Yes プリキュア5 40〜49話

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第40話「理事長の正体を探れ!」

まぁ、今更感はあるわな。
しかし篁馨作画監督はやっぱいいな。

そんな今回のお話は…
学校新聞サンクルミエール通信、今回の目玉記事は学園の理事長だった。
理事長は誰も姿を見たことがなく、謎の人物とされているのだった。
生徒の前に姿を現さない理事長に生徒会長であるかれんは残念に思っていた。
そんな折、崩れかけていると生徒達の間で話題となっていた旧校舎のレンガの壁や、
運動部で靴やタオルが無くなる事件が起こるが、理事長の指示で壁の補修工事が行われ、
紛失事件も、指示を受けた教頭が裏庭で迷い込んだ子犬を発見し解決を見る。
生徒のことを考えてくれている理事長にお礼を言いたいと思うかれんと、
理事長の顔を見てみたいのぞみ達が翌日理事長室に行くとハデーニャがあらわれて…
って感じ。

いやしかし、篁馨作画監督ののぞみはほっぺがぷにぷにしてていいなぁ。
川村敏江キャラデザは美人って感じだけど、篁さんのはかわいいって感じだよねー。
っていうか絵を見て作画監督が誰かわかるようになるなんて、思ってもみなかったわ。スタッフなんて全然興味なかったんだけどな。
それはさておき、お話の方は別に驚愕の事実があったわけでもなし、
おタカさんが理事長なんて視聴者的にバレバレだし、理由もそんなことなんだろうなぁというのも想像がつくので、
特にお話的な何かはなかったなぁ。ってゆーかここまで引っぱることでもなかったような気がするな。

というわけで、細かいところを突っつく今週のMVPはこまちさん。
裏庭で教頭が出てきたとき、ガサッとなってみんながかれんの後ろに隠れるシーン。
ここ、かれんは全く動かないんだけど、その他のキャラの表情と動きが面白い。
その中でこまちさんが特におもしろくて、ビクッとなったあとピョンとかれんの後ろに飛ぶんですよ。
その様子と表情がとてもかわいいのでコマ送りで見れる人は見てみるといいかも。
理事長の正体が分かった後ののぞみとうららんの「ええーっ!?」も良かったんですけどね。
しかし、のぞみの「ええーっ!?」はバカっぽくていいですな(笑)。
あ、そーいえば関係ないけど、教頭室に入るシーンでかれんの制服の腕のところの色が抜けてますな。
これかなり目立ったんだけど、作ってる時気付かなかったんだろうか?

今回のまたみてねはやっぱり映画の宣伝。
あ、書き忘れていたけど、ゲストキャラでOP、EDを歌っている工藤真由さんと宮本佳那子さんがご出演されていました。
役名も一緒でしたね。


第41話「伝わる気持ち こまちとうらら」

うららんは中1なのに大人だなぁ

そんな今回のお話は…
こまちは執筆中の小説の事で悩んでいた。少年と別れる少女のセリフが出てこないのだ。
そんなこまちが帰り道、台本を読んでいるうららと会う。彼女もまた悩んでいた。
ドラマのオーディションで少年と別れることとなる少女の役なのだが、その時のセリフは自分で考えなければならなかったからだ。
ナッツハウスでナッツを相手役に練習するうらら。最後のセリフは「私、サヨナラは言えません」
皆が良かったと言うが、同じことで悩んでいたこまちは曖昧な返事しか出来なかった。
それを受けてうららはまた悩んでしまう。
翌日、皆で一緒に帰ろうとするがうららが見つからず、手分けして探すこととなるが、
こまちは彼女が大講堂にいるのではないかとそこへ向かうと…
って感じ。

今回はお話的なおもしろさはあまりなかったな。
言葉はなくとも気持ちは通じるというテーマは良いのだけど、これっていう事件の様なものがなくて、
抑揚がないと言いますか、すごく印象が薄かったかな。
もちっとドラマチックな何かがあれば良かったような気がします。
そんな中、のぞみとうららがなかなか興味深くて、うららはまだ12、3歳だというのにすごく精神的に大人なんだよな。
まぁ、ちっこい時から大人に交じって仕事をしているわけだからさもありなんといった感じだが。
これは余談だが、DVDで3話を見返してみると、仕事やレッスンで友達が出来ないからひとりでがんばるとか、
12、3歳の女子が普通言わないよな。それはそれで仕方ないと割り切っちゃって我慢しちゃうところが何とも。
その後のぞみに「ひとりじゃないよ、もう友達じゃん」みたいな事言われたうららんが、
どれだけ嬉しかったかと思うとちょっとホロリときます。
各キャラの人となりがわかってから最初の方の話みると意外な再発見があっておもしろい。
余談はこの辺にして、そんな優しいのぞみも興味深くて、見つからなかったうららんは、
先に帰ったのかな?と思うりんに対して、のぞみは「うららは絶対ここ(学校)にいるよ!」と断言するんですよ。
のぞみは自分が劣等感の塊だからなのか、他人が悩んだり落ち込んだりの負の感情にとても敏感みたい。
そこから過去の自分の負の経験から、うららんが絶対一人で悩み抱えてるみんなで悩みを解決しちゃおうぜ!
と口には出さないが、というか、彼女は語彙が非常に少ないので(笑)的確に言葉で表さないが、
割と強引にみんなを動かしちゃうんだよねー。
しかもその一連のことをのぞみはあんまり自覚してやっていないであろうことが良い。
のぞみはものすごい直感型なので、上記のようなことを頭で組み立ててじゃなく経験則からのひらめきで行動し、
悩んだり落ち込んだりしてる人の為なら労を惜しまず、無償の優しさで応援してくれるんだよな。
のぞみはホントやさしいなぁ。

アニメーション的なことも少し。
今回の戦闘はなかなかおもしろい動きをしていて、ドリーム達が隔離されるまでの動きは、
コマ送りで見てみるとこんな絵が入ってるのかと感心した部分もあった。
それとずっと気になっていたルージュバーニングのバンクで炎を打ち出す前と後で、
トーチを持っている手が逆になっているのが気になっていたのだけど、
今日コマ送りで見てみたら炎を前に出した時に左手から離して、打ち出しながら右手でキャッチしてるのな。
すんごいすっきりしました。

今回のまた見てねはやっぱり映画の宣伝。来週くらいには復活していただきたいものです。
そーいやもう41話なんだよなー。2期が決定している(公式に告知出たね)とはいえちょっとさびしい。
こまちさんとかれんは残ってほしいなー。卒業脱退はさびしすぎますよ。
まぁでも入れ替えはありそげだけどな。(キャラは継続でした/20080215/追記)


第42話「りんとかれんのひそかな約束」

やっぱのぞみはよく人を見てるわ。

そんな今回のお話は…
12月に入りクリスマスセールに向けてナッツハウスの飾り付けをすることに。
商品のライティングにこだわるうらら、商品説明に詩の入ったカードをつけるこまち、
チラシをピンキーにコピーしてもらうのぞみと各々ナッツハウスをアピールしようとしていたが、
店と彩る鼻がないことに気付き、のぞみはりんとかれんに花のことを任すのだった。
ふたりがりんの家の花屋へ向かうと、母和代に店番を頼まれてしまうりん。
そこでかれんに花を持って先に行ってもらおうとするのだが、にわかに店が忙しくなってきて…
って感じ。

サブタイの「ひそかな約束」は他の三人のように将来の夢がまだ決まっていないりんちゃんとかれんが、
やりたいことが見つかったら真っ先に報告しようねという約束をしたというものでした。
前回の次回予告から、きっとふたりでサプライズ的ななにかを企んでいるのかなーとおもっていたので、
なんかちょっと拍子抜けしてしまいましたよ。
そんな今回のお話はそれほどおもしろいものではなかったけれど、
りんちゃんとかれんがいい関係を築いているのがわかってそういう意味ではなかなか興味深かった。
というか、ふたり良いらしさが出ていてよかったな。
店番することになって、りんちゃんの性格なんだろうが、
余計なこと言わなければ穏便に済むのに「見るのとやるのは違うんですよ」とか言っちゃって、
それを受けてかれんがかちんときて張り合っちゃうのは以前からあるらしさですけど、
以前ならそれで空回りしちゃって失敗するのだが、今となってはお互い相手を良く見てやっぱりすごいなと、
相手を認める余裕がふたりにもできて、りんちゃんなんかは竹を割ったような性格というか、
最初にごねながらも割とあっさり自分から助かりましたと素直に言っちゃうのが彼女らしい。
かれんも本来頑固なのだが、りんちゃんがそんななので意地を張らずにいれて、
そんな中でもかれんは冷静にりんちゃんを見ていて対応が見事だとか気配り云々などのセリフが彼女らしい。
個人的にはふたり接客が興味深くて、かれんはこうとおもったらすっと行動して大人な対応するし、
りんちゃんは小さい弟妹がいる所為か、かれんじゃないけど子供の対応が見事。
ちゃんとかがんで子供と同じ目線と立場になってる。子供は見下ろすと威圧感を感じるらしいです。まぁ、聞いた話ですが。
そんなふたりのらしさから、よくぶつかったりはしているだろうけど、
認め合って胸の内をさらけ出せるくらいな関係になっていることを思うと、
ふたりも成長したなーと思うちょっとしたお父さん気分を味わいましたよ。

さて、そんな今回のMVPはやっぱりのぞみはすごい、略してYNS。(笑)
花ときて何の躊躇もなくりんちゃんとかれんにおまかせしちゃう。まったく良く見てるなぁと感心します。
別に花屋のりんちゃんだけでもいいし、こまちさんでもうららんでものぞみ自身でもいいのだけど、
これまでみんなを見てきて直感的に、おそらく意識せずにかれんを選んじゃう。
のぞみは自分が何も出来ないことを自覚しているし、絶対無理だもんとかいってあきらめちゃったりするネガティブなところがあるんだけど、
信頼した他人のこととなると何の迷いもない。絶対そうだと信じて疑わない。それを無意識的にやるからYNSなのよね。
のぞみは時代が時代なら三国志の劉備(演技の方)みたく一廉の人物になっているかもしれないなぁ。

そーいえば今回のラストでりんとかれんが自分の夢がちょっとわかったかもといっていましたが、
話の流れからしてりんちゃんは宝飾デザイナー、かれんは医者ってところかね。
仮にそうだとして具体的な将来の職業が決まっていないのはのぞみだけなんだけど、のぞみは将来どんな職業に就くのかねぇ。
花のある職種な4人に対してのぞみは割と普通な職種を真面目にやりそうだなぁ。失敗ばっかりしそうだけど(笑)。

今回のまたみてねはまだ映画の宣伝でした。もうそろそろ戻っても良さそうな気がしますが。


第43話「こまちの決意とナッツの未来」

今回はとてもおもしろかったです。。
脚本もさることながら演出上手いなーと思ってED見たら…!

そんな今回のお話は…
こまちは今書いている恋愛小説のラストが書けなくて悩んでいた。
そんなこまちを見たかれんがナッツに相談してみたら?と言ってみると、
「それだけはダメ!…自分のことだから」と一人で抱え込んでいた。
というのも、今回の小説は自分とナッツをモチーフにした物語で、ナッツの夢であるパルミエ王国が復活した時、
当然彼はこまちの手に届かない世界へ帰っていってしまう。
ナッツに想いを寄せているこまちは、彼の為に何でもしてあげたいと思いながら、別れがくることを恐れていた。
自分の気持ちに折り合いがついていないこまちに、自分達がモチーフになっている物語のラストシーンが書けるはずもなかった。
一人で悩んでいるこまちが公園のベンチで一人佇んでいるとナッツがやってくる。
「オレに出来ることがあれば何でも力になる」そういうナッツにこまちは「ありがとう…でも今度ばかりは…」
そんなこまちに気が向いたら声をかけてくれと言い、こまちの隣に座るナッツ。
自分を気にかけてくれる優しいナッツに、こまちは自分の気持ちを隠しつつも胸中を少しずつ語り始める。
って感じ。

と、いうわけで、今回はお話が良く出来ていてこまちの恋のお話でありながら、プリキュアらしいコメディも挟みつつ、
戦闘はアニメーション的にはそれほどでもないにしろ熱い展開で個人的には絶賛です。
まぁ、ただここ数回は本来の女児向けアニメの話としては大人っぽい話なのでどうなのかなと思わんでもないですが、
大人としてはとても興味深く見させていただきました。
個人的には演出が見事だなーと思って見ていたのですが、今回の演出は西尾大介氏でした。さすがです!
知らない人の為に一応説明しておくと、無印、MaxHeartの時のシリーズディレクターいわゆる監督をされていた方です。
アバンから演出がおもしろくて、最初図書館で話していたこまちとかれんのセリフの途中で風景になって、
そのままセリフが続いていたから図書館に戻ると思いきや帰り道を歩いていたり、
そのシーンもそうだったけど、こまちとかれんがふたりで話す時は夕暮れで逆光に立たせみたり、
ナッツとこまちがベンチで話すシーンはえらいロングで引いたカットが長くあったりと、
そんな良いシーンの途中でのぞみのくしゃみのカットが間に入ったりと、
こまちの恋心を描いた脚本ももちろんよかったのですが、演出でより良くなったという印象を受けました。

特に戦闘が秀逸で序盤のドリーム、ルージュ、レモネのコメディ的なところもおもしろかったのですが、ミントvsハデーニャからの熱い展開が良い。
途中からのアクア参戦や、ふっきれてすんごいパワーなミントがハデーニャの攻撃を受けてびくともしなかったり、
ミントシールドを前に打ち出したり(ってことでいーんだよな、アレは)と、まぁなんとかっこいいことか。
アニメーション的には特にすごいところはないんだけど、見せ方を工夫するだけでこうもかっこよくなるのだなぁ感心した。
そーいえば、今回のやつもそうだけど、ミントって映画の戦闘でもキャッチュから、
小さいシールドを展開させたりしていて、技バンク以外の使い方をしていたっけ。
もっとそういった小技とか色々見せてくれれば戦闘もおもしろくなるような気がしますけど、それってあんまりやっちゃいけないんですかね?
あ、そうそう、今回日常パートでのぞみの出番があまりなかった所為か、戦闘部分でのドリームのへたれっぷりが可愛かったです(笑)。

そんな今回のMVPは永野愛さん。こまちの泣き演技が見事でしたよ。
というか、今回はミントがかっこよすぎでした。

それにしても、例年通り2月から新シリーズならあと7回ということになるんですが、
次回ハデーニャがお亡くなりなのは決定としても、あとブラッディ、カワリーノ、ブンビー、デスパライヤと、
こんだけ残っていて、ラスボスに大体3話つかうとしたらあとたった4回で幹部3人倒さないといけないんですよね。
もしかしたら、設定の継続はありかもしれないなぁとか思ってみたり。
こまかれの卒業退場はちょっと惜しすぎるからな。

今回からまたみてねが復活「ココナッツミルク」でした。


第44話「お世話役ってどんな人?」

原画がひとりだけ。

そんな今回のお話は…
ある朝、寝坊してしまったミルクがあわててココとナッツのお世話を始めようとすると、
二人はすでに自分たちで準備をして朝食を済ませた後だった。
ミルクは自分がいなくてもココとナッツが不自由なく過ごしていたことがショックで、
自分のことを必要とされていないと落ち込んでしまいます。
そして一人公園でショボンとしているとことにうららが現われその原因を尋ねてみます。
ミルクから話を聞いたうららは、“いつも大切なときにいてくれて、励ましてくれる人”がお世話役じゃないかな、と言う、
他のみんなにも話を聞こうと、みんなのもとを訪ねるミルク。
りんは“みんなのために泣いたり、怒ったり、笑ったりできる人”。こまちは“どんなときでも行動できる意志の強い人”。
そしてかれんは“信じることを忘れない人”。みんなが認めるその人に会って見たいと思ったミルクでしたが、
その理想の人がのぞみだと聞いてビックリしてしまう。
納得のいかないミルクはのぞみに理想のお世話役に必要なものを聞いてみると、のぞみの答えは“よく遊んで、食べて、幸せいっぱいな人”。
ますますわからなくなるミルクに、のぞみは「ココとナッツがスキだったらそれでいい」と言う。
そのころミルクがいなくなり、心配でナッツハウスを飛び出したココとナッツの前に、後のなくなったハデーニャが現れて…
以上東映公式のあらすじの一部。

前回と比べるとかなりモッサリしたかんじではあったが、
日常パートのミルクが理想のお世話役をみんなに聞いて回る件はなかなか良かった。
ただ、かれんがみんなの言っている人はのぞみのことだとばらしちゃうのはどうかな。
私としては、ミルクはそれが誰かわからないまま戦闘を経て、そこでのぞみのことだったんだと気付いた方が俺好みの話ではあったな。
それにせっかくみんなが語るところでのぞみをシルエットみたいにするんなら、
そのままのぞみを出さないで、戦闘に入るいいところで満を持して、という形でも良かったかもしれない。
というかそういう流れになるもんだと思っていたので、かれんがバレしちゃって「ええええ!?」となってしまったよ。
そんなわけで、前回が良すぎた所為か話の練りが今ひとつに感じたな。
何より戦闘のモッサリ具合はものすごく、前回の戦闘がどれだけ素晴らしかったかを再認識したよ。
ああ、ちなみに冒頭に書いた原画の話ですが、青山充さん一人だけなんだよ。
無論、作画監督も青山さんなわけで、一人で作監と原画まわすってすごいよね。

さて、今週のMVPと行きたいところだが、残念ながら今回はこれといって印象に残った人がいなかったなぁ。
いやっ、いたぞ一人、イカした人が。ブンビーさんの「目、デカァ…」のセリフはイカしていたな!
あれってアドリブなのかなぁ。なんかそんな感じがする。

今回のまたみてねは「クリスマスケーキに5人の顔が描いてある」でした。
次回はのぞみとココのクリスマス話のようです。
そーいえば、2話でのぞみはファーストキスはクリスマスの夜にステキな彼とツリーの前で云々いっていたなぁ。
ち、ちくしょう!幸せにしてやれよパーンチ!


第45話 「 のぞみとココのクリスマスの誓い 」

ココはいいこと言うなぁ。っていうかラストはあの後キスのひとつでもしたんだろうなぁ。
ちくしょう!幸せにしてやれよパーンチ!

そんな今回のお話は…
ついに54のピンキーを集めて、ドリームコレットへと戻したのぞみたち。これで残るピンキーはあと1つになりました。
しかも明日のクリスマスイブには雪が積もるとあって、のぞみたちの気分はますます盛り上がります。
でも一人浮かない顔をしているココ。それはピンキーを全て集めるということは、
パルミエ王国の復活と同時にのぞみたちと別れなければならないからでした。
王子であるココが、もし王様になったらパルミエ王国を離れるわけにはいかない。
そうなるとココとのぞみはもう二度と会えなくなるのです。そのことに気付かなかったのぞみは、それを知って激しいショックを受けるのでした…
ショックを受けながらも明るくふるまうのぞみ。
でもその明るさが、どれだけ無理に作っているか周りのみんなにはよくわかっていました。
そしてクリスマスイブの夜、ココとナッツとミルクから、みんなへ感謝の思いを込めた手作りのクリスマスケーキが出されました。
でもいつもなら最初に食べ終わるのぞみが、ほとんどケーキに手をつけません。
それはケーキのプレートの“ありがとう”の文字を見て、ココたちとあとどれくらい一緒にいられるか考えてしまったからです。
そんな時、ブラッディが現われ、ナッツハウスをコワイナーに変えてしまいました。みんなはプリキュアに変身して迎え撃ちます!
以上東映公式のあらすじの一部。

お話はサブタイ通りのぞみとココの話で、もう見たまんまの話なので私がここで書かなくてもいーんじゃないかとも思うのだが、
もしかしたらこの世界で一番のぞみを愛しているのは俺かもしれないと豪語する私としてはのぞみのことを書かなくてななるまいて。
さて、そののぞみですが、やはりというか王国を復活させた後のことはまったく考えていなかったようで、
のぞみにしてみれば、突然降ってわいたもう会えなくなるかもしれないという話に動揺してしまうわけですが、
それでも明るく振る舞うのぞみがなんともらしいのだけど、そのムリヤリ明るく振る舞っているっていうのが、
りんちゃんはともかく、視聴者はおろか、こまちやかれん果てはうららんにさえバレバレなのが微笑ましい。
のぞみの心情なんかは劇中に全て語られているのでここで書く必要はないので省くとして、
無理して笑ったり、ケーキ見て落ち込んだり、泣いたりする彼女はとてもらしくて良かった。
特に戦闘後はのぞみはこんな時どんなになるのかなーと思って見ていたんですが、
のぞみはのぞみというか、やっぱり素直ないい子だなーと思いましたよ。
よごれちまった大人としてはそんなピュアな心がまぶしいのです。
っていうかさー。冒頭にも書きましたが、ラストは女児向けでなかったらキスシーン入ってるよなー。
なんていいますか、のぞみが幸せになるのが一番なんだけど、こう、もにゅもにゅするわけですよ。
うん、二次元に本気で嫉妬する俺キモイね。

今週のまたみてねは「重なる五人の手+ミルク」でした。
そーいえば、来期の「Yes! プリキュア5GOGO」公式で新コスと新キャラ出てるねー。
やっぱドリームのへそは無くなるのか(´・ω・`)
あとこまかれ続投と新キャラがなんかツンツンしてそうで楽しみです。


第46話「カワリーノ非情の策略!」

のぞみ達のおまけ感がすごいな。
それはともかくブンビーさんがっ!!

そんな今回のお話は…
近所の神社へと初詣にやって来たのぞみたち。
最後のピンキーが一刻でも早く見つかるようにお願いすると、その帰りにいつの間にかのぞみの前に最後のピンキーが現れた。
これでパルミエ王国はついに復活を果たすのか!?
以上東映公式の次回予告のあらすじ。

あらすじは次回予告のところだとこんなに短いのね。
というわけで、今回はのぞみ達ではなく、ナイトメアの方がメインでしたな。
サブタイを見るとカワリーノの策略でプリキュア達が苦戦を強いられそうですがそうではなく、
残った幹部ブンビーさんとブラッディさんがカワリーノに退場させられるという展開。
最後はピンキーが全部そろったドリームコレットを小々田になりすましたカワリーノが奪って去っていって引っ張った。
のぞみ達は奪われるためにいただけなので、特に何もないから放っておくとして、
ブンビーさんもブラッディさんもカワリーノに意見し、ブンビーさんは屋上から落とされ、
ブラッディさんは床に埋められて(?)退場しましたけど、死亡確認がないからまた出てくるのかしら?
つっても後3回しかないのでそのままってこともあり得ますが、ちょっとブンビーさんはもったいないなぁ。
せっかく二人とも現ナイトメアに不満をあらわにしたんだから、何かあっても良さそうなものです。
それはともかく、そのナイトメアですが、ブラッディさん曰く昔はこんなんじゃなかったらしく、
カワリーノが来てからということなので、やっぱり最終的にカワリーノがポイントになるんですかね?
S☆Sみたくカワリーノがラスボスだったりしてな。

というわけで、お話の方はミルクの所為で(笑)コレットを奪われたってのがわかればいいだけなので特に何もありません。
ええ、ミルクの所為ですよ?次回予告ではのぞみが「悪いのはナイトメア!」とか言ってましけど、
あの時、みんな小々田ちょっとおかしいなって感じだったのに、事もあろうか主人であるナッツの手からコレットを勝手に奪い、
ニセ小々田に渡したミルクの罪は重いと思うんだけど、のぞみはやさしいなぁ。
っていうかやっぱり最後までミルクは特に必要のないキャラだったなあ。

次回から最終決戦ですけど、もう後3回で終わりなんですねぇ。楽しんだなぁ。
今回のまたみてねは…デスパライヤの素顔なのかな?で
「どうもはじめまして…寒いので風邪にはお気をつけ下さいませ…」でした。


第47話「ドリームコレットを取り戻せ!」

デスパライヤ様、衣装まで変わっちゃってますが。

そんな今回のお話は…
のぞみたちは、カワリーノにコレットを奪われてしまったの!
すぐに取り返さなくてはいけない!
でも、すでにコレットの力はデスパライアによって使われているんじゃないかしら・・。
みんな元気をなくしちゃうけど、のぞみはみんなに言ったの。
「まだコレットは使われてない!まだ空はこんなにキレイじゃない!」
みんなは元気づけられ、空に向かって「返せ!」と叫んだわ。
するとカワリーノが現れ、ナイトメアの空間にのぞみたちを誘いだしたの。
気がつくと、仮面集団に囲まれたコロッセオにいたわ。
仮面集団の中には、コレットを持ったデスパライアとカワリーノの姿が・・。
のぞみたちはコレットを取り戻すため、プリキュアに変身!
襲いかかってくるカワリーノと戦うんだけど・・・。
以上書くのが面倒だったのでABC公式のあらすじ。ひらがなばっかりなので漢字に直しておきました。

ラス3だというのに大した内容ではなかったなぁ。
熱い展開でもないしアクションもどうって事なかったし。
それというのもどうもラストバトルって感じがしないからかな。
なんかこう、盛り上がりに欠けると言いますか、いつもの戦闘を見ているような感じがするんですよね。
それでちょっと考えてみたんだけど、このYes! プリキュア5は日常パートはすごく面白いんだけど、
本筋であるプリキュアの話はこれまでと比べてそれほどではないような気がする。
どうもピンキーが集まってから急に動き出した印象があるなぁ。
MHやS☆Sはひかりんや満薫というキーパーソンがいた事もあって、
最終的にどうなるんだろうというところがあったし、無印のときは圧倒的な存在のジャアクキングをどう倒すか、というようなことに興味をそそられたんだけど、
こっちはデスパライヤが使ってしまったコレットを最終的にどうするかくらいしか思うところが無いものな。
しかもそれは、直接的に関係があるのはココナッツであって、すごく客観的な見方をすれば、のぞみ達には何の不利益が無いんだよね。
パルミエ王国が復活しなくてものぞみ達が困る事は無いし、むしろココナッツが帰らなくていーんじゃね?などと考えてしまったですよ。
そーいったところで、やっぱりのぞみ達に何かが無いとなぁと思う。絶望に覆われてとか言われても、今ひとつピンとこないもんな。
そーゆー意味でなぎほのプリキュアやS☆Sは世界がなくなっちゃうっていう分かりやすい危機感は、
お話を盛り上げるためにはベタではあるものの良いものではあるんだな。
プリキュアに限らず、世界を救う云々な話がたくさんあるのはそーいった事もあるのかもしれませんなぁ。
そんなわけで次回あたり熱い展開になる事を期待していきたい。

今回のまたみてねは「キュアドリーム」でした。
にしても最後は盛り上がるのかなぁ。なんか不安になってきましたよ。


第48話「希望VS絶望 最後の対決!」

さすが王子達はいいこと言うなぁ

そんな今回のお話は…
ドリームコレットを取り戻すために、のぞみたちはナイトメアにやってきたけど、
なんとミルクが絶望の仮面を被せられてしまい、絶望を受け入れてしまったの!
そしてついにデスパライアは、コレットを使って永遠の命を手に入れてしまった・・。
もうパルミエ王国を復活させることはできないわ。
ドリームたちは戦う力をなくし、カワリーノは不気味な闇の穴を作り出しドリームたちを飲み込もうとするの。
でもドリームは最後の力を振り絞って立ち上がったわ!ドリームたちは、決して希望を忘れてはいなかったの!
「絶対にパルミエ王国を復活させてみせる!」
すると仮面の集団に異変が・・。
以上書くのが面倒だったのでABC公式のあらすじ。

ドリームコレットを使われたので、パルミエ王国は自力で復活させるくらい言えばいいのに、と思っていたら、
見事にココナッツがそんなようなことを言ったのでちょっとびっくりした今回はラス前です。
なんだけど、ラス前にしてはやっぱり盛り上がりに欠けますなぁ。
今回の見所はココナッツの演説(演説じゃないけど)くらいで、その他はなんということもなくちょいと残念です。
どうも話をしているだけって感じがしていかんな。私としては戦闘しながら喋ってほしいんですがね。
そう考えるとS☆Sのラス前はよく出来ていたなぁと再認識。
やっぱり戦闘が格好良くないとプリキュアって感じがしない上に盛り上がれませんよ。
そーいえば、必殺技を技バンク以外の使い方していましたね。それはちょっと好印象。
というわけで、あんまり書くことがないや。

そうそう、りんちゃんとかれんの将来の夢が明かされましたな。見事に予想通りでしたが。
あと具体的に決まっていないのはのぞみだけなんだけど、彼女は将来どんな職に就くんですかね。
なんか最後までふらふらしてそうだけど(笑)。

今回のまたみてねは「ドリーム全身と他4人のアップ」でした。
次回最終回なんだけど、あの作画でいいのか?


第49話「夢と希望のプリキュア5!」

良いところあり、残念なところあり。

そんな最終回のお話は…
パルミエ王国のみんなを救い出し、強敵カワリーノもついに倒したプリキュア5。
しかしナイトメアの首領であるデスパライアは、たくさんのコワイナーを出現させて、最後の戦いを挑んできました。
でもたとえどんなに敵が多くても、プリキュア5だって負けてはいません。
果敢に攻め込んで、次々とコワイナーを倒してきます。しかしそれを見ていたデスパライアが、ついに動きました。
その標的は、いつもプリキュアの中心にいるキュアドリームです。
デスパライアはドリームに近づくと、怪しげな力でドリームを幻の世界へと引きずり込んでしまいました。
幻の世界ではココのニセモノがドリームをだまそうと待ちかまえています。
でもドリームはすぐにニセモノだと気付き、現実の世界へと戻ってきました。
その希望を持ち続けるドリームの姿を見て、デスパライアは不安を口にします。
「怖くないのか?」その言葉を聞いたドリームは変身を解いて、のぞみの姿でデスパライアに近づきました。
それはデスパライアと話すためでした。最初はおどろいたプリキュアたちでしたが、すぐにのぞみと同じように変身を解きます。
その姿を見てデスパライアは、仲間がいるから希望を忘れず、不安を消すことができることを知ります。
でも、そこへカワリーノがまた現われた!
って感じ。

各所で「作画が…」と言われていますが、ま、確かに最終回に原画が三人はないわ(苦笑)。
その辺はアニメを作るのは大変だということであまり言及せずにいきたい。
今も昔もその辺の大変さはずっと変わらないだろうし、あまり作画にこだわりすぎるのもつまらんことだ。

さて、最終回のお話の方は良くもあり残念でもあった。
個人的に評価したいのは、デスパライヤを倒さなかったこと。
デスパライヤの力が見通せない未来への不安からくる恐怖、だったのだと思うが、
それを勧善懲悪的に力でねじ伏せるのではなく、それを感じる心を持つあなたと私たちは同じであり、
未来にはきっと光があると諭そうとするのが斬新で良い。
それをキュアドリームではなく、変身を解き夢原のぞみとして語りかけるのが感動的であった。
この辺りは勧善懲悪な物が好まれる子供向けのアニメとして、挑戦しにいった感があり好印象なのだが、
果たして子供達がどう思ったかは私には知りようが無いのが残念。
残念と言えば、そこからデスパライヤが人が変わったようになってしまったのが気になった。
もう少し、のぞみ達に触れて考え方が変わる様子を入れた方が良かった様な気がします。
突然コロっと変わったように見えなくもなかったからな。
一番残念なのは、デスパライヤが「封印してくれ」といってその通りにしてしまったこと。
あれだけ彼女をなんとかしようとしていたのぞみがそんなことを了承するとはとても思えない。
のぞみの性格から見ても某ロボットアニメ的に言えば「無理を通して道理を蹴っ飛ばす」タイプののぞみが、
あの状況でデスパライヤをある意味見捨てるようなまねをするだろうか?のぞみなら何をどうしても彼女を助けるはずだ。
ご都合主義な展開を使ってでもここは彼女を助けるべきだった様な気がします。
その辺でとても違和感を感じてしまったのが残念でした。

その後のココ達とのお別れはこんなものかなぁといった印象で、そこそこ感動的ではあったものの割と普通ではあった。
個人的にはそれよりも、のぞみが将来の夢を決めたことの方が印象に残ってしまった。
それは学校の先生になるというものなのだが、きっとのぞみは良い先生になるんだろうなぁと思って。
でも、なにか教科を持つことは全く想像できないので(笑)、保健室の先生とか幼稚園の先生になりそう。
幼稚園の先生なんかは天職なんじゃなかろうか。子供に好かれそうだものな。

次期も決まっておりますが、一応最終回ということで全体的なことを。
一番最初の感想で言ったような気がするが新しいことに挑戦しようという意気込みが感じられたな。
そういうことを感じた中でこれは勝手な想像なのだけれど、プリキュアであることはもちろんのことながら、
主役5人をスーパーヒロインとしてではなく、いち人間として良く見せようとしていたんじゃないのかな。
と、思うのは日常パートが今まで以上におもしろく、各キャラクターの良さがとても良く出ていたから。
それに対してプリキュアとしての話はあまりぱっとせず、最後に来てドタバタとまとめたという印象がそう感じさせる。
正直なところ、ずっと日常パートならいいのにと思っていましたよ(笑)。
というくらい、この5人のキャラクターは良く出来ていて、特にのぞみはとても素晴らしいキャラであった。
が、それだけだとプリキュアである意味がなくなってしまう(5人が仲間である為にプリキュアは重要な要素ではあるのだが)ので、
やはりプリキュアの話はそれはそれで、それなりの話ではあってほしかった。
ラス3、ラス前の話の盛り上がりの無さはちょっと酷い。
それとプリキュアといえば戦闘だが、シリーズの中で一番しょぼしょぼであった。
その辺もプリキュアの話がぱっとしない理由の一つで、やはりなんだかんだ言ってもスーパーヒロインものなのだから、
ばっちりアクションを決めていただきたいものです。せっかく毎回戦闘あるんだからさ。
最後にちょっと文句を言いたいのだが、けっこういい加減なところが多すぎます。
最終回では大量のコワイナーは最初コロッセオを埋め尽くさんばかりの数だったのに、次のカットでは十数体くらいになっていた。
そういったところはもう数多くあるのだが、一番ゆるせないのはナッツハウス(笑)。
最初は角地だったんだぜ?したらいつのまにか両サイドが挟まれていて通りの真ん中に。
と思ったらまた角地に戻って最初のかと思ったら向かいが違っていたりと、いったいナッツハウスは何軒あるのかと。
その辺の設定くらいちゃんとしてくれよ。気になってしょうがねぇ。

と、最後の方は文句ばっかりになってしまったが、のぞみ達のおかげでとても楽しく見れた。
日常パートのおもしろさはシリーズで一番なんじゃなかろうか。中盤あたりのおもしろさは異常。
これだからプリキュアはやめられないのです。次期も楽しみ。
あとは戦闘をもちっとがんばっていただきたいのと、なんとか百合を絡められないですかね?(笑)


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