うたわれるもの 1〜13話

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第1話 招かれざるもの

もともとはWinのゲームらしいのだが、Macユーザーの私はよく知らない。
なんとなく公式みておもしろそうだったので見てみたらなんとなくおもしろかった。
というか世界観がけっこう好き。
簡単にいえば「異世界ファンタジー」なのだが、世界としては和風でありながら、
獣の耳や尻尾がある亜人種や馬のかわりの動物が西洋チックなのがおもしろい。

話はさすがにまだ大怪我を負って記憶をなくした主人公と、
彼が助けられた村の説明程度で終わってしまったが、独特の世界観と見せるのには十分だったと思う。
というか、別段のっけから何かを気にさせるような内容ではなかったのだが、
RPGの導入部分をみるような(元々SRPGらしいのだけど)早く話を進めたくなるいい導入部分だったように思える。

キャラクターも亜人種の優しいヒロインや引っ込み思案(?)なその妹など、
モロ王道的なキャラが出てきたが、別に嫌みでもなくむしろかわいい。つかしっぽがあるのが反則だ(笑)。
そもそもわたしは犬や猫などの尻尾をさわさわして(´д`;)ハァハァする質なのだ。
そのしっぽがかわいい女の子についてればそりゃもうって感じである。
しかも「性感帯」らしいし(´д`;)ハァハァ
え?みんなは動物のしっぽ、触りたくならないんですか?えぇぇ?
モフモフしてるのとか、ツヤツヤしてるのとか、しっとりしてるのとか、
色々個性があっておもしろいんですよ?ま、嫌がりますけどね(苦笑)。
もし動物のしっぽを触る機会があるなら優しく触ってあげてくださいね。

前述以外で気になったのは、OP見る限りどうやら戦争になるみたいで、
OPでは戦闘の動きもなかなか良い動きをしていたことだし今後に期待したい。

どーでもいいけど今回のラストの「森の主」、OPでネタバレしてるやん。
ヒロイン「エルルゥ」の妹「アルルゥ」が上に乗っかってたよ。
一悶着して仲間になるのかな?


第2話「荒ぶる森の王」

これまたRPG然としていて素直に楽しめた。ゲームで言えば最初のイベントってところですかね。
話は人を襲い始めた森の主である白虎ムティカパを倒し、主人公である仮面の男に名が送られるまで。

主人公ハクオロはどうやら戦闘要員じゃなくて軍師的な何かなんですかね。
ムティカパ退治の時や村人を説得するときの口上なんかからそんな感じをうけましたな。
前回、仲間になるのかなぁといっていたムティカパは、ハクオロの策にはまり死んでしまった。
やはり私の予想は当たらないなぁ(苦笑)。
ま、私の予想はどーでもいいとして、ムティカパ退治はピンチもあったりでそれなりに楽しめた。
だが、今回のキモはむしろその後の方で、ルルゥが拾ってきたムティカパの子供を、
ハクオロが見事な口上で助け、村長から名前をもらい、アルルゥの信頼を得る流れがゲームのシナリオ的で割と気持ちいい。
だが、アルルゥが引っ込み思案というより、なんか変な娘に(笑)見えてしまうのが残念なところ。
どーでもいーけどOPでアルルゥが乗ってたのは、今回拾ったムティカパの子なんだね。

ともあれ、今回で導入部分は終わりで、OPで次々とでてくるキャラ達が、どう絡んできて、どう仲間になるかが楽しみです。

ホントどーでもいーことなんだけど、ハクオロは顔がかゆくなったらどうしているんだろう(笑)。


第3話「紫琥珀」

全体的にはおもしろかったのですが,途中突然話が切り替わったのがとても気になってしまいました。

ハクオロと村長が謎の砦へ赴いて、剣士オボロとその妹で病気の少女ユズハと会うあたりまでは
普通に見ていられたのだが,ユズハの発作が収まった後、いきなりオボロが追われいるシーンに切り替わってしまってビックリしてしまった。
それまでの流れと何の関連性が見られなかったので、これは一体どういう事なのかと考えてしまったですよ。
今、冷静に考えると村長がユズハの往診をしてくれる見返りに、村から無駄に搾取される税を密かに取り返すオボロ達という事を考えれば、
その辺の関係で追われていたととっていいのだろう、たぶん。そういう事が全く見えなかったのが残念。

残念と言えばヒロイン(なんだよね?)エルルゥの出番があんまりなかったなぁ。
今時ない直球ド真ん中ストレート勝負な彼女が個人的に好印象なのだが。
変に露出があったり媚びた感じがしないのがいいです。素朴な田舎娘的な所が私の心を鷲掴みです。
あと、アルルゥが拾ってきたムティカパ様(白虎)の子がいつOPみたく、
アルルゥを背中に乗せるくらい大きくなるか密かに楽しみにしてたりします。
動物けっこう好きなんですよ。


第4話「戻れぬ道」

お、おばぁちゃーん!(;´Д⊂)
アルルゥをかばったおばぁちゃんが権力者によって殺されてしまいました。おのれ権力者め!
というわけで、村のみんなで領主を追い落とす事となりました。
ま、いわゆる一揆ですな。武器が竹槍一本ってことはないから安心だ(笑)。

領主を追い落とすという話の流れはまぁ良いのだが、描写が足りないのがちと気になりました。
見ていた感じだと決起してからすぐ行動したように見えたが、兵力に差があるのだし、せっかくハクオロがいるのだから、
彼が村人に指示を出すような場面があればもっとおもしろかったかもしれない。
それと領主を捜すシーンもあれば緊迫感が増したような気がします。
アクションシーンは各キャラクターは動いていましたが、敵兵が動いていなかったのが残念。
これでは迫力に欠けますな。

話の流れとしてはおもしろかったのですが、細かい描写がなかった分あっさり味になってしまいました。
平穏な村が戦乱に巻き込まれる事となるであろう序曲なのだから、もっとドラマチックな何かが欲しかったところ。
おばあちゃんの死ももっと大袈裟に泣かせに走っても良かったんじゃなかろうか。

ともあれ、一揆を起こしてしまったことで朝廷から討伐隊がくるとのこと。これからの村はどうなってしまうんでしょうねぇ。
このままでは戦力不足なので強力な何かがほしいところですが。
領主のドラ息子(だったっけ?)ムワンギも狂気をはらみつつどこかへ行ってしまったのも気になりますな。
次回が待ち遠しいです。

今回のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
おばあちゃんが亡くなって傷心のエルルゥとアルルゥだったのですが、
彼女らは今後なにか重要な役割を持つんですかねぇ。出番少なすぎですよ。
そしてムティカパ様の子は今回小活躍といったところですか。まだちっこいので戦力にはならないけど、いつ大きくなって活躍してくれるか見物。
つかアルルゥが名前いったけど良く聞きとれんかった。クロゥでいいのかい?
(無論違う(笑)、クロゥはベナウィの右腕の人。ムティカパ様の子の名はムックルです。/2006.11.13追記)


第5話 森の娘

今回はとてもおもしろかったですよ。
エルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様も大活躍です。

さて、前回陥落させた藩主(領主じゃないのね)の屋敷に陣を構えるハクオロ達。
オボロ達、砦の人たちも本格的に合流し戦力面では多少それらしくなってきた。
話としてはハクオロ達を討つための討伐隊が他の集落を襲い、そこで侍大将ベナウィ達と戦闘。
やられかけるがアルルゥ&ムティカパ様に助けられる。
一方、ワザと負けて帰ってきた侍大将ベナウィは解雇され、かわりにあの先回狂気をはらみつつ去ったムワンギが侍大将になってしまった。
って
感じ。

話の展開的に関係のない集落が襲われたことで、ハクオロの言ったとおり他の集落も協力せざるを得なくなり、
足りない戦力をどう補うのかという問題を上手く解決したな。
関係のない集落を襲うという割と強引な展開も、やったのがベナウィ達でなく、ムワンギがやったということでその辺の強引さが気にならない。
上手くシナリオを作ってあるなぁ。
重税に苦しむ民を憂いていたベナウィも今回で解雇され、次回のサブタイ「集う力」を考えるとやはりハクオロ軍に入るんでしょうが、
そういう前振りも綺麗にはまったと思う。

戦闘も先回のようなしょんぼりするようなモノでなく、しっかり動いていたし構図も良く、
ハクオロ、オボロ、双子ちゃんたちの見せ場もしっかり作りつつ、
だんだんと追いつめられていく様子がよくわかるなかなか良いアクションシーンでした。
戦闘時はこれくらいのクオリティを保ってもらえれば見てるこっちも嬉しいが。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
まずムティカパ様の名前は「ムックル」でした。しかもでかくなってる!
アルルゥが蔵にこっそりとムティカパ様いれちゃったおかげでさらにでかくなり、
OPのように背中にアルルゥを乗せハクオロのピンチに駆けつける大活躍です。
水に濡れなければ刃を通さない毛をもつムティカパ様は、戦力的にも役割が大きいですな。
さて、戦闘に参加しないエルルゥの見せ場はというと、
危険だから村に戻れというハクオロに、自分がいないとご飯がまずくなるとか、
洗濯する人がいなくなってみんな臭くなっちゃう等、かわいらしい反論をして私を和ませていただきました。
がんばれエルルゥ、きっといつか君の想いは彼に届くさ。
エルルゥはさらにムティカパ様に押し倒され胸をフニフニされるというサービスシーンが!
アルルゥ曰く「かわいそうだって」ということだが、要約するとムティカパ様曰く「エルルゥ、おめーおっぱいちっせーな」と言うことらしい(笑)
私はそのシーンの前にムティカパ様がお腹空かせてるということがあったので、
てっきりエルルゥから母乳を飲もうとしているのかと思いましたよ。乳首せめてたし(笑)
ぶっちゃけ、そのシーンでちょっと興奮したことは内緒にしておいてくれ。

と、いうわけで今回は前半のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様によるほのぼのシーンと、
後半の戦闘&戦況のシリアスシーンのメリハリが上手く利いて、とても楽しく見ることができました。
毎回こんなだといーなー。


第6話 集う力

前回のこともあって続々と近隣の集落も協力してくれるようになり、戦力的にも人員的にも充実してきましたな。

今回のお話はインカラ皇城攻略の策を練るハクオロ達だが、関所の向こう側の村々との協力が不可欠と知る。
そんなおり、その関所の向こう側の村もインカラ皇の討伐隊に襲撃され、ハクオロ達に助けを求めに来た。
図らずも関所の向こう側と協力関係を得たハクオロは関所の攻撃に打って出る。
という話。

ここへきてようやっと軍師っぽくなってきたハクオロ。
関所襲撃の際の挟撃の策などあったのだが、それをハクオロが指示するような場面がなかったのが残念。
挟撃のポイントであった双子ちゃん達にハクオロが「やってもらいたいことがある」と呼び出す1カットでもあればよかったのだが。
襲撃の最中に「そういうことになっていた」といった感じで話が進んでしまったので、敵の裏をかいた感が出なかった。
それと双子ちゃん達がの足が速いという設定が突然出てきたのもどうかと。それ以前にそのことがわかる何かを入れるべき。
そういう話の流れの中での押さえるべきポイントを押さえて欲しかったなぁ。
次回、もう城の攻略?良くはしらんがはやくね?

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
アルルゥ&ムティカパ様はほとんど出番なし。
エルルゥも非戦闘員にしてはそれなりに出番はあったのだが、特に何もなく。
とりあえず、ハクオロ達の軍勢が大きくなればなるほど、彼の立場も上がっていき、彼女らと接する機会が少なくなっていく。
そのことにエルルゥとアルルゥも憂慮しているご様子。
知らず知らずにハクオロと彼女らとの間に生まれた溝をどう埋めるかも見どころですな。


第7話「皇都侵攻」

ついに皇都の攻略までこぎつけました。
ちと早いような気がしますが、話は先が長そうなんで仕方ないところか。

ということで、サブタイ通り「皇都侵攻」し、圧政からの真の開放を目指します。
つか国を丸ごと落としちゃいましたか。農民パワー恐るべし。
さて、前々からハクオロが指示を云々とここで書き続けた甲斐あって(笑)、今回は彼があれこれと指示を出す場面がけっこうありました。
これで彼が全軍を上手く仕切っているように見えてなかなか良かったです。
欲を言えば攻城戦ですのでもっと戦略的な細かい指示を出してくれれば、と思ったけれど、まぁ、あまり文句は言うまい。
これまでに比べればかなりソレっぽくなっています。

話的にはベナウィに替わって侍大将になったムワンギは、攻城戦の前にハクオロたちに捕まりましたが、
エルルゥにより縄を解かれどこかへ去っていきました。
彼の所業的には斬首されても文句は言えない立場ですが、エルルゥの彼を殺そうとしないところに、彼女の優しさと強さが垣間見ました。
エルルゥは何も言いませんでしたが、きっと生きていくことの大切さと大変さを教えたかったんでしょう。優しい娘だなぁ。
一方ベナウィは敗色濃厚となったことで、王に最後は潔く切腹せよと進めるが、まぁ、あのしょーもない王がそんなことするはずもなく、
結局ベナウィが手を汚し、ハクオロと一緒に終戦宣言をしました。
これで国は圧政から開放され、新しく国の名もエルルゥ達のおばあちゃんの名トゥスクルとし、新たな道を歩き始めることとなりました。
真・女神転生のED風に言うなら「破壊は終わり、これから創造がはじまるの」って感じでしょうか。

ラストは別の国の背中に羽を生やした人たちがトゥスクルの話を聞き、親善大使として、OPで出てくる天使ちゃん達がくるようです。
これから話がどう展開するのか楽しみですね。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
エルルゥに関しては上記の通り、ムワンギのところで見せ場がありましたが、アルルゥ&ムティカパ様はほんのワンカットのみでセリフすらなかった。
だけど次回、密かに出番を楽しみにしていた黒い羽根の天使ちゃんと一緒に遊ぶご様子で、いろんな意味で期待が持てそうです。ワクテカ。


第8話 調停者

ほのぼの(´∀`)
今回はそんなお話でよかったですよ。

さて今回のお話は皇になったハクオロは戦後処理に忙しい身。
そんななか、ウィツァルネミテア(神様の名前らしい)を奉る神官の一族の皇女ウルトリィが使節団としてやってくる。
それとは別に彼女の妹カミュも彼女らとは別に内緒でトゥスクルにやってきていた。
彼女らはでトゥスクルで過ごす中で、ウルトリィはエルルゥと、カミュはアルルゥ、ユズハ、ムックルことムティカパ様らと心通わす。
そんな彼女らと見るハクオロは「こんな日がずっと続けばいい」と思うのだった。
そうしてウルトリィ達はハクオロ達と親睦を深め帰っていった。
って感じ。

まあ、先に身も蓋もない言い方をしてしまうと、次回をより悲劇的にするための一手ですな。
平和な幸せな日々を今回見せて置くことで、次回の急展開にひとつまみのスパイスを入れることになるってわけです。
ま、次回予告がとても急展開しそうな予告だったので、そう思っただけなんだけど。

今回はそーゆー先読み抜きにして、今まで割と殺伐とした展開だっただけに、このほのぼのな展開は見ていて気持ちよかったです。
ウルトリィはエルルゥの良きおねえさんとなってエルルゥの心を癒しました。
そして黒い羽根のカミュがアルルゥ、ユズハのお友達となる件では、無邪気なカミュと人見知りするアルルゥのちょっとした小競り合いや、
ムックルの背に乗って遊ぶ三人をみると心和みますなぁ(´∀`)。
三人+1匹でお昼寝の姿なんかみると、ハクオロじゃないけどほんとこんな日が続いたらいいねと思っちゃう。
それ故、次回予告の急展開?っぷりが一体どーなるのかたのしみなのですが、あんまり鬱な展開にはしてほしくないなぁ。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
黒い羽根の天使ちゃんカミュのおかげでとてもよいアルルゥを見させていただきましたよ。
友達になりたいカミュと人見知り故警戒するアルルゥの小競り合いにはホント和みました。
友達になるきっかけとなったハチミツですが、ま、アルルゥの好物なのだけど、
アルルゥがパクついてるところとか見たかったなぁ。あっ、もしかしてOPで食べてるヤツもハチミツなのか。
エルルゥの方は、ウルトリィおねえさまに心のつかえをとってもらったって感じ。
彼女は今まで姉という立場もあって、色々ガマンすることが多かったので、
ウルトリィという良きおねえさんが出来たのはいいことです。
さて、われらがムティカパ様なんですが、彼の毛は水に濡れない限り刃を通さないという特殊な毛なんですけど、
アルルゥ、ユズハ、カミュがムティカパ様に寄りかかってお昼寝してるところをみると、
きっとすんごい肌触りがいいんじゃないのかな?かな!
やべぇ!おれもムティカパ様に抱きつきたい!(´д`;)ハァハァ
なんか俺だと命がけになりそうな気がしますが。


第9話 禁忌

前回の次回予告を見てどんな急展開が待っているのかと思ったら、特に急展開ということでもなかったなぁ。

お話の方は、
突如、隣国(かどうかは知らないが)シケリベチムの使者が、「天子ニウェに絶対の忠誠を誓え」と勧告してくる。
あまりの無礼に怒るオボロであったが、ハクオロは冷静な態度で、「急な話なので返答はまた後日」と返事を先送りする。
シケリベチムとの戦力差は約十倍ほどもあるが、ハクオロは彼らとの戦は避けられないと悟っていた。
程なく、シケリベチムがトゥスクルに侵攻。ハクオロは策をもってこれを迎え撃つ。
って感じ。

今回のハクオロの策はなかなか良かったです。
まず、砦を一つ空にして放置し、別の砦にベナウィ、クロウの主力を配置し敵主力を足止め。
その間にオボロと双子ちゃんの隠密部隊が、明け渡した砦に格納された敵兵糧に火薬をセット。
火薬が爆発した後、別動部隊が残った敵兵糧の奪取と補給路を断絶。
補給路を断たれた敵主力は退却せざるを得ない。
ハクオロ版空城の計と言ったところでしょうか。彼は戦をわかってるなぁ。
それはともかくとして、ちゃんとオボロほかにも指示を出していたし、策士らしい感じが出ていて良かったです。

今回のキモは禁忌であった火薬ですが、それに伴ったエルルゥとアルルゥ、ハクオロの関係も上手く見せていて感心。
火薬はエルルゥの祖母トゥスクルが禁忌として教えてくれた薬の調合。
エルルゥは祖母から絶対混ぜてはいけないと教わったことをしようとしているハクオロ。
不吉を覚えたエルルゥは戦場へアルルゥとムックルと共にハクオロを追ってしまう。
ハクオロはエルルゥ達が知らなくてもいいこと、自分がしていることをしって欲しくなかったのだが、
彼女の「私たちは家族でしょう?」の言葉にハクオロは全てを見せる決心をする。
いやぁ、彼は漢だね。もし自分だったら無理矢理にでもふたりを帰してますよ。
彼女たちにどう思われようとも、彼女らの願いに答えるこの度量と漢気。感心させられますな。男ならこうありたいものです。
ともあれ、ここ最近ハクオロとエルルゥの間にあった溝も、今回の一件で少しは埋まったんじゃないですかね。
あとはエルルゥの想いに気付いてくれればって所ですが。
この火薬の件でちょっと残念だったのは、ハクオロがその禁忌をどうして知っていたのかが語られていなかったこと。
かなり一般的でない薬の調合なのだから、知っている理由はいうべきだったと思うな。

今週のエルルゥ&アルルぅ&ムティカパ様
基本的に前述通り。
しかしアルルゥはムティカパ様と意志疎通ができるのな。いいなぁ。

次回、OPで出てくるでっかいハリセンもった彼女が登場。(でっかいハリセンでなく、でっかい剣ですね(笑)/2006.11.13追記)
どうやら傭兵のようなんだけど、せくしーな人なのかな。楽しみだ。


第10話 傭兵

新キャラのカルラさんが登場。
オパーイがせくしーなのもさることながら、怪力おねえさんなのでした。

と、いうわけでお話の方は、
人を売り買いする悪名高き国「ナ・トゥンク」の貿易船が難破。
船員は船を置き去りにして逃げるが、船底からカルラが一人生き延び、船員を皆殺しにする。が彼女は倒れてしまう。
救助のために駆けつけたクロウとオボロは、その唯一の生き残りカルラを助ける一方、万が一のため牢にいれておくのだが…
ってな感じ。

なんかこのカルラさんをとてもプッシュしているように見えましたが、なにか重要な役割を担っているんですかね?
そんな感じでお話は「カルラってこんな人なんだよ」的な話でした。
カルラというキャラの魅力は十分に伝わりましたが、話の作り方としては今ひとつ、かな?
今ひとつの理由として、カルラさんのバックボーンなり背景があまりよくわからなかったのと、
あの体でなぜあんなに怪力なのかという理由がなかったことなんだけど、
それは、後々わかるようになるような感じだったので「かな?」をつけてみた。
カルラさんがどんな人なのかがよくわかる話だっただけに、全てを見せろとは言わないが、
もうちょっと彼女の背景にあるものがわかるようにして欲しかったな。
彼女が個人的にとても好印象なキャラだっただけに、そういう背景がわからない分ちょっと薄っぺらく見えてしまったですよ。
まぁ、そのうち彼女の過去とかその辺のことでイベントありそうだけど。

さて、そのカルラさん。上記したとおりとても好印象です。
飄々としていながらちょっとおねえさん的なところが良いです。怪力っていうのもポイント。
それにおっぱいがたゆんたゆんですよ。エルルゥも見とれちゃいましたし。
今回から天使ちゃんズことウルトリィとカミュがトゥスクルに常駐となったわけですが、カルラさんはウルトリィとなんかいい感じ。
いい感じってゆーのはカルラさんが「(看るから)服脱いで」といったエルルゥに、
「そーゆー趣味があるんだ?」なんて冗談とばしたりしてたもんだから、百合な人なのかなーと思ってしまったんだが、そうだとうれしいんだけどなぁ。
そんなカルラさんですが武力もすごい。
侍大将ベナウィに匹敵するどころがそれ以上の武力をもっていますな。
つかカルラさんひとりで一個大隊くらい相手に出来そうなんですけど。
ともあれ、人員不足のトゥスクル軍にとっちゃいい拾いものしましたな。
どーでもいーけど、なぜか「さん」をつけて呼びたくなるお人だなぁ。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
エルルゥのほうは前述したとおり、カルラさんにからかわれて赤面しながら怒ったりとかわいかったです。
エルルゥは田舎娘なのでそーゆーえっちなことに免疫がないご様子なので、
ここはいっちょカルラさんが何も知らない田舎娘にイケナイ事を教えちゃったりすると、とみーさん(´д`;)ハァハァしちゃうんですがダメですかね?
アルルゥもカルラさんにお花の首飾りを作ってもらって、「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう」
といつもの引っ込み思案っぷりがかわいかったですよ。
ムティカパ様は…なんか今回はいつもよりデカかったな。
そんなデカかったムティカパ様みても驚かないカルラさんは大物だとおもたよ。

次回、OPで出てくるピンク髪の剣士ちゃん登場。
アーンド、アルルゥが号泣してましたが!一体なにごとかしら?


第11話 永遠の約束

オ、オヤジさーんっ!ヤマユラのみんなーっ!(T T)涙ドプァ!

今回のあらすじ。
シケリベチムに対抗すべくウルトリィを使節とし近隣諸国と同盟を結ぼうとするトゥスクル。
その同盟の儀の最中、エルルゥ達の故郷ヤマユラが襲撃されたとオヤジさんが知らせに来る。
オヤジさんは皆が出撃したのを見届けると絶命してしまう。
敵は城のすぐそばまで来ていたが死を厭わない無謀な突撃を繰り返し、ハクオロを呪う言葉を吐いて全滅。動揺を隠せないハクオロ。
ヤマユラは焼き討ちされ村人の生存者無し、突然の襲撃してきたクッチャケッチャ国に使者を送るが切って返される。
あまりの代償の高さにハクオロはクッチャケッチャへの進軍をするのだが…

いきなりの急展開にビックリしてしまいましたよ。オヤジさんの死ぬなんて、あうう。
その時のアルルゥとエルルゥがまたなんといったらいいか。
寝かされているオヤジさんを必死に起こそうとするアルルゥには正直泣きそうになりました。
もうね、BLOOD+のムイの時以来のショックですよ。
ちょっと展開がいきなりな感はありましたけど、シナリオ的には上手いですな。

で、使者も切って返されクッチャケッチャへ進軍するのですが、いきなり待ち伏せされ囲まれてしまいました。
それはまぁ、一騎当千のヤツらがいますからその辺はいいとして、どうやらハクオロの失った過去が事態の元凶のようなのだが、
一体どんな展開が待っているんですかね。次回が気になって仕方ありませんよ。いい引きですねぇ。
ともあれ、大国シケリベチムに今回のクッチャケッチャ、ヤマユラの襲撃にハクオロの過去と話の展開のさせ方がとてもに上手いです。

ちょっとアニメーション的なことも少し。
今までもそうだったのだが、大規模戦闘の時などのさりげないCGの使い方が上手いですな。
大勢の兵士を上から写しているときや、画面手前から奥に大勢の人間が動くとき等にさりげなく使われているんですよねぇ。
CGを使うのは良いが完全に浮いちゃっているアニメが多い昨今、こういうある意味本来の手間の削減のために使うやり方は印象が良いですな。
その辺を誰が統轄しているのかは知りませんが、安定しておもしろいシナリオや前述のようなCGの使い方など見ると
このアニメは頑張って作ってると感じますね。

ここまで書いておいてなんだけどホントにCG使ってるかどうかは知りません(苦笑)。
見てそんな感じがしたもんですから。(いーかげん)
今回のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様はあまりに悲しかったのでお休み。
だって、エルルゥとアルルゥになんていっていいのか(;´Д⊂)


第12話 動揺

カルラさん大活躍!トウカとの一騎打ちは見事でした。

今回のお話は…
敵将オリリカンから過去の自分の残虐行為を聞かされ動揺するハクオロ。
戦闘はカルラの機転もあって事なきを得るが、双方とも損害が大きく引くことに。
城に戻ったハクオロだが自信への疑惑に苦悩するが、そんな彼を案じたエルルゥはしっかりとハクオロを信じ、彼を支えるのであった。
一方、義の戦士エヴェンクルガのトウカが、クッチャケッチャ側についている事で兵の士気が上がらない。
さらに持ち前の機動力を活かした神出鬼没の敵に戦果が挙がらないベナウィ達はは困り果てていた。
そんなとき、城を抜け出しヤマユラの皆に花を供えようと摘んでいたアルルゥとカミュが、敵の要所、渓谷にかかる吊り橋を発見する。
吊り橋を落とすため進軍するトゥスクル軍、だが吊り橋にはトウカ率いる防衛隊が待ちかまえていた。
しかし、カルラ以下一騎当千の主力を引き連れたトゥスクル軍に、ついにはトウカひとりになってしまう。
カルラがトウカを吊り橋に押し込み彼女を吊り橋と共に谷底へ落とし、敵の要所を一つ潰したが、義は一体どちらにあるかいまだ真相は闇の中。
って感じ。つかいろんな展開ありすぎてなげぇ!

と、いうわけで、内容はけっこう盛りだくさんで、やはり安定しておもしろい。
今回はどっちかっていうと戦闘メインではあったが、
エルルゥ&アルルゥ&ムックル&カミュなど、それ以外の所で各キャラがいい味を出していた。
戦況としては芳しくなく、義の戦士として有名なトウカが敵側にいるのが痛い。これはやっぱり兵の士気に影響が出ますな。
自分が逆賊の元で働いているかもしれないと兵に思われると、いざ戦闘時に統率力や戦闘能力にも影響出るからな。
早いとこ真相を明らかにしたいところだが、ここが序盤の山場になりそうだ。
そういう話の展開のさせ方は上手いと思う。

戦闘の方は、冒頭書いたとおりカルラさん大活躍。
前回からの戦闘ではハクオロをトウカから守ったし、吊り橋でも戦闘も一騎打ちの最中、作戦を優先し吊り橋ごとトウカを落とすなど、
将として他よりもかなり器のでかさを感じるな。
アニメーション的にもなかなかいい動きをみせてくれて好印象。
吊り橋での一騎打ちは短いながらも見応えがありました。
ひとつ難癖をつけるなら、カルラのあの大剣をトウカがあの細い剣で受けちゃうのはどうかと。
あの大剣は受けてもそのまま相手を剣ごと粉砕できるところが利点なのだ。そのためのあの重量と大きさなのだよ。
なのでトウカには受けさせないでかわして欲しかったです。
絵的にはガシガシ打ち合った方が派手で良いのだが、ちょっと細かいところに気を配って欲しかった。
それにしてもオボロはヘタレすぎ(笑)。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様&カミュ
みんなの田舎娘エルルゥはハクオロを想う健気さがとても良いですな。
ハクオロはそろそろ彼女の想いに気付いてやったらどうだ。俺はエルルゥの笑顔が見たいんだよぅ。
アルルゥはヤマユラの皆に花を添えようとする優しさが光りました。吊り橋発見にも一役買ったしね。
なにげにお姉さんより活躍していたりするが、エルルゥには黙っておこう。
ムティカパ様&カミュは城を抜け出したことをウルトリィに怒られ、
しょぼーんとしている姿が最高。特にムティカパ様(笑)


第13話 血塗られた戦い

エルルゥはいい娘だなぁ。(´∀`)

さて、今回のお話は…
義を重んじるエヴェンガルドのトウカが敵側に就いている噂が城下にも流れ、トゥスクルの民心にも動揺が走る。
ハクオロはまだ自分に疑念を抱き、毎夜、酒を浴びる。
そんな彼を見たエルルゥは彼を叱り、そして優しく励ます。エルルゥのおかげでハクオロはすこし自分を取り戻した。
そしてついにクッチャケッチャとの大規模戦闘が行われる。
ハクオロは敵将オリリカンを誘い出し、わざと単騎で逃げる。オリリカンから事情を聞き出すために。
だが、オリリカンはハクオロを見て怯え出す。彼がまがまがしい何かに見えるらしい。
その時一本の矢が放たれ、オリリカンの首を貫通する。
矢を放ったのはシケリペチムの王ニウェだった。全てはニウェの差し金だったのだ。
敵将オリリカンが死亡したことにより、勝利の凱旋をするハククオロらであったが、シケリペチムはトゥスクルに向けて進軍しているのだった。
って感じ。上手くまとまらんかった、あう。

というわけで、また新たな展開を迎え、これから一体どうなるのやら。
しかし、9話で出てきたきり(だったよな?)のニウェが今回の騒動の黒幕だったとは、ちょっと意表をつかれましたよ。
それにニウェの隣にはウルトリィやカミュと同じく背中に羽の生えた青年が。
しかも幻術を使ったとかニウェが言っていましたな。
今回、ウルトリィがカミュに戦争への積極参加は不可と言っていたところを見ると、彼女らとは同じ民族でも別口なのかな。

それと、結局ハクオロの容疑はニウェがオリリカンに幻術をつかって流言した、ってことでいいのか?
それとも幻術云々はあそこだけの話で、ハクオロの容疑は残ったままなんだろうか?
ちょっとその辺がはっきりしなかったのが残念。ま、次回見るとわかるのかもしれんが。
ともかく、話は次々と新しい局面を迎え、飽きさせない展開は見事だなぁ。

今週のエルルゥ&アルルゥ&ムティカパ様
エルルゥはAパートで大活躍です。エルルゥは優しいなぁ。
ハクオロを一途に支え続ける彼女に心打たれますよ。
それにしてもハクオロは彼女の気持ちに速く気付くべき(笑)。
アルルゥはムティカパ様とじゃれあってとても愛らしい姿を披露してくれましたな。
つか、ムティカパ様にあんなこと出来るって事がうらやましい。きっと肌触りいーんだろうなぁ。ポワワ。
そのムティカパ様はアルルゥに「ゴハンはまだ!」と言われ、(´・ω・`)ショボーンとする様が素敵です。
ともかく、このふたりと一匹に慕われるハクオロは幸せ者だよな。


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