機動戦士ガンダム00 39〜50話

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#39 歌が聞こえる

おやっさん、よく生きていたなぁ。
装甲無くなっている所のすぐ側じゃん。

そんな今回のお話は…
衛星兵器メメントモリを破壊したソレスタルビーイング。
個別行動だった00ガンダムはプトレマイオス2(以下トレミー)との合流地点へやってきたがトレミーが見当たらない。
そこへネーナ・トリニティがやってきて、トレミーが襲撃され地球に落ちたとの情報を得て、刹那も地球へ降りた。
トレミーを捜索中の刹那はガンダムスローネと遭遇し、スローネを駆るサーシェスを追って旧クルジス共和国で意外な人物と会う事となる。
一方メメントモリ攻略戦でGN粒子を使い切った所を襲われたトレミーは、
なんとか地球へと脱出したものの、甚大な被害を被ってしまい、航行もままならない状況であった。
そこへイノベイターの駆る2機のMSが接近。アリオス、セラヴィーガンダムが迎撃に出る。
アーニャは先の宇宙で待ち伏せされたこと含め、トレミーの位置が敵に気付かれている事に疑問を持っていた……。
って感じ。

お話は主に、はぐれた刹那、トレミー、姫さまとカタロンの三つを中心に回っていて、
姫さまの事は今週の姫さまで語るとしてそれ以外の所としてまずは刹那の方だが、
クルジスでリボンズを会い、これまでよくわからなかったオーガンダムについて語られた。
少年ゲリラ兵だった刹那を救ったオーガンダムに乗っていたのはリボンズで、
オーガンダムの機密保持の為、殺すはずだった刹那を助けヴェーダにマイスターとして刹那を推薦したのも彼であった。
それを聞いて刹那の信念が揺らぐんじゃないかと見ていて思ったが、
さすがにこの5年で成長したようで「礼でも言って欲しいのか」と切り返したのは対応としてなかなかやる。
ここで動揺したらつけ込まれるからなー。
だが、お話としては正直それだけで、そのオーガンダムの一連のことはただ単に伏線をひとつ回収したに過ぎんな。
ここで「な、なんだってーっ!!」となってしまうと話が進まないので、「だからなにさ」と返す以外ない。
イノベイターは飽くまで敵だからな。これでどうこうあってはそれこそ収拾つかなくなる。
だからこれは事実をひとつ提示したに過ぎない。それよりもトレミーの方が気になる。
今回を見る限りだとイノベイターっぽいアーニャはどうもリボンズ達とは繋がっていない模様。
でなければ、わざわざトレミーの位置がどうして分かるのかという疑問を口に出す必要が無いからな。
とすると、ますます彼女の役割が分からなくなってくるのと同時に、アーニャの疑問も彼女自身がそれと知らずにか、
それともティエリアが知らずに位置を割り出されているかしか、今の所可能性が無いな。
それにしても、今動けないトレミーはロックオンの伏線もあった事だし、ここいらでようやくカタロンと大きく繋がりそう。
そのカタロンは連邦軍の中でクーデターの動きがあるとして、そちらと会談の予定。
ソレスタルビーイングとカタロンだけではどーしても弱いので、どうするのかと前から思っていたが、
セルゲイ大佐が連邦正規軍にとどまり、アロウズの非道を見てきたのはこの為だったのですかね。
話の流れとして、彼がこのクーデターに参加して反アロウズにならないと動けなくなっちゃうから、
おそらくはそうなるのであろうけど、マネキン大佐はどーなるのか。
彼女としてもお話としても九条ことスメラギさんと何らかの決着が無い限りは動かないのかなー。
終盤でなるであろう激戦でそんな事やると死んでしまう可能性があるので、早いとこなんとかして欲しいところ。
そうそう、コーラサワーさんもね(笑)。

さて、今週も一応戦闘があったのですが、アニメーションとしてはこれといった所はないのですが、
セラヴィーガンダムの新兵装と言うかなんというかが発動した。
それはセラヴィーの背中にある顔がもう1期のガンダム、「セラフィムガンダム」として分離、独立駆動するといったもの。
なのだけど、アレは一体どーなっているというのか。
セラフィムの方は無線で動いているとはちょっと思えないのだけど、
前回ケルヴィムのシールドビットがかなり自由に動いていた所を見ると、そんな感じなのかもしれん。
セラヴィーは敵機を捕まえているだけなので、特に操作は必要なさそうだものな。
しかし、敵機1機を撃墜させるだけで随分と手間の多い事だな(笑)。さすがマイスターピンク。
あ、もしかして、セラヴィーはセラフィムの他にナドレという隠し球まであるってことなのかなー。

その他ちょっと気になった所としては、マリーさんはちょっと沙滋くんを気にかけてしますよね。
トレミーで一応非戦闘員であるふたりなわけだし、悩みを抱えている沙滋にアドバイスでもしてあげるんでしょうか?
そんなマリーさんを戦闘にちょびっと引っぱり込んでしまったスメラギさんはアレルヤに怒られていましたな(笑)。
まぁ、罵声を浴びせたとかではないけれど、明らかにアレルヤはムッとしているし。
バツの悪そうなスメラギさんがなんとも不憫でしたけど、メメントモリの主砲発射のタイミングを教えただけじゃんねぇ。

今週の姫さま
反戦ソングをお作りになられ、子供達と一緒にお歌いになられておられました。
意地悪シーリンは「こんな時に歌だなんて……」などと言っておったが、姫さまの平和への願いが分からんとはまだまだだな。
姫さまはこの馬鹿げた争いを武力なしで止めるお心づもりなのであろう。
おお、なんという友愛、そして慈しみのお心か。
そんな姫さま&子供達の歌が何故か遠くはなれた所まで聞こえてきて、今回のサブタイになっているわけですが、
これぞ姫さまの大いなる愛の為せる技! ではもちろんないわけで(笑)。
ダブルオーライザーが起動した時の事を考えると、純正GNドライブによる粒子には、
おそらくエネルギー源としての他に、声を伝達する役割があるんじゃないんですかねー。
そのとき00ガンダムはトランザム使っていた事だし。最終的にはそれを使って姫さまの歌で戦いを止めるわけですね!
……なんかマクロスみたいになってきたなぁ。で、姫さまがアイドルになるわけです(笑)。
29歳のアイドルか……。いや、それはそれで萌えるものがありますよ!姫さま!


#40 反抗の凱歌

久しぶりに姫さまがたくさんお話しになられたな。

そんな今回のお話は…
トランザムの中で歌を聞いた刹那はカタロンの基地へ向かいマリナと再会する。
サーシェスに撃たれた傷の為に意識を失った刹那は、そこでつかの間の休息を取る。
一方、プトレマイオス2(以下トレミー)は航行が可能になり、カタロンの補給部隊と合流し、外壁部の補修も間もなく終わろうとしていた。
しかし、そこへアロウズが戦力を集中し、ソレスタルビーイングと決着をつける為に総攻撃を仕掛けてきた。
トレミーの火器管制が使えない中、ガンダムを出撃させるが、新型MAエンプレスをも投入してきたアロウズの大部隊の前に、
なす術もないかと思われたが、アロウズは突如撤退を始める。
連邦正規軍でクーデターが起こり、軌道エレベーター「アフリカタワー」が占拠されたからだ。
その情報を知った刹那は、トレミーもそこへ向かう事だろうと、ダブルオーライザーでアフリカタワーを目指す。
しかし刹那を待ち受けていたのは、ミスターブシドーの駆るMSマスラオであった……。
って感じ。

お話の流れはあらすじ通りで、軌道エレベーター占拠というイベントを起こす為の話のようであった。
大打撃を受けたトレミーに、今集中攻撃されると、逆転する術が思いつかないなぁと思っていた所でのクーデターの話。
どうもここいら辺が一大転機になるのかもしれませんな。
よくよく考えると、このクーデターの話は前々から前振ってあって、これまでの非道なアロウズのやり方は、
シナリオ的に考えるとクーデターを起こすためやっていたわけで、となると、最初からこのクーデターは決まっていた事になる。
つまり、ここからお話がどう転ぶかという所が重要ってこったな。
お話的にも次回予告で言っていた通り、全ての主な団体の思惑が絡んでくるので、ここをどう持っていくかが腕の見せ所だ。
思えば1stシーズンも後半は怒濤の展開だったので、残り後10回という所なのでとても楽しみ。

気になった所として、セルゲイ大佐は前回の感想で、ここで動かないと動けないと言ったが、どうも動けないという設定みたい。
亡くなった夫人が関係しているようだけど、でも最終的には動かないとつまらないキャラなので、どのタイミングでどう動くかが見物。
きっとおいしい所を持っていくんだろうなぁ。
他ちょっと気になった所としては、ケルディムがトランザムで砲撃射程をのばしていたのだけれど、なんでトランザムしようして射程がのびるのかと思っていたが、
あれってトランザムでGN粒子の放出量が上がったから、遠くまで圧縮粒子を飛ばせるってことでいいのかしら。
うーん、今ひとつ粒子放出量と射程距離との関連性が見えてこないけど、まぁ、なんだかよく分からない夢のエネルギーGN粒子だからいっか(笑)。
もひとつ気になった所として、ルイスの目ってちょいちょいイノベイターと同じ虹彩しているんだけど、アレってなんなのかなー。
後からイノベイター化出来るとは到底思えないので、やっぱ付け足した左腕に何かしらチップでも埋め込まれているのかしら?
よく考えれば、5年やそこらで軍用MSをそれなりに動かせるようになるには、裏技が必要だろうしなぁ。
最後にミスターブシドーのマスラオ。やっぱトランザム使ったねー。はてさてどーなることやら。

今週の姫さま
刹那と昔話をされておられました。
姫さまは元々普通の家庭で育ったと言っておりましたが、一般的にはどうなのかなー。
血筋は王家のものなわけだから、どちらかと言えば裕福な家庭だったんじゃないのかな。
劇中の中東はかなり貧しかったわけだから、音楽の道に進もうと思っていた姫さまの家庭はやはりそれなりのお家だろうな。
その辺の分かってなさが姫さまっぽくて素敵(笑)だけど。
さて、残りも後10回という所にさしかかって、まだこれといった活躍のない我らが姫さまですが、
一体作ったお歌がどうなるというのでしょうか?つか最後にはいい所を持っていきますよね?
だってヒロインだもの!


#41 悲劇の序章 

もう一基あんのかよ。

そんな今回のお話は…
連邦正規軍所属のハーキューリーらクーデターが低軌道エレベーター「アフリカタワー」を占拠した。
彼らはエレベータ内の市民にアロウズの虐殺や中東への非道な政策をしている事、そして、それらが情報統制によって表に出ていない事を語る。
一方でアロウズはオートマトンをキルモードで突入させていた。
そんな中、セルゲイ大佐は連邦の密使としてハーキュリーと会い、大佐は連邦が彼らの要求を飲まないことを伝える。
情報統制によって彼らの主張は事実と違ったものとして報道されている今、こんな事をしても変わらないと訴える大佐であったが、
ハーキュリーは6万もの市民の口を封じる事は出来ないとし、市民をリニアをつかって地上へ対比するように命じる。
その頃地上で展開中のアロウズが二カ所に集まっていた。それは第二のメメントモリからの攻撃の余波から逃れる為だった。
アロウズはアフリカタワーに集まった、クーデター、それに呼応するカタロン、ソレスタルビーイング、
そして事実を知った6万の市民全てを反政府組織として消そうとしていたのであった……。
って感じ。あらすじ書くの疲れる……。

さて、お話としてはあらすじ通りで、内容的にはクーデターを起こしたヤツらがどういうつもりで、
また、それに対してアロウズはどうするつもりなのかと言うのも見せただけで、
時間的には前回ダブルオーライザーがマスラオと対峙する前の出来事となる。
と、いうわけで、正直特に書く事がなかったりする。べ、別に書くのメンドクサイからじゃないんだからねっ!(いや、マジで)。
まぁ、何故書く事ないかと言いますと、今回のこの話全体が前フリみたいな格好になっているので、
ブロックを組み上げていくのを見ていただけみたいな印象で思う所がないのですよね。
ハーキュリーらが事実を伝えようとしても、アロウズがそうさせないことは分かりきっている事なので、
そこでアロウズがどうして、それに対しソレスタルビーイングがどうするか、と言う所がお話のポイント。
なのだが、それが次回らしいので、どーがんばって見ても前フリ以外の何物でもないわけですよ。
主役達であるソレスタルビーイングも今回動きませんしねぇ。
というわけで、次回メメントモリをどう潰すか、また低軌道エレベーターがどうなるか、見物です。

今回時間的に少し巻き戻った格好になったので、00ライザーVSマスラオも少し巻き戻って、
対峙してトランザム使った所からまた始まり、手負いの刹那がピーンチ!な時にトレミーがやってきて、
ミスターブシドーが
「敢えて言うぞ少年!覚えておくがいい!」とステキな捨て台詞を吐いて水引となりました。
私としてはこちらの方が思う所がある。
まず、トランザムを使ったブシドーは血を吐いておりましたが、1stシーズンでフラッグにこだわって無茶をし、
今となってはあんな仮面を被っているってことは、彼の体はけっこうガタがきているんですかねー。
劇中にもあったけど、もう彼としてはガンダムと決着をつけることのみが行動原理で、その為だけに生きているようですね。
それに対して刹那は、戦う事しか知らず戦う事でしか生きていけない自分自身を変革すると意思を明確にしましたな。
割とポンとでた感じではありますが、その刹那の心境の変化は、前回夢で見たロックオンがきっかけのひとつになっていて、
彼の死が後々になった今、こうして活かしてくるのは上手いな。
そして、それ以外にもきっかけになったのはきっと以下なのだろうなぁ。ということで……

今週の姫さま
は、全く出番ねぇよ!!ヒロインなのに!!
しかし、上記した刹那の心境の変化のきっかけは姫さまでもあるのだろうと私は思っていて、
自分は戦う事しか知らないんだと言う刹那に「あなたが泣かないからよ……」と涙を流されたり、
飽くまで戦う事を拒否し、平和を願う子供達の言葉を紡いでお歌を作ったりする、姫さまのお優しいお心に刹那も思う所があったのでしょうね。
なんか終盤あたりで「戦う事しか知らなかったオレを変えたのは、マリナ、お前だ」とか言われちゃったりしそう(笑)。
そんな事言われたわ姫さま舞い上がっちゃうね!
しかし……姫さまはホントに活躍されるのかしら?心配になってきた。
ちゃんとお作りになったお歌が活かされると良いなぁ。


#42 散りゆく光の中で

た、大佐ーっ!!

そんな今回のお話は…
低軌道エレベーター「アフリカタワー」を狙うメメントモリを破壊するため、ダブルオーライザーがプトレマイオス2から発進する。
急接近するダブルオーライザーにMAエンプレスが迎撃に出た。
圧縮粒子を完全解放したダブルオーライザーは同射線上に入ったエンプレスとメメントモリをトランザムライザーで打ち抜く。
だが、エンプレスは撃破したもののエンプレスのGNフィールドによって斜線がずれてしまい、メメントモリからは外れてしまった。
安堵するメメントモリであったが、それは砲撃ではなく超巨大なビームサーベルであった。
サーベルの軌道を変えたダブルオーライザーはメメントモリを撃破する事には成功したが、
レーザーの射出口を潰すには至らず、発射されたレーザーはアフリカタワーのピラーに着弾してしまう。
それによってピラーの外装部がオートパージされてしまった。
成層圏より上の破片は燃え尽きるが、それより下の何万もの外装部は地上の人口密集区域へ落下してしまう。
このままでは何千万の命が消えてしまう。
スメラギは人口密集区域に降ってくる外装部を打ち落としてくれるよう願い、戦闘空域の敵味方の全機にデータを転送した……。
って感じ。

お話としてはその後、ソレスタルビーイング、カタロン、クーデター派、連邦正規軍、アロウズが一体となって、
降ってくる外装部を打ち落としていく所を見せ、こんな非常時だからこその一体感を実に皮肉って見せている。
こういう時には一体となれるのに、各組織はお互い憎み合い戦争しているんだから、人間とはなんて愚かなんでしょうね。
とはいえ、お話的にはああいう非常時に敵味方なく、段々と力が合わさっていく様は見ていて熱くなるな。
しかし、だからといって事後みんなで「やぁやぁ、みんなよくやったな」と肩を抱き合って仲間になるわけもなく、
むしろこれをきっかけに、現在の体制による平和を守る連邦、アロウズと、
その体制を批判するカタロンやソレスタルビーイングとの溝は、いっそう深くなった事であろう。
どちらにしてみても「あいつらが悪い」になってしまうからなー。
この軌道エレベーター崩壊事件の原因をたどれば、延々と遡っていかなくてはならないので、原因なんてあってないが如くだし。
次回はこの軌道エレベーター崩壊から4ヶ月と時間が飛ぶので、ここからどうなったかが見物ですな。

さて、お話的にはそれだけで終わらず、セルゲイ大佐がクーデターに加担したと勘違いしたアンドレイが、大佐の言い分も聞かずに大佐のMSを撃墜してしまった。
今回アバンで大佐の妻でありアンドレイの母が死んだ理由が語られ、アンドレイが父を憎む理由も提示したが、
アレはどう考えても大佐のようにするしかないとオレは思うのだけど、ちょっとこの息子は頭固いよなー。
セルゲイ大佐と妻ホーリーは軍人なので軍紀守るのは当然。軍紀なき軍隊なんて愚連隊だしな。
あの状況で妻のいる部隊を見捨てる同然で最終防衛ラインまで退くのは断腸の思いであった、
という事を理解していないアンドレイはどうかとも思うが、でもそこは大佐が最後に言ったように、
ちゃんと息子をフォローできていれば、こんな悲しい事にはならなかった。のかもしれないなぁ。
しかし、もし自分がアンドレイだったら、あの状況を教えられたらどうがんばっても父を憎めないけどなぁ。
今ひとつアンドレイがそこまで大佐を憎む気持ちがよーわからんわ。なんであれで母の敵になるんだか。

ちょっと、というかだいぶ気になった事があるんだけど、それはダブルオーライザーがメメントモリを破壊する所。
うん、たぶんみんな思っている事と思うが、ダブルオーライザーであんな事出来るのなら、最初のメメントモリ攻略戦でやればいーじゃねーかよ!
38話でわざわざ母艦のトレミーを危険にさらしてまで突撃戦法とる理由がよくわかんねーよ。ってゆーか台無しだ。
あのお話はスメラギさんの戦術がガンガンハマっていく様子のカルタシスが気持ちよかったのになー。
「なんだよ、あんな事する必要なかったじゃん」になってしまったよ。その辺もちっと考えて欲しかったです。
レーザー撃たせなければ良い分だから(シナリオ的には撃たなけれななりませんが)、個人的にはケルディムが射出口を狙い撃てば良いと思うんですけどね。
1stシーズン4話でデュナメスが地上から衛星軌道上の区画ブロックの連結部分を狙撃していた事を考えれば、
そのほうが随分と楽(目標がでかい分)だろと思うのだがな。
まぁ、冷静に考えるとダブルオーライザーのトランザムライザーお披露目の為なんでしょうが、それはそれ。

今週の姫さま
今回も「歌が届けば良いのに……」の一言だけでした。
しかし、だ。今回の事件をきっかけに情勢もだいぶ変わるであろうから、姫さまの出番はむしろここからですよ!
姫さまの歌がみんなを救うのさ!
………………………………
…………って感じになればいーなー。
そーいえば、次回予告で姫さまが所帯染みており、ちょっとワクワクしてしまいました(笑)。
姫さまはどんどん保母さん見たくなっていくなぁ。でもオレの「姫さま大好き!」は変わらない!!
だってエプロン姿も愛らしいんだもの。ぽわわ。


#43 交錯する思い

ひ、姫さまーっ!!

そんな今回のお話は…
ブレイクピラー事件から4ヶ月が過ぎた。
連邦政府はこの事件を大型テロとし、メメントモリによって被害は最小限だったと報道した。
また、連邦正規軍を独立治安維持部隊アロウズに集約すると発表。
ソレスタルビーイングは宇宙にあがってメメントモリ2号機を潰す事に成功するが、相変わらずイノベイターに位置を特定されていた……。
って感じ。

お話としてはサブタイ通り、各人、各組織の思惑を述べ、尚かつブレイクピラー事件から4ヶ月間の時間の経過を見せる感じ。
なので特にどうという所はなく、ポイントとしては、マネキン大佐が失踪したこと、セルゲイ大佐を亡くしてソーマが出てきた事、
カタロンが先の事件で戦力のほとんどを失った事、刹那が肩に受けた傷が疑似GN粒子による代謝障害を起こしている事、
また、刹那の代謝障害はラッセと違い何かの抑制が働いている事、イノベイターリジェネがリボンズに版かなんを持っている事、
そして姫さまの歌がラジオから流れてきた事、それらをとりあえず知っていればOKといった所だ。
それらの中で個人的に気になった所としては、まずは疑似GN粒子による代謝障害。
ルイスの左手もそれだったですけど、どうもやはり疑似GN粒子ってのがポイントのようで、純正GN粒子は無害みたい。
というか、ラッセと刹那の症状が全く違うという事は、ダブルオーライザーのトランザムによる粒子が、
代謝障害を抑制していると考えてよさそうですね。ラッセと刹那の違いと言ったらそこしかないし。
でもさー、代謝障害やら抑制云々はGN粒子はそういうものとして話し進んでいるけど、粒子の説明全くないよなー。
これこれこういう理由で……というのがないとどうにも納得がいかないのだけれど、ちゃんと説明するのかなぁ。

さて、上記しませんでしたが、トレミー乗船のアニューですが、やっぱりイノベイターだったようで。
それはもう前々から前フリしていたからいいのだけど、新ロックオンとピロートークですよ(笑)。
ピロートークはまぁ、いいとして、どうもアニューは自分がイノベイターと知らないか、もしくは記憶操作されているか。
ロックオンもそれに何となく気付いているようないないようなで、この辺どう決着か見物だ。

とっても個人的な所としては、アロウズに見つかった時のミレイナが、
「そんなこんなでいつもの感じでよろしくですぅ」と端折って艦内放送するのが和むな。
どーもミレイナはティエリアに気があるようです。が、肝心のティエリアは彼女のノーテンキな所に和んではいる物の、
それよりもヴェーダのほうにご執心なので彼女がちょっと可哀想な気がしますが、
ミレイナはたとえダメだったとしても、そんなに落ちこまなさそうなのがいいです。
それ以外の所としては、前回父であるセルゲイ大佐をやってしまったアンドレイですが……
こいつ父を嫌っていたのに、父親と似たような事を言っておりなんだかなーと思わせてくれた。
セルゲイ大佐も軍務を全うしたからこそ妻を見殺す結果になったのだけど、
もしかしてアンドレイはその辺のしっかりとした情報を知らないのかなー。知っていてのこの台詞であるならばアホだなと思うよ。
最後に失踪したらしいマネキン大佐ですが、彼女の性格からしてこれ以上アロウズに居そうもなかったし、
居て欲しくなかったからいーのだけど、問題はイカした名前と性格が好評のコーラサワーさんが着いていったのかどうかが気になるな!
彼の事だから着いていったような気もするが、マネキン大佐が連れて行くとはちょっと思えないよな(笑)。

今週の姫さま
上記したようにカタロンが力を失ったため、隠れ家を転々としているようですが、
欧州風の建物だったのでヨーロッパあたりの隠れ家のよう。
それはともかくとして、随分とお母さんみたいになっておられて、つい和んでしまいました。
ラジオから流れた姫さまの歌は、どういった経緯でそうなったのか気になる所なのですが、
今回ED後に保安局に見つかり姫さまが撃たれそうになった所で引っぱりやがりまして、安否が非常に気になります。
まぁ、姫さまはヒロインなので死ぬはずがないがな!
どーでもいーけど、ラジオで歌がかかったのって、姫さまが録音したメディアを郵送とかしてたりしてな(笑)。
そしてそこから住所が割れてたりしたら姫さまの天然に笑う(笑)。


#44 イノベイターの影

何故分からないんだ、シーリン。

そんな今回のお話は…
位置を捕捉されたプトレマイオス2は迎撃行動に出る。
そんな中、刹那と沙滋はルイスを取り戻す為に彼女の乗る機体を探していた。
一方、ティエリアはヴェーダ奪還のため、詳細を知ろうとイノベイターの捕獲を考え、
リヴァイヴの駆るガデッサと交戦し撃破、脱出ポッドで逃げようとする彼を捕獲した。
その頃、隕石に偽装したルイスの機体を発見したダブルオーライザーは、トランザムを使いルイスに語りかける。
しかし、アンドレイに邪魔され取り戻すには至らなかった。
戦闘後、マイスターとスメラギはイノベイターリヴァイヴから情報を聞き出そうとしている最中、
プトレマイオス2のブリッジでは、アーニャがラッセを撃ち00ガンダムの強奪を図ろうとしていた。
自身をイノベイターと明かして……。
って感じ。

お話のキモとしては、ルイスと沙滋の再会とアニューの離反というところ。
ルイスと沙滋の方は精神イメージまで作って結構な尺をとっていたけども、
これまであれだけ沙滋の想いとは裏腹に、誤解しいてしまうルイスという所を見せておいて、
いつのまにか沙滋が巻き込まれて云々は理解されている事になってしまっていてビックリだよ。
その上、割とあっさり懐柔してしまうしなぁ。正直な所、ちょっと拍子抜けしてしまった。が、まぁ、そこは愛故にという事にしておいてやろうか。
アニューの離反については、もう前々から前フッていたから、ようやくここで展開か、という感じ。ここからどうするか、という所が見物だろう。
さて、個人的には上記のキモより気になった事があって、それはGN粒子による細胞障害。
ヴェーダの予測では刹那の細胞障害は致死レベルだが、ツインドライブの影響なのか、変革しつつあるという話をリボンズがしていた。
前回もイノベイターが脳梁思波(こういう漢字らしい)による伝達行動(?)をソーマと同じように、
刹那も感じていた所を見ると、体内に取り込んだGN粒子はそのままでは害悪なものだが、
なんらかの措置、もしくは何らかの作用を起こす事で体内、おそらくは脳に影響を与えるようです。
ルイスの瞳がたまにイノベイター化しているのもその辺と関係がありそう。
と、いうところから話を膨らませると、ガンダムではおなじみの単語「ニュータイプ」をもちっと具体的にといった感じなのだろうかね?
まぁ、もともとニュータイプとはどういった物なのかという話は、確立した定義があるわけでもなく、
作品や、それに関わった人の解釈によって、てんでバラバラであったりするので、あまりそこに捕われたくない所ではあるが、
なんだかよく分からない超能力よりかは、個人的にではあるが、一応説明のつくものとしてくれた方が気持ちがいいな。
そこからさらに話を膨らませると、イノベイターであったり、超人機関だったり、
ダブルオーライザーのトランザムによるいわゆる「ニュータイプ描写」だったり、地球連邦政府だったり、
非常に不安的な軌道エレベーターからコロニー計画だったり、舞台設定が西暦であったりという所を考えると、
どーしてもファーストガンダムにつなげようとしているように見えるのはオレだけなんだろうか。
ま、別に私はファーストガンダムの設定に詳しくないので、その辺の設定の整合性という所ではどうかしりませんが。(うわ、なげやり)

というわけで、今回の内容としたところはまったく書いておりませんが、
私としては上記あらすじの事象を知っておればいーんじゃね?といった感じです。
が、今回ED後にくぎゅことネーナ・トリニティが、ヴェーダの所在をリジェネから教えてもらった王留美を裏切って、
宇宙船を攻撃しており、また話がこんがらがりそうです。
というか、またジリ貧になり出したソレスタルビーイングが逆転できそうな要素として、ヴェーダの奪還があったのだけど、
それをここで潰されたとあっては、あと残り6回で伏線を収拾できるかどうか不安です。
説明なり決着なりさせる要素が多すぎるよなぁ。なんか、それらをあっさりと片付けてしまいそうで嫌なのだが、
そうでもしないと片付けられないような気もするのでそーなるんだろうなぁ。
たぶんラスト3回くらいからガンガン人が死んであっという間に片付けちゃうんだぜ、とか言ってみる(笑)。

今週の姫さま
前回襲われた姫さまが隠し通路から脱出する際、シーリンに拳銃を持っていてと差し出されるも、それを拒否なさいました。
シーリンは「この期に及んで!」などと怒っておりましたが、何故姫さまのお心が分からないんだ、シーリンよ。
今回、沙滋が言っていたように敵を討っても死んだ人は生き返らない。
失った国を戦って取り戻しても、姫さまの思うような、国民が平和で普通に暮らせるようにはならない。
武力に対抗して武力を持つ事では前に進む事ができない。だから敢えて武器を取らないのだ。な、なんという勇気。
武器を持つ相手に同じように武器を持って立っては殺し合いになる。だからといって丸腰でその相手の前に立てようか。
姫さまは自衛の為の武力すら放棄し、誰も傷つけないを示し、
誰もが誰をもを傷つけなければ争いは起きないというお考えだし、それを体現しようとしておられるのだ。
おお、なんという友愛のお心か。それは理想論に過ぎないかもしれないが、そのお心は崇高だろう。オレは姫さまについていくぜ!
どーでもいーけど、後6回なんですけど……姫さま活躍なされますよね?


#45 アニュー・リターン

イノベイターは威張っている割にはヘタレだよな。

そんな今回のお話は…
自らがイノベイターと明かし、ミレイナを人質にとったアニューは00ガンダムの強奪を図った。
が、ロックオンと刹那の機転でミレイナを奪還したものの、リヴァイブによってオーライザーを持ち出されてしまい、
アニューは小型艇でプトレマイオス2から脱出した。
ケルディム、00ガンダムでオーライザーは取り戻したものの、オーライザーのコックピットは破壊され、
リヴァイブはアニューの小型艇に回収され逃げていく。ロックオンはその小型艇を撃つ事が出来なかった。
プトレマイオス2はアニューによってシステムにウイルスを送り込まれ、相当なダメージを受けた。
それに乗じて一度帰還したイノベイターが攻めてくる。
アニューの乗る機体を見つけたロックオンは、自らの機体を傷つけながらも彼女の機体に取り付き、
彼女を取り戻そうととした時、リボンズがアニューの思考を乗っ取った。
なすがままに蹂躙されるケルディムにとどめを刺そうとしたその時、
駆けつけたダブルオーライザーがアニューの機体を打ち抜いた……。
って感じ。

あらすじの捕捉。上記だとまるで刹那が事情を知らずに打ち落としたような書き方ですが、
実際は一度撃てなかったロックオンを見た刹那が、もしもの時は自分が引き金を引くと彼に伝えていたのでした。

というわけで、イノベイターと人間の恋の顛末、といった感じの今回、
イノベイターとそれと敵対するソレスタルビーイングという中で、愛し合っているにも関わらず、
戦わなければならなかった、そして死してようやく解放されるアニューという展開は悲しいですね……
とでも言うと思ったか?ああん?いや、だってアニューに思い入れないもん。
登場時からこいつイノベイターだよなーと思っていたしなー。なので彼女が死んだ所で、こちとらさして思う所がねーや。
個人的には彼女の死よりも彼女がそれまでどういう状況であったのか、という所が気になる。
アニューは最初から自分がイノベイターってことを知っていたのですかね?
もちろん、自身がそうなのだから知っていて当たり前なのですが、それにしちゃおかしい所があるんですよ。
第1次メメントモリ攻略戦後に地球に落ちた時、トレミーの位置が捕捉されている事を疑問に思っていたじゃないですか。
わざわざロックオンにそれを教えている事を考えると、今回リヴァイヴがワザと捕まって事を起こすまで、
ボロが出ないように情報をブロックしていたと考える事も出来るんですけど、
今回の様子を見ると、まるで最初からこうなるつもりで動いていたように見えるんだよなー。
という所で、今ひとつ納得がいかん。というか、その辺はっきりさせないまま終わるのかよ。
アニュー関係で文句ばっかりなのもなんなので、おもしろかった所としてはロックオンだろう。
彼がアニューを撃てなかったことに自責したり、刹那にもしもの時はオレがやると言われておきながら、
その後刹那を殴っちゃったりと、旧ロックオンとだいぶ違うのは人が違うのだから当たり前ですけども、
ニールとライルは違うという事を示すのと、好きな女をそりゃ撃てませんよ、という人間臭さという点で上手いと思えた。
これは偏に中の人が上手いというのもありますな。

さて、一応アニューの死という回だからどうかは知らないが、ロボットプロレスもカッコいい出来でありまして、
ロックオンVSアニューは見応えのある戦闘をしておりました。
のだが、とても納得いかんことあって、ルイスの新機体である新型MAレグナントが出てきたのだけど、ビームを曲げるんだぜ?
えええええ?無理だろ!!
どーやったら射出した高エネルギー体の熱線(レーザーではないよな?)を途中で折り曲げる事が出来るというのか。
マンガやアニメ、もしくは映画なんかであるレーザー兵器のようなモノを、とっさに鏡で反射させるってのは当然夢物語であり、
鏡が反射できるのは光だけなので、そら鏡は壊れるさ。
というように、誰もが常識的に考えて「ない」と分かる事を、さも当然のようにやられると、いくらフィクションとはいえ萎えるなぁ。
ま、それを言ったらビームサーベルもあり得ないけどな(笑)。
若い子は知らないかもしれないが、昔、ビームジャベリンっていうのがあってな(ry

最後にちょっと気になった事として、アニューをリボンズが脳梁思波で乗っ取った(?)のだけど、あれって彼にしか出来ない芸当なんだよね?
で、それをキャンセルできる、もしくはそこから解放できるのがダブルオーライザーの加速粒子ってことなのかしら?
細胞障害と薬物によってイノベイター化しているルイスを取り戻すには、そんな設定がないと苦しいもんなー。
しかし、いくらなんでもダブルオーライザーに頼りすぎじゃね?他のヤツらが大して役に立ってねぇよ。
そういう流れで、またなんかどんどんとトレミーが不利な状況に追い込まれていて、
今回でケルデイムが大破だし、アリオスも小破、トレミーはシステム障害起きてるし、
人員的にもラッセが重傷、アニューもいなくなってと、またキン肉マンの王位争奪編みたくなってきた。
まぁ、機械の方はイアンのおやっさんが次回までにすっかり直しているかもしれませんが(笑)。
それにしても残り5回か……収拾つくのかね?この物語は。

今週の姫さま
最後にワンカット出てこられただけ。
姫さま、上記しましたが、残り5回しかないですよ?
大丈夫ですよね?ちゃんとヒロインしますよね!?


#46 革新の扉

うぉっ!あっさりさせすぎじゃね?

そんな今回のお話は……
プトレマイオス2の艦内システムが復旧し、システムダウン中に受信した緊急暗号通信を確認した。
ラグランジュ5の指定ポイントしか書かれていないものであったが、補給やガンダムの整備も兼ねて向かう事に。
プトレマイオス2は敵を引きつけつつ迂回し向かい、ダブルオーライザーは先行する事となった。
一方、その送信者であった王留美はソレスタルビーイングがくるのを待っていたが、
裏切ったネーナ・トリニティにより紅龍が殺され、彼によって逃がされた王留美はようやく刹那と合流し、
ヴェーダの所在が記されたメモを渡す事に成功した。だが、小型艇で脱出した王留美をネーナのスローネが撃墜した。
ヴェーダの所在得た刹那だが、戻ってみるとグラハム・エーカーのマスラオ改めスサノヲがダブルオーライザーを拘束していた。
グラハムはガンダムとの決闘を望み、他に手がない刹那はそれに応じる。
その頃、ネーナにはルイスのMAレグナントが強襲し、両親の仇を討とうとしていた……。
って感じ。

ラグランジュ5で個別行動のダブルオーライザーと王留美とか、その辺だけで話が進み、あっさり王留美とネーナ・トリニティが死亡。
えええ? とりあえず話を収拾させようとしていないか?
王留美の思惑は兄が王家を継ぐ器でなかったために、留美が跡継ぎになってしまい、
自由が無くなったのがいやだった彼女は、全てを擲ってでも世界を変えたかった。簡単に言うとこんな感じ?
なのだが、王留美の存在をここまで引っぱっておいて、物語の核心に何ら関係ないのはどうなんだ。
正直、1stシーズンでその辺やっちゃっていてもいいような気がしますなぁ。
そもそも、リボンズに「君はイノベイターにはなれないよ」などと言われて、
「なんですって!?」みたいな顔をしていたのはなんだったんだ。なんかすごい中途半端感があるよなぁ。
そんな彼女を殺したネーナ・トリニティは、もう見たままの役割なので後はどう死ぬか、
というところくらいしかなかったのだが、それを今回ルイスが仇討ちという形で果たしたのだけど、それもちょっとなぁ。
別に仇討ち云々は2ndシーズンでの彼女の行動原理だからいいのだけど、その対象をガンダムとソレスタルビーイングに向けられていて、
スローネとソレスタルビーイングは直接関係ないのに、ごっちゃになって誤解が生じている所がおもしろかったところなんだけど、
今ここでそれを解消してしまうと彼女が戦う理由が特に無くなっちゃうし(ああ、これが仲直りフラグかな?)、
そもそもルイスってスローネが仇だって知っていたっけか?
知らなかったからガンダム全部とソレスタルビーイングに憎しみを向けていたんじゃなかったのか?
まぁ、その辺は知らなかったとしても、リボンズから教えてもらったってことで説明付くけれども、
それならそれで彼女が「知る」シーンは入れるべきなんじゃねーのかなー。
なんかルイスがその辺の事情を突然知っていることになってしまった、みたいに見えたよ。
それはそれとしてさー。今回王留美が生きていてヴェーダの所在地を刹那に渡したのだけど、それなら前々回の引きの意味は特になかったよなぁ。
ま、2ndシーズンはそんなんばっかりだけどな。

さて、もう一方のダブルオーライザーVSマスラオ改めスサノヲですが、
な、
なんとミスターブシドーの正体はグラハム・エーカーだったぁ!(棒読み) 
な、なんだってー!!……そんな衝撃の事実は置いておいて(笑)、
相変わらずのグラハム節に、やっぱり理解できない刹那というところで思わず和む(笑)。
愛を経て憎しみを通り越して宿命云々言われてもねー。わかんないよねー。刹那の「宿命!?」の台詞での困惑具合が素敵(笑)。
そんなふたりはトランザムで全裸描写もといニュータイプ描写へ。ってところで引っぱった。
アレは刹那曰く「量子の集まる場所」だそうですけど、GN粒子ではないんだね。粒子と量子がどう違うかなんて知りませんが。
ま、それはともかくとして、刹那は他の作られたイノベイターと違い、自然発生という形で人類初のイノベイターとなったようです。
イオリアの目的は人類総イノベイター化させて意思疎通させれば……というのが本懐ってことでFAっぽいな。
最終的にはそれも否定しそうだけどなー。じゃないと姫さまの歌の意味が無くなる。ってことでいつものコーナーへ。

今週の姫さま
出番はありましたが台詞はなし。ヒロインなのに……。
だが、姫さまのご意思がなんとか生きて帰ってきたクラウスによって、ようやくシーリンにも理解してもらえた感じです。
後4回という所まで来て、ようやく姫さまの歌が世界に広まってきていて……という段になり、
次回から宇宙へ上るみたいなので、クライマックスもクライマックスへきて、こちらもようやく姫さまのターンになりそげ。
なんですけど、具体的に姫さまがどうするか、ってのはさっぱりだなー。戦闘宙域でお歌を歌われたらそれこそマクロスになっちまうし。
姫さまがどうヒロインしていただけるかが見物です。
でもなんだろう。なぜか最後までヒロインらしい事をしないような気がしてくるのだが……(笑)。


#47 未来のために

やっと金髪ブーデーがお亡くなりになったな。

そんな今回のお話は…
勝利を求めるグラハムと未来を求める刹那の戦いは刹那が勝利した。
だが、刹那はグラハムにとどめを刺さず、「生きるために戦え」と言葉を残しプトレマイオス2(以下トレミー)へ帰還した。
王留美の情報からヴェーダの位置を割り出し、ラボから補給物資と追加装備を得たトレミーは、ヴェーダ奪還の為に月の裏側へ進路を向ける。
アロウズ艦隊は進路上に全ての戦力を配備しこれを迎え撃つ。
未来を勝ち得るため、刹那達は今までにない激戦へ身を投じる。
って感じ。

まぁ、簡単に言うと最終決戦地の月の裏側に行くまでの前哨戦、って感じです。以下簡潔に上記あらすじ後の流れを。
圧倒的な物量で押すアロウズであったが、途中からカタロンの残存戦力がソレスタルビーイングを援護。
それと同期して、行方不明であったマネキン大佐が連邦正規軍をまとめアロウズから離反し決起。
組織力を失ったアロウズ艦隊はソレスタルビーイング、カタロン、連邦クーデター派によって壊滅した。
その頃、野心をリボンズに見透かされていたリジェネは彼を射殺、
「人類を導くのはこのボク、リジェネ・レジェタだ!」ってところで引っぱった。

が、しかし、次回予告でリボンズ生存確認という、いくらなんでもそれはないだろうというネタバレをやらかしてくれる。
それはそれとして、今回のお話は最終戦闘に向けての各キャラの意思確認と、
上記したように最終戦闘の前哨戦という感じで、とりあえずアロウズ宇宙艦隊が無くなった格好。
次回以降は人類とイノベイターとの戦いという事になるんですかね。

さて、今回としては後半からの大規模戦闘が見所。
圧倒的な物量のアロウズを強行突破しなければならないソレスタルビーイングはどうするかと思っていたが、
さすがに自分達だけで突破しようとは考えていなかったんですよね?アレは。まぁ、最悪そうなるかもとは思っていたようですが。
戦闘の流れとして、戦闘序盤で粒子ビームの効力が低下するアンチフィールドを展開され、
ピンチ状況を作って劣勢を演出し、その後のカタロンの援護や、マネキン大佐の反乱をお話の盛り上げに上手く使っているな。
戦闘としても、後半十数分という尺の中で、大規模戦闘という感を出してアロウズ艦隊突破までを上手くまとめてあり感心。

戦闘以外の所としましては、前回からの引き、グラハムとの決着ですが、彼はちょっと武士道を間違えて捉えてるのかな?
「武士道とは死ぬ事と見つけたり」は死ぬための言葉ではないからなぁ。
それとしても、彼としては決着ついたしMSも大破したし、戦闘宙域からかなり離れているだろうしで、これからどうするのかしらね?
まぁ、今回ビリー・片桐が出てきていないので、機体や宙域は彼がなんとかしてくれるのかもしれませんが、
そうだったとしても、それでも刹那と雌雄を決しようとするのか、一転して打倒イノベイターなのか、落としどころが気になりますな。
行方不明であったマネキン大佐はここで満を持して(?)登場。
元々アロウズのやり方に意を反していたので、むしろこうなってくれないと困る所ではある。
個人的には、スメラギさんとマネキン大佐という、戦術予報士の二枚看板がそろい踏みしたのだから、
戦闘でそれっぽい、顔は見えなくても分かっちゃうっていう戦術展開を見せて欲しかった所であったが、
その辺のスメラギさんマネキンの共同戦術展開は、対イノベイターでという事なのかしらね。
ついでに「不死身」のコーラサワーさんも元気そうで何よりです(笑)。
最後にちょっと違和感と言うかなんというか。
ガンダム発進前にフェルトが刹那に花を渡したじゃないですか。アレはなんなの?花ではなくフェルトの行為として。
どー見てもフェルトのフラグですよねぇ。でも、フェルトが刹那を想う描写なんてこれまでなかったじゃないですか。
この唐突な展開はちょっと納得しがたいな。ってゆーか旧ロックオンはどーした、フェルト。
まぁ、いつまでも死んだ人間に縛られるのも可哀想なのでいーのですけれど、それならそれで段階を踏めよ。
旧ロックオンで思い出したのだが、むしろ旧ロックオンのことはティエリアが持っていくという腐な展開はさておき、
相変わらずの彼のヘタレっぷりを久々に堪能したよ(笑)。おまえイノベイターだろうに。
ああ、そうか。イノベイターだからヘタレなのか(笑)。

残りも後3回という事で、後はサーシェスとの決着とイノベイターとヴェーダをどうするか。
ガンダム的な展開としてはここからガンガン人が死んでいきそうですがどーなりますかね。
ああ、あと忘れてならないのが姫さまの歌。さぁ、このお歌をどう展開させるつもりなのか?というわけで以下。

今週の姫さま
宇宙へあがってもやはり保母さん的な役割はお変わりにならず、その素朴な所に癒されます。
さて、せっかく宇宙へやってきたからには、シナリオ的に重要な役割があるはず。
もうポイントとしては歌しかないので、これをどうするか。
普通に考えてダブルオーライザーのトランザムの粒子で戦闘宙域に姫さまのお歌が!となりそうですが、
対イノベイターとなった今、あまりそれに大きな何かがありそうな気がしないな……。
いや、だがオレは姫さまがちゃんとヒロインして下さる事を信じているぜ!!


#48 命の華

こ、コーラサワーさーんっ!!
いや、きっと大丈夫だ!だって「不死身」のコーラサワーさんだもの!

そんな今回のお話は…
アロウズ艦隊を打ち破り、月の裏側までやってきたソレスタルビーイング。
ついに彼らの前に全長15kmのイノベイターの母艦が姿を現した。
激しい砲撃がプトレマイオス2を襲うが、カタロンやマネキン大佐の援護もあり、何とか母艦に接舷する事に成功した。
だが、量産されたイノベイターは数は多く、劣勢を余儀なくされていた……。
って感じ。

お話はもう今回を入れて後3回なので、色々あることを折り畳んでいっている。
前回リビンズを射殺したリジェネは、予告で生存確認されていた通り、もう一人のリボンズが現れ、
リジェネはサーシェスによって射殺され、あっけなく死亡しやがった。
2ndシーズンが始まってから、独自の行動し続け、黒幕の裏で暗躍していた彼(彼女?)をこんな簡単に殺すのかよ。
正直なところ、リジェネの暗躍はどーぜリボンズに筒抜けなのだろうとは思ってはいたが、もう一波乱くらいあってもよさそうなもんだけどなぁ。
そんなちょっと拍子抜け感を味わいつつ始まった人類VSイノベイターですが……今ひとつ盛り上がりに欠けるのはなんでなんだろうな。
私としては量産型イノベイターが、今更の新MSガガで特攻してくるとか「それはねーんじゃねーのか」などと思ってしまったからで、
別に特攻戦術とらなくてもあれだけの数なら、むしろ普通に戦った方がソレスタルビーイングとしてはやっかいだったんじゃねーのか?
と、思う私としてはあの特攻戦術がすごくバカバカしく感じてしまったよ。
イノベイターは普通のパイロットより能力が上なんだろ?物量と能力的にイノベイター側が有利なんだから、それを活かせよリボンズ。
まぁ、冷静に考えれば、そういった人間としての心があるのなら絶対にない事をやる、
というところでイノベイターと特異性を見せたかったのであろうけど、それはそれ。

さて、あとは各々の因縁の決着をどうつけるのか、というところで刹那と沙滋がルイスと、
ティエリアが相変わらずのヘタレっぷりを発揮し、早々にセラヴィー大破させつつヴェーダ本体に向かうのは順当としても、
サーシェスがロックオンと対決するのは今ひとつ繋がりが薄く感じられるよなぁ。
むしろMS戦というところでは、ティエリアとロックオンは逆の方がしっくりくるような気がします。
そもそも今のロックオンは旧ロックオンがサーシェスにやられたことを知っていたっけか?
まぁ、「そんなのあったよ」と言われればあった気もするが、元々新旧のロックオンに繋がりなんてほとんど描かれなかったので、
旧ロックオンが生きていてなら解るが、新ロックオンとサーシェス対決させても、さして盛り上がらんだろうよ。
個人的な興味としては、ビリー・片桐とスメラギさんの決着と、ルイスの事をどう持っていくか、くらい。
なんだけど……これまでを見ていると、どうもあっさり片付けちゃいそうでいやだなぁ。

ちょっとネットを見ていたら「アニメだけでは分からない、『機動戦士ガンダム00』の他のメディアによる設定補完」なるものが
紹介されていてなかなか興味深い事が書いてあった。
http://www.syu-ta.com/blog/2009/03/18/075809.shtml(別窓)
>リボンズは性格に問題があるため廃棄処分にされた
んじゃ1stシーズンで、アレハンドロ・コーナーに拾われた云々はホントの話だったんだ。てっきりそういう計画で動いていたのかと思っていた。
ということは、リボンズはイオリア計画をかなり曲解して遂行している、もしくはそれを独自の捉えて判断しているのかなー。
そして!
>イアンは別に家庭持ってて、ですぅは不倫の子
な、なんだってーっ!!なるほどアレルヤが「犯罪ですよ」とか言うわ!!ってゆーか、
>カタギリは30過ぎまで彼女ナシ、いまだ童貞
だというのに!つかビリーは2年もスメラギさん保護しといて何やっていたんでしょうね?そんなスメラギさん関係では、
>スメラギは紛争をなくせば戦術予報士の職がなくなり過去を振り切り自由になれると思っていた。
えー!?そんな逃げの理由かよ。というかさ、イアンのおやっさんやビリーの事はともかく、
上記したリボンズやスメラギさんのことはこのアニメで説明してもいいような事だと思うけどなぁ。

今週の姫さま
相変わらず戦闘宙域外で閃光を眺めておられるだけ。姫さま、後2話しかないですよ。
でも大丈夫、きっと姫さまのお歌がすごい事になるに決まっています。オレは信じて疑わないぜ!
さて、上記設定補完にてマリナ姫さまについてちょっとあったので紹介。
>マリナはまったくの普通の家庭で育った
とのことですが、中東はかなり貧しかったわけだから、アザディスタン的にはそれなりに裕福な方ってことだよね?
まぁ、でも特に王家の血筋云々で優遇されていたわけでもない、といった所でしょうか。
姫さまの素朴な所のルーツがわかってちょっとほっこりしたよ。
普通の家庭で普通に育っていたその頃の姫さまは、きっと今よりもずっと幸せな笑顔をしていらっしゃったんだろうな。
姫さまがそんな笑顔をしてくれるような最後回になるのかしらね?


#49 BEYOND

説明無さすぎじゃね?

そんな今回のお話は…
敵母艦内に侵入したティエリアはそこで驚愕の事実を知る。そして……。
防戦に撤するプトレマイオスだったが、敵の休むことのない猛攻に劣勢を強いられ続けていた。
一人、また一人と倒れていく仲間たち。その命の灯火に応えるよう、刹那が吼える。
以上公式のあらすじ。公式のあらすじに追いつかれてしまった。

あらすじでは今ひとつ要領を得ないので、ざっくり説明すると……
各々の因縁で危機的状況の声をトランザムの中で聞いた刹那は真のイノベイターとして覚醒。
それに呼応してトランザムバーストシステム(?)が起動。
純粋なるイノベイターの脳梁思波がツインドライブと連動し、純度を増したGN量子が人の意識を拡張させる。とはリジェネの談。
高純度のGN粒子が戦闘宙域を覆い、意識を通じ合えるようになった各人はそれぞれの因縁に決着をつける。
前回ヴェーダ本体でリボンズと相対したティエリアは射殺されるが、意識は完全にヴェーダと一体化し、
セラフィムガンダムでトライアルシステムを作動し、イノベイターの機体はバックアップを失い行動不能に。
これで戦いが終わるかと思われたが、セラフィムがリボンズの駆るMSに撃墜されてしまった……。
って感じで引っぱった。公式のあらすじを引用した意味がなかったな。

と、いうわけで、お話としてはもうリボンズぶっ倒すのみとなり、上記したように色々あった因縁は今回でほぼ決着がついてしまった。
というか、因縁を決着させる為の今回の話、というわけだね。
しかし、2ndシーズン冒頭から引っぱっていたルイスと沙滋の確執は、いくらなんでもあっさり終わらせすぎなような気がします。
ガンダムを倒す為ならとダブルオーライザーに取り付いて動きを封じ、特攻MSで自分もろともとしたルイスに、
愛する彼女を救う為についに自ら引き金を引いた沙滋という部分はおもしろい部分であったけど、これアバンで終わらす内容か?
もっと尺をとっても良いだろ。ここまであんだけ沙滋とルイスにやきもきさせておいてこれはない。
その後も、一旦死んだかと思われていたルイスが、高純度のGN粒子で生き返るし。
何でそうなるのかの説明は無しか。これでは今ひとつピンと来ないよ。
同様な感じなのがティエリアで、なんで死んだ事によって意識がヴェーダと完全にリンクしているのかよくわからない。
今までティエリアを含めイノベイターと呼ばれていた人達は、正確には違って、イノベイターの出現を促す為に作られたイノベイドだそうな。
そのイノベイドさんは肉体的に死んだとしても、意識は残って尚かつコンピュータであるヴェーダにその意識を情報化して送れるの?
意識を情報化?0と1に出来るの?なんで?理由は? ……と思うよなぁ。
「そういう事になっている」で話が進んでしまっているのか気に喰わねぇな。
そんな事を思いもしながらも、語られたりはしなかったが、どうもリジェネとティエリアは共同戦線を張っていたみたいなのはおもしろかった、
ってゆーか、そういう解釈でいーんだよね?まぁ、共同戦線と呼ぶかどうかは別としても、
少なくとも彼らはリボンズ思い通りにはさせないという部分で一致していたのは、おそらく間違っていないだろう。
ティエリアとリジェネが、肉体的にあっさりやられてしまったのは、こーゆー裏があったからかと思わせてくれただけに、
何でそうなるかをしっかり説明すれば、もっと「してやったり」感が出たように思います。
他の因縁はというと、まぁ、そうなんじゃないかと思ってはいたが、やっぱりあっさり片付けたな。
サーシェスが死ぬのは当然として、ビリーは懐柔されたか。まぁ、思い続けて10数年、いまだ童貞だものな。
何はともあれ、後はリボンズ倒してどうまとめるか、ですな。アンドレイ? ああ、いたね。そんな人(笑)。

他、ちょっと気になった所としては、トライアルシステムを起動したセラフィムガンダムですけど、
あれってガンダムナドレがセラフィムになったってことなのね。
てっきりセラヴィーの中に収納してある物だと思っていたんだけどねー。
しかし、1stもそうだったけど、トライアルシステムっていい所で使い物にならなくなっちゃっうね。
本来、状況ひっくり返して終わらせちゃうくらいのモノなので、あんまり使いたくなかったんでしょうかね。
そして!何か忘れてやしませんか!?ということで、いつものあのコーナーへ。

今週の姫さま
姫さまのお歌は一体どこで使うというのだ。
今回も戦闘宙域外で光を眺めていらっしゃっただけだったし。
もう後は次回の最終回しかないから、お歌の使いどころとしては、
エピローグ辺りで地球中にあのごろごろソングが広まりみんなが反戦に動き出して、
姫さまが「刹那、世界は変わり始めたわ」みたいな事をおっしゃりながら空を見上げて遠い目をされて終劇。
ってな感じしか思い浮かばないなぁ。
ってゆーか、姫さまは…………ヒロイン、ですよね?


#50 再生

コーラサワーさんの一人勝ちじゃないか。

そんな今回のお話は…
全ての元凶であるリボンズの駆るガンダムに挑む刹那のダブルオーライザーであったが、
手傷を負わせるもののダブルオーライザーは大破、オリジナルのGNドライブをひとつ奪われてしまう。
リボンズの機体も活動限界であったが、捨てられたオーガンダムを発見し、
オリジナルのGNドライブを取り付けて刹那にとどめを刺そうと戻ってくる。だが、ダブルオーライザーに刹那は居なかった。
スメラギの指示でプトレマイオス2はガンダムエクシアR2を射出、刹那はエクシアに残ったドライブを装着しリボンズの前に立ちはだかる。
そして刹那とリボンズはついに雌雄を決する……。
って感じ。

その後は少し時間が経った所をエピローグで流し、最後に2010年劇場版の告知が入って終わった。
最初からこのつもりで作ってただろ。まったくもう。
ま、それはともかく、最終回の方ですが、いかにもラストバトルな感じが良かったですな。
ダブルオーライザーがやられた、リボンズが勝った時はどーするつもりなのかと思ったが、エクシアが出てきたところで思わず興奮したなぁ。
2ndシーズンは半壊したエクシアで始まって、最後は改装されたエクシアで終わるのはぐっとくるな。
戦闘もそこが印象的で、オーガンダムとエクシアが地に足付けて一騎打ちってのがまた良い。
最後は相打ちのような格好ではあったが、エピローグを見る限りリボンズは死んで刹那は生き残り、
戦争としては決着がついた格好になり、エピローグもまぁ、無難な落ち着け所に収まったという印象。
エピローグとしては、アロウズの蛮行が知れて解体され、それに伴って新しい体制で新連邦政府が樹立し、
カタロンもそれに組み込まれ、「みんなで変わって行かなくては」となる。
ソレスタルビーイングはというと、この一連の事件で解散するはずもなく、
変わらず世界の抑止力として居続けるとなり、劇場版の告知へなだれ込んだ。
一応の決着は見たものの、まだ良くわからない「来るべき対話」とか「GN粒子とは」とかその他諸々は劇場版へ投げた格好なので、
どうにも「すっきり」というわけにはいかないのが残念と言えば残念。
ああ、わかったよ。見に行けばいいんだろ。行くよ! 見事に商法に引っ掛かってしまう私であった。

さて、最終回としてだが、ロボットプロレスは最終回らしく見事な出来映えで感心。
上記したがラストバトルのエクシアVSオーガンダムはがとても印象的であった。
エピローグもリボンズが居なくなる事はわかりきった事なので、それを考えれば予想の範疇な落とし方であった。
その辺はまぁ、いいのだが、いつだったかにフェルトが出撃前に刹那にあげた花があんまり意味なかったり、
ビリーとスメラギさんが結局は道を分つ経緯は語られないし、マリーとアレルヤは何しているかよくわからなかったり(登山?)と、
どことなく消化不良な感じがもにょもにょする。ってゆーか最大の消化不良はというと……

今週の姫さま
そう、姫さまの扱いなんだよ!
正直、最後まで何もしてねぇよ!
「ごろごろソング」に何かあったわけでもなく、姫さまが物語の一大転機に関わったわけでもなく、
エピローグでもどうやってアザディスタンが復興したかも不明だしと、ぶっちゃけ何の為に居たのかよくわからない。
姫さまの存在意義は一体なんだったのだろうか?こんなヒロイン然とした姫さまに何の機械も与えないと、
シリーズ構成に嫌われていたんじゃねーのかと邪推してしまうよ。
だがしかし!まだだ、まだ終わらんよ!劇場版があるじゃないか!
そう、これまでの50話は
姫さまが劇場版で大活躍する為の前フリだったんだよ!(キバヤシ風に)
今からご活躍を楽しみにしておりますよ!姫さま!いやぁ、それにしても長い前フリでしたねぇ。

一応最後なので全体的な感想としては、
1stシーズンの後半はガンガン盛り上がっていったのに対し、2ndシーズンはそうでもなかったという印象。
今振り返ってみると、物語全体としての流れ方は悪くはないし、話としては最終的にまとまってはいるのだけど、
盛り上がり所としては1stシーズンの最後が頂点で、それから右肩下がりしたような感じ。
1stと2ndシーズン何が違うかなーと考えてみた所、2ndシーズンは物語に幅がないな。
1stシーズンは大きな転換期がいくつかあって、そこでごろっと話の展開が変わったのだけど、
2edシーズンはそーゆー所がなく、最初から最後まで打倒リボンズであったものな。
1stであれだけ「な、なんだってー!!」とかなっていた分、2ndは大どんでん返しがなかった為に、話全体としての盛り上がりに欠けたな。
あと2ndは、各話の最後に拳銃の発射シーンとかで引っぱって、次回冒頭であっさり片付けるという、
詐欺みたいなやり口が多かったのが「またどーせなんともないんだろう」と思って、盛り上がりのなさに拍車をかけたような印象がある。
あと、劇場版でしっかりきっちり終わらせるつもりなのであろうけど、
とりあえずTVシリーズはTVシリーズでキレイさっぱりして欲しかったな。なんかもにょもにょするし。
だが商売としては上手い手法で、私は見事にそれにハマったと言えよう。
サンライズも会社なので、キラーコンテンツのガンダムで利益をあげようとするのは当然で、そこは攻める所ではないだろう。
と、いうわけで、もうここまできたら最後まで付き合ってやりますよ。
「劇場版を見るまでがガンダム00です。」と、いうことで。
しかし、2010年か。みんな忘れてるんじゃねーのかな(笑)。


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