Yes! プリキュア5GOGO! 1〜13話

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第1回『復活!プリキュア5!』

新シリーズが始まりましたな!
変身シーンがえらい格好良くなっている。OP、EDもよく出来ていますよ。

そんな今回のお話は…
ナイトメアとの戦いも終わり、パルミエ王国を復活させるため元の世界へと帰ったココとナッツとミルク。
プリキュアの力も失って、普通の女の子としての日々を送っていたのぞみは、遠く離れてしまったココへの手紙を書いていました。
もちろんその手紙をココに届ける方法などありません。
でもそんな時、運び屋の自分なら届けられると言う、会ったこともない男の子がのぞみたちの前に現われました。
そしてその男の子からのぞみは一通の手紙を受け取ります。
表にはバラの紋章がついているだけの心当たりのない手紙でしたが、のぞみはさっそく開けてみました。
すると手紙からバラの花びらが飛び出してきます…手紙から現われたのはフローラと名乗る美しい女性でした。
フローラから助けを求められたのぞみは、こころよくその願いを引き受けます。
フローラは感謝すると、キュアローズガーデンで待つと言い残して消えてしまいます。
そして手紙は「ローズパクト」へと形を変えました。
それを見た男の子はのぞみにそのことについて質問しますが、何もしらないのぞみたちは逆に男の子に質問しようとします。
すると突然風が吹いて、男の子はのぞみと一緒に消えてしまいました。
気が付くと、男の子と時計台までやって来ていたのぞみ。
男の子は二人っきりで落ち着いて話そうとしますが、そこへ一人の男が現われます…
以上東映公式のあらすじの一部。

前作からの続き物としての第1話、そして新しい物語の導入部として良く出来ていたと思う。
前作後ののぞみ達、新キャラ登場、今作のテーマの提示、謎の組織と敵キャラ、
異世界の異変、ココナッツ再登場、新しい力、と1話としてやらなければならないことと、
新たな物語の導入部を、まぁ、子供向けらしいところはあったものの、きれいな流れにしていた。
引っ張り方も変身をしたところで終わって、否が応でも続きが気になるじゃないか。
お話の方はまだ導入部なので設定の提示をしただけなので特に何もないのだけれど、とりあえず今作のテーマは想いを伝えようって感じなのかしら。
のぞみはココへの想いを手紙にしたため、謎の人物フローラは自分の想いを手紙に込め、
想いの詰まった手紙を運ぶのは運び屋シロップだし、伝えるという意味からか変身アイテムは携帯電話タイプだしね。
手紙というキーワードとともにそんなことを感じ取れましたよ。

さて、今回の目玉はもちろん変身シーン。相変わらずレモネードは優遇されているように見えますな。
年上組なんて一発変身なのに、レモネときたら腕腕足足ためて胴体!アーンド仰け反り!輪っか作ってたたき割って決め!ですよ。
作画枚数倍くらいあったりしてな(笑)。
個人的にはルージュも格好良くていいのだが、主役であるドリームがあっさりなのがのぞみ好きとしては残念なところ。

他きになるところといえば、やはりOP、EDか。
どちらもとても良く出来ていて好感触。特にEDは実に楽しげな上によく動いていて感心。
OPは気になるカットが多々あって、まずはなんといってもブンビーさんがちらっと出てきたところでしょう!
あれだけ人気の名脇役なんでなんとしてもエターナルへ再就職していただきたい。
そのブンビーさんのところから、新聞や、増子さんのPC、携帯、電車にプリキュアが載っていてるんですけど、
最終的にそんな状況になるのかしらね?そこの最後のカット、夜景をバックにしたプリキュア達が格好良すぎです。
最後にまだ出てきていませんが6人目のミルキィローズ。
眉からしてフローラさんの縁者であることは間違いないのですが、どうもミルクが変身した姿という噂もありまして、
声優さんが明かされていないっていうのが理由なんだけど、まあ、確かに同じだったら話がバレちゃうから割と説得力はある。
んだけど、そーするとフローラさんと今ひとつ繋がりにくいのと、個人的にミルクがあんまり好きじゃないので、それだけは止めてほしいところではある。
というわけで、そうでないと仮定して話を進めるとして、おそらく女王様であろうフローラさんならば、
同じ眉の縁者らしきミルキィローズは「姫さま」としかかんがえられないじゃないか!おおおぉ!
やんごとなき身分フェチとしては期待せざるを得ない!これで中の人が釘宮理恵さんだったとしてみろ!
オレはもう病気にかかるしかないじゃないか!(笑)
映画のダークレモネはこれの布石だったりしてな。
どーでもいーけど、着実に毎年人数増えてますよね。来年はついに「プリキュア7」ですね。
期待していますよ、東映さん。

そんな感じで次回がとっても楽しみなのであります。ああ、早く日曜にならないかしら。
今回のまたみてねは「キュアドリーム」でした。


第2回『のぞみとココ 悩める再会』

ブンビーさん面接がんばって!

そんな今回のお話は…
新しい姿になって復活したプリキュア5。
ローズパクトを狙って攻撃を仕掛けたスコルプだったが、上に報告するために去っていった。
戦いが終わって、ココとナッツとの再会に喜ぶプリキュア5だったが、
何故かココはのぞみから手紙をもらっても浮かない顔のままだった。
翌日、学校の先生に戻ったココに会うために図書室へ向かったのぞみでだった、そこにシロップも現われました。
シロップはのぞみの切ない気持ちをわかってココに対して文句を言う。
そんな時、またしてもローズパクトを狙ってスコルプが姿を現わして…
以上東映公式のあらすじを抜粋。

まだ状況説明をしなければならない段階で、望んだ形と違った再会になってしまった、のぞみとココの心情を上手くまとめていたな。
その辺はもちっと引っ張っても良いような気もするが、視聴者的にどっちの気持ちも分かっていてやきもきしちゃうし、
なによりメインターゲット的にあまりそれが長くのもどうかと思うので、まぁ、これはこれでいいかな。
個人的には状況説明の必要ないところでしっかりやって欲しかったが、それでも今回はそんな中でも、
のぞみとココがお互いを思いやる気持ちが、逆にすれ違いを招いてしまいっていう話はおもしろかった。
特に図書館でエターナルに対し「お前達も力づくで奪う事しか考えていないのかっ!?」と珍しく逆上するココや、
またのぞみを巻き込んでしまったことの罪悪感からよそよそしいココに、「ホントにうれしい?」と自信なさげな彼女が良い。
のぞみはGOGOになってちょっと大人になった印象がありますな。
以前の浮ついた(笑)感じがなくなってちょっと落ち着いた感じがします。
図書館でのやり取りの様な台詞を口にするとは思ってなかったです。
でも、のぞみらしく割と直球ストレートに聞いてくるあたりはのぞみらしい。
遠回しに聞いて探っていくってことをしないものね。まぁ、でもそんなことしちゃのぞみらしくないのでイヤですけど。
なんにせよ、成長の跡が見られるのはおもしろいんだけど、私的には前作ののぞみがとても魅力的だったので、
元気いっぱいノーテンキな彼女であって欲しいなぁと思うのでした。

さてプリキュアといえば戦闘ですがこちらは相変わらず。
プリキュア5としては結構動いていた方ではあったものの、やはり今ひとつ感は否めないな。
それよりも、ドリームの新技が出たけど特攻でしたねー。これはシリーズ初ですよ。
でもこれって効かなかった場合ってけっこうピンチだよねとか思っちゃったよ。
ま、それはそれとして、他がどんななのか楽しみです。

他の4つの王国とかパルミンとか、シロップの友達とか、色々新要素があるのでもうちょっと状況説明が続きそうな感じ。
なんだけど早く本格的に日常パートになって欲しいところ。
と、はやく!はやくミルキィローズを出して欲しいっす。
…どうかミルクじゃありませんよーに。

今回のまたみてねは「のぞみたちとココナッツシロップポップアート調」でした。


第3回『運び屋シロップの友達』

ブンビーさん再就職おめでとうございます!

そんな今回のお話は…
ミルクはパルミエ王国の様子を伝えようと、沢山の手紙をココに送るの。
しかし、ミルクがあまりに何度も手紙を出すものだから、シロップは手紙を届けるのが嫌になっちゃうの。
その様子を見て、シロップの親友で、ちいさなポストのカタチをしたメルポが、代わりに手紙を渡しに来たの!
こまちが手紙を受け取ると、メルポは姿を消してしまう。
するとその後、シロップが「メルポをしらないか」と訪ねてきたの。
シロップはメルポが迷子になっていると心配して、のぞみたちを乗せ空から探すことに。
そして、公園にメルポがいるところをハッケン!
すぐさま駆け寄ると、メルポはのぞみに手紙を渡してきたの。
なんとそれはナイトメアにいたブンビーの似顔絵で・・・。
以上ABC公式のあらすじ。

あらすじで「メルポを公園で」と書いてありますが、ただの道ばたで発見です。
それはともかく、第3回はシロップの親友メルポの紹介しただけの話だったなぁ。
お話として特におもしろいところがなかったのは残念。
その分、というか、次回はうららんの芸能活動話で期待できそう。
と、これで終わっちゃうのもなんなので、もちっと今回の事を。

日常パートですごく気になったんだけど、シロップとメルポはいつも一緒だったとのことなのだが、
それだったら、直接シロップに手紙を渡せばいいわけで、メルポいらねーじゃん。と思ったのはきっと私だけではあるまいて(笑)。
まぁ、どうもあの形からしてメルポは販促玩具なのかな。
どーみても、あれは生物に見えないもんなぁ。もちっと造形を考えればいいのに。
のぞみ達の方では、買い物に行く前ののぞみとうららんが買う物をアレとコレととあげていった最後の、
のぞみの台詞「卵焼きも食べたいよねぇ〜」が最高。あの声がたまらんです。やっぱのぞみは元気いっぱいノーテンキでいいなぁ。
買い物のところでちょいと気になったのはココナッツ。
ミルクの大量の手紙に返事書くのがを億劫になった小々田が「外に出た方がパルミンに出会える可能性は高いよ」との言い訳に、
ナッツが「ミルクに返事を出す事に逃げているな」と突っ込むのだが、ちょっと待て。
お前アバンで手紙の返事を書くのに困った小々田に「オレは開店準備で忙しいから」と逃げてたじゃねーか!
ま、最終的にふたりで全部返事書いたから良いのだがな(笑)。
そしてなにより、ブンビーさん再就職おめでとうございます。
でも衣装が、前の黒のスーツから、上が作業着になってダンディさがなくなってしまったのが残念。
だが、わざわざプリキュアに手紙を出したりする細かい嫌がらせは見事だな。
そうそう、前作でカワリーノに落っことされたときに、ブンビーさん変身すれば飛べるのになぁと密かに思っていたのだが、忘れていたんだね(笑)。お茶目さん。
ブンビーさんの異様な人気はきっとこういうところなんだろうな。これからもがんばっていただきたい。
そー言えば、新シリーズになって私服も一新したのだけど、これは前ヤツの方が可愛かったなぁ。
特にのぞみの服がけっこう好きだったのだが、またアレを着てはもらえないだろうか。
夏のわき全開のやつなんか、きっとうららんも(´д`;)ハァハァしていた事だろうし(笑)。

さて、戦闘の方はというと、VSブンビーさんのところはそれなりに動いてはいたがそれ以外はしょんぼり。
見所としてはミントの新技がシールドじゃなくて気円斬だったことか。
しかし、技バンクあんまし格好良くないなぁ。もっと派手でもいいと思うのだが。
それとドリームのシューティングスターは途中まではドリームいるのに、あたるときには中にいないねぇ。
特攻じゃなくて最終的に打ち出しているのかしら?その辺ちゃんと描写してくれればいいのに。

と、いうわけで今回は今ひとつだったので次回期待ということで。
予告でうららんが鷲尾の後ろにいるパルミンをショットしようとしたら動いちゃって、
「ほわぁーっ!?」みたいなカットで思わず笑ってしまったよ(笑)。

今回のまたみてねは「OPの『かえて咲くのよ バラは』のところの絵」でした。
この絵は美しいよなぁ、ポワワ。


第4回『うららの台本を届けろ!』

ブンビーさんワザとやってるでしょ?
それはともかく、うららんは優遇されてるなぁ。

そんな今回のお話は…
また山ほどミルクの手紙をナッツハウスに届けに来たシロップは、演技の練習をするうららを始めて見ました。
でも一生懸命に演技の練習をするうららと、その演技を指導するのぞみたちの姿を見ても、シロップにはみんなが熱心に取り組んでいる理由はわかりません。
実は今日、映画のオーディションが行われ、その最終選考に残ったうららは合格しようとガンバっていたのです。
そんな時、ココたちがパルミンの気配を感じます。みんなはパルミンを探しだすため、ナッツハウスを飛び出します。
でもうららはオーディションに向かうために一人だけナッツハウスに残されますが、その前になんとパルミンが現れました!
パルミンをショットしようとするうららでしたが、そこへマネージャーの鷲尾が迎えにやって来ました。
プリキュアの秘密を知られてはいけないと、うららは鷲尾を一刻も早くナッツハウスから遠ざけるため、あわてて出かけてしまいます。
でもそのためにみんなの気持ちのこもった大事な台本をナッツハウスに忘れてしまうのでした。
そのことに気付いたのぞみたちは、うららに台本を渡そうとオーディション会場に急ぎます。
仕事以外で届け物はしないと言ったシロップでしたが、ナッツから「ローズパクトが心配じゃないのか?」と言われて、のぞみたちと一緒にオーディション会場に向かうことになるのでした。
オーディション会場へと急ぐのぞみたちの前に、ローズパクトを狙ってスコルプが現われます。
のぞみはシロップに台本をうららの所へ届けてくれるように頼むと、プリキュアに変身してスコルプと戦うのでした。
仕事以外で届け物はしないと言っていたシロップでしたが、のぞみの頼みを断ることなく台本を持ってオーディション会場に向かいます。
そして台本は無事、オーディション前のうららのもとへと届けられました。
のぞみたちの気持ちがこもった台本を手にして落ち着くうららでしたが、
シロップからのぞみたちがスコルプとホシイナー相手に戦っていることを聞きだして気持ちが揺らいでしまう…
以上東映公式のあらすじ。は長いがちゃんとあらすじしてていいな。ABCのやつはいい加減すぎる。

さて、今回のお話ですが、これがけっこう難しいのです。
テーマ的な事ではなく、うららんにどうさせるかというところで難しいのだ。
お話は最終的にうららんがオーディションよりものぞみ達をとる。
第4回で新技を見せなければならないので、オーディションを蹴ってのぞみ達のもとへ向かうのは当然だし、
プリキュアの話としても仲間のピンチに駆けつけないのはおかしい。
目の前のチャンスと大事な仲間のどちらをとるかという話もおもしろかったと思う。
だけど、そうなんだけど、やっぱりオーディションを蹴っちゃうのは今ひとつ釈然としないのですよ。
前シリーズのCDデビューの時に悩んだうららんや、彼女を心から応援するのぞみ達をみてきている私としては、
ビッグチャンスを掴んで欲しかったというファン心理と、一番大きいのが仕事にあれだけ真摯に取り組んでいるうららんが、
オーディションを途中で投げ出すかな?と思うのですよ。
しかも、練習に付き合ってくれたりアドバイスをくれたのぞみ達の応援をフイにしてまでも。
でも、でもね。前シリーズで仕事やレッスンで友達が出来ないけどひとりでもいいなんて思っていた彼女が、
のぞみ達と友達になれた事はどれだけ幸せだったかを考えると、のぞみ達のピンチに駆けつけないなんてうららんじゃないんですよ。
うららんにとってのぞみ達はそれはもうとてつもなく大きな存在だ。
それと同時に、なんでも仕事に結びつけちゃう所が多々見られるほど、うららんは仕事バカでもあるんです。
そんな二律背反があって今回のお話をどう評価すべきかとても難しいのです。
このお話のように仕事を投げちゃっても「う〜ん」だし、
仮にオーディションをしっかり受けたとしてもやはり「う〜ん」と唸った事だろう。
この番組は大きなお友達の意見は全く反映されないので、メインターゲットがこのお話をどう思ったか聞いてみたいところです。

今回はアニメーション的なところでもけっこうおもしろかった。というか、カメラを回す回す(笑)。
オーディション会場から出てきたうららんを2周くらいしていたものなぁ。
しかも突っ立っているだけじゃなく、のぞみ達を探して体を振らせつつだからがんばってます。
戦闘でも、スコルプさんを中心にプリキュア達が攻撃するのをぐるぐる回していましたな。
作画大変だったんじゃなかろうか。プリキュア5の戦闘としてはよく出来ておりました。
ついでにレモネードの新技、ネヴュラチェーンでしたね。(若い子はネヴュラチェーンって知ってる?)
技バンクのかっこよさがミントと全然違うんですけど(笑)。
うららんは優遇されてるなぁ。

最後にちょっと気になったんだけど、Aパート若干短くしていたね。
他のアニメでは割と珍しくないんだけど、プリキュアはいつもきっちり半分で分けていたのでちょっとびっくりした。
というか今回で初めてなんじゃないのかな?記憶にないもの。
それと、やっぱり篁馨作監ののぞみはいいな。目が大きくて可愛いです。

今回のまたみてねは「黒板にみんなの絵を描くうららん」でした。うららんってば絵、上手いな。
あ、書き忘れ。こまちさんが舞台監督みたいでしたね。ナッツハウスでの演技の練習シーンは舞台の稽古みたいでした。
なんかガラスの仮面読みたくなってきたな(笑)。


第5回『生徒会長かれんへの手紙』

で、出たーっ!一人原画!

そんな今回のお話は…
ついにドーナツ国王を見つけたのぞみたちは、キュアモからローズパクトへと移します。
でもドーナツ国王はぜんぜん目覚めようとはしません。
そんな時、かれんのもとに生徒会の人たちが目安箱を持って来ました。
実はかれんは生徒たちから色々な意見を聞こうと考えて、目安箱を作ったのです。
さっそく意見を書いた手紙に目を通したかれんは、みんなの意見で学校をより良くしていきました。
ある日、メルポのところに、かれんへの手紙が来ました。さっそくシロップはかれんに手紙を届けようとサンクルミエール学園へとやって来ます。
でもその途中でおタカさんと出会って、シロップはお手伝いをすることになりました。
そしてお手伝いのご褒美にもらったホットケーキを美味しく食べているシロップは、偶然かれんに見つけられます。
シロップから手紙を渡されたかれんがその中身を見てみると、美術部の部室から生徒たちの作品が消えているという内容でした。
目安箱に入れたはずの手紙が何故メルポのもとに届いたのか?それを調べようと、かれんはシロップと一緒に美術部の部室に向かいました。
美術部の部室へと行ってみると、そこには生徒たちの作品を盗んでいるブンビーがいました。
ブンビーは生徒たちの作品が価値のあるものだと思って盗んでいたのですが、
リストに載っているような有名な作品でないとわかると、今度はローズパクトを奪おうとかれんを襲ってきて…
以上東映公式のあらすじを抜粋。だって長いから。

今回はあらすじ通りかれんメインのお話なんですが、お話的には特にこれといった所がなく残念な結果でありましたな。
と、いうのも、かれん以外の4人を使わなかったっからなんだけど、使わなかったはというよりは、おそらくは使えなかったのかな。
新キャラであるシロップは今のところ、仲間を信じるとか他人を思いやるとかそういった気持ちを理解していないという設定のようで、
のぞみたちと関わっていく中で、そういう気持ちが芽生えていくのでしょう。
なので、今のところはシロップをなんとか話に絡めないといけないのと、のぞみ達が学校に行っちゃうとシロップが出てこれなくなるので、
おタカさんの学食で昼だけバイト(?)させ学校でもシロップがいれるようにすることという風に、案外縛りがあったんじゃなかろうか。
話を最初に戻して、本来ならば今回の話はかれんに対しのぞみ達が何かするのが自然。
だけど、常にかれんのそばにのぞみ達がいてしまうと、今回のシロップがいたから一人でなかったが使えなくなってしまうので、のぞみたちが大したことをしなかったのが残念。
そもそも、目安箱に投書された意見を、生徒会長かれんが聞いてくれるなんてイベントをのぞみがスルーするはずもなく、
実際、相変わらずな微笑ましいおバカ(誉め言葉です)な投書をしようとしていたけど、いつもなら絶対に首突っ込んできて、かれんを助けるつもりが逆に迷惑かけて、
かれんに「もうお願いだからじっとしてて!」とか言われちゃうようなドタバタを期待していただけに、かなり物足りない感じなのでした。
でも、のぞみの「いいこと思いついたっ!」で何するんだろうと思っていたら、
目安箱にかれんへの応援メッセージをいれるという、彼女らしいアイデアは素敵だなぁと思いました。やっぱりのぞみは優しいな。ポワワ。

物足りないといえば、戦闘もそんな感じでありましたが、ちょいと気になるところがありました。
美術部の部室をアクアが守ろうとするんだけど、正直、部室壊れてもホシイナー倒せば元に戻るじゃん。
とか思っちゃった俺は随分よごれちまったような気がします(苦笑)。
それとメルポの存在意義がやっと出てきましたな。どのポストに入れても強い想いがあったりするとメルポからでるみたい。
そんな不思議生物だったのか。つか生物なのか?まぁいいけど。

今回のまたみてねは「のぞみにみられて寝れなさそうなドーナツ国王」でした。
あ、冒頭の一人原画とは、今回青山充さんがひとりで原画を担当されていたからです。
ひとりで原画全部(変身、技バンク除く)ってすごいよねー。


第6回『ドーナツ国王目覚める!』

うららんの優遇っぷりがよくわかるバンクですね。

そんな今回のお話は…
いよいよ今日はナッツハウスが新装開店する日です。
でも突然ローズパクトが光りだして、その中からドーナツ国王が現われました。
みんなは喜びますが、ドーナツ国王はなぜか不機嫌でした。
それはエターナルに襲われたのがココとナッツのせいだと思っていたからです。
そこでかれんはひとまずドーナツ国王に落ち着いてもらおうと、チラシ配りに行くことをみんなに提案します。
でも寝不足による疲れで、いつの間にか居眠りをしてしまったりんだけは、そのまま寝かしておいてあげるのでした。
ようやく起きだしたりんは、ナッツハウスの留守番を任されたシロップからみんなの好意を聞いて落ち込みます。
それはフットサル部の練習、弟や妹のお世話、家のお手伝いなどで忙しくて、
将来の夢であるアクセサリーのデザインができず、自分はどれも中途半端にやっていると思ったからでした。
でもそんなりんに、何事にも挑戦するそのことが大事だとドーナツ国王が励まします。
もっと悩んで考えろというドーナツ国王の励ましの言葉を聞いて、少しうれしくなったりんでしたが、
今日がフットサル部の練習の日だと思い出して、あわててナッツハウスを飛び出すのでした…
フットサルの練習をするりんでしたが、疲れているためにミスをしてボールを練習場の外に出してしまいます。
そんなりんの前に、ローズパクトを狙ってスコルプが現れて…
以上東映公式のあらすじ抜粋。

りんちゃんメインの話ではあるのだけど、どっちかって言うとドーナツ国王の方が印象に残ったな。まぁ、重要人物だし。
目覚めてすぐは「まーたうざいのでてきたなぁ」と思ったのですが、これがなかなかの好人物だったりして侮れない。
確かに王様らしく頑固だったり上から目線だったりしますが、自分が中途半端だと落ち込むりんちゃんには、
いろいろな事に挑戦する姿勢を褒めたり、戦闘ではお互いを助け高め合うプリキュアの本質を見抜き、
最後はみんなをパルミエ王国へ連れて行くのをごねるシロップを、老獪な話術でマルク納めてしまったりと、なかなか立派な王様っぷりを発揮したのでした。
その辺のキャラクター設定はさすが、よく考えてあるなぁと思いました。

そんなドナ国王もさることながら、私としてはやはりのぞみに注目せざるを得ない。
5人の中で一番密接で深い関係なのがのぞみとりんちゃん。
お互いがお互いを良く知っているという事の片鱗が垣間見えて素敵でしたな。
フットサル部に入る前のりんちゃんが、いろんな部活に助っ人して参加して、
なんでもソツなくこなす彼女は、何にもできないのぞみにとって憧れであり誇りなんだろう。
幼かった頃からそうだったとするならば、のぞみにはきっとスーパーヒロインに見えたに違いない。
そんな彼女をずっと見てきたのぞみだから、今回りんちゃんがなになにだから寝不足だ、
なんていちいち言わない事も知っているし、りんちゃんのことだからきっと…と分かっちゃう。
そんなふたりの歴史を感じられてなかなか興味深かった。
もしかしたら、のぞみが何でもかんでも首を突っ込むのはりんちゃんの影響かもしれませんね。
私としては、そんな歴史あるふたりの幼少時代のエピソードを丸っと1本見てみたいんだけどなー。
回想で昔こんな事あったねーみたいなのでできませんかね。まぁ、戦闘なくなっちゃうんで厳しいだろうが。

以下、どーでもいーこと。
今回、ラストでみんなでシロップに乗ってパルミエ王国に出発したのだけど、
よーく考えてみると、パルミエ王国はのぞみ達のいる世界とは別世界なわけだから、
シロップは単独で異次元航行のような特殊能力を持っている事になりますな。
それってすんごいことだよなぁ。5の最後でココ達は蝶の奇跡の力で帰っていったというのにな。
あと、今回ブンビーさん出てこなかったな。やっぱ報告書を書いているんですかね。

今回のまたみてねは「ぶーたれたミルク」でした。


第7回『レッツゴー!パルミエ王国!』

やっぱミルクウザイ。っていうか終わった…orz

そんな今回のお話は…
ミルクから届いた速達の手紙。それにはパルミエ王国に一大事が起こったと書いてあった。
あわててココとナッツ、のぞみたちはシロップに乗って、パルミエ王国へと向かうが、到着したパルミエ王国は平和そのものでだった。
実は手紙はココとナッツに会いたい一心のミルクのわがままでした。
そのことでパパイヤに叱られたミルクは怒ってどこかに行ってしまう。
お城を飛び出したミルクが一人で落ち込んでいると、シロップとメルポがやって来たが、
一人になりたかったミルクは、シロップにどこかに行くように言います。
でもシロップが急いでみんなを連れてきてために疲れたことを知ると、ゴメンナサイと素直に謝るのだった。
一方、のぞみたちはパルミエ王国の復旧をお手伝い。
そしておやつにパルミエ王国のシンボル・パルミエの木になった実をごちそうになった。
それがパルミエ王国のみんなが種から育てた大事なものだと知ると、のぞみたちも種を植えて早く芽を出すように祈るのだった。
そんな平和な一時を壊すように、エターナルの手先であるネバタコスがローズパクトを狙って現われた。
みんなが大切にしているパルミエの木を壊して喜ぶネバタコスに、怒ったのぞみたちはプリキュアへと変身するが…
以上東映公式のあらすじを抜粋。

なにをおいてもやっぱりミルクはウザイ。略してYMU。
じぶんが寂しいからって嘘の手紙で国王呼び出すとは何事かってぇ話ですよ。
そのおかげで、エターナルがやってきて作っていた城に被害出るわ国民に迷惑かけるわ、
そもそも、ココナッツの側にいたいからお世話役になったっていう動機もどうかと思うし、準お世話役解任決議案とか出てもおかしくないよなぁ。
っていうか、他にもっと適任のヤツがいてもおかしくないと思うのはオレだけか?まったくミルクはろくなことしねぇ。
と思っていたら、今回ラストで青い薔薇の種の形(?)の石みたいなアイテムを手に入れやがって、もうミルキィローズの正体が決まっちゃったも同然じゃないですか。
ミルキィローズへの興味が一気に無くなってしまいました。短い夢だったなぁ。

さて、今回ですが、ますますドーナツ国王が好きになりましたよ。素晴らしき人格者です。
まだまだ未熟なココナッツに苦言を呈したり、エターナルが襲ってきたときは自分が何もしてやれないことを嘆いたり。
しかし、嘆いているだけでなく、完全に回復したわけでない体で力を使ってココを助けたりするなど、正に王たるべき好人物。
マリーランドとかいう国の糞象とは大違いです。
ミルクを活躍させるくらいなら、いっそドナ国王をもっと活躍させていただきたいものです。

のぞみ達の方は特にこれといった所はありませんでしたが、
パルミエの木の実を食した際のりんちゃんが「甘くって」こまち「ジューシーで」うらら「かつ、しつこくない、そして!」
とうららんがかれんの方を向いてかれんが「えっ?…まったりしている…」の流れが秀逸。
だいたいのグルメ言葉が出切った後にかれんにふるとはさすがはうららんだなぁ。
顔は見えませんでしたがきっとニヤニヤしていたに違いない。

と、そんな感じで今回は特になにもなかったなぁ。戦闘も止め絵が多かったし。
今回のまたみてねはお休みで2週連続プレゼントクイズでした。
ちなみにミルキィローズの名前を当てるというもの。…ミルキィローズなんてもうどーでもいいよ。


第8回『シロップと謎の手紙』

やっぱ日常パートはこんな感じでないといかんですよ。

そんな今回のお話は…
シロップは真っ暗な闇から出ることができない、そんなコワイ夢にうなされていた。
ハッと目を覚ますと、隣りにいたメルポから手紙が届く。それはプリキュア宛ての手紙だった。
でも手紙の中に入っていたたのは、紙切れ、植物の蔓、ホットケーキのかけら…。
誰からの手紙?手紙の意味は?のぞみたちは困ってしまう。でも、メルポから手紙が出てくるには、かならず意味がある!
「助けが必要な人がいたら、助けなきゃ!」と、のぞみたちはさっそく謎解きを開始。
まず、りんが植物の名前に気付く。そしてのぞみが、手紙から出てきた紙切れのニオイをを嗅ぐ、あることに気付いた。
それは、最近広場に新しくできたクレープ屋のニオイだ。そのクレープ屋の名前はある建物の名前。蔓と紙切れに共通点が!
すぐにその場所に向かうと…。
以上、東映公式が更新されていなかったのでABC公式のあらすじ。は短くていいな。

今回は爲我井克美さんが作画監督でしたな。
毎年映画の方で作監されていますが、なぎほのプリキュアが終わってからは、TVシリーズで作監されていなかったように記憶しています。
(癒しタイムでたまたま見た5無印15話「ハッスル!のぞみのお手伝い」で爲我井克美さんが作画監督をされておりました。は、はずかしいっ/20083.30追記)
そんな爲我井作監なので今回はのぞみ達が可愛いのです。
そんな作画厨みたいな話は置いておいて、やっぱり日常パートが楽しくないとプリキュア5じゃないです。そういった意味で今回はそれらしいお話だったのは好印象。
のぞみとうららんが山盛りホットケーキを食すシーンは久々に微笑ましいシーンでしたな。可愛いなぁもう。
ただ食べてもぐもぐしている所を見たかったな。

さて、お話的にはプリキュア宛の謎の手紙をどう読み解くかっていうのがポイントなのですが、のぞみがひとりで当ててしまうのがちょいと残念でしたな。
ちらしに残ったかすかなクレープの匂いに気付くってのは、とてものぞみらしくてよかったのですが、
やっぱりのぞみ的な役割としては、的外れなことを言うことであり、そこからみんながヒントを得て、
というのがプリキュアらしいというか、各人に謎解きの見せ場が欲しかったように思います。
そもそも、ホットケーキの欠片がある時点で、チラシの匂いなんて消えちゃうような気もしますしね。
とはいえ、ちゃんとそういった流れも組み込まれてはいて、のぞみはしっかりとオチ担当ではあり、久々にプリキュア5の日常パートな感じは堪能できました。
ここまで本編であるプリキュアの話が色濃くて、なかなか各人の魅力が出ておりませんでしたが、
プリキュア5の魅力は5人のキャラクター性なので、これからの日常パートに期待していきたい。
そーいえば、手紙の最後の謎、ホットケーキはしっかり答えが出ておりませんでしたけど、
のぞみの言った通り、「ホットケーキ」→「ほっとけぃき」→「とけぃ」→「時計」っていうダジャレでFAなわけ?
いやぁ、いくらなんでもこれは苦しいんじゃないかなぁ。まして鳥だし。
ま、それを言ったら鳥が手紙出すってこと自体苦しいものですが(苦笑)。

戦闘の方はいつもの戦闘って感じでしたが、今回はちょっと大規模戦闘すぎですよね。
サンクルミエール市(市かどうかは知らないが)のシンボルである時計塔に巨大な化け物が取り付いているんだから、
街の人々が気付いてもおかしくないよなぁ。家屋に被害もあったし。
でも、めちゃロングで引いたカットとかワザと入っていたことを考えると、やっぱりOPのように最終的にはプリキュアは皆に知られる存在になるのかもしれませんねぇ。

今回のまたみてねは前回言った通り2週連続プレゼントクイズの第2弾でした。
ちなみにミルキィローズの学生版「美々野くるみ」の名前をあてるというもの。
それはそれとして、次回は「名探偵こまち登場」ということなのですが、予告の時点でものすんごい楽しそう!
あぁ、早く日曜日にならないかなぁ。


第9回『名探偵こまち登場!』

期待を裏切らないおもしろさだったな!

そんな今回のお話は…
かれんが人気のお店のイチゴのショートケーキをナッツハウスに開店祝いとして持ってきた。
とってもおいしそうなケーキに、のぞみたちは大喜び!
のぞみは自分たち5人と、ココ、ナッツ、シロップで8つに切り分けた。
そしておいしいホットティーやお皿などを用意するために、みんな一斉ににサンルームから離れた。
ところが…みんなが戻ってきたときには、なんとケーキがまるごとなくなっていた!!ケーキを食べたのはダレ?!
こまちは名探偵になりきり、推理をはじめる。
みんなは、自分以外の人を疑うばかり…。ついにケンカをはじめてしまう。
そこへ「プリキュアがバラバラになるなんて…チャンス到来!」とブンビーが現れた!
いったいケーキを食べたのは誰なのか?
以上ABC公式のあらすじ。を一部替えたやつ。

いやね、常々日常パート好きと言っている自分としましては、プリキュア史上に残る日常パートの最高峰といっても過言ではない。ってくらいおもしろかったー!!
難点があるとすれば、開始1分で犯人が分かることくらいで、
戦闘すら日常パートを引きずった展開になり、これ以上ないっていうくらいプリキュアたちの日常を楽しみましたよ!
お話はあらすじ通り、「ケーキが1ホールが突然消えちゃった!」ってだけ(笑)のコメディ話で、それだけで丸っと一本分ってのが笑える。
別にそこからメインターゲット向きな仲間を信頼してなんていうメッセージもない。
前期であれだけ絆を深めた5人が、たかがケーキ1つでで侃々諤々ですよ。
戦闘すらもケーキ絡みで変身と、ただただケーキが消えた!ってことだけで話が終始しているのは見事です。
そんな話をさらにおもしろくしているのが演出。
天気を悪くして雷落としたり、雨降らせたり、大袈裟なBGMを使ったりと、
ケーキが消えたっていうちっさい問題を、仰々しく一大事かのよう見せて笑いを誘っているな。

もひとつおもしろかったのが敵であるエターナル達との対比。
前作から同じ事柄に対してプリキュアと敵側の対応を間逆にしているのはいつも通り。
なのだが、今回はそのいつも通りが逆転している。
ケーキというアイテムに、エターナル側は落ち込むスコルプさんにブンビーさんがケーキを買ってきてあげてアドバイス、
その様にスコルプさんがブンビーさんをちょっと認めるといった内容に対して、
プリキュアたちはケーキがなくなってお互いを疑って喧嘩だもんなぁ。普通、そんな展開は敵側がやることでしょ。
んでもブンビーさんってば、いい事しているように見えるけど、あれって指に付いたクリームをスコルプさんのマフラーで拭ったようにも見えるよな。
さ、さっすがブンビーさん!嫌がらせも忘れないぜ!

そんなブンビーさんはエターナル本部(?)で食べたケーキのクリームを口の周りに付けたままプリキュア達の所へ行ってしまい、
あらぬ疑いをかけられた上に勝手に逆上され、誤解を解く間も与えられず、食い物の恨みからレモネにプリズムチェーンで拘束され、
怒ると一番恐ろしいミントにエメラルドソーサーをぶち込まれ、タイムボカンシリーズの戦闘のオチのように、爆発で吹っ飛び星となりました。
そしてニヤリと笑い「Yes!」とおっしゃるプリキュアさん達はまるで悪役ですよ(笑)。
ブンビーさんかわいそうです。

さて、個人的なところでは、やっぱり各キャラクターがおもしろいわけです。
名探偵のコスプレするこまちさんとか、それを見て「時々こまちがわからなくなる…」とおっしゃるかれんさんとか、
疑われて悲劇のヒロインを演じるうららんとか、随所でつっこみまくりなりんちゃんとか、枚挙にいとまがないくらいあるので、
一番興味深いところを書くと、やっぱりそれはのぞみだろう。
他の4人どころか割と大人な小動物たちも巻き込んだ今回の騒動で、一番冷静だったのがのぞみなんだよねー。
戦闘でも唯一ブンビーさんの誤解に気付いている。
んですが、ブンビーさんの顔を見て真っ先に「あーっ!」と騒ぎ立てたのも彼女なんだよな(笑)。
思いつきで言ったり行動したりする彼女ですが、意外と他人が気付かないところまでよく見ている。
そういったところが彼女の性格がよく出ていておもしろい。
ちなみにこの話のオチ、「ケーキは戻ったものの、のぞみが先に一切れ食べちゃってた」っていうものなのだが、
のぞみは今回の騒動がなかった場合どうするつもりだったんだろ。どーしたって「まーたつまみ食いして!」と怒られちゃうよな。
きっとのぞみのことだから、ケーキ食べたいの一心でそういったことが頭からポーンと抜けちゃったんだろうなぁ。
あれだけの騒動で冷静でいられながらも間が抜けているってところが、やっぱりのぞみらしいて良い。
というか、のぞみのオチ担当能力はなかなかズバ抜けて高いよなぁ。

そもそも犯行時間のたった5分でケーキ1ホールを誰かが食べたっていう発想には無理があるのだが、
ショックでそれに気付かないくらい、思春期の乙女にとってケーキは大事ってことなのよね(わらぃ)。

今回のまたみてねは「清掃作業中のサンクルミエール学園の生徒達」でした。
次回ついにミルキィローズ登場です。今回のラストでもフラグがありましたが…くそっ!ミルクじゃなければ!ミルクじゃなければっ!!


第10回『出た!青いバラの力!』

「謎の少女 ?」は、とっても仙台エリです。

そんな今回のお話は…
ナッツハウスでのぞみたちがお茶を楽しんでいると、ローズパクトからいきなり眩い光が放たれて、
キュアローズガーデンのフローラの姿が浮かび上がった!
フローラは「闇が希望を奪いにやってくる」「青い薔薇と赤い薔薇の力を合わせるのです」と言い残し、姿を消してしまった。
赤い薔薇はプリキュアのこと?青い薔薇って…?
フローラの言葉に不安を感じたのぞみたちは、バラバラにならないように、みんなで一緒にに学校から帰ることにする。
しかし、そんなのぞみたちに、エターナルのブンビーとスコルプがタッグを組んで忍び寄る!
プリキュアたちをスコルプがおびきよせる一方で、ココたちはブンビーに捕まってしまうの。
ドリームの攻撃も効かず、絶体絶命のピンチ!でもそこに、謎の少女が現れる…!
以上ABC公式のあらすじ。

そんなわけで、ようやく登場でおいしい所を持っていったミルキィ・ローズはとっても仙台エリさんでした。
しかもなんかエラい強いですねー。ブンビーさんの一撃を片手で止めてエルボーですよ。
肘打ちなんてプリキュアではめずらしいですな。
ま、彼女のことはそのうち明らかになるので今回は放っておきましょう。
そんな彼女が出てきた今回の戦闘は、スコルプさんとブンビーさんの幹部二人が手を組むっていうのも珍しいことですが、悪役幹部としては初めてまともな策を弄しましたな。
どうもスコルプさんもそろそろ立場が悪そうなんで、次回あたりでさようならかもしれませんね。
あ、そうそうドリームのシューティングスターは、やっぱり上手くいかないとあんなんになっちゃうんだねー(笑)。

さて、お話の方はミルキィ・ローズにおいしいを持っていかせるためのお話でしたが、
学園での清掃作業中の手つなぎシーンはプリキュア5らしくてよかったですな。
どんなことがあっても決して崩れない結束ってのは見ていて気持ちよかった。のだが、
物語もまだ序盤も序盤って所で、プリキュアに不安要素が一欠片もないのはちょっとつまんないですなぁ。
困難を「絶対にあきらめないっ!」で乗り越えていく所もおもしろさのひとつだし、
問題を一緒に乗り越えて、互いの気持ちを合わせていくのもこのアニメの特徴なので、中盤あたりでもっぺん精神攻撃を仕掛けていただきたい所。
なんだけど、GOGOは5無印よりもプリキュア本編よりの話っぽいので、今更5人の絆云々よりは、
シロップとかフローラさんとか国王とか、そっちにスポットが当たりそうな予感がするなぁ。
まぁ、プリキュア個々の話は5無印で十分やった感もあるが、私としてはまだまだプリキュア5人の話を見たいのですが…
そこで美々野くるみなのですが、ミルクじゃなぁ。
んでも、今回を見る限りミルキィ・ローズはあんまりミルクって感じもしなかったし、
ここは思い切ってミルクを媒介にしてフローラさんの縁者が人間界で具現化しているとか、
そんな設定になってくれないかなーとか妄想してみる。

今回、私としてはやっぱりのぞみが気になって、
他の4人があっさり策に引っ掛かるのだが彼女だけすぐさまココ達を気にするのがおもしろかったな。
なんでのぞみは皆に「ココたちと離れちゃダメだよ!」って言わなかったんだろうか?
フローラさんの予言もあって、念のために一緒に帰ろうねって約束したのだから、すぐさま言っても良さそうなものだけど。
やっぱりあまりに漠然とした不安だったのでみんなに言い出せなかったのかなー。だたでさえのぞみは語彙が少ないしな。
うん、まぁ、ちょー冷静に考えれば脚本上の都合ですが(笑)。

今回のまたみてねは「ミルキィ・ローズと美々野くるみで遂に登場!ミルキィ・ローズ!その正体は!!?」でした。
ミルクなんだろ?もう。
あ、今気付いたんだけど、プリキュア5周年のロゴがついてるね。
映画、期待できそうだなー。プリキュア総出演とかしていただけないだろうか。やっぱ世界違うから無理かなぁ。


第11回『華麗に変身!ミルキィローズ!』

んあー、ちょっと強すぎないか?

そんな今回のお話は…
ドリームたちの前に現れた謎の少女…フローラが教えてくれた『青き薔薇』のことなのか…。
りんたちは、ピンチを助けてくれた少女のことが気になって落ち着けずソワソワ。
敵か見方かもわからない謎の少女が、いったい何者なのか不安でいっぱい。
でものぞみだけは違った。
「また会えたら、ありがとうってお礼を言わなきゃ!」
一方、ローズパクトを奪うことが出来ないスコルプが暴走を始め、のぞみたちに襲いかかってきた!
急いでプリキュアに変身し、巨大化したスコルプに立ち向かう!
するとそこへ、ひとりの少女があらわれた…!
以上ABCのあらすじ。

うーん、今回もミルキィ・ローズの強さを見せつけるお話でさしておもしろい所は無かったなぁ。
そもそも彼女が強すぎです。
プリキュアの必殺技でも傷一つつかなかったスコルプさんの装甲が、ミルキィ・ローズの肘一発で全身にひびが入るとはどういうことか。
固有の必殺技で敵幹部を葬り去ってしまうしで、ちょいと強すぎちゃって拍子抜けしてしまいますなぁ。
例えるなら格闘ゲームでゲームバランスを崩すような隠しの強キャラで乱入されたような気分ですよ。
そうゆうことを考えると、我が愛しのひかりんこと輝く生命シャイニールミナスが、
ひとりで全く攻撃力を持たなかったのは、上手く作ってあったと言える。
だって、ミルキィ・ローズひとりがこんなに強いんじゃ、力を合わせる云々の話じゃないもんなぁ。

お話の方はのぞみたちに特に何もなくて残念。
逆に(?)スコルプさんとブンビーさんの関係がちょっとおもしろかった。
二人はけっこう仲良くなったみたいで、ブンビーさんが気遣ったり、スコルプさんがお前は優しいヤツだなとか言ったりして、
今までに無い関係になっていたのですが、今回スコルプさんがお亡くなりになってしまったので、これ以降ブンビーさんがどうなるのかが見物であります。
さて、次回は美々野くるみが転校してくるそうで、ようやく日常パートのターンになりそげな感じですが、
もちっと彼女をピックアップする話が続きそうな感じですな。むむむ。

今回のまたみてねは増子美香「ひさしぶり☆」プリキュア5人が「誰だっけ…?」でした。
ホント増子さん久しぶりだなぁ。もうで出ないのかと思ってた(わらぃ)。


第12回『華麗に変身!ミルキィローズ!』

「ペ」ニスの商人って言ったように聞こえた俺は脳がおかしいンだと思う。orz

そんな今回のお話は…
のぞみは、ピンチを助けてくれたミルキィローズに早く会いたくて、彼女が残していった青いばらの花弁を持ち歩いていた。
そんなあるひ、なんとサンクルミエール学園に転校生が!!名前は「美々野 くるみ」。そうミルキィローズだ!
くるみは、のぞみやりんたちのことをとってもよく知っているうえに、サンクルミエール通信の増子美香のことも知っていて、
のぞみたちはさらにビックリ!しかも、どうやら小々田先生にメロメロの様子。
のぞみたちへのクールな態度とは違って、小々田の前ではオトメなくるみに、のぞみはちょっぴりヤキモチを焼いてしまうの。
のぞみたちはくるみに学校の中を案内することに。
その途中、くるみは文学や演劇に詳しく、スポーツも得意な、なんでもできちゃうオールマイティな少女であることもわかってみんな感心するの。
でもそんなとき、エターナルのネバタコスがのぞみたちの前に立ちはだかり…。
以上ABC公式のあらすじ。

「は?今、くるみ『ペ』ニスって言った?」となって俺の時が一瞬止まったよ。
あ、今気付いたのだが冒頭書いたそれは、それだけでパロディまんがが作れるな!
そんなことは置いておいて、篁馨作画監督なのにのぞみがぷにぷにしてないよ!
まぁ、GOGOは5人が少し成長した感じで、ちょいと等身も上がってるし、服装も大人っぽくなっているので、
偉い人から「あんまぷにぷにさせんな」とか言われてるのかもしれませんが。
それでも篁馨作画監督だとみんなかわいくて良いな。

さて、今回のお話はミルキィ・ローズこと美々野くるみがサンクルミエール学園に転校してきて…という話で、
美々野くるみがどのような人物なのか見せる回、なんだけど、どこからどーみてもミルクすぎて、くるみというキャラクターの面白味がまったくないと思うのは俺だけか?
くるみのキャラクター云々というよりは、「もう完全にミルクじゃん!」というのがあって、正体隠してる意味があるんだかないんだか。
どーせなら「ミルクのように見えるけどちょっと違うような?」くらいにすればいいのに。
とはいえ、中身がミルクということでの美々野くるみとしては、ちゃんとそれっぽくしてあって感心。
プライドが高くなんでもそつなくこなすのに、詰めが甘いってのが実にミルクっぽいよなー。
ちゃんとのぞみと小競り合いさせていて、ミルクが元から人型に変身できているんだったら、きっとこんな感じだろうっていうイメージ通りになっているのが上手い。
っていうか中身ミルクなので当たり前といえば当たり前なのですが。

しかし、くるみ時のあのハイスペックっぷりは必要なんですかね?ダンクとかやりすぎだろ。
ミルキィローズ時でさえ、プリキュアなんか目じゃないくらいの戦闘力を持っているっていうのに、
変身前ですら何でもかんでもやられちゃうと、のぞみ達の影が薄くなるんですが。特にりんちゃんとかりんちゃんとかりんちゃんとか。
まぁ、だからどこか間が抜けてるっていう弱点を強調しているんでしょうが。

正直、くるみ=ミルクだから割とどーでもいい。って思っている自分としては、ブンビーさんが気になりましたな。
仲良くなったスコルプさんがお亡くなりになり、新しく来たネバタコスに彼をなじられて怒っていましたねぇ。
ブンビーさんは悪役なんだけど、悪役らしからぬいい人っぷりを見ていると、
最終的にエターナルについていけなくなってプリキュアを影から助けるとかしてくんねーかなーとか妄想してみる。
ああ、でもブンビーさんはプリキュアにかなり敵意を持ってるからダメか。

最後にちょいと気になった所として、戦闘でエターナル幹部がまったく無関係な人たちにも被害が及びそうな事をしようとしますな。
いつだったかの時計塔とか、今回のホシイナーボールばらまこうとしたりとか。
やっぱり最終的にプリキュアの存在がみんなに知れることになっちゃうのかしら?
というか、そうなった場合にどうなるのかってのが見たいので、ぜひともそんな感じになってもらいたいのだがはてさて。
話はがらりと変わるが、今回くるみのスペックの高さを見せるために、のぞみがかなりアホの子になっており、異様なかわいさを発揮しておりましたな。
そーゆーアホの子と真面目なことを言う時のギャップが素敵だと思っている私としましては、こんな感じでずっと言っていただきたい物です。
GOGOの最初の頃はちょっと落ち着いちゃっていて、のぞみっぽくなかったからなー。

今回のまたみてねは「アナコンディさんの『ま…またみてくださいね…』と新敵幹部?の『ね。』でした。
どーでもいーけど、今週はプリキュアの直後にフジ系でやってるゲゲゲの鬼太郎の脚本が、プリキュアのシリーズ構成の成田良美さんでしたな。
うん、なんとなく記しておこうかなと。


第13回『悪夢のメルヘンワールド!』

せっかくピノキオの世界に入ったというのに特に展開なしか。

そんな今回のお話は…
シロップは夢にうなされていた…キュアローズガーデンに行きたくても、手が届かない、そんな夢。
ローズガーデンに行きたいシロップの焦りは、強くなるばかり。
とにかく、少しでも早くキュアローズガーデンに行きたい!
その裏には、シロップが抱える大きな悩みがあったの…。
一方でで、エターナルはローズパクトを奪うために、プリキュアたちを襲うの。
そしてのぞみやシローは、シビレッタが作り出したおとぎの世界に来てしまう。
そこで現れた女神と名乗る女が、シローに言ったの。
「あなたは今、自分が嫌で悩んでいますね?」
「ちがう!」とシローが言うと、シローの鼻がまるでピノキオのようにドンドン伸びてしまったの!
女神の正体はエターナルのシビレッタだったわ!
のぞみはプリキュアに変身して戦うけど、シビレッタはシロップの悩みを次々と話始め・・・。
以上ABC公式のあらすじ。

新敵幹部とシロップの過去話の今回、印象的には少し面白味に欠けたかな。
まぁ、野郎であるシロップメインってたけで、自分としてはテンション下がってるからかもしれませんが。
さて、シロップの過去は記憶喪失で気がついたらパルミエ王国の前に立っていたっていう割と強引な設定。
と見せかけて、きっとおそらくシロップの記憶がなくなったのはエターナルの所為とかそんな様な気がします。
お話としては、他人とは違うために壁を作っているシロップを見せて、今後プリキュアたちがそれをどう壊すかという問題を表に持ってきたと言った感じ。
シロップが自らの意思でエターナルと完全に決別した形になったのいーんだけど、そこでのドリームにはもっとドキッとするような事を言って欲しかったなぁ。
のぞみの時に説得なりなんなりが失敗するのはいつもの事なのでいーのだけど、ドリームになった時は割と成功率が高いので、
「きたきた!」と身構えてしまったせいなのか、割と子供っぽい台詞でちょっとしょんぼりしてしまったよ。

あとちょいと残念だったのが、折角ピノキオの世界に入ったというのに、シロップが強がって嘘をついているという事以外に活かされなかったのが残念だ。
5無印のシンデレラの時のように、もちっと話にそうような何かがあれば良かった様な気がします。
そーいえば、これは5無印の時から思っていた事なんだけど、ナッツハウスの場所や、プリキュアの正体ってエターナルやナイトメアにバレバレなんだよね。
ブンビーさんなんて何回もナッツハウスに出向いているし、今回もシビレッタがナッツハウスにいる連中を転送するし。
もう、そこまでわかってるならナッツハウスに大軍で押し掛けるとかなんでしないんでしょうね(笑)。
今回のシビレッタなんてあそこまで出来るなら、ローズパクトだけ転送とか出来そうだよね。
そーゆーこと考えると、せめてナッツハウスの場所だけは知られていない方が良い様な気がしますが、ま、今更の話か。

さて、ミルクこと乳薔薇様ことくるみですが、なんかどーも「かまってちゃん」に見えてしまっていかん。
まぁ、中身がミルクなので仕方ない事と言えば仕方ないのだが、ミルクが子供に受けたとは到底思えない自分としては(実際はどうか知りません)、
ミルキーローズがミルクである理由がよくわかんねぇ。
別に新キャラでもいいじゃん。っていうかなんで新キャラじゃねーんだよぅ。惜しいよなぁ。
そんなくるみはどうやら次回で正体がバレそうな勢いですな。意外と早かったなぁ。まぁ、そんな引っぱる事でもないですけど。

今回のまたみてねは「寂しそうなくるみ」でした。
次回は久々にドナ王が出てくるみたいでうれしい。もっとドナ王に出番を!
あ、そういえばのぞみたちってパルミン探すの絶対忘れていると思うんだ(笑)。


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