ラケットの握り方とグリップの太さ

まえがき

ミニテニスを続けるに従い、上手くなりたいとか、スピードボールを打ちたいとかの欲望に駆られてきます。
そんな時、どうしたらスピードボールを打てるのか、カットボールを打てるのかと考え込んでしまいます。
上手な人のプレイを見ていると様々な球種のボールを打っているのに、どの様に打っているのか分からないことが多いですが、それは球種に適したラケットの面でボールを打っています。
そうしないと変化球は打てないからです。即ち、変化させたい方向にボールを回転させないといけないからです。
これから、ラケットの握り方を変えてラケットの面を変える方法についての一般論を説明します。

ラケットの握り方

ラケット(グリップ)の握り方 一般論

 ラケットの握り方には凡そ、イースタングリップ、ウエスタングリップ、コンチネンタルグリップの3種類があります。
握り方を表1と図1,2で詳しく説明していますが、要約すると以下の通りとなります。
 ・イースタングリップは、ネットに握り手の掌を乗せたままグリップまで引いてから握る握り方
 ・ウエスタングリップは、床に寝かせたラケットのグリップを上から握る握り方
 ・コンチネンタルグリップは、フレームを床に垂直に立てたラケットのグリップを上から握る握り方
 私のクラブの所属する名古屋ミニテニス協会ではイースタングリップを推奨しているようです。
どの様なグリップにするかはその人の目指すプレイスタイルによると思います。
 私は、ハードヒッターを目指される方はイースタングリップを、カットマンを目指される方はコンチネンタルグリップを、強いトップスピンを掛けたい人はウエスタングリップが良いのではと思います。

表1:グリップの握り方と特徴
グリップ 握り方
親指と人差し指の付け根と合わせる
グリップの位置
図1、2参照
適した
ショット
特徴
イースタン
グリップ
1と2の間。左利きの人は7と8の間
バックハンド時は7と8の間。左利きの人は1と2の間
フォアハンド
バックハンド
掌でボールを打つ感覚で打てる
トップスピンが掛け難い
ハードヒッター向き
ウエスタン
グリップ
2と3の間
左利きの人は6と7の間
ラケットの面を寝かして上から握る
フォアハンド トップスピンが掛けやすい
高い打点のボールを打ちやすい
コンチネンタル
グリップ
8と1、5と4の間
ラケットの面を垂直に立てて上から握る
フォアハンド
バックハンド
同じグリップでフォアとバックが打てる

 

握る位置

14.5~16cm程の長さのグリップのどこを握るかについて説明します。
 ・グリップエンド一杯に握る:腕力の強い人。スピードボールを打ちたい人
 ・グリップエンドを残して短めに握る:腕力の弱い人

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