Yes! プリキュア5GOGO! 27〜39話

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第27回『りんちゃんVS大江戸妖怪!』

いつもより多く回しております〜。

そんな今回のお話は…
あつ〜い夏、のぞみたちは今年も「肝試し」をやることになったの!
「肝試し」の仕掛けを任されたこまちは、りんにも手伝ってもらうことになり、ふたりで会場の神社へ向かうことに。
でも、とっても恐がりのりんは、お化け役になることが不安でしかたない…。
すると突然、周りが、まるで江戸時代のような街並に変化したの!
驚くりんたちの前にあらわれたのは、なんとのっぺらぼう!!
そんな時、別の場所にいたのぞみやかれんやうららやくるみも、ろくろくび、カラカサのお化け、化け猫に遭遇!
ここはいったい、どうなっているの!?りんはあまりの怖さに、こまちに泣きついてしまうの。
こまちは、りんを助けるためにあることを主思いつき…。
以上ABCのあらすじ。

お話としては、たぶん久々のコメディ回のつもりなんだろうが、そういった面白さは今ひとつであったな。
そもそも、シビレッタがせっかく異世界へ誘い込んだというのに、やっていることと言えば、ただ怖がらせているだけだもんなぁ。
そんなのシビレッタ主催の肝試しじゃないか(笑)。
いったいシビレッタがそうすることで、どうしたかったのかさっぱり分からなかったですよ。
さっぱり分からなかったといえば、戦闘もよくわからない展開で、
「え?そこでマジギレなの?」と思ってしまったくらい、いきなりミントさんがキレるもんだから、軽くぽかーんとなってしまった。
しかもなぜかかさかさお化けホシイナーをエメラルドソーサーで回すのだが、それが一体なんの効果があったというのか。
たぶん、
こまちさんがやってみたかっただけなんだろうと思います(笑)。
まぁ、お話としては弱点克服的なおともだちへのメッセージかと思うんだけど、
りんちゃんの、極度の恐がりは彼女の個性なので、克服されちゃうと全然面白くないんですけど。

さて、そんな今回、地味に面白かったのがうららんで、こまちを除くメンバーで唯一怖がっていないんですよね。
ただココが顔に張り付いて前が見えなくなってでオタオタしていただけで。
異世界へ迷い込む前も、一瞬でパンダのお面と綿菓子買ってるし(笑)。
で、最後のオチがぬりかべだもんな。ってゆーか、不満に思っていながらそれを着るのかうららんよ。
ちなみに、かれんのドラキュラ、くるみの化け猫は普通に似合っていてこまちはかっこいいし、くるみはかわいかったよな。
くるみは「にゃ!」とか言っていたし。けっこう気に入っていたのではなかろうか。
そしてのぞみはカッパだったのだが……
なぜだろう、あんまり違和感がないのですが(笑)。
最後にこまちさんのことなのだけど、去年もそうだった様に、
そういったことが好きらしくノリノリだったのだが、今回はそれに加え、妙に電波を受信していたよなぁ。
「りんさんってやっぱりとっても大和撫子〜・」は一体どーゆー意味だったのか、是非教えていただきたいものだ。

今回のまたみてねは「ココ」でした。
次回はクレープ王国の国王がココの婚約者だと言い張る話らしいのですが…
まぁ、ココのことだからいろんな所でいろんな女に変に誤解されているんだろうなぁ。
まったくこれだからイケメン野郎は…。


第28回『ココのお嫁さん登場!?』

大した発展もせず。

そんな今回のお話は…
かれんの別荘へ行く相談をしていたら、のぞみたちの前にパルミンが現れたの。
こまちがキャッチしてみると、クレープ王国の王女クレープとわかって驚いたわ!
そのクレープが「ココの婚約者だ」って言うの!!
ココからプロポーズを受けたといって、ココとのラブラブな思い出話をたくさんするの。
そのうえ「結婚しないなら、ココをパルミエ王国の国王と認めない!」ですって!のぞみは落ち込んじゃった。
そんなとき、エターナルからヤドカーンとイソーギンが現れたわ。
のぞみたちはプリキュアに、くるみはミルキィローズに変身していざ、出撃!!
以上ABCのあらすじ。

今までのモフモフ小動物の中では一番の愛らしさのクレープ王女だが、ちょい腹黒で小生意気なのであった。
やっぱ国王はドーナツ国王に限るな。もう一度彼の威厳あるお姿を拝見したいものだ。
それはさておき、そんなクレープ女王がココの婚約者とか言い出し、
それが勘違いであると分かるとココをパルミエ王国の国王と認めないと言い出した割には、
さしてそこから発展せず、その辺の確執もなにもなく最終的にあっさり仲良くなってしまったのは残念。
せっかくミルク以来の恋のライバル出現なのだから、もちっとココを巡る争いは引っぱっても良かったような気がします。
プリキュア達や、ココナッツは関係が落ち着いちゃって、そういった所の面白味が欠けるので、
のぞみ・ミルク(くるみ)・クレープ、そしてココの四角関係を楽しみたかったなぁ。

そんなココの婚約者騒ぎ(騒ぎ?)にのぞみを愛してやまない自分としては、
のぞみがどうするかとても見物だったのですが、こちらもさしてどうかなることもなく。
とはいえ、5無印を含めてのぞみを考えるとなかなか感慨深く、
クレープ王女が婚約者言い出した辺りは彼女やココを睨んで怒っていた風ではいたものの、
それがクレープの思い込み&勘違いと分かるや「なんだそんなことか」とほっとしていました。
5無印第31話「のぞみとココのラブレター事件!」では、恋のライバルにどうしていいか分からず、
ただ逃げていただけののぞみが、今となっては相手と戦う姿勢を見せていたし、
なにより事情を知って「そんなことか」と言えるようになった所を見ると彼女の成長が窺える。
5無印中盤までののぞみなら、クレープと同様な何かを欲するか、ココと距離を置いてしまうんじゃなかろうか。
しかし、5無印第45話「 のぞみとココのクリスマスの誓い 」 を経て、将来教師になると言う夢を持ち、
自分に自信を持ったのぞみは、今度は臆することなく立ち向かっていけるわけだね。
そして、パルミエ王国滅亡時のココナッツを知っているクレープが、今の彼らが笑顔を取り戻したことに涙する姿を見て、
彼らを愛する気持ちが自分と何ら変わりないことを感じ、恋のライバルではなく、
同じ気持ちの仲間なんだと思ったであろうのぞみの優しさにはかわりなく、いい方向に成長していっているなぁと思える彼女の仕草がよかった。
それだけに、今回だけでそれをやってしまうのは、やっぱり少しもったいないなぁと思わざるを得ないな。
その辺はもちっとじっくりやっていって欲しかったなぁ。

今回のまたみてねは「新敵キャラのイケメン」でした。
なんかストリートファイターIIIにあんなキャラいたよねー。名前が出てこないけど(笑)。


第29回『高原でイケメンとテニス!?』

ムカーディア大人げないなぁ。と、思ってしまったよ。

そんな今回のお話は…
のぞみたちは、かれんの別荘へ遊びに行ったの。
別荘は、さわやかな高原に建っていて、とってもステキ!
みんなでテニスをすることにしたけど、のぞみのラケットには、ちっともボールが当たらない!
それに引き換え、テニス経験があるりんとかれんはとっても上手でで、ラリーも白熱!
そこへ、長い髪の青年が現れてりんたちとテニスをしたいと言うの。
桃井京介という青年の華麗なプレイに、さすがのりんとかれんも圧倒されて…。
そのころ、パルミンを追って森へ入ったのぞみたちは、道に迷ってしまったの。
気付いたりんたちがのぞみを探しに行こうとしたとき、岩石の巨人のようなホシイナーが地面を揺らして現れた!
プリキュアに変身するりんとかれん。ところが、森でキュアモを落としてしまったのぞみは変身できなくて…。
以上ABCのあらすじ。

久々にABCの嘘あらすじですな。のぞみは森でキュアモを落としませんし、
岩石の巨人のようなホシイナーではなく、山ホシイナーってところかな、岩じゃなくて木の方がメインだったし。
それはさておき、お話としては新敵幹部、イケメンのムカーディア登場&恒例(?)のかれんの別荘へ行く話。
だったんだけど、なんかどちらも中途半端だったなぁ。どうせなら、どっちかに絞ってしっかり描けばいいのに。
桃井京介ことムカーディアはサブタイ通りイケメン野郎で、視聴者的にはいけ好かない感じ。
なのだが、りんちゃんとかれんを見ると、どうも劇中的にはそうでもないようだ。
冒頭に書いた大人げないというのは、りんちゃん&かれんとテニスをするんだけど、
中学生の女子相手にいきなり本気で打ってくるもんだから、そう思ってしまったですよ。
まぁ、プリキュアの実力を測りたいが為なのと、お子様的な観点から見て、
そんな感じの悪そうなのは悪役っぽさが出ていたかもしれんなぁ。
それより気になったのは、このムカーディアっていきなりかれんの別荘に瞬間移動してくるんですよね。
まぁ、プリキュアの居所が何故かバレバレなのは5無印の時からですけども、
別荘まで知っているとなると個人情報だだ漏れだなぁ、と思うとともに、
それだけの情報があるのならば、エターナルはもっと上手く戦えるorパクト奪えるような気がしますけどねぇ。
それと、今回のホシイナーは山だったんだけど、いくら何でもじいやや、付近の住民が気付くだろ(笑)。
そんな感じでむしろそんなことの方が気になってしまった。

のぞみたちもせっかく別荘へ旅行というイベントではあったものの、さして何かあったわけでもなく、
見所としては最後にりんちゃんとかれんが、桃井京介の取り合いになるかも?みたいな感じではあったものの、
たぶんそれはないだろうし、他になにか面白そうな考察が出来そうなものもなく、
せっかくのイベントも新キャラ登場とカブってすごい中途半端感でしたな。
個人的にはもっとのぞみたちがキャッキャウフフとなる場面を見たかったのですが。
それはそれとして、最近戦闘でココが割とさっくりと「プリキュアに力をー」と叫んでフルーレを出してしまい盛り上がりに欠けるよなぁ。
まぁ、販促玩具ではあるしちょいちょい出さないといけないんでしょうが、
必殺武器であるのだから、もちっとそれが出るまでに何かが欲しい所であります。

今回のまたみてねは「小々田」でした。
ABCの次回のあらすじを見るとのぞみとうららがウサギのコスプレをしておりまして、ちょいと期待してしまいますな(笑)。


第30回『王の力とナッツの悩み』

やはり30話でEDがガンバランスDEダンスに変更。

そんな今回のお話は…
のぞみとくるみが授業中にお喋りしていたら、小々田に叱られちゃった。
ショックを受けたくるみは、話しかけたのぞみに「絶好よ!」って言っちゃったの。
ナッツハウスで小々田にやさしく迎えてもらって、ホッとするくるみ。でものぞみとは、仲直りできない…。
その夜は、みんなで“お月見”をすることになっていたの。
ナッツハウスへ行く途中、のぞみたち5人は、エターナルに連れ去られてしまったの。
気付くとそこは、月の上!「かぐや姫」の世界。
シビレッタが現れて、ホシイナーボールを近くの惑星に投げつけると、惑星ホシイナーに。
プリキュアに変身したのぞみたちは、惑星ホシイナーに大苦戦!
助けに行きたいくるみたちだけど、どうやって、月まで行けばいいのかわからない…。
以上ABCのあらすじ。

またABCのウソあらすじですな。
正確には授業中のお喋りはお喋りなんだけども、授業でやっていた竹取物語、
つまりかぐや姫のことについて話していたことが重要で、単にくっちゃべっていたわけではない。
それからホシイナーは惑星ではなく、アレはおそらく隕石と呼ぶべきだろう。
惑星の定義が何か知らんけど、月の一番近くの惑星なら地球になっちゃうじゃねーか。
最後に、ナッツ作の「ミルキィノート(劇中はまだこの名称は出ない)」で連絡を取るまで、のぞみ達の居場所が月とは判明していない。
その月なのだが、ホントに月に行っていたんだねー。
脚本はシリーズ構成の成田良美さんだったが、かなりそれは強引だなーと思ったよ。
なんでフツーに呼吸してんだ。あと重力が地球と一緒。

と、最初に文句を言っておきましたが、お話としてはそこそこ楽しめた。
とは言っても、メインターゲット的なお話が面白かったわけではなく、その他色々が興味深かったのだ。
まずはエターナルだが、館長はキュアローズガーデンのフローラにご執心のご様子。
そしてその館長をアナコンディさんがご執心という、悪の組織としてはめずらしいラブ(?)な展開のようだ。
となると、アナコンディさんは報われないな。
ローズパクトを奪っても館長はフローラへ行ってしまうし、それが嫌でパクトを奪わないと怒られる。
どっちに転んでも館長と何かなるわけではないわけだ。
そんな状況とフローラに対しかなりお怒りのご様子だったことだし、
クライマックスでフローラが出てきたときに、アナコンディさんがどーするか見物ですな。

個人的に一番興味深かったのはやっぱりのぞみ。
みんなといた方が絶対楽しいのに、かぐや姫はなんで月に帰ってしまたのか?という疑問がとてものぞみらしい。
いつだったか書いた様に、のぞみはとても周り、とりわけ家族から愛されているので、
一応かぐや姫の地球の家族にあたるおじいさん達と離れてしまう理由がわからないんだろうなぁ。
くるみにかぐやは元々月の住人だし、向こうにも都合があると突っ込まれても、
みんなで相談すればなんとかなるよと言っちゃう辺りも実にらしい。
周りから愛されているのぞみは、何かあるとりんちゃんを始め、周りが助けてくれるのでそういう考え方なんだろうけど、
これってのぞみはかぐやと自分を置き換えてしまっているよなぁ。
当然のぞみはかぐやではないので、竹取物語を考察すると言う意味で、そのやり方は正しくない。
何故かぐやは月へ帰ったかを考えるならば、かぐやを客観的に見なければ答えは出てこないのだが、
自分を投影してしまう辺りの子供っぽさがのぞみらしくておもしろかった。

ほか気になった所としては、戦闘で変身直後にルージュがホシイナーが飛ばしてきた岩を蹴り返して、
バラバラに崩すもすぐに戻ってしまうのを見ているのにも関わらず、
ローズが来てから岩を受け止めて投げ返して「やったぁ!」はどうしても納得いかないな。
最近戦闘に面白味がなくっていかん。
あとシビレッタがかぐや姫役で出てきた所で、プリキュア達が文句を言い始めるのには笑ってしまったよ。
その意見はごもっともだ(笑)。

今回のまたみてねは「ナッツ(モフモフ)」でした。
なんか次回予告でナッツがスーパーサイヤ人化していましたな(笑)。
しかしもう30回なんだねー。いつも通りならあと19回ですよ。早いなぁ。
ああ、書き忘れたが、EDのガンバランスDEダンスだが、聞き慣れないからかどうもアレンジが気に入らないなぁ。
絵の方もさして面白い所もなかったし。


第31回『ミルキィローズ新たなる力!』

ナッツと販促玩具の巻

そんな今回のお話は…
ナッツがパルミエ王国と連絡が取れるパソコンを完成させたの!
でも、クレープ王女の不思議な力を借りないととパソコンを動かすことができなかった……
「自分はパルミエ王国の為に何ができるんだろう…」と落ち込むナッツ。小々田が励ましても、元気がないの。
そんなナッツに、エターナルのアナコンディが襲いかかった!ナッツは攻撃を受けて、ボロボロの姿に…。
雷が鳴るなか、のぞみたちはプリキュアに、くるみはミルキィローズに変身して立ち向かう。
でも、攻撃がホシイナーに全然効かない!プリキュア達は、追いつめられてしまうの。
アナコンディがローズにとどめをさそうとしたとき、ナッツに異変が!!
以上ABC公式のあらすじ。

お話としてはさして面白い所はなかったなぁ。
まあ、ミルキィノートを動かせなかったことに落ち込むナッツはらしくはあったけども、
スーパーサイヤ人化して販促玩具ミルキィミラーを出す件は、もちっと説得力が欲しかった所ではある。
ココがキュアフルーレを出したときと比べると、割とあっさり出てしまった感があるなぁ。
戦闘でナッツに何かしてもらいたかった。とはいえ、そこへ行くまでに落ち込むナッツを十分に見せておいて、
アナコンディさん出撃で大ピンチな状況からの一発逆転という流れとしてはまぁまぁ。
それだけに、やはりナッツが戦闘で何かしらをするべきだったような気がします。
ペラペラと喋って笑顔を守りたいんだーだけではなぁ。

個人的に所では、プリキュア達がなんもしてないのが残念。
話の流れとして、彼女らよりもココとの繋がりを描きたかったのだろうが、
キレイに百合色に染まった脳を持つ身としては、今ひとつ乗り切れないのであった。
その分ココナッツファンの女性の方には受けが良い話になっているかもしれんな。
その辺はアレですな。仮面ライダーよろしく、お母さんたちを取り込もうっていう寸法なんだろう。たぶん。
だってホモが嫌いな女の子はいないらしいですし(笑)。
あ、だとするならば、百合が嫌いな男の子はいないってことにはなりませんかねぇ。
とすると、男と女はなかなか相容れない存在ですなぁ(笑)。でもこれって破滅思想ではある。
……話がそれたので戻す。
ナッツがあんな落ち込んでいるというのに、のぞみたちがなんもしないっていうのは、
5無印のことを考えると今ひとつ納得できない部分があって、のぞみなんかは性格的に首突っ込んじゃうタイプだから、
何かしてくると思ったんですけど、成長したのかなんなのか、やけに落ち着いちゃっていて面白味に欠ける。
5無印のかれんがプリキュアになれなかったときの様に、しつこいくらいにつきまとって、
閉じた心をあけてしまうようなのをみたかった所ではあるが、
どうも、今作は個人の成長みたいなのもテーマのひとつのようで、そういったことは使えないのかもしれませんな。
プリキュア5の面白さは、そういった個人個人も魅力だと思っている自分としては、
GOGOのこの流れはあんまり歓迎する所ではないなぁ。むむむ。
まぁ、プリキュア5人にココナッツミルクにシロップの総勢9名の大所帯ってこともあるんでしょうが。

今回のまたみてねは「くるみのおでこがキラッ」でした。
次回はなんかみんなおんなじ格好してるねー。
制服じゃなさそうだし、新しいバージョンのジャケットなのかな?
話はのぞみたちがちっちゃくなっちゃって……っていう話みたいでちょっと面白そうです。


第32回『小さな小さな大冒険!』

内容は特にないけど、なかなかおもしろかったな。

そんな今回のお話は…
かれんの別荘で華麗なテニスを見せた桃井京介。
彼がナッツハウスにあわられたの!プロのマジシャンなんだって。
マジックをおねだりしたら、ローズパクトにそっくりな箱を取り出したわ。
「蓋を明けるとスゴイことが起こる箱」と言われて、みんな興味津々!
でも京介ったら、マジックの途中でトイレにいっちゃった。
箱が気になってしかたがないのぞみは、蓋をそっと開けてみたの。
すると、なんとのぞみたち6人が米粒くらいに小さくなっちゃったの!
シロップがのぞみたちを探すけど、小さいから気付いてもらえない!
あとをおいかけるのぞみたち。でも目の前には、大きなアヒルやネコが!!
いったい、どうなっちゃうの?!
以上ABCのあらすじ。

冒頭に書いたようにお話的に何って事はないのだが、
桃井京介ことムカーディア初登場時のような、なんだかよく分からないような話ではなく、ひとつの話としては上手くまとまっており感心。
難点としては、のぞみ達が小さくなってしまったことがさして活かされなかったことか。
せっかく小さくなったのだから、それだからこそできるような何かが欲しかったところ。
どーでもいーけど、小さくなったのぞみ達が、シロップの離陸時の風に飛ばされてしまうところは、
ふつう、あんだけ飛ばされたら着地時に死んじゃうような気がしますな。
ってゆーか、ムカーディアもそんなことができるなら、
悪の組織らしく小さくなった時点で踏みつぶしちゃえば、もう終わったも同然なのになぁなどと思ってしまった。
まぁ、その辺は話の中でムカーディアが「チャンスをやろう」みたいなことを呟いており、
そうしない事へのフォローをちゃんと入れていたのでちょっと感心した。

さて、個人的にすごく興味深かったところもあって、それは戦闘時のことなんだけど、
ピンチ時にドリームが箱を開けてしまった事の責任を感じて、飴で蟻ホシイナーをひとりで引きつけた場面。
考えなしに、ホシイナーを自分に引きつけるのぞみはこちらも思う所なんだけど、
その後、やっぱりみんなが助けに来てのローズの「放っておけない」一言がおもしろい。
何故のぞみがあんなに人を惹きつけるのか?の一端がそれだったんだなぁと気付かされたよ。
5無印を含め、今までのぞみを見てきて、彼女の大いなる愛をこれでもかと見せつけられた身としては、
もちろんそういう部分が大部分を占めてはいるんだけど、それはここ一番の必殺技みたいなものなんだよな。
普段ののぞみはおっちょこちょいのドジッ娘女王なわけで、加えて「なんとかなるなるぅ〜」で失敗をごまかしたりするので、
りんちゃんやくるみを怒らせちゃうこともしばしばなのよね。
そんな彼女なのに誰も離れていかないのは、なんだかんだでほうっておけない、つまりは世話を焼きたくなっちゃうってことなのだな。
と思って、のぞみのようなヤツが自分の友達として側にいたらと考えてみると、うん、間違いなく俺は世話を焼くわ(笑)。「あーもうっ!」とか言いながら。
おそらくは、むかついたりあきれたりすることも多々あるんだろうが、それでも友達にいるって事は、一緒にいるとすっごい楽しいのだろうなぁ。
じゃなきゃ、りんちゃんみたいにいちいちフォローとかしてらんない。
このアニメはのぞみの大いなる愛が前面に取り出されていて気付かなかったが、
普段からそんな隠し超必殺を出しているわけないので(それはきっと深く付き合っていくとガンガン見えてくるんだろうな)、
そんな普段ののぞみが基本スペックでも愛される存在であると、気付かせてくれたという点で、今回はなかなかおもしろい話であった。

今回のまたみてねは「うららんとと同級生の友達」でした。
って!なんだってーっ!うららんにいないと思われていた同級生の友達ががが!!!(笑)


第33回『ハッスルうららとカレー屋さん』

なんかすごく微妙な関係っぽいよな(笑)。

そんな今回のお話は…
うららの同級生、よしみの家はカレーショップ。
とってもおいしいけど、食べに来てくれるお客さんが少なくてよしみは元気をなくしていたの。
そこで、うららはよしみと一緒にお店の為にがんばってみることに!
チラシ配りを始めたの。でもなかなかチラシを受け取ってもらえない…。
上手くいかなくてションボリしていたけど、そこへ現れたシローがにっこりスマイルでお手伝い。うららは元気を取り戻すの。
シローと一緒にチラシはたくさん配ったけど、それでもお客さんはきてくれない…。
そんな時、あることがきっかけで、お客さんが来始めるの!!
以上ABC公式のあらすじ。

お話の方はあらすじ通り、カレーショップにお客さん来てわーい!な話で本筋の所としては特にないのだが、
興味深い点がふたつほどあってなかなか面白かった。
ひとつ目は、ナッツハウスでうららんのことが気になって、なんだかんだ理由を付けてみんな行ってしまうシーン。
シロップを始めとして、りん、あたりまではごまかしている感じではあるが、
もうその辺りから察しのよいかれん、こまち、くるみなんかはワザとヒント出すわけですよ。それはなぜか。
まぁ、のぞみのためなんですけど、のぞみの性格的にカレーショップの件なんて、
すーぐ首を突っ込んじゃうのが普通なのですが、先にうららんに「ふたりでやれるところまでやってみます」と言われてしまったため、
いままでこのアニメを見てきた人は知っての通り、真っ直ぐなのぞみの思考ととしては、
「うららがそう言ったのなら、私は黙って結果を待つしかない」の一択になってしまうんですねぇ。
のぞみとしたら、気になるとはいえ手伝いに行ったら、「うららを信じていなかったことになる?」とか考えていたんじゃなかろうか?
そして彼女は第30話を見て分かるように、かぐや姫と自分を重ねてしまったように、他のみんなもそういう考えだと思っていたのではなかろうか。
だから、最後まで動かなかったが、みんなのヒントでうららんを見に行くことが分かって、
「なんだ、行っていいの?わたしも行く行く!」という感じだったのだろうなぁ。
また、どうもみんなはのぞみのそれが分かっていたらしく、
だからヒント出して出て行っていたんだろうと考えると、この五人の関係の強さを感じ取れて興味深かった。

もうひとつは、そんな強力な関係性を持つプリキュアたちとは違う、うららんと同級生よしみの関係。
5無印の時、仕事でクラスになじめず、もう友達いなくてもいいやと半ばやけくそになっていたうららんが、
おそらくはやっと出来たであろう数少ない友人がよしみなのだろう。
そんな彼女は見た通り、すごーくおとなしく引っ込み思案な感じのする女の子。
いったいどうやって二人が友人関係になったのか気になる所だ。
カレーショップでそこのカレーの大ファンとか言っていた所を見ると、カレー喰いに行ったら同級生の店だったってところなんだろう。
まぁ、それはともかく、仕事やレッスンでなかなか友達の出来ないうららと、引っ込み思案なよしみは、
劇中、入学してからどれくらいの時間が経っていることになっているのか分からないが、とても微妙な関係のように見えるよなぁ。
今回冒頭から見て、うららんは台本の本読みに付き合ってもらっている様子だが、それも割と何度も頼んでいる模様。
そこから推察すると、どうも二人の接点として、今現在カレーと本読みくらいしかないのではなかろうか。
よしみとしても、まだまだひよっこだが立派なアイドルであるうららにどこまで入り込んでいいのか、
または入って行けるのかと逡巡しているところのような気がする。
まぁ、つまるところ、ふたりはまだまだ手探りで相手を伺っているような状況なんだろう。
そこへ来ての今回の問題。うららんとしてはここで一気に関係を深めたい所であるので、
彼女にとっては何でも話せる先輩でもあり、頼りになる仲間のプリキュアのみんなに助けてもらおうとする。
が、劇中あった通り、よしみにとってそれはとんでもないこと。
さもありなん、何せ相手はみんなの憧れの生徒会長とその親友、そしてフットサル部に入る前は優勝請負人のスーパースターとくれば尻込みして当然だろう。
きっとよしみにしてみれば「ひえー!やっぱすげー人と知り合ってるなー」とか思っていたことだろう。
そんなスーパースター達に初めてあった人間の手伝いをしてくれなどと、引っ込み思案のよしみが言えるはずもなく。
精神的に大人なうららんはそれを敏感に感じ取り、「うは、失敗した」等と思い、
「やっぱふたりでやります」とあっさりと切り返すあたりは、さすがその歳で仕事をしているだけのことはある。
が、うららんはどうもこういう引き方をしておけば、そのうちみんなやってくると思っていたんじゃないのかなー。
まぁ、それは淡い期待であり、もちろん自分らでなんとかしようと思っていたでしょうが。
それはそれとして、うららんは数少ない(というか無二の)同級生の友達よしみの為に必死なわけですよ。
よしみとしても忙しいうららんを自分のことで時間を使わせては……と思っていたかもしれない。
のぞみたちの時のようにプリキュアという強力な関係性がない分、
なんとか少しづつ繋がりを深めて行こうとする感じが、こう、なんか、たまらないわね(笑)。
今回の一件で随分仲良くなったであろうから、今後ちょいちょいよしみが出てきてくれるとうれしいなぁ。
そのうち人知れず下の名前で呼び捨てになるんでしょうねぇ。無印8話みたいに(笑)。

今回のまたみてねは「うらら・キュアレモネードスペシャル」でした。
次回は「かまってちゃん」クレープ王女がようやくご帰還。
こいつもあんまり王様っぽいことしなかったなぁ。ドナ王、また出てきてくれないかなぁ。

ああ、言い忘れ。ブンビーさんは遂に独立でもしちゃおうかなーなんて言い出しましたな!
おおう!蝶・応援しちゃう!


第34回『涙のお別れ!クレープの告白』

一本の話として良くまとまっています。

そんな今回のお話は…
クレープ王女が、クレープ王国へ帰ることになったの。
でも帰る前に、大好きなココのことをもっと知りたい!
クレープは、こっそりサンクルミエール学園までついてきちゃうの!
学園でも、ココはとっても人気者。クレープは“未来の旦那さま”の指摘なところがわかって、超ご機嫌に☆
でも、教室でのぞみと小々田が仲良くお話しているのを見て、ちょっぴりやきもち…。
ナッツハウスに帰り、思いつめるクレープ。ココは自分のことをどう思ってるのかな。
ナッツは、「気持ちをココにちゃんと伝えるべき」とアドバイスをくれるけど…。
そんなときエターナルがあらわれた!
戦いの中で、ココとドリームの絆を知ったクレープは、ココに本当の想いを真っ直ぐ伝えたわ。
その想いにココは…。
以上ABC公式のあらすじ。

で、出たー!一人原画!無論、いつもの青山充さんなのであった。さすがだなぁ。
それはさておき、冒頭書いたように話はとても良くまとまっており、尚かつ、興味深い所もあって楽しく見れた。
ランチ時にクレープへのプレゼントを作る為に小々田と一緒に食べなかった時に、他の生徒達が小々田へ群がってきたこと。
これは明らかに、のぞみたちが小々田と一緒にランチを食べないとわかってのことだよなぁ。
つまり他の生徒達にとって、いつもはのぞみたちが小々田を独占している状態な訳だ。
学園的な立ち位置としても、憧れの生徒会長とその親友、優勝請負人だったスーパースター、
そして売り出し中のアイドル、アーンドおまけひとり(笑)が相手では一般生徒としては太刀打ちできないのだろう。
だから今回ことは不意に訪れた天佑とばかりにみんなが誘ってきたのだと考えると、小々田の学園的な位置づけが見えて面白い。
あまり小々田はイケメン的な描写はナッツと比べ、これまであまりなかったのだけど、
今回を見るとやはり小々田を狙っている生徒はかなりの数なんだろう。
ココの相手はのぞみということは当然知られていないので、彼女ら的には学園のスーパースターを相手にしなければならないわけだ。
そういった所を考えてみると、5無印31話「のぞみとココのラブレター事件」のように、
プリキュア達の目を盗んでラブレターを渡すってのは、とんでもなく勇気を振り絞っての事だったんだろうなぁ。

そんなのぞみですが、今回授業終わりに小々田に質問しにいったりして、ちゃんと勉強している様子。
彼女は5無印でもあるように、興味を持った事には進みは遅いながらもちゃんと出来る子。
なのだが、のぞみの事なので小々田担当のの国語だけ異様な伸びなんだろうなぁ。
とはいえ、将来教師になる夢を持ったのぞみはおそらくは他の教科もそれなりに成績が上がっているやも知れませんな。
なんだかとっても微笑ましいのだが、なんだろう、これが娘を持つ父親の気持ちなんだろうか。

今回のキモとしては、クレープがココに告白するところ。
だけどあらすじにある通り、クレープはココがのぞみを、のぞみがココを想っていることを知ってしまうんですねぇ。
それでもなお、ココに気持ちを伝えるのは女の意地かそれともけじめか。
その際のココの振り方はナッツが言った通り、真っ直ぐな気持ちに真っ直ぐに返して小気味良い。
が、それよりも、その後のクレープがぼろぼろと涙を流しながらも気丈に振るまい、
これからは「王女」をつけて呼ぶように言い、国の代表としての付き合いをするように、
と、王女らしいところを見せてくれて感心。ただのかまってちゃんで終わらさなかったのはとても良いですな。

最後に戦闘の事ですが、アクションシーンとしてはいつも通りですけど、流れとしてはいい戦闘シーンだった。
ピンチにココが気張って、そのココの危機をプリキュアが助け、
キュアフルーレという必殺武器を出すための盛り上げどころをしっかりと作って、
ここ最近のとってつけたようなフルーレ出現とは違い、違和感なく奇麗な流れをしていて感心した。
いつもこんな感じでやってくれればいいのになー。
と、いうわけで、最近はなかなか面白い話が続いていてうれしい。この調子で今後も行ってもらいたい。

今回のまたみてねはブンビーさんで「私ピーンチ!」でした。
次回は「ブンビー衝撃発言!」ということですが、ま、まさか、ホントに独立するのか!?期待大だっ!


第35回『ブンビー衝撃発言!』

この後すぐ!ってあんた(笑)。
しかし、この話は何かのフラグなんですかねぇ。

そんな今回のお話は…
学校の背遠征になりたいのぞみは、ナッツハウスで国語のお勉強中。
だけど、近頃りんたちがナッツハウスへ来なくなってさみしい思いをしているの。
みんな、自分の夢に向かってがんばってるのはわかるけど…。
うららは女優さん、りんはアクセサリーデザイナー、こまちは小説家、かれんはお医者さん。
それぞれの夢に向かって努力しながら、心配事や悩みを抱えてる。
でも、みんなけっしてナッツハウスを忘れたわけじゃなかったの。
そんなプリキュアたちのことをこっそり調べていたブンビー。
久しぶりににのぞみたち全員が集まったナッツハウスに現れたの。
身構えるのぞみたち。でも、ブンビーの様子がいつもと違う…。
とんでもないことを言い出したの!!
以上ABC公式のあらすじ。

ブンビーさんが何を言い出すかと思いきや、自分がプリキュアのリーダーになってやると言い出しましたな。
エターナルでは完全無視っていう酷い扱いを受けている彼なので、
エターナルを裏切るのなら、独立かプリキュアの仲間かと思っていたのですが、
仲間の線は薄いだろうと考えていたが、やはりこれはフラグなのでしょうかね。
ブンビーさんはいい人ではあるけれど、今までが今までであるし、なにより見事な上から目線であったため、
「なに言っちゃってんの?」のプリキュアたちから総スカンを喰っておりました。
嗚呼、ブンビーさんに明日はあるのか!?ってゆーかそのうち打ち解けて仲間になるのか?
それとも仲間はやっぱり無理で独立するのか。今後の展開に期待していきたい。
あれだけのキャラクターなんだから、何かしらに活かしていって欲しいなぁ。

さて、お話の方はそんなブンビーさんメインでありまして、プリキュア達のほうは割りとアッサリ目であった。
とはいえ、やはりのぞみの思考を考えるとなかなか興味深くておもしろい。
あらすじにあるように、みんながナッツハウスに来れなくなって、のぞみがひとりさみしがるんですよねぇ。
各人の事情を知っているのぞみとしては、それがしようがない事とわかっているはずなんですが、
いつも元気いっぱいノーテンキの彼女がしゅんとなってしまったり、5無印23話で、皆がバラバラになった時の必死さを見ると、
のぞみはどんな形であれ、ひとりでいるってことがダメなタイプのようだ。
と、いうことは、のぞみの側にはいつも誰かがいたのであろう。まぁ、それはおそらくはりんちゃんなのであろうが。
このアニメを見る限り、のぞみに友達がたくさんいてもいいような気がするのだが、
劇中そんな描写はないところを見ると、実のところあんまり友達はいないのかもしれないなぁ。
のぞみの基本設定として、のび太君並みになんにもできなくて、かなりのドジッ娘という事を考えると、
けっこういろんな人に迷惑をかけていたんじゃなかろうか。
思えば、5無印15話「ハッスルのぞみのお手伝い」で、生徒会の資料運びを手伝うと言い出して転んで全て床にぶちまけ、
本の整理を頼んだらタイトルと見ただけで寝てしまい、勉強を教えてあげると言っては逆に年下に教えられ、
ナッツハウスの掃除を手伝うと言い出しバケツを見事にひっくり返していたっけ。
今でこそ成長の跡が見られるのぞみだが、当時としては「エヘヘ……」と笑って失敗をごまかしていた事だろう。
きっとりんちゃんのようにのぞみが自分なりに一生懸命にやってくれているのを分かって、
「しょうがないなー」笑って許してくれる人はそうそういなかったのかもしれない。
そうしてあきれて自分の周りから去っていく人を何人も見てきたのかもしてない。
だからのぞみにとってプリキュアの仲間は、ぶきっちょな自分の事を分かってくれる希有な存在なのだろう。
今回はみんなが自分の夢の為に努力しているのでナッツハウスに来られないのだが、
プリキュアになる前ののぞみだったらきっと、首突っ込んでみんなに迷惑をかけていたかもしれないが、今ののぞみはじっと待つ。
自分が首を突っ込んでもあまりいい結果は出ないであろうと学習したんだねー。成長の跡が伺えます。
しかし、いつもわいわいやっていたみんながいないと、昔の事を思い出すのか気になってしまっているのかしらね。
と、そんな妄想をさせてくれる辺りの描写がなかなか興味深いのであった。

今回のまたみてねはのぞみ、りんちゃん、小々田、ナッツ、シローで「じー」でした。
次回は「危ない!ファイブDEチャンス!(前編)」プリキュア史上初の前後編ということで、
ココナッツラジオによるとスタッフも気合いが入っていたとの事だし、なにやらすごい楽しそうなので期待大だな。
ABC公式の次回予告の画像でかれんを除く5人が戦隊物のポーズみたいのをとっている中で、
のぞみがセーラームーンの決めポーズしておりますな(笑)。まぁ、同じ東映だしね。
どーでもいーけど、この画像の5人すげー楽しそうだな(笑)。


第36回『危ない!ファイブDEチャンス!(前編)』

続きが気になるぅー。
ってゆーか、手(笑)。

そんな今回のお話は…
テレビのクイズ番組に出ることになったのぞみたち。優勝すれば、1年分のチョコレート!けど、かれんは出たくないんだって…。
のぞみが本当にに欲しいのは、チョコよりもプリキュア5人の名前が刻まれたトロフィー。
そのキモチに気付いたくるみは、かれんを呼ぶ方法を思いつくの。
くるみの作戦で、かれんも参加することが決定!さぁ、いよいよ本番。
スタジオのイスに座ると、突然ベルトがガチャリ!気付くと、エターナルの京介が作ったインチキクイズ番組の中にいたの!
逃げれなくなったのぞみたち。ひとりでもゲームをクリアしたら、元の世界に戻れるみたい。
はやくしないと、本当のクイズ番組に出られない!でも、りんもこまちも、京介のズルで次々と負けてしまうの。
のぞみもゲームに挑むけど…。
以上ABC公式のあらすじ。

プリキュアシリーズ初の前後編の意欲作。
なのですが、みなさんご存知の通り、正確には初めてのことではなく、この5シリーズで言えば23、24話も前後編になる。
他のシリーズでも重要回、例えばシリーズのクライマックスであったり、販促玩具が出たりの時も続き物のお話になっておりますが、
今回のように通常回でサブタイトルが変わらずに前後編と2回にわけるのは初めてなのであります。

当然、まだ後編を見ていないので、最終的にどんな流れになるかわかりませんが、
今回としては通常コメディ回のような感じで、ノリとしては第9回「名探偵こまち登場!」に近いものがある。
話の流れとしては、あらすじ通りムカーディアの策略にはまったプリキュア5人が、
律儀に(笑)ちゃんとゲームで勝負して、案の定ズルされてりんちゃん、こまち、のぞみが捕まってしまうってところで引っぱった。
お話的なところとして、主役であるのぞみが前編でつかまっちゃうのがおもしろいよなぁ。
ベタベタな展開であるならば、最後にのぞみが残って……となるのが普通だけど、このお話はどーなっちゃうんでしょうかねぇ。
まぁ、たぶん、このお話はかれんが肝っぽいので、最後は参加を渋っていたかれんが一発逆転って感じなのかな。
他、おもしろかったところとしては、やはり今回のメインであるズルっこなゲームか。中でも笑ったのはりんちゃんのPKゲーム。
エターナル主催のゲームなのだから邪魔してくるのは当然で、ゴールが動くのは視聴者としても予想の範疇。
それでも律儀にちゃんとゲームやっちゃうりんちゃんも可笑しいのだが、
最後にゴールホシイナーから手が出てきて、ボールをペチッとはじき返したのには笑ってしまったよ(笑)。
まぁ、ゴールなんだから守るのがゴールキーパーと言うことで手が出てくるのはわからんでもないけれども、
もう小賢しいとか狡賢いとかいうレベルじゃなく、あからさまな妨害を平然とやってくる様に思わず吹いてしまった。
そらりんちゃんも怒って変身するわ(笑)。最後はファイヤーストライクを「バット」で打ち返されるしな(笑)
こまちも逃げる回答ボタンホシイナーを追いかけながら「答えは分かっているのよ」と、ここでも律儀にゲームやっちゃう様が可愛い(笑)
のぞみのシルエットクイズなんか、本物かそれに化けているホシイナーくんかの二択なのだが、
こんなのどっち選んでも逆になるに決まっているのだけど、思考が単純なのぞみが見事にハメられている様が彼女らしくて良い。
この辺のコメディ部分はとても楽しませていただきましたよ。

その他気になったところとしては、のぞみとくるみだ。
クイズ番組に出ようと言いだしたのぞみの目的は、賞品のチョコレート1年分ではなく5人の名前が入るトロフィー。
どうものぞみはこの手の「思い出作り」が好きみたいだな。
前回書いたように彼女に他の友達があまりいなさそうなので、プリキュアの仲間達を特別大事にしていて、
5無印第25話「プリキュア合宿大作戦!」でも思い出を形にしようとしていたが、それは心に貯まっていくものだと学習したはずなのに、
今ここで5人の名前が入るトロフィーを欲しがるあたりに彼女の思考がちょっと読みとれておもしろい。
前回、みんながなかなか集まらなくなってしょんぼりしていたのぞみを考えると、
彼女は自分を含めたみんなが、夢の実現のため色々と時間を取られるであろうから、今後会う時間が少なくなっていく?と気付いたのだろうな。
それは仕方ないだし、思い出は心に貯まっていくものだと知りつつも、少しでも多くの思い出を作りたいということなのだろうなぁ。
5無印第45話「のぞみとココのクリスマスの誓い」で、ずっとこのままでいることはできない事を知ったのぞみは、
思い出をひとつでも形に残しておきたかったのかもしれませんな。
しかし、かれんはそれを知らず、参加しないわスタジオ観覧にも来ないわで、のぞみは「ふーん……」と珍しく拗ねちゃって、
「優勝してかれんさんをビックリさせちゃおう」なんて当てつけのような空元気のような事言うんだから、そんなかれんに怒っていたのかも知れないなぁ。
そんなのぞみを見て頭の良いくるみは「これは自分が出るわけにはいかない」と、緊張しすぎて変身できなくなったと演技して、
かれんを呼び出すなんて、実に彼女らしい優しさで好印象なのだけど、普段からこんな感じならよかったのになぁ。

というわけで次回も期待だ。ってゆーか、かれんがやっていたコイントスってまたはずれと言っていたけど当たってるよな。
「V」がある方が表だとアバンで言っていたから間違いないのだけど、かれんはそっちが裏だと勘違いしているのであろう。
それで最後に一発逆転なのかなーやっぱ。つか、かれんギャンブル見たいなの苦手といっていたのに実はかなり幸運なのかしらねー。
今回のまたみてねは「うららん、Mr.マジック(ムカーディア)、かれん」でした。


第37回『危ない!ファイブDEチャンス!(後編)』

工エェェ(´д`)ェェエ工

そんな今回のお話は…
ここは、京介が作ったウソのクイズ番組の中。
ひとりでもゲームをクリアすれば、元の世界に戻れるみたい。
でもりん、こまち、のぞみはゲームに負けてしまったの…。
次にうららがチャレンジ!
「みんなを助けて、本物のクイズ番組で優勝したい!」。
のぞみたちみんなが本当に欲しいのは、5人の名前入りトロフィー。
みんなの気持ちに気付いたかれん。最後にかれんが京介とコイントスで勝負することに!
かれんは、自分が持っているコインでトスすると宣言。
その代わり、負ければローズパクトは京介のものに。
勝負は1回。投げたコインがかれんの手の甲へ。京介は「裏」、かれんは「表」。
緊張で、手が動かないかれんに京介が近づいて…。
以上ABC公式のあらすじ。

最後に残った「知性のプリキュア」が運頼みってどうよ?それじゃダメだろ。メインターゲットへのメッセージとしても。
これまで卑怯な手で負けていった4人を見せているのだから、ここはかれんがその頭の良さを駆使して、卑怯な手をことごとく潰していき、
ぐうの音も出ないようにして完全勝利することで、視聴者的にカルタシスを与えるべきだったのではなかろうか。
それでメインターゲットに「
卑怯、カッコ悪い!」とメッセージを送ればいいのに。
大体だな、最後のコイントスで京介がワザとハズレている表を選び、
かれんがそれまでの事を思い出して表を選ぶように誘導して、まんまとハマってしまうのだが、
逆にそこはそれまでを踏まえるのであれば、それが誘導であるとかれんなら気付きそうなものだけどなぁ。
というか、そうなるものだと私は思っていたのだよ。
そこから「ははぁん」と京介の企みに気付き、講釈をたれて自信満々で誘導とは逆の裏を選んでほしかった。
手に張り付いたコインが落ちて当たったいう完全な運を卑怯と言われ、
「手の甲のコインじゃなくて、落ちたコインの裏表を当てるって言ったもん!」では屁理屈に聞こえるよ。
だからこそ、かれんには理詰めで追いつめて回答を導き出してほしかったなぁ。
で、オチ的なものとして「相手が謀をしてくるのであれば、その裏を取るのはパズルと同じでギャンブルじゃないもん」
とギャンブルが苦手なかれんが勝つ理由も出来てキレイに収まったと思うがどうかな。

上記以外だとうららんもどうなのよ、と。
素直にゲームやっちゃうのは仕方ないとしてもだ、腹黒い(笑)うららんならちょっとひねった事やっても良かったんじゃなかろうか。
でもそこは最年少、子供の浅知恵。逆に裏を取られて捕まっちゃうとかの方が面白味があったように思います。
と、いうか、うららんは捕まった後に「どうせ卑怯な手を使ってくるに決まってます!」とか言うんだぜ(笑)。
だったら素直にゲームやってんじゃねーよ!うららん、ちょっとゲーム楽しんでやってただろ!(笑)
なんで前3人がこっぴどくやられたのを見ていて対応策立てないかなー。

と、いうわけで、突っ込み所満載で正直な所あんまり楽しんでみれなかったなー。
こんなんなら徹頭徹尾コメディをやってくれた方がおもしろかったかもしれない。
エンターテイメントはどんなに不条理な事をしてもいいけど、見てる人に疑問持たせちゃダメだよなー。
ってゆーか、かれんが「頭が良い」って設定忘れてただろ(笑)。

今回のまたみてねは「フローラが写ったミルキィ・ローズの目のアップ」でした。
なんか次回はドリームとローズの合体技が出そうな雰囲気ですなぁ。しかし来週は休みなんだそうな。
なに?またゴルフ?(駅伝でした/2008.12.10追記)


第38回『二人の力!ドリーム&ローズ!!』

本編が動き始めましたな。

そんな今回のお話は…
パルミエ王国で拾った種で、青いバラを咲かせたミルク。
その青い薔薇の光を浴びて、ミルキィローズに変身できるようになったの。
青い薔薇は世界にひとつだけ。奇跡の力をもっているの。
青い薔薇の力を持つミルキィローズは、きっと特別な存在。
そんなミルクの大切な使命ってなに…?ひとり悩んでしまうミルク。
そんなミルクの前に、イソーギンとヤドカーンが現れた!
危険を感じて、プリキュアたちが駆けつけたけど、手強いふたり組に大ピンチ!
そんなとき、ドリームとミルキィローズがタッグを組んで、奇跡を起こしたの。
「赤い薔薇と青い薔薇の伝説」が、今、目の前で繰り広げられる…!
以上ABC公式のあらすじ。なんだけど、なんのこっちゃよーわからんな。

一本の話としてはさして見所のある話ではなかったのだけれど、
全体的な話としては、クライマックスに向けた布石のひとつとして、そこそこの話であった。
今更ようやく気付いたのだけど、目的地であるキュアローズガーデンの事って、
フローラがいるって事以外はなーんも情報提示していないのよね。
どうしてローズパクトが無いと行けないようになっていて、そこになにがあるのか、
どうしてフローラはプリキュアにローズパクトを届けたか、
また、どうしてエターナルが狙っているのか、さっぱりわかっていない。
よくよく考えてみると、そんな状況のまま今回まで引っぱってきたってのはすごい事だよなぁ。
これまでは「ローズパクトを守る」ってだけだったからな。
久々にフローラが登場し、なんかヤバそげなキュアローズガーデンを見せて、シロップが記憶を断片的に思い出し、
忘れかけていた(笑)最終目的のことを明確にしてきたと言う点でちょっと評価した。

が、せっかくドリームとミルキィローズの合体技が出るという話としては今ひとつ。
青い薔薇の力を預かったローズは特別な使命があるはず、
というプレッシャーと使命感から、くるみがジタバタと足掻いてしまうのはらしくて良いのだけど、
その後が今ひとつで、焦って独断専行してしまうローズを諭すドリームの台詞が子供っぽくて萎える。
まぁ、子供向けのアニメなんでそれでいーのだけど、もちっとドキッとするような事を言って欲しかったな。
小学校の道徳の授業(今は道徳の授業なんてやっているのかしら?)に出てくるような台詞では今ひとつ乗り切れなかったですよ。
それと、ナッツが赤い薔薇と青い薔薇の伝説云々から、伝説を見ているのかもしれないまで。
そこで何故かナッツ達小動物を画面に映しているんだよなぁ。
ここは「赤い薔薇」のドリームと「青い薔薇」ローズが力を合わせて云々がポイントなのだから、
ドリームとローズが戦っている所を映しておけばいいのに。
そうすればふたりの合体技が出る所でも、もう少し盛り上がったかもしれない。
まぁ、手間とか時間とか作画枚数の関係とかあるのでしょうが。

そんなわけで今回は特にいい所が無いや。
そーいえば、合体技の作画が川村キャラデザの作画でなかったのだけど、あれはバンクじゃないってことなんですかねー。
まぁ、技名を叫んだわけでもないので大した技ではないのかもしれません(笑)。
でもイソーギンとヤドカーンはお亡くなりになられたようですが。
最初あれだけ強かった彼らが、こうあっさりやられてしまうと、なんだかよく解らないですよねー。

今回のまたみてねは「怪訝そうなのぞみのアップ」でした。
こののぞみかわいいなぁ。


第39回『モンブラン国王を救え!』

むしろブンビーさんの方が気になる。
てゆーかバレテーラ(笑)。

そんな今回のお話は…
図書館にいたかれんとこまちが、モンブラン国王を見つけたの!
これで4人の王様が皆そろったから、キュアローズガーデンに行けるわ!
だけど、モンブラン国王は、体力が無くなって寝込んでいるの。ここはお医者さまを目指すかれんの出番!
さっそく、お部屋を暖かくして、溶かしたハチミツで栄養補給。スプーンで王様に飲ませてあげたの。
そのとたん、王様が咳き込んでしまったわ!その様子を見て、自信を無くしてしまうかれん…。
「のぞみのようにあきらめないことが大切」
そんなこまちの励ましで、かれんは元気を取り戻していったわ。
そんな時、ナッツハウスにブンビーが現れた!
のぞみたちはプリキュア5に変身して、ブンビーに立ち向かう。
だけど、王様とローズパクトを守るアクアの前に、ブンビーが立ちはだかる!
その瞬間、モンブランが目覚めて…。
以上ABC公式のあらすじ。

最後の国王モンブランが体調不良ということでかれんの出番というわけなのだが、
いくらなんでも、たかだか医者を目指している15歳の中学生に頼り過ぎだろ、と思わんでもないな(笑)。
実際かれんも大した事をしていないし、そもそも人間じゃないのでなんとも出来んだろうが。
今回はそれよりも、かれんとこまちいう人物が興味深かかった。
かれんは何でも平均以上に出来てしまう頭の良い人間なんだけど、自分の能力の範疇を超えた事態にはどうも全く自信がないようだ。
私やのぞみみたいなバカは自分がやれようがやれまいが、まぁ何とかなるだろうと根拠なしでやってしまうのだけど、
かれんはその能力の高さ故に、自分でここまでは出来るみたいなライン引きをしてしまうのだろう。
そのラインを超えてしまうと「あわわ、どうしよう」となってしまう「ガラスの天才」っぽい所があるな。
しかも責任感が人一倍あるので「あーもー私じゃ無理だわ」とお手上げ状態にする事が性格上出来ないので、
どんどん自分を追いつめて行ってしまうところが見受けられる。
しかし、かれんにはプリキュアの仲間以前に、こまちという大親友がいる所がそうさせない。
こまちは次女なのに、何事にも動じなさそうなお姉ちゃんの影響なのかエラいしっかり者。
その上、状況をすごい客観的に見ていて、解決策は出さないまでも、パニくっている周りを落ち着ける一言を放ったりする。
そんなこまちはかれんの上記したような事をしっかり把握しているのだろう。
自分で自分を追いつめてしまったかれんに「自分のやれる事をやるしかないじゃない」と、至極当たり前のことを言って事態の収拾を図った。
今回のような事態の場合、通常の医者にかかる事が出来ない以上それしかないのだけれど、
かれんは責任感の強さから、その辺がポーンを抜けてしまったようで、こまちの一言でそれを思い出した格好だ。
おそらくは、かれんはこまちに随分助けられているんじゃなかろうか。
そして「こまちには世話になっているなぁ」と思っているのだろう。こまちは世話をしているなんて思っていないだろうが。
このようにかれんとこまちは、のぞみとりんちゃんのように、プリキュアとは別の関係があってしっかり結びついている感じがおもしろかった。
ちなみに、今回かれんが「自分がなんとかしなきゃ!」といつも以上に責任感を感じていたのは、
こまち以外が「これはもう、かれんの範疇だろ」と言わないまでも押し付けたから(笑)。
だってかれんがした事なんて、誰でも思いつくような事じゃない。
なのにのぞみがわざわざ「かれんさんがいないとどういたらいいか……」なんて言ってきた所を見ると、
「いやもう、オレらわかんねwww かれんに任すわwww」と考える事を放棄したんだろうな(笑)。
あいつらって結構他人任せみたいなところがあったりするよなぁ(笑)。

さて、そんな今回はブンビーさんの方が気になったり。
ってゆーか、プリキュアのリーダーになろうとした事が、アナコンディさんにバレテーラ(笑)。
今回でお役御免を言い渡されて、これから彼はどーなっちゃうんでしょうかねぇ。
しかし、今回のブンビーさん。エターナルから飛び出してきちゃってどーしよっかなーと思っていた所、
ナッツハウスに足が向いてしまった所を見ると、プリキュア達のようなあったかい関係に憧れがあるんですかね。
今回はエターナルで返り咲こうとローズパクト渡せとか言わずに事情を説明すれば、
ナッツハウスの中で少し休むくらいの事はさせてくれそうだったのになぁ。(監視はつくでしょうが)
なんで目先の欲にとらわれちゃいますかね、この人は(笑)。
画面見ながら「もう!お前というヤツはーっ!(笑)」と突っ込んでしまいましたよ。
でもまぁ、個人的にブンビーさんは最終的にプリキュアと仲良くやるんじゃないかと思っているので、そんな風に良くなってくれれば良いなぁ。

今回のまたみてねは「スタンプ風のココナッツシロップ」でした。
次回は優遇されまくりなうららん話なので期待大ですよ!


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