フレッシュプリキュア! 25〜37話

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第25話 イース対パッション!?私は生まれ変わる!!

満面の笑みですね。せつなさん。

そんな今回のお話は…
ラブの家族といっしょに暮らすことになったせつな。
暖かい家族に囲まれて、せつなが笑顔を見せるようになってきたわ。
ある日、ドーナツカフェでラブを待っていたせつなは、犬のラッキーと遊ぶタケシに会ったの。
イースだった頃、ラッキーをナケワメーケにしたせつな。
それなのにラッキーがなついてきた。せつなが投げたフリスビーをキャッチするラッキーに、タケシは大喜び!
でも、イースだった時にタケシとラッキーにした仕打ち。そのことを思い出すと、せつなは胸が痛くなるの。
自分の中にあるイースの影を消すのは、せつな自身がやるべきこと。ラブたちは、そっと見守ることにしたの。
次の朝、公園へ行ったせつなは…。
以上公式のあらすじ。

お話は、せつなが一番気にしている、以前イースとして人々の幸せを奪った事を乗り越えるという話なんだけど、
これはせつなさんの存在の根底に関わる部分なので、こんなあっさりと終わらしてしまうのはどうかと思うがなぁ。
まぁ、今後、こういったせつなさんへの精神攻撃がちょいちょいあるのかもわかりませんが。
お話の展開としても、あんまりトラウマに苦しむせつなさんという所がなく、
ま、悪夢に苦しんだり、以前悪いコトしたたけしと犬と出会って困惑したりというのはあったけれど、
上記したように、その辺のトラウマはせつなさんがキュアパッションである事の根底なので、
もっともっと苦しめて、せつなさんが逃げて足掻いて、という所を見せておいて、
そこから周りの助力もあり彼女が這い上がっていく様子を見せていって欲しかったな。
また、この話だけで終わらさず、今後のひとつの課題として残しておいても良かったかもしれないなぁ。
そういった部分で、今回のお話はちょっと残念であった。

他、気になった所としては、せつなとラブだろうか。
朝食のシーンで、生まれ変わって嬉しいはずなのに胸が痛いと、胸中を告白するせつなに、
ラブは黙って彼女の話を聞き「やっと相談してくれたね」として「胸が痛いのはイースでなくせつなだから」と、見事な説得をするのである。
それ以外にも、サウラーのイースナケワメーケを見て思わず逃げ出そうとするせつなさんに、
不幸はいつだって幸せに生まれ変われるってせつなが一番よく分かってると、見事な主役っぷりを発揮するんですよね。
もちろんここはとても良いシーンではあるのだけど、前回の感想だかで言ったように、見事な主役過ぎて面白味に欠けるな。
ここまで見事にせつなの悩みを解決する方向へ持っていかれてしまうと、完全無欠のように見えてしまって、まるで鉄壁の要塞のよう。
これでは今ひとつ彼女に感情移入できないのだが、メインターゲットとしてはどうなんだろう。
大ヒットをとばしたプリキュア5ののぞみを考えると、やはりどこか共感できるような部分があっても良いような気がしますな。
ラブにはもうちょっと可愛げが欲しい所です。
他、どーでもいー所としては、たけしとかいうガキなんですけど、馴れ馴れしくね?
あんな美人のおねーさんに囲まれて気後れしないどころか、せつなさんに甘えて犬の調教を手伝わせるなんて、
きっとコイツは、将来稀代のホストかジゴロになるに違いない(笑)。

今週のまたみてねはグラサンな西の人で「夏」でした。西の人、楽しそうだな(笑)。
次回はみんなで夏合宿みたいですごく楽しそう。楽しみだなぁ。


第26話 4つのハート!私も踊りたい!!

OP、ED替わりましたな。
OPは曲のアレンジ&微妙なパッション差し込みで、EDは曲も替わり、また見事なポリゴンがダンスしております。
お話の方は……白ブッキーだ(笑)。

そんな今回のお話は…
ダンスレッスンを再開したラブたち。でも1曲踊っただけでバテバテ。
そこでラブたちは、真夏のダンス合宿をすることにしたの。
でも、せつなはダンスに消極的。それでもラブに誘われて、いっしょに海辺の合宿所へ向かったわ。
アカルンの力を使えば、瞬間移動ができる。合宿所へもアッという間!
だけど、「やっぱりダンスはできない」とせつなは寝室へこもってしまった。
そんなせつなのもとへ、祈里が訪ねてきたの。
最初は自分も踊る自信がなかったこと、ラブの誘いを断っていたことを話す祈里。
すると、せつなもダンスがイヤなわけじゃないことを打ち明けたわ。
その頃、外には巨大な浮き輪のナケワメーケが出現していた!
以上ABC公式のあらすじ。

お話はあらすじ通り夏のダンス合宿に行くという話で、ダンスの事や、楽しい日常、アカルンの特殊能力、
4人の友情、アホな西の人、白ブッキーなど色々ある中、見事にまとまっており、とても楽しませてもらった。
まず、ミユキさんにせつなを紹介するアバンから、合宿へ行く事にするまでの件だが、
大人であるミユキさんがかわいい天然(?)を見せてくれるのはいいとしても、
自分が4人目のプリキュアでなかったっていうのは、案外、がっかりしていたんじゃなかろうかね(笑)。
そして、夏合宿に行こうと言い出すミユキさんは、ただ単に自分がラブ達と遊びたかっただけなんだと思うぞ。
だってトリニティの残りの二人来てねぇし(笑)。
そして、アカルンの特殊能力「瞬間移動」という、これまでに無いとっても便利な機能で、
みんなの忘れ物を取りに行くはめになる我らがせつなさんは、蒼い人が言うようになんだかんだ言いながらとっても楽しそうだよな。
特にはビーチボール忘れたというラブに、それ特訓に必要?などと文句をブーたれながらも取りに行って、
結局見つからず帰ってきたら、実はちゃんと持って来ていたラブに、もう獲りになんか行かないわよと、
ビーチボールを投げつける辺りは、せつなさんがせつなとしてみんなの中にとけ込んでいる様子が分かりニヤニヤしてしまう。
その後のダンスの話では、やっぱりダンスは出来ないと言い出すせつなと、あからさまに(笑)何か含みのあるブッキーという所では、
心優しい白ブッキーが、ラブのようにダンスやろうやろう!と押し切るのではなく、
しっかり自分の経験談を聞かせた上で、実にやんわりと説得しているのが彼女らしく印象に残った。
今回の最初からせつなさんが読んでいた本が、実はダンスの教則本とわかり、ちょっと一緒に踊ってみようよと興味を誘って踊らして、
ダンスの楽しさを実践で分からせて、人前で笑顔になるのが苦手と言ったせつなさんを笑顔にさせる、優しい白ブッキーが見ていて気持ちいいな。
それと、ちょっと興味深かったのが、せつなさんがダンスに興味を持ちながらもやりたがらない理由のひとつとして、
ラビリンスには音楽も踊りも無かった事をあげていたが、管理国家ラビリンスは普段みんなどんな事しているんだろうな。
黙々と仕事して、終わったら帰って寝るだけの繰り返しみたいなのかなー。それにしちゃ、イースさんや西の人とか、すげー個性が出まくりなのだが。
ま、それはそれとして、白ブッキーの説得と、みんなとお揃いの練習着をせつなにプレゼントした事で、
せつなさんが一緒にダンスやると言い出して終わるのだが、「ありがとう、いのり。ううん、ブッキー」というせつなに、
「うん!せつなちゃん」と返すんだけど……。
ここまで、今回の感想でわざわざ頭に「白」を付けて「白ブッキー」と呼称していたのは、
私の中で、ブッキーはどうにも腹の中に黒いものを持っているような気がして、上記の件も、割といきなり感のあるせつなさんの「ブッキー」に対して、
私は即座に
黒ブッキーが「はぁ?馴れ馴れしく呼んでんじゃねぇよ!」と言うんじゃないかと思ったのですよ(笑)。
ほら、ただでさえ、ブッキーは大好きなラブとひとつ屋根の下に暮らす事となったせつなさんに、
何かしら思う所があるはずなので(脳内設定です)、腹に溜めた黒いものが噴出しそうだなと思ったんですけどねぇ(笑)。
今回はブッキーがあまりに白過ぎて、どうにも黒い部分を逆に想像させられてしまったですよ。
ってゆーか、ラブ達3人はあんまり個性がはっきり別れていないので(見かけ的にははっきりしてるけど内面的にの話)、
ブッキーには白ブッキーと黒ブッキーくらいの二面性があった方が、個人的にはおもしろそうだと思ったよ。
まぁ、この枠的には絶対にそんな事はあり得ませんがね。

今週のせつなさん
上記の通り、ラブ達にとけ込んでいる様子が微笑ましい。
というか、いじられキャラ(笑)として、さっそくそれっぽい「忘れ物とって来い!」という、ラブ達のいじりっぷりがステキだ。わかってるネ!みんな(笑)。
それと、アカルンの特殊能力ですが、これまでの食い物出すとか、着せ替えとか、
動物の声が聞けるとかに比べてエラいすごい力なのだが、こんなすんごい事出来ちゃっていーのだろうかね。
その件でちょっと気になったのは、せつなさんが全く知らない場所である合宿所にも行けてしまうのは、どーゆー理屈なんでしょうねぇ。
そーいえば、全然関係ないけど、せつなさんって学校どーするつもりなんでしょうか?

今週のラビリンスってゆーか西の人
海へ行こうとして山へ行き(電車でかよ/笑)、川を泳いで下ってと相変わらずなバカっぷりがステキ。
この人もイースさんと同じで、こっちに来てから色々なものに触れて、こっちの世界を気に入っているんじゃなかろうか。
ラビリンスにいるよりも、きっとこっちの世界で暮らした方が、西の人も楽しいと思うんだ。

今週のまたみてねは「ラブ達とオードリーで来週のトゥース!」でした。わざわざ描き起こしたのかな?
前シリーズから始まった、夏休みお友達シリーズというべきか、次回はそのとき流行っているタレントを招集する話。
オードリーには全く期待するべくもないが、せめてお話的におもしろい所があって欲しいなぁ。


第27話 夏だ!祭りだ!オードリー!!

夏休みお友達シリーズ第2弾は「オードリー」のおふたり。

そんな今回のお話は…
今日は、年に1度のクローバーフェスティバル。四つ葉町で行われるお祭りに、ラブたちはウキウキ。
今年の目玉は、トリニティと人気絶頂のお笑い芸人オードリーを迎えて開くダンス&漫才コンテスト。
ラブたち4人は、ミユキを驚かせる計画を立てたの。それは内緒でダンスコンテストに出場すること。
ところが、なぜか漫才部門にエントリーされていたわ。仕方なく、漫才に挑戦する4人。だけど、まったくウケない…。
最後に、オードリーが登場するとお客は大爆笑。
その直後、客席にお面のナケワメーケが現れた!すぐにオードリーを逃がそうとするラブたち。
それなのに、「みんなの笑顔を奪ったあいつが許せない!」と、オードリーは動こうとしない。
以上公式のあらすじ。

第1弾は去年のプリキュア5GOGOのたむけんです。
ま、そんなわけで、今年もその時人気のある芸人呼んで、視聴率稼ごうって腹なわけですが、
お友達はともかく、我々大きなお友達としてみたら、こんなんやるよりもラブ達をもっと掘り下げていただきたいのが正直な所。
お話としても、特に面白味のあるお話ではなく、ゲストさんをよいしょよいしょするお話なのでなーんもない。
だいたい、ダンス大会に出る予定であったラブ達が、シフォンの力の所為で漫才大会とのエントリー用紙がごっちゃになってしまい、
漫才大会に出るはめになってしまい、棄権しようという蒼い人に、私たちが出ないと困る人がいるとか言うラブはどうかしている。
そもそも、入れ替わっているという事は、漫才大会に出る予定だった人がダンス大会に出場するはめになっているので、
ここでラブ達が漫才を強行するのは間違っている。
無論、正解はスタッフに言って間違っている事を伝えなくてはならない。
というのが普通であるので、どうにも話に乗り切れん。まぁ、ラブ達とオードリーを会わせないといけないので仕方ない事ではあるが。
と、そんなわけで、お話としては特に何も書く事はなく、敢えて言うならば、
当然オードリーのふたりは声優としてへたくそなので、聞いていてけっこうゲンナリする。特に若林が。
いったい誰の都合でこういうゲストを入れる事になっているんでしょうねぇ。作品のクオリティをわざわざ下げる事ないのに。
今回の見所としては、このフレッシュプリキュア!としては意外といい動きであった戦闘と、以下のせつなさんくらいであった。

今週のせつなさん
せつなさんに限らずですが、今回はお祭りということで、みんなの浴衣姿が良いですな。
さて、そんなせつなさんですが、無知で無垢な天然がさりげなくいい感じでありました。
オードリー春日の「夢であった時以来ですね」に「会ってませんけど……」と返すし、
急遽行う事となった漫才に「みんなに笑われないようにがんばるわ!」とか意気込むし、
漫才はネタの前フリが分からず、蒼い人を本気で心配してしまったりと、無知で無垢が故の天然が愛らしい。
どーでもいーけど、タルトの考えたネタはサブすぎるだろ。なんだよスイーツギャグって。

今週の西の人
お祭りは楽しんでいただけたようで何よりです(笑)。戦闘中に焼きそば作るなよ!(笑)

今週のまたみてねは「ラブのおじいちゃん」でした。


第28話 大切な記憶!おじいちゃんとの思い出!!

まぁ、お盆だしな。

そんな今回のお話は…
せつなと商店街の写真屋さんへ行ったラブ。そこには、おじいちゃんといっしょに写った家族写真が飾ってあったわ。
おじいちゃんが生きていた頃は、ラブの家は畳屋さんだったの。
それは10年前のこと。なつかしいけど、大好きなおじいちゃんのことをあまり覚えていないラブ。
ショックなラブは、せつなや美希、祈里といてもぼんやり。
「もう1度会いたい!」。そう思っていたら、カメラのナケワメーケが町で暴れだしたわ!
プリキュアに変身して、ナケワメーケに立ち向かうピーチたち。
ところが、ナケワメーケのフラッシュをピーチが浴びてしまったの。
気を失ってしまったピーチ…。 気づくと、ラブは4才の姿に。そしてそこには、大好きだったおじいちゃんが…。
以上公式のあらすじ。

放送が8/16だからなのかどうかは知らないが、亡くなったおじいちゃんのお話。
なんだけど、特に面白味のある話ではなかったな。
ラブの精神が思い出の世界へいってしまって……な展開なんだけど、ちっこくなってしまったラブが、
現在の情報を知ってその姿なのか、そうでないのかがすごく曖昧で、
14歳のラブがせっかくちっこくなっておじいちゃんに会えたので、4歳の自分を演技している様に見えてしまったよ。
なので、おじいちゃんとラブという所で今ひとつ乗り切れんかった。まぁ、何か大した事があったわけでもないですしね。
今回のお話の内容としては、おじいちゃんの思い出を忘れてしまったラブが思い出を思い出すってだけだしな。
ラブの他の3人も特に絡む事もなく、お話としては寂しい限りであった。
次回のカオルちゃんのお話の方が楽しそうだ。

さて、そんな今回でありましたが、ラブの家庭事情がちょっと分かったのはちょっとおもしろかったな。
ラブのじいちゃんは畳職人で畳屋なのだけれど、ラブと父は婿養子だったようで、サラリーマンの父に強引に跡を継がせるのは如何なものかとして、
自分の代で(何代続いていたかは語られなかったが)閉めてしまったようで、クローバーストリートタウンに住まいながら、
蒼い人やブッキーの家とは違い、ラブの家がお店をやっていない理由をここで示してきた。
それと、「ラブ」というかなーり奇抜な名前を付けたのがじいちゃんで、その理由も語られ、
広い世界でたくさんの人に愛される様にという事だったんだけど、それにしても名前に「ラブ」はないだろうと思うがどうか(笑)。
父や母が名付けたのならまだしも、昔気質なおじいちゃんがそんな名前付けるとは、ちょっと思えないよなぁ。
そんな所も今回乗り切れなかった所のひとつではあった。

今週のせつなさん
あまり出番無し。なのだが、自分の質問の所為で、ラブがじいちゃんの思い出を覚えていないことがわかり、
悩んでしまう彼女に「私の所為なの?」と聞いてくる辺りはらしくて良かった。
蒼い人がいう様に、4歳の頃の事なんて、ほとんど覚えていないものだし、なによりせつなさんはあまり関係ないので、
そんな気にするような事ではないのだけれど、なにぶんこの世界での経験値がほとんど無いせつなさんが、
気にしてしまう辺りにその背景が見えてとてもせつなさんらしかったな。
しかし、思い出云々を考えると、今回の展開としてみたら、ラブがやられてしまうよりかは、
小さい頃のラビリンスで育ったせつなさんが思い出の世界に入った方が、おもしろかったかもしれませんな。
今、ラブ達と幸せな思い出をたくさん作っているであろうせつなさんと、
思い出したくないであろうラビリンスのイース、という所で苦しむ彼女を演出できたかもしれない。
そういった事を考えると、今回のお話はちょっともったいなかったかもしれませんな。
まぁ、もうキュアパッションになってしまったせつなさんに、あんまり過去のラビリンスという所を見せたくないのかもしれませんが。

今週の西の人
かき氷を喰らってアイスクリーム頭痛を起こしていました。
こちらの世界をご堪能頂いているようで何よりです(笑)。
それにしても、私って生まれてこのかたアイスクリーム頭痛になった事ないんですよねぇ。
ホントにマンガやアニメみたく頭がキーンってなるの?

今週のまたみてねは「号泣するタルト」でした。


第29話 謎だらけの男!カオルちゃんの正体!?

まぁ、そんなこったろうと思ってましたが。

そんな今回のお話は…
カオルちゃんがいなくなった!いつもの公園にドーナツカフェのワゴン車もない。
心配するラブたちの前に、迷子の少年、ジェフリーが現れたの。
テレビのニュースで、ジェフリーがメクルメック王国の王子だと知ったラブたちはビックリ!
王国の宝石「ポセイドンの冷や汗」を持ち出して、両親のもとから家出してきたみたい。
すると、ラブたちは何者かに連れ去られてしまったの。
倉庫にとじこめられてしまったラブたちとジェフリー。しかも、みんな気を失っている。
大ピンチのラブたちを助けようと、後を追ってきたのはナント、カオルちゃん!
実は、カオルちゃんはメクルメック王国から王子さがしの任務を受けていた!
以上公式のあらすじ。

フリーランスなエージェントかと思いきや、結局謎の人物であるのはまぁ、
冒頭書いたようにそんなこったろうと思っていたのでいいとしても、この人の正体は最終的にわかるんですかね?
ほのか様のおばあちゃまのように謎は謎のままで終わりそうですけど。
ま、それはそれとして(それはメインなんだけど)、今回のお話としましては、
上記、そんなこったろうというのもありまして、特に何がどうという事はなかったのですが、
家出王子と家宝を気にする国王を、最終的に家族愛でまとめるあたりは、この枠らしい情操教育にいいお話であったのではなかろうか。
まぁ、大きなお友達としてみたら、なんて事のないお話なんですが(笑)。

今回としましては、それ以外がなかなか興味深く、いままでそれらしき所のなかったラブが英語が全くダメであったり、
家出王子の笑顔にホニャホニャする四人であったり、説教するせつなさんだったりと、なかなか見所がある。
ラブに関しては、お約束ではあるものの、それまで勉強不得意という所は全く見せてなかったので、
そんなんであるのならば、これまでにちょいちょいそーゆー所は見せて然るべきなのではないかと思ったよ。
元々そういう設定なのかもしれないが、今ひとつラブ達(せつなを除く)は、細かい設定が見えてこないのがもったいない。
そういった某があってこそのキャラクターへの感情移入であろうかと思う。
それに伴ってのホニャホニャする四人なのだが、ここで差別化が図られたのがせつなだけであり、
ここを見ても、やはりラブ達三人は各々の個性を出していって欲しい所で、
やっぱりどうしても三人が似たり寄ったりに見えてしまうんだよなぁ。
その辺のことはずっと前から言っているけれど、ここまで何にもないとワザとそうしているのかもしれないなどと思ったが、だとしても理由がないな。
さて、最後はせつなさん関係なので以下のコーナーへ。

今週のせつなさん
ホニャ顔のせつなさんも愛らしかったのですが、個人的には家出王子に説教するせつなさんが見ていて興味深かった。
どうも自分と重ねて見た部分があったようで、「必要ない人間などいない!あなたが勝手にそう思っているだけ」や、
悪い事をしたと認める勇気があるのなら、それ以上にいいことができる勇気も持っているはずなどは、せつなさんが言うと説得力があるな、視聴者的に。
せつなさんの心情としても、ラビリンスの一員として悪事を働いた後、プリキュアとして生まれ変わったという事があるので、
似たような境遇でありはすれども、程度の軽い事で落ち込んでいる小僧にイラッとしつつも、なんとかしてあげたいと思ったんでしょうね。
ちなみにそこで、恥じ得にキツい事いうせつなを止めようとする蒼い人を制止するラブがなにげに良い。
ラブは上記辺りをピンときて、せつなの言わんとしている所をすぐにキャッチする辺りは、
普段のバカっぽさから一転し、主役らしい所が良いのだけど、ラブって時々すごく達観しているような時があるのよね。
その辺が完全無欠の主役みたいで、面白味が欠けるんだよなー。
どうせならここは、ラブと蒼い人に「そんな言い方って!」と言わせておいて、
白ブッキーに「待って!ここは様子を見ましょう」と制止させた後、せつなさんの真意が分かるとした方がおもしろかったかもしれない。

次回はタルトが病気のようで、ブッキーの出番になりそうですな。また便秘じゃないだろうな(笑)。
今週のまたみてねは「カツラタルトとラブとシフォン」でした。


第30話 タルト危機一髪!正体がばれちゃう!?

コメディ回っぽいけどテーマは家族愛。

そんな今回のお話は…
タルトが、お腹を抱えて苦しんでいる。動物病院へ行けば、タルトの正体がばれてしまう。
それなのに、ラブのお母さんが祈里のお父さんの動物病院へタルトを運んでしまったの。
フェレットだと思って診察する祈里のお父さんは、タルトのおヘソがないことにビックリ!
でも偶然、病院に来ていた動物番組のプロデューサーは、“ヘソなしフェレット”のスクープを耳にして大喜び。
すぐさまテレビで生中継を始めたわ。タルトは、病院を逃げ出してドーナツカフェへ。
それでもマスコミは、タルトを捕まえようと追ってくる。
そこへ突然現れた虫取り網のナケワメーケがタルトを奪って行ってしまい…。
以上ABC公式のあらすじ。

まぁ、オチはお話冒頭のアイスで分かってしまうようなものですが、タルトの腹痛から無体な取材に困るラブ達に、
迷惑よりもタルトを気にするラブ達の友情と、ペットも家族の一員であることを通しての家族愛、
そして、そこからオチへと繋いでいて、お話の流れとしては色々ある中で見事にまとまっている。
と、思ってEDクレジット見ていたら演出はプリキュア5の映画の監督をやっていた長峰達也氏であった。
長峰氏はともかく、お話としてはさして面白いモノではなかったのだけど、
上記の通り、ただタルトの正体がバレそうになってというドタバタだけで終わらせないようにしてある事に感心したし、
タルト云々よりも、むしろそのタルトを心配するラブ達や、まだ中学生では対応できないようなウザイマスコミから子供を守る親達、
という所をさりげなくメインに持ってきている辺りは、この枠のアニメとして素晴らしいだろう。
特にラブパパなんかはサラリーマンなのに、日中に娘の危機に助けにくるんだからいいパパである。
まぁ、職業がらそんなに忙しくないのかもしれんが。(いやそれはカツラメーカーの方々に失礼だろ)
しかし、そんな中、やっぱりと言うべきなのか何故かと言うべきか、蒼い人こと美希の父親は来ていなくて、
複雑な家庭事情が窺えるのだが、美希ママは相変わらずとぼけた人(笑)なので、あんまり気にならないように配慮してあるのかもね。

さて、今回ちょっと気になったのはブッキー。
ラブママがタルトをブッキーの言えである動物病院に連れて行ってしまったため、すれ違いにいなくなってしまったタルトを探すシーン。
ブッキーはポリバケツの中をのぞくのよね。ブッキーはタルトをゴミをあさるようなヤツだと思っているのでしょうか(笑)。
それとブッキーは便秘ネタが好きなようで(笑)。
それはまぁ、冗談ですけども、タルトの正体云々の話になって、ブッキーは獣医である父を誤摩化せないとして、
タルトが妖精であることを喋ってしまおうとするんですよね。
喋ってしまったとすれば、そこから経緯を話さなくてはならなくなるのは必至で、
プリキュアが自分達である事も喋らなくてはならないかもしれないのだけど、
でもバレる嘘をつくくらいならと全てを明かしてしまおうとする真面目な白ブッキーが印象に残った。
それに伴って、タルトの特異性に気付いたブッキーパパはレントゲンで何かに気付いたようですが、
案外、ラブ達の両親は何らかに気付いているのかもしれませんね。
美希ママやラブママなんかは結構天然なのでわかりませんけど、ラブなんていきなりタルト飼い出したり、
せつなを家に住まわせたりと、何で突然……な事をしているのでさもありなん。
その辺はなにか展開したりするのかしらね。

それと、ちょっと戦闘で気になったのだけど、網ナケワメーケに捕われたタルトを助けるため、
パインが捕獲網に技をぶち当てて消すのだけど、タルトと犬にはダメージないんだねー。
やっぱり「悪いの悪いの飛んでいけ」と言うだけあって、悪いものだけを浄化している格好なんでしょうか?まぁ、いつもシュワシュワ消えてるしなー。
ということは、あの販促玩具技には攻撃力が無いってことなのかしら。
それに、「悪いの」だけを浄化するのであれば、一体どういった基準で線引きしているのであろうか。
使用者の気分だったりして(笑)。

今週のせつなさん
なんと言って桃園家でのなじみっぷりだろう。もう家族同然じゃないですか。
桃園家の皆さんの想いがあってこそのそんなせつなさんですけども、
個人的なことを言えば、やはりちょっとよそよそしいのが残っているくらいの方がおもしろいと思うがどうか。
そうすればまた、家族関係の話を広げられそうだし。
まぁ、逆に今回の状況でも、激甘百合百合脳を発揮すれば、ラブとせつなはもう親公認ともとれるので、
そーゆーのが好きな人には今回のようなせつなさんは妄想が膨らむかもしれませんねー。
個人的にはちょっとよそよそしい方が、ラブが過剰なスキンシップしてきそうで、そっちの方が夢がひろがりんぐなのですが(笑)。

今週のまたみてねは「そっぽ向くラブと大輔+せつなさん達+タルトシフォン」でした。
次回は「せつなさん学校へ行く」の巻。のようなんだけど、メインはラブと野郎になりそうだ。
野郎なんていらねーつーの。


第31話 ラブと大輔 仲直りのしかた!

なにこの戦闘。誰だよ、この脚本にOK出したヤツは(笑)。

そんな今回のお話は…
夏休みが終わって、今日から新学期。せつなを連れて、ラブはウキウキで登校したわ。
せつなはラブのクラスで注目の的に!だけど、大輔だけはずっと不機嫌そう。
じつは、明日は大輔たち野球部の試合の日。ラブは応援へ行く約束をすっかり忘れてしまっていたの。
大輔は人気者になったせつなに八つ当たり。せつなの悪口まで言い出して、ラブとケンカしてしまう。
あとから大輔のイライラの理由に気づいたラブ。
翌日、ラブが球場へ行くとピッチャーの大輔はピンチの真っ最中!
そこへ、ピッチングマシーンのナケワメーケが現れて暴れだした!
以上ABC公式のあらすじ。

お話は「せつなさん学校へ行くの巻」な話なんだけど、メインは大輔とラブがケンカして仲直りする話。
綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としましては、大輔なんて野郎はどーでもいーことこの上ないので放っておくとして、
となれば、思う所はやはりラブであろう。
ってゆーかラブとせつなさんが良いのだ。さすが親公認で同棲しているだけの事はある(笑)。
せつなさんの事は「今週のせつなさん」で語るとしてラブの方だが、
野郎とケンカ云々は、約束を忘れていたラブの方が悪いんだけど、野郎の方も対応がガキ過ぎるよなぁ。
見ていてどっちかって言うと野郎の方が悪いような気がしてしまうのだけど(ま、実際あんな言い方する野郎がアホなのだが)、
どうせなら、ラブのうっかりさんを強調した方が面白かったような気がしますな。
野郎のバカっぷりがどうにも気に障って、腹いせにせつなさんを揶揄したりするから、まずお前が謝れよと見ていておもってしまうので、
もっとラブが約束を忘れてしまっていた事を強調した方が、その後のせつなさんとのベランダでの語りが活きるような気がします。
しかし、この枠のアニメとして、素直になれないふたりというのはらしくて良い。「らしさ」はやはり大事であろう。
その後のオチや、試合に来て「なにやってんのよ!大輔ーっ!」とハッパをかけるラブはとても主役らしいし、ラブらしさが良いな。
それだけに、ここでもっとラブを強調して、あまり表れていない彼女の個性にスポットライトをもっと当てて欲しかった。
今の所、ちょっとお調子者でいい子ちゃんなフツーの女の子にしか見えないのはもったいないです。

さて、冒頭に書いた戦闘の事ですが、ホントに「なにこれ?」な展開でビックリした(笑)。
ピッチングマシーンナケワメーケの放つボールを「なんとかしなきゃ」で、いきなり野球やりだして面食らったわ。
それに応じてしまう西に人も大概だが(笑)。
いやまぁ、ある意味面白かったからいいけども、もちっとなんかなかったのかとは思うな。

今週のせつなさん
初めての学校で楽しそうなせつなさんでしたが、登校途中で蒼い人とブッキーに会い、
ブッキーの「今日からせつなちゃんも学校なのね」に対し、嬉しさのあまりか「ラブと一緒よ」なんて言ってしまうのはどうか。
きっと後で蒼い人と黒ブッキーに(ラブのいない所で)「なに調子載ってんのよ!」とかいじめられる事でしょう(笑)。
それはさておき、学校でのせつなさんはやはりと言うか、何でも出来ちゃうスーパーウーマンで、
あっという間に人気者になってしまうのは予想の範疇ですが、何かにつけてラブラブと言ってきたり、箒を知らなかったりするのは可愛いな。
しかしそれよりも、今回の見所としては、夜にラブとふたりでのベランダでの語らいであろう。
「素直になるって難しいね」と言うラブに「私は素直なラブしか知らないけどね」と返すせつなさんは、どう見ても恋人同士です。本当にありがとうございました。
これは「私の前ではラブはいつも素直なのよ」的な発言ですよね。こーゆー事言うから蒼い人と黒ブッキーにいじめられちゃうんですよ(笑)。
それにしても、ラブとせつなさんの部屋はベランダが繋がってるだよねー。いろんな事想像しちゃうよ!

今週のまたみてねは「照れ顔のタルト」でした。


第32話 さようなら!タルトとシフォン!!

タルト王子だったのか。つか女がいるのかよ。

そんな今回のお話は…
タルトとシフォンが、突然スウィーツ王国へ帰ることになった。
シフォン、タルト、さようなら・・・。
別れが寂しいラブたちは、タルトたちを見送りについて行ったの。
スウィーツ王国は、驚きの連続。タルトは王子なんだって!それにアズキーナというフィアンセまでいたわ。
そのタルトが、シルコアマの森へ行って、ある大切なモノを取ってくるように長老に頼まれたの。
そこで、ラブたちも一緒に森へ。シルコアマの森は不思議な木や花でいっぱい。
巨大花がラブたちを襲ってきたわ!そして現れた魔人。
何百年も前に閉じ込めたはずなのに、その封印が解かれたんだ!でも誰が、何のために?
魔人の封印を解いたのは、意外にも・・・。
以上ABC公式のあらすじ。

お話はコメディあり、泣かせ所あり、無論戦闘もありで、なかなかバラエティ豊かな内容でなかなか面白かった。
クローバーボックスという販促玩具登場回にしては良く出来ています。
内容としては、世界を救う氏名に夢中なタルトが、婚約者である自分の事を忘れてしまうのではないかと心配したアズキーナが、
重要アイテムであるクローバーボックスを取りに行けないようにするために、
思いあまってシロアマの森に封印してある魔神をよみがえらせてしまい……という内容。
好きだから、一緒にいたいからというアズキーナの思いあまった行動は、
いい子ちゃんばかりのこの枠のアニメにおいて、とても人間臭くてなかなか興味深かった。
また、そんな彼女に対するタルトも、使命と彼女の想い応える姿が男らしく、
彼はちょっとお調子者だが、使命感と正義に燃え、女を守り優しくできるいい男である。間違いなく今回タルトは男を上げたな。
プリキュア達も戦闘でタルトの「ラビリンスと戦うためにプリキュアになったんや」の台詞に対し、
「私たちはラビリンスと戦うためだけにいるんじゃない」「みんなを悪いヤツから守って」「いつも笑顔でいてもらう」
「それが私達の使命!」とプリキュアがただ打倒ラビリンスというだけの存在でなく、
全てを守るために戦っている事をメインターゲットの皆様にアピールし、物語上ではタルトに使命だけで戦っているのではない事、
アズキーナにはその使命は大切な人を守るためである事を諭しており、スーパーヒロインらしい台詞がとても心地良い。

個人的に気になった所としてはラブ達の差別化で、ラブ達というよりかは、せつなとラブ達といった感じだが。
アズキーナという婚約者がいる事にときめくラブ達に対して、反応のないせつなさんだったり、
王との謁見で、はるか遠くにいる王と王妃を見る事が出来たせつなさんなど、
せつなさんとラブ達という所で差別化はしっかりと図られて入るのだが、ラブ達三人はやっぱり似たり寄ったりなのよね。
三者三様の反応があってもいいように思うのだけどなぁ。
元気でお調子者、おしゃれ好き、動物好き以外のカラーがあまり表立って出てこないのはちょっとさびしい。
でも、アバンでのラブや、スイーツ王国に行く前のラブのノリ突っ込みは彼女の可愛らしさが出ていて良かった。
あと、どーでもいーけど、販促玩具と共に魔神に空中に放り投げられたアズキーナは、
その後、販促玩具の力発動とプリキュアの逆転劇があった後に、何も語られなかったんですけど、
あんな空高く放り投げられ落下して無事だったんだろうか?(笑)。せめてタルトが受け止めるくらいのカット作ってやれよ。

ともかく、販促玩具クローバーボックスというオルゴールが出てきまして、
どうやら全ての世界を救う鍵になるとの事ですが、まぁ、忘れた頃に随分と都合のいい使われ方をするんでしょうね(笑)

今週のせつなさん
上記したように、せつなさんは差別化されていて見ていて楽しい。
むしろ主役なんじゃないかというくらい、見事にキャラ付けされているよなー。
そんなせつなさんは、今回ちょっと興味深いことを言っていて、タルトが帰らなくてもいいようにとみんなと相談するシーンで、
せつなさんが出した案は「実はひとりニセモノだったっていうのは?」というものなんだよね。
なんか暗に「自分は本物ではない」と思っているようにとれて、何かしらのフラグかと深読みしてしまうよ。
まぁ、この台詞を他の三人の誰かが言うと、せつなさんに対する当てつけみたいに聞こえなくもないので、
せつなさんに言わせたのかもしれませんがそれはそれ。
それにしてもせつなさんは、敵から仲間へという事もあってかすごい推されようで、ここという所を用意されている。
その所為なのか、それともワザとなのかは知らないが、四者四様ではなく、ラブ達とせつなさんという括りになっているような気がしますな。
ま、せつなさん好きとしては良いのだけれど、やはりプリキュアは個別の個性が合わさって大きな力を得て欲しい所ではある。

今週のまたみてねは「怖がる蒼い人5態でま・た・み・て・ねー!!」でした。
次回はめずらしい組み合わせ(?)で「美希とせつなのこわいもの!」ということなんですが、
予告で蒼い人の怖いものを盛大にばらしているんですけど……。


第33話 美希とせつなのこわいもの!

タコじゃなぁ。
それはともかく、日常パートや話の流れはとても良いです。

そんな今回のお話は…
今日はみんなでお買い物。目的は美希がオーディションで着る服えらび。
ところが、ラブも祈里も行けなくなったの。美希はせつなと初めて2人きりに。
会話は弾まないし、美希が服をえらんでも、せつなは納得しない。気まずい空気で店を巡って2人はクタクタ。
そんな時、ふと通ったタコ焼き屋で、タコを見た美希が悲鳴を上げて逃げ出したの。
じつは美希はタコが大の苦手。自分を情けなく思う美希に「誰でも1つくらい怖いものがある」とせつなは話しかける。
そして、せつなも自分が怖いものを告白する。せつなの言葉が美希の胸にしみる。
その頃、ナケワメーケ化したタコの模型看板が暴れだす。美希は怖くて変身できない!
以上公式のあらすじ。

お話としては、視聴者的に見てもあんまり仲良さそうじゃない(笑)蒼い人とせつなさんの買い物話から怖い者はなし、
そして戦闘での口上でそれが活きる割と見事な流れ。さすが成田良美。
日常パートは視聴者の期待を裏切らない(笑)上手く噛み合ないふたりが見ていて可笑しく、
蒼い人がなんとかしようしたり、服選びも、お世辞ひとつ言わないせつなに疲れてしまったりするのは予想の範疇ですが、
せつなさんが美希の選んだ服にはっきりとダメ出しするのは、自分としてはちょっと意外であった。
が、これはこれでとてもせつなさんらしく、蒼い人に投げかけられた会話に対し、
一言で終わらせてしまう辺りがラビリンス出身のせつなさんっぽくておもしろい。
それに蒼い人が「会話が続かない……」とやきもきして表情がくるくる変わるのも愛らしい。
が、それよりも、ここでそういうやりとりがあって「いつもブッキーやラブはなに話していたっけ?」と続くならば、
普通に会話が成立しているブッキー、ラブとせつなが会話している様子を見せて違いを提示すればいいのに。
ラブは真面目なとき以外は結構アホっぽいので、(天然で)バカなこと言って突っ込まれたり笑われたりしてそうだし、
ブッキーはきっと、ぽや〜んとした何でもないことを延々と話して、せつなさんは真面目に聞いて「ふーん」「へぇ」「そう」と、
延々と相づち打ってそうだしと、三者三様の違いを見せられるのになー。
やっぱりラブ達三人とせつな、という括りに感じてしてしまって、ちょっともったいない気がします。

個人的な所では、戦闘でそれまでのせつなさんの行動が活きたこと。
西の人の「裏切り者のイースはまたお前たちを裏切るかもしれないぞ」の台詞に、
日常パートのことを踏まえた上で、真面目で正直で優しいせつなを認識するベリーは、
それまで今ひとつ噛み合なかったふたりが、ここでとても深く結びついたことが分かる良いシーンであった。
戦闘が「おまけ」にならず、そこまでの流れを踏まえた上に成り立っている流れが見ていて気持ちが良い。
あと、どーでもいーけど、カオルちゃんの店にいた女の子3人は、りんちゃん、ほのかさん、莉奈もどきでしたね。
フレッシュプリキュア!は、たまにこーゆー事してくれるから嬉しい。

今週のせつなさん
上記のしたように日常パートでのせつなさんは、自分としたらちょっと意外であった。
私はせつなさんが気を使い過ぎてしまい、お互いそんなんだから、余計に気まずくなってしまうのではないかと思っていて、
それは、大方の予想の通り、せつなさんの怖いもの「ラブ達がいなくなること」にかかってくるのだろうと思っていたが、
その辺はさすが成田良美、見事な話の構成力である。
日常パートは見てみれば、それよりも今回の方がとてもせつなさんらしく、蒼い人とのやりとりが見ていて楽しい。
そんなせつなさんですが、ちょっと気になったことを言っていて、蒼い人の「普段どんなお店に行く?」に対し、「ラブが行くお店よ」と答えるんですよねー。
その後、「行ってみたいお店ある?」には「別にないわ」と、ばっさりですよ。
もうこの辺りからもラブとせつなさんの新婚生活が垣間見えるような気がしませんか?
せつなさん的には「ラブの行くお店ならどこでも楽しい」ってことなんでしょうよ。
きっと家でふたりはいつもイチャイチャしているんだろうなーくそー。その様子を見てみたいよ!

今週のまたみてねは「ハイタッチするラブとせつなさん」でした。
次回はインフィニティが現れるとのことですが……もう?早くね?


第34話 インフィニティ現れる!明日を取り戻せ!!

おお、意外な展開。

そんな今回のお話は…
ラブとせつながジャガイモをたくさん買ってきた。明日の夕食は、せつなが作るコロッケ!
ラブのお母さんが、せつなにコロッケ作りを教える約束をしたの。
ゴルフ大会へ行くラブのお父さんも「飛んで帰ってくるよ」とうれしそう。美希のママは、明日からハワイへ。
祈里のお父さんが立ち会っている牛のお産も、明日には子牛が生まれそうなんだって。
みんな明日を楽しみにしてる。それなのに、なぜか朝にならない。明日が来ない。
人々はみんな不安で不幸のゲージがどんどんたまっていく。きっとラビリンスのしわざだ。
すぐにプリキュアに変身するピーチたち。
ところがサウラーとウエスターが、ナケワメーケを2体も出現させて総攻撃を仕掛けてきた!
大ピンチのプリキュア。そして、ついにインフィニティが…。
以上公式のあらすじ。

お話としては、インフィニティとFUKOのゲージ、メビウスの目的などのプリキュアが戦う理由をおさらいし、
インフィニティをラビリンスにとられるとヤバいよねーということを再提示しておいて、
FUKOゲージが溜まりインフィニティ出現!……ってシフォンがインフィニティだったのかーっ!!ってところで引っぱった。
と、いうわけで内容的にはインフィニティ=シフォンってだけの話で、さしてどうこうという所はないな。
でもまぁ、GOGOみたいに最後の最後まで目的のものがなんだか分からないよりかは、こうやって早めに展開していった方が良いだろう。
これなら設定を投げっ放しジャーマンされることはおそらくないだろうし。
この辺の本編の話は、どうがんばってもプリキュア達が勝つに決まっているし、
シフォンのことも、なんだかんだで上手いことするであろうから、その分かりきっていることをどう見せるか。
それが腕の見せ所だし、楽しみな所だ。
今回は内容がないのでそんなものなのだが、個人的な所としては桃園さんちのせつなさんが気になるので、以下のコーナーにGOだ。

今週のせつなさん
相変わらずのなじみっぷりと、親公認カップルっぷりがステキ。
ラブの両親に「せっちゃん」と呼ばれていてちょっとビックリしちゃったよ(笑)。
コロッケの作り方をママンに教わる云々の話は、仲の良い嫁姑の様でほっこりしてしまったですよ。
と、いうことは、やっぱりせつなさんがお嫁さんってことでいーんですよねー。
それと野菜袋詰めの件も、ピーマンが嫌いという意外な一面を見せてくれるし、
「好き嫌いはダメよ」とラブに言われ、ほおをぷくっと膨らませて、ラブの嫌いな人参をつめる辺りも可愛い。
それにしても、その後の夕食シーンでの家族の会話を見るに、せつなさんは随分ご両親から愛されているようでなによりです。
まぁ、でも個人的なことを言えば、あっさり家族の仲間入りしているのはもったいなく、どうせなら、ご両親に気に入られようとするせつなさんであったりとか、
同棲し始めた当初にすごく他人行儀であったりとか、そーゆーイベントがあれば面白かっただろうにと思うな。
行く当てのないせつなさんを自分の家に住まわせるというのは、結構家庭にとって大事なので、
その辺のせつなさんがなじんでいく様子はしっかり描いていった方がよかったんじゃないのかな。
まぁ、抜けている分、こっちが妄想力を働かせることが出来ていいのかもしれませんが。

どーでもいーけど、蒼い人のお母さんであるレミママは、蒼い人の母とは思えないくらいかるーい感じで、
子供と店を放ったらかして、友達の住んでいるハワイに旅行しにいくんだから結構なお人である。
が、これはこれでこの人のチャームポイントであり、その個性がおもしろい。
蒼い人もこれくらいお茶目な所があってもよかろうに。きっと蒼い人はお父さん似なんでしょうね
蒼い人のパパはまだ出てきていませんが(というか弟も忘れられているよな/笑)、すっごい真面目で完璧主義者っぽいよね。
きっとレミママはそんなんが嫌で離婚しちゃったんだよ。とか妄想してみる。

今週のまたみてねは「西の人と南の人、空に小さくインフィニティ」でした。


第35話 シフォンの隠された秘密!

うわぁ、なんてことのないお話。

そんな今回のお話は…
ラビリンスがさがしているインフィニティの正体は、シフォンだった!!
ラブたちは突然消えてしまったシフォンのことが気になって、授業も手につかない。
そんな時、スウィーツ王国の長老が現れたわ。シフォンの秘密をおしえてもらうラブたち。
話を聞いたラブは、じっとできずにシフォンをさがしに飛び出してしまう。
でも、サウラーとウエスターがラブたちより先にシフォンを見つけてしまう。
シフォンがラビリンスにつかまっちゃう!
そんなとき、ラブはシフォンを呼び戻せるかもしれない方法をためしてみる。
以上公式のあらすじ。

うーん。お話としては前回のラストでインフィニティになってどっかにいっちゃったシフォンが戻ってくるだけの内容。
一応サブタイ通り「シフォンの隠された秘密」とやらをスイーツ王国の長老が話してはくれたんだけど、
流れ星で落ちてきた、予言の書を見たら悪いヤツがそれを手に入れると3日で世界が滅ぶ、
なので伝説の戦士を復活させプリキュアに守らせる、という流れを説明しただけなので、隠された「秘密」を説明したわけではないよなぁ。
シフォンが何者でどこからきたのかとか、インフィニティに関しては、なーんも語られてはいない。
今回のお話としても、探した、オルゴール回した、戻ってきただけで面白味と言う点でなんもないし。
それに消えたシフォンが「おもちゃの国」に行っており、映画の宣伝?かと思いきや、おもちゃの国でどうこうなるわけでもなく、宣伝としても微妙だしで、
上の方から「映画の公開も近いので、ちょっとそれっぽいの入れてよ」と言われ、苦心したのではないかと勘ぐってしまうよ。
と、いうわけで、今回はホントになんもねぇよ。強いて言うならば、戦闘がちょっと良く動いていたくらいで。

けども、最後にちょっと気になったことがありまして、最高幹部ノーザさんがちょろっと出てきたんですけど、
その時にラビリンス総統メビウス閣下が「インフィニティの奪回に失敗した」と言うんですよ。
【奪回】(名・他サ)うばいかえすこと。「陣地をーーする」(三省堂 国語辞典 第三版)
と、言うことはだ。インフィニティは元々ラビリンス製である可能性があるわけだ。
というか、言葉通りならラビリンス製でなかったとしても、一時はラビリンスが所有していたと考えるのが妥当だろう。
そう考えるのならば、誰かがラビリンスから逃がしたということになりますな。
案外その誰かはせつなさんのご両親だったりしてなー。ということで以下のコーナーへ。

今週のせつなさん
今回としてはせつなさん的にも何にもないわけですが、上記の流れとして、せつなさんのご両親のお話って出てきてないんだよねー。
これまでラブ達三人には、家族のお話ってのはちょいちょいあったし、家族愛という所も見せてきたこともあって、
せつなさんのご両親についてラブ達が言及しないってのはちょっとおかしい。話にあがってもよさそうなものだし。
そんなわけで、上記のような流れでご両親のお話が展開しないかなーと思っているんですが、どーなりますか。
まぁ、たぶんそんなことにはなりそうもないですけど、同棲しているラブとしては、
ちゃんとご両親にご挨拶しないといけないんじゃないですかねー。娘さんをください的な(笑)。

今週のまたみてねは「ノーザさんのニヤリとした口元でまた会いましょう」でした。
ノーザさんどんな人か楽しみだなー。
あ、そういえば、FUKOのゲージはもう満タンになっちゃってインフィニティ出現したから、もう必要ないのかなー。


第36話 新たな敵!その名はノーザ!!

北の人、悪そうだなー。

そんな今回のお話は…
シフォンが帰ってきてくれた!そのシフォンが、よちよち歩きを始めたわ。
ラブは大喜び。さっそくシフォンを外へ連れ出すことにしたの。
着いた先はラブたちが小さい頃“どんぐり王国”と呼んでいた公園。落ち葉に隠れたどんぐりを“宝物”と言って探すラブ。
それを見てタルトもシフォンもどんぐり探しに夢中になるの。
そこへウエスターとサウラーが現れたわ。どんぐりに、2枚のカードを投げつけて、2体のナケワメーケを出現させた!
ラブたちは、プリキュアに変身してナケワメーケに立ち向かう。
そんなとき、綺麗な女の人が近づいてきた・・。ラビリンスの最高幹部ノーザ!
以上ABC公式のあらすじ。

お話としては、戻ってきたシフォンと公園に遊びにいったら、ラビリンスの方々が現れて戦闘している所に、
ノーザさんが登場し、新たな僕「ソレワターセ」を出現させる。
ソレワターセはこれまでのプリキュアの技に効果が無かったが、クローバーボックスとシフォンの力で何とか事無きを得る。
強かったソレワターセと最高幹部ノーザに一抹の不安を覚えるのであった。という内容。
お話の流れとしては良く出来ていて、最初にシフォンの成長と幸せな時間を見せておいて、
突然のインフィニティ発現や、ラビリンスの登場でBパートに引っぱり、
その後は、一旦戦闘でプリキュアの優位を見せるが、最高幹部ノーザのあからさまに悪そうな演出と、
ナケワメーケよりも強力なソレワターセがプリキュアの技を破る事で、今まで以上の大きな敵という所を印象づけている。
そこからのクローバーボックスとシフォンの力は、まぁ、随分都合がよくはあるが、前半でのドングリ拾いをちゃんと活かし、
力の発動の理由としているのもいいし、なにより、シフォンがインフィニティとしてではなく、シフォンとしても大きな力を持っている事を示している。
戦闘後には、暮れ行く夕日を浴びつつ「強かったね」「でも絶対シフォンは渡さない」として引っぱり、
今後の戦いが厳しいであろう事を思わせるようにしてあるのも上手い。

と、いうのはあくまで子供的な目線での話で、我々大きなお友達として見ると、さしてどうこうという所は無く、
最高幹部ノーザさんは、なんかとっても悪くて強そうな感じだなー程度である。
上記の通り、話の流れは上手いなとはちゃんと思わせてくれるのだが、もうひと味欲しい所だ。
前半のラブリンス登場までの流れは、他人の親バカを見ているようでかったるかったよ。
まぁ、それも最終的に、逆転の一手として考えられているのだから、やはり話は上手く作ってあると言える。
個人的には以下の人とノーザさん絡みなので、いつものコーナーへGOだ。

今週のせつなさん
あれは最高幹部ノーザ。その力は計り知れないわ!
と、ビビっておいでだったせつなさんと、西や南の人より年上そうな感じからして、
ノーザさんは子供の頃のイースさんをよく知っていて弱みをいっぱい持ってそうだよねー。
ふたりが対峙した時に「小学4年までおね……」「言うなーっ!!」とか、
「あれは小学3年生の時の遠足で!」「うわーっ!わーっ!」とかやってくれれば面白いのに(笑)。
でもどうやら面識なさそうで残念だ。

今週のまたみてねは「プリキュアとタルトでとっくんするでー」でした。
なんか予告で秘密基地みたいな所で特訓してるんですけど……。
変なお話にならないといいなぁ。なんかとっても心配なのだが。


第37話 シフォンを守れ!プリキュアの新しい力!!

みんなはゴレンジャーって知ってるかな?

そんな今回のお話は…
シフォンを守るため、もっと強くなりたいピーチたち。
それを知ったミユキは、プリキュアのコーチを引き受けることに。
健人の家にあるトレーニング施設でさっそく特訓開始!
それぞれの得意分野をのばすために4人バラバラで特訓するプリキュアたち。
でもミユキは不安を感じるの。そこで4人にダンス練習を提案したわ。
だけどラブ以外の3人は「今はダンスより特訓」と言うことをきかない。
「勝手にすれば!」と怒るミユキ。気まずくなった瞬間、シフォンのおでこが黒く光りはじめたわ。
そこへソレワターセの実を持ったウエスターも現れた!トレーニングマシーンを巨大化させるウエスター。
立ち向かうプリキュアだけど、4人の動きがバラバラで力が発揮できない。
その時、ミユキがダンス音楽を流すと奇跡の力が…。
以上公式のあらすじ。

そんなわけで、強力な敵が現れたので新しい合体技で倒すぜ!という話。
なんだけど、お話としてはかなりしょんぼりした内容で、まず、強敵が出てきたので強くなりたいからと特訓するのだけど、
野郎3人の内ひとりが大金持ちで、特訓場が家にあるってのがどうもな。
どう考えてもいくら大豪邸とは言え、家に特訓場などいらんし、あんな無駄な(笑)特訓施設があるってのが行き当たりばったりっぽくてイヤだ。
それに各々が強くなりたくて突っ走ってしまうのを、心をひとつにする事が重要ってのは、この枠のアニメとしては良いのだけど、
これもいつものラブ達ならこんな事でケンカしそうもないので、妙に白々しいのも残念だ。
そもそも、今回特訓した事は全く活かされていないしな……。都合良くクローバーボックスからの謎の力でパワーアップだし。
これで随分都合が良いと思わない方がおかしいだろう。

もっとも気に入らないのは今回から出た必殺技で、ゴレンジャーみたいなのは、どうも今シリーズは熱血路線みたいなので良いのですが、
プリキュアフォーメーションとか言うのであらば、特訓云々の話をそのフォーメーション作る話にすれば良いではないか。
それが無いので、せっかくプリキュアフォーメーションからの新技が、唐突に行われているようになっている。
そのおかげで見事な取って付けた感があり、新たな力を手に入れたぜ!イエー!な感じが全くないな。
たぶんこれで最後までいくのであろうから、もっとしっかりと前振って、
これだからプリキュアがパワーアップしたんだぜって所を見せるべきだったように思います。
とまぁそんなわけで、正直、見事に残念なお話でありました。
ここは上手いことお話を作っておかなければならない所だろうと思うんですけどねぇ。

今週のせつなさん
特にねぇよ。こんなお話じゃ。
まぁでも蒼い人と真っ先にケンカしてしまう辺りは、視聴者的にらしかったですけど(笑)。
どーでもいーんですけど、前々から思っていたんですが、せつなさんを含め彼女らの決めゼリフあるじゃないですか。
あれってすごく白々しいくて気になっちゃうんですよね。
今までの「ありえな〜い」や「絶好調ナリー!」や「けって〜い!」は口癖なので気にならなかったんですけど、
ラブ達のヤツは思いっきり文章になってるので口癖感がなく、すごく強引に当てはめている感がちょっとイヤだな。
ラブの「幸せゲットだよ!」はまだ良い方なんですけどねー。他がね。

今週のまたみてねは「蒼い人」でした。
久々に蒼い人メインの話みたいだけど、クローバーボックスを無くしてしまうようです。
相変わらずの扱いですなぁ。


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