニー、陸路をレヴィ、ロックと二手に分かれる。
 だが、行動を先読みされ、「文書」を持っていたロックがさらわれてしまう。
 と、だいたいこんな内容。

 なんだろう。フツーに見てしまった。前回のメイドさんの印象が強すぎたせいか、パンチに欠けますなぁ。
 話としては、頭脳戦な感じがおもしろかったのだが、前後編の前編ということもあってか、割りかしサラリと流れてしまった感があります。まぁ、続きが気になる展開ではあったのだが。

 戦闘もあったのだが、どうもこのアニメの戦闘は今ひとつ派手さに欠けるなぁ。ブラックラグーンという話の中で戦闘は見せ場の一つだろうに。
 拳銃をガンガンぶっ放していること自体は派手なのだが、それに伴ってキャラが動いてくれないのが、個人的に気にくわないというか、消化不良な感じがしてしまうんだよなぁ。
 ま、新キャラも出てきたことだし、次回はそういうところも期待して良いのかもしれない。
 しかし、次回最終回なのかな?かな。


♯12 Guerrillas in the Jungle

とっても最終回らしくない最終回でしたな。これはやっぱ第二期があるってことなのかな。

 さて、今回のお話は…
 陽動のため、二手に分かれたラグーン号の面々。
 レヴィとロックは無事に逃し屋との待ち合わせ場所にたどり着くが、先回りしていたテロ計画書を追うテロリストに、ロックが捕えられてしまう。
 逃がし屋に偽装して彼らを待ち受けていたのは、テロリストの中にいた日本人、タケナカだった。
 テロリストのアジトで尋問を受けるロックに、タケナカは自分の過去を語る。
 一方、張の用意した逃がし屋とボディガードに合流したレヴィは、ロックを助けるためにテロリストのアジトへと向かった。
 以上公式のあらすじ。

 ロック救出から車での逃亡劇がメイン。
 いままでどうみても殺人鬼にしか見えなかったレヴィは今回普通に見れた。
 ずっとこんな感じだったなら、もっとおもしろかったように思えます。
 戦闘がメインではあったのだが、ボディガードの刃物使いのチャイニーズの方が動きがあって、レヴィの方にあまりなかったのだ残念。
 まぁ、武器の特性上どうしてもそうなってしまうのだが、その辺もちっとなんとかして欲しかったなぁ。
 話の方もラグーンの連中よりもテロリスト竹中の方焦点が合っていて、ベニーはおろかダッチすら出てこないのはどうかと思うぞ。この話が最後でよかったのだろうか。

 上記した通り、レヴィが極最初の方のように明るく戦闘していたのは好印象だった。  個人的には毎回こんな感じのドタバタ活劇の方がしっくりいったように思えます。

 BLACK LAGOONの全体的な感想としては、まず絵が抜群に綺麗。これは文句無し。
 だが、主人公レヴィが潜水艦の話から「とてもイヤなヤツ」にしか見えなかったので、その辺でとても損しているような気がします。話がリアルだったのもそれに拍車をかけた感じ。
 やはりドタバタ活劇で明るい戦闘狂のほうが見ていて気持ちよかったんじゃないかと思う。
 このアニメの比較対象として私はカウボーイビバップと重ねた。
アニメーションとして高いクオリティを保っていたのは一緒なのだが、いろんな方面にバリエーションがあったビバップに対し、ラグーンはアウトロー集団の方面でしか話が進まなかったのであまり話が広がらなかった。
 ただ、違法な物を運んで危険な目に遭うってだけじゃなくて、本来の彼らの仕事とはちょっとずれた話とかあったららもっと楽しめたように思えます。
 結局はヤヴィイブツを運ぶ、危険な目に遭う、レヴィが武力で解決。で終わりだもんな。

 ちょっとこの12話だけでは、設定がおもしろかった分消化不良な感じがしました。
 あ、そうそう、主役はレヴィじゃなくてロックの方が絶対おもしろいと思うんだけどなぁ。



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