BLACK LAGOON 13〜24話

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♯13 The Vampire Twins Comen

いきなりどーでもいいことですが、カテゴリー名に、「BLACK LAGOON The Second Barrage 」って入れようと思ったら、「カテゴリー名は20文字までです。」ってgooブログの中の人に言われました(´Д`;)

 そんなことはさておき、ラグーン商会の人々の話が再開しましたよと。
 ナンバリングも13から、OP、EDともに特に変化無し、ということで、第二シリーズ云々じゃなくて、一つのまとまった話って感じです。
 まぁ、第1シリーズの最終回は全く最終回らしくなかったしね。
 というわけで、今回からのお話はというと、バラライカ率いるロシアンマフィア「ホテルモスクワ」を狙った殺人が頻発。
 同志を失い激怒するバラライカは5万USドルもの賞金を犯人にかける。おかげでロアナプラはどこも臨戦態勢。
 その犯人はというと、斧で躊躇なく人を斬る少年と、自分の体よりもでかいマシンガンを「うふふ」と笑いながらぶっ放す少女の双子だった。
 猟奇的といえる殺しを何のためらいもなくやる彼女たちの目的は…って感じ。

 いやもう、相変わらずの作画はやはり抜群に綺麗。
 そしてお話の方も、まだなんだかよくわからないが、見るからにやばそうな双子の兄妹? いや、だって男の子の方は女の子を「お姉さま」というし、女の子の方は男の子を「お兄さま」というしでどっちが上なのか、つか双子だからどっちがどうということもないか。
しかし、この双子。ゴシックな服装でハイソな感じなのに、やることがまぁなんてファナティック(´д`;)ハァハァ
特に女の子の方はでっかい機関銃をぶっ放すなんて最高です。やっぱ少女にはデカイ得物だよなぁ(´д`;)ハァハァ)br>  でもお近づきにはなりたくありません。だって確実に殺されるし(´Д`;)
ともあれ、そんな凶悪な双子と最強なんじゃないかと思われるバラライカが、これからどうぶつかっていくか。それと、ラグーン商会の面々が、そこにどう絡んでいくのか楽しみですな。

 そうそう、前シリーズではあまり派手なアクションがなくてしょんぼりしましたが、今回は激しく動いてくれるといーなー。

♯14 Bloodsport Fairytale ♯15 Swan Song at Dawn

諸事情により2話分掲載

 私が知っている「胸クソの悪い話」ランキングのベスト3に入る話でしたが、俺的に「おもしろい話」ランキングにもランクインですよ。
 こーゆー、なんていうか、全く救いのない話が好きだったりします。まぁ、見た後に鬱な気分になるがな。(´Д`;)

 とりあえずこの14、15話のお話…殺人狂の双子が死ぬまでの話。いや、だって上手くまとめられないんだもん。
 まぁ、そんなわけで、BLACK LAGOON なのにラグーン商会の方々があまり関係のない、むしろ双子ちゃんたちが主役のお話なのでした。

 しかし、この話をよくここまで丁寧に描ききったなと。完全に深夜枠でやる内容で、話のスミからスミまで胸クソの悪い話のてんこ盛り。
 だっだのですが、話の展開の仕方や終わらせ方は抜群におもしろく、最後まで全く救いのない胸クソの悪い話のままであったにもかかわらず、視聴後は「ああ、いいモン見せてもらったな」と思いましたよ。
 まぁ、自分は深夜寝る前に録画を見て、軽く鬱になって4時半くらいまで寝れませんでしたが。

 というわけで、♯13〜15の双子ちゃんたちですが、この子らを可哀相の一言で片づけてしまうのはどうも違う気がしますな。
 スナッフとかチャイルドポルノとか、色々もの申したいところではあるけども、とりあえず関係ないので書かないとして、可哀相の一言で終われないのは、最終的に死んでしまった双子ちゃんたちが、死んだことによってそれまでのことから開放されたと思うこともできるからですかね。
 人を殺すことで自分たちが生きていけると、完全に刷り込まれてしまった双子ちゃんたちに、誰がどんなことを言ったりやったとしても、劇中あったとおり、双子ちゃんたちが変わることは絶対になく、それでも無限の殺戮地獄を生き続けていくのと、あそこで死んだことでそれが終わるのとどっちが幸せかって話ですよ。やりきれないね。まぁ、ホントはどっちがどっちという話ではないのけれども。
 でもEDで天国のようなイメージの南の島の浜辺に佇む双子ちゃんたちで、ほんのちょっとだけ救われたような気がしました。

 以下どーでもいー話。
 バラライカがどうやって双子ちゃんたちを殺るつもりなのかを気にしていたのですが、私はあの少年がバラライカの前に姿をさらすまで全く気がつきませんでしたよ。
 彼女があの遮蔽物の全くない噴水の前からずっと動かなかったことを考えれば狙撃以外の答えはないよなぁ。
 どうやら私は戦場で生き残れなさそうです。


♯16 Greenback Jane

やはりこーゆー明るい暴力(笑)の方が見ていて気持ちがいいなぁ。
 とりあえず今回のお話は…
 旧ドル札の偽札原版を作る仕事を請け負ったジェーン。
 各地に散らばるオペレーターたちとネットでやりとりし、制作を続けていたが、完璧な偽札を作ることにこだわり期限を2ヶ月、そして予算を大幅にオーバーしてしまう。
 しびれを切らしたクライアントであるイタリアンカルテルは、とにかく48時間以内に原版を作るようにとジェーンを缶詰にする。

 だが、命の危険感じ、完璧を求めるジェーンはそこからの必死の逃走劇を演じることに。
 カルテルから逃走するジェーンが行き着いた場所はかの暴力教会。
 中には暇を持て余したレヴィとエダがいるのだが…って感じ。

 何がいいって雰囲気が明るいのが良い。特にレヴィが。
 第1期はどうも陰鬱とした感じが嫌だったんだけど、やってることが変わらないのにこの第2期の方は明るくて、明るい狂戦士な感じが小気味いい。
 というのも、たぶんそれはエダのおかげなんじゃないかと。彼女はレヴィと比べてすごく大人なんだよな。それがいい緩衝剤になっているって感じ。
 それにしてもこのふたり。第1期ではものすごく犬猿の仲見たいに描かれていたのに、第2期になったら友達になっていてちょっと面食らってしまいましたよ(笑)。

 それはともかく、今回からのお話のキーマン、ジェーンですが、こいつはバカですな。いや、頭はいいのだろうけど。
 やばい人達のやばい仕事に乗って、納品期限を過ぎてしかも予算を大幅にオーバーなんて、今回の冒頭で死んでいない方がおかしいってなもんですよ。
 完璧なものを作りたい気持ちはわからんでもないのだが、なんていうか世間を知らないというか、そういうところがバカ。
 まぁ、そういうトラブルメーカーなところがおもしろいキャラなんですが。
 お話の方はおもしろい展開でとても興味を引かれた。
 なぜか自信満々で超強気なジェーンがあの街の狡猾なワルども(笑)に、いいように踊らされていて、自身はそれらより上の立場にいると思いこんでいるのがおもしろい。ジェーンが小生意気な分、余計にそれが滑稽だ。
 はてさて、その彼女が次回どう転んで、どうラグーン商会と絡んでいくのかが楽しみ。

 個人的にこーゆー「ドタバタ」は大歓迎。BLACK LAGOON はこういう話の方が性に合うような気がするんですがね。


♯17 The Roanapur Freakshow Circus


いやぁ、何がいいって台詞のやり取りがたまらないね。あとアクションも。

 そんな今回のお話は…
 エダの50/50(フィフティフィフティ)の策略にまんまとはまったジェーンとロアナプラ仕事師達。
 エダの勧め(笑)もありジェーンは背に腹は代えらず、結局ラグーン商会に逃がしてもらう事になったのだが、飛び込みで入った仕事の為ドッグにラグーン号の姿はなかった。
 無線でダッチ、ベニーと連絡を取ったレヴィだったが、ドックにはロアナプラ仕事師達が集結し、銃撃戦が始まった。
 熾烈の銃撃戦をなんとか防いでいたレヴィとエダだったが、すこしずつ追いつめられていた。って感じ。

 いやぁ、今回もおもしろかった。特にエダが良い。あの飄々としてるところが良いアクセントになっている。
 ジェーンを呼び込むためのあの50/50の策略もまたらしくて、またそれが見事に成功しちゃうあたりがおもしろい。
 話の方はタイトル通り(意訳だが)おかしな連中との銃撃戦やってだけ。なのだが、これがまたいいアクションでみていて楽しかった。
 個人的には解体屋のチェーンソーの女の子がイカス。あれは怖いだろ絶対(笑)。
 そんなわけで、話の内容的には特に書く事はないのだが、銃撃戦を見てるだけの30分がこんなにおもしろいとはね。
 まぁ、だんだんと不利になっていく状況に対応していくレヴィとエダや、次第に追いつめられ、あたふたするジェーンなど、見所はたっぷりであった。

 次回は「Mr. Benny's Good Fortune」ということでそろそろこの話も終わりそうだが、今回のあの4人がどうドックから抜け出すかが見物ですな。
 ラストでロックがなんか考えていたから、彼がなんか脱出計画を立てるのかな?
 ロックを応援している自分としてはそろそろ活躍してほしい所。
 それにしてもジェーンは今回パンツみせまくりでしたな(笑)。


♯18 Mr. Benny's Good Fortune

今回でジェーン編が終わりましたが、いやぁ、とてもおもしろかったです。

 さて、今回のお話は…
 火炎放射器による炎上から倒壊するラグーン号のドックから命からがら逃げ出したレヴィら4人。
 ラグーン号のダッチとベニーが到着し船に飛び移る4人。
 だが、ならず者達の一部もラグーン号に飛び乗り、船上での最終決戦が始まる。
 そしてジェーンとネットの海を漂う偽札原版の運命は?
 って感じ。

 と、このようにやっていること自体はさほど多くないのだが、内容的には盛りだくさんで非常に楽しく見させていただきました。
 最後もジェーンをどこかへ下ろすところまでやらず、上手いところで切ったなという感じ。
 しかしサブタイトルからすると、ベニーとジェーンはくっついちゃうんですかね?
 まぁ、くちびるはくっついちゃってましたが(笑)。
 ベニーとジェーンはとりあえずどっちでもいーとして、この一連の話は全体的にコミカルだったですな。
 双子ちゃん達の様な救いのない話も好きだが、こーゆードタバタガンマンアクションも大好きだ。
 中でも突然ナイフ使いのねーちゃん(名前忘れた)とカッコつけ君とのラヴ(?)な感じがするところがあったり、チェーンソーゴス少女が発声器落として突然鬱になったりと、内容的には殺し合いをしているのにも係わらず、第1期のような陰鬱な話とは完全に路線の違う、明るい暴力(笑)がとても魅力的。
 個人的にはやはり、このエピソードの当初から言っているとおりエダがとても良い。
 飄々としてくだけたアメリカンな感じなのだが、一本芯がしっかり通っている良いキャラじゃないでしょうか。
 どーでもいーがエダがよく言う「ヘイヘイヘイ」がなんでかよくわからんが好き。

 最後も上記したとおり、尺の関係もあろうがジェーンをどこかへ下ろすところまでやらず(原作がどう終わっているか知らないが)、こちらがその後を想像できる部分を残してくれたのは上手い。
 個人的にジェーンをどこかへ下ろしてそれなりのエピローグがあってちゃんちゃんにしてしまうと、それ自体が蛇足になってしまうと思うので、ああ、気持ちの良いところで終わったなと思った。

 ちょっと残念なのが、やっぱり応援しているロックがじぇんじぇん活躍しなかったな。
 しかし次回は舞台が日本でロックがメインのご様子。これは楽しみだ。


♯19 Fujiyama Gangsta Paradise /b>

岡島緑郎、日本へ帰るの巻。

 そんな今回のお話は…  年が明けて早々、岡島緑郎ことロックは日本にいた。
 といってもロアナプラから逃げ出してきたわけでなく、日本で仕事をすることになったバラライカの通訳としての仕事でのこと。
 それなりに気をかけて付いてきたレヴィと共につかの間の日本滞在。
 たまたま神社で催していた小さなお祭りを見に来たロックとレヴィは、そこでテキ屋の銀次とその親分の娘、雪緒と出会う。
 銀次、雪緒と分かれた後、レヴィはロックにせっかくだから顔くらい見せていけと、親に会うように促す。
 あまり仲が良くなかったロックは躊躇うが家に帰ることにする。が、実家は留守だった。
 そのころ、バラライカは「ホテルモスクワ」と提携した日本の組と敵対する組を次々と襲撃していた。
 って感じ。

 正直、日本が舞台の話があるなんてこれっぽっちも考えていなかったので、なんかすごい変なかんじ。
 それはともかく、このお話の第一印象は英語ですよ。 まぁ、舞台が日本ですからバラライカやレヴィが英語喋るのは当たり前なんですが、ちゃんと英語喋っていたってのが新鮮でしたよ。バラライカはロシア語も喋ってましたし。
 得てしてアニメではこーゆー場合、両方日本語で話しているんだけど、片方は英語ということになっている場合が多いんですけどね。
 その辺はもうマッドハウス(製作会社)や監督が気合い入れて作ってることの表れ、ですかね?

 お話の方はまだ「日本編 序章」って感じで、あまり話は動かなかったんですが、それなりに面白かったですな。
 個人的にはロックをなんとか元の世界に戻してあげようと、気にかけていたのが印象的でした。
 それからロックが実家へ行っている間にこっそり帰ってしまおうとしたが、子供達の遊びに付き合っちゃって結局機を逃しちゃうところなんかもレヴィらしい。
 それにしても、子供とあんなに無邪気(?)に遊べるとは、やはりレヴィの中身は子供だなぁなどと思ってしまった。

 バラライカの「ホテルモスクワ」と銀次、雪緒がどう絡んでどうなるか楽しみ。
 原作読んでいる人たちには、どうやらこの日本編は人気のようなで期待したい。


♯20 The Succession

ちょ、続きが気になるぅ!

 そんな今回のお話は…  バラライカの「ホテルモスクワ」のヤクザの抗争を利用した戦闘は熾烈を極める。
 依頼した鷲峰組は脅しになればと思っていたのだが、ホテルモスクワの目的は戦闘による敵の殲滅なのだった。
 ホテルモスクワの暴走(鷲峰組から見たらだが)を止めようと、鷲峰組の頭が一人、ホテルモスクワと話を付けにいくが、結局決裂し殺される。
 頭を失った鷲峰組の銀次と鷲峰組の直系である雪緒は、ホテルモスクワに対し「筋」を通すことを決意する。
 って感じ。

 と、いうわけで、状況を説明するのが非常に難しいのであります。
 全体としてはのんびり進んでいるように見えるのだけれど、ホントはホテルモスクワを中心に、実にめまぐるしく動いていたりするので、詳しくあらすじろうとすると全部書かないといけなくなるんだよな。
 そんな感じで地味に激しく話が動いていた今回もしっかり楽しませていただきました。

 個人的にはレヴィにちょっかい出してきたDQNが非常に不愉快でしたねぇ。
 まあ、どーぜ最終的にはレヴィにあっさりと殺されるンだろーけど。(笑)
 それはそれとして、全体的にしっとりとした感のあるこの日本編なのですが、ロックは活躍するんですかね?せっかくの日本なのに。
 彼を応援している身としては、ここいらで大活躍していただきたいのですが。
 でも、いつものように特にこれといったこともなく終わるんだろうなぁ。交渉役として落ち着いちゃった感もあるし。
 ちょっとでいいので、ロックのかっこいい所がみたいんだけどなぁ。

 次回、この話もラストの様なんだけれど、銀次と雪緒はどーするつもりなんでしょう。
 まぁ、銀次は突撃するとして雪緒なにするんすか?和製バラライカみたいになったりして。

 どーでもいーけど、レヴィが意外にものを考えていたことにビックリ。つかあいつがDQNなだけか。
 見ていて「あー、もらったトカレフでサクッと頭に穴開けちゃうんだろーなー」とか思っていたので。
 そーいや、あのDQNは話になんか絡んでくるのかね?


♯21 Two Father's Little Soldier Girls

もーっ!糞DQNめっ!
 そんな今回のお話は…
 家督を継いだ雪緒と鷲尾組はバラライカのホテルモスクワとの対決姿勢をとるが、バラライカ達の行方はようとして知れない。
 銀次はひとりロシアンマフィアのアジトへ一番やりとして突っ込むが、彼らはバラライカの行方を知らないのであった。
 その頃、家に戻った雪緒を待っていたのは、レヴィにちょっかいを出してきた糞DQNがDQN仲間を連れ待っていた。
 糞DQNは鷲尾組の旗色が悪いと見るや、雪緒を手みやげに造反し彼女を拉致。
 一方、ロックは雪緒をなんとか人の道に戻そうと、危険を承知でレヴィと共に鷲尾組(雪緒の家)へ行くが、すでに糞DQNにさらわれた後だった。
 そこへ銀次が戻ってきて一触即発の雰囲気になるが、お互いの目的が一緒な為に共闘することに。
 かくして銀次、ロック、レヴィは糞DQNどものたまり場のボーリング場へ急行するのだった。
 って感じ。

 いやね、今回何が一番上手かったかっていうと糞DQNですよ。
 見るからに嫌なキャラクターを、これでもかと不快な人間像にしてくるのが上手い。
 下手に狡猾で、変に自信満々で、弱いものに強く、郎党を組まないと大きく出ない。あれを見てイラッとこない人間がいるなら見てみたいもんだ。  そーゆー見事な悪役キャラを作り上げる技量は素晴らしいです。
 次回でとびきり悲惨な死を銀次かレヴィがプレゼントしてくれることでしょうよ。

 その他気になるところといえば、まずは銀次の一番槍ですかね。
 日本刀持って一人で乗り込んでくる銀次。
 対するのがホテルモスクワの兵隊なら拳銃を構えるのではなくナイフを出すでしょうね。
 10m以内の近接戦闘なら銃より刃物の方が有効なのは、どこの軍隊でも教えていることです。まぁ、あの人達は軍人じゃないからねぇ。合掌。
 ロックとレヴィのタクシー内の会話もなかなか面白かった。
 レヴィが「わかるか?」と言ったことはロックには伝わらなかったですね。
 ロックはわかってるとは言いましたけど、あれはふたりの論点が全く違うところにあって、全然かみ合っていないんですよね。けどレヴィが折れたのは、ロックがやろうとしていることを、レヴィも日本に来てロックにやろうとしていたから(♯19のこと)、でしょうね。たぶん。
 こーゆー含みのある(であろう)会話はやっぱ面白いですね。と、いうわけで次回がとても楽しみです。
 銀次さんとレヴィにはガンガンいっちゃってもらいたいものです。

 最後にどーでもいーこと。
 車を盗んだレヴィがカーラジオでチューンして「coolなサウンド」と評したのが「ギターウルフ」。
 うーん、まぁいいけど。(苦笑)


♯22 The Dark Tower

あーすっきり。レヴィ、銀さん(´∀`)b グッジョブ!!
だけどお話の展開の方は…むむむ、続きが気になるぅ!

 そんな今回のお話は…
 DQN共のたまり場のボーリング場にたどり着いたロックとレヴィ、そして銀次。
 早速銀次とレヴィは戦闘を開始する。ロックは裏からボーリング場へ。
 DQN共も応戦するが銀次とレヴィの圧倒的な戦力に為す術はなかった。
 雪緒を連れて逃げる糞DQNだったが、ロックが仕掛けた罠にはまり雪緒を奪還される。
 雪緒を奪われた糞DQNはついにレヴィと鉢合わせる。
 糞DQNは女ガンマンと殺りあってみたかったと、空き缶を投げ落ちたら同時に打ち合う事にし、カウントダウンを始めるがレヴィはそれに付き合わず、途中で跳び蹴りを喰らわす。
 こんな糞袋には撃つ価値もないと一瞥をくれて、始末は銀次に任せると立ち去る。
 侮辱された糞DQNがレヴィを追うとそこには銀次が待ちかまえていた。
 一方その頃、雪緒とロックは…
 って感じ。

 と、いうわけで、冒頭書いたとおり一応はすっきりしたよ。
 予想通りというか、因果応報というか、糞DQNが悲惨な死を与えてくれましたね。まぁ、銀さんに言わせればまだぬるいらしいようですが。
 レヴィも糞DQNに付き合わず、跳び蹴りを喰らわしてとどめを刺さずに去っていく様はかっこいいです。
 「格が違う」とは正にこのことですよ。

 さて、雪緒とロックの方はというと、深い、と言うよりは一般人にはとても理解できるような話じゃありませんでしたな。
 闇に踏み込まざるを得なかった雪緒と、狭間に立ち止まっているロック。
 確かにロックは甘ちゃんと言われても仕方ないのですが、雪緒もロックに八つ当たりしているようにしか見えなかったな。まぁ、そうなのかもしれんが。
 人でなしの部類に入る自分としては、なんかどっちもどっちって感じでした。

 一方、もう一つの勢力、バラライカの「ホテルモスクワ」の方は、着々と雪緒の鷲峰組壊滅のために動いています。
 どーゆー結末を迎えるのか全く予想がつきませんよ。
 ところで、この日本編は24話の最終回までひっぱるんですかね?


♯23 Snow White's Payback

おや、作画がめずらしくしょんぼりしていますが、それには理由があるようで。
一概に(´Д`;)とか書くのは躊躇われるな。

 とりあえず、今回のお話は…
 次々と鷲峰組の拠点を潰していくホテルモスクワ。鷲峰組の構成員は三割以下まで落ち込んでしまう。
 これ以上構成員に死んで欲しくない雪緒は一時的に身を隠すように伝える。
 雪緒と銀次は拠点の監視カメラでかろうじて残っていたビデオから、ホテルモスクワが電気工を装ったバンで移動しているのを知り、同じ様な偽造をしたバンで銀行強盗をする。
 そのおかげで日本警察に追いかけられるホテルモスクワのバン。
 だが、そこは百戦錬磨のホテルモスクワ。簡単に警察の追跡をまく。
 しかし警察無線を傍受していた雪緒と銀次は、ホテルモスクワのバンが湾岸通りを走行していたことを知り、バラライカの居所が東京港であることを知る。  そのころロックは過去の自分との決別をしていた。
 って感じ。

 そんなわけで、作画がしょんぼりしていたのはなんか色々あったようです。
 いつもの作画レベルを維持するのってたぶんすごい大変なんだろうなぁ。
 監督がんばれ!超がんばれ!

 と、作画関係はとりあえずこれで良しとして、お話の方ですが、やはり今回の目玉はロックとバラライカでしょうな。
 ロックの鷲峰組つぶしを止めて欲しいという主張にめずらしく怒った…というのは違うな。
 考え方の違いからたぶんそのロックの主張が「とてもうっとうしい」と思ったんだろうな。
 でもそこはバラライカ、やはり器がでかい。
 ロックの「これは趣味だ」の言葉に笑って、結局殺さず、いつものように振る舞って遺恨を残さない。
 で、でかい人間だなぁ。その後のレヴィの台詞通り、あの場でロックが死ななかったのは、ホント僥倖でロックが拳銃を突きつけられて主張を変えたり変に媚びていたら、間違いなく撃ち殺していたでしょうね。
 まぁ、あの場であんな事言えるロックの度胸も大したもんですが。

 その他気になったところと言えば、ロックの過去との決別ですかね。
 まぁ、戻ってしまうと物語が終わっちゃいますので、レヴィと一緒に行くことはわかっていましたが、今後のロックの立ち位置が気になりますな。
 ロアナプラでダッチがロックが銃を持つとその弾は自分たちにも跳ね返ってくると、そんなたとえ話をしていましたが、どーゆー意味なんですかね。
 私はロックは今のままのロックが一番彼らしいと思うんですけど。
 最後に雪緒がなんか銃に執着していました。  次回予告を見るとレヴィと銀さんが戦っていたので戦闘になるんでしょうけど、その時に雪緒とロックがどうするのかがすごく見物。次回が楽しみ。


♯24 The Gunslingers

一番最初に「よくない表現あるけどそのまま放送するよ?」みたいなの出てきて、どんなグロがあるのかと思っちゃったよ。ま、それはそれとして。

 とりあえず今回のお話は…と思ったけど、上手くまとまりそうにないんでやめた。
 と言うわけでいきなり感想ですが、まず、今回の感想はというと、割と予想の範疇だったな。
 次回予告で銀さんとレヴィが戦っているのがちょっとあったので、激突するのはわかっていたし、ボーリング場でもそれを思わせるやりとりもあったしな。  で、両者が戦った場合、話的にレヴィが必ず勝っちゃうんだよな。レヴィが死んだら話が終わっちゃうわけだし。
 そこから銀さんが死んだら雪緒がどうするか考えると、生き残ることはまずあり得ないので、まぁ、自殺かな?と思っていたんですけど、ホントにそうなるとはね。
 そーゆー意味ではお話的なおもしろさはあまりなかったな。
 劇中レヴィが言っていたように、女子高生に拉致られるロックとかは、さすがに驚きましたが、まぁ、ロックはヒロインだしな(笑)。
 あと、ちょっと色々あるのですがそれは後述の「ちょっととても個人的な感想」で。

 そんなわけで、日本編のラストと第二期の最終回だから、「ドカーンと派手に」と言うわけでもなく、いつものBLACK LAGOONだったのは、個人的にすごく評価したいところではある。
 また、エピローグ的なラストも、いくらでも続きが作れるような終わり方なので、第3期、4期とかあればいいなー。
以下全体的な感想。
 The Second Barrageという名の第二期は、第一期とは違った観点で作ってあって、とても面白かった。
 第一期ではどちらかというとラグーン商会の方に向いていた話が、第二期では最初の双子ちゃんを初め、ラグーン商会に係わる者達の方に焦点が向けてあり、そしてそれを深く掘り下げていった、ように思える。
 それだけ見ると、BLACK LAGOONである必要はないのだけれど、第一期がラグーン商会に向いていたことを考えると、これが上手くはまっている。そういうところを見ても作り方が上手いと感じさせる。
 制作委員会の方はどう考えていたかは知らないが、ホントは24話一気に流したかったんじゃないのかな。と思う。
 ともあれ、このThe Second Barrage。
 双子ちゃん編、偽札編、日本編の三つのエピソードしかないのにもかかわらず、抜群に綺麗な作画と素晴らしい演出とシナリオでとても素晴らしい作品に仕上がっている。
 アニメ好きなら是非とも見ておきたい作品なんじゃないでしょうか。
 第一期は特に推さないが、この第二期は是非とも他人にお勧めしたい逸品です。
 但し、大人に限りますが。小中学生にはちとよくわからんのではないかと思うので。
ちょっととっても個人的な感想。
 このBLACK LAGOONを見ていてすごく気になるところがあるんですよ。
 この物語って生に執着のある者ほど大概死ぬんですよね。
24話でも生きたいと思った銀さんはレヴィに遅れをとって死んでしまいました。
 レヴィは劇中で自分は死人とかロアナプラにいる人間は皆死人だとか、生きることに執着すると動きが鈍るとかそんな事を言っていましたが、持論ですが、生きることに執着があるからこそ人は生き残れると思うんですよね。
 この物語のような状況にあって、死にたくないからこそ考えて行動して、腕を磨くから生き残れるんじゃないんですかね?
 私は自分を死人だと思ってむやみに危険に飛び込んでいくようなヤツこそ、早くおっ死ぬような気がします。
 だから「死を厭わない人間=強い」みたいな考え方はちょっと気に入らない。
 のだが、そーゆーことを逆説的に考えてああいうセリフを言わせているのならば、そりゃ大したもんだなーと思った。ま、真意は解りようもないが(笑)。


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