鉄のラインバレル 1〜13話

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#1「クロガネと少年」

落ちもの系と言えなくもない。

そんな今回のお話は…
早瀬浩一は、どこにでもいる、ごく普通の中学三年生。
何も出来ず、正義に憧れているだけだった彼は、ある日”事故”により、
巨大人型メカ「ラインバレル」のファクター(搭乗者)となる。
圧倒的な力を得た浩一は、謎の美少女・城崎絵美との出会いをきっかけに、襲いくる敵に戦いを挑んでゆくが……!?
以上公式のあらすじ。

自分は「正義の味方」でまだ本当の力に目覚めていないだけなんて考えているイジメられっ子の中二病の主人公が、
あらすじどおり、ひょんなことからすんごい力得て、よっしゃ!やっとキター!と「正義の味方」ごっこする。
ってのが今回の話。うん、間違ってはいない(笑)。
それなりに注目されているであろうこの作品、やはりなんだかんだで期待して見てしまったからか、
「こんなものだろう」という感じであった。まだ導入部だしなー。
だが、これからどうなっていくんだろうという、先を知りたくさせるものは十分にある。
ぶっちゃけ、とても感情移入できそうにない中二病の主人公が、ホントにそんな力を得て、
「これがオレの本当の力だー!だーっはっはっはー!」(誇張しております)と高笑いされても、
こちらはどーやっても「なんだー?こいつは?」としか思えませんが、それ故にどー考えても前フリとしか思えないものでもあるので、
おそらくはなんだかんだでラインバレルに乗る事になった中二病の主人公が、戦い等を経てその病気が直っていくお話なんだろう。きっとたぶん。
まぁ、簡単に言うと少年が大人へと成長していく話というわけだな。
と、いう事は理解できたので、その中二病患者がどう更生していくか、また序盤の見事な中二病っぷりを期待していきたい(笑)。
しかし、この導入部分って冒頭にも書いたけど、電話したら女神さまに繋がって家にやってきた!とか、
パソコンの中から美少女が!とか、ある日突然空から美少女が降ってきた!とか、そんなんと同じよね(笑)。
まぁ、これも「そんなことあっても楽しい事ばっかり起きねーぞ!」っていう感じでワザとなんでしょうけど。

話の方はまだまだつかみなので、特に書く事もないのでロボットとか戦闘の事でも。
ロボットは3DCGで、さすがにサンライズのガンダムのようにロボットの作画なんかしてらんねーよ!
と、いう事なのかどうかは知らないのだが、事前のPVで3DCGと知っていた自分としては、
「まーた作画の手間を省いたくせにモッサリな戦闘なのかなー」等と思っていた自分を見事に裏切ってくれた。
非常にロボットが機敏に動くのである。
若干、早くて状況がどうなっているかわからない所もあったけれど、これくらい動いていただけると、
メカ好き、そしてアクション好きな私は結構な満足感を得られましたよ。
世の中には主役機が全く動かないロボットアニメもありましたからねー(笑)。
ロボットのデザインもそう悪くなく、「鉄の〜」とついているからなのか、金属っぽいイメージが強く出ているのはワザとなんだろう。
戦闘シーンとしてちょっと気になったのは、敵ロボット殴ったんだよねー。
まぁ、どーでもいーことと言えばどーでもいーのだが、ロボットのマニピュレーターってさ、
基本作業する為についているとおもうんだよね。だから細かいパーツ多そうだし、なによりも非常に脆そうでしょ。
そんなんで戦闘用ロボットの外装殴ったら壊れると思うんだよなー。
殴ってもOKなように作るんなら、手の形を再現する必要ないですし、
そういう戦い方するんならそれ用の装甲を腕につければいいし。なんて事を考えてしまった。
歳とって変に知識がつくと、こんな所が気になって素直に見れんくなっていかんなーと思う今日この頃、なのでした。
ロボットプロレスなんてかっこよければそれでいいのだ!で終わらす度量が俺に欲しいな。

しかし、導入部分で書く事なかったとはいえ、なんてとりとめのない文章なんだ(苦笑)。


#02 疾走する正義

うわぁ、まるで悪役だ。

そんな今回のお話は…
ラインバレルを狙う秘密結社・加藤機関の沢渡と激闘を繰り広げた浩一。
せっかく街を救ったはずなのに、ニュースではラインバレルの活躍について一切報道されていないのが気にくわない。
浩一は、ファクターとなったことで手に入れた人並み外れた身体能力で、いつも自分をイジめていた不良グループをシメ返す。
幼なじみの理沙子と矢島は、その変わりように不安を覚えるのだった。
以上公式のあらすじ。

いやぁ、見事な主人公の中二病っぷり。
これが後々活きてくるのであろうから、ここは存分にそれを発揮してしかるべきなのであろうが、
やっぱりうざいったらないのであった(笑)。
自分が正義だから他は悪とか何故そんな発想になるのか、全くもって理解不能であります。
今までパシリさせられていた不良をやり返すくらいは分からないでもないのですが、
この主人公の考えは、基本的にかなり自己中心的で、自分以外は全く見えていないも同然で、
戦闘でのコンビナート地域を全く無視した戦い方、さらには「今日の正義、完了!あーっはっはっは!」と高笑いする様はどー見ても悪役にしか見えない。
のだが、物語の見方としてこれは前フリであり、ワザとなのは明々白々。
中坊にこんな力が突然振ってわいたらこーなるよねー。という事をとりあえず提示しておいて、
その後に増長させて、視聴者的に「こいつウゼェ!」と思わせる事が出来れば成功。
後でなにかしらあってその鼻を折ってやり、視聴者的にすっきりさせて、主役も一段階成長するわけだね、たぶん。
そーゆーことを考えると、ここまでの主役っぷりは成功していると言えよう。
どのあたりでどの程度落ち込ませてくれるのか、そしてそれまでの自分の行動をどう悔いるのか、その辺りがお話的な見所だ。

と、書いてふと思ったのだが、主役の個性が強すぎて、加藤機関とかジュダとか、すげー影薄いな(笑)。
ロボットメインの話のほうは今のところ分からない事だらけで、ワザと印象を薄くしているような気がしないでもないですが。
まずは主役の成長過程を見せてから話の本編をやっていこうという感じなのかしらね。

その他どーでもいー個人的なところ。
なんかジュダのファクターに双子のおかっぱちゃんがいるねー。おかっぱ(´д`;)ハァハァ
乗っているマキナは公式を見ると電子神経戦用マキナで、現存しているマキナの中で唯一の非戦闘型ということなので、
彼女らメインの話があるといーなー。ってゆーか、早く話に絡んできてくれー。
あ、CVは植田佳奈さん、釘宮理恵さんなんだ。それはまた楽しみだな。


#03 蒼の戦慄

ホント最低だな(笑)。

そんな今回のお話は…
ラインバレルを巡る、秘密結社・加藤機関とJUDAとの戦いで、街に大きな被害を出した浩一。
周囲の人々を巻き込んでしまったことに、城崎は自責の念にかられるが、
浩一本人はその自覚がなく、自分が正義の味方であることを信じて疑わない。
そんな浩一の前に、JUDAのエースパイロット森次玲二の操るヴァーダントが現れた……!
以上公式のあらすじ。

いやもう、見事としか言いようがない最低っぷりが素敵すぎる。
まぁ、一応彼なりの言い分みたいのも言っておりましたが、それならその力のことや周りに気を配れるだろうから、
結局のところは今回ラスト付近で城崎が言ったように自分の力を誇示したかっただけのようだな。
ああ、なんて情けない主役なんだろう。だが、それがいい(笑)。
さて、今回で見事にジュダの特務室室長森次玲二にフルボッコにされ、城崎絵美にはこのアニメの決め台詞「あなた、最低です!」と言われ、
1、2話の増長っぷりからの見事な凋落っぷりに、正直胸がすっとしましたよ(笑)。しかし次回予告で見事な厨っぷりを発揮しており笑う。
なんかもう彼にはその道を力の限り突っ走ってもらいたいという気になってくるほど、素敵な厨っぷりだ。
是非、最後まで予告で「最低です!」と言われ続けて欲しい。
しかし、物語的にこんなままでは話にならないので、だんだんとまともになっていくのだろうが、
さすがにここでコロッと変わる事はないのであろうから、まだまだ彼の最低っぷりは堪能できそうで一安心(?)だ。

お話の方はこれまで同様、主役の最低っぷりがキモであるので、
相変わらず加藤機関やらジュダやらは影が薄く、話の本編としては全く進んでいない。
が、むしろ主役の最低っぷりが素敵すぎて、このままでもいーや(笑)などと思ってしまった俺としては、これでいーのか?と思わんでもない。
ま、たぶん1クール過ぎた辺りから、その辺のロボットアニメとしての話は大きく動くだろうから、
今はそんな素敵な主役の最低っぷりを楽しんでいきたい。

さて、戦闘の方ですが、ロボットがよーく動いているのはいーんだけど、なんか今ひとつ軽い感じがするな。
見ているとプラモデルが動いているような、そんな印象を受けてしまう。
その辺は軽やかに動きすぎなのと、動きのタメがないからなのかなぁ。よくわからんが。
あとロボットの装甲がどんな物なのかは知らないが、上記の重量感の無さも手伝ってか、固いように見えないんだよなぁ。
今回の森次玲二のヴァーダントにメッタ切りにされるラインバレルをみると、そんな固い装甲じゃないのかなという気がしてくるのだが。
どうせなら、切った(ヒットした)ところアップにして、ギョリン!と装甲を裂くところとか入れてみたらどーだろうか?
最初にぐっと抵抗があってからズバッといくとか。その辺もうちょっとなんとかして欲しいなー。


#04 正義の代償

あーもうっ!どうしてお前はそう道を外れちゃうかな。
気持ちは解らんでもないけども。

そんな今回のお話は…
ラインバレルを失った浩一は、自暴自棄に陥り、一般人を相手に暴力を振るう。
ファクターである浩一に、生身で勝てる者はもういない。
矢島は、浩一を心配する理沙子のために、浩一に向き合うことを決意する。
降りしきる雨の中、矢島と拳を交える浩一。そこへ、加藤機関のハグレマキナが現れる!
以上公式のあらすじ。

自暴自棄になった浩一に元に戻ってもらう為、矢島が決着を付けようと言い出してからが今回のメイン。
殴り合ってお互いの気持ちを吐露し、本当の親友になったであろうふたりであったが、
友情シェイクハンド寸前で、ハグレマキナが現れ全てをブチ壊してしまう。その辺りの話の作り方が見事だ。
前回で浩一が思っていた事を知った矢島が、自分だってお前が思っているような正義の味方ではなく、
理沙子の気を魅く為に浩一を守っていたセコいヤツで、だからか理沙子は振り向いてくれず、
欲しい物が手に入らなかったという点でふたりは同じであったと解り合えた所でハグレマキナの発砲により矢島が死んでしまう。
死に際に「大切なのはどうしたらいいかじゃない、お前がどうしたいかだ。せっかく手に入れて力なら、正しい事に使ってくれ」
と言葉を遺したのだが、目の前で矢島を殺された浩一は「オレはあいつを殺したい!」と強く願ってしまう。
矢島が言いたかった事は、偶然にも手にした力であっても、浩一が昔思っていたように弱い人や困っている人を助けるような、
「正義の味方」としての力として使ってくれといったのだが、
浩一はそっちじゃなくて、どうしたらいいかで泣く自分がどうしたいかを重きに置いてしまった。
視聴者的な第三者な見方としては、見ていて「そっちかよ!」と思うが、実際にそんな目にあったらどうだろう。
今回のラストで彼が言っていたように、矢島が自分自身で言ったような男であっても、彼にとってはヒーローだった。
そんな憧れの存在で友達を目の前で殺されて、自分が浩一のようにならないとは限らない。
が、憧れの友達が遺した言葉なら、力を正しい事に使ってくれという所の方が印象に残って然るべきだとは思うよな。
怒りに我を忘れた浩一はラインバレルを城崎の承認なしに呼び出して暴走し、街を吹っ飛ばす様はもう完全に悪役にしか見えない。
こんなのは若気の至りで済む話ではなくなってる。それを踏まえて、浩一がこれからどうしていくか楽しみになってきた。
んだけど、まだまだ中二病の困ったちゃんでしばらくいくのであろうなぁ。

その他は割とどーでもいーので放っておくとして、気になるのは次回ですよ。
だってついにおかっぱの双子ちゃんが登場ですよ!わくわくするなぁ。


#05 明日への道標

お茶目な社長だなぁ。

そんな今回のお話は…
ラインバレルの暴走で気を失い、JUDAに保護された浩一。
石神社長は、マキナのことや、敵である加藤機関の知識を浩一に与える。
浩一は石神から、正義の味方として共に戦おうと誘われるが、決心がつかない。
その頃、JUDA特務室メンバーである双子の遠藤シズナ・イズナは、加藤機関のアルマ部隊の攻撃を受け、危機に陥っていた……!
以上公式のあらすじ。

お話的には割とあっさり浩一がひとつ成長してしまうという流れ。
という書き方をするとなんか悪いみたいですが、私としては彼の困ったちゃんっぷりをもっと見ていたかったのだから仕方が無い。
と、いうか、そうなるモノだと思っていたんですよねぇ。
ジュダになし崩し的に入る事になって、メンバー達と最悪のファーストインプレッションを繰り広げ、
見ていて「イタタ……」となる展開だと思って、そんな困ったちゃんっぷりをワクワクして待っていた身としては、
シズナとちょっと喧嘩したくらいで、浩一は意外にもあっさりと自分が子供である事を認め、
お話的にはそんな彼が「正義の味方」になる第一歩を踏み出したという風な展開で、ちょっと拍子抜けしてしまった。
困ったちゃんを治すのにワンクールくらい使ってもいいような気がするなぁ。
せっかくここまで「あーもーこいつはー!」と視聴者にいい意味でイライラさせていたのだから、その期待に応えてほしかったような気がします。
が、正直今回だけであっさり変わってしまうようなヤツとも思えませんので(笑)、まだまだその辺は期待してもいいのかもしれませんな。

さて、今回の気になった所としては、まずはなんと言っても社長ですよ。
こんな感じのアニメの組織の長という者は、エヴァ以降特に顕著で大概寡黙で何を考えているか分からず冷徹で……
なんていうのが昨今のテンプレートなのですが、この社長はそりゃ何かありそげな雰囲気はあるものの、
妙に明るくて「〜でさぁ」などのくだけた言葉を使い、得意料理がちらし寿司というなんともとぼけたおっさん具合が素敵だ(笑)。
だが、私としての今回のこのおっさん(笑)の見所は、浩一の携帯に電話をかけてきたシーン。
電話口の口調はそれまでと同じでくだけた口調なんだけども、声がすごい感情を押し殺したような声なんだよねぇ。
双子ちゃんたちを助けたいんだけど、今のジュダの状況ではそれがかなわない。
唯一動けるラインバレルのファクター浩一も動いてくれるかどうかは分からない。
おっさんとしたら怒鳴って無理矢理にでも言う事聞かせて助けにいかせたい所なんだけど、
それやっちゃうとダメなので、自分を押し殺して浩一にお願いしている、という感じ。
いやぁ、実に見事な演技である事もさることながら、前半であんだけどぼけたおっさんを見せておいてのこのシーンは、
あの緊迫したシーンを盛り上げるのに一役買っているのではなかろうか。
とりあえず、私としてはこのおっさんの好感度が急上昇しましたよ。
次回予告ではなんか木(?)に変装(?)してるし(笑)。イカすおっさんだなぁ。
そして、おかっぱ大好きな私としては双子ちゃんたちにも触れなくてはならない。
「ツインズなおかっぱちゃんかぁ。わくわく」などと思っていたら片方は男かよ!残念だよ!ちっ!
しかし女の子の方、シズナの気の強さはGJだ。強情っぱりで素直じゃないところがすてき。
なのだが、もちっと女の子っぽくてもいいような気がしないでもない。ちょっと可憐さが出てくれるといーなー。
どーでもいーけど、中の人は前回ご紹介した通り植田佳奈さん、釘宮理恵さんなのだが、
このふたりマリア様がみてるで祐巳役、瞳子役でスール(姉妹)なんだよなーと思うとちょっとおもしろい。
まぁ、ねらってこのキャスティングではないでしょうけど。


#06 明るい夜

今回の内容は5分あれば足りるだろ(笑)。
おもしろかったですけどね。

そんな今回のお話は…
JUDAの一員となった浩一は、学校とJUDAとを行き来する生活をスタートさせる。
社員寮やショッピングモールが完備されたJUDAは、浩一にとって驚きの連続だ。
そんな中、特務室では、浩一たちの歓迎会が催されることになった。
彼らに課せられた、ある使命とは……!?
以上公式のあらすじ。

今回の話でいいたかった事は隠し芸で社長が言った事と、ラストでの理沙子との会話を見れば事足りるので、敢えて取り上げる事はしません。
そんな今回は浩一の歓迎会とその際の隠し芸のことでほとんどを終わらせるギャグ回、いわゆるお賑やかし。
その中でやはり社長がいい味を出していたな!いい味ってゆーかお茶目ってゆーかだけど。
浩一がジュダの社員寮についた時に、城崎のルームキーをワザと渡すイタズラからはじまり、
自らの危険は発明品最新型車いす、極めつけは森の妖精を装い、隠し芸のヒントと称した城崎の隠し撮り……
今気付いたのだが、もしかして城崎の「隠し撮り」は「隠し芸」とかけているのか?
まぁいい、その隠し撮り動画をプレゼントしたりと、およそ組織の長とは思えないお茶目っぷりがイカす(笑)。
ってゆーかその動画!いい所で自分の顔を挿入しやがって!見せろ!見せろや!
はっ!まてよ。問題はそこじゃない。よく考えてみたら、社長は城崎のあんな姿を隠し撮りしていたってことじゃん!
なにやってんだよ!社長ーっ!!そら浩一と一緒に調整槽に運ばれるわ(笑)。
ああ、ちなみに社長自作の最新型車いすは公式の用語集によると……
>マキナの技術を転用して、JUDAが開発した、と石神は説明しているが、
>どう見ても、航空機などから非常時に脱出する際に使用される「射出座席」に、車輪を付けただけの代物である。
>ちなみに、通常の射出座席では、発射時、搭乗者に重力の15〜20倍の力がかかり、適切な姿勢を取っていないと、背骨などを折って死亡することもある。
>よって、訓練を受けていない人間が使用すると大変危険であり、パラシュートの搭載云々以前に、実用化が非常に危ぶまれる製品であろう。
……正しく浩一の台詞通り「そんなもん置いとくなーっ!」である(笑)

さて、そんなお賑やかしな今回は、アバンを上手く使っていたな。
マキナと同体化し、ドレクスラーソイルによって自己修復するファクターである浩一が、
あんなぼろぼろの姿で運ばれるとは一体どんな事件が起きるというのか?と思わせておいての今回の話。
視聴者の読みを上手く逆手に取ったナイスなオチと言えよう。
今回は、とりあえずそれがあれば事がいったん落ち着くという見事な仕掛けである。
この鉄のラインバレルのいう作品はどちらかと言えばオタク向けの作品で、ケメコデラックス!のような、一般の人でも笑うであろうギャグではなく、
実にオタクに向けた笑いを誘ってきて、オタクの自分としては真面目な話であろうこの話の中でのギャグ回として楽しませていただきました。
でも、ふつーの人がこれ見たら「なんだよ、いきなり」とか思うんだろうなぁ。
ま、フツーの人はたぶんアニメみないからいっか、別に(笑)。

以下全くどーでもいー話なのですが、今週のおかっぱちゃんズ。
関西弁の姉シズナを見ていて、なーんかどこか既視感があるような……などと思っていたら、
「ハヤテのごとく」の中で私が大好きな相沢咲夜そっくりなんですよねぇ。
おかっぱで関西弁で笑いに厳しい、しかも中の人が同じ。なるほど、だからかー。ってまんまやんけ!(笑)
そして弟イズナなのだが、神秘の妖精くーたんにあう前の女装して浩一に駆け寄ってくるシーン。
胸がしっかりあるんですけど……なぜ?
実は両方とも女の子だったりするんじゃないのー?とか期待してみたり。
どーでもいー話ついでに、上記で最新型車いすの所でも引用したように、公式HPの用語集がなかなかおもしろいので一度是非ご覧アレ。


#07 サイアクな放課後

オレにはわかるぜっ!だってオレも14歳(精神年齢)だからなっ!(威張るとこじゃない)

そんな今回のお話は…
クラスメイトの道明寺誠が、なれなれしい態度で城崎に接触してきた。
迷惑する城崎をかばい、道明寺に闘いを挑む浩一だったが、浩一の拳は彼にかすりもしない。
道明寺とは、いったい何者なのだろうか……?
そして、JUDAに浩一を訪ねて来た、ある人物とは……!?
以上公式のあらすじ。

お話としては、浩一の学校の同級生、道明寺と本筋の設定を紹介する話。
道明寺と早瀬軍団結成の話は後述するとして、本筋の方はと言うと、敵である加藤機関の総司令加藤久嵩がジュダに正規の手続きで浩一に面会し、
浩一とラインバレルをスカウトしにくるという名目で舞台の設定を説明するという流れ。
これまで影の薄かった加藤機関および本筋の話を、敵の総司令が堂々とジュダの本部へやってきて、
主人公をスカウトする事で割と違和感なく舞台の設定を説明しているの上手いやり方だと思う。
その設定としては「ぼくらの」みたいな設定で、平行世界からの侵略および、そのオーバーテクノロジーというとだが、さすがにまだ核心は突かない。
加藤機関が浩一の世界をどうして征服するのか理由が分からないし、ジュダ社長が加藤機関から何故離反して対決姿勢をとっているのか、
また向こうの世界はどうなって、なぜラインバレルと共に城崎が送り込まれてきたか、
さっぱり分からない事だらけではあるものの、これから本筋がはじまるのだろうと感じさせる。
と、いうことは、もう浩一の中二病全開なお話は終わりということだね。残念。
とはいえ、彼が中二病の困ったちゃんが直ったわけではなく、
道明寺に喧嘩で負けそうになってラインバレルを召喚しちゃう辺りのアホっぷりは健在でなによりでした(笑)。

ま、ジュダでの加藤機関の事はホント説明しただけなので、個人的には別にいーのです。
私としては道明寺の方が気になります。だって彼、黒目にハイライトが入ってないんですよ。
しかも、普通の人はおそらく知り得ないであろうラインバレルやジュダの情報を、はっきりとは知らないまでも持っていたり、
なによりファクターである浩一と喧嘩して勝っちゃうんだから(浩一がなっていないのもあるが)、
そりゃ何かある人物に決まっています。ってゆーかこれでなんもなかったらズッコケるわ。
さて、そんな道明寺と浩一は今回の最初で喧嘩して、最後に出てきたときは分かり合って早瀬軍団結成に至りましたが、
城崎にはその理由がさっぱりわからないようで、ま、女の子は精神的に大人でリアリストなので分からない事でしょうが、
よーするに、浩一も道明寺も「ヒーローごっこ」が好きなのである。あーゆー展開が好きなだけなのだ。
「こんな俺たちカッコいいー!」なのである。全くもって中二病だな(笑)。
でもいい!だって彼らは中二なんだもの!そのままいけ!(笑)


#08 戯れの鬼たち

最後のはちょっと強引だったなぁ。
おもしろかったけど。

そんな今回のお話は…
合衆国の米軍基地に、森次、美海、浩一が駆けつける。
目的は、撤退する米軍輸送機の支援と、敵の掃討。
浩一にとっては、今回が初めての正式任務だ。
森次&浩一組に立ちはだかるのは、多数のアルマ部隊を従えた、加藤機関のマサキとユリアンヌ。
一方、ペインキラーで一般兵士の避難を援護していた美海は、新たな敵のマキナに攻撃を受けて……!?
以上公式のあらすじ。

今回はジュダのお仕事がメインで、内容的には加藤機関の幹部の紹介みたいな感じだ。
それと任務と仲間のどちらをとるか。みたいなのもありましたが。ああ、これがメインなの……か?
いやぁ、やっぱどっちかというとやっぱり加藤機関幹部の紹介がメインだったような気がする。
とはいえ、それがメインだとするならば、ホント顔見せと機体の紹介したくらいなので特に書く事ねぇや。
んじゃ、ピンチだった九条を助ける為に、任務を放り出してしまった浩一の方はと言うと、ジュダのお仕事的には室長の森次が言う事の方が正論ではある。
ジュダの存在意義が加藤機関のいいようにさせないようにする事なのだから、何を置いてもヤツらのやる事を阻止することが一番優先順位が高い。それが仕事。
なんだけど、浩一が言うように仲間を見殺しにしていいものか。
と、今回の事件は二律背反していて、仲間を見殺し云々も森次が言った「ファクターはその程度で死なない」のであれば、
任務を遂行するべきだったように思うけど、九条が死なない可能性はゼロではない。戦争しているわけだし。
しかし、九条一人を助けた為に設置されてしまった何かが今後大勢の人に災いをもたらすかもしれない。
が、仲間ひとり救えないでその他大勢が救えるか?と、このようにこんなものは堂々巡りの平行線なので答えは出ない。
これの解決方法としては「仲間は当然守る、そしてみんなも守る!」みたいな、
それこそ正義の味方のヒーローをやらなければならないんだけど、それがやれない事のジレンマってのが最近のお話って感じですな。
80年代のアニメとか、週刊少年ジャンプのマンガだったらあっさりそれをやっちまうんでしょうが。
ま、それはともかく、今回設置されちゃったなにかですが、これも設置されて良かったのか悪かったのか。
悪い方は上記したように後に何かしらあるわけで、本来ならば是が非でも止めたかった所ではあるものの、
それを研究すれば何かしら分かる事があるかも知れないし、何も分からない所でいきなり複数箇所に設置されて、
突然ドカンとやられるよりは、むしろ良かったかもしれないともとれて、こちらもどっちもどっち。
ということで、たぶんどっちとも取れず「うなー!」となるのが目的なのでしょう。
しかし、なんだな。これが今後どー展開して行くのかさっぱり読めないな(笑)。

さて、最後に最後のお色気タイム(笑)だが、いくらんでも強引のような気がしたなぁ。
城崎はまぁ、分からないでもないんだけど、九条も脱ぎ出すとかとかないだろうよ。
浩一が最後にビンタされる為とはいえ、さすがに違和感感じてしまったな。
しかし、お約束展開過ぎて逆にニヤニヤしてしまった自分がいる(笑)。

今週の社長
浩一にもとは加藤機関にいた事を突っ込まれ、机をバン!と両手で叩いてどうするのかと思ったら「ごめんなさい」ですよ。
ちょ、威厳ねぇー!(笑)。その後もいいこと言っているような気もするが、言い訳にしか聞こえないしな。
マサキとの通信の時はカッコよかったのになぁ。
ってゆーか、もちっと組織の長っぽくしていてください(笑)。


#09 ブラック・チェンバー

ああ、そーゆーことだったのか。

そんな今回のお話は…
加藤機関が世界中に設置している、スフィアという謎の球体。
その目的を探るため、浩一たちJUDA特務室メンバーは、南米にある加藤機関のアルマ生産基地へ向かう。
「森次さんの身体の異常に気づけなかった――」 自責の念にかられている山下は、
自分のミスで森次が窮地に立たされたことで我を失ってしまい……!?
以上公式のあらすじ。

「自分のミスで森次が窮地に立たされたことで我を失ってしまい」
山下が暴走した理由はこれだったのね。公式あらすじを読んで初めて分かったよ。
情報収集するリフレクトなんちゃら(名称忘れた)を飛ばしておいて敵に気付かなかったってことなのか。
でも、これは言われないとよくわからないんじゃないのかなぁ。実際よく分からなかったし。オレが馬鹿だからとか言うな。
オレが馬鹿だからかどうかはさておき、お話の方はさしておもしろいとこがあったわけでもなく、
前回同様、仲間が仲間の為に動いちゃって、作戦至上主義の森次がお冠。でも、それでいーのか?ってところで引っぱった。
しかし次回はクリスマス話で女子がサンタコスでヒャッホーイ!ってどうなんだ(笑)。
サンタコスは次回なので置いておくとして、今回のお話としては、前回と同じようなコトする必要があったのか疑問。
まぁ、ポイントとしては自分を慕ってくれている山下でさえ、森次はああいった事をするって所を見せたかったのかもしれないが、
私としては「なんで前回と同じような話をやってるのかなぁ」と疑問に思ってしまって乗り切れなかった。
そんなお話もさることながら、ちょっと前までかなりの困ったちゃんだった浩一が、
山下を気遣ったりするいいこちゃんになってしまって、正直な所あんまりおもしろくない。
浩一は「ホント、こいつ最低だ」というキャラが良かったので、それが無くなってしまっては面白味に欠けるな。
ついでに戦闘だが、やはりプラモデルが動いているように見えてしまっていかんな。
そもそも、ラインバレルやヴァーダントが敵アルマをあっさり真っ二つにしちゃうとか、いくらなんでもないだろ。
百歩譲って一刀両断にするのはいいとしても、もちっと抵抗があってもよさそうなものだと思うがなあ。
包丁でキュウリを切ってるんじゃないんだからさ。
と、いうわけで、今回はさしてこれといった所がなかったなのでありました。
が、しかし!

今週の社長
社長の相変わらずなアホっぷりは健在でなにより。
浴場に何故かスーツ姿で現れたかと思ったら、まーた城崎を盗撮か!と、思わせておいてレントゲン写真かよ!!
ちょっと期待しちゃった自分が情けないよ!
そして女湯からのおかっぱちゃんことシズナの風呂桶投擲をニュータイプがごとき反応で見事にかわし、
「ちょw社長やるぅ!」などと思わせておきながら、石けんを踏んづけてしまい、
すべって熱湯風呂にダイブインし、その後、全身包帯ぐるぐる巻きにされており涙を誘う(笑)。
しかしなんだな、社長が出てくると和むよなぁ(笑)。

どーでもいーけど、イズナはフツーに胸なかったなぁ。
6話の女装の時にあった胸はいったいなんだったのであろうか。


#10 OVER DRIVE

前後編の前編?ってゆーか、サンタコスきゃっほう!

そんな今回のお話は…
クリスマス一色の街。浩一は、理沙子主催のクリスマスパーティに呼ばれる。
同じくJUDA特務室でも、クリスマスパーティの準備がされていた。
職場でパーティなんて…とぼやく浩一だが、家族のいない大半の特務室メンバーにとっては、ここが自分たちの家も同然だ。
そこへ、米軍の衛星兵器が加藤機関に乗っ取られたという情報が入る。
このままでは、世界各地が爆撃されてしまう。
衛星兵器の狙撃任務を託された浩一は、山下と共に宇宙へと向かった!
以上公式のあらすじ。

冒頭書いたように前編って感じの今回、おそらくオチであろうクリスマスパーティーの伏線を張りつつ、
ハックされた米軍の衛星兵器への攻撃作戦をやり始めたら、加藤機関が邪魔しにきたって感じの所で終わった。
お話としては、前々回辺りから引っぱっている森次との確執を見せつつ、おそらくは山下の成長などを描く話になるのかなーとかとか。
個人的にその辺の話は上手く作ってあるなぁと思った。というのも、今回の作戦である米軍の衛星兵器の破壊は、
まぁ、どうなるかは分からないけども、普通に考えれば色々問題ありつつも衛星兵器をぶっ壊すに決まっているわけで、
そう分かりきった話をちゃんと見せる為にどうするか、と言う所で、森次とか山下とか、そしてクリスマスパーティーやらを持ってきて、
問題をそれだけにせずに気にさせるようにしている辺りがちゃんと考えてある。
そういった中で、メインとしては森次と山下なのだけど、
ま、山下はなんとなく想像つくからいいとしても、森次の方はどー決着付けるつもりなのかなぁ。
アレはアレでひとつのキャラクターなので、あの辺の性格が無くなっちゃうのはおもしろくないよな。
でもオチの付け方のひとつとして、最後に仲間を思う俺たちの事を分かってくれたぜ!
と思ったら、あんまよく分かってなかったー!ちゃんちゃん。みたいな事をやってきそうではあるな(笑)。
そーいえば、最近鳴りを潜めてしまった浩一の中二病ですが、今回は所々にその片鱗が見えて良かったです。
米軍の人たちの前でラインバレル召喚して「尻拭いしてやるぜ!」とか宣っちゃったり、
森次にイヤミを言っても無視されて、「よーし、じゃあ俺たちの正義を見せてやろうぜ!」とかそういう発想が素敵(笑)。
彼はちょっと落ち着いてしまって面白味が無くなってしまったので、そーゆー所をどんどん出していって頂きたい。
そしてキメ台詞「最低です!」と言われ続けて欲しい。

よーし!じゃぁ行くぜ!サンタコスのターン!!
というわけで、女性陣のサンタコスですが、それ以前に社長いい趣味してるなぁ。
袖無しミニスカをチョイスするあたりの社長のセンスが最高だ。
しかし皆さん見事な巨乳でありカップ数はいくつですか?と聞きたくなるような巨(でか)さなのですが、
おかっぱちゃんことシズナの大きさが逆に癒されます。やはりお胸は地球に優しければ優しいほど素敵だなと思いました。
どーでもいーけど、道明寺って特殊自衛隊の人なんだねー。どーからんでくるのかなー。
それに関連して理沙子との事ですが、矢島の死とか理沙子は浩一に後々も影響を与え続けるんでしょうけど、
その辺は上手く繋がってくるのかなー、今の所割りとスルーされそうな気がしてならない。

今週の社長
国連のレセプションがあるからと言ってハメはずしすぎだ。サンタコスの女子をそのまま出させるなよ(笑)。
と、今回はあまりはっちゃけちゃった所がなくて残念。
ですが、「ちょっと宇宙へ行って、衛星兵器ぶっ壊してきちゃってよ」の台詞が組織の長っぽさがまるでなくて素敵です(笑)。


#11 SUPER NOVA

熱い展開だなぁ。

そんな今回のお話は…
浩一と山下を宇宙で出迎えたのは、加藤機関の王政陸。
彼は、アルマ・ヤオヨロズで衛星兵器を制御し、世界各地に同時攻撃を仕掛けていた。
浩一はヤオヨロズの撃破を狙うが、予想のつかない相手の動きと速さに苦戦を強いられる。
地上からの衛星兵器破壊作戦も失敗し、成す術のないまま、ついにラインバレルも攻撃可能エリアから外れてしまった……!
以上公式のあらすじ。

前回からの引き続きでちょっと宇宙へ行って衛星兵器をぶっ壊してくる話。
予想外に手強い敵に作戦通りには行かず、作戦無視の一発勝負に出るラインバレルが、エクゼキューターで衛星兵器をぶっ壊すもコントロールを失い落下。
が、山下のハイントカインドがラインバレルを受け止める。という割と熱い展開が気持ちよいな。
前回言った通り、衛星兵器を破壊することは分かり切っているので、
その分かっている話をどう料理して見せる話にするか楽しみにしていたが、こんな「ヒーロー誕生物語」にしてくるとは思わなんだ。
衛星兵器への攻撃可能エリアから外れてしまってからの社長との通信で、5話の電話と同じような台詞まわしを使って、
あの時どうすればいいのかと悩んでいた浩一が、今は悩むまでもなく一発逆転の策に出るあたりの彼の成長ぶりが窺えて、
鳴りを潜めてしまった中二病がこういった形で変化したのを見ると、何とも微笑ましいというか、
むしろ
とても寂しく感じてしまうのは自分だけだろうか?
彼にはもうちょっと困ったちゃんでいて欲しかったような(笑)。

他、気になった所としては、自分の持つ力の意味を見失ってしまった山下が、
自信を取り戻し落下してくるラインバレルを受け止めるという熱い展開は良かったのですが、
アレってすごい位置エネルギーなので、飛行機の上で受け止めるのはさすがに無理あるかなと思った。
ハインドカインドはオーバーテクノロジーの塊なのでいいとしても、飛行機がビクともしないのはちょっとな。
それと、前々回辺りから引っぱっていた山下と森次の問題が、事後のパーティーであっさり収束してしまいビックリ。
もちっと何かあってもよさそうな気がしました。
が、なんだかんだ言って森次も気に掛けていたとも取れるのでいいと言えばいいのかもしれん。
あと、特殊自衛隊所属だった道明寺が新型機に乗って双子ちゃん達の援護しておりましたが、
こんなにあっさり道明寺が特殊自衛隊所属でバレしてしまうのは、話として良かったんですかね?
これまではすごい秘密があるみたいに見せていたので、ちょっと拍子抜けしてしまったですよ。
まぁ、彼は今後に別の何かしらがあるのかもしれませんが。
ああ、そうそう。矢島や理沙子を効果的に使ってくれたのは良かったな。
矢島のことがあってヒーローになった浩一。そんな地球を救ったヒーローが理沙子らの前では普通の人になる、なれる場所がある。
というのが、ほんわかしますな。

加藤機関の方ですが、あれって結局は衛星兵器自体は加藤機関も邪魔だと思っていて、
尚かつ、あのブーデー野郎も死んで欲しかったってことなんですよねぇ。
ってゆーか、加藤久尚はもしかしてクリスマスというイベントが気に入っている?ケーキ用意していたしな(笑)。

最後にすごくどーでもいーのですが、九条さんってなんかエロいじゃないですか。
8話のラストでも脈絡無く脱ぎ出したりするし(笑)。浩一ならってのもあるんでしょーが。
それを踏まえて考える(?)と、浩一は頼み込めば九条さんにエロい事してもらえそうですよねぇ。
ってゆーか、浩一はスゲーモテ期到来だよなー。オレのモテ期は小学生の時の終わったというのに……(´・ω・`)

今週の社長
「ちょっと見てみたかったんだよね……ヒーローと誕生ってヤツをさ」
の台詞は格好いいのですが、あんまり出番なくてしょんぼり。
ってゆーか、やっぱはっちゃけてくれないとおもしろくありません。
ということで、次回は何故か水着祭?みたい感じなので社長のお茶目さんに期待したい(笑)。


#12 南海より愛をこめて

なにコレ?(笑)

そんな今回のお話は…
慰安旅行で、南の島へとやってきた浩一たちJUDA特務室メンバー。
石神社長のお茶目な計らいで、なぜか理沙子と道明寺までいる。
理沙子と城崎のどちらが本命なのかと道明寺に問われ、浩一はしどろもどろ。
そんな中、城崎や山下、美海、シズナ、緒川らが次々に姿を消していき……!?
以上公式のあらすじ。

水着にイカにおっぱいに、触手プレイに童貞切りにキスな今回はいったいなんだったんだ(笑)。
任務と言う名目で社長に呼び出された森次を除く特務室一行が南の島でバカンス。
だが、島の反対側では加藤機関が物資の補給をしていたのだが、六番隊隊長ジャック・スミスが手違いで薬品を流してしまい、それによりイカが巨大化。
騒ぎが大きくならないように、ひとりでイカ退治するスミスであったが、
巨大イカが次々とジュダのメンバーを襲い……。と言う内容。というかあらすじ補足。

水着だヒャッホイ!なちょいエロコメな話なのだが、さらにバカをプラスしたような話であった(笑)。
お話としてはあってないような物なので気になった所として、まずはなんと言っても水着ですよ!だって男の子だもん!
緒川さんと九条が水着で走ってきておっぱいボインボインですよ。なにこのあざとさ(笑)。
ってゆーか
山下くん、なんで女物の水着つけてんの!?
ちょ、おま、女の子だったってことなのか!?イカが出てきた時に浩一の「オレの女になにしてんだコラァ!」に
反応していたってことはそーなのか!工エェェ(´д`)ェェエ工
そ、そんなんだったらイズナを女の子にしてもらいたかった……orz
そんな双子ちゃんの片割れイズナですが、イカに攫われいなくなった人を捜索中、
加藤機関のセクシーおねいさんユリアンヌ・フェイスフルと会ってしまい……
イズナ、めでたく童貞を喪失(笑)
だよな、アレは絶対そーゆーことだよな。うらやましいヤツだ。
そして最後は理沙子が強引に浩一にキスしてバカンス終了。ホント、なんだったんだろうなぁ。

話の本編としての動きもほんの少しあり、島の外れにあったお墓の前で加藤久嵩と社長が邂逅。
どうも理想の現実の為、犠牲を払ってでも遂行する加藤は犠牲を払ったからこそ後には引けず、
それに対して社長は絵空事と言われようとも、誰一人として犠牲にならないようにしようとしているよう。
もしかして、この二人の最終的な理想としての終着点は同じなのかもしれませんな。
ただ手段が真逆だ、と言う事だけなのかもしれませんね。
今回の最後に道明寺の特殊自衛隊の機体ジンライを作ったキリヤマ重工社長桐山英治が加藤と電話しており、どうもジンライで同時に決起するらしいですな。
道明寺もそれに噛んでいるのかしらねぇ?ってゆーか、今回は上記2点を見れば、お話本編としては事足りるな(笑)。

今週の社長
あらすじの通り、任務と偽ってみんなを慰安旅行にご招待。
「ビックリした!?ビックリした!?」って、もぅアンタって人は(笑)。


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