咲-saki-  14〜25話

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第14局 存在

だから長いって!

そんな今回のお話は…
和は、堅実な和了りを積み重ねて着実にポイントを稼ぐ。
そんな和の快進撃に、龍門渕透華が立ちはだかる。
高得点の和了りで和のパーフェクトゲームを阻止した透華は、このまま波に乗って連荘を目指すそうとするのだが……。
以上公式のあらすじ。

麻雀としては、龍門渕のお嬢が、和のパーフェクトゲームを阻止したのと、
鶴賀の副将「ステルス桃」こと東横桃子が存在感の薄さを発揮し、お嬢が二回振り込んだだけ。
では、他は何をしていたかというと、これまでの流れ通り、東横桃子のバックボーンを語っただけだ。
ま、もう、これまで何回も言ってきましたが、そんなんどーでもいーんじゃ!麻雀やれよ!
大体さぁ、存在感がちょー薄いとか言って、これまでうまーい事見切れていたりするのはいーんだけど、
突然降ってわいたように出てきた東横桃子のバックボーンを知って、どう感情移入なりせよというのだ。
これ見て「わーステキ」とか言うヤツがいるなら見てみたい。
そう思わせたいのならば、逆にもっと麻雀でその特殊能力を発揮し、物語としての存在感なり何故消えるのか、
という所を見せていった上でなら、そのバックボーンに興味が持てると思うのだがな。
今まで全く姿を見せなかったヤツが突然ポッと現れて、こんなヤツなんですと長々と過去話見せられても、
こちらとしては「ふ〜ん……」くらいしか思う所がないでしょう?
劇中の存在感が全くない故リーチをかけても警戒されないという設定はおもしろいと思うし、
過去話もそれなりにいい話ではあったかと思うけど、これじゃちょっともったいないですなぁ。
おそらくは、次回にその「ステルス桃」が本領発揮するのだと思うんだけど、これなら順序逆の方が良かったんじゃないですかね。

と、いうわけで、今回は上記の通り、Bパートは丸っと過去話だし、Aパートの麻雀も控え室にいるヤツらの解説ばっかりで他に書く事ねぇよ。
ああ、そーいえば、龍門渕のお嬢は、なんか無駄に目立っている割に大した事してねぇなぁ(笑)。
もしかして、お嬢の特殊能力ってただ単に「極度な目立ちたがり屋」ってだけなのか!?


第15局 魔物

ええーっ!?副将戦あっさり終わらせ過ぎだろ!!
ああ、あと、毎度言ってますが、咲の悪寒は尿意なんだと思います(笑)。

そんな今回のお話は…
ついに最後の戦いとなった県予選・団体戦。
勝負の行方は、4名の大将に託された。清澄高校の宮永咲。
風越女子の池田華菜。鶴賀学園の加治木ゆみ。そして昨年度のMVP、龍門渕高校の天江衣。
譲れない戦いの幕が、いま切って落とされる。
以上公式のあらすじ。

お話は冒頭に書いたように、副将戦があっさり終わり、間にインターバルを挟んで大将戦の東二局まで。
前回の最後で「ステルス桃の独壇場っすよ!」とか言っておきながら、独壇場が全くないのは如何な物か。
せっかく前回で桃と鶴賀部長の馴れ初め話を長々とやっておきながらのこの展開は納得できないですよ。
はっきり言って咲のリンシャンよりもあり得ない特殊能力、「存在が消える」なんておもしろい事やっているんだから、もちっと桃で引っぱっても良かろうに。
そこをあっさりと、オカルトを信じない和が破ってしまうのは良いと思うんだけど、
ダブル主役とも言うべき和の試合でさえ、たった3話しかないってのもどうかと思うぞ。
あと9話(なのかな?)も一体何で保たすつもりなんだろうか?
麻雀の試合自体もあまり派手さがなく、大将戦の咲のリンシャンで2連荘の後の鶴賀の槍槓(チャンカン)は、
展開的に、待ちに待った主役の特殊能力発動に、キタキター!感があるし、
はっきり言って今回見るまで全く存在を忘れていた役、チャンカンという三連続でレアなあがりは、
大将戦のこれからの波乱を予感させる上で、なかなかおもしろかったものの、副将戦の麻雀のつまらなさは異常だろ。
和はメインはれる役所じゃないというのか。メガネまでとは言わないが、なかなか扱い悪くてちょっと可哀想だ。
どっちかって言うと、桃の方が副将戦でのイメージが強いものな。
大将戦はそんな地味な事がないようにして欲しいなぁ。

さて、趣味「妄想」の自分としましては、「ステルス桃」でおかしな妄想をかき立てられまして、
大声で歌ったり激しく踊ったりしない限りは気付かれないという彼女なら、
もしかして教室で全裸になっておなにゅしても、全く気付かれないんじゃないでしょーか!!(何故そんな力強く?)
きっと桃もそんなことして正に文字通り「一人遊び」とかしてるに決まっているんですよ!!(上手いこと言った)
そいで、唯一そんな桃の教室で全裸おなにゅに気付いたのが鶴賀部長で「こ、こいつ、一体何をしている!?」みたいな?
ってゆーか、この夏そんな同人誌が出そうだな(笑)。
そんなマンガを描く予定のある方は是非一部私めにくださると息子が喜びますのでよろしくお願い致します。

今週のタコス
やっぱというかなんというか、大した出番ねぇ。
エロさが売りの彼女としては、もっともっとその辺を前面に押し出して挑発行為をしていただいて、
私の防御力を大幅に下げつつも、攻撃力を上げてもらいたい所です。主に下半身の!


第16局 結託

久々に麻雀メインでおもしろい。そして見事な演出です。
ってゆーか、
咲のアレはホントに尿意なのかよ!
瓢箪から駒だよ!ビックリだよ!(笑)

そんな今回のお話は…
何回牌をツモっても手を進める事ができない咲と池田と加治木。
その姿はまるで海の底に引きずり込まれて身動きが出来ない状態だった。
そんな中、天江衣だけが和了りつづける。これが、悪夢の始まりだった。
以上公式のあらすじ。

お話の最初から、前回槍槓(チャンカン)された咲が、西の暗槓(アンカン)をしようとした所、
今大会では国士無双のみ暗槓でも槍槓できることにびびり槓できない咲や、
案の定、国士無双を聴牌(テンパイ)している鶴賀部長なんていう、地味におもしろい展開から始まり、
終止麻雀していたので、麻雀好きな私としては、今回とても楽しめた。
麻雀やっていたからおもしろい、と、いうわけでなく、今回はとても上手い演出が光った。
今回の見所は天江衣の特殊能力発揮とべらぼうな強さを見せつける所なのだが、
「場の支配」「海底撈月(ハイテイラオユエ)必ずツモる」特殊能力を、海の水が迫ってくる演出と、
衣以外が一向聴(イーシャンテン)から進まず、語るモノローグが、その場の不安さを見事に物語っていて、
強大な敵である衣の特殊能力の怖さをこれでもかと見せつけている。

しかし、この衣の特殊能力。咲のそれと同じで全く理由がないよな(笑)。
満月云々の話も出てきて、満月だと衣が本調子らしいのだけど、それも荒唐無稽でなんだそりゃと思わずにはおれん。
まだ「海底必ずツモる」だけのほうが、マンガっぽくはあるが(マンガなんだけど)それっぽい。
「場の支配」とか言われてもなー。今ひとつピンとこないよな。
似たようなことを大好きな風越キャプテンがやっていたけど、アレは「場の流れを読み切って〜」だったし。
とはいえ、この大将戦にくるまでに、正直ウザイくらい「天江衣強い」と喧伝していたので、
大ボスらしい強力な能力は見せつけなければ、「そんだけ?」になってしまうし、
なにより、このアニメは、バトル物のバトルが麻雀に置き換わっているので、
この大一番でラスボス的存在の衣が、なんだかよく分からない強大な力を発揮してくれなければ困るというものだ。
この強大な敵を、咲が「嶺上開花必ずツモる」だけで、どう打ち破るかが楽しみだ。

ちょっと気になった所として、サブタイが結託ということで、妖しげな特殊能力の衣に対し、
とりあえずは暗黙の了解で、龍門渕以外の三校が衣潰しで協力するのかと思いきや、そんな事はなく、
「結託」という話的には、衣の海底を阻止するために、咲が誰か差し込んで(わざと振り込んで)と思っていた所、
鶴賀部長がそれを読み取って差し込む、といったシーンだけだったのがなんとも。
割とこのアニメはサブタイに偽りありだよな(笑)。
それと、風越のネコ娘。よ、弱い!(笑) 全然いい所ないのだけど、これでいーのか。
相対的な能力の事を考えると、やっぱ大将はキャプテンを当てた方が良い勝負できたんじゃねーのかな?
まぁ、先鋒でキャプテンがぶっちぎりしていなければ、すでに風越は飛んでいた(ハコになっていた)かもしれませんが。
そして、今回で半荘終わってしまったのですが、あと半荘一回でどれだけ保たす気だよ。
ってゆーか、どー考えてもこの大将戦だけで残り話数を消化しきれないので、残りをどーするつもりなんでしょうね?

最後に……鶴賀の大将は部長じゃねーのかよ!!
ずっと部長部長と呼んでいたオレは一体……。ってゆーかこれからなんて呼べばよかとですか?


第17局 悪夢

ネコ弱す。
まぁ、特殊能力のないただのネコだしなぁ。

そんな今回のお話は…
天江衣の圧倒的な強さで前半戦が終了。他校を寄せ付けない点差を稼ぎ、独走状態となった。
ショックを隠すことができない対局者たちの前に各校の仲間が駆けつける。
池田には福路が寄り添い、加治木を桃子が激励し、咲は和と手を取り合い二人で誓い合った「約束」を思い出す。
そして、後半戦が始まろうとしていた。
以上公式のあらすじ。

Aパートは前半戦終了からのインターバルで各校大将が百合ん百合んな励ましを受け、大将戦に臨むという流れ。
咲は前回判明した尿意をなんとかする為に、トイレにダッシュするものの迷ってしまい、
そこで咲を探しに来た和に見つかり、トイレに行きたいというのに長々と自信がどうこう言われているうちに、
休憩時間が終わってしまい、結局トイレに行けたんだか行けなかったんだか。
きっと咲の事なので、トイレに行こうが行くまいが、顔を赤らめ下半身をプルプルと震わせ、
尿意をもよおす事になるであろうから、まぁ、ぶっちゃけどっちでも同じである(笑)。
咲のおしっこの事はさておき、咲はまだ本調子じゃないとか言っておりましたが、
どの場面で無敵の嶺上(リンシャン)を見せつけるのかと思っていたら、後半戦で早速やってくれた。
衣の策略で風越の持ち点がちょうど0になり、点差のある清澄、鶴賀はツモ上がり出来ないという状況で、
役無しドラ4をはった風越を読んで、槓してドラを増やし、さらに風越のあたり牌を槓して槍槓(チャンカン)であがらせ、
衣の策略を潰したことの気持ち良さもさることながら、そこまでの流れを読み切った事の裏付けとして、
風越のネコが点数を言う前にハコから点棒を出そうとする咲をちょろっと見せ、
その全てが咲の主導であったことを印象づけて次回へ引っぱり、次回からの咲の逆襲を予感させるこの展開の上手さが光る。
それと、麻雀以外が異様に長くかったるかったこれまでとは違い、AパートのインターバルはきっちりとAパートだけで終わらせ、
その後のBパートの濃ゆい麻雀部分で1話内での話のバランスが上手く取れていて、見ていてかったるさが無かったのも良い。
これまでの流れであったならば、きっとインターバルで今回を丸っと使っていた事であろう。ってゆーか今までが異常。

個人的な所としては、インターバルの時の風越キャプテンだろう。
勝っていても調子に乗っちゃうし、負けていたら泣いてしまうから来ないで下さいと言われていながらも、
やっぱり心配でやって来てしまい、優しく抱きしめてあげるキャプテンはやはりすばらしいな。おかっぱ最高!
絶対にキャプテンは女の子にモテモテなんだと思う。いや、むしろ男にモテモテで、一部女子から嫌われるかもしれんな。
風越といえば、ネコ弱過ぎて笑う(笑)。
大将戦開始時には、確か少なくとも80,000点くらいはあったと記憶しているけど、
半荘とちょいでそれだけ点数失っているんだからよっぽどだよなー。オレならトラウマになっちゃうよ。

さて、17話だというのに、もう後半戦東2局なんだけど、このまま大将戦を最後まで引っぱるには長すぎるし、
途中で終わるにしても、後は何をするつもりなんでしょうかねぇ。


第18局 繋がり

ネコ図々しい(笑)。
ってゆーか、麻雀の展開がおもしろいし見事だ。

そんな今回のお話は…
槍槓を和了り、窮地を脱した池田。
しかし最下位という状況は変わらず、挽回できるとは思えない点差が開いていた。
そんな絶望的な状況でも戦う心を失なわず、池田は果敢に攻め続ける。
一方、自分の対局スタイルを思い出した咲は、徐々に本来の調子を取り戻しつつあった…。
以上公式のあらすじ。

お話は槍槓(チャンカン)で息を吹き返したネコの回想から始まり、ネコはもちろんキャプテン、
鶴賀部長(ではない)は桃、咲は合宿でのことを見せつつ和了り、龍門渕以外の危機的状況ながら、
サブタイ通りに各人の繋がりを見せ、まだコイツらは終わっていない、諦めていないということを、
派手な麻雀演出とともに見せて、終盤の盛り上げどころを作っていて、見ていてとてもおもしろかった。
流れとしては、ネコが回想し和了、部長(ではない)が回想し和了、咲が回想し和了、和了、和了。
と、順番にいくわけですが、ここへきての回想は大会が始まってから結構経つので、この危機的状況にあってはおかしくなく、
以前の桃が突然出て来た時と比べるとこれまた見事な流れであり、ちゃんとサブタイの「繋がり」とかかっている。
麻雀の方も、ネコがキャプテンとの思い出パワー(笑)で数え役満和了ったり、鶴賀部長(ではない)がハネ満和了ったり、
咲はリンシャンで軽く2回和了した後、2000点の手を3連続槓(カン)で倍満にするなど、龍門渕以外の各校に見せ場を作り、
またデカイのをはった手牌に電気が走ったり、目に炎、大げさなツモ、
控え室の和の声に反応する咲のニュータイプ描写などの派手な演出が盛り上がりを作っている。
また、衣に和了させないことで、彼女によって折れかけた心を、各キャラが周りの人達との繋がりを見せた事により、
その諦めない姿勢とサブタイを活かしていて、麻雀とそれ以外を見事にまとめている技量も光る。
と、今回は一本の話として見事なまとまりを見せており、能力バトルものとして見応え抜群でありました。

さて、個人的な所としましては、各キャラの百合描写であろうか。
特に我が愛しのキャプテンの話はなかなか興味深く、中学の頃からウザイと言われ、一緒に帰ってくれる友達がいないとか。
ああ、たぶん、あの世話焼きなキャプテンのことだからさもありなんというか、
世話焼き過ぎちゃってっていうのもあるし、それが野郎どもに受けてモテモテになり、女子から反感買っているんだろうなぁ。
そんなキャプテンに、言い寄ってくるネコは、まぁ私としてはウザイだけなのだが(笑)、
キャプテンとしてみたら、それほど嬉しかった事はなかったであろう。
そういった事は、これまでネコがキャプテンキャプテンと言ってきた事が、ここの回想に説得力を持たせているな。
それにしても、ネコの下の名前で呼んで欲しい、これからずっと一緒に帰って欲しいは告白タイムですか?(笑)
自身でも言っていたが、なんて図々しいネコだ。キャプテンはオレの嫁だ!

ここ数回すっかり忘れていた今週のタコス
いやだって、ここ数回は全くいい所がなかったからな。
しかし、しかーし!今回は咲の回想で見事なタコスっぷり(なんだそれは?)を披露しておりましたよ。
咲の回想は合宿の事だったのですが、足袋ソックスのワレメをコスって気持ちE〜とか、見事な浴衣のはだけっぷりとか。
ってゆーか、はだけた浴衣は乳首が描かれていないだけで、地球に優しいおっぱいが丸見えじゃないですか!!
な、なんという挑発行為!オレの防御力は下がったが攻撃力は上がったぜ!!主に下半身の!!
ここへきて本領発揮とは、タコスもまだまだ侮れねぇぢぇ。
ああ、そういえば、アバンにあった妄想デカパイタコスなど、もはやタコスとは呼べん(笑)。


第19局 友達

「麻雀って、楽しいよねっ」
団体戦最終決着。ってゆーか最終回でもおかしくない内容です。

そんな今回のお話は…
4回目の海底撈月を和了り、咲の連荘を阻止した天江衣。舞台はいよいよオーラス、最後の1局となった。
圧倒的な点差で独走を続ける天江衣。そして彼女に挑む加治木、池田、咲。
県予選団体戦・決勝戦、最後の戦いが始まろうとしていた。
以上公式のあらすじ。

冒頭にも書きましたが、見事な最終回で(無論、本当の最終回ではありません)とても見応えのある内容になっております。
内容としましては、咲の大逆転で清澄が優勝するのは当然としても、そこへ至るまでの、場にいる者達や、控え室の様子、
これまで散々見せてきた各キャラの繋がりを、上手く切り替えながら見せて最終局面の大舞台を演出し、
また誰もが勝負を捨てておらず、勝負の行方を気にさせる。
そして、咲の演説から場の空気を一変させ、衣のツモった一筒が咲の逆転を予感させ、
衣が感覚に撃たされていた自分に気付きつつも信じた一筒(イーピン)切りから始まる、連続槓(カン)からの大逆転を大いに盛り上げている。
また、清澄勝利後も、敗戦した各校を見せて、その対戦がいかに各人が死力を尽くし、
負けて悔い無しとしながらもまた打とうと言う爽やかさを見せてくれて、大舞台の決着を見事に演出していて、見ていて時間を忘れました。
話として、麻雀大会の団体戦を見事にまとめて終わらせた技量には拍手を送りたい。

麻雀としての見所は、もちろん、咲の大逆転なわけですが、
ここで咲の必殺技である槓(カン)からの嶺上開花(リンシャンカイホー)になることは分かってはいるものの、
ド派手な演出とともに、連即して続く槓が高揚感を誘って否が応にも盛り上がりも見せてくれるのだが、
最後の嶺上であがった後は咲の「清一色、対々和、三暗刻、三槓子、赤1、嶺上開花……32000ですっ」の台詞のみしか音がなく、
その直前までド派手な演出から一転して一旦の落ち着きを見せる事で、大局面の終局を見せているのが上手い。
私は咲が四槓子(スーカンツ/役満)であがるのかなと思っていたんだけど、
よく考えてみたら、咲の必殺技は「嶺上開花」であって「槓」ではないので、嶺上を見せる為には数え役満しかなかったわけですが、
安易に役満にしないで、咲に「嶺上開花」といわせる為に、脚本はちゃんと考えて本を書いてありますな。
個人的には、鶴賀部長(ではない)が、国士無双まで後一歩であったり、ネコが四暗刻単騎をツモっていたりと、
大将戦のオーラスで、龍門渕以外が逆転優勝を信じ、役満をあがろうとしていたのも地味におもしろかった。
ネコはあがっていたわけだけど、あの時あがってしまうと負け決定なのでワザとスルーしたのですが、
オレならあがっちゃうなー。だって役満あがりたいもん(笑)。

個人的な所としては、龍門渕のお嬢が、ただ「オーッホッホッホ」と言っているだけでなく、
チームの為にイカサマをして麻雀を捨てた変な服のちびっ子や、
能力故に人から疎まれる衣を助けようとする、優しい人である事を見せているのが印象に残った。
まぁ、だからと言って好きなキャラでもなんでもないのだけれど(笑)。
やっぱり私は大将戦後に「カナは精一杯やりました!」と鬼コーチからネコを守ろうとする、おかっぱキャプテンが好きだ。
ってゆーか、そんなキャプテンの大いなる優しさの詰まったお胸に顔を埋めるネコは図々しい(笑)。

そんなわけで今回はとても素晴らしい出来映えの最終回もどきであった。いやはや素晴らしい。
これ見て麻雀人口が増えてくれるといいなー。


第20局 姉妹

これでもかと肩紐が……。
これはサービス回なんだろうか。

そんな今回のお話は…
部長から水着を持参するよう指示された清澄高校麻雀部のメンバー。
その理由は、スポーツランドのプールで特訓を行う為だった。
艶(あで)やかな水着姿を披露する和や咲たち。
そしてその場には、思いも寄らない面々も遊びに来ていた……。
以上公式のあらすじ。

お話は団体戦決勝後の各校が個人戦に思う意気込みを見せるのと、申し訳なさ程度に頭とケツに咲の姉が出てきたって感じ。
なのだが、基本的に龍門渕の過去話がメインのような気がするのはきっとオレだけではないはずだ。
衣はきっとスタッフに愛されておるのであろうな。同じrolyでもオレはタコス派だがな。
さて、今回としましては、冒頭に書いたようなサービス回みたいな内容で、清澄が何故かプールで特訓だーとかいって水着を披露したり、
龍門渕は回想で変な服のちびっ子と衣が、とにかく肩紐をずらしまくって、見事な挑発行為を繰り返していたり、
キャプテンは三角巾で干し物していたりと、お話的な所では特に何もなく、
要するに「個人戦がんばるぜ!」という意気込みを見せるだけの内容であったような気がする。
鶴賀?ああ、いたね。そんな人達。

そんな中、たくさんの尺を取っていたのが龍門渕で、1年前に全国へ駒を進め、東京へ行った時の回想が入るのだが、
この回想は衣が麻雀部のヤツら愛されているという事もさることながら、前回の感想にも書いたが、
龍門渕のお嬢はただ「おーっほっほ」と笑っているだけではなく、優しくていい人なのだと言う所を存分に見せていた。
が、この回想はいるのかと思えば、結構あってもなくても良いような気がしないでもない(笑)。
どうせなら、他の風越や鶴賀にも尺とってやれよと思わんでもなかったな。
どうもこのアニメのスタッフは衣を推しているようである。

団体戦の決勝が終わり、後は何で保たすのかと思っていたが、どうやら個人戦をやるようで、
それならもう話数的には咲の姉(輝だっけ?)などは正直対戦する時間などなかろうと言うもので、
今回の頭とケツに、咲の想いとは裏腹に「妹などいない」などという姉、なんていう思わせぶりな登場の仕方はいらないような気がするな。
たくさんのキャラクターがいる中での個人戦なので、どうしても2話くらいは使うであろうから、
全国へ行って姉と会って云々なエピソードを入れるのはちょっと厳しい感じがするので、
もしかしたら「本当の戦いはこれからだっ!」的な最後かも分かりませんねぇ。

今週の挑発行為
水着清澄は、和のおっぱいたゆんたゆん、咲の地球に優しいお胸、タコスのスク水を見せていたが、今ひとつ挑発行為としては弱い。
やはりなんと言っても、先に述べたが龍門渕の回想でのちびっ子と衣の肩紐であろう。
もうね、とにかく肩からずれており、見事なぺったんこが見えそうなのである!
これでは防御力は大幅に下がっても攻撃力が上がるのは仕方ないじゃないか!!主に下半身の!!


第21局 追想

タコス調子に乗ってんなぁ。

そんな今回のお話は…
県予選代表選抜・個人戦の初日がついに始まった!
数少ない全国出場の個人戦枠を手に入れるため、各校の選手が奮闘する。
その中には、初めて姿を見せる選手も潜んでいた。
清澄高校麻雀部のメンバーは互いの健闘を誓い、それぞれに用意された対局室へ向かうのだが…。
以上公式のあらすじ。

お話は個人戦の1日目で各校の主要キャラが勝ち進む様子を見せるという話。
基本それだけなんだけど、綺麗に百合色に染まった脳を持つ身として見れば、
我が愛しの風越キャプテンと清澄部長の三年前の因縁に注目せざるを得ない。
その日最後の対局でぶち当たったふたり。
話したい事がたくさんあったはずの風越キャプテンは部長を前にして言葉が出ない。
なぜなら部長はキャプテンのことを覚えていないからだ。
三年前一度対戦し、想い焦がれてきた相手は自分を覚えていない。
心優しきキャプテンにはつらかろう。なんかマリみての鵜沢美冬を思い出すねぇ。
オーラスで部長の当たり牌をツモったキャプテンは、ここで負けても明日の本戦には出場できるとふと思うのだが、
すぐに部員が自分に全国へ行って欲しいと応援してくれていた事を思い出し、これではいけないと特殊能力を開眼する。
思うにこれはキャプテンの未練への決別なのではないだろうか。
片思いの相手への未練を引きずったままであったキャプテンであったが、今のキャプテンには自分を愛し慕ってくれる後輩達がいる。
片思いの相手を想い続けるのではなく、自分を慕う後輩達の想いに応えたのだ。
キャプテンは三年前のキャプテンではない。あの瞬間にキャプテンは過去と決別し未来を掴もうとしたのだろう。
キャプテンのそういった想いが読み取れて、オッドアイ開眼からの流れがとても気持ちよかった。
また対局後に部長が三年前に対戦した事を思い出すのが切ないのよね。
それが対局前ならまた違ったのだろうけど、キャプテンはその想いに踏ん切りを付けてしまった後だから、もう何かが変わる事はない。
でもキャプテンにとって、部長への想いはすべて美しい思い出に変わったのだ。
キャプテンはもう一人で自在に泳げるのだ。(このオチの一文は一体どれだけの人が分かるのいうのか/笑)

それ以外はと言うと、今更まさかの新キャラ投入?であろうか。
どうもタコスとは逆で南入してから力を発揮するみたいだけど……今回の個人戦予選は東風戦じゃなかったのか?
鶴賀の桃ではなく本当に意味で影が薄い人(笑)がやられてましたけど、どういう状況で南入したんだろうねぇ。
ま、それはともかく、たぶん次回に咲か和あたりにさっくり喰われるような気がします(笑)。
あと、龍門渕のお嬢はこれまで全然実力を発揮してないけどいーんですかね?これで。
まぁ特殊能力のないフツーの人だからなぁ。

今週のタコス
東風戦なので調子に乗りまくりですよ。
なんていうか、これはこれでウザイですよね(笑)。
お前の本領は挑発行為だというのに。


第22局 約束

むしろ南浦と桃がメインともいえる。

そんな今回のお話は…
個人戦2日目が始まった。
団体戦で活躍した選手が順当に上位へランキングされるなか、一人だけ聞き慣れない名前が浮かび上がる。
それは、個人戦にのみ参加登録をしている平滝高校の選手だった。
やがて午前の闘いが終了し、ランキングを確認をする和は信じられない光景を目撃する。
以上公式のあらすじ。

お話としては、団体戦で全国行きを決めている咲は、3年でラストイヤーの部長やその他の人に、
個人戦で全国に行ってもらいたいと、10回戦の内、午前の4回戦をすべて±0で終える。
その結果を見た和は咲に、いつでも全力で麻雀する事を約束した事、
そして、手加減されて全国へ行っても相手が嬉しくないだろうことを説く。
自分の考えが甘く間違っていた事を知った咲は午後から巻き返し、
9回戦目で清澄部長、龍門渕メガネ、鶴賀のステルス桃と対戦する事となった。
部長は咲の槓(カン)潰しの作戦に出て、龍門渕、鶴賀もそれに乗り、咲はあがる事が出来ない。
だが南三局、ついにステルス桃が本領を発揮し始めた……ってところで引っぱった。あらすじコピった意味があまりないな。

Aパートは前回調子に乗っていたタコスに逆の特殊能力を持つ新キャラ南浦を当てて、
南浦という存在に光を当てていたが、今更の新キャラはおそらく咲か和に喰われるかませ犬のようなものだろう。
だが、かませ犬にもそれなりの何かがないとかませ犬にすらならないので、
かませ犬のかませ犬としてタコスが使われたのは、きっと前回調子に乗ったからであろう(笑)。
タコスは挑発行為を繰り返しておれば良いのだ(笑)。
まぁ、タコスはともかくとしても、上記の通り、新キャラの特異性と見せつけるという意味でのこの展開は、
麻雀特殊能力バトル物としてベタだが安定した作りだろう。
いわゆる「あの○○が負けるなんて……」な展開だ。ということは、タコスはヤムチャ的な存在なんですかねぇ(笑)。

他はサブタイ通り、咲と和の約束がクローズアップされてはいたが、むしろBパートからの桃と鶴賀部長(ではない)の方が印象に残る作りであった。
回想からの桃が咲に勝つという部分を上手く見せてあって、それもここまで割と無駄と思えば無駄な、
桃と鶴賀部長(ではない)とのエピソードがあってこそ、桃が個人戦で負けられない、勝って全国に鶴賀部長(ではない)を連れて行く、
という桃の戦う理由が上手く提示されていて、その場を盛り上げており、このアニメはそういった盛り上げどころを上手く作ってくる所が実に上手い。
だが、ラストで決め台詞(?)「ステルス桃の独壇場っす」が出てきてしまったので、
きっと独壇場になる事なくに咲に理不尽なリンシャンで負ける事と思います(笑)。
どーでもいーけど、この個人戦も全10回戦の内、もう9回戦なので次回当たり終わってしまいそうなのですが、どうやって締めるつもりなんですかねぇ。
なんか、「本当の戦いはこれからだ!!」な最後になりそうな雰囲気だな。
どうせなら男坂エンドにしてくれれば面白いのに(笑)。

今週のタコス
もう上記で語ってしまった感がありますが、まぁ見事なかませ犬っぷりですよね。
だからお前は挑発行為を繰り返しておれば良いのだ(笑)。


第23局 本気

やっぱりね(笑)。

そんな今回のお話は…
全国出場の枠をかけた個人戦も、ついに最終局面を迎える。
残された対局数で、これまでの分を取り返そうと奮闘する咲だったがステルスモードとなった桃子に苦戦を強いられる。
そんな時、咲は強化合宿での特訓を思い出す。
以上公式のあらすじ。

前回からの引き、「ステルス桃の独壇場っす!」は、案の定咲に喰われ、Bパートからの個人戦ダークホース南浦もやっぱり咲きに喰われるオチ。
分かってはいましたが、ちょっと不憫ですなぁ(笑)。もう少し見せ場があっても良いような気がしますけど。
とはいえ、この分かっている主役が勝つ展開を、相手の特殊能力発動を見せた上で主役が勝つ理由を提示し、
最後のオーラスで主役の必殺技で大逆転させて、最終的には当然の結果を飽きさせないように見せる工夫がしてあって見事だ。
ステルス桃戦では、卓上の気配を敏感に感じるが為に「見えない」桃に対して、咲が合宿で行ったネット麻雀を思い出し、
「見る」事が出来た南(だったっけ?)をポンする事から大逆転を見せ、
南浦戦では、南場に絶対の自信を持つ南浦が攻めにきて捨てた西を、これまたポンした事から始まる大逆転は、
咲が南浦より牌に愛され、1回のポンすら咲には逆転の一手であり、主役の麻雀の強さを表している。
またそれまでに、団体戦で手の内をさらした咲は「嶺上(リンシャン)使い」としてマークされ、
必殺技である嶺上開花(リンシャンカイホウ)が最後の方まで使えないのは、見ているこっちとしてみたら、
まだかまだかと必殺技による大逆転を待ちわびてしまい、溜めに溜めた後に出る必殺の「嶺上開花」は、
派手な演出と共に「よしキタ!」と思わせる高揚感が素晴らしく気持ち良い。

でも個人戦全体の流れとしてみたら、たくさん味のあるキャラがいる中で、それぞれの対戦が面白くはあったが、
個人戦優勝は我が愛しの風越キャプテンだったのは良いとしても、2位3位が和と咲なのはちょっと面白味に欠けるかな。
まぁ、あんまりいい所のなかった和は百歩譲っても良いかもしれないが、せっかく良いキャラたくさんいるんだから、
もうひとりくらい全国に行かせてあげても良かったんじゃないですかねー。鶴賀部長(ではない)とかさ。
あ、そーいえば、龍門渕のお嬢は最後まで麻雀でいい所なかったな。
人間的にはいい所たくさんあったから、ま、いっか(笑)。

今週のタコス
エロくないお前に用など無いわっ!出直してこい!


第24局 夏祭り

サブタイは夏祭りですが……。

そんな今回のお話は…
みんなで夏祭りに行こうと楽しみにしていた矢先、期末試験で優希が赤点を取ってしまった!
追試に向けて優希の勉強を手伝う咲と和だったが、優希がなかなか勉強に集中してくれない…。
同じ頃、龍門渕、風越、鶴賀の麻雀部宛に一通の手紙が届く。
差出人は久で、清澄を含めた4校合同合宿の誘いだった。
以上公式のあらすじ。

サブタイは夏祭りですが、メインは清澄部長から合同合宿の誘いを受けた各校は……。
という話で麻雀は一切せず、タコスの追試のの勉強にかこつけて、咲と和がイチャイチャする話。
うん、間違ってはいない。むしろ的を得ているぞ。
と、いうわけで、特に何がどうというわけではないんですが、ここまで来ると各校のキャラも色々と思い入れがあって、
県予選は終わったがそれでもまだちゃんと出番があるのは嬉しい。
そういう考えると、登場キャラの多いこの作品ですが、人気のあるキャラがたくさん出来て上手くやったと言えますな。
個人的にはやはり風越キャプテンに注目する所で、清澄部長の合宿の誘いを、
自分の都合だけで参加するのはどうかと思案してしまうあたりが実にキャプテンらしい。
それも最後は後輩達に押されて……というのもらしくキャプテンの奥ゆかしさが良いなぁ。ほわわ。
さらに返事をわざわざ清澄まで出向いて、部長に直接伝えにくるあたりの真面目さも良い。
まぁ、それは部長に会いたかったってのもあるんでしょうけども、「返事が遅れた分、誠意を……」などと思っていたのかもしれません。
そーゆー所が、彼女を良く知らない(劇中の)人にとってはウザイんでしょうが、近しい人達には逆に良いのです。視聴者的にも。

キャプテン以外で気になった所と言えば鶴賀なんですけど、ステルス桃はなんかもう自在に姿を隠せる漫画的忍者見たくなってますな(笑)。
やっぱり以前も言ったが、教室で授業中に全裸おなにゅしてても気付かれることはないであろう。
ってゆーか桃は麻雀よりもその特技を活かすことが色々とあるような気がしますけどねぇ(笑)。
あと、上記しましたが、咲と和がイチャイチャし過ぎ。なんかもう公認カップルみたくなっているんですけど。
まぁ、何にせよ、次回は「女だらけの合宿大会!ぽろりもあるでよ!」の開催であり、
皆々様のキャッキャッ、ウフフが楽しみで仕方ないのもさることながら、以下の人の本領発揮を望む所であります。

今週のタコス
なんかタコスをエラい形相で喰らっていたことくらいしか印象にないな。
しかし、さして勉強をした様でもなかったのだが、良く合格したなぁ。
それより何より、タコスには次回を大いに期待していきたい。

あ、忘れていたけど、清澄部長って生徒会長でもあったんだねぇ。
そーいえばそんな設定最初の方に提示されていたような気がするよ。


第25局 全国

本当の戦いはこれからだ!

そんな今回のお話は…
団体戦の決勝メンバーで行われる4校合同合宿がついに始まった。
しかし合宿所に着いた早々、みんなでお風呂に入ったり卓球勝負が繰り広げられたりと、なかなか特訓が進展しない。
それでも、学校の垣根を越えた交流は、咲と和にとって、かけがえのない時間となっていた。
以上公式のあらすじ。

そんなわけで、「ドキッ!女だらけの合同麻雀合宿大会!〜ぽろりもあるでよ〜」が開催され、
各校各キャラのキャッキャウフフ眺めた後、「本当の戦いはこれからだ!!」で終わる内容。
ちなみに最終回だというのに麻雀はあまり関係ない(笑)。
基本的に、咲と和が指輪交換ならぬマスコット交換をし、新婚さんみたいに下の名前で呼び合ったり、
温泉で全く隠す気のないオープンな皆さんを堪能したりするだけの話なので、お話的には何もない。
ちなみに温泉でしっかり隠していたのは風越の皆さんだけであった。さすがですね。
温泉と言えば、桃が鶴賀部長(ではない)とふたりっきりで入りたいとか言い出し、
「ちょ、お前なにするつもりだ(笑)」などと思っていたら、翌日、早朝に温泉に入りにきた咲と和より先に入っていたこのふたりは、
どうも鶴賀部長(ではない)の口ぶりからすると、明らかに何かをしていたようだ(笑)。
その後、みんながドヤドヤと温泉に入ってくるのだが、桃のことだから消えて鶴賀部長(ではない)に衆人環視の中エロイことをしていたのだろう。
まったく、影が薄いくせにエロイことには大胆な女ですね。
とまぁ、書くことと言えばそんなもんなので、以下全体的な感想をば。

麻雀アニメでありながら、実のところはキャラものであったこのアニメ、結論から言ってしまえば麻雀知らない人の方が楽しめるだろう。
能力バトル物のバトルが麻雀に置き換わっているので、知らない人は麻雀部分をそんな感じで、
キャラを見つつちょっとしたバトルを随分と楽しんだのではなかろうか。
だが、麻雀好きで知っている人間として見ると、なかなか麻雀しなかったり、
延々とキャラの背景を見せられて、もういいから麻雀やってくれと思わずにはいられなかったりする所が多々あったが、
しっかり麻雀をやっていた団体戦の大将戦は、そこまでこれでもかと見せてきたキャラの背景であったり、
合宿だ何だと見せてきたことが積み重なり、随分な盛り上がりを見せてくれて楽しかった。
まぁ、でも序盤は麻雀好きとしてはかなりかったるいことは確かだ。
そーゆーことを踏まえて、咲と和や、桃と鶴賀部長(ではない)だったり、キャプテンと清澄部長の因縁であったり、
龍門渕のお譲と麻雀部であったりのキャラクターを十分に見せておいての麻雀=バトルは、
麻雀をよく知らない人にとっては、なんだかよく分からないけども、とても面白そうに見えたのではなかろうか。
私のような人間にしてみれば、まず麻雀ありきで、濃ゆく麻雀やってくれればそれでいーんだけど、
知らない人はといてみれば、まずキャラとお話なわけだから、麻雀という世間一般から見ればマイナーゲーム(だよな)を、
そういった背景と絡めて、すごく面白そうに見せているのはとても上手いし、
ちょとっろネットで見て回った感じでは、麻雀を知らない人がこのアニメを楽しく見ていたようなので、
麻雀を広めるという意味では、これはもう大成功と言えるのではないでしょうかね。
あと、個人的な所としては、キャプテンがステキであった。
まぁ、あれだけキャラクターがいれば、ピンとくるキャラがいるものでしょうけども、
好きなキャラがいるのといないのとでは、やっぱりいる方が良いだろうというものだ。
なんにせよ、なんだかんだで中盤以降は随分楽しませていただきました。
特に上記した通り、団体戦の大将戦はとても見応えがあって面白かったです。
あとはこのアニメ見て麻雀を始めてくれる人がいると嬉しいなぁ。

最後に私の麻雀思い出話。
随分昔、大学生の頃の対局。割と接戦になり南4局のオーラス。
運良く配牌から2枚あったあった中、白をポンし、その後なんと発2枚自力でツモってくるというとんでもない展開になり、
発と何か(何の牌だったか忘れた)のシャンポン待ちに(同じ牌2枚が2組あって、どちらがであがれる状態)。
ニヤリ、などと思っていたら左右がリーチ、どちらも少なくとも満貫以上の手っぽく、対面は完全オリ、
そんな中ツモってきたのがすでにポンした中。当然、完全安全牌だし、こちとら大三元テンパッてるんだから、
無駄にドラを増やすこともあるまいと、カンせず捨てる。その後は誰の当たり牌も出ずに流局。
牌をさらして、ホントに大三元テンパッてたのかと驚かれる私であったが、
なにげに「あの時カンしてたらあがってたりして」と嶺上牌をめくってみると……なんと発!
「あっぶねぇ!(笑)」と歓喜する周りをよそに、私は当然orzになっておりました。
今でも思い出しては悔やまれる一手です。
こんなドラマ(?)も生まれる麻雀、楽しいよー。みんなもやろうぜ。


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