宇宙をかける少女 14〜26話

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第14話「夜ひらく花」

いろんな所でいろんな動きありすぎ。

そんな今回のお話は…
獅子堂島にたどり着いた秋葉達は、ブレインコロニー開発者のフォンと出会う。
宇宙へ帰る方法を尋ねるが、現状では不可能だとの事。島で救難ビーコンを拾われるのを待つことになった。
その間にいつきはフォンからテラ・アブダクションに関する情報を聞き出そうとする。
そしてフォンからネルヴァルが構造物としての欲求から、自分の中に人を住まわせようとしていることを知る。
その時、警戒警報のアラート音が鳴り響いた。
以上公式のあらすじ。

冒頭書いたように突然色々あり過ぎて困る。とりあえずあったこと、わかった事など箇条書きで。
・フォンはレオパルド開発者。それを忘れていたレオパルドは記憶の一部をなくしている?
・イグジステンズは対ネルヴァルの生体兵器だったが逆に取り込まれた。ほのかは生き残り。
・テラーアブダクションは攫った地球人達を宇宙へあげる起動エレベーター。名称パイドパイパー。
・生徒会の方々はネルヴァル一派ではない。現在カークウッドでエミリオ先生と潜伏中。
・手負いの理事長、謎のシャッターを開く。
・ネルヴァルが人を攫う理由はコロニーに住まわせる為。人が住んでいないコロニーに意味はないらしい。ではレオパルドは?
・白ほのかの「こっちゃこい」はQTによる思考干渉。対抗手段はフォン開発のQTローズ。
・秋葉の夢は過去の話。「エニグマ」は夢の中で神楽と話していた場所「軌道喫茶えにぐま」のことみたい。
・ネルヴァルと決着をつけにいった神楽は帰ってこなかった。高嶺のようにとりこまれたっぽい。
・ネルヴァル事変は最後に追撃していれば勝っていた。
・だがフォンがレオパルドをICPに連れて行き武装解除させたので、追撃の決定打が撃てなかった模様。
・武装解除しなければならなかったのは、人類とレオパルドが敵対する恐れがあった為にフォンがやむを得ず行った。
・宇宙をかける少女の意味は以前不明のまま。ナミも宇宙をかける少女。
と、こんな感じ。詰め込みすぎだろ!なんか迷走している感があるんだよなー。シリーズ構成が監督と合わずに降板したという噂だし。

そんなわけで、色々とわかった事が多かった今回ではあるが、どこへ話が向かおうとしているのかがよくわからない。
とりあえずの目的としては、ネルヴァルから見捨てられた(と思っている)つつじと秋葉達が、
軌道エレベーター「パイドパイパー」で宇宙へ戻れるかもという所で終わった。
上記したが、色々わかってきた事などは興味深かったけれども、ここに集中させすぎだろと思わずにはおれん。
今回わかった事の1/3くらいは前回やっても良かっただろ。
なんか今回は状況説明と過去の謎を見ていただけで「ふ〜ん」で終わってしまった印象。
一応話は進んでは居るのだけど、話の流れとしてのおもしろさは全くないな。わからなかった設定がわかっただけで。
そーいや、つつじが言っていたけど、落ちたコロニーはどーなったんでしょうねぇ。都合良くまんま返還されそうな気がするが。

個人的におもしろかった所としては、お馴染みのアホアホコンビ、ブーとミンちゃんですよ。
カークウッドからの避難所で、怪奇課のニーナ課長に見つけられるんだけど、ピザをおごってもらってニーナに服従する事に。
しかし彼女らは、いつも食事がレーション(軍用食)で、ピザを知らないってゆーんだから、けっこう辛い生活していたんだなぁ(涙)。
公安のエリートという話ではあったけど、忍者として訓練ばっかりの過酷な幼少時代とか過ごしていそうだよ。
でも、今回ニーナ課長についていく事になったのは、ふたりにとっては幸運であったことだろう。
今後のニーナ課長の元で生まれ変わった(?)ブーとミンちゃんに期待していきたい。

今週のイモちゃん
今回は(も?)特にこれといった所はなかったなぁ。
ずっと秋葉についてきているんだから、今後にそれなりの活躍の場所があるとは思いますが。
そーいえば、高貴なナビの方を持っていた目を伏せていて喋らない女性「フウマ」さんは、
そーゆー人、つまり目が見えなくて喋れない人だったんですねぇ。もしくは自分で縛りを入れているか。
高貴なナビの方が目と口の代わりをしているのかなー。
だとすると、風音に高貴なナビの方を預けちゃったのは、色々と不都合あったんじゃないのかね?


第15話「魔女の騎行」

ナミはカッコいいんだかカッコ悪いんだか。
そーいや、OP替わりましたね。

そんな今回のお話は…
フォンからイグジステンズのサイコウェーブを防ぐことのできるQTローズを受け取った秋葉達は、
ボアシップで宇宙へ戻るための手段であるパイドパイパーへと向かう。
パイドバイパーの内部では箱人間が製造されていた。
ようやく宇宙へと戻った秋葉達の前に、クサンチッペがワープアウトしてきた。
そしてそのボディーから出現したポッドの中には、アレイダとナミの姿が……。
以上公式のあらすじ。

お話としては、秋葉達がパイドパイパーで地球から宇宙へ上がってきたらナミとアレイダを見つけ、
事情を知らない秋葉が助けに行ったら、「ミソっかすのくせしてちやほやされやがって、ウゼェんだよ!」とか言われキレられ、
完全にダークサイドに墜ちたナミにボコボコにされたので、なんとか逃げた。
って感じで、お話はナミの覚醒を見せるだけのような話だったなぁ。前回あれだけ詰め込めばこうもなるか。
さて、話の内容としては上記の通りなので、気になった所としては、やはりナミなんだけど、
ダークヒロインっぷりがカッコイイのだけど、結局の所はしゅんとなっていたけど姉達は誰も助けてくれなくて、
唯一下に見ていた秋葉はそれなりに上手くやっており、姉や妹にもきにかけてもらっている(とナミは思っている)ことが、
我慢ならなくて癇癪起こしているだけだから、その辺の事情は正直とっても格好悪い(笑)。
秋葉なんかはナミの才能を認めて応援していたし、風音もことあるごとに彼女を引っぱり出そうとしていたり、
家出の際にはワザと突き放したような格好をとったりして、ちゃんと気にかけていたんだけど、
ナミは14歳の小娘なので、姉ら年長者がちゃんと気を使ってくれていた事に気付かないのも、まぁ、致し方ない。
14歳とはそーゆーお年頃だしなぁ。
そんなわけでこれから、宇宙規模の姉妹喧嘩が繰り広げられるわけですな?そーだいだな、おい。

他、気になった所なのだが、地球って結局の所はネルヴァル制圧下みたいなものなのかしら?
カークウッドの人達のような宇宙に住む人々が地球に興味ないのは、
おそらくは知られたくない人らが情報統制した結果であるとするならば、そういう事なのだろう。
つまるところ、地球はネルヴァルらのコロニー住人の生産恒常的な所となっている、って事なんですかねぇ。
フォン博士が残ったので、何かしら地球という場所に役割があるのでしょう。
そーいや、地球に落ちたと思われるベンケイとレオパルドのコロニーはどうなったんでしょうか?
何のフォローもないまま宇宙にあがっちゃいましたが。
まぁ、わざわざ、「落ちたコロニーはどうなったのかしら?」なんて台詞を入れたくらいだから、きっと後で回収する何かイベントがあるんでしょうねぇ。
あと、フォン博士がくれた小型のQTローズですが、あれってナビ人やブレインコロニーに付ける必要があったのでしょうか?
ま、今回のラストにレオパルドがイグジステンズの精神攻撃にやられたので、必要としては会ったのでしょうが。
私の気になる所はそこではなく、ナビ人やブレインコロニーは、機械的なAIではなく人の脳的なモノがあるという事か。
そーいえば、ナビ人はサイボーグという話も以前出ていたし、生体コンピュータってことか。ファティマみたいな。
ブレインコロニーに付き、一人のパートナーがつくということは、
宇宙をかける少女は精神安定の為に必要な相性のいいパートナーってわけか。ますますファティマ的だな。
んじゃ、やっぱり第1話の秋葉の結婚相手ってレオパルドだったんじゃないの?
相性のいい獅子堂の中から誰を選ぶのか、という選択だったってことなのかしらねー。
どーでもいーけど、田仲理恵さんはあーゆー役、すごく似合いますね(笑)。

今週のイモちゃん、と、おまけでブーとミンちゃん
イモちゃんは相変わらずの愛らしさではあったが、特にこれといった所はなく残念。
だがしかし、OPにそれなりのカットがあるのだから、やはり今後それなりの活躍の場があるのであろう。
秋葉のQTアームズの穴に入って『I have control!」してパワーアップ!!とかとかあればいーなー。
ブーとミンちゃんは哨戒任務で大手柄です。本人達はよくわかっていないようですけど(笑)。
前回スール理事長が開けたシャッターは脱出用ポッドだったんですねぇ。それを彼女たちが拾ったわけです。
あと所在がわかってないメインキャラクターは風音だけか。何しているんだろうなー。
風音はともかく、高貴なナビの方が気になるわい。


第16話「わだかまる宇宙」

なんか唐突だなぁ。

そんな今回のお話は…
徐々に箱人間が増えている学園コロニー。
難を逃れていた生徒会の面々はバスを奪ってコロニーからの脱出に成功し、
ニーナとエル・スールのいるブルーバードモール・ステーションへと向かった。
その頃、ネルヴァルの元に、ナミをつれたクサンチッペが到着する。
人の姿をしたネルヴァルと洗脳されている高嶺の姿に驚くナミだったが、
「一緒に世界を守ろう」というネルヴァルの言葉に不敵な笑みを返すのだった。
以上公式のあらすじ。

お話としては、秋葉達がクサンチッペのジャンプ(空間転移)の影響で木星まで飛んでしまい、なにやら色々と喧嘩してしまうという話。
ナミを追いかけていったために木星まで飛ばされてしまった事だったり、
いつきが自分のことばっかり考えていたりだとか、知っていて何も話そうとしないほのかとか、
神楽のこととかで喧嘩になってしまうわけだが、なんかね、唐突なんですよ。
話の流れとしては、割と自然な流れではあるのだけども、なんでだろう、喧嘩する予定だから喧嘩しているように見えるんだよなぁ。
字面としては当たり前なんですが「はいっ、ここから喧嘩シーンね」みたいな白々しさがあって冒頭に書いた感想に至ったわけです。
各キャラの思い入れあっての喧嘩なので、本来ならば、今まで仲良しこよしででやってきた三人の行き違いと言うところが見所なんでしょうが、どうも、こう、乗り切れない。
なんか舞台上で台詞を聞いているようで、本当に喧嘩しているように見えないんだよなー。
まぁ、言わずもがなですが、実際に声優さんが台詞を喋っているわけだから「台詞を聞いている」のですが、
そう思わせてしまってはいかんよな。エンターテイメントとしては。
本当ならば、今までに思い入れのあるキャラ達なのだから、ここでの喧嘩で「イヤだな」とか、
あとで自己嫌悪して泣いてしまういつきなどを見て「早く仲直りして欲しい」と思う所なんですけども、
ただ淡々と目の前で繰り広げられている何かを眺めていたような印象です。

そんな淡々と何かを眺めていたような印象は、上記喧嘩シーンだけではなく他もそうだったんだけど、
どうもここ数回そんなかんじであり、「この部分はこうなりました。ここはこうなりました。」みたいな、
状況を追っているだけな感があって、刻々と変わりつつある状況を、スライドを見て説明を受けているような気になる。
なにやら色々ありそうな設定や50年前のネルヴァル事変の謎など、色々な要素があるのは大変結構なのだが、
どうにもそれらを上手くまとめようと四苦八苦しているような印象を受けるなぁ。まぁ、実際の所はどうか知りませんが。

文句ばっかりだとなんなので、ちょっと気になったところ。
生徒会の方々とエミリオ先生がカークウッドを脱出。その際に名前を忘れた(というか覚える気なし)野郎が、
いきなりネルヴァルの警備ロボット(?)に胸を貫かれてぶっ殺されてびっくりしたよ!
生徒会の方々はここでみんな死んでしまうのか?あれだけなにかありそげだったのに、なんという捨てキャラ。
などと思っておったら、そいつはナビ人で胸を貫かれたのはメイドロイドだったよ。ちくしょう、騙された(笑)。
そして逃げた先のブルーバードモール・ステーションでスール理事長とその弟エミリオ、怪奇課ニーナが再会。
どうもニーナはスール姉弟とは知った仲のようなのですが、スール姉弟にすげーイヤな顔されていたなニーナ(笑)。
どうせニーナのことだから、若い頃にいろいろヤッちゃったんだろうなぁ。そんな飄々とした感じが素敵だ。
そして安否の知れなかった風音は、高貴なナビの方と一緒で無事でした。風音はともかく高貴なナビの方が無事で良かったよ(笑)。
最後に、案の定レオパルドのコロニーがあっさり元に戻りましたね。
これってただ単純に、地球にいる間はコロニー邪魔なのでどっか飛ばしとけ!っていうことなんじゃねーのか?

今週のイモちゃん、&ブーとミンちゃん。
相変わらず、大した出番のないイモちゃんですが、かわゆすなぁ。イモちゃんかわゆすなぁ。
そーいえば、人気投票の結果が出ていることにようやく気づいたのだが……イモちゃんが7位……だと?
ウソくせー!なーんかウソくせー!!そもそもほのかが1位なのもよくわからん。得票の操作をしていないだろうな?
だが、ブーことブーゲンビリアが6位なのは良し!
まぁ、しかし、大した活躍もないのにイモちゃんが7位なのは立派なのかもしれん。
いや待てよ、似たような扱いのブーが6位なんだから、やはりイモちゃんの7位はおかしい!
ええい!イモちゃんファンはおらんのか!もっと立ち上がるんだ!!一緒に「イモちゃんかわいい」ってゆおうぜ!!


第17話「友達の輪」

なんかエラい都合が良いなぁ。

そんな今回のお話は…
強力な電磁波の嵐に巻き込まれピンチの秋葉達。
しかしその時、桜の帽子が喋り始める。「ゆぴたん」と名乗る帽子の指示で秋葉達は、
かつて異星人と人類の交流センターだったというリングステーションにたどり着く。
そこに「えにぐま」が移されていたらしいのだが、既にえにぐまは存在していなかった。
発見したエネルギーの蓄電システムを利用してハイパージャンプをしようとする一行だったが、
レオパルドがコロニー本体と接続できなくなっていた。
以上公式のあらすじ。

なんかまた説明回みたいでエラいごちゃごちゃしておった。ついでに随分都合が良いし。
お話の展開もなんだか取って付けたようで、「ふぅん」と思う事しか出来なかったよ。ただ見ていただけ。
木星に落ちる件も、仲直りの件もエニグマの件も都合良過ぎて、
前回言ったような白々しさを感じてしまい、これでいーのかと思ってしまったよ。
まぁ、確かに木星からは帰らなければいけないし、仲直りもしなくちゃいけないしなんだけど、
どうも「こういう予定ですので、ここはひとつ」みたいな予め決まっている事を眺めていた印象。
一番どんなもんかと思ったのが、桜の帽子かと思われていた異星人「ゆぴたん」ですよ。
突然、異星人ですとかの宣い、木星への落下やエネルギー不足を解消してしまい、役目が終わると眠ってしまう。
これはどうなんだ。唐突に現れ、都合が悪い所をひっくり返してあっさり休眠って。
もしかしたら、綿密な計画の元に、こういった流れになっているのかもしれないが、
とりあえず、こっちとしてみたら「木星に飛ばしちゃったけど、さぁ、どうやって戻そうか」となって、
行き当たりばったりで出てきた設定のように見えてしまったよ。
正直な所、今後はどうなるかは知らないけれど、ここ、その部分に関しては、ゆぴたんが必要だとは思えないなぁ。
せっかくなのだから、あまりこれといった所の無い桜に、その役を譲ってやった方が流れとしては自然だったんじゃなかろうか。

他気になった所としてはナミですよ。器ちっせぇよなぁ(笑)。
大きな力を得たので、いじめられたヤツに仕返しですか。しかも言い返されてる所がまた格好悪い。
やっている行為は、悪っぽくダークヒロインっぷりが良くはあるんだけど、
内容があまりにジャイアンにいじめられたのびたがドラえもんの道具で仕返し的で、せっくのダークヒロインっぷりが帳消しです。
まぁ、でもこれはワザとなんだろうなぁ。
じゃないとあとで秋葉が説得するであろう際に、改心する隙がなくなってしまうからなー。
あと、軌道喫茶えにぐまは、異星人との交流ステーション「プロキシマの冠」にあるはずであったが、無くなってしましたな。
えにぐまはネルヴァルが押さえてしまっているってことみたいですね。
そこで箱ちゃんですよ!ってわけなのね。たぶん。
しかし、「宇宙をかける少女」だからなのか、月に行ったり地球へ行ったり木星に行ったりしてるのだが、
別にそんな広い地域に行ったり来たりする必要ないよなぁ。もうちょっと舞台をこじんまりできそうな気がするが。

今週のイモちゃん&ブーとミンちゃん
相変わらずこれといった活躍の無いイモちゃんは内輪パタパタが愛らしかった。
で、ブーとミンちゃんはカークウッドに潜入調査するまでは元公安の忍者たしくて良かったが、
その後に尾行されてしまう辺りの詰めの甘さが彼女ららしいよなぁ(笑)。
もちっとお前らがんばれ(笑)


第18話「蘇る神」

トップをねらえごっこして遊ぶの巻き

そんな今回のお話は…
突如現れたレオパルドと秋葉達に驚くナミ。動揺したナミはイグジステンズと共に撤退する。
ブルーバードモール・ステーションに避難していた人達との再会を喜ぶ秋葉達だったが、
そこでカークウッドがネルヴァルに占領された事を知らされる。
そして、レオパルドがコロニー本体と接続できない事を知ったエル・スールは、秋葉にレオパルドを立ち直らせるよう命じるのだった。
以上公式のあらすじ。

やっぱり都合が良いと言うか白々しいというか、そんな話であった。
内容的には、イグジステンズにボコボコにされ、さらには今回格下に見ていたベンケイことボナパルトにミラーを奪われてしまい、
いじけてしまったレオパルドを秋葉達がなんやかんやして自信をつけさせ、再びコロニーに接続させるという話。
主には上記のことをメインに描いており、危急存亡の時だからやれやれと周りかせっつかれてもダメだというのは秋葉も同じであり、
レオパルドの如きなヤツをなんとかさせるには褒めてのばさないとね、といった所は、
例えば、よくある少年誌的展開としてある、皆のピンチを目の当たりにして、オレがやらねば!と立ち直る正義のヒーローだったり、
そんな状況でも、だって自分はダメダメだからやっても無駄だもんとウジウジするエヴァのシンジみたいのとは違う、
別の切り口なのはなかなかおもしろくはあったものの、最終的にトップのねらえのパロディなのか、オマージュなのかは知らないが、
移住してきた皆が灯をもって「オカエリレオパルド」等と文字を描かれても、勝手に入ってきた顔も知らんヤツらに、
突然そんな事されても「で?」としか思わんのは、もしかしたらひねくれ者の私だけなのかもしれんが、
そんなことだから、随分都合が良いなぁと思ってしまったよ。
まぁ、実際に劇中で秋葉が言っていたように、レオパルドが気にしていた事などは、他人にとってみれば何でもない事で、
要はきっかけさえあればいいのだが、今回のようなだただそれだけの話であるならば、もっとドラマチックな展開でも良いような気がしたよ。
せっかくコロニーと接続できないとか、クサンチッペが襲撃してきたりということがあるのなら、もっと盛り上げどころを作れるような気がするけどなぁ。
クサンチッペなんて、明らかにただ復活したレオパルドにやられるためだけに出てきたしなぁ。
そういうこともあって、ここ数回と同様に「こういう予定ですので」みたいな白々しさを感じずにはいられない。

その他気になった所と言うと、まずはスール学園長で、まぁ、あーゆー状況で色々大変なのはわかるけれども、
レオパルドや秋葉みたいな人間にとって、みんな大変でがんばっているんだからやりなさいでは動かんよなぁ。
私も彼らと似たような人間なんで、その辺で彼らにちょっと感情移入したわ。誰かオレも褒めてのばしてくれー。
そして久々にいつきと再会したニーナ課長はハグしてお尻さわさわですよ。さすがだなぁ(笑)。
そんなニーナ課長はブレインコロニーとは随分めんどくさいみたいな事言っておりましたけど、
ここまで見てきて実にそんな感じだよな。そもそもブレインコロニーはなんでこうも不安定な精神なんですかね?
宇宙をかける少女みたいなパートナーが必要な所を見るに、その辺は物語の核なのかしら。
今回のラスト辺りでほのかは具合が悪くなり(力を失った?)、反物質砲で相変わらず焼けこげた秋葉は、
エライ都合よく潜入していたアレイダに攫われてしまいました。
よくよく考えればもう18話だものねー。しかし、終わりに近づいている感じはまったくないな(笑)。

今週のイモちゃん&ブーとミンちゃん
イモちゃんはいじけたレオパルドを動かそうと、消防士であったり、機動隊であったり、
縁談をもってきた上司であったりのコスプレが愛らしい、というか、久々のこのノリですね。しかし、大した出番ないなぁ。
ブーとミンちゃんは、ニーナ課長といつきが真面目に話をしているというのに、背景で見事な大食いを披露しており笑う。
またクサンチッペ迎撃の際のバカっぷりも素敵(笑)。
どーでもいーけど、ブーミンダーが別れたときのブーの台詞「ブーゲリアン!ぶー」の「ぶー」が可愛いな。

最後にナミなんですけど、いつも威勢の良いこと言っている割に、やっている事は結構ヘタレで格好悪いよね(笑)。
せっかくのダークヒロインなのにねー。


第19話「閉じた迷宮」

タコはいらんだろ。
それはともかく、ハコ関連がわかって興味深くはあったのだが……。

そんな今回のお話は…
盗まれたミラーを取り戻すべく、ベンケイに奇襲を仕掛けるレオパルド。
一方、レオパルドコロニー内のいつきとブーミンは、コロニーのパワーラインを修復中に、
再び沸いたレオパルドの温泉に入り親睦を深める。
そこへ突然、巨大なタコ(レオパルダ・オクトパーダ)が出現する。追い詰められたいつきたち。
そこへレールガンを持った風音が到着し、巨大タコを撃退した。
そして、ほのかから秋葉がネルヴァルに誘拐された事を知らされるのだった。
以上公式のあらすじ。

お話の流れとしては、Aパートでレオパルドコロニー内の出来事を、
Bパートで、攫われた秋葉とハコ関連の事といった流れで進み、秋葉がハコに閉じ込められた所で引っぱった。
ここ数回の白々しさは特に感じられず、後半のハコの事がわかったのはなかなか興味深くておもしろかった。
ハコはブレインコロニーが何故住人を求めるかという事と繋がっており、
ブレインコロニーは(といってもクサンチッペが言うにはだが)、標準化された人間とリンクする事で構築されているとか。
普通の人間ではノイズが多過ぎるので、ハコはピュアなシグナルにするフィルターのようなものらしい。
で、人間を部品のようなものと思っているのだけど、ネルヴァルはハコこそが人々に永遠の秩序と循環をもたらす、
とか言っていて、その辺の繋がりは正直よーわからん。だって、どー考えても秩序はともかく循環はしないよなぁ。
人はいずれ死ぬわけだし、全人類を箱に詰めたとすると、先細りの未来しか待ってないじゃないか。
とりあえずの力の確保としては良い手段かもしれないが、仮に選ばれし者は箱に入れないとしても、
どー考えてみても破綻が目に見えていることを、なんでブレインコロニーがやっているのかな。
まぁ、ここまで見てきて、けっこうブレインコロニーはアホなヤツ多いんで(笑)、気付いていないのかもしれませんが。
この辺りはネルヴァルとナミとの会話と、秋葉とクサンチッペの会話を順繰りに移していて、
意味が通るような流れでありながら、上記のように「ん〜?」となってしまう気持ち悪さが良いな。
なんにせよ、今回秋葉が箱に入れられちゃっいまして、なんとなく9話のような状況になりつつあるねぇ。
ってゆーか、公式のあらすじで盛大なネタバレしているんですけど……。くっそー!知りたくなかったよっ!!

順番逆になりましたが、Aパートの方は、アバンで前回盗られたレオパルドのミラーをあっさり奪還し、
なんじゃそりゃと思いつつ始まり、レオパルドコロニー内でのいつきらは結構ドタバタであった。
レオパルドコロニーの居住区地下へ行って、インフラ整備したら汚れちゃったいつきとブーミンが以前の温泉に入っていたら……、
というのはあらすじ通り、なのだが、正直、タコとかいつきの過去話の早送り(6倍速)はいらんだろ。
まぁ、タコは「風音キター!!」の演出に一役買ってはいたが、別になくても良いよな(笑)。
個人的にはそれよりも、スール理事長がかつてカークウッド大学で恐怖政治をひいた風紀委員長で、
ニーナ課長は過激反応分子であったとかいう過去話の方が気になったよ。人に歴史ありだねー。
まぁ、そんな感じでAパートは風音が帰ってきたという事がわかれば良い。といった具合だ。

今週のイモちゃんとブーミン
イモちゃんの方は特にこれといった所はないのですが……上記したように公式あらすじで盛大なネタバレをしており、いろんな意味で泣く。
うあーホンットにちょー知りたくなかったよぅ。
ブーミンは良いように使いっ走りされており、さらには空気読めないいつきのおかげで働き詰めな挙げ句、
タコに喰われて凍らされて、一命は取り留めたものの病院送りです。
相変わらずな役回りが妙にホッとしますね(笑)。

しかし、秋葉が捕まっちゃって、これが落ち着いたらクライマックスなんだろうなーという感じではあるものの、
やっぱり終わりに近づいている感じは全くないな。一体この物語はどこへ落ち着けようとしているのだろーか。


第20話「白銀の追跡」

オレも箱に入りてー。

そんな今回のお話は…
フルカウルの箱に閉じこめられた秋葉は、外へ出る方法も見つからず困惑していた。
その頃、レオパルドコロニーでは、いつきの目前でほのかが倒れてしまう。
病院に行こうと言ういつきだったが、ほのかは目的を遂げるまで行けないと答える。
一方、風音は異星人のステーション「プロキシマの冠」を戦力に加えるべくつつじとベンケイに取引を申し出る。
また、秋葉の奪還のため、いつきと時雨をカークウッドへ、同時にフォンを迎え入れるため、ほのかを地球へと向わせるのだった。
以上公式のあらすじ。

お話はというと、今後の展開の為の準備をしただけのような印象で、誰彼がどうした、という所まで。
どうなった、またはどうなるかは次回以降ということなので、今回としては各キャラが何をしようとしたかを理解していれば良い。
とりあえず、誰が何したを箇条書きにすると……
・いつきは秋葉救出、生徒会の方々はカークウッドに残された仲間救出、という利害が一致しているので風音の指示でカークウッドへ。
・ほのかは寿命を迎えつつあるが、地球へ本博士を迎えに。
・風音はつつじと取引し、ベンケイと共に木星からのジャンプアウト時に吹っ飛んでいったプロキシマの冠を回収させるよう仕向ける。
・それはネルヴァルの追撃を避けるための囮。
・桜、なんかを設計する。
・箱は2ちゃん。
・レオパルドコロニーは自己実現に必要な「冠」「剣」「花」のうち、剣の捜索の為にイースマス暗礁へ向かう。
・ウーレ人民共和圏の暗殺用ドロイドがネルヴァルのドロイドを襲う。
・暗殺用ドロイドをなんとか屠ったナミは、残骸に手を触れたとたん出てきたニードルに貫かれ倒れる。
って感じ。

上記のように、これからの為の動き出しを見せただけなので、お話としてこれといった所は特にないのだが、
気になる点はいくつかあり、まずは箱ですよ。なんだ、ただの2ちゃんか。
それは冗談としても、割と今さらなネタではあるものの、箱に入って出てこないっていうのはこれでよくわかるなぁ。
食料やらをあの箱でどうしているかはわからないが、あの中にいる限りは働かなくても良いし、きっと何かに困ることもないのだろう。
だがしかし、他人と直接接触がない以上、暮らしに不安がない以上のことがないので、
ネルヴァルのいう崇高な云々とかとはさっぱり結びついてこないんだけど、彼は何をしようとしているんでしょうねぇ。
それと割と突然出てきた「冠、剣、花」。以前出てきた冠は、まぁ、後でなんやかんやでいるんだろうなとは思っていましたが、
とりあえず、そんな重要項目らしきものは、ここまで何のフラグもなかったと思ったが、何かあったっけ?
なんかすごく後付け設定のような気がするんだよなー。こんなんなきゃダメじゃね?みたいなノリっぽさがイヤだ。
冠が出てきた時の話もなんか取って付けたような話だったしなー。
最後にナミなんですが……格好悪いよなー(笑)。
神楽、琴音があっさりと暗殺用ドロイドをやっつけたというのに、無効が勝手に自滅で棚ぼたな上に、最後っ屁にやられちゃうなんて。
でもまぁ、倒れてはしまったけれど、刺さった箇所としては命に支障があるような場所ではないので、特になんもなさそう。
しかし、9話の状況を考えると、案外しおらしくなるのかもねー。

今週のイモちゃんとブーミン
イモちゃんの方と箱の秋葉と画面越しに喋っていた(?)だけなので、今回は(も)ないのですが、
ついにあらすじでネタバレしていたアレがありそうです。あうう〜。知りたくなかったなー!
そしていつもの我らがアホアホコンビ、ブーとミンちゃんはニーナにしっかりお手伝いするんだよと言われ、
ブー「ボロ船にのったつもりで安心して!」ミン「それを言うなら泥舟でしょ」
と、いつも通りで安心です(笑)。


第21話「小さな勇気」

まぁ、私も悪いんだけどさ。

そんな今回のお話は…
箱に閉じこめられた秋葉には、ついにイモちゃんの声も聞こえなくなり、次第に居心地の良さを感じるようになっていた。
その頃、つつじとベンケイは風音との取引で「プロキシマの冠」を回収しようと太陽の近くにワープアウトしていた。
つつじに叱咤激励されたベンケイは「冠」を回収するために太陽へと最接近するのだが……。
一方、カークウッドへの潜入を試みていたいつきは、同行する時雨も地球孤児だということを知る。
以上公式のあらすじ。

公式に先行してあがっていた次回22話のあらすじをなんとなしに読んでしまい、
一番おいしい所を知ってしまったからってのもあるが、そうでなくとも今回はちょっとどうかと思うんだ。
お話の流れとしては、いつも通りに方々に別れた主要キャラをザッピング的に見せていくのだが、
やはり今回のメインとしては、イモちゃんのこともあるし、箱に入った秋葉が脱出する(箱に入ったまんまだが)って所だろう。
しかしだ、方々に枝分かれした方も見せていかなくてはならないわけで、そのおかげか上記メインがエラいあっさりなのだ。
あらすじにある通り、一旦は秋葉は箱の中が居心地が良いというふうに落ちてしまうのだけど、その後あっさりと復活してしまうのはどうなんだ。
見ていてピンチ感というものを全く感じなかったよ。ここはもっと尺を取るべき所なんじゃないんですかね。
秋葉が箱の魅力に落ちて「ああ、もうっ!」となる時間があってこそ、イモちゃんが必死に呼びかけていたことや、
実際の人との繋がりという所に感動できるし、今回のラストも盛り上がると思うんだけど、
一気に通り過ぎるもんだから、妙な白々しさを感じてしまったよ。
私としてみたら秋葉が箱に閉じ込められてから、2時間くらいしか経っていないような印象なので、
正直、秋葉が箱に閉じ込められる必要性があったのかどうかが疑問だ。
また、それというのも、あっちも見せなければならないし、こっちも展開しなければならないしで、
見せておかなければならないことが多い為に、全てが取って付けたような妙な白々しさを感じてしまい、
ベルトコンベアーでの流れ作業を見ているような気分になったよ。ただ淡々と(話を)こなす、みたいな。
私はそんな大量生産の既製品を見たいんじゃなくて、職人が魂込めて作った一点物を見ていたいんだけどなー。
まぁ、このアニメを作っている人達は一生懸命作っているんでしょうが。
なんか前回辺りの感想でも言ったような気がするが、まとめるのにいっぱいいっぱいっていう印象です。
9話なんかなくてもいーので、こっちに尺をもっと取って欲しかったです。

さて、その他はと言うと……すごい都合が良いのでどーでもいーやって感じなんだけど(苦笑)、
とりあえず端的に説明しておくと、太陽に冠を取りに行ったつつじとベンケイは、
冠を回収するも、外壁部が破損しつつじ死亡?と思わせておいて次回予告で生存確認。
ほのかはナミと琴音と戦闘になり地球に落とされ、ナミは前回の傷になんかあって発光、その影響で琴音のネルヴァルの刻印が消えた。
レオパルドはイースマス暗礁に着きました。そしていつきはナンパされた所をウルパパが撃退しておりました。
うん、間違っていない。とりあえずこのようなことになったことを知っておけば良い。
個人的には太陽へ冠を取りに行ったつつじとベンケイは、あんなに近づいたら普通あっさり蒸発しちゃうような気がしました。
そして最後はやはり以下に着いて語らねばなるまい。ということで……

今週のイモちゃん
月行政府がウーレ人民共和圏にそそのかされたかどうかはよくわからんが、
ネルヴァルの驚異のとばっちりをウケない為にカークウッドを攻撃。反物質爆弾を放つ。
そこへ通りがかったイモちゃんが、秋葉とその周りの人達やカークウッドの皆さんを守るために、身を犠牲にして突っ込んでしまいました。
い、イモちゃーん!! と大きい文字で書きたい所でしたが、上記したように流れ作業を見ているような感じなのと、
先行してあがっているあらすじを読んでしまい、イモちゃんが犠牲になることを知ってしまった為に何とも思わんかった……。
くっそー、知りたくなかったー。
まぁ、しかしなんだ。舞-HiME系譜のこのシリーズのことですからきっと大丈夫に違いない。
このアニメきっての人気キャラが死ぬはずないじゃないですかぁ。

あ、そーいえば、今回ブーミン出てこなかったな。


第22話「冥い旅路」

随分あっさり片付けちゃったな。

そんな今回のお話は…
ルヴァルの元に、カークウッドを狙いミサイルが発射されたと報告が届く。
ウーレ人民共和圏と月が手を組み攻撃を仕掛けてきたのだ。粛清のため月へ向かうネルヴァル・コロニー。
一方、宇宙を漂っていた秋葉はいつきたちに助けられるが、そこへクサンチッペが追撃してくる。
なんとかカークウッドへと逃げ込んだ一同だったが、そこで秋葉はイモちゃんが秋葉を助けるために犠牲になったことを知るのだった……。
以上公式のあらすじ。

冒頭の感想は、介入してきたウーレ人民共和圏と月政府を、ネルヴァルがあっさり氷漬けにしてしまったため。
人類VSネルヴァルという対決図式の中に第三勢力を加えて……な展開かと思っていたのだが、
これではイモちゃんをとりあえず舞台の外に出す為だけに配置されたように見えるなぁ。
こんなんならば、特にウーレと月政府が手を組んで云々の話はいらなかったように思えます。
まぁ、後でまた展開するのかもしれませんが。
さて、今回としましては、いつも通りにザッピング的に方々の様子を見せていくわけだが、どうにもまとまっていく印象がないな。
今回のメインとしては、イモちゃんがいなくなった事を知った秋葉が負抜けてしまうことと、
生きていた獅子堂元老院の人達による、重要であろう箱の事なので、今回はそれらに時間を使って、
次回辺りにそれ以外の事を見せていった方がよかったんじゃなかろうか。
せっかくイモちゃんがその身を犠牲にして、という事を知った秋葉というのがあるのだから。
なので、ザッピングザッピングでは、どうしても散漫な印象を受けてしまって、
「こうなりました」という報告を淡々と見ていたように感じになってしまうんだよなー。
そんなことだからか、秋葉のショックを共感する事が出来ず、前々から言っているように白々しく思ってしまう。
箱の話はなかなか興味深かっただけに、やはり今回は秋葉といつきらだけで話を進めるべきだったような気がします。

さて、その箱の事ですが、上記の通りなかなか興味深く、箱人間と赤い段ボール箱が繋がり、
また、ネルヴァル完璧な管理の箱ではもっとも人間が長生きできるはずなのに、箱の不良でもないのに中の人が死ぬという、
完璧なはずの計画にほころびを感じさせる出来事が興味を引く。
だけど、前々から私が言っているように、箱に人を入れて快適に暮らせたとしても、
他人との接触が一切ないのでは人口は増えないので、完璧にはほど遠いのだが、なんでそこに触れないのだろうか。
もしかしてそこが物語のネックだったりするんですかねぇ。まぁ、私の言っている事なんてそうそう当たりませんけど(笑)。
そーいえば、ハコちゃんって死んじゃったってことでいーんですかね?
今更出てきた段ボール箱の件もそうだけど、なんだか随分強引に折り畳もうとしている感じがするな。
でもまだ物語が終局へも買っている感がないのは何故なんだろう(笑)。ホントにこれキレイに終わるのかしら。

今週のイモちゃん
当然の如くいないわけですが、思うのだけど、前回の引きは今回の秋葉がイモちゃんが犠牲になった事を知り、
orzになるところで引っぱった方が良かったような気がしますな。
その方がもちっと盛り上がったように思えます。
しかし、最終的にイモちゃんを生き返らせる、もしくは無事だったというふうにするとしたら、どーするつもりなんですかね。
あ、そーいえば、今回もブーミン出てないな。あいつら何やってんだ?寂しいじゃないか。


第23話「秘剣、輝く」

し、白々しい。

そんな今回のお話は…
イモちゃんが生きていることを知った秋葉は助けに行こうとするが、風音に止められ拘束されてしまう。
その頃、イモちゃんは軌道喫茶「えにぐま」で、ネルヴァルとナミに会っていた。
彼女のカークウッドを救うための行動に心を動かされたネルヴァルは、イモちゃんと話をしたいと申し出るのだが……。
以上公式のあらすじ。

な?イモちゃん生きてたろ?
おそらくは皆そうだろうと思っていたはずだし、もちろん、私もそう思っていたわけで。
そういう事が頭にある中で、イモちゃんを失ったとして凹む秋葉であったり、
ビンタして秋葉に説教するいつきであったり、イモの代わりに私が守るとか言うほのかであったり、
そんなんでなんか立ち直っちゃう秋葉を見ても、正直全然説得力ねぇ。
イモちゃんファンの私としては、もちろん彼女が生きていてくれて嬉しいのではあるのだが、
お話として、今回のような(安っぽい)ドラマがあるのであれば、
むしろイモちゃんにはお亡くなりになっていただいた方が、お話として成立したような気がしますな。
「ここいらで盛り上げどころ作っておくか」みたいな印象で、ホントにチープなドラマを見ているような気分になりましたよ。
思えばあと3話しかないというのに、これでいーんだろうか?

さて、今回お話の展開としては、レオパルドの装備が揃って、秋葉が立ち直り、クサンチッペを撃墜したって感じ。
隕石に偽装した「剣」こと、レオパルドの本当のミラーは、獅子堂元老院の目の見えない女性のダウジングでないと探せないとかいきなり出てきて、
その脈絡のなさに「なにそれ?」と思ったり、獅子堂誤姉妹は、
「全てを見通す目」の風音、「戦う力」の琴音、「天才的頭脳」の桜、「アンチQT」のナミ、そして「希望」の秋葉、
それらは神楽から受け継いだ云々な話も出てきて、あぁ、やっぱそれぞれ役割があるんだーなどと思いましたが、
まぁ、ぶっちゃけ、だからなんじゃい、ってなもんですよ。特にそれが何だという所もなかったしなー。
最近は内容の白々しさもあって、全然中身に興味持てないなぁ。
という事で以下。

今週のイモちゃんとブーミン
な?生きてたろ?
イモちゃんに関しては前述の通りなのですが、やっぱイモちゃん可愛いよなー。
ブーミンの方は、偽装した剣の護送中の会話、
ブー「なんかアレみたいだね。えっと、アジフリャー!」
ミン「やだ、なんかお腹空いてきた……」
の台詞が和みまくり。ってゆーか、相変わらずで何よりだ(笑)。
どーでもいーけど、名古屋人はエビフライをエビフリャーだなんて言わないですよ?あんなのメディアの策略です。
名古屋弁はさておき、ブーミンは戦闘でもいい所を見せており、久々に大活躍で嬉しい限りです。
もう、このアニメに期待する所としては、この三人だけだなぁ。
ってゆーか、まったく終局に差し掛かっている感じが全くしないんですけど、いーんですかねぇ。
ま、今更の話ですが。


第24話「終末の呼び声」

剣は「妖刀」なんだって(笑)

そんな今回のお話は…
イモちゃんが生きていることを知った秋葉は助けに行こうとするが、風音に止められ拘束されてしまう。
その頃、イモちゃんは軌道喫茶「えにぐま」で、ネルヴァルとナミに会っていた。
彼女のカークウッドを救うための行動に心を動かされたネルヴァルは、イモちゃんと話をしたいと申し出るのだが……。
以上公式のあらすじ。

いやもう、なんかお話とかどーでもよくなってきたわ。すごく……興味ないです。
剣は「妖刀」なので、取り付け手順を端折ったたら、レオパルドが「プリンス・オブ・ダークネス」になっちゃった。
ってなんだよ!(笑)割りとSF的なテクノロジーの設定を作っておいて「妖刀」なんて単語を普通に出してきたり、
「プリンス・オブ・ダークネス」なんてネーミングセンスを疑っちゃう固有名詞が出てきたり、
正直、ホント、なんなんだろう?と思ってしまったよ。
まぁ、元々サイエンスフィクションとは思っておらず、以前の感想に書いたようにスペースファンタジーという認識ではいたものの、
こうまでおかしな方向に持っていかれると、「なんじゃこりゃ?」くらいの感想しかねぇよ。
メインキャラクターの秋葉・いつき・ほのかは、相変わらず白々しいドラマを演じているし、
ナミは言っている事がその場その場で違う支離滅裂だし、そのくせ知ったふうな口をきくし(ま、これはそういうキャラでもあるが)、
なんかポッと出る新設定だとか、それに伴ってガラリと変わる展開とかとか、かなりうんざりしてきた。
唯一幸いなのが、この物語が後2回で終わるという事だ。
と、いうわけで、ホントに感想も何もないよ。
もう後は、後2回だというのに全く終わろうとする気配のないこの物語を、どう折り畳むのかという事くらいしか興味がない。
変に捻るくらいなら、普通に進んでいけばいいのになーと思いました。

今週のイモちゃんとブーミン
相変わらずの愛らしさは良いのですが、彼女はちゃんと最後に役割があるんだろうな?
もしや、前々回だかの「死んだ?」と思わせるためだけじゃないだろうな。だとしたら悲しい。
ブーミンさんも相変わらずで何より。ってゆーか、最初から最後まで変わらないのは彼女たちだけだな。

しかし、ホントに終わる気配がないなぁ。ま、このシリーズはいつもそんな感じではあるが。
なんかあっという間に片付けちゃうような気がするなぁ。


第25話「黄昏れる神々」

苦笑しっぱなしだったよ。

そんな今回のお話は…
50年前のミラーを取り付けたレオパルドはその妖刀の力で「プリンス・オブ・ダークネス」へと変貌してしまう。
一方、秋葉はQTアームズでネルヴァルへと向かうが、そこに待っていたのはナミの激しい攻撃だった。
そしてナミの支配から解き放たれ秋葉の元へと集うイグジステンズたち。
戸惑うナミにアレイダ=神楽は「イグジステンズは秋葉のもの」と告げる。その言葉に衝撃を受けたナミは……。
以上公式のあらすじ。

たぶん、今回の目玉は秋葉VSナミだったと思うんだけど、なんていうか、全体的に話がグダグダ過ぎて、
オレは一体どーしたら良いのか分からんよ。
黄金銃はただの端末かと思ったらなんかピョーっと出るし、それでナミを撃つし、
そしたらナミからなんか出るし、それはアンチQTみたいで神楽は元に戻っちゃうし、
ナミは言っている事が支離滅裂だし、ネルヴァルはあっさりやられるし、相変わらずの白々しいドラマだし、
秋葉は悩んで決意してまたすぐ悩むし、でもその後すぐにまた決意だし、もう苦笑せずにはおれんでしょ。

まぁ、ここんところそんなんばっかりでしたので、今更どうにかなるものとは思っていなかったし、
お話の方はもうどーでもいーんですけど、今回すごく気になった、というか、納得いかん事がありまして。
いや、納得いかん事ばかりなんですが(笑)。
ネルヴァルがレオパルドの攻撃に沈んで、ナミが「喫茶えにぐま」をぶっこわして出てきたじゃないですか。
以前、秋葉の夢の中で「何かあったらこれを見てね」と貼付けておいたメモごと。
私はてっきりそのメモが重要なフラグなんだろうとずっと思っていたのだけど、どうも全くどーでも良かったみたいですね。
って、おい!あれだけ何かありそげに見せておいてそれはないだろうよ。
その後も全くそのメモについて触れないしなー。それならそのシーン自体が全く必要なかったってことじゃないか。
と、いうか、あのメモの処理に困って「ええい!もうもう燃やしちゃえ!」としてやったようにしか思えないよ。
せめて何を書いたかくらいは説明したらどうなんだ。もうホントにグダグダだよ。

まぁ、けど、これも次回で終わりかと思うとホッとしますな。
しかし、まったく終わる感じがしない上に、盛り上がってもいないのはどーなんだろうなー。
だいたいキャラが多過ぎる上に、主役の秋葉が特にどうもなっていないんだよなー。
このアニメで何をしようとしていたのかがさっぱり分かりませんよ。


第26話「あしもとに宇宙(そら)」

あー終わった終わった。

そんな今回のお話は…
プリンス・オブ・ダークネスを倒すために向かった秋葉達。
コロニー内部への侵入は成功するが、展開された超空間断層により先に進めなくなってしまう。
同じ頃、レオパルドの周りにはネルヴァルとベンケイ、クサンチッペが集結していた。
風音はネルヴァルに手を組むよう申し出る。一方、神楽はナミと対峙していた。
以上公式のあらすじ。

これでもうグダグダな話を見なくてもいいのかと思うと、なんか清々しい気分だ。
お話はもはや語るべき所はないんだけど、正直、どうも話としてはすっきりしないと言うかなんと言うか。
神楽の「ごめんね」は視聴者に言っているのかと思ったよ。そらナミも「はぁ?」とか言うわ。っていうかオレも言ったわ(笑)。
見事に強引にまとめました感がものすごかったですね。最終回の感想としてはそんなものです。

さて、最後なので全体としてですが、簡潔に言うと竜頭蛇尾だ。
物語の始まりとしては良かったが、中盤以降の迷走っぷりは酷い。
なにもない少女秋葉が、最終的になにかを見つけ成長するわけでもないし、タイトル通り宇宙をかけるわけでもないしなぁ。
まずその辺からしてどんなもんかと思う。
こんなグダグダになるのであれば、むしろ単純にネルヴァルと人類の対決にしておいて、
レオパルドの自己実現の為に、あっちこっち行っていた方が良かったような気がします。
あとキャラが無駄に多い。獅子堂は五姉妹である必要はまったくなく、末っ子の桜なんてほとんど出番ないし。
エミリオやネネコとか生徒会の連中も、最初にあれだけ何かありそげに見せておいて、特に何もないのなら出す必要はなかったよなぁ。
神楽も生きている必要は特になく、むしろ生きていたからこそ、風音や高嶺の役割が今ひとつ宙ぶらりんになってしまった。
キャラクターという所ですごく納得いかんのが風音で、彼女は何でも自分で出来てしまうような能力の高い人なのだけに、
秋葉やレオパルドやナミみたいな、やっても出来ない人間や、自分の殻に閉じこもっちゃう人を理解できてなくて、
命令口調で上からがーっ!と言っちゃうんですよね。
それはそれでいーんです。それは現実でもありがちな事なので。
でも、でもね。あーゆー言い方されると言われた方は絶対動かないんですよ。私も出来ない側の人間なんでよーく解る。
そこでだ。私は風音がそれを理解して話し方を変えるのだろうと思っていたし、そうあるべきだと思うのだが、
それは変わる事なく最後まで行き、そのまま終わるのである。な、納得いかん。
この物語でだれか何かしらの成長なりを見せたであろうか?唯一それをみせたのはつつじだけである。
彼女だけが自分の信じる道を見つけ出し、その実現の為に見事な行動力を発揮してくれた。
その他は白々しいドラマを演じていただけだ。それのどこを見ておもしろいと言えるのか。
ナミのフォローもなかったしなぁ。どうにもお話が宙ぶらりんのまま進んでそのまま終わってしまったように思えました。
ただ、話を構成する素材は良かったと思うんだ。事実、始まってすぐはわくわくしながら見ていたわけだし。
どういう方向に持っていきたかったのかがさっぱり解らず、彷徨っている間に終わってしまったという感じだ。
この物語はもっと上手くやれたのではないかと思うだけに残念で仕方ない。
正直、2クール分の時間を割いて見るべきアニメではなかったです。
なんでこんなんになっちゃったのかなーと、疑問だけが後に残りましたよ。


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