シムーン 1〜13話

[indexへ] [かんそーへ] [14〜26話へ]


第1話 墜ちた翼

女の子の絵が好みなのと、とても百合臭がしたので見てみることにしました。

百合臭いのは個人的にとても良いのですが、第1話としてどんなものかなと思った。
それというのも「これは事前に情報入れておかないとダメなのかな?」と思ったから。
用語ばっかりで一体何のこといっているのかよくわからないところが多々あったし、世界全体の説明がほとんどなかった。
とりあえずこの世界はほとんどの人間が女性として生まれるという設定くらいは言わないとダメなんじゃなかろうか。
正直「置いてきぼり」感を味わいましたよ。

だが、話の作りとしては上手く作ってあって、敵国の一兵卒の独白が話を引っ張っていったり、
「シムーン」という機密飛行機械の秘密を隠匿しているのが主役側だというのがおもしろい。
普通は逆で、その隠匿しているものを明かそうとするのが主役側になるものだけど、その辺をどう料理するのか楽しみではある。
ちょっと気になるというか、気になって仕方ないのが「シムーン」という飛行機。
公式のTOP絵の右上にあるアンモナイトみたいなのがソレ。
…かっこわるすぎなんだけど(笑)。もちっとなんとかならんですかね。
なんかシューティングゲームのザコ敵みたいだよな(笑)。

最後に女の子ばっかりということで百合萌えラーとしてそれも期待しているわけですが、その点ではとてもよかったですよ。
シムーンは複座式でふたりで乗り込むんですが、儀式なのかそうしなければ起動しないのかはわかりませんが、
乗る前にそのふたりでキスするんですよ。そうキス。
いやね、ドアップのキスシーンを2回も見せてくれるとは思いませんでした。
おいしい百合をいただきました。本当にありがとうございました。(´д`;)ハァハァ

と、いうわけでお話的にはあまり期待しませんが、
百合的にワクテカしながら毎週楽しみにする所存です(笑)。


第2話 青い泉

説明回の様な話でしたが,第1話の説明不足を考えると当然か。

と、いうわけで第1話の説明不足を補う今回なわけですが、17歳になると泉に行って男女どちらかの性になるのはわかったとして、
その他用語が多すぎてまだ何を言っているか解らない感を多々感じますな。
その辺は公式の用語集でも見ろってことなんですかね。
そんなの見ないと解らないようでは話としてどうかと思わんでもないですが。

それはそれとして、今回から主人公およびその他がようやく本格的に動き出したのはいいのだが、
どーもこいつは気に入らないなぁ。変に自己中なところが気に障る。
だがこの世界観として、他と違う考え方の主人公アーエルが話のキモなのだろうからよしとするか。
個人的には今回もキスシーンが2回。あぁん、ドキワクゥ。(なにこれ?)
頭の半分以上が百合妄想で出来ているような私としては超OK。
つか最近(というかだいぶ前から)、男女のキスシーンに違和感を感じる自分はちょっとどーかしてるのか?
と思ったが、美しい女の子同士がチュッチュッしてるの見てたほうが断然気持ちいいので無問題。
それはそれとしてお話の方はもうちょっとおもしろくならないかなぁ。

つかこの「シムーン」、コミック百合姫Vol.3からマンガ連載してるのな。
持ってるのに全く気がつきませんでした。なーんだ、バリバリ百合アニメとして見ていーのか。


第三話:遠い戦争

なんだろうこの置いてけぼり感。

というのも、用語全開の会話がついていけないからなわけですが。
台詞の7割方か用語だったりすると一体なのことやらさっぱりですよ。
そーゆーのは事前に原作なりが世間一般に認知されている場合は有効だと思いますが、
別にそーゆーわけでもないこの作品がそんなことしても、正直、ポカーン(゜Д゜)だよなぁ。

話のほうもノリが悪く、現状は主人公のチームが一話で起こった事態のために、最強のチームでありながら実戦から外されていて、
そのチームの核であるネヴィリルがシムーンに乗りたがらないのでチームがバラバラで機能していない。
という、割と緊迫した状況であるにもかかわらず、
全体的に流れるハイソサイティな雰囲気の所為でそれが全く伝わらないのはどうかと思う。
というか、見ていて「緊急事態ではないにしろ、以前と比べてヤヴァイ状況、かな?…たぶん」
といった感じで、ぶっちゃけ見てる私もよく解ってなかったりする。
母船の中でのことが優雅すぎて、戦争をしているような気がしないというこのチクハグさが、どうにもノリ切れない一因になっています。
いっそ、もっと戦争然とさせちゃった方がドラマチックでいいかもしんない。

百合的にも特になんかあったわけでもなく、
一体このアニメをどーやって楽しんだらいいか、
見ながら考えてしまったくらい退屈でした。
もちっとなんとかならんもんですかねぇ。


第四話 近い戦争

これだよこれ!こーゆーのが見たかったんだよ。

というわけで前の3回は一体なんだったんだってゆーくらいおもしろかったですよ。
というのも戦争してる感が随所に出ていたうえに、
彼女たちの思想や宗教そして敵国の事情など背景がはっきりしていた話の作りが見事だったから。
こーゆーふうに毎回作ってもらいたいものです。

さて、今回はアーエルがリモネを誘って無断でシムーン飛ばすのだが…という話。
まず母船の中で主人公が属するチームが待機中ということもあり、その分他のチームにしわ寄せがきてチーム同士の確執に。
そこで焦燥感を煽られ、ますます不協和音が広がる主人公のチームという背景。
それと早く「戦場」に出たいアーエルと「戦闘にいく」のではなく「神に祈りを捧げる」という他の者の温度差と考え方の違い。
内部での思惑入り乱れた割と陰湿な状況があって、無断でシムーン飛ばすことがつながり、
そこからさらに敵国の事情も絡んでくる話の展開の仕方は上手い。

そしてアーエル達が敵国の病気の敗残兵(?)に捕まってからの、地味ながらも緊迫したやりとりはとてもおもしろく見れた。
ここがおもしろくなった一因が敵国の兵士とは言語が違うということ。
せっかく手に入れたシムーンは男か女かを決めていない人間でないと動かせないということを、
アーエルが説明しても言語の違いから伝わらない。
敗残兵の国では空気が汚れて病気が蔓延したため、
空を汚さないシムーンの技術がどうしても欲しいという事がアーエル達に伝わらない。
このもどかしさが良い。

もし話が通じれば、アーエル達は割と発言権のある立場だし、
国も戦争は望んでいないようなので、働きかければちょっとでも技術提供という形で
戦争回避の道をたどれるかもしれないが、それが出来ないこのもどかしさ。
そしてシムーンのコックピットで果てて死後硬直してしまった敗残兵を退かすため、
描写はなかったがおそらく体の一部を切り落とすかして退かすという、戦時下における非情さとやるせなさ。
この全体的なモヤモヤ感が戦時下の不条理さを見事に演出していて30分楽しめた。

一番興味深かったのはこの話は主人公側がとても非情に見えるということ。
技術を秘匿している自分の国とどう折り合いをつけて、彼女たちが戦場へ飛び立っていくのか興味がそそられますな。

つかこーゆー話が作れるなら毎回やろうよ、マジで。


第五話 白い孤独

せっかく前回はおもしろかったのだがなぁ。という印象の第5話。
どうも盛り上がりに欠けるなぁ。

お話的には最年少のちびっこリモネがメインの話。
天才リモネが自分は一体何をしたいのかを見出すといった内容。
前半はリモネが今までやることを人に決められてきて、自分でなにかを決められず悩むところから始まって、
後半戦闘でピンチになるもアーエル(主人公)に助けられ、自分がどうしたかったかを見出す。
という話の展開は割とおもしろかったのだが、戦闘シーンがいただけないなぁ。

戦況としては、偵察にいった先で敵戦車の大群を発見し交戦するが、
吹雪いて来たため攻撃するどころか、敵弾を避けるのに精一杯という状況。
そこからアーエルが助けに来て反撃するまでが盛り上がりポイントなのだが、
なにせ敵弾のレイヤーの上をシムーンがヒラヒラしているだけなので、ピンチなのかなんなのかじぇんじぇんわかんない。
だいたいシムーンは最高の飛行能力を持っている設定なんだから、マクロスのサーカスくらい動いてくれても良さそうなもんだけど。
それに吹雪で視界が悪いという状況も、搭乗者視点で雪が被るキャノピーのカットを入れれば、
だいぶそのピンチな状況を視聴者に分かり易くかつ効果的に伝えられると思うんだけどなぁ。

前回、戦争然とした見せ方がとてもよかったのに、
今回はそれまでのような戦争臭さを感じないのが、今ひとつのだった原因かもしれん。
母船上でのハイソサイティな雰囲気と、戦闘時のメリハリがつけばもっと良くなると思うのだが。

あと登場人物が多すぎだよ、今回また新キャラ出てきたし。
名前を覚える気なくすよ。ま、もともと覚える気はあまりないけどな(笑)。


第六話 傷と痛み

戦闘こそありませんでしたが、人間関係がおもしろく、そこそこ楽しませてもらいました。

と、いうわけで、人間関係がおもしろかったですねぇ。
まず、今回の話の中心であったパライエッタはネヴィリルが好きで、
パライエッタのパル(相方)のカイムはパライエッタが大好きなんだけど、
妹のアルティは強く姉のカイムを想っていて、過去近親姦した(?)ような事があって、
ネヴィリルは死んだアムリアを愛していて、尚かつ幼少の頃から一緒にいたパライエッタを気にかけていて、
アムリア以上に素質のあるアーエルも気にかけている。で、主人公アーエルはネヴィリルとパルになりたい。
と、いい感じに人間関係がぐにゃぐにゃしていて、この変なバランスが気持ち悪くていいですなぁ(笑)。

序盤はちょっと退屈でしたが、そういう人間関係が見えてくると、このこじれ具合がおもしろくなっていった。
最終的にはパライエッタがふっきれてアーエルに
「ネヴィリルのパルになれ」と言うあたりは爽やかで(かどうかは知らんが)気持ちいい。

個人的にはカイムとアルティの禁断の愛がとても気になりますな。
今回のカイムを見ていると、どうもアルティが一方的に迫ったようですが、
手を恋人つなぎしたカットがあったことから、カイムの方もどうだったかがポイントになりそう。
彼女らの関係がどうパライエッタに飛び火して、どうこじれていくかが楽しみ。

このアニメは戦闘や戦争よりも、むしろそーゆー人間関係云々にスポット当てた方がいいような気がするなぁ。
その辺のシムーンやら戦争やらはない方がおもしろいかも。
せっかくキャラも沢山いるんだし。そもそも戦闘はいまひとつだしな(苦笑)。


第七話 公海上空にて

また新キャラかよ、と思ったんだが、話はより人間関係がごちゃごちゃしてきておもしろかった。
こーゆーことするからこのアニメは侮れないない。

戦争云々よりも人間関係の方がおもしろくなってきたわけですが、
このアニメがどの辺を見せたいのかがわからなくなってしまいましたよ。
シヴィラ(巫女)達の友情や愛情とかを見せたいのであれば、
むしろ最前線じゃなくて、訓練所や養成所みたいなところの方がおもしろいかも。

それはともかく、ネヴィリルの父と新キャラのおかげで、随分話がおもしろくなってきました。
宗教、政治、戦争、外交、巫女、コール(チーム)といろんな要素が絡まりあって、
話の本筋(?)の方はかなり混沌としてきておもしろいですわ。
母船のトップにいる人達と政治家のネヴィリルの父は思惑が全く違うし、
その両者の思惑から主人公らのチームがはずれているしで先が全く読めないところが良い。
せっかくまとまりかけてきたチームが、新キャラによってまたおかしくなるし、今回のラストではチームの解散を言い渡されてしまうし。
ネヴィリルも親父に新キャラを勝手にパル(相方)にされ、ご立腹のご様子だ。
この辺は彼女の復活に一役買いそうではあるが。

というわけで、人間関係もいい感じにこじれてきて先がどうなるのか楽しみになってきました。
と思ったら次回また新キャラかよ!(´Д`;) …多いっちゅーねん。


第八話 祈り

いやぁ、今回はとてもおもしろかったですよ!
このアニメだんだんおもしろくなっていくなぁ。

お話としては前回の和平交渉会談の続き。
主人公達は、隣国の通訳としてやってきた巫女アングラスに船内の案内をする事に。
友好的に話をしながら案内をしていくのだが、隣国船から信号弾が撃たれると一変。
カイムを人質に取るとシムーン格納庫までいき自爆する。
会談を行っていた隣国の人たちも隠し持っていた拳銃で自決。隣国の船からも砲撃が始まり戦闘になる。
ほんの少し前まで友好的だった巫女アングラスが、自爆テロを行ったことにショックを隠せない主人公達。
そんななか、ネヴィリルはアーエルに自分のパル(相方)になりなさいと言うのだった。
って感じ。

いやもう、この不条理さがたまらなくよかったです。
自国のため、信仰する神のために自爆する。私にはその気持ちは全く分かりません。
現実世界でも某宗教の過激派なんて人たちは信じる神のためにそんなことをする。
年端もいかない少年少女が。…やりきれないよな。
話をアニメの方に戻すと、和平交渉を隠れ蓑にして自爆テロで敵機シムーンを破壊し、その隙に乗じて戦艦も落とす。
自国の人間数人の命と引き替えにするものが敵戦闘機十数機と戦艦一隻か。しかもまだ作戦成功じゃないし。
まぁ、これが戦争なんだけどやりきれねぇよなぁ。そういう感じをまざまざと見せつけられました。
このモヤモヤ感というか、なんでだよ!って感じがたまらない。こういう話の見せ方は上手いなぁと思ったですよ。
次回、主人公達がどんな気持ちでシムーンに乗り敵戦艦を落とすのかが楽しみ。

いろんな方面にこじれまくっている話がおもしろいのもさることながら、少女達の恋愛模様も見逃せない。
今回ようやくネヴィリルが主人公アーエルを相方に指名して、前回からの新キャラがどーなるのか見物ですな。


第九話 審問

このアニメは萌えよりもむしろ燃えだ。

さて今回のお話は…
大破されたアルクス・プリーマを護送した後、コール・テンペストは審問会で解散について討議される。
その会議に出席したネヴィリルはオナシアや司政官たちに自分達の存在について問いを投げかける。
残ったコール・テンペストの面々は犠牲になったシヴュラのための追悼儀式を始めるが……
以上テレ東アニテレのあらすじ。

前回から引き続き戦闘から始まった今回。
ネヴィリル指揮の元、コールテンペスト(主人公らのチーム)が、
見事な結束力で母船アルクス・プリーマを守りつつ撤退する様は見ていて気持ちよかった。
いままで散々あっちでグジャグジャこっちでグジャグジャしていただけに、ようやくまとまったという気持ちよさになんかスッキリしました。
パル(相方)問題もまぁ、一応うまく落ち着きましたしね。

お話的にも気持ちいいぐらいネジレていてよいです。
今回の審問会議でもあったように、宗教と政治の統制がとれておらず、ネヴィリルたちも巫女でありながら戦争で人を殺すことに疑問を持っている。
チーム存続の危機もあってまだあまり表に出てこないが、主人公アーエルのように戦うためにシムーンに乗っている者達と、
巫女としての仕事にこだわりがある者達のも溝も気になるところ。
それにリモネのパル(名前忘れた)が政治関係者と裏で繋がりがあるらしく、その辺も今後どうなっていくかも楽しみ。
ともあれコールテンペストは存続が決定し、ネヴィリルも復活してチームとして機能しだした彼女らが、
また宗教、政治という見えない力と戦争という目の前の敵にどう向かっていくか見物ですな。

そーいえば、今回のラストで敵が特攻かけてきましたな。
こんな作戦して来るって事は敵国はかなり末期状態とみていいんですかねぇ。


第十話 籠の鳥

今回も燃える展開がなかなかおもしろかったですよ。

お話の方は…
解散の危機を逃れたコール・テンペストだったが、
大破されたアルクス・プリーマの修理期間中、ねずみがたくさん住み着き、老朽化した中型母艦メッシスに乗り込むことになる。
それまで仲間の中にうまく馴染めなかったマミーナが、ねずみ退治で大活躍! 
料理の腕も披露して……?!
以上、テレ東あにれてのあらすじ…
なんだけど、これだけ見るとなんて事ない話のように見えるな。

上記あらすじ事態は間違っていないのだが、実際はチームが一つになっていく様子や、
政治的背景、二度目の偵察飛行から一転しての戦闘など、間をつなぐ話ではあったものの、
1本の話として上手くまとまっていておもしろかった。
今回のメインは新参者のマミーナとロードレアモン。
幼少の頃、マミーナは名家であるロードレアモンの家で両親と共に働いていたこともあって確執があったのだが、
今回の一件で上手く落ち着いて…というのがホントのあらすじのような気がする。
ともあれ、そういう人間関係や今回のラストで、一緒にシムーンに乗るのを嫌がったマミーナを
ロードレアモンが自分おさげをナイフで切って搭乗をうながす等の燃える展開がこのアニメのおもしろさ。
最初の頃、こいつらがバラバラでお互いいがみ合っている様子を見ていただけに、
ネヴィリル復活と共にまとまっていく感じが見ていて気持ちいい。

どーでもいーけど、やはりキャラが多すぎて主人公が上手く話の中心になれないな。
まぁ、主人公であってなきが如しなのかもしれないが。
コールテンペスト(主人公の属するチーム)=主人公みたいなところがあるし。
しばらくは各キャラにスポットを当てた話で進みそうです。


第11話 共同戦線

前半と後半のメリハリが効いていてとても楽しく見れましたよ。

今回のお話は…
宮国の陸軍部隊を護送することになったコール・テンペスト。
ずかずかとメッシスに乗り込んでくる兵士たちに戸惑う一同だが、フロエだけは楽しそうにしている。
やがて一人の兵士とフロエの間に感情が芽生えはじめた……。
以上公式のあらすじ。

話の作り方がとても上手かったです。
前半からの流れからてっきりフロエと一兵卒の恋物語かと思っていたのですが、
後半、戦闘に入ってからの展開は、それまでのことを良い意味でぶち壊してくれて、
単なる恋物語で終わらせない見事な作りに感心した。
戦争や宗教、個人の想いなど上手く盛り込まれていたのも好印象。特にラストが秀逸。
一兵卒を守るためにリ・マージョンで攻撃するフロエ達。
それによって破壊された一兵卒の思い出の場所。
「シムーンは神の乗機なんかじゃない、シムーンは悪魔だ」という一兵卒の台詞。
それに対して隊長の「これ以上あんな子供に戦争させるんじゃない!これは俺達の戦争だ!」という台詞。
そして破壊された一兵卒の思い出の場所、中央広場が映って終わる。
このなんともいえないやるせなさがたまらない。

このアニメは萌えアニメと見せかけておいて実は戦争アニメなんだよな。
最近は上手く戦争っぽさが出ていてとてもおもしろいです。
次回、ついにカイムとアルティ姉妹の話。
お姉ちゃん大好きっ娘アルティがどうでるか楽しみ。


第十二話 姉と妹

今回はちと解りにくかったな。

お話は…
ドミヌーラの提案で、アルティとカイムがパルを組むことになる。
アーエル・ネヴィリルと共に試験飛行中、2組のシムーンは偶然にも敵艦を発見する。
カイムと共に成果を挙げたいアルティは、偵察しようと言いはじめるが……
以上公式のあらすじ。なんだけど、微妙に違うな。

妹を毛嫌いしているカイムとお姉ちゃん大好きっ娘アルティの話。
どうしてカイムがアルティを嫌っているかは、以前ちょっと近親相姦あったことを匂わせていたので、
それはいいとして、真相がアルティが襲ったと見せかけておいて、実はカイムが誘ったってところがなかなかおもしろかったな。
仲直りしなかったのも上手い。ここはすんなり元通りになっちゃおもしろくない。

でも、お話としては今ひとつのったりしていて、これといったものがなかったな。
ここ数回、おもしろい話が続いていただけに残念。
今回の事でアルティとカイムの心情の変化があったのかがよくわからなかったの今ひとつの一因か。
もちっとわかりやすいのがいいなぁ。


第13話 理(ことわり)

戦闘はなかったんですが、人間関係が非常に面白かったです。

さて、今回のお話は…
「メッシス」での暮らしにも慣れ、思い思いに過ごすテンペストの面々。
そんな中、アーエルがネヴィリルに突然ある提案をする。
かつてネヴィリルがアムリアと共に挑戦し、失敗してアムリアを失った「翠玉のリ・マージョン」をしよう、というものだった。
以上公式のあらすじ。

今回はアーエルとネヴィリルがメインの話だったんだけど、アーエルの無神経さが鼻についたなぁ。
まぁ、このままアムリアのことに触れないのもおかしな話なのだが、アーエルも、もうちょっと空気読めよって感じだったよな。
ま、そのあたりのキャラ設定がおもしろいんだけど。
それに伴って、恋を知らないアーエルにそのなんたるかを教えようとするフロエとか、
そのフロエから聞いた話をアーエルがちびっこリモネにして、
リモネがドミヌーラのほっぺにチュとして、「ねぇ、どう思った?」とか聞いてくるあたりは、
非常に微笑ましくてよかったですな。
ほかのメンバーもうまく和んでいて、アルティとカイムとかの問題があるにせよ、なかなかいい感じ。
特にリモネとドミヌーラは、いつもリモネが「しらないっ!」とか「あっちいって!」とか、
つっけんどんにしていたし、一番年の離れたパル(相方)ということもあって、今回のちゅ〜事件(笑)はなかなか興味深かったです。

ドミヌーラといえば、政治的思惑からどうもかなり焦っているようです。
彼女の他にもう一人副官みたいなのがいればとは思うんだが、その辺の焦りが今後の話にどう繋がっていくかが楽しみ。

どーでもいーけど、マミーナのあのエプロン(私服?)姿はあんまり似合ってないなぁ(笑)


[indexへ] [かんそーへ] [14〜26話へ]