Yes! プリキュア5GOGO! 40〜48話

[indexへ] [かんそーへ] [1〜13話] [14〜26話]  [27〜39話]


第40回『うららの歌声を取り戻せ!』

相変わらず、童話の世界へ入る意味はあまりないな。

そんな今回のお話は…
ミュージカルの主演を選ぶオーディションの第2次審査に見事合格したうらら。
次の最終試験に合格すれば、ついに夢だった女優への第1歩となるのです。
肩の力を抜いてリラックスしてガンバろうというのぞみたちに、
「今回だけは絶対に合格しなきゃならないんです!」と、うららはいつも以上に真剣な表情で言いました。
それは、今回のミュージカルは、うららのお母さんが最後に演じた役だったからです。
しかも内容も場所も同じだったことから、こんなチャンスは2度とないかもしれません。
お母さんが舞台の上から何を見ているのか知りたかったうららにとっては、絶好の機会だったのでした。
最終審査の内容は歌を歌うこと。そこでうららは試しにみんなの前で、歌を歌おうとしました。
でも、なぜか歌うことができません。そんなとき、またしてもみんなはシビレッタの作った世界へと引きずり込まれてしまいます。
今度の場所は海の中、みんなは人魚の姿に変わっていました。そう、ここは『人魚姫』の世界だったのです。
そしてホシイナーに乗って現れたシビレッタは、うららの歌声を貝殻の中に閉じ込めたと言ってきました。
このままでは最終試験を受けることができないと、うららは歌声を返すように言いますが、
シビレッタは歌声はローズパクトと交換だと脅してきて……。
以上久々に東映公式のあらすじの一部。

久々のシビレッタさん登場で人魚姫の世界へという事なんなんですが、
一応、人魚姫が人間になる時に声を失ってしまったのとかけたのでしょうが、
別にそうでなくでも話は進行できるので、特に人魚姫どうこうという所はなかったのは残念だ。
そんな今回のお話のポイントとしては、奪われたうららんの歌声とローズパクトを天秤にかけた時どうするか、といった所。
自分の夢とみんなの願いを秤にかけて、うららんはローズパクトをとった。
これが実にうららんらしい。彼女は一番年下なのだが、大人に交じって仕事をしてきているので、
精神的にはすごく大人な部分があって、自分の為にみんなの想いをフイにしてはならないという考えなのだが、
らしいよなぁ、そら、ローズパクト渡しちゃダメだもんなぁ。
ここでうららんが「ローズパクト渡しちゃってもいいですか?」とか言い出したら、さすがにオレも突っ込むし(笑)。
ま、それは冗談として、大切な物のどちらか一方をとらなければならないという状況で、ちゃんと秤にかけてより重い方をとる、
ちょっと前まで小学生だった少女が、自分の夢を犠牲にしてもローズパクトを守ると結論付けちゃう辺りの、
うららんの大人っぽさや真面目さは見ていておもしろかった。

そんなうららんに対し見事にスーパーヒロインを演じたのがのぞみ。さすがは主役。
みんなが二者択一で考えていた所に、この時間のヒロインらしくどっちも守るを実行する。
「ローズパクトは渡しても無くならないし、奪われたら取り返せばいい」は割と見事な発想力だ。
私も見ながらあの状況をどう切り抜けるか考えていたのだけど、大前提として「ローズパクトは渡してはいけない」わけだから、
パクトを保持したままうららんの歌声をどう取り返すか、という枠から抜け出せなかったよ。
だから上記ののぞみの発想には「おおっ!のぞみやるなぁ」と感心してしまいました。
しかし、やっぱりのぞみはのぞみで(笑)、大事な所で抜けていると言うか、詰めが甘過ぎる。
交換の時に、先にパクトを渡せと言われた時に、私はそちらも同時に出ないとダメだとごねると思っていたのだが、
あっさり渡してしまったので思わず「うぉい!」と突っ込んでしまったよ。
これまで散々エターナルの卑怯な手を見てきたというのに、何故そう素直に言う通りにしちゃうかね。
と、思ったけれど、よく考えてみたら、いつだかの感想に書いたように、のぞみは悪意ある人などいないと考えている節があるので、
約束を反故にされることなど頭になかったのだろうなぁ。この辺はすごく彼女らしくて良かった。
ちなみに約束を反故にされた時ののぞみの「えっ!?」って顔が「やっちまったーっ!」って感じがすごく出ていて笑ってしまった(笑)。

最後にどーでもいーことですが、シビレッタさんとアナコンディさんの会話はキズキズし過ぎです。
見ていて胃がキリキリするんでやめてくださいよ。あーゆーイヤミ合戦みたいなのは見ていて耐えられないっす。

今週のまたみてねは「アナコンディさんのアップとムカーディアの正体のシルエット」でした。
どーでもいーけど、最近は戦闘でバンクが多い所為なのか、結構お話も戦闘もあっさり味ですよね。
確かに変身バンク×6、固有技バンク、フルーレ出現バンク、レインボーローズエクスプロージョンバンクと、
バンクだけで少なくとも5分くらい使っているような気がするなぁ。
そして気付けばもう40話。残りもあと7、8回くらいですかね。はやいなぁ。


第41回『りんちゃんイケメンとデート!?』

作監が川村敏江さんだー。

そんな今回のお話は…
町の中を歩いていて、りんは偶然、アクセサリーをいっぱいつけた男の人と出会います。
どうしてあんなにアクセサリーをつけているのかわからないと言うりんに、
ナッツは「アクセサリーはおしゃれのためだけに付けるものなのか?」と聞いてきました。その答えがわからないりん。
そんな時、イケメン青年の百井がりんの前に現れました。そして百井はりんをデートに誘います。
思わぬ誘いに喜んで付いていくりんでしたが、百井の目的はりんからプリキュアの弱点を聞き出すことにありました。
そう、百井の正体が、エターナルのムカーディアだということを誰も知らなかったのです。
町でアクセサリーを見つけたりんは、百井にアクセサリーをなぜ身に付けるのか聞いてみました。
百井はおしゃれ以外に理由はないと答えます。そんな時、りんは泣いていた迷子の女の子を見つけました。
女の子に喜んでもらおうと、自分のアクセサリーをあげるりん。すると女の子は泣き止んで、笑顔になりました。
そんなりんの行動を、百井は見返りもないムダな行動だとあきれます。それに反論しようとしたりんでしたが、
そこへ美味しいケーキを食べに行っていると勘違いしたのぞみが駆けつけてきました。
そしてケーキを運んできたのは、エターナルから逃げたブンビーだったのです。
思いもかけないところでブンビーと出会ってしまい、百井はエターナルのムカーディアだと、のぞみとりんに知られてしまいます。
そこで開き直った百井は、ついにその正体であるムカーディアの姿になって攻撃を仕掛けてきました。
のぞみとりんはキュアドリームとキュアルージュに変身して戦いますが……。
以上東映公式のあらすじ。

そんなわけで、さしてこれといった見所もなく、敢えて言うならば冒頭に言った作監が川村敏江さんであることくらい。
お話としてはアクセサリーはおしゃれ以外にも、誰かの思いが込められているからという割と教育的なお話ながらも、
話としてはアバンに出てきた青年、中盤でりんちゃんが助ける少女がオチになっており、キレイにまとまっていて、
ちびっ子としてはそれなりの話だったのではなかろうか。
まぁ、大きなお友達としてはこれといったひねりもなくちょっと残念といった感じでしたが。
そんな割と綺麗にまとまっていた話ですが、戦闘がやっぱり強引で、百井(桃井じゃないんだね)が正体を現したのがカフェのオープンテラスで、
戦闘が始まってみたら、いつのまにかどこか森の中になっていたりで、ちょいとそれはないんじゃないかと思ったよ。
だいたい人が見ていてもおかしくない所で変身もするしなぁ。そこも何故か人がいなくなっていましたが(苦笑)。

そんな今回、唯一おもしろかったのが、カフェで百井とりんちゃんの所にケーキを持ってくるブンビーさん。
どーしているのかと思ったらバイトに勤しんでおられましたか。
三者三すくみで工エェェ(´д`)ェェエ工となっている所は思わず和んでしまいましたよ(笑)」。

と、いうわけで今回はホントに書く事ないな。
今回のまたみてねは「シビレッタさん、アナコンディさん、プリキュアで映画ポスター風」でした。
どうも次回はシビレッタさんがお亡くなりになりそうです。
今回もムカーディアがアナコンディさんに釘を刺されていたしで、着々とラストに向けて準備進行中といった感じがしますな。
佳境は一月に入ってからですかねぇ。
どーでもいーけど、今回感想よりあらすじの方が長いな……。


第42回『こまちの決意とアラビアンナイト』

戦闘カッコよかったな。

そんな今回のお話は…
図書館でこまちを見つけたのぞみ。でも、こまちは何か不安そうな顔をしていました。
それは将来、自分の本がこのいっぱいある本の中に加わっても、みんなが見つけてくれるかどうかが心配だったからです。
しかし、そんなこまちにのぞみは自分が必ず見つけだすからと元気づけました。
そんな時、突然ナッツが異変を感じて、のぞみとこまちの前に現れます。
そう、またしてもシビレッタがみんなを本の世界に引きずり込んだのでした。
しかも失敗続きで後のないシビレッタは、最後の切り札として終わりのない物語を用意したのです。
その物語とは一体…
以上東映公式のあらすじの一部。

今回で最後のプリキュ名作劇場は「アラビアンナイト」千夜一夜物語とも言ったっけか?
「終わらない話」の中に引きずり込んで永久にさまよい続けさせようという腹なわけですが、
そういう意味では、初めて話の中に入り込んだ意味というのが少しあって良かったが、残念ながらこれが最後なのよね。
でも、それ以外では特にアラビアンナイトが活かされた風でもなく、割といつも通りでありました。
そのアラビアンナイトに入り込んでしまったプリキュア達ですが、こまちとナッツに合流するまでは、割とコメディタッチで描かれていてなかなか楽しめた。
が、気になる所がいくつもあるなぁ。
エリマキトカゲホシイナーに襲われた際になぜかまず逃げるんだよなぁ、そこは変身する所だと思うのだが。
それと数々のピンチをエラいご都合主義で切り抜けて行ってしまい、
そのオチとして、プリキュア達の強い想いに本が応えたとか言っておりましたが、これじゃ今ひとつ面白味に欠けるなぁ。
そのものズバリで助けちゃうんじゃなくて、ちょっとしたヒントをくれるくらいにしておいて、
あとはプリキュア達が問題を解決して行って欲しかったように思います。

戦闘はピンチから口上を宣わってからが、とてもカッコよく仕上がっており感心。
キャラはそんなに動いているわけではないのだが、カメラアングルが凝っていて迫力のあるシーンになっていました。
しかし、ミルキィローズ・メタルブリザード、プリキュアレインボーローズエクスプロージョンのバンクが長くて、
せっかくカッコいい戦闘シーンがあっという間に終わってしまうのは残念です。
もひとつ残念なのが、ドリームの口上。相変わらずの子供っぽさで、それで言い返した感じがしない。
もうちょっとドキッとするような事を言って欲しかったが、GOGOのドリームはあんま良いこと言わないのよね。
その後のこまちの方が「言い返してやった」感があって気持ちよかった。
そうそう、今回でシビレッタさんがお亡くなりになられたのだけど、5無印の頃から思っていたのだけど、
倒した敵幹部が消滅してしまうってのが結構気に入らないのよね。
個人的には改心するなり、邪悪な憑き物がとれて別の何かになるとかして欲しいんですよね。
消滅させちゃうと、自分達が設定した悪は無条件で滅ぼして良いみたいに見えて、すごく人情がないように感じてしまうんだよなぁ。
5無印でラスボスと分かり合おうとしていた5人だけに、どうもそこが引っ掛かってしまうのでした。

上記以外で気になった所としては、やはりのぞみ。
物語冒頭で、世界中にあるたくさんの本の中で、将来自分が書いた本を手に取ってもらえるか。
というこまちの誰にも話していない漠然とした悩みをぽろりとのぞみにこぼすんですよね。
中学時代にひとつ下の後輩に悩みなんて普通言わないじゃないですか。
まぁ、こまちさんはあんまりそういうこと気にしないのかもしれませんけど、でものぞみだったらっていうのがあるわけですよ。
そういうのを意識しているわけではなく、顔を見てるとなんとなく胸の内をぽろりと吐き出してしまう。
そういう何かがのぞみにはあるんでしょうねぇ。
まぁ、のぞみは悩みに対してなんでも無条件で応援してくれるからさもありなんといった感じですが。
それとラストにこまちさんが次回作で自分達のことを書きたいと言っていましたよねー。
なるほど、彼女が後の成田良美である。(笑)

今回のまたみてねは「エターナルの館長でまたみるのだ…」でした。


第43回『恐怖!エターナルの館長!』

恐怖!」ということは特にない(笑)。

そんな今回のお話は…
みんなでナッツハウスに集まって、テスト勉強をしているりんたち。でも、そこにはのぞみの姿だけがありません。
それは、のぞみだけが図書室で一人っきりになってテスト勉強をしていたからです。
みんなと勉強をすると、どうしてもみんなに甘えてしまうと思ったのぞみは、
自分一人の力で何とかしようと考えて、たった一人で勉強していたのでした。
でもみんなはのぞみのことが心配でなりません。そんな風にのぞみのことを心配していたみんなに、
おタカさん直伝のホットケーキを作っていたシロップは、のぞみのためにもとホットケーキを焼いていたのでした。
一方、一人での勉強があまり進まず、のぞみは落ち込みました。でも、そんなのぞみをおタカさんが励まします。
学園にある大きな木のように、立派にやっているじゃないかというおタカさんの言葉に、のぞみは実感がわきません。
その後、忘れ物を取りに行った誰もいない教室で、将来の夢である先生の真似をしているところに現れたココに、
のぞみはそのことを聞くと、ココはその理由をわかっているようでした。しかし、突然、教室の中で変な風が吹いてきます。
怪しい気配を感じたココはのぞみを連れてみんなのところに向かおうとしますが、その前にエターナルの館長が現れ……
以上東映公式のあらすじの一部。

オチが締まらなかった感はありましたが、途中まではなかなかおもしろかった。
が、やっぱりと言うかなんと言うか、突っ込み所は多々ある。
みんなに頼らないようにと一人でテスト勉強をするも、全く捗らず、自信をなくしてしまうのぞみが、
戦闘でミントに「しっかりと大地に立つ大木のように……」云々と言われ自身を取り戻すのは良いのだけど、
それと勉強のことが繋がってなくって、話前半の問題が解決されていない。
なので、話の最後で「で、勉強の件はどうなったんだ?」と思って妙な消化不良感を感じてしまった。
のぞみが一人で出来るようにと思って一人でテスト勉強というのはなかなかおもしろいのだけど、
案の定捗らないそれをどうするか、というのは見所だったように思えたのだがなぁ。
のぞみの言うみんなに頼ってしまうっていうのは「甘えてしまう」と言う事なんだろうけど、
「一人で出来ない事でもみんなで協力すればなんとかなる」を掲げているであろうこのアニメとしては、
他人をあてにすることと、誰かと協力して一段上へ上ることの違いを説いて欲しい所ではあった。

お話本編としては、エターナル館長が動き出したと言う事もあって、
クライマックスに近づいている感じで良いのだけど、いまだに基本的な部分が分かってないのよね。
館長は何故キュアローズガーデンを欲していて、フローラは何故ローズパクトをのぞみに託したか。
それはこの物語の原点だったりするのだけど、まだ本質が見えてこないってのもある意味すごいよなー。
以前のシリーズを含め、今までは戦闘に勝ち抜かないと世界が危ないという状況で、
とりあえずの戦う理由というのがあるのだけれど、このGOGOにはそれがない。
謎の人物フローラさんから送られてきた謎のローズパクトを、なにやら怪しげな謎の連中が無理矢理没収しようとするので断固拒否し続けている。
というのが現状なわけで、ぶっちゃけローズパクトを没収されてしまったとしても、
とりあえずのぞみたちの世界に何かしらの危機が提示されているわけではない。
とりあえず困る事と言えば、キュアローズガーデンに行けない、くらいのものだよなぁ。
にもかかわらず、そういった感じを受けないように仕向けている辺りは上手いと思う。
のだが、ここクライマックスに近づいてきて、「そーいえば、そもそも……」と上記な事を考えてしまうわけですよ。
となると、「こいつらそんな謎の物を随分必死になって守ってるなぁ」となってしまって今ひとつ乗り切れん。
事の興味として「キュアローズガーデンにはどんな秘密が?」という事しかないのよね。
しかもそれが今ひとつプリキュアと深く結びついている風にも見えないし。これで最終的にどーやって盛り上げようようとしているんだろうなー。
その辺の事情的にはキュアローズガーデンに深く係っていると思われる、シロップに思い入れがないと楽しく見れなさそうなんだけど、どーなんだろうか。
プリキュア5シリーズもこのGOGOで終わりなので、良い方向に持って行ってくれるといいのだけど。

最後にどーでもいーけど、館長があの巨大なサンクルミエール学園を消しちゃうのはやりすぎなんじゃないのかと思ったよ(笑)。
いくら事後に戻るとはいえ、さすがに付近の住民は気付くと思うんだ。
その辺は相変わらずいい加減だなー。

今回のまたみてねは「サンタコスののぞみたち。だが、うららだけ通信画面(笑)」でした。
もしかしてまだ絵が出来てなかったんですかねぇ。


第44回『届け!みんなのプレゼント!』

本編の方はアナコンディさんの所為なんですかねー。

そんな今回のお話は…
今日は楽しいクリスマスイブ。
ナッツハウスでは、嫌がるナッツ以外の全員がサンタクロースのコスプレをして、これから始めるクリスマスセールの準備に大忙しです。
でもそんな時、突然、メルポからたくさんのプレゼントがつまった大きな袋がいくつもと、
その送り先を書いた長いメモが飛び出してきました。しかも、今日中に届けて欲しいと書いてあります。
メルポから出た以上、強い思いがこもったものに間違いありません。
ナッツハウスのクリスマスセールはココとナッツ、くるみにまかせ、みんなは二人ずつに分かれて、このプレゼントの山を配ることにするのでした。
サンタのコスプレをしたまま、プレゼントを配るみんなを見て、受け取った子供たちはサンタさんだと思い込んで喜んでくれました。
そんな時、シロップとうららは公園のベンチで寂しそうに座り込んでいたおじいさんと出会います。
おじいさんはなんでも、大事な荷物を商売道具であるソリごとなくし、困っていたのでした。
しかも、スゴイ熱を出して倒れてしまいます。同じ運び屋として、ほっとけないシロップは、
おじいさんをナッツハウスに運んで看病してもらうと、自分はまた街に出て、おじいさんのソリを探しました。
でも、そこへシロップを狙って、ムカーディアが現れます!
以上東映公式のあらすじの一部。

今回のお話としては、クリスマス間近ということで、サンタさんを助ける話なのだが、
まぁ、大きなお友達としてはじいさんが本物のサンタであるという事が丸分かりなので、特に話がどうという事はない。
それよりも、プリキュアとしての本編である所の秘密、シロップの過去の方が興味深い。
今回彼が思い出した事と新事実は、シロップはフローラからエターナル館長宛の手紙を届けようとしたが、
どうもその手紙はアナコンディさんによって奪われ、シロップはその所為で記憶を失ったっぽい。
で、その手紙はアナコンディさんが隠し持っている、と。
と、いうことは、その手紙を館長が読めば一発解決しそうな気がしますなー。
フローラの思いが館長に伝わっていないので、今、この状況が続いているっぽいので、
アナコンディさんが隠し持っている手紙を、どういった状況と段階で館長に読ませるか、
というのがポイントになってきそうです。でもまぁ、その辺は最後の最後という感じがしますな。
5無印でもラスボスを力でねじ伏せる事のなかった彼女らの事ですから、やはり今回も分かり合うことに尽力しそうですね。

その辺は次回以降メインとなるであろうからこの辺にして、今回の気になった所としては、
サンタのプレゼントを運ぶ際にキュアモとミルキィノートで連絡を取り合っていた事ですよ。
まったく思い出したかのように通信し出しやがって(笑)。
しかし、その通信の仕方がすごく独特と言うかなんというか、電話のように一対一ではなくて、どうも常に全員へ発信しているようなんですよね。
しかも画面が都合よく自動で切り替わりやがるし。税込4,000円くらいのくせしてなかなかやりおるわい(笑)。
それ以外のところでは、サンタコスを嫌がるナッツはどうなのかと。別に嫌がるほどの事でもなさそうだけどなぁ。
それと、案の定ホントのサンタだと最後の最後まで気付かないのぞみ。あーんどうららん。
うららんはホントは気付いていて、のぞみに合わせてあげているんだと思うんだ(笑)。
なんにせよ、残り後4回でクライマックスに突入するはず。ですが、来週は休みで次回は年越しです。

今回のまたみてねは「怒っているキュアドリーム」でした。
次回でムカーディアさんはお亡くなりですかね?


第45回『キュアローズガーデンの扉現る!』

おぉ、久々に戦闘カッコいいなぁ。
そして最後に後番のフレッシュプリキュアの番宣が始まる。

そんな今回のお話は…
ローズパクトで体をを休めて、すっかり元気になったモンブラン国王。
「4つの王国とパルミエ王国の力を合わせて、キュアローズガーデンの扉を開く時がきた」って言ったの。
その言葉を聞いたくるみは、シロップの背中に乗って、他の3人の国王を迎えに行ったわ。
いよいよ、キュアローズガーデンへ行けるのね!
期待に胸をふくらませ、くるみとシロップの帰るを待つのぞみたち。だけどシローの心は複雑。
記憶が戻ったら、のぞみたちと一緒にいられなくなるかも。そんな不安を抱いていたみたいなの。
そのシローを狙って、ナッツハウスにムカーディアが現れた。シローがいないとわかったムカーディアは…。
以上ABC公式のあらすじ。

お話としては上記あらすじのように、記憶が戻ってしまったらみんなと一緒にいられなくなってしまうかもと、
漠然とした不安を抱えたシロップが、戦闘を経てそれが杞憂であると分かり、
その不安を振り払ってキュアローズガーデンへ行こうとするという話。
なので、綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としては、野郎のシロップがどうなろうとまぁ、知った事ではない(笑)。
そんな事だからか、今回のメインであるシロップの不安よりも、その他の方が気になりました。
まずはなんといってもアバンですよ。悪夢にうなされたシロップが目を覚ますと何故かココがとなりに。
ココはなにしにシロップの寝室に入ってきたんでしょうねぇ(笑)。
そんな冗談はさておき、お話としてようやく明確になった事がありまして、
それはアナコンディさんがフローラを殺そうとしているという事なんだけど、随分引っぱったなぁ。
アナコンディさんがフローラをよく思っていない事はわかってはいたけれど、
殺してどうなるとかは未ださっぱりで、それに至る理由が全く分からないよなぁ。
記憶喪失前のシロップが館長宛のフローラの手紙の内容を唯一知っている彼女は、やっぱりこの物語の黒幕(?)で、
私としては、館長とフローラはその手紙が届かなかった為に誤解が生じてしまっているんじゃないかと思っているんですよ。
今回、キュアローズガーデンへの扉を開く為の4人の王様が揃っていないとの報告を聞いた館長が、
それよりもローズパクトの奪取をせかしていた事を考えると、館長はキュアローズガーデン、
もしくはフローラを守ろうとしているんじゃないんですかねー。
キュアローズガーデンとフローラは以前、衰退しているような描写がありましたし。
ま、私の予想は大概外れるので、一体どうなる事やらですが(笑)。

さて、冒頭でも書いたように今回は久々に戦闘がおもしろかった。
派手さという所はなかったものの、画面奥からキャラクタが近づいてきて顔の大アップ、
そこからカメラを横からグリンと回して、今度は画面手前から奥へとという手法を多用しており、
ダイナミックさと奥行きを感じさせるカメラワークが素敵。
そーいえば、このGOGOで戦闘が良かった回は、カメラをぐりぐりと動かしていたっけなぁ。
今作はそーゆーところで攻めて行こうとしていたのかしらね。にしては、あんまり戦闘がおもしろかった回がわずかでしたな。
こーゆー事が出来るんなら頻繁にやって欲しかった所ではある。
まぁ、残りも今月いっぱいなので今さらそんな事いってもという感じですが。

最後にどーでもいーけど、久々にドナ王ことドーナツ国王のお姿を拝見したのですが、
相変わらすの人格者っぷりで、飛行形態のシロップが攻撃されて落ちた王達に駆け寄るナッツに、
「それよりシロップを!」と自分よりも攻撃されたシロップの身を案じるドナ王には感心しきりです。
他の王がさして王たる部分を見せなかったのに対し、ドナ王は立派だなぁ。
マリーランドとかいう独裁国家の糞象は彼を見習っていただきたい。

今回から最後に後番フレッシュプリキュアの番宣が入りましたねぇ。
やはり見慣れない事もあってか違和感あるなぁ。まぁ、毎度そうですけど(笑)。
しかし、主役の「桃園ラブ」っていう名前はいろんな意味ですごいな。
そしてこれまでのプリキュアとは決定的な差がありますよねー。なんと!胸がある!ですよ!!
今までは中学生とは思えない見事なぺったんこが素敵だったのになー。
でもまぁ、ふたを開けてみないと分からないのがプリキュアです。どんなんになるか楽しみだなー。

今回のまたみてねは「アナコンディさん」でした。
もう残り3回か。さみしくなるなぁ。


第46回『 絶体絶命!没収されたプリキュア5!』

封筒の中身は手紙でなくて種だったか。

そんな今回のお話は…
4人の国王とローズパクトによって、のぞみたちはようやくキュアローズガーデンへの扉を開けました。
でも、そこへアナコンディが立ちふさがってきます。アナコンディの目的は、キュアローズガーデンに行って、フローラを倒すこと。
そんなことをさせないためにも、のぞみたちはプリキュアに変身して、アナコンディの行動を止めようとします。
現れた龍型ホシイナーをプリキュア5に任せて、ミルキィローズはアナコンディに戦いを挑みました。
アナコンディは「本気で行くわよ」と言うと、ついに戦闘形態へと変身します。
こうして、キュアローズガーデンの扉の前で、はげしい戦いが始まりました。
そのころエターナルでは、プリキュア5の必殺技から逃げだしたムカーディアが、館長にアナコンディのことを報告していました。
ウソの報告をしてきたアナコンディの代わりに、自分がエターナルの?2になろうと考えていたムカーディアでしたが、
館長から必要ないと言われて処分されてしまいます。
ムカーディアを助けて、エターナルに戻ろうと考えていたブンビーも、これを見て逃げ出してしました。
一方、シロップの協力でついに龍型ホシイナーを倒したプリキュア5。残る敵はアナコンディただ一人です。
でも突然、異変が起きました。そして、いつの間にかみんなはエターナルへと連れて来られていたのです……。
以上東映公式のあらすじの一部。

アナコンディさんは結局フローラへの嫉妬でFAだったなぁ。
もちっとなにか裏があるもんだと思ったら特に何も無くて残念だ。
残念ついでに言えば、アナコンディさんが館長を愛してしまった理由が特に語られなかったのも残念。
その辺が分かれば、アナコンディさんが命を賭してプリキュアを石に変えてしまう所の悲壮さがより出たと思うのだがなぁ。
そんなアナコンディさんも結局館長に殺されてしまったわけですが、館長は一体何をしたいんですかね?
とにもかくにもキュアローズガーデンのフローラに執着しているのは分かるのだが、
となると、キュアローズガーデンに何かしらがないと理由にならない。
が、今の所キュアローズガーデンについてはなーんもわかっとらんのだけど、その辺は後2回で収拾つくのかしら?
フローラとキュアローズガーデンなんか第1話で提示しておいて、今の今まで何の情報も提示しない所を見ると、
なんか投げっぱなしジャーマンかまされそうでイヤだなぁ。

さて、重要アイテムであったフローラの館長宛の手紙の中身は赤い種が入っているだけでした。
無論、この種自体ではなく種を送った事に意味があるわけですが、どういう理由をつけるつもりなんでしょう。
全てを価値で決めてしまう館長に対するフローラのメッセージなのだから、それを否定することなのだろう。
私も考えてみたのだが、何の価値もない種を愛情を注いで育てることで、
他人にとって価値はなくても自分にとってかけがえのない物になるということを教えたかったとか?
うーむ。私もどうやらキュアローズガーデンには行けそうもない。

今回は久々にブンビーさんが登場。
ムカーディアやアナコンディさんが殺られるところや、プリキュアが没収される所を見て、
「あいつがすべてを手にしたらどうなってしまうんだ……」と驚愕しておりました。
ADKプロデューサー麻生さんがココナッツラジオでブンビーさんは最後に重要な役割があるとおっしゃっていたので、
次回辺り、おいしい所を持って行きそうな気がするな。
ってゆーか、ここまできてブンビーさんに何も無かったらズッコケるしな(笑)。
やっぱりプリキュアの手助けをしてくれるんですかねー。
となると、ブンビーさんは最終的にどうなるのかが気になりますな。
もうここまできたら、最後に改心して平和に暮らしていっていただきたい。

最後に石にされちゃってボッシュート(ちゃらっちゃらっちゃ〜)されちゃったプリキュアですが……
まぁ、どーせえらい都合の良い事が起きて元に戻るんでしょう(笑)。
その辺を次回どう見せるかが腕の見せ所なのですが、
この枠のアニメは大抵「おいおい、随分都合が良いなぁ」と思うような事するんで、たぶんそうなるのだろうなぁ。
やるなぁと思わせてくれるような事をしてくれれば良いけど。
「ミラクルライトでプリキュアを応援して!」とか言われたらどーしようか(笑)。

今回のまたみてねは「館長とフローラ」でした。
残りも後2回か。しかし、さして盛り上がってこないけど大丈夫かな。


第47回 『 気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!!』

情報小出しにしていけば良かったのに。

そんな今回のお話は…
キュアローズガーデンの扉を通って、フローラのもとへと急ぐココとナッツ。
でも、アナコンディの力でプリキュア5を石に変え、行く手をはばむ者がいなくなった館長もまた、一人、キュアローズガーデンへと向かっていました。
そして、ついに館長はフローラのところに、やって来てしまいます。
ビックリするフローラに、館長はキュアローズガーデンだけでなく、フローラさえも自分のコレクションにすることを宣言しました。
自分の力を見せつけるために、館長はキュアローズガーデンのバラを散らします。
そうすると、その影響で、現実の世界にも大きな被害が起こるのでした。
一方、石に変えられて、エターナルに閉じ込められてしまったプリキュア5を、なんとか助けようとするミルキィローズとシロップ、メルポ。
でも、エターナルの扉は館長の力で封印されてしまって、簡単には中へ入ることができません。
あきらめそうになる3人の前に、何故かブンビーが現れました。
プリキュアを見に行くというブンビーの後を追ったローズたちは、保管室にコレクションとして置かれていたプリキュア5を発見します。
ローズたちは、なんとかプリキュア5を元に戻したいと願いますが、その方法がわかりません。
困りはてているローズとシロップの前に、メルポからプリキュア5の手紙が出てきました。
プリキュア5の心が生きていることを知ったシロップは、フローラが館長に送った種に向かって、みんなへの思いを告白します。
すると奇跡が起こり、プリキュア5が元の姿へと戻っていきました。しかも、その姿はパワーアップしたスーパープリキュアになっていたのです……。
以上東映公式のあらすじ。

なんか随分唐突だった気がするなぁ。
というのは、キュアローズガーデンが別名命の庭と呼ばれていて、その薔薇は命を司っているとかなんとか。
この辺の情報はもっと小出しにしていかなければならなかったんじゃないのかなー。
あまりに唐突過ぎて今ひとつついていけなかったよ。
お話としてはそういう事が視聴者的に分かって一応の盛り上がりを見せるのだけど、
でもプリキュアたちはその事をまだ知らないのよね。これじゃ戦う理由としてはちょっと弱いよなぁ。
これまでのローズパクトを奪われてはいけないという所でも、それを知っているかいないかではローズパクトを守るという事の重要度が全く違う。
館長がキュアローズガーデンを欲する理由もそうで、なんか没収しようとしているから守るでは大した理由にはならんだろう。
そういった所を含め、キュアローズガーデンが全ての命をつかさどっているということの情報を小出しにしていって、
パクトは守らなければならない、キュアローズガーデンにエターナルを近づけさせないという、
戦う、守る理由を明確にしておくべきだったような気がしますなぁ。
その辺はもう残念の一言だが、なんでこんなラストもラストまでそれら情報を引っぱったのかがよくわからん。

あらかた謎は判明したかと思いきや、まだ分からない事があったりするから困る。
そもそも、フローラは一体何者なんだろうか。単なる命の庭の管理人とか言うつもりはなかろうな。
単なる管理人なら、もうすぐ消えてしまうかもしれないなんていう設定は必要ないしなー。
その消えてしまう理由も全く語られていなくて、正直随分と説明不足な感じはする。
またそれらを次回最終回で全部説明しれくれなさそうなのがまいっちんぐ。
その辺の事もシロップが記憶を少しずつ取り戻していく過程にでも説明していけばいいのに。

館長への手紙の件は割と前回の感想で言っていた事が当たっていたな。まぁ、それくらいしか思い当たらなかったし。
それはそれとして、館長がキュアローズガーデンを欲する理由も、命の庭キュアローズガーデンを支配すれば、
世界を制したのと同じということなんだけど、んじゃ、今回ぶっ壊す必要が特に感じられないのだがどうか。
正直な所、館長が一体どーしたいのかがよくわからないですよ。
悪いヤツという設定なので悪い事しているというふうに見えてしまう。
だからこそ悪いコトする理由をしっかり提示して欲しかったな。

悪いヤツで思い出したが、ブンビーさんはプロデューサー麻生さんが重要な役割があると言っていた割には、
それほど大した事はしなかったなー。まぁ、あそこで道案内してくれなければプリキュアは復活しなかったんですけど。
ブンビーさんは一言で言うと改心したという事になるのだが、今回唯一ここが興味深かったなぁ。
去り際に「ありがとう」と礼を言うドリームに、ビックリしたような顔押してから苦笑して「早く行けぃ」と彼が何ともシブい。
おそらくは、今までずっと悪の組織に属してきた彼が、初めてかけられたお礼の言葉なんだろうなぁ。
悪の組織にいたのはきっと彼なりの思いがあってやってきた事であろうが、5無印からプリキュアを見てきて、
足りない何かを見いだし、ドリームの素直な言葉を受け止められるようになるまでの過程が分かるのが良いな。
このGOGOで、今は亡きスコルプさんと仲良くなるあたりが、伏線として効いているのも素晴らしい。
ブンビーさんは最初からこうしようというのが決まっていたのであろうか、
このGOGO本編と比べると、上記したようにここへ至までの過程があって、これまで見てきた身としては割と気持ちのよいものであった。
最終的に大団円になってからブンビーさんはどーするのかなー。
エターナルを新しい組織として立ち上げるのかしら?独立云々の話もあったしな。

というわけで、本編の話はあんまりついていけなかったですよ。
なんか色々と投げっ放しジャーマン噛まされそうな気がするけど、上手く終わってくれるかしらね。
そんな今回のまたみてねは「orzなドリームで来週も応援してね!」でした。
って工エェェ(´д`)ェェエ工 次回のまたみてねはフレッシュプリキュアにとられるかもしれないのにこれでいいのだろうか。


第48回 『 未来へ!永遠不滅のプリキュア5!』

感動的ではありましたが……。

そんな今回のお話は…
プリキュア5とミルキィローズを倒して、館長はキュアローズガーデンを征服してしまいまいた。
それは、すなわち世界を永遠に征服したことと一緒なのです。でも、たとえ館長がどんなに強くても、だれもあきらめたりしませんでした。
倒れても何度でも立ち上がるプリキュア5とローズ。ココとナッツも何があっても希望を捨てません。
そんなみんなの姿を見ても、館長は「価値のないもの」と言って、いまだにフローラの言いたかったことを理解しようとはしなかったのです。
そんな時、メルポから、たくさんの手紙が飛び出てきました。それは世界中から送られてきた、プリキュア5への手紙でした。
平和を望む世界中の人たちの声、それがプリキュア5とローズに、今までになかったほどの力を与えました。
その力を得て、プリキュア5とローズの反撃が始まります。
今まで館長を守っていたバリアーを破って、プリキュア5とローズの攻撃があたるようになりました。
驚く館長の前に、ついに4人の国王も現れます。そして、みんなの力を合わせるように言いました。
プリキュア5の希望の赤いバラの力と、ローズの奇跡の青いバラの力が合わさった伝説の力を借りた必殺技
「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」がついに館長に炸裂します。
プリキュア5とローズが育てた命の力が、やさしく館長を抱きしめました。そして館長は光の中へと消えていきます……。
以上東映公式のあらすじの一部。

最終回らしくエターナル館長とのラストバトルは、何度やられても絶対あきらめないのぞみたちやココナッツ、
フローラの想いを理科させようとするシロップ、駆けつける王様達、そしてメルポから出る大量のプリキュア宛の手紙と、
なかなか感動的ではあるのですが、やっぱりなんか唐突感があって乗り切れねぇ。
この回だけをみれば、何の問題もないのですが、全体的な話の流れを見てきたものとしては、
前回の感想で言ったように、情報を小出しにしてもらって、テンションを徐々にあげていきたかった所だ。
キュアローズガーデンの扉が開いてからフルスピードで進んでしまったなと言う印象。
館長とフローラ、プリキュア達は最後まで平行線であったのは、お話としてそうでなければならないし、
おもしろい所ではあるのだけど、館長とフローラとのすれ違いのような想いの伝わらなさや、
今、あんな状況になっている事の過程がほんのちょっとしか描かれていないので、
どうにも無理矢理テンションあげているような気になってきてしまう。
フローラが命を育てていく事の大切さをどれだけ説こうが、館長は理解しない、しようとしない、
と言う所がこのラストバトルのポイントなのだから、そこは前々から前振っていなければならなかったんじゃなかろうか。
その一連の流れをプリキュア達が知った上でであれば、彼女たちが絶対にあきらめない理由にもなったし、なによりドリームの台詞
「この種を育てる気持ちがあれば、フローラさんはあなたを受け入れたのに。こんな争いしなくてすんだのに!」
が、もっともっと効いていただろうになぁ。と思わずにはいられない。
ただ、最後に館長を浄化したような形だったのは、悪は問答無用で消してしまって良いという風にならなくてよかったです。

ちょっと気になった所としては、メルポから大量に出たプリキュアへの手紙。
これをやるのなら、何故プリキュアの存在がもっと劇中の一般の人たちに知られるような話を作らなかったんだろう。
まぁ一応、26話「プリキュア大都会に現る!」が前フリなのかもしれないが、館長が地球規模で制圧をしたと言うのに、
だかが一都市ではちょっと対抗手段としては弱いような気がするよ。
どうせなら日本中くらいの大きな地域でOPのように、なんだかよく分からないけれど、
プリキュアとか言うヤツらが困った時に助けれくれているらしいくらいの認知度は欲しい。
せめてそれくらいでないと説得力としては弱いよなぁ。その辺も残念であった。

さて、ラストバトル後なのだが、フローラが何者なのかは投げっ放しジャーマンか。
いや、もしかしたらメルポ同様にキュアローズガーデンの花のひとつなのかもしれないが、
なんにせよなんとも説明がなかったので、なんかとってももにょもにょするよ。
それに、フローラがのぞみに自分の代わりにキュアローズガーデンを守って欲しいと話を振ったのを、
のぞみが「私はキュアローズガーデンをみんなに見せたい」とか言ったのは、
体よく話をすり替えたように見えたのはオレだけだろうか(笑)。
だいたい、直前までキュアローズガーデンを巡る争いがあったと言うのに、即解放しようは性急過ぎるだろと思ってしまった。
まぁ、本来子供がターゲットなのでこれでいいのだけど、大人としては、また悪いヤツらがきても何とかなるように、
何らかの対策立てろよと思ってしまったよ(苦笑)。ま、すぐにオレは汚れた大人になっちまったなとも思ったが(笑)。
以前の感想に書いたように、のぞみは悪意ある人などいないと基本的に考えている節があるので、それでいーんだろうな。

最後にブンビーさんですが、やっぱり起業しておったのは予想の範疇ですが、カワリーノさんのような人が部下にいたのは意外であった。
というか、カワリーノさんまんまの人ってことは、やっぱりカワリーノさんらプリキュアに消されてしまった人たちは、
浄化して生まれ変わったりなんかしているんでしょうね。よかったよかった。
どーでもいーけど、「ブンビーカンパニー」はでっかいビルの屋上に掘っ建て小屋だったけど、
あれってやっぱ勝手に作っちゃっているんでしょうかねぇ。
ラストのまたみてねは「全員でけって〜い!でまた会おうね」でした。

最後なので全体的な感想を……と思ったが、前回と上記であらかた書いてしまったような気がします。
ので、ちょっとおもむきが違う方向で考えると、このプリキュア5シリーズにおけるGOGOは、ちょいと蛇足っぽく感じますな。
5無印、GOGOと通してみた身としては、5無印で終わっていた方がキレイに終わったような気がしないでもない。
5無印は各キャラがいい所も悪い所も発揮していて、キャラクターの魅力に満ちあふれていた。
そんな個性の違った各人がだんだんと分かり合ってとけ込んでいく感じがおもしろかったのだけど、
既にそれが成ってしまったGOGOはどうしても面白味に欠けてしまったな。
もうすでに何が起きても大丈夫な状態なので、問題が起きてもこっちはさして何も思わないもの。
衝突して喧嘩したり、悩みをコイツらはどう解決するんだろうとか、
そういうのがないからひとつひとつのお話にあんまり興味が持てなかったです。
だからこそ、館長とフローラの話をもうちょっと興味を持てるように前振ってもらいたかった。
正直、ミルキィローズとシロップは絶対に必要なキャラじゃなかったと思います。
このふたりを出すくらいなら、のぞみたちの事をもっともっと深く掘り下げてもらいたかったなぁ。


[indexへ] [かんそーへ] [1〜13話] [14〜26話]  [27〜39話]