プレイをしている最中にボールの栓が外れてしまってプレイに支障を来したり、空気が抜けてしまってボールの弾みが悪くなってしまい、プレイが出来なくなってしまった経験ありませんか。
栓はボールの表面より出ているのでこのタブがラケットのガットに引っかけられて外れる場合がほとんどだと思います。
こんなことはボールの構造上避けられないものですが、ちょっとした工夫で外れ難くすることが可能です。
栓の出来不出来のよって力まかせに栓を押し込んでも、ボールが凹んでしまって一杯まで押し込めないこともあります。そんな時に次の方法で楽に栓が出来るようになります。
1.栓のはまる空間に吐息を”ハーッ”と吹き込んで温める。
2.素早く栓を押し込む。
これをするだけで、しないよりはるかに押し込めるはずです。
そうなるのには、次の理由が考えられます。
・吐息で栓穴に結露した水の膜が栓の滑りを良くするとともに、微小な隙間を密封する。
・余剰空間の空気が冷えて圧力が下がることで栓が押し込まれる。空気は冷めると容積が小さくなるから。
このことはボイルシャルルの法則から導かれる。
P=k・T/V k=一定
気体の圧力Pは体積Vに反比例し絶対温度Tに比例することから、体積Vが一定のもとでは、温度が下が
れば圧力も下がることになります。
栓のタブを空気入れ(バルブ)を覆っている外皮との隙間に差し込む。
こうすることで、耳たぶがラケットのガットで引っ張り出されるのを予防することができます。