灼眼のシャナII 13〜24話

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第13話「収束、そして兆し」」

ようやく今期の本編って感じで楽しく見れましたよ。
っていうか、おがちゃんよかったぁ。

そんな今回のお話は…
それは、清秋祭初日。校庭の特設ステージで、1年を中心とした仮装パレードの優勝者が発表された直後だった。
突如ステージ上に竜巻が出現。悠二がその中心に捕らえられてしまう。
琥珀色をまとう風…。だが、その中心から新たな色の炎が走り封絶が張られた刹那、マージョリーの表情が一変。
群青の炎を爆発させたマージョリーは、トーガと化しその中心へ飛ぶ。「お願いだから、どうか話を…」。
ヴィルヘルミナの必死の説得も自分を失ったマージョリーには届かないのか。
一方、シャナは悠二を狙う“徒”と対峙していた。琥珀色の風を操るその者は、“彩飄”フィレス。
その昔、零時迷子を作ったエンゲージリンクの一人だった。
以上公式のあらすじ。

サブタイ通り、これまで見せていた紅世関係のいろいろな問題が悠二のところへ収束し、そのいろいろな問題の兆しを見せていた。
たくさん枝葉が分かれている話をうまく一つにまとめて見せているのは見事で、話として見応えがありました。
割と大規模な戦闘ではあったがアニメーション的にはそれほどでなかったけれど、
銀の炎を見て大暴れするマージョリーさん、それを止めようとするメイドさん、零時迷子の中に眠る恋人出そうとする“彩飄”フィレス、
悠二をを守るシャナ、そんな異世界戦闘に片足だけ突っ込んでいる普通の人々吉田和美と佐藤、田中。
すべての元凶坂井悠二と、各キャラの思惑が交錯する戦闘は、どうやってこの場を収めるのかと思いながらハラハラしながら見ておりましたよ。
特に完全一般ピープルな「おがちゃん」こと緒方真竹が、暴走したマージョリーさんの所為で封絶の中ながらも死んでしまうのはショッキングでしたな。
まぁ、封絶の中であるので後で元に戻るのはわかってはいるんだけど、
これまでいろいろと仲良しグループとしてありましたから「うぉおいっ!」となりましたよ。
最後に田中の前に無事な姿を見せたおがちゃんにはホントよかったなぁと思いました。
とりあえず、何もなかった事にはなったけど、こんな事があって今後田中はどーするのかなぁ。
ラストでは近衛史菜があやしい口の動きをしていて、ここから本編が本格始動することがわかり、今後を気にさせる作りも見事でありました。

と、確かにとても良く出来た回ではありましたが、やっぱり気になる部分といいますか、もう用語とか説明なさ過ぎ。
まず、アバンのナレーションでメイドさんとフィレスが親友とかいきなり語られるし、
なんでフレイムヘイズのメイドさんと徒であるフィレスが親友なのかわからない。
フィレスはあらすじにあるとおりエンゲージリンクという組織(?)の一人なんだそうなのだが、
そのエンゲージリンクなるものは公式の用語集にも載っていない。もちっと原作読んでいない人にも優しくしてください。
っていうか、もう完全に原作読んでいない人を無視してるだろ。としか思えない。
せっかく良い出来な今回だっただけにこの辺がとても残念です。
(と思ったら、11話でエンゲージリンクの説明をメイドさんがしてたよ。そんな前の事もう忘れてるつーの。)
(↑年末年始を挟んでいるので1ヶ月くらいの間があるです/2008.3.28追記)

今週のサービスシーン
一見こんな話でそんなものないように見えますが、竜巻の中で落下する悠二を追うシャナのカットと、
そこから着地するカットでシャナのおぱんちゅが見れますよ!(´д`;)ハァハァ
でもこんなのコマ送りでないとわかんないよ…(´・ω・`)
まぁ、おぱんちゅ見れるかも!とか思ってコマ送りする俺もどうかと思うがそれはそれとして、
前期はもっとあからさまにおぱんちゅ見せていたのになぁ。


第14話「永遠の恋人」

やっぱ紅世関係はカオスすぎる。

フィレスのが求めるヨーハン。マージョリーが狙う銀。それは本当に悠二の中にあるのか?
その答えを知るため、シャナたちは二人に休戦と協力を約束させる。
その夜、悠二が衰弱したフィレスに力を分け与える時、複数の自在法がマージョリーによって展開された。
フィレスと彼女が作った零時迷子の間に流れる力を観測することで、零時迷子の全容を知ろうというのだ。
だが、解ったのは新たな謎…正体不明の自在式の存在とフィレスがかけた“戒禁”の変質だった。
進展ゼロ。その場にいた誰もが、全ての中心にいる悠二に視線を向けていた。
とその時、一美がフィレスに言葉をかける。
以上公式のあらすじ。

お話としては吉田一美が頑張ったにも係わらず、ってのがおもしろくはあったんだけど、
やっぱりなんでもアリの紅世関係やっぱりなんでもアリだったなって感じ。
話の緩急としては上手く作ってあるんだけど、すごく客観的に見ると話を急展開させるためには何してもいいって印象。
上記の通り紅世関係なんでもアリなのでそれが通っちゃうんだよね。
まぁ、もともとそういう基本設定なんで別に悪いことではない。むしろそれを計算してやっているなら大した物です。
後付設定をどんどん追加していけるシステムなのですよ。なんか週刊少年ジャンプのマンガみたいだよね。
でもまぁ、それはともかく、紅世関係者でない吉田一美をシャナが迎えにいったり、
吉田一美の提案で学園祭にフィレスを誘いまったりさせたところで、急展開からさらに急展開させ、次回を気にさせる作りはなかなか見事。
ここ数回で私がいっていた説明不足も今回は学園祭を案内させる中で、しっかりとフィレスとヨーハンの説明もちゃんと入り、
零時迷子の状態の説明も入れた上で、ちゃんと話の流れを作っているのもすばらしい。
最後の急展開に次ぐ急展開も上記した通りジャンプ的ではあるものの、引っ張り方としては見事で今回は楽しくみさせてもらった。
次回は近衛史菜も正体を明かすそうで、次回以降かなりカオスな紅世関係の話がどうなっていくか楽しみです。

にしても、戒禁自体の説明ってまだしてないよね。
それとメイドさんとフィレスの関係も全く説明なしなんだよなぁ。
どうもこの二つはこのままスルーしそうな気がしますが、それはどうなんだ。
やっぱ詳しくは原作買えって事なのか。ちくしょう、買わねーぞ(わらぃ)。

今週のサービスシーン
吉田一美のブラジャー姿。相変わらずのデカさですね。どうせならおぱんちゅも見せてください。
ってゆーか、シャナのはまだぁ?


第15話「覚醒」

カオスすぎるだろ(わらぃ)

そんな今回のお話は…
意識だけを宿した傀儡を操る自在法『風の転輪』によって、マージョリーやシャナを、そしてかつての盟友ヴィルへルミナをも利用したフィレス。
彼女は寸分の間も置かず、悠二へ……愛すべきヨーハンへと手を伸ばして行く。
だが、悠二の胸から現れた腕は銀の炎に包まれていた。
腕だけでなく、頭部、首、肩と、悠二の胸から這い出るように次第に露になっていく銀。
その光景を見つめていたのは、シャナたちだけではなかった。
遥か遠く、とある古城の一室でも幾組かの眼が、冷ややかにそして意味ありげな笑いを浮かべ見つめていた。
そして、この事態に干渉する新たな存在が登場する。群青に輝く自在法へと歩み寄る影は……。
以上公式のあらすじ。

あまりのカオスっぷりに何がどうなっているのを考えるのがとても面倒になりました。
ので、基本的に把握しておりません(笑)。ってゆーか、これ最終的に収集つくのかしら?
まぁ、前期のバル・マスケのように決着つかないまま次期へ引っ張る様な気がしますが。

さて、お話の方ですが、上記の通りあまりのカオスっぷりに状況を理解するのが面倒なので、端的に覚えておくこととしては…
・近衛史菜はヘカテー本体ではなくエイリアス。今回で本体と統合し消える。
・銀はどうもバル・マスケに捕まっているっぽい。
・フィレスはヨーハンから使命を受けたらしく、それを果たすために去る。
・やっぱ最終的にはVSバル・マスケになるのね。
・悠二は消えなかったよ!(当たり前だろ)
と、この辺覚えておけばいーやって感じ。
今回の大体の流れとしては、フィレス、バル・マスケ、銀がごちゃごちゃしたが、一応収まったってだけ。
正直、展開がころころ変わりまくりだったため「なんだこりゃ」と思わずにはおれなかった。
紅世関係はそんな「なんでもあり」っぷりがどうもな。もはや、何が起きてもさほど驚かないよ。なんでもありだもん。
そんななかでどうなるのか気になるのが吉田一美と田中。
このふたりはただの人間なのでなんでもありで通用することが悠二やシャナに比べてだいぶ少ないので、
制限のある中で吉田一美は悠二を、田中はおがちゃんをどうしていくかというのに興味をそそられる。

上とはちょっと別口の話で、ここ最近言っていることだけども、
説明不足といいますか「そういうことになっている」って描写が多いよね。
今回で言えば、三つ目の人が鎖をパキンと割ったら近衛史菜のエイリアスが解放されたり、突然悠二がヨーハンになったりのその辺。
何か事象が起こる時、「なにかが」「どうこうして」「そういったこととなる」のだけど、
このアニメはいきなり「そういったこととなる」を見せてくるんだよなぁ。過程をすっとばしてる。
もしかしたら、後々「こういうことだったのかーっ!」みたいなのがあるのかもしれないけど、
これまで見てきて多分それがなさそうなんだよな。(忘れてるだけかもしれないが/苦笑)
私としては、お話はだんだんと積み上がっていく物だと思っているので、途中をどかーんと持ってこられると面食らってしまうよ。
まぁ、ファイブスター物語のように最初に全てをどーんと用意しちゃって、
そこからおいしいところを見せていくってやり方もあるんだけど、この灼眼のシャナは違うしね。
原作読んでいないのでアニメの話がそれと比べてどうなっているのか分からないのだけど、
既読の方から見てこのアニメがどんな風に見えているのかちょっと気になります。


第16話「つきせぬ想い」

OP、ED共に替わりました。
悠二が大剣持って闘ってますが、そんな展開になっていくのか。

そんな今回のお話は…
清秋祭が終わりを告げた時、そこに近衛史菜の姿はなかった。
ヘカテーの偽りの器だった個としての彼女はヘカテーと同化され、この数ヶ月を共に過ごしたクラスメイトたちの記憶からも失われてしまったのだ。
その違和感に戸惑う一美。しかし、それが悠二のいる場所なのだ。
その夜、佐藤の家ではマルコシアスが嘆いていた。「フレイムヘイズが3人もいて、まったく情けねぇ話だぜ」。
零時迷子を作ったフィレスとヨーハンの到来。銀の出現。降臨したヘカテー。
手に余るほど謎の断片があるようで、彼らが手に出来た解答はほんのわずか…。
だが、その場に居た他の二人…悠二と一美の心には、新たな決意が生まれていた。
以上公式のあらすじ。

お話的には状況確認と悠二、吉田一美の新たな決意するといったところ。
冒頭に書いた大剣は前期で物欲少年こと愛染自ソラトがもっていたヤツでした。
零時迷子に刻印(発信器のようなもの)をつけられ逃げられないなら、強くなるしかないじゃないか!ということらしい。
私としては悠二は体でなく頭使ってシャナの一助になるっていうのがおもしろかったんだけどなぁ。
もはや人外の存在になってしまったとはいえ、彼が強くなっちゃうとちょっと面白味に欠けるな。
ちびっこシャナが野郎を守るってのがこのお話の良さの一つではあると思うのだが、さて。

個人的にはやはり紅世関係者よりも吉田一美以下人間達が興味深い。
佐藤はこれまでと変わらずマージョリーさんに付いて行くであろうが、田中はどうするんだろう。
今回も会合に来なかったし、やはり脱落(という言い方もおかしいが/笑)するのかな?
まぁ、キャラクター的考え方として、それは至極当然ではある。
元通りになったとはいえ、最愛の人が目の前で死ぬのはキツイものな。
一番興味深いのは吉田一美で、フィレスからもらった宝具はどんな力を持っているかと思ったら、フィレスを呼ぶことができる物でした。
ただ、使うと存在の力を宝具に奪われ吉田一美は死ぬ。
紅世関係にとどまるのならどうしても力がいる、バル・マスケに狙われている悠二を助けるためにその力、宝具を使うと自分は死んでしまう。
割と究極な選択を強いられた吉田一美はやっぱりこのアニメいち報われないなぁ。
といっても、この話って鵜呑みにしちゃっていーんですかね?
前々回だかにあっさりと彼女を裏切ったフィレスが、本当のこと言っていると思えないんだよな。
まぁ、ただそれが嘘だとして、そうする理由も無いし、その宝具が本当にそういったものなのかも使ってみないと分からない。
なにせ紅世関係は何でもアリだし、吉田一美に死なれてもお話的にどうかと思うのでなんかあるんでしょうが、
何でもアリに予想しても無意味なので、もう見守っていくしか無いなぁ。
このカオス的状況の紅世関係に、吉田一美がどう突っ込んでくるか。この辺が今後の一番の見所かもしれませんな。


第17話「それぞれの道」

悠二があからさまにおかしいだろ(わらぃ)。

そんな今回のお話は…
悠二から望んだ新たな鍛錬。
それは、ヘカテーが打った刻印で「逃げも隠れもできない」なら、自分が強くならなくては…という意思表示でもあった。
時を同じく、自分の道を見つけた佐藤は、共に「マージョリーに付いて行く」と決意した田中にその意思をぶつけていた。
しかし、元通りになったとはいうものの、マージョリーの手により緒方を失った事実は、田中の心を大きく揺るがしていた。
一方、迂闊に動けないシャナたちにとって不可欠な情報収集は停滞していた。
アウトローから送られた情報に、依頼した調査以外の書類があまりも多く混在していたからだ。
その状況に対し、ヴィルヘルミナは疑念を抱く。
以上公式のあらすじ。

お話的には状況の説明と次回への布石、佐藤の決断、田中問題の決着と言った感じ。
バル・マスケのシュドナイがアウトローを襲撃、それがメイドさんの元に届く情報に関係ないものが混在していた理由。
なんだけど、うーん。これっているのかね?と思っていたら、これは佐藤の決断を盛り上げるために必要だった。
まぁ、盛り上がりとかはちょっと違うかもしれんが。
なんにせよ、フレイムヘイズに関わるということは、直接戦闘に参加しなくても死ぬことがあるよ。
という状況を示しておけば、佐藤の決意が並々ならぬものだ、ということになるわけですな。
田中の方はやはり紅世関係から身を引きました。まぁ、当然と言えば当然。
その辺の佐藤と田中の青臭いやり取りはなかなからしくて良い。
悠二の方はというと、なんか力を求めおかしな感じ。なんだけど、いきなりコロッと変わりすぎじゃねーのか?
一応ヒロイン役(わらぃ)なんだから、もっと変わっていく様子を描けば良いのに。
その辺は次回やるのかもしれませんが。

他、気になったところと言えば、メイドさんとフィレスの関係の説明があったのだけど、
回想シーンがちょろっとあったくらいで実にあっさりしていてちょっと面食らった。
本来敵のはずのふたりが(といってもフィレスは人間を襲わないのですが)なぜ親友なのか、ということと、
あの感情を表に出さないメイドさんが、あれほど気にかけた存在フィレス。
Aパートまるっと回想に使っても良かったかもしれませんな、なにせ、新たな敵になるであろうサブロク(だったっけ)や、
キーパーソンの一人であるヨーハンも関係してくるわけだから、ここいらでしっかり見せておけば良いのに。
じゃないとまたわかったようなわからないような微妙な雰囲気になってしまう様な気がしますが、
よくよく考えたらいつもそうなので(わらぃ)きっとこのままの進んでいくんだろうなぁ。

しかし、もう17話か。今期はどの辺までを決着つけるつもりなんですかねぇ。
また「ここで終わるの?」みたいになりそうな気がするなぁ。


第18話 「錯綜の悠二」

怒らせちゃった。

そんな今回のお話は…
悠二が「封絶」で見せた“銀”の炎。
それは共に戦ってきたフレイムヘイズだけでなく「紅世の王」たちにも大きなショックを与えた。
誰も知らない“銀”の正体とは。何故その力が悠二の中にあるのか。
答えの見つからない疑問と疑惑が交錯する中、シャナたちは悠二に新たな力の開花を期待する。
以前から指摘されていた、悠二の研ぎすまされた感覚と状況分析能力から予想される自在師としての適正だ。
マージョリーの指導で始まったその鍛錬は、悠二自身の頑張りもあり順調に進んで行く。
だが、その頑張りに、マージョリーは違和感を持ち言葉をかける「覚悟っていうのは、頭じゃなく腹で決めるものよ」と。
以上公式のあらすじ。

まーた新たな敵が出てきて悠二を狙っておりますな。もうしっちゃかめっちゃかです。
それはとりあえず放っておいて、今回のお話は悠二が変な覚悟しちゃったもんで、
周りのみんなに「なんだー?こいつは」と思われて嫌がられる話。…うん、間違ってない。
話としては特にこれといった所はないのだけど、悠二がおかしな覚悟をしてしまったおかげで、
吉田一美をこれ以上巻き込めないから、もう関わらないでねごめんね、
みたいなことを言って彼女を怒らせてしまいましたな。バカだなぁ悠二は。
悠二は吉田一美が自分の事好きだと知っているんだから、あなたの気持ちには答えられませんよ、
と言うだけであっさり身を引いてくれるのに。余計な事考えてるからシャナまで怒らせちゃって。
でもまぁ、お話的にはずるずる行かれるよりは、なんかしてくれないとつまらないので、
この状況を悠二がどー持っていくかはちょいと見物かな。

個人的なところでは、過労で倒れた悠二の母、千草を気遣うシャナがとても愛らしかったな。
まるで風邪で寝込んだ母を心配する小学生のようだったよ。
どうせならそんな千草のためにとおかゆでも作ろうとして(悠二が作ってましたが)、
案の定な事になるのを見たかった様な気がします。が、それじゃYes! プリキュア5 第15話だな。
それと、千草の事を聞いたメイドさんがあのリュックから怪しげな漢方(?)を取り出して、
何やら調合するのにはちょいと笑ってしまった。相変わらずちょいとズレてるなぁ。
それにしても千草は愛されてますな。ま、人格者だし。

そーいえば、はっと気付いたらもう18話ですね。
今期はいったいどこまでやるのやらと言った感じ。
まーたここで終わり?みたいな事になりそうだなぁ。


第19話「言えなかったこと」

田中が男を上げたな。

そんな今回のお話は…
いつか「いなかったこと」になる存在だから、大切な人を傷付けないためにも街を出なくてはいけない。
新たに抱いた決意をひとり繰り返す悠二に声を掛けたのは、「紅世の徒」ザロービだった。
実際に会うまで気付かないほど小さな存在の力の持ち主に、
悠二は「マージョリーから炎弾の自在法を教わった自分ならひとりでも…」という気持ちを一瞬抱くが、
それはすぐに押し止める。5つの身体を持つザロービが、近くの住宅地を指差し不敵な微笑みを浮かべたからだ。
絶えず人質を取られた形のまま、悠二は河川敷から繁華街そして駅前のアケードへと為す術もなく進んで行く。
これほどまでに小さな存在の力しかもたない敵の策略とは何か。そして悠二はその策略にどう対するのか・・・
以上公式のあらすじ。

冒頭の私の感想とは裏腹に、お話としては悠二が男を上げる話だったりする。
悠二は今でこそ戦闘力を持っていますが、やはり本分としては戦況分析の方で、それが色濃く出ている今回はなかなかおもしろくはあった。
んだけど、今ひとつザロービがやろうとしている事がよくわからなかったなぁ。
零時迷子の回収のために悠二を遠くに連れ出し、フレイムヘイズを殺るつもりなのは理解したのだが、
5人のザロービが「逃げ道」になるということはどーゆーことだったんだ?
この辺、他の人はしっかり理解できたのか?、それともよくわからない私が馬鹿なのか。
私が馬鹿なのは置いておいて、やっぱりというか、悠二が戦闘力を持っちゃうとすごい違和感あるなぁ。
悠二がヒロイン役ってのがおもしろいところだと私は思うのだが。
それはともかく、メイドさんの悠二の扱いはぞんざいだな(わらぃ
)。

個人的にはやはり田中が印象に残った。
前々回でもうさほど出番はないのかと思っていたが、今回が花道ってことなのか、おいしいところを持っていきましたな。
おがちゃんを守るため紅世関係から身を引いた田中が受け取った悠二からの危険信号。それを伝えられるのは田中のみ。
それでどうしようかと葛藤してしまうわけですが、まぁ、どー考えてもマージョリーさんにあわす顔がないとか言っている場合じゃないので、
なに迷ってんだと思いましたが、ちゃんとそのように考えて自分の役割を果たし、
マージョリーさんとの事もけじめをつけて、おがちゃんを守ったんだから立派です。
最後にいい仕事したなぁ、田中。もう出てこなさそうですが。

最後に今週のサービスシーンと気になったところ。
サービスシーンはシャナが思いっきりおぱんちゅ見せていましたな。コレだよコレ。
やっぱおぱんちゅないとシャナって感じがしません。(どんな認識だ)
そのシーンなんだけど、メイドさんが包帯(じゃないのだろうが/笑)で、
パチンコ(遊戯台じゃない方)のゴムみたいなの作って、シャナがその反動を利用してみたいな事をしていましたが、あれっているか?
反動を利用したようにも見えなかったし、それで加速度が上がったようにも見えなかったし、
結局目的地まで到達しなかったしで、それがどうしても必要だと思えなかったんだよなぁ。
っ!そうか!おぱんちゅ見せるために必要だったのかーっ!
なかなかやりおるわい、J.C.STAFF

しかし後4回なんですが、次回サブラク(サブロクだったっけ?)が出てくるようで、その辺決着つけておわるのかしら?
そうだとしたら、また中途半端なところで終わるなぁ。
吉田一美のフィレスからもらった宝具とか、バル・マスケとか銀とかその辺の設定は持ち越しなのか。
また最後に「映画第2弾決定」とか文字が出たりしてな(わらぃ)。


第20話「茜色の死闘」

「怪人」サブラクだと思ってました。みんなそうだよなっ!?

そんな今回のお話は…
ザロービの計略を推測し、自らの力で最前の策を成し遂げた悠二の元へ、シャナとヴィルへルミナが合流した。
だが、安心する間もなく新たな攻撃が3人を襲う。シャナの体を刻む無数の刃、
ヴィルへルミナと悠二を飲み込んだ巨大な茜色の炎。それが一瞬にして同時に行われたのだ。
そして、崩壊した商店街の瓦礫の上にかろうじて立ちあがった悠二の胸に、剣が突きつけられる。
剣の主の名は“懷刃”サブラク。
悠二を繁華街に誘ったザロービも、その動向を睨み照準を付けていたビフロンスも、サブラクが張った罠でしかなかったのだ。
気配を消し、時とともに傷を広げる自在法“スティグマ”を操る敵に、
ヴィルヘルミナ、マージョリー、そしてシャナ、3人のフレイムヘイズが翻弄される。
以上公式のあらすじ。

今回は戦闘メインで、サブラクがどれだけ強く厄介な相手かを示す話。
なのでお話的のおもしろさはほとんどないな。
サブラクの強さの秘密もメイドさんが沢山ヒントをくれて、
目の前に接近されるまで気配がない、何度たたいてもダメージゼロ、割と真っ正面からぶつからない、
などなど考えると、おそらく本体は別にいると考えた方が自然ですわな。
メイドさんならそれくらい気付きそうなものですが。うーむ。
まぁ、そこを悠二がなんとかするところがポイントなんでしょうが。

さて、お話的のところは書く事なくなっちゃったので、せっかくだから戦闘の事でも。
もう後4回なので、これから戦闘メインで進んでいきそうな感じですが、どうもその戦闘が今ひとつ。
と、いうのも、紅世関係の奴らは攻撃手段やその他諸々が何でもアリなので、基本、遠距離攻撃しかしないのがどうも面白味に欠けるなぁ。
私としては近距離でガシガシやってほしいんですが。
まぁ、その辺はメイドさんの攻撃が包帯(じゃないんでしょうが)だからってのもあるので、次回以降のシャナ参戦からの戦闘に期待していきたい。

そーいえば、フィレスってまた出てくるんですかね?
なんか出てこない様な気がしますが。


第21話「合わさる力」 

悠二が本領を発揮。…っていうかサブラク死んじゃったよ。
残りの話でなにするんだ?
(サブラクは死んでないようです/2008.3.28追記)


そんな今回のお話は…
サブラクとの激しい戦いの中、疲労の色を見せたヴィルヘルミナの絶体絶命の危機に、紅蓮の炎と共にシャナが躍り出る。
時とともに受けた傷を広げていく自在法『スティグマ』。
そのため他のフレイムヘイズは動けないと思っていたサブラクは、シャナの登場に驚愕する。
だが、サブラクの驚きはそこで終わらなかった。ザロービが現れた時からあり、彼との戦いが終わった後でさえ消えなかった違和感。
ヴィルへルミナがひとりサブラクの相手をしている間、その正体に悠二は着目し、考え、結論を得たのだった。
そして、3人のフレイムヘイズと1人のミステス、佐藤と一美の2人の人間が加わった作戦が始まる。
以上公式のあらすじ。

悠二が立案した大規模な作戦をフレイムヘイズ、吉田一美、佐藤が協力して成し遂げるという熱い展開。
各人が協力し御崎市の一部を持ち上げるところは、してやったり感がとても気持ち良かったな。
また、悠二が立案し、メイドさんが足止めし、マージョリーさんが自在法を配置していき、
吉田一美と佐藤が玻璃壇(はりだん)でふたりを誘導、そしてシャナが最後の一撃の為に力をためてと、
サブラク撃破という一点に向かって、各々の力がサブタイ通り収束していく様がそれを大きく増幅するな。
前回のピンチから一発逆転でひっくり返す気持ち良さを味あわせてもらいました。
事後のエピローグもついてきれいにこの話が終わったのも良い。
のだが、まるで最終回のようでしたよ。今回で終わっちゃうのかと思ったよ。

さて、良いところは書いたので気になるところをば。
今ひとつ自分はよく理解していないのだけど、サブラクを倒す際のあの作戦。
御崎市の土地全体にサブラクの存在の力がしみ込んでいるので、町一区画持ち上げて、
サブラクの存在の力の補給を出来なくして、再生不可能な状態にして叩くってことでいいんだよな?
まぁ、実際にそうしたしな。けど、シャナの一撃は持ち上げた町も燃やしちゃっていたじゃないですか。
あれってなんなの?作戦会議の時、悠二はこの街を守りたいんだ!とかいっていましたよね。
私はてっきりサブラクの力を引き離すのと同時に街を守るためにあんだけ大きな区画を持ち上げたと思っていたんですよ。
と、思っていたらシャナが燃やしちゃったでしょ。
いいのか?あの持ち上げた部分は燃やしちゃっていい部分なのか?悠二よ。
その辺がどうもさっぱりなので、原作読んで理解されている方、おバカな私めに教えてください。
それから、スティグマ破りの自在法の所。
ここはメイドさんがとてもかっこ良いところではあったのだけど、ちょっと後付け設定っぽいよな。
一応、ヨーハンが基礎を組んでいて、メイドさんが戦闘中に完成させたってことなんだけど、
やっぱり「こんなこともあろうかと!」みたいな感じがしないでも無いのが残念。
そのような描写だったり、思い返せば以前にそんな様な事をしていたみたいなのがほしかったなぁ。
んでも今回のメイドさんはとってもかっこ良いのでうっとりです。ポワワ。
ちなみにスティグマ破りする前の、弱ってるメイドさんもそれはそれで良いなぁ。
そーいえば、メイドさん吉田一美を「吉田一美嬢」って呼んでたな。
悠二の母、千草は「奥様」と呼んでいた事を考えると、佐藤はなんて呼ぶんでしょうね。「佐藤殿」?


第22話「クリスマス・イヴ」

ああっ!もうっ!いい所なのに!
やっぱ紅世関係ない方がおもしろいなぁ。

そんな今回のお話は…
2学期の最終日。池速人はある決意をしていた。
一美が悠二を好きだと知ってはいるものの、自分の気持ちに決着をつけるためにも自分も行動しなければ、と。
その夕方、一美もまた自分の気持ちに決着を付けるため、同じ思いを抱くシャナと待ち合わせをしていた。
怖いけど、悠二にどちらかを選んでもらおう、と。
一方、佐藤啓作も選択を終え、結論に至っていた。
サブラクとの戦いの最中マージョリーの質問に対し出した答えを、確固たる意思に変え、
最も頼りたくなかった父親の力も借りる決意をもし、マージョリーに宣言する。「アウトローで働きたいんです」と。
決意を固めたのは、悠二も同じだった。急用で帰って来た父・貫太郎から告げられた吉報。
その事実が彼の思いを後押しする。「この世界を守りたい」と。
以上公式のあらすじ。

さて、今回はラストのラストまでほのぼの(?)話が続いたのですが、いい所でヘカテーが邪魔しやがりました。くそっ。
せっかく、シャナと吉田一美が意を決して、悠二にどちらをとるか決着を付けようと、
手紙で呼び出し別々の場所で待つという、とってもおもしろいイベント真っ最中だったというのに。
ま、上記の通りヘカテーが突然やってきて結界張って零時迷子を抜き出してうやむやになっちゃいましたよ。
どっちを選ぶかワクワクしながら見ていたのにぃ〜。ものすごい肩すかしを食らった気分です。

ほのぼの話と書きましたが物語前半でのデカ盛り天国な話ではなく、
各々が決意したり悩んだりなイベント盛りだくさんでなかなかおもしかった。
とりあえず、書いておかなければならない情報として、悠二の父「貫太郎」から告げられた吉報とは、
悠二に弟か妹ができた、つまり母「千草」のご懐妊にあたって、悠二が何故悠「二」なのかが語られた。
一人っ子なのになんで悠「二」なのか気になっていたんだけど、元々は双子だったがすぐ兄の方が死んでしまったとの事。
真相を知ってとりあえずはすっきりしたのですが、新しい生命が生まれるのはいいとして、その双子云々の話はいるのかどうかが今ひとつ疑問だな。
なんか、何気なく悠二とつけたら読者に突っ込まれて、後付け設定したとも取れなくはないな。ま、別にどーでもいーことですが。
それよりも、千草ご懐妊を受けて、シャナが「子供はどーやって作るの?」と聞いてきたのが意外だったなぁ。
その辺の恋愛とかエロに関してシャナの経験値がほとんどないのはこれまでで知っていましたが、
さすがに生殖行為くらいは知識として知っているものと思っていたので、不意打ちを食らった気分だ。
そして坂井家の人々とアラストールがシャナの疑問を吉田一美に丸投げしたのには笑ってしまったよ。
弊社といたしましてはシャナの疑問に体当たりで応える用意がある事をお伝えするところであります。

その他では、吉田一美が悠二の返事が否だったときに、フィレスからもらった宝具を使えるのかと悩んだり、
シャナが告白すると聞いたメイドさんと喧嘩してしまったりと、
ただ悠二がどっちをとるかという浮ついた話だけじゃないってのが上手く作ってあるなと感心した。
確かに吉田一美がふられたらきっと宝具は使えないものなぁ。好かれていない相手のために命はなかなか投げ出せるもんじゃない。
シャナの方もメイドさんが言う通り、否であった場合はそれからの戦闘に今以上のテンションで臨めないだろう。
でも、そういった事を度外視してでもという、恋する乙女の決意が気持ちよいですな。メイドさんもシャナの想いを解ってくれたし。
っていうか、シャナは外出用の服をいつもメイドさんに選んでもらっているご様子。
メイドさん甘やかしすぎじゃありませんか?つか、メイドさんはシャナにすごくこだわっているよね。
シャナ自体の過去、例えばフレイムヘイズになるきっかけとか、それ以前のことも全く語られていないし。
その辺、ちょっと気になるんだけど、今期はもう後2回なのでしばらくは知りようがありません。
次回と最終回はバル・マスケから悠二を救って終わりになるだろうし。
やっぱり、次回あたりで吉田一美がフィレス呼んじゃうかなと思うんですがどうか。
まぁ、でもきっとフィレスの言った宝具使ったら死ぬは嘘だと思うのでいーんですが。
それは多分、吉田一美が命を使ってでもと思うくらいの危急存亡の時に自分がそこに来れるようにってことだと思うんだ。


第23話「危難の胎動」

うーん。今ひとつどーしたいのかがわかりませんな。

そんな今回のお話は…
御崎市に突如現れた、この世のものではない“殻”。
その中に悠二の存在を感じたシャナだが、マージョリーの自在式だけでなく、
ヴィルヘルミナのリボンですらその殻には傷一つ付けられない。
これほど大掛かりな仕掛けを施せる者とは誰か?
シャナの口から言葉が漏れる「バル・マスケ…」。
しかし、“殻”の中で何が行われているのか、シャナたちには推測すらままならない。
一美がシャナの元に駆けつけたのはそんな時だった。そして彼女から告げられ た言葉にシャナ達は驚愕する。
一方その頃、バル・マスケの三柱臣が一柱ヘカテーは、その目前に悠二から奪い取った零時迷子を置き、大杖『トライゴン』の錫杖を鳴らそうとしていた。
以上公式のあらすじ。

お話的には悠二が零時迷子を抜かれ、すごいピンチ感があっていいのだけど、
バル・マスケのしようとしているのが「紅世でしか生まれ得ないもの徒をこの世で生み出すこと」てのがどうもな。
それをして彼らが何を得て、フレイムヘイズや人間界にどんな影響があるとかがさっぱりなんだよな。
まぁ、人間界は特になんもなくて、ただ悠二が零時迷子を失ったからヤヴァイってだけなのかもしれんが。
というか、それっぽいのだがそれであっているんだろうか。
ああ、でも悠二がこの街を守るとか言っておったので、きっとなにかしら影響があるんだろうな。
それと「徒をこの世で生み出すこと」になんの意味があるんだか。
別に紅世で生まれるならそれでいーじゃんと思わんでもないのだが、
そこはただ単に「探耽求究」ダンダリオンの趣味なのか?と思って公式のキャラ紹介を見てみたら、
>“紅世”とこの世についての研究と実験に全てを賭けるマッド・サイエンティスト。
と書いてあるではないか。
と、いうことは、バル・マスケの皆さん(ダンダリオンもバル・マスケですが)は、
ダンダリオンの趣味に付き合ってあげているだけってことなのか。なんだそりゃ。
今ひとつバル・マスケの行動原理がわかりませんなぁ。
意外と「こんなことしたらおもしろいんじゃね?」みたいなノリなのかもしれません。

さて、シャナ達の方はというと…特になんもないね。
マージョリーさんがからの内部に入る際にいきなりやられちゃったことくらいか。ってマージョリーさん今期もう出番ないのか?
後は次回に吉田一美がフィレスを呼ぶかどうかってところですが、呼んでも吉田一美はきっと大丈夫なので、あんまりこう、なんというか、なんもないね。
というわけで、やっぱり学校編の方がこのアニメはおもしろいのであった。
紅世関係はなんでもありな上に、シャナ達が勝つことがわかっているので盛り上がらないんだよなぁ。


第24話「守るべきもの」

ああ、なるほどね。
っていうか、終わらせちゃったね。

そんな今回のお話は…
バル・マスケの狙いは、紅世でしか生まれ得ないもの“徒”を、この世で生み出すことだった。
不可能の壁を越えようとする計画の背後に居たのは“探耽求究”ダンタリオン。
その狂気とも言える計画を止めるため、シャナたち動き出す。
しかし、“千変”シュドナイや“頂の座ヘカテーの守りは堅い。如何にすれば隙が生まれるのか…。
激しい戦いの中、シャナとヴィルヘルミナが一筋の光明に気付いたのはほぼ同時だった。そして、シャナたちの反撃が始まる。
悠二は、その戦いを時計塔の内部から感じていた。
そして、零時迷子を抜き取られた自分に限界が迫りつつあることを知りながらも、走り続ける。
守るべきもののために、「僕は僕の戦いをする」と。
以上公式のあらすじ。

最終回ということで、良く動いておりましたな。ま、それはそれとして、お話としては良くも悪くも予想を裏切ってくれた。
が、総合的には良く出来ていたんだと思う。
前回、バル・マスケが人間界で徒を生み出すことに何の意味があるのか、と言ったが、
彼らの行動原理として「世界の理を変える」っていうのがあるんだね。
それなら今回のこの行動にも納得がいきますな。っていうか、前回の感想がまったく無駄になってしまったな(わらぃ)。
さて、今回のお話としてはたった1話分で今回の騒動を見事にまとめたなと言った感じで、
エピローグでは吉田一美とシャナのどちらを選ぶかの答えまで描かれている。
戦闘もよく動いていてはいましたが、やっぱり遠距離攻撃ばっかりで、迫力に欠けたのは残念だったな。
あれだけ動かせるならガシガシ打ち合って欲しかった所。
最終的な騒動の決着として、ヘカテーの近衛史菜としての記憶がシャナ達を助けることになってしまったのが、シナリオ的に予想の斜め上を行かれた。
ここへ来て近衛史菜に意味を持たせるとはやりおるな。だが、その所為かシャナ達がしてやった感が薄まってしまったのは残念。
で、最後のエピローグでは上記したように、悠二がシャナを選んだととれるような、はっきりとしない物言いで終わるのだが、
どー考えてもシャナを選んでいるので話が終わっちゃいましたな。もう3期を作る予定はないのかしら。
バル・マスケとは決着ついてないし、ヘカテーは近衛史菜の記憶が生きてるし、吉田一美も宝具使わなかったしで、
いくらでも次に繋がるものはあるのだけど、シャナと吉田一美の恋の行方が決まってしまっては、
お話が紅世に偏ってしまっておもしろくないからなぁ。

では、最後なので全体的なことを。
前期もそうだったが、なんだかんだ言いながら楽しんでみることができましたな。
相変わらず、原作未読な人間おいてけぼりみたいな所はありますが、そーゆーもんだと思ってみればそれなりに楽しめる。
というか、本編である紅世関係の話は未読な私にとっては頭に?がよくつくので、学園ラブコメとしてとてもおもしろかった。
おそらくは原作読んでいたのなら紅世関係の話も楽しめるのだろうが。
お話全体としては悠二を含め人間界の連中とプラスシャナが自らの想いから答えを出し、決断して結果を出していて、
それと同時に紅世関係の話が発展していく様は、振り返ってみると2クールで上手いこと話を終わらせていて見事。
原作を読んでいる方のほとんどはこのアニメを見たであろうが、未読の方で最初の方を見て敬遠してしまった人が多そうなので(個人的な見解です)、
そういった方は前期を含めてちょっとがんばって先までみれば、けっこう楽しめる作品になっているんじゃないかなーと思います。

あ、そうそう、この灼眼のシャナIIはシャナのおぱんちゅ分が少なめなのが残念でした(わらぃ)


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