フレッシュプリキュア! 1〜12話

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第1話 もぎたてフレッシュ!キュアピーチ誕生!!

今までと随分趣が違う感じですな。

そんな今回のお話は…
ももぞのラブは、友達想いでダンスが大好きな中学2年の女の子。
ある日、ラブのお母さんがダンスユニット、トリニティのイベントチケットをプレゼントしてくれたの。
大喜びのラブ。会場では、トリニティのダンスに夢中。
リーダーのミユキはラブにとって、憧れの存在なんだ。
そんな時、突然アンプの怪物、ナケワメーケが現れた。大音量の怪音波に、会場は大パニック。
ラブは、ステージでうずくまるミユキを助けに行ったの。
体を張ってミユキをガードしたとき、ラブは携帯を落としてしまった。
その終巻、携帯にピンク色の何かが飛び込んだわ。光り輝き、何かに姿を変えた携帯。
それを手にしたラブは、不思議な力に操られて…。
以上ABC公式のあらすじ。

新しいプリキュアシリーズという事で、プリキュア大好き!な私としては当然期待してみました。
のですが、当然と言うかなんと言うか、お話の触りも触りで特にインパクトという部分はなかったな。EDくらいで。
内容的には主役の桃園ラブがどういった人間で、悪役であるラビリンスの目的、プリキュアに変身するという所を見せただけ。
おなじみの小動物にもまだ出会っていないという状況なので、どうにもお話的に思う所はないのですけれど、
プロデューサーやシリーズ構成等を一新して、またこれまでと違ったプリキュアを作っていこうという意気込みは感じられた。
とりあえず見た感じでは、今までのメインターゲットよりちょっと上の方も狙っているのかな?

そんなわけで、お話的にどうこうということはないのだけど、第1話の作りとしてはよく出来ている。
主役である桃園ラブは元気で天真爛漫、他人の為に本気になれる人間で、近所の人から愛され、3人の親友がいる。
そしてダンスユニット「トリニティ」のミユキに憧れているという基本設定を十分に見せ、
悪役との接点も作り、イベントでのトラブルを起こす。
そこで彼らがどういった組織でどういう目的があるのかをちゃんと示して説明している。
自分の意志とは別に変身してしまうラブが、番組的に絶対必要な戦闘をこなし、悪役との対立構造を示す。
事後はプリキュアという存在を明らかにしたものの、それ以外を謎のままにして興味を次回へ引っぱっる。
と、第1話としては上手いこと話を組み立てており感心した。
個人的には敵である「管理国家ラビリンス」という組織が、とりあえずの目的、
人々を不幸にしてそれを抽出し、満タンにして「インフィニティ」という何かを見つけることを提示したのはよかった。
これでとりあえず、ラビリンスの皆さんが悪い事をする理由ができたからな。
あとは次回でしっかりとプリキュアたちが戦う理由を提示してくれれば、本編はそれで最後まで引っぱれるので言う事ない。

さて、お話以外で気になった所としては、やっぱり「人」、キャラクターだろう。
主役のラブはスポーツも勉強も苦手と前作の「のぞみ」を踏襲した感じですな。
個人的には中の人「沖佳苗」さんのイメージが「RD潜脳調査室」の「みなも」しかないので、
のぞみとみなもを足して2で割ったような感じがどーしてもしてしまいます。
まだ最初なのでなんともですが、これから魅力あるキャラクターになってくれると良いなー。
残りのふたりはちょろっと出てきただけなのでなんにも分かりませんが、
とりあえず、青の子は彼氏がいるみたいな事になっていますけど、あれってどー見ても弟だよね。
なんでこんな思わせぶりな事してるんでしょうかね?ま、なんか理由があるんでしょうが。
で、私としては、誰にビビッときたかと言いますと、ラビリンスのイースさんです。
あのクールビューティなところがいいじゃないですか。どことなくカッコいいのです。
そーいえば、ピックル(だったっけ?)とかいう鍵の形した妖精みたいなのって4匹いたじゃないですか。
このアニメのトレードマークも四葉のクローバーみたいだし、最終的にプリキュアがひとり増えるのかしらね?
イースさんが仲間になってくれるといーなぁ。満と薫みたいに。
ああ、あと、まだ喋っていないけど、移動店舗でドーナツ売っているらしいカオルちゃんとか言う人がいるのだけど……
どーせならタコカフェ出してくれればいいのに!いいのに!!(笑)

最後にOPEDですが、OPは全然印象にないのだが、EDはポリゴンのプリキュアが最初から最後まで踊っており、
しかも綺麗なテクスチャがすばらしく、ついつい彼女らのダンスを目で追ってしまう。
また振り付けもそんな難しそうな振り付けでないのがいいよねー。
これならオレでも踊れそうだ。いや、さすがに踊りませんけど(笑)。
けど、アップになった時とか表情もついているしすごく綺麗でよいですな。

と、そんな感じの第1話でございました。とりあえず、8話まででどうなっていくか見守らなければ。
さて今回のまたみてねは「メインイメージの絵」でした。
ああ、そうそう、サブタイの絵は毎回替わるんですかね?やっぱ。もしくは三人持ち回りか。


第2話 つみたてフレッシュ!キュアベリー誕生!!

イースさんの不幸への陥れ方がかわいい!(笑)

そんな今回のお話は…
プリキュアに変身して、ナケワメーケをやっつけたラブ。
そのあと、トリニティのミユキから、ダンスを教えてもらうことになったの。
友達の美希をさそいに行くと、留守。そのころ、美希はファミリーレストランにいたの。
でも、なんだか店の外の様子がヘン。自動販売機のナケワメーケが現れてたわ。
気づけば街中がジュースの海に。お店にもジュースが流れこんできた。
美希はトイレへ逃げたの。それでもジュースの洪水が押しよせてくる。
そんなとき、美希の携帯にブルーのピックルンが飛び込んできた。
美希は、キュアベリーに変身!そこへ、ラブがかけつけて…。
以上ABC公式のあらすじ。

お話としては二人目のプリキュアである美希たんこと蒼乃 美希(あおの みき)がどういった人間か見せる話。
なので、お話として特にどうこうという所はないのだが、この美希の家庭は一体どーなっとるんでしょうか?
どうも母親と二人暮らししているようなのだが、別に家族が母親だけということはなく、
前回でてきた彼氏と思われていた野郎はやっぱり弟で、けども一緒に暮らしておらず、弟は父親と暮らしているとか何とか。
今回のお話は美希がファッションモデルになるという夢を持ち、それに向かって努力して、そんな自分に自信を持っているが、
さらに弟思いという所を見せたかったと思うのだけど、その家庭事情のことには全くふれてくれないので、逆にそっちの方が気になってしまったよー。
最初離婚しているのかと思ったけど、この放送枠でそれはないだろう。とすると一体何なのだろうか。病弱な弟に関係あるのかしらね?

そんな美希たんの家庭は追々分かるであろうから、とりあえずいいとして、本人のほうだが、
「あたし、完璧!」が口癖ということもあり、これを見る前はちょっと高飛車なタイプなのだろうと思っていたら、
弟に対し、夢を語れなどと言ったり、やる前からあきらめるんじゃないとか、弟を先に逃がそうとしたりと意外にも熱いヤツなのであった。
が、特にこれといった魅力を感じなかったなぁ。もちっと面白味がほしい。
面白味という点で、今回はラブが美容室経営の美希の母親に捕まり、ヘアモデルをすることになるのだが、
この母親が曲者で美希の親とは思えないような子供っぽさというか調子に乗りやすいタイプというかで、
ラブは最終的にアフロにされてしまうのだが、第2話にしてこのいじられっぷりはなんなんだ(笑)
その後、アフロのまま美希のピンチへ駆けつけることになるしな。変身バンクで元に戻ってよかったね(笑)。

さて、プリキュアといえば戦闘ですが、5無印の頃から大したことしなくなっちゃったなー。
アクション大好きな自分としては、もちっと頑張っていただきたいところ。
それとは別に、今回の「ダブルプリキュアキーック!!」とか、ナケワメーケを消すときの「悪いの悪いの飛んで行け!」みたいに、
突然子供っぽくなる時があって、ちょっと面食らっちゃうよなぁ。
そーいえば、今回技バンクみたいなのがないですね。まぁ、絵は同じの使うのででバンクなんでしょうが、
これまでのシリーズのような専用背景を使った物ではないので、今ひとつぱっとしませんねぇ
三人揃ったら合体技みたいのがあって、それでやったりするのかな?
ああ。そういえば、変身するときシフォン額が光るんだけど、これってシフォンの認証みたいなのがいるのかなー。
それともシフォンが変身するための力を分け与えているのか。
ということはどーでもよくて(笑)、シフォンってやっぱ赤ちゃんって設定だから人語を喋らないのよね。
ああ、残念だなー、せっかくこおろぎさとみさんなのになー。

今週のイースさん
冒頭に書いたように、イースさんの不幸への陥れ方がかわいい!
だって「そのまま街をジュースの海にしてしまえ!」ですよ?
河川を決壊させて濁流が……とかじゃなくてジュース、ジュースなんですよ? 発想が可愛いですよね。
そんなイースさんは人前で思いっきりスイッチオーバー(変身)していましたな。
プリキュアも人前に出てきているしで、今回のプリキュアは普通に一般の人達にも知られる存在になるのかな。
そーいえば、ちょっとネットで見た中で、イースさんが手をギュッギュッってやるヤツって、
「手の節と節を会わせて『ふしあわせ』ってことなのか?」というのがあって目から鱗。
んじゃ、プリキュアが技出す時に手をパンッとやるのは「しあわせ」ってことなのかな?
そして、洋館で「プリキュアが邪魔をしなければ!」の所は、ふたりのお兄さんに諭されている末っ子の妹みたいでこれまたかわいいですな。
プリキュアがまだ三人揃っていないというのに、イースさんは魅力開花しまくりだなぁ。ぽわわ。

今週のまたみてねは「カオルちゃんでまたみてちょ」でした。
次回はビジュアル的に一番好みのブッキー参戦。予告でちょっとあった変身バンクが可愛かったので期待したい。


第3話 とれたてフレッシュ!キュアパイン誕生!!

工エェェ(´д`)ェェエ工 ブッキーそれでいいの?

そんな今回のお話は…
トリニティのミユキが教えてくれるダンスレッスン。
祈里はラブから「いっしょにダンスしよう」と誘われるが、断ってしまった。
引っ込み思案な自分に悩む祈里だけど、動物は大好き。お父さんの動物病院にいた大型犬のラッキーとも大の仲良しなの。
そのラッキーが、突然巨大化してナケワメーケになってしまった。周りの人々を襲い始めたラッキーに、祈里はオロオロ。
そこへ通りがかったラブと美希。プリキュアに変身してラッキーに立ち向かったわ。
激しく暴れるラッキーにピーチとベリーは苦戦。そんな様子を見た祈里は、「暴れないで」とお願いしたの。
一瞬、動きが止まったラッキー。けど、今度は祈里に襲いかかってきた。
そのとき、イエローピックルンが祈里の携帯に飛び込んで…。
以上ABC公式のあらすじ。

そんなわけで三人目ブッキーがプリキュアになる話、なんだけど、冒頭に書いたように今ひとつ納得いかんな。
ナケワメーケになってしまったラッキーに「攻撃しないで!」と言っていたのに、
ピーチとベリーに「元に戻す為よ」と何の根拠もないこと言われて「わかったわ」とか宣い、
あっさりと可愛がっていた犬(ナケワメーケなのだが)にケリを喰らわしている様を見ては、
工エェェ(´д`)ェェエ工とならざるを得ないよ。どー考えてもここは攻撃しないで何とかするところだろ。
プリキュア達が自分の設定した正義のために、多少の犠牲は仕方ないと思っているように見えてしまうよなぁ。
まぁ、実際に最終的には元に戻ったのだからいいのかもしれないが、「攻撃しないで!」という親友の願いを、
完全スルーどころか、力が足りないからお前も蹴れ!なんて流れはこの枠のアニメとしてはどうかと思うぞ。
ああ、アレか。ブッキーなんて愛称をつけられているところを見ると、
いのりはラブ、美希にいじられて遊ばれる役なのですね?わかります。Mっぽいですものね(笑)。

と、いった感じでナケワメーケがでてきてからの戦闘のおまけ感と強引にまとめました感にビックリした次第ですが、
それまでの「引っ込み思案」のブッキーはなかなか可愛らしく、前回のラストでラブ達をこっそり見に行っちゃったり、
その後も何度も見に行っちゃう辺りの彼女がいじらしくて良い。
お話の展開としても、その引っ込み思案を何とかしたいブッキーが、自分を信じて結果を出すという流れにはなっており、
変わろうとするブッキーと言うところでは、それなりの展開だっただけに戦闘での強引さがもったいないな。
しかし、とりあえず三人揃ったのだけど、なんか今までのシリーズと違って随分落ち着いていますよねぇ。
ラブ達もプリキュアのことよりも、ダンスユニットの方に興味が向いているような感じであるし、
今までのように販促玩具で何かを集めなければならないわけでもないし、
一番の問題としては、三人が既に親友であるというところだよなー。これでどうやって話を展開していこうというのだろう。
まさか「ダンス頑張る」だけで50話近く引っぱるつもりじゃねーだろーなー。
せっかく三人は違う学校なのだから、その辺上手く利用して、三人の関係を上手く描いてくれるといーなー。
しかし、三人違う学校てことは、こいつらはどー知り合ったんでしょうね?小学校の時は一緒の学校だったのかしら?

今週のイースさん
子供には強気だぜ!(笑)。
と、いうわけで、子供にくってかかられるイースさんは素敵でしたね。
たぶんイースさんは一番末っ子の年の離れた妹みたいで親しみやすいんだと思います(笑)。
前回「街をジュースにしてやる!」などと可愛らしい発想をしていた彼女のことですから……
犬と遊んでいるブッキーと少年を見る→いいなー私も犬飼いたい→
→でもあの洋館ペットダメって言ってた(ショボーン)→ちくしょー!八つ当たりしてやるぅ!
的な事なんだと思います。ああ、もうっ我慢しなさい。お菓子買ってあげるから。
何だろう。イースさん見てるとものすごく庇護欲をかき立てられるんですが。

今週のまたみてねは「小躍りなタルトの『またみてや』に、ビビってるブッキーが『う、うん』」でした。


第4話 シフォンが迷子?町中もう大騒ぎ!!

何かが足りない気がするのよね。

そんな今回のお話は…
赤ちゃん妖精のシフォンはいたずらが大好き。超能力でモノを浮かべるシフォンに、ラブたちはてんてこ舞い。
ふと気づくとシフォンのお世話をしていたタルトがいない。仕方なくラブと美希、祈里がシフォンのお世話をすることに。
それなのに、今度はシフォンが消えちゃった。シフォンを追って、町へ出たラブたち。
超能力でいたずらするシフォンを見つけたわ。やめさせようとラブたちは必死!
そんな時、ウエスターがあらわれて、水アメのナケワメーケを使って襲ってきた!
すかさず3人はプリキュアに変身。でも、ピーチたちの攻撃がネバネバ伸びるナケワメーケには利かない。
水アメの手に捕まって身動きできないピーチたち。その時、シフォンのおでこがグリーンに輝いて…。
以上ABC公式のあらすじ。

お話としては、シフォンの紹介とリンクルン(変身アイテム)の販促といった感じで、内容としては特にない(苦笑)。
見たままを話すと、シフォンのイタズラに困るラブ達、戦闘、リンクルンの変身以外の使い道を説明、以上。
って感じで、淡々と進んでしまったという印象。
おそらくは、不幸を集めるラビリンスに対し、シフォンは人々の幸せな笑顔を見たがるという、
カウンター的存在と言う所を示したかったのかなーと思ったのだけど、それにしちゃぁちょっと弱いよなぁ。
どうもタルトもシフォンが何者なのかよくわかっていないみたいだし、お話全体としてもシフォンはキーマンであろうから、
敵対するヤツらとのカウンターであるとするならば、それはそうとしか思えないような形で提示するべきだと思うがな。

さて、ここまで見てきて冒頭書いたように「何かが足りない」と思い始めたわけなのですが、
一体なにが足りないのか、ちょっと考えてみた所、まず第一に派手さが足りないよな。
ぱっと見でココという盛り上がりをどこ辺りに設定しているのかがよくわからない。
まぁ、普通に考えれば戦闘という部分であるのだが、その戦闘もカッコよく動くわけでもなし、
技バンクに迫力があるわけでもなしで、まるで日常パートのように進んでしまっている感があります。
これはそのうち何とかなるのかもしれませんが、もっと派手でもいいような気がしますな。
第二に今ひとつお話の方向性が見えてこない。
とりあえずは「ダンスがんばる」っていうのはあるのだけど、劇中ちょろっとステップ踏んでいる程度で、
今の所それに心血注いでというような物でもなく、ただの趣味みたいだからなー。
そこからお話全体をどう持っていこうっていうのがよくわからなくて、抑揚ないまま話が進んでいっている印象。
まだ4話だし、そこはまだ暖かく見守っていた方がいいんでしょうけど、
となると、ラブ達が既に友達っていう状況で、8話あたりまで引っぱっていくのはちょいとつらいな。
せっかく三人違う学校なのだから、やはり友達になっていく所を見せていった方が良かったんじゃないのかなー。
ま、4クールの長丁場だし、どう転がるか分かりませんけど、
なぎほのプリキュアの8話みたいに「見続けてよかった!」と思えるようになってくれるといいなぁ。
最後にもひとつ思う所は、今の所三人の個性が表れていないよね。
今回はせっかく三人集まってタルトの話なり、シフォンの世話をしていたのだから、
三者三様のリアクションにもっと差をつけてもいいような気がしました。
個人的にはフェレット嫌いという設定のブッキーが、すぐ側にいるのにわざわざ携帯使ってタルトと話すところはおもしろかったが、
それ以外の所で三人のキャラクター性が感じられなかったのは残念。

その他、割とどーでもいー所としては、タルトってなんか隠しているような気がするのはオレだけ?
どうも肝心な所をワザと話していないような雰囲気なんだよなー。
ま、それはそれとして、今回のオチでタルトは金持ってないのに何故ドーナツを買えたかというのは、
ラブのツケにしたから、という落とし方だったのだけれど、どー考えても金云々よりも、
喋るフェレットが買い物してきた事の方が問題だと思うのだがそこはスルーなのかよ(笑)。
あと、リンクルンの説明で、お世話道具なりを出せる所を見せており、シフォンの食料「キュアビタン」(だったっけ?)を
リンクルンから出したのだけど……それじゃ、いままでタルトはどーやってシフォンの世話をしてきたんでしょうね?
そして最後はいつものコーナーへ。

今週のイースさん
ウエスターさんに「今日は休んでいろ」と言われて悔しがっておりましたな。
ははぁん、つまり……
イース「よーし!今日もみんなを不幸のずんどこにたたき落としてやるぞ!」
ウエスター「これこれ待ちなさい。こっちへ来て間もないんだから今日は……」
イース「大丈夫だもん!ひとりでできるもん!」
ウエスター「ああ、もう。今日は私が行ってくるから。帰りにケーキでも買ってくるから、今日はおとなしくしてなさい」
イース「うーっ……」
ウエスター「よしよし、じゃあ、行ってくるからね」
こういうことですね。どうやらイースさんはお兄さんたちから愛されているようです。
イースさんには庇護欲をかき立てられますもんねー。

今週のまたみてねは「戦隊物登場シーンのように爆発バックのプリキュア」でした。


第5話 遊園地でドキドキ!ワクワクデート気分!?

今回はけっこうおもしろかったなー。

そんな今回のお話は……
裕喜は美希のことが大好き。思いきって美希を遊園地に誘ったの。でも美希は、こまり顔…。
結局、ラブ、美希、祈里の女の子3人と大輔、裕喜、健人の男の子3人で遊園地へ行くことにしたわ。
ラブにとっては初デート…!?気付くとラブは、大輔と2人になっていたの。
2人でかんらんしゃに乗ってもラブは、美希と祈里のことを気にしてばかり。そんなラブに大輔はガッカリ。
その頃、乗り物広場のパンダの乗り物がナケワメーケに巨大化していた!
周囲は大パニック。異変に気づいたラブたちは、プリキュアに変身して立ち向かう。
それなのに大輔がナケワメーケに捕まってしまった!むやみに攻撃できなくなったピーチは…。
以上ABC公式のあらすじ。

お話はあらすじ通りグループデートすることになって……という展開ですが、この時点でラブ達が特定の野郎とくっつくわけがないし、
なにより、大したヤツらではない(笑)ので、デート云々はどーでもいい。
それよりも、前回に指摘したラブ達の個性というところがよく出ていて感心した。
ラブの天真爛漫で、自分よりも友達を気にしてしまうところや、モデルを目指している美希が、強引に引っぱっていこうとする野郎を、
逆に引っぱっていってしまうところ等もおもしろかったのですが、私としてはブッキーが大当たりだったような気がします。
引っ込み思案でおどおどしているブッキーは、お化け屋敷なんてビビリまくりなのかと思いきや、
ここでまさかの動物好きを発揮し「がんばって驚きますね」なんて野郎に気を使っちゃうあたり、意外と肝が据わっているよな。
というか、どうもあらゆる動物の種類と特徴を覚えているようで、「動物好き」というよりは「動物マニア」である事が判明。
そこまで動物が大好きならば、どうして「フェレットのみ嫌い」になったのかが逆に気になるな。
おそらくは、幼少の頃にラブ達にフェレットでいたずらされたんですよね? わかります。ブッキーいじられキャラっぽいですもんね。(笑)

さて、ここまでしょんぼりであった戦闘も今回はなかなかおもしろくて、
人前に出てはダメなモノだろう?というだけの設定だからなのか、ジェットコースターに飛び乗ったり、
野郎を助けたりと思いっきり人前に出て姿をさらしているよなー。
ラブ達が人前でパフォーマンスするという目標があるからなのか、最終的にそれに連動する形になるのかしらね。
まぁ、これまでのシリーズとしても、悪いことをしているわけではないし、どうも正体はわからないようになっているらしいので、
一般的に認知されても特に支障はなかったはずなので、今作で敢えて人前にさらしてしまう試みはおもしろく、
今後、それがどういった形で展開していくのかが楽しみになってきた。
5GOGOも、それらしい所もあったがえらい中途半端だったからなー。
個人的には「魔女の宅急便」みたく、みんなの「がんばれ!がんばれ!」が奇跡を起こすみたいな、ベタな展開があってもいい、というか見てみたいなー。
この枠のアニメなら、それくらい直球ど真ん中ストレート勝負でもいいと思います。
どーでいーけど、前4回に比べると良く動いていたねー。
しかしせっかくなのでもちっと格闘してほしいなぁ、初代から見続けている者としては。

今週のイースさん。は、出てこなかったので今週のラビリンスな方。
今回もウエスターさんだったんですが、よくあるパンダの乗り物に乗ってスカしている彼に笑ってしまったよ(笑)。
S☆Sのカレッチことカレハーンをや無印のカブキマンを思い出したよ。
ラビリンスの方々は今のところプリキュア達より個性を発揮しているなぁ(笑)。
次回のサウラーさん(だったっけ?)がどんな方なのか楽しみだ。
そーいえば、ウエスターさんも今回アバンで占いをやっていたんだけど、
やっぱりこれってイースさんが「占いの館やりたい!やりたいー!」って駄々こねたんでしょうね。わかります。
しっかりそうしてくれているお兄さん達を見るに、やはりイースさんは可愛がられているようですね(笑)。

今回のまたみてねは「笑顔のラブ」でした。


第6話 消えたハンバーグ!大好きなものを守れ!!

おもしろい話ではありましたが……。

そんな今回のお話は…
スーパーで働いて、帰りが遅いラブのお母さん。
そんな日はラブが夕食当番。今日はハンバーグを作ったのに、とつぜんハンバーグが消えてしまったの。
そのことで、帰ってきたお母さんとラブはケンカに。
お母さんに「大嫌い!」って言っちゃった。本当は大好きなのに…。
次の日、ラブはお母さんのいるスーパーを訪ねてみたの。するとお母さんはなぜか早退。
それに店内の様子がヘン。こどもたちが好きなゲームやお菓子が次々消えていく。
きっとラビリンスの仕業だわ。ラブたちは、町中でラビリンスの戦士をさがし回る。
途中、家に立ち寄ったラブ。台所でお母さんを見つけてホッとしたのに、次の瞬間、お母さんが消えてしまった!
ラビリンスをやっつけて、お母さんをとりもどさないと!
以上ABC公式のあらすじ。

個人的にはメインターゲット的にドキッとするような、おもしろい話だったんじゃないかなーと思ったんですが、
この話って今やる話ですかね?母の日とかにこーゆー話やればいーのに。
それと、前回もそうだったのだけど、お話がもうちょっと後にやるようなノリなんだよなー。
本来はプリキュアに変身とかラビリンス云々とかが落ち着いた後にやる話だと思うんだ。
うん、まぁ、実際にはそれらはあっさりと終わっちゃっているからなんだけどね。
というのも、メインキャラの三人が最初からすでに仲良しだから、今までのような仲良くなってプリキュアになる課程がない分、前倒されているのであろう。
となると、後でよっぽどそれよりも重要な展開が待っているという事なんでしょうかねぇ。
私としては、せっかく学校が違うという事があるんだから、仲良くなっていく過程が見たかったし、
それに時間をかけてもいいような気がしますな。

さて、お話の方はホントなんで母の日まで我慢できなかったんだ?というような、
がんばっているお母さんとそのお母さんを応援したい娘を軸に、ちょっとしたすれ違いからの喧嘩から、
ラビリンスの卑怯もとい知的な戦略によって消されてしまった大好きなお母さんを取り戻すというベタな展開ですが、
お話としてはとてもこの枠のアニメらしいし上手くまとまっていたように思う。
個人的にはラブがお母さんと喧嘩する所や、消えてしまう所を印象的に見せている所に感心。
喧嘩してしまう所は、分かってくれない母というのは、おそらく誰しもが経験ある事なので、「ああ、あるよね。こーゆー事」と思いながら見ておりましたよ。
消えてしまうシーンも、なんだかんだで母を心配したラブの目の前で消えてしまい、お子様的には「あつ!」と思うようなシーンになっていたんじゃなかろうか。
という所からメインターゲットな方々は感情移入してみたかもしれない、という観点からなかなか良く出来ているなと思ったよ。
ちょっと惜しいなと思ったのは、美希とブッキーがもちっと上手く絡んできた方が良かったような気がします。
せっかく三人でプリキュアなんだから。

その他としては、ここ数回ちょっと気になっているんだけど、せっかくなんか有名らしいミユキさんにダンスを教わっているんだから、
もっとダンスを一生懸命やっている所をピックアップすればいいのに。
今の様子だとホントただの趣味で、遊びの延長みたいに思えるのだけど、これでいーんですかね?
わざわざ三人でダンスやるぞ!という所で繋がっているんだから、もっと前面に出してもいいような気がするんですがね。
最後にどーでもいーんですけど、たくさん物がなくなっていくというシーンで、
カオルちゃんの店が暴動起きたみたいになっていたけど、そんなにあのドーナツは人気なのか?(笑)

今週のイースさん というか、ラビリンスの方々
イースさんにあまり出番がなかった為、サウラーさんのことでも。
他のふたりと違い知略に長けているという設定らしい。これまでの人の多い所で無差別にではなく人知れずというのは、
これまでのシリーズにもなく、またその作戦が1日続いたってのはおもしろいな。
大概、こーゆー作戦はやり始めたらすぐに潰されるものであるのが普通だし。
今回はけっこうFUKOが溜まったんじゃないですかねー。やったなサウラーさん。
それにしてもサウラーさんは、イースさんが可愛くてついいじめてしまうタイプのお兄さんのようです。わかります(笑)。
そして、そしてですよ!次回は「せつなとラブ 友情のクローバー!」ということで、
イースさんの世を忍ぶ仮の姿こと「東せつな」とラブの百合が期待できますな!予告で抱きついていたし!
うあーちょー楽しみー。

今回のまたみてねは「青空バックのイースさんの世を忍ぶ仮の姿こと東せつな」でした。わくわくするなぁ。


第7話 せつなとラブ 友情のクローバー!

イースさんの世を忍ぶ仮の姿「東せつな」さんの色々な表情が楽しめます。

そんな今回のお話は…
以前ラブを占ってくれた、占い師のせつな。商店街へ出かけたラブは、せつなとバッタリ出くわすの。
せつなは町のことをよく知らないんだって。だからラブが町を案内することに。
でも、せつなの正体はラビリンスの幹部イース。ラブのリンクルンを狙っているわ。
そうとは知らず、せつなを美希と祈里にも紹介して、はごきげん。商店街のふく引き大会にもせつなを連れて行ったの。
そんなとき、商店街のふりこ時計がナケワメーケになって買い物客を襲ってきた。
プリキュアに変身するラブたち。巨大化したふりこ時計に立ち向かうわ。
だけど時計の針が止まると、ピーチたちの動きも止まってしまう。
以上ABC公式のあらすじ。

大好きなイースさんの事はいつものコーナーで語るとして、今回のお話としては、まぁ、布石ですよね。
とはいえ、これからどうなっていくんだろうなーという面白さはある。今後の展開としても、今回があってこそなわけだし。
お話としてはイースさんの世を忍ぶ仮の姿「東せつな」とラブが友達になる話。
最後にラブからもらった四つ葉のクローバーのラッキーアイテムが、どう今後の展開に使われるかが見物ですね。
そーいえば、いつだったかにタルトが一人でカオルちゃんのドーナツを買ってきたのはどうなんだと書いたが、
今回、カオルちゃんがそういったことを気にしないということになっておりました。
が、いくらなんでもそれはないので、やっぱ後でなんかあるんかなー。
と、いうわけで、さっさと今回のメインコーナーへ。

今週のイースさん
上記の通り、世を忍ぶ仮の姿「東せつな」となってラブ達と楽しく遊ぶの巻(笑)。
リンクルンを奪ってしまえばプリキュアに変身できない→FUKO集めるのを邪魔されないということで近づくのですが、
いきなり携帯の話を振ったりする大根役者ッぷりが素敵だ。もちっと上手くやれよ(笑)。
そんなイースさんはいつものクールビューティーな所からして、世を忍ぶ仮の姿でもそうなのかと思いきや、
冒頭に書いたように表情豊かな所を見せてくれましたな。
個人的には、カオルちゃんの店でリンクルンを奪おうとした時の「チャンス!」の顔が邪悪っぽくて素敵です(笑)。
今回はそんなイースさんの世を忍ぶ仮の姿、東せつなが振り回される様を見ていただけという内容でしたが、
ラブにせつなの幸せは何かと聞かれ言葉に詰まったり、上記したようにラッキークローバーを、
幸せが見つかるようにともらって気遣われたりと、さして何かあるわけでもなかった今回のお話ではあるが、
今後の展開がどうなるか気にさせる作りになっており、48(?)/1の話としてなかなか興味深い。
イースさん的に友達として認識されたので、今後容易にプリキュアに近づく事が出来るとしましたが、
このアニメの流れとして、会う回数が増えれば増えるほど、イースさんはプリキュア達の幸せパワーにあてられるので、
自分という個性を否定している「しもべ」のイースさんとしては、その辺のアイデンティティのようなモノが揺らぐことであろう。
また、アバンでラブ達はプリキュアになれるという事を除けば無力という認識であるのだが、
これまでのシリーズでも、これでもかと前面に押し出してきた、夢や希望、勇気や友愛、そして慈愛という、
それらの想いが力になるという事にイースさんが気付いた時に、彼女の心境がどう変化してどうするか、
また、管理国家ラビリンスがそんなイースさんをどうしてしまうか、今後の展開と予感させる第一歩として良く出来ているんじゃないでしょうか。
ただ、今回をだ他のひとつのお話として見た場合、ちょっと退屈な感があった事は否めないな。
もちっと日常パート内で事件的な何かを作って盛り上げどころが欲しい。ちょっと淡々と進み過ぎているような気がするよ。
なんにせよ、今後世を忍ぶ仮の姿、東せつなはちょいちょい出てくる事になるであろうから、イースさんファンとしてはうれしい限り。

今回のまたみてね
「青空に掲げるハート穴のドーナツ」でした。


第8話 シフォン大ピンチ!ピーチの新しい力!!

ここで販促玩具なのか。
どーりで今まで技バンクがないはずだ。

そんな今回のお話は…
シフォンが飲むキュアビタンを切らせてしまったラブ。
1度なくなるとスウィーツ王国からキュアビタンの素を取り寄せないといけないの。
それなのにラブは連絡先も失くしていたの。キュアビタンは自分で作るしかない。
さっそく、材料集めスタート!でも材料は「にじいろの卵」、「空からふった乙女の涙」、
「天使がおとした幸福のリング」などなど、ありえないものばかり・・・。
それでもラブは、いっしょうけんめいさがすわ。
そのとき、花だんのチューリップが巨大化してナケワメーケに。
すぐにプリキュアに変身して立ち向かうけど、ナケワメーケが手ごわくなっている。
大切なドーナツもこわされてしまった。ピーチから悔し涙が流れたそのとき…。
以上ABC公式のあらすじ。なんだけど「悔し涙」じゃないような気がするのだが。

さて、今回はなんかずいぶんと強引だったような気がするな。
キュアビタンが無くなったというのも、美希がブッキーのリンクルンから出せないものなのか?
まぁ、そこはそう言う事になっているとしても、卵を虹色に塗ったのはダメなのに、
羽を付けてポニーテールした美希の髪は「ペガサスのしっぽの毛」としてOKなのはどうなんだ。
それに「竜巻のかけら」の件はラブがぐるぐる一人出回ってましたけど、一体何を入れたというのだ。
まぁ、ここまでは百歩譲ってやっても良いのだが、最後の極めつけ「天使がおとした幸福のリング」の件で、
地面に落としたドーナツを材料にしようとするのはさすがにないだろ。あいつらはシフォンを何だと思っているのだろうか(笑)。
販促玩具「キュアスティック ピーチロッド」が出る件も、絆というにはちょっと弱いよなぁ。
それというのも、どうも日常パートに抑揚を感じられないのが原因か。
なんかするーんと進んでしまっている印象なんだよなぁ。
せっかくプリキュアになったという、ありふれた毎日からの脱却したのだから、もちっとドタバタ感があってもいい。
あとちょっと気になるのだけど、ラブ達三人に今ひとつ個性の違いが見えてこない。
なぎさとほのか、咲と舞、プリキュア5の皆さんは、それぞれの特徴がお互い被らない所で確立していたのだけど、
ラブ達はあんまり個性の差を感じないのよね。どうしても似たり寄ったりに見えてしまうので、
もっとはっきりくっきり立ち位置決めちゃった方が良いような気がしますな。

ちょっとどーでもいー話ですが、「空からふった乙女の涙」の件なんですけど、
激辛シュークリームを食べる役は、いじられキャラっぽいブッキーの役だと思うのですが(笑)。
ラブにおもむろに激辛シュークリームを渡されて、「ええ!?私がやるの?」と言っても、
ラブに「大丈夫!ブッキーなら出来るよ!」等とわけのわからない事を言われながら、
「はい、ブッキー!ブッキー!」とブッキーコールをされて、「トホホ……」となりながら激辛シュークリームをほおばり、
涙を流しつつ懸命に食べるも、下から携帯で「涙足りなくてぜんぜんキャッチできねーからもっと出して!」とか言われちゃって、
さらに「トホホ」なブッキーを期待していたのに!(笑)
なんか天然で黒いキャラになっていきそうだなー。残念。
まぁ、でもいいか。いじられキャラはまだ大本命のイースさんがいるし(笑)。と、いうわけで以下のコーナーへ。

今週のイースさん
出番ねぇよ!イースさんいないとどーも今ひとつ面白味に欠けるなー。
きっとみんなをFOKOのどん底に陥れる「かわいい」計画を練っているんだろうなー。
今度は街の建物をみんなケーキにしちゃうぞ!みたいな(笑)。かーわーいーいー。

今回のまたみてねは「ファッションショー出演中?の美希」でした。
しかし、まだ9話だというのに、もうプリキュアやめる?の話かよ。2クール過ぎた辺りでやるような話だと思うがなぁ。


第9話 美希の夢 私プリキュアやめる!!

いい話だったんだけど……もったいないなぁ。

そんな今回のお話は…
美希の夢は、スーパーモデルになること。そんな美希に、ファッションモデルのオーディションの話が舞い込んだの。
合格すれば、海外へ。夢に一歩、近づける。だけど、ラブたちと離れ離れに…。悩む美希を励ますラブたち。
美希は、オーディションを受ける決心をしたわ。次々と審査を通過していく美希。
そんな時、公園の桜の木が巨大化して暴れ始めた。桜の木のナケワメーケに、お花見客は大パニック。
テレビでその光景を見たラブと祈里は、公園へ駆けつける。プリキュアに変身して、戦うけど2人では歯が立たない。
そんなピーチとパインの姿を控え室のテレビで見た美希は…。
以上公式のあらすじ。

お話はもうサブタイ時点でプリキュアをやめる事はないという事は一目瞭然。なので、それをどー見せるかがポイント。
なのだけど、これが実にもったいないと言うかなんと言うか。
ラブとブッキーのふたりでナケワメーケを倒せず、美希がオーディションを蹴ってしまい、美希のチャンスを潰してしまったラブとブッキー。
ふたりのピンチに居ても立ってもいられなくなった美希。
今回はそういう友情と三人でプリキュアだよね、という部分を戦闘後に上手く見せていたのだけれど、
それはやっぱりそこまでの過程が描かれているからこその盛り上がりな訳で、
最初っから親友の三人と、今回ようやく出てきたプリキュアで戦う理由では、なんかすごく軽く感じてしまうよ。
だから、それまでに喧嘩したりだとかの諸々のトラブルを乗り越えて培った三人の絆、
という部分はやはりガッツリ見せていくべきであったろうな。
戦闘後の三人の会話は、そういう友情とか絆という土台がある上で語られてしまったのが残念だ。
今回の話の前に三人の友情話がいくつかあれば、感情移入度が全く違ったであろう事を考えると「もったいない」と思わざるを得ないよ。
今後もこういった話があるであろうから、その前提条件は早いうちに見せておかなければいけないんじゃないのかなー。
そういうイベントの数々を見せる事でラブ達への見方も随分変わるのにな。

さて、それ以外の部分では、なんかここへきて突然に色々設定を提示してきましたね。
管理国家ラビリンスがあらゆる事を決めてしまい、全く自由のない世界で、
彼らが「インフィニティ」を手に入れるとあらゆる平行世界がラビリンスに組み込まれてしまう。
という、プリキュアがそれの阻止の為に戦うという理由がようやくここへきて出てきた。
でもこれって、ドーナツ喰らいながら話す所じゃねーんじゃねーのか?
こーゆーのは敵に喋らせて「そんな事絶対させない!!」って展開にしないとせっかくの戦う理由が弱く感じるなぁ。
それから、美希の家庭事情はやっぱ両親の離婚だったのだが、うーん、これはなんか意図があるのかしら。
まぁ、そういう家庭も現在では珍しくないので、何かしらのお子様的な配慮があるのかもしれませんな。
しかし、美希の母親は随分と可愛らしい人で、元人気アイドルだっていう設定もここで出てきたし、
今回和希が弟だとラブとブッキーにバレしたんだけども、小さい頃に一緒に遊んでいたようなので、
離婚はだいぶ前の話のようなのだけど、なんで離婚したのかというところは後々に展開する話があるのかしらねぇ。
最後になんかありそうなカオルちゃんは、やっぱりなんかありそうね。
でも、この人になにかあるとしても、一体どんな役割があるのかさっぱりわかりませんな。
案外何もわからないまま、最後まで謎の人だったりして(笑)。

ああ、そういえば今回戦闘で、技バンク中に攻撃されるというのがありちょっと驚いたよ。
これまでの戦闘に比べると結構動いてしで、その辺おもしろかったが、もうちっと派手に動いてもいい。
というか、「ダブル(orトリプル)プリキュアキーック!」は、なんかすごく萎えるんですけど、なんとかなりませんかね。
別にそんな台詞いらんだろ。

今週のイースさん、というかラビリンスの方々。
イースさんはどうやらまだ「可愛い」FUKO計画を練っているらしく全く出番無し。
だが、ウエスターさんが何故か花見に参加していて、
玉子焼きを頬張りながらスイッチオーバー(正座で)というおいしい所を持っていったな(笑)。
ウエスターさんは最近コミカルになってきて、伝統の憎めない悪役キャラになりつつありいい感じ。
次回は知略かサウラーさんみたいですが、彼もそんな憎めないキャラになってほしいなぁ。

今週のまたみてねは「キュアベリー、キュアピーチ、そして!キュアタルト!アーンドバックでビックリしていタルトブッキー」でした。
ってゆーか!ブッキーがタルトに!そしてタルトブッキーでパインに変身!?
その姿で変身バンクもあるしで、なんかすごく楽しそうだよ!!わくわく。


第10話 タルトが祈里で祈里がタルト!?

おもしろかったなー。タルトブッキー(笑)。
でもちょっともったいないような気もしますが……。

そんな今回のお話は…
フェレットが苦手な祈里は、あいかわらずタルトも苦手。それなのに、ヘンなことが起こったわ。
祈里が突然、関西弁を話し出したの。タルトは祈里みたいな話し方になっている。
2人の体が入れかわってしまったんだ!こんなことをするのは、ラビリンスにちがいない。
その頃、町でも人と動物がつぎつぎに入れかわっていたの。祈里のお父さんの動物病院は、人と動物が押しよせて大さわぎに。
ラブたちは商店街で、スロットマシーンをナケワメーケ化したラビリンスを見つけたわ。
プリキュアに変身して、立ち向かうピーチたち。祈里もいっしょに戦いたいけど、タルトの体じゃ変身できない。
そんな時…。
以上公式のあらすじ。

ブッキーとタルトの入れ替わり、とても楽しく見させてもらいましたよ。
タルトブッキー(タルトなブッキー)の変身バンクまで作っちゃう凝りようだったので、案外制作スタッフさんもノリノリで作っていたんじゃなかろうか。
どうせなら、タルトブッキーで戦闘させちゃえば良かったのに(笑)。
さて、お話は上記あらすじの通り、街の人々が動物と入れ替わってしまい、ブッキーとタルトも入れ替わってしまって……という話で、
動物マニアなブッキーが何故フェレットだけ苦手なのかということと、その苦手の克服という内容。
ブッキーのフェレット嫌いは3歳の頃にフェレットに噛み付かれたのが原因だったのだが、
3歳なら覚えていても良さそうなものだけど、なんだ、ラブ達がフェレットでブッキーにイタズラしたんじゃないのか(笑)。
いじられキャラっぽいブッキーだから、てっきりそんな理由かと思っていたのになー。
苦手の克服は、獣医の父親に動物も人間もお互い歩み寄る事が大切だと諭された、というのはわかる。
のだけど、戦闘で変身できなかった為、タルトと心をひとつにするってのは、ちょっと唐突であったなぁ。
なんで心をひとつにすると変身できるようになるのかの理由が提示されていないからな。
そもそも、ブッキータルト(ブッキーなタルト)はリンクルン使って変身が何故出来ないのかもよくわからん。
リンクルンは同一動作で変身認証しているんじゃなくて、その精神とか魂的なものを判断しているというのか。
そうならそうで、もっと前にタルトが「これはあんさん達にしか使えへんのや」みたいな事を言わないとダメだろ。
リンクルンがあれば誰でも変身できるじゃなくて、良い子じゃないとプリキュアになれませんよと小さなお友達に伝えなきゃ。

さて、今回の目玉としては、ブッキーとタルトの入れ替わりであったのだが、これはコミカルでとても楽しかった。
女の子女の子しているブッキーの中身がタルトになってしまって、あぐらかいたり鼻をほじったり、
野郎っぽい立ち仕草だったりして、今後はもう見られないであろうブッキーのレアな姿が良いのと、
そんなブッキータルトに「はしたないからやめてー」と懇願するタルトブッキーもかわいい。
個人的にはしっぽにビビってくるくる回る姿がアホっぽくて良い(笑)。
戦闘では何とか元に戻ってから変身するんだろうなーと思っていたが、そのままブッキータルトのまま戦闘に参加したのが新鮮であった。
野郎声のプリキュアなんて、きっともう見る事はないだろうからなー。
私としてはせっかくタルトブッキーの変身バンク作ったんなら、タルト姿のプリキュアで戦闘してもいいような気がしました。
で、役に立たないキュアタルトブッキーとブッキータルトが心をひとつにして元に戻るの方が、展開としては自然で良かったんじゃないかなーと思います。
ちょっと気になるのは、事後にブッキーがフェレット嫌いを完全に克服してしまった事。
彼女のフェレット嫌いは個性のひとつだったので、この早い段階で完全に克服してしまったのはちょっともったいない。
もう1回か2回くらいで段階を踏んだ方がおもしろいと思いますけどねー。
まぁ、今後にプリキュア本編のお話が詰っていて、この辺の話を終わらせちゃいたいのかもしれませんが。

今週のまたみてねは「目が点なブッキーと思いきや、髪を下ろしたラブ」でした。
次回はついにミユキさんがキレるみたいですな。毎回のようにダンスレッスンに遅れるー!とか言っていたのはこの為だったか。
あと、今までホント趣味の延長みたいだったからなー。ここいらでやっとダンスに本腰を入れ始めるのかしらね。
どーでもいーけど、ミユキさんって芸能界でどれくらいのポジションなんですかね?
とりあえず公園に居ても騒がれないレベルなのはわかりますが(笑)。


第11話 ミユキの怒り!もうダンスは教えない!?

プリキュアたちは大々的にTVで報道されてますなぁ。

そんな今回のお話は…
ラビリンスと戦っていたラブたちは、ダンスレッスンに大遅刻!
急いでミユキのもとへ向かったわ。だけどミユキは「時間を守れないなら、もうレッスンしない!」と帰ってしまったの。
ミユキを怒らせてしまって、しゅんとなるラブ。自分たちがプリキュアに変身して戦っていたとは言えないし…。それでも会ってあやまりたい。
そんなラブに、なぜか大輔がトリニティのスケジュール帳を差し出したわ。さっそくラブは、美希、祈里といっしょにミユキを探すの。
だけど、簡単に近づけない。それでもミユキにあやまりたいラブは、ひとりでテレビ局へ。
そんなとき、突然テレビ局のカメラや照明、マイクが合体。ナケワメーケになって、ラブに襲い掛かってきた!!
以上公式のあらすじ。

厳しく当たるのはその人を思うからこそ、というメインターゲットへのメッセージ的な話の今回は、
久々のイースさんの世を忍ぶ仮の姿東せつなさんも登場したのだが、これといってお話としておもしろい所はなかったなー。
アバンで怒られて、謝りにいくにも相手が芸能人で忙しくて会えないが、
最後には会って謝って終わりで、途中何かあるでも無し、するーんと進んでしまった感があります。
ここまで見てきて思うのだが、全体的にすごく落ち着いている感じがするのよね。
もうちょっとドタバタした感じがあった方が、楽しげな日常という感じがして良いように思います。
途中に何もないと書きましたけども、実際はイースさんの世を忍ぶ仮の姿東せつなさんがちょっかいを出してきたり、
ラブの同級生の野郎(名前忘れた)がミユキさんの弟だった、とかいう事はあったんだけども、
野郎が弟だった事はともかく、イースさんの策略、占いでミユキさんとの相性が悪いからあきらめろはちょっと弱いよなぁ。
悪役である彼女の策なのだから、もっと落ち込ませるような何かか、もしくは悪どいやり口であってもいい。
そうやってずどーんとラブ達が落ち込む所を見せることで、最終的に上手くまとまる所が盛り上がると思うのだけど、
占い程度のお話なので、なんかラブが勝手に落ち込んでいるように見えてしまって、今ひとつ乗り切れなかったよ。

他ちょっと気になる所としては、前回の感想にも書いたミユキさんの芸能人としてのポジション。
それなりの人気があるようなのはわかったけれど、マネージャーに仕事に専念しなさいなどと言われている所を見ると、
案外、期待の新人的な所なのかもしれませんねぇ。
どーでもいーけど、ラジオの公開録音に集まったファンはみんな女の子でしたね。
それと、冒頭にも書いたプリキュアの認知度。これまでの経緯からずいぶん街の人に知られている様子。
これら一般の人への露出が最終的にどういう形へ持っていくかが腕の見せ所であり楽しみな所だ。
あと、いつもタルト達と行動を共にしているわけではないのよね。今回なんてあいつらTV見ていただけだったしなぁ。
それはそれで新鮮なんだけど、彼らの印象が今ひとつ薄いのだけど、これでいーんですかね?販促的に。

今週のイースさん
上記のように、お話としてはやり口が甘いのだけど、このコーナー的にはこれでOK!ですよ。
だってラブをもっと不幸のどん底に陥れる事も出来るはずなのに、ウソの占いなんて可愛いイタズラレベルじゃないですかー。
相変わらずイースさんは発想が可愛いなぁ。最終的にラブの夢なんていつでもぶっ壊せるだなんて強がっちゃうし。
それと百合的に、イースさんはラブの太ももを触ったりして、暗にアタックを仕掛けているのだけど、
当のラブがミユキさんに向いていて、しっとしているようにも見えて、
綺麗に百合色に染まった脳を持つものとしては、そんな一方通行の想いにオラわくわくしてきたぞ!
また、イースさんにその自覚がないのもおもしろいのよねー。いつ自分の愛に気付くのかしら。
どーでもいーけど、次回はラビリンスの方々がちょっと楽しそうだ(笑)。

今週のまたみてねは「カツラナケワメーケ」でした。ナケワメーケなのかよ。


第12話 みんなで変身! フサフサ大作戦!!

これこれ!これだよ!

そんな今回のお話は…
タルトが、金髪カツラであらわれた。実は、カツラメーカーで働くラブのお父さんの仕業。
軽くて涼しいペット用カツラの開発に夢中なの。タルトはモデルに抜擢されたわけ。
カツラを楽しむタルトだけど、嫌がるペットだっているかも。
「無理やりかぶらされたら、不幸だよね」。
ラブは美希や祈里に、そんな話をしていたの。すると突然、街中にカツラをかぶせられた人が続出。
ナケワメーケ・カツラが出現したんだ!人々を不幸にするために、みんなの頭にカツラをかぶらせていくの。
それなのに、みんな笑顔。気づけばラブ、美希、祈里もカツラ姿に。
「かわいい〜!」とやっぱり笑顔になる3人。でも、ナケワメーケをこのままにはできない。
ラブたちは、プリキュアに変身して立ち向かう。
以上ABC公式のあらすじ。どーでもいーけど、金髪のカツラじゃなくてピンク髪のカツラだな。

いやぁ、今回は素晴らしい出来であったなぁ。
お話は上記あらすじ通り「お父さんがんばる!」な話な訳だけど、見事に話としてまとまっていたし、
プリキュアらしいコミカルな展開に、妙に熱い父親と、そんな父を嫌いじゃないけれど気恥ずかしさから疎んじる娘のラブ、
でも最終的に父の仕事にかける情熱に思う所を少し改めるラブ、そして最後はしっかりオチまで付けており、
とても楽しい話に仕上がっており、見ていてとても楽しかったです。
ここまで随分と話がおとなしかったですけど、毎回これくらいドタバタ騒ぎして良いと思う。
そんなドタバタであるものの、しっかりと「がんばるお父さん」を見せてくる辺りが上手いですな。
個人的には演出が素晴らしく、ラブの過去のシーンで現代のラブとクロスオーバーする所や、
ウエスターさんがイースさんとサウラーさんからどうアドバイスを受け、そして実行したか、
そんなウエスターさんのFUKO集めが全く空振りに終わる様子など、実に楽しげになっているのが良い。
アニメーション的にも、ちょっとした所や戦闘でもよく動いており、またおもしろい構図をしていて感心。
初めて「ダブルプリキュアキーック!」がカッコよく見えたよ(笑)。
それと、街の皆さんがカツラをかぶせられた時の、ちょっとしたギャグも良い、
とゆーか、キュアルージュと、キュアドリーム、キュアホワイト、ガイキングのカツラを確認。探せばもっとあるかも。
そんなお茶目もおもしろかったです。毎回こんな感じならいーのに。

褒めてばっかりだと何なので、ちょっと気になった所も。
今回はお話としてとてもおもしろかったのだけれど、相変わらずラブ達の個性が今ひとつで、
もっと明確な個性の差をはっきり付けてしまった方が良いと思う。
一応、設定上ではキャラづけされているのだけれども、これまでそれが強調されて活かされた所があったろうか。
どうも三人が外見以外の所で似たり寄ったりに見えるので、今ひとつ影が薄く感じてしまう。
三人のキャラ特性が前面に出る話がここいらで欲しい所だ。
他に気になった所として、戦闘で父親立ちが介入してきた事。
今までのシリーズでは、プリキュア達の存在が秘匿されていたので、他方からの介入があり得なかった為とても新鮮であったし、
フレッシュプリキュア!で一般の方々に認知されてきたことが活かされつつあり、
プリキュアの存在が知られる事が、最終的にはとても意味のある事に繋がるのであろうと期待させてくれる。
そもそも「プリキュア」の皆さんは悪い事しているわけでは全くないので、存在自体が知られても困らないのだけど、
なんで秘密のヒロインでなければならないか、という理由はスルーされてきたわけで、
魔女っ子ものみたいに、正体がばれたら罰則があるわけでもないので、街のスーパーヒロインが最終的にどーなるか楽しみ。
最後にタルトの事なんだけど、サブタイ後のカツラを被った感想を述べていた台詞、
「動物って案外、ええやんなー」を見るに、タルトは元々動物じゃなかったってことなんでしょうかね?
やっぱりタルトはなんか隠しているような気がするんだよなー。

今週のイースさん、とラビリンスの方々
どーみても、ラブ達よりラビリンスの方々の方がキャラ立っているよなー。まぁ、毎シリーズ悪役の皆さんは憎めない素敵な方々ばっかりですが(笑)。
それはそれとして、今回はウエスターさんがおいしい所を持っていき過ぎです。
一番成績の悪いらしいウエスターさんが、切羽詰まってイースさんとサウラーさんに頭を下げてアドバイスを求める様や、
FUKOを集める為の調査が、見事にいいことしてしまっていい人に成り下がってしまう辺りのバカっぷりが良い(笑)。
それにしても、イースさんとサウラーさんのアドバイスも、さして大したことを言っていない辺りも、三バカっぽくて良いですねぇ(笑)。
しかし、「管理国家」出身の彼らなので、感情のないマニュアル主義な没個性な人達なのかと最初は思っていましたけど、
案外「管理国家ラビリンス」って自由な暮らしが出来ているんじゃないの?(笑)

今週のまたみてねは「陰影ついているブッキー」でした。
次回はブッキーの販促玩具登場のようです。まぁ、CMでバレしているわけですが……。


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