ハートキャッチプリキュア! 1〜12話

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第1話 私、変わります!変わってみせます!!

こんなにワクワクしたのはMaxHeart以来なんじゃなかろうか。
百合的にも期待が持てるのが良いなぁ。

 そんな今回のお話は…
 花咲つぼみが、希望ヶ花市へ引っ越してきた。つぼみは、引っ込み思案な自分を変えたいと思っている中学2年生の女の子。
 転校してきたクラスで、元気にふるまおうとするけど・・・・・パワフルで明るい女の子・来海えりかにペースをみだされて、うまくいかないの。
 これって、運命の出会い??でも、相性はサイアクかも!「わたし、こういうタイプの子、苦手なんですけど〜〜!」
 つぼみはえりかの自宅で強引にイメチェンさせられたわ。我慢できずに、えりかにきついことを言って出て行ってしまったつぼみ。
 一人で町をながめていると、そこに現れたのは、不思議な妖精のシプレとコフレ。するとシプレたちを追ってきた敵・サソリーナが、近くにいたえりかをおそってきた!
 そんな様子を見たシプレたちは、変身アイテムをつぼみに渡して言ったの。
 「伝説の戦士プリキュアになるです!!」
 以上ABC公式のあらすじ。

 お話は主人公花咲つぼみが鎌倉からおばあちゃんのいる希望ヶ花市に引っ越してきてキュアブロッサムになるまで。
 戦闘は行われず、今回は、引っ越してきてから転校先の学校へ行き、来海えりかと出会って彼女のマイペースな空気読めなさっぷりに辟易したりと、とりあえずの地盤と主役ふたりがどういった人物なのかということや、アバンからあったダークプリキュアとキュアムーンライトの戦闘を見せ、ふたりがこれから伝説の戦士として渦中の人物になる事をおもしろおかしく説明していて見ていて楽しい。
 割と無印の時のような印象を受けたが、つぼみは今までの主役と違って、恥ずかしがり屋の引っ込み思案で、相方のえりかの方が、むしろこれまでの主役っぽくあるが、またこれまでと違ったプリキュアにしようという意気込みが感じられる。
 キャラデザはおジャ魔女の方で、もう作画からして違った形にしようとするのが見えるが、上記した所以外にも、アバンでの悪いプリキュアの登場や、「今週のビックリどっきりモンスター」が、人の心の悩みを投影していて、おそらくはただぶっ倒すだけではなく、悩みの解決という方向に持っていかなくてはならないだろう事を考えると、あんまり激しいアクションにクレームがつく昨今、戦闘での面白味という所も考えているのではなかろうか。
 そういったこれまでとは違う事を仕掛けてきながらも、それでもしっかりとこれまでのシリーズを踏まえておるようで、出会ったふたりの友情以上を期待させてくれる。のは、以下の所為でもある。
 個人的には主役のつぼみより、相方のえりかの方がキャラクター的に面白く、天真爛漫故に強引で超マイペースな彼女は、全くの空気読めてない女で、クラスのみんなからは、それでも悪いヤツではないと暖かく見守られているようだ。
 とにかく、何でもかんでもまっすぐゴー!みたいな猪突猛進型なのだが、その一方で、現役高校生でモデルの姉に嫉妬していて、ただ単になんにも考えていないおバカさんではなく、ひとりの人間としての悩みもを持っている。
 今回、砂漠の使徒サソリーナにそこをつかれ、心の花を奪われてしまうのだが、えりかの悩みが、そこから召喚されたデザトリアンの声として分かり、正直ウザイと思っていたであろうつぼみが、おそらくはえりかであっても人に言わないであろうの心の内を聞いてしまうのが良い。なんにも考えていないと思われたえりかでも、そんな悩みがあるのかとつぼみは知ったのです。
 つぼみ自身も、自分の控えめな性格を変えたいという悩みを持っており、サソリーナにえりかの悩みを「そんなこと」となじられて、激昂するつぼみが結果プリキュアとしての資質を見せるのが熱い。
 この対局にいるようなふたりが、これからどんな絆を紡いでいくのかが楽しみで仕方ない。のは、以下の思いが私にあるからで。

 どーみても、どーみても!えりかはつぼみに一目惚れだよね!!しかも偶然ウチがお隣さんで、さらには自分の部屋の向かいがつぼみの部屋ときたら、そらもうウハウハでしょうな(笑)。
 学校ではなにかとつぼみに関して瞳をキラキラとさせていたりで、綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としましては、もう、それ以外の考えはないと言っていい。
 これまでのシリーズとは逆の、明るい性格の方からのモーレツアタックで、つぼみがどうなっていくか楽しみ。
 つぼみの第一印象が最悪なので、さすがにこれをお話1本で超仲良しみたいなS☆Sのようなことはないであろうから、ちゃんと段階を踏んで仲良くなってくれるであろうと「わたし信じてる!」(ブッキーの声で)。
 こりゃぁ、久々に8話あたりになにかきそうな気がしますなぁ。なぎさとほのかの伝説「黒板消しダンス」みたいのがあればいいなー。ぽわわ〜ん。

 今週のまたみてねは「キュアブロッサムとシプレ&コフレ」でした。
 あ、言い忘れてましたけど、EDはやっぱりポリゴンが躍ってましたね。今回のOP、ED曲は結構好きな感じである。

第2話 私って史上最弱のプリキュアですか??

絶望先生!絶望先生ですよね!?(笑)
てっきり「絶望した!プリキュアが弱くて絶望した!!」とか言い出すんじゃないかと思いましたよ。

 そんな今回のお話は…
 わけもわからず、プリキュアに変身したつぼみ。でも、襲ってくるデザトリアンから逃げてばかりで、何にもできない。
 これがホントに伝説のプリキュア?史上最弱のプリキュアかも!?
 不安になるシプレたちの前で、ついにサソリーナのムチのような尻尾につかまってしまったわ。
 もうダメ・・・・。その時、バラのつむじ風とともに、謎の超イケメンが現れて…?
 つぼみが目覚めたら、おばあちゃんの薫子が管理する植物園の温室の中。えりかはまだ水晶球の中で眠ったまま。
 そこへ花壇を踏みにじりながら、デザトリアンたちがブロッサムを追ってやってきた。
 もう一度プリキュアに変身したつぼみは、花をメチャクチャにされて気持ちを爆発させる。
 「堪忍ぶくろの緒が切れました!」
 今度は、圧倒的な強さでデザトリアンに向かっていくブロッサム。
 そして、シプレが教えてくれた決め技「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ」を放つ!!
 以上ABC公式のあらすじ。

 お話を簡単に説明すると、デザトリアンを倒し、えりかの心の花を取り戻すという内容。なんだけど、色々と意外な展開があり驚いた。  まず、冒頭に書いた絶望先生もとい、あらすじによると謎の超イケメンですよ。
 薔薇の花吹雪をとばす割に、なぜか絶望先生のような格好の彼は、一切台詞がなかったので、物語的なことは何とも言えませんが、とりあえずは味方のようです。
 しかし、こんな絶望先生もといイケメンが出てくるとは思わなんだ。マズいぞ、えりか。ボヤボヤしているとつぼみを野郎にに獲られちまうぞ!
 もひとつビックリは、つぼみのおばあちゃんが、以前プリキュアだったことを明かした事。
 これまでのシリーズでは、先代プリキュアなんて出てこなかったし、異世界の関係者以外にプリキュアを知っている人間はいなかった。 まぁ、最弱のプリキュアとサブタイで銘打っているだけに、これからプリキュアとしての成長も描くであろうから、何かアドバイスできうる人間が必要だと考えたんですかね。vv  しかし、おばあちゃんがプリキュアだったってことは、相方が誰か気になるわね。初代プリキュア、キュアホワイトこと雪城ほのかさんのおばあちゃまだったりしたら、オレはもう飛び上がってしまうよ。  最後のビックリは心の種なんですけど……どーみてもウンコですよね……。
 ああ、後もう一個ビックリあったけどそれはいつものあのコーナーで。

 さて、お話の方は上記の通り、つぼみがプリキュアとして敵を倒す事がメインだし、お気に入りのえりかはほぼ出番無しなので、特にどうこう無いんだけど、個人的に気になったのは、つぼみが見たキュアムーンライトが倒される夢をおばあちゃんも見ていた事。
 という事はだ。あの話は最近の出来事ではないってことなんですかね。それとも、あの世界はつぼみ達がいる世界と時間の流れが違うのかしら。ってゆーか、おばあちゃんはプリキュアとしてどこまでやったんだろう。心の大樹の復活は、おばあちゃんの代で一回なったのだろうか。その後、また新たな敵が同じように襲ってきて、別の代のキュアムーンライトが倒されたってことなのかなぁ。
 と、結構その辺謎だらけなんだけど、この辺の設定って回収してくれるのかしら。これまでのシリーズは、何かしら投げっ放しにする所があったので、せめて最後は全てスッキリさせていただきたい所だ。
 その他気になった所としては技バンクなのだけど、お花を押し付けた後、アイテムをぐるぐる回すのがなぁ。まぁ、この枠のアニメは、販促玩具ありきで作られている事はあるんだけど、なんかすごく迫力無いよね。
 見慣れてないっていうのもあるんでしょうが、結構間抜けっぽく見えて困る。それでもカッコよく見せようとがんばってはいますが。
 そーいえば、これまでのシリーズは、変身なりなんなりで、勝手にその言葉を言ってましたけど、小動物が「〜って叫ぶです!」と言って促すのは初めてでちょっと新鮮でした。
 あ、新鮮と言えば、プリキュアコスチュームですが、初めてハイヒールですね。戦い辛そうな気がする上に、つま先とっきんとっきんなんで、足を悪くしそうだなー。外反母趾とか。(フレッシュもハイヒールでしたね……苦笑/2011.1.10追記)
  あとどーでもいーけど、無類のおかっぱちゃん好きとしてはダークプリキュアも気になっているんだけど、ダークプリキュアは実質的に「プリキュア」なのかしら?ううむ、なにはともあれ、おかっぱちゃんの悪のプリキュアにも期待していきたい。

 さて、来週からようやく「ふたり」でなにかしらするみたいで楽しみ。
 えりかは百合的にホントにがんばって欲しい。綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としては。

今週のまたみてねは「キュアブロッサム&シプレ&コフレ」でした。
 って!先週と同じじゃねーか!!これが一番のビックリだよ!!!
 これまで6年間、一度も同じ絵を使い回した事がなかったというのに、なんて事をしてくれやがりましたか!
 「またみてね」は次の回の演出さんが次の絵を使って作る事になっているようですが、もしかしてこれって絵が間に合ってないってことなのか?なんか制作進行が心配になってきたんだが……。


第3話 2人目のプリキュアはやる気まんまんです!

うあー!えりかー結婚してくれー!!つぼみと。

 そんな今回のお話は…
 最近、気になる夢を見るえりか。それは、キュアムーンライトが倒される夢。つぼみがみた夢と同じ夢。
 ということは、えりかもプリキュアになる資格があるってこと!?2人目のプリキュア!?
 でも今は、プリキュアよりもファッション部のほうが大事。あと3人部員を入れないとファッション部がつぶれてしまうの!!
 えりかはつぼみを連れて、勧誘に走るけど、みんな知らん顔…。
 そんな時2人が見かけたのは、しょんぼりしている1年生の女子・上島さやか。
 さやかは、サッカー部に入りたいのに入れてもらえないの。さやかの心はサッカー部に入れない悔しさでいっぱい。
 そんな気持ちに気づいた砂漠の使徒は、さやかのこころの花を抜き取った。
 さやかの悩みは巨大化したサッカーボールのデザトリアンになって大暴れ!つぼみはプリキュアに変身して、1人で立ち向かうけど、デザトリアンの回転攻撃にふきとばされて大ピンチ!もうダメ!
 そんなキュアブロッサムを見ていたえりかが、ついに決心したの。
 「あたし、プリキュアやるわ!!」。
 以上公式のあらすじ。

 お話はサブタイ通り、えりかがキュアマリンになるというお話だが、主役のつぼみと違い割とあっさりなってしまったが、個人的にはえりかがとてもプリキュらしくて好印象だ。
 展開としては、おそらくは毎回こんな感じで進むのだろうという流れで、あらすじにある通り、中学生になって大好きなサッカーをやれなくなってしまったさやかの悩みと、プリキュアの戦闘を見せている。
 ひとつのお話として、まだプリキュアになっていないえりかにプリキュアの説明と、ファッション部の勧誘、さやかの悩み、プリキュアになる決心をするえりかと、見せなければならない所は多く、シプレ&コフレが出てきても大して驚かないえりかや、つぼみと違ってプリキュアでの戦闘を難なくこなすマリン、さやかが結局悩みを自己解決した事など、もうちょっと突っ込んでもいいと思う所はあれど、まとまりとしてはスムーズに事を運んでいたように思う。

 個人的には上記したように、さやかの悩みは戦闘後、つぼみかえりかの一言をきっかけに解決に導いて欲しかった所ではあるが、今回はえりかがとてもプリキュアらしくて、このシリーズを大好きで見てきたものとして、その辺は吹っ飛んだ。
 まぁ、上記しましたが、昼飯喰らう時に、割と脈絡なく「私、最近変な夢を見るの」とか言い出したり、プリキュアになっても、つぼみと違って何かしらあるでもなく、随分とあっさりしたものなのが少々気にはなりましたが、えりかは初登場の時からの、そのキャラクターがとても活き活きしていて見ていて気持ちがよい。
 今回のゲストキャラ、さやかがサッカー部部員に入部をにべもなく断られるのを間近で見ていたというのに、「サッカー部なんかよりファッション部入ろうよ」などと言ってしまう「空気の読めない女」っぷりがイカす(笑)。
 だが、それは短所でありながら長所であって、えりかはかなり自分中心に物事を考えていて、自分の信じる事に純粋にまで猪突猛進なのである。
 それゆえ、まっすぐゴー!で進んだ結果、進路上にいた人などに思いっきりぶつかったりしているんだけど、目標にしか目に入っていないため、ご覧のような空気の読めなさっぷりを発揮してしまうのだが、その目標に向って目を輝かせながら突っ走っている様子が、無鉄砲な子供を見ているようで愛らしい。
 それでいながら、いや、そうだからこそ、ひとりでプリキュアとして戦うつぼみを、心の花を奪われ苦しんでいるさやかに熱いハートで応える彼女が良い。
 これまでのシリーズであるならば、間違いなく主役はえりかであったろうと思うほど、彼女の「元気いっぱいノーテンキ!」はプリキュアらしく好印象だ。とっても個人的な所を言うと、変身シーンの最初で頭をグリグリ〜とするのが好き。
 そんな元気っ娘えりかを今後も応援していきたい。まぁそれ故、せっかくのもうひとりのプリキュアなんだから、つぼみ同様に2話使ってあげても良いような気がしますな。
 ちなみにつぼみは優等生過ぎて私としては面白味に欠けます。

 どーでもいーけど、アバンでの事なんですが、目覚ましをかけ忘れたといって騒ぐつぼみに、「ニヘッ」とえりかが笑っていたんですけど、これってつぼみの寝起き姿が見たい
えりかが夜中つぼみの部屋に忍び込んだ結果ですよね
 えりかやるなぁ(笑)。

今週のまたみてねは先週と一緒でした。ってマジでか…… orz
 これまでがんばって記してきた「今週のまたみてね」は今シリーズで終わりを迎えましたよ。トホホ。
 もし制作スタッフの方でこれを読んでいる方がおられるのなら、楽しみにしている人間がけっこういるので復活してくださーい!
 と、いうわけで、なんもないのも寂しいので、ウンコの数でも数えようかな。今回でうんこ2つ目です。
 何個溜まったら肥やしに出来る……もとい心の大樹が復活するのかなぁ。
 あ、忘れてましたが、来週はケンカ話か?早くね?ああ、でも期待しちゃう!!


第4話 早くもプリキュアコンビ解散ですか?

ふたりでプリキュア!
ああ〜えりか、最高だー。結婚してくれー。つぼみと。

 そんな今回のお話は…
 砂漠の使徒の幹部・クモジャキーが現れたわ!クモジャキーは土佐弁(?)でしゃべる熱い男。
 プリキュア2人は協力してデザトリアンを倒そうとするけど、ブロッサムがマリンの足を引っ張って大ピンチ。
 なんとかデザトリアンを倒せたけど、落ち込むつぼみ。私は何をやっても全然ダメ…。それに比べて、なんでもできるえりかってすごい。
 「私にはプリキュアになる資格なんてない。コンビ解散したほうがいいです・・。」
 植物園にいるコッペ様の胸で泣いているとおばあちゃんがあらわれ、はげましてくれたの。
 「プリキュアになる資格、それはたぶん・・・“優しい心と強い心”」
 その頃、クモジャキーがテニス部のまおのこころの花を奪っていたわ。ローラーマシン型のデザトリアンが公園の草木を蹴散らしている!
 おばあちゃんの言葉で元気を取り戻したつぼみは、えりかのもとへ!
 いざ変身したけど、ブロッサムはマリンに守ってもらうばかり。やっぱり私ってマリンのパートナーにはふさわしくない…。
 2人の心をひとつにして、合体技を出すことができるのか・・!?
 以上公式のあらすじ。

 今回は自分に自身のないつぼみが、自分と違い何でもハキハキとし、クラスの人気者のえりかの足を引っ張っている」と思い、自分がパートナーとしてふさわしくないという悩みを、ゲストキャラの同じ悩みと共に解決している。
 アバンから戦闘で役に立たないブロッサムとカッコよくて気をやっつけるマリンの様子や、学校でのえりかとつぼみを対比させ、メインターゲットにつぼみが落ち込む理由をしっかり見せておき、えりかはえりかで、クラスの中心人物としてのキャラクターを紹介しつつも、ゲストキャラやつぼみへの配慮のなさや、空気の読めなさっぷりを披露して、彼女の人としての弱点を見せ、えりかが明るくて人気者なだけでなく、その空気読めなさっぷりから悩む様子を描いて、ふたりの気持ちや人間性を見事に描いている。
 欲を言えば、えりかはその性格の明るさや純真さ、つぼみを親友として想う気持ちをしっかり描いてくれたが、つぼみの優しさや、他人を思いやる繊細で強い心を強調して欲しかった所で、落ち込んでいるつぼみを、えりかがそのキャラクターでよいしょと簡単に持ち上げてしまった感があるのが残念。
 今回のえりかはとてもいい役柄すぎて、つぼみのいい所があまり見えてこなかった。

 とは言え、今回のお話は、このプリキュアシリーズを好きで見てきたものとしてはとても良いシナリオで、つぼみがひとりネガティブに「私は全然役に立てないから、他の強い子と組んだ方が良いのではないか」と落ち込む中、今回から登場の敵幹部クモジャキーに「最悪のコンビだ」と揶揄されるも、えりかの「私達は最高のコンビなのよ!」の台詞からの語りが胸を打つ。
 役に立たない、足を引っぱっていると思っていたつぼみは、その相手からそんな事を思っていないこと、そして自分のいい所を見つけてもらって、「ふたりで」プリキュアだということ、他の誰でもなくつぼみとだからこそなんだと言われた事は、それまでつぼみの思い悩む姿を見てきた事もあり、ネガティブなつぼみがどれほど嬉しかったかを思うとジンと来るものがある。
 そういう事を考えても、今回はえりかが殆ど全てを持っていった感があるが、えりか好きとしては、ますます彼女を好きになってしまうのである。

 そんなえりか好きにはたまらない今回は、善くも悪くも彼女のキャラクターが出ていて見ていて楽しい。
 Aパートで勉強はできないにしろ、「人気者なえりか」を見せておきながら、ゲストキャラのコンビ解散の危機に、あっさり「じゃぁ、もっと強い人と組めばいいじゃん」とか言ってしまう空気の読めなさっぷりがステキ過ぎる(笑)。その配慮の足りなさに気付かず、起きてしまう問題に悩む姿もいい。
 きっとえりかをよく思っていない人も(劇中)そこそこ居そうではあるが、姉であるももかやその他大勢はそれをキャラクターとして愛しているようである。この歳になると、そんなえりかみたいなちょっとおバカな「元気いっぱいノーテンキ!」がとても愛らしく思えます。
 そんなえりかに対しつぼみは、転校を機に自分を変えようとするのは立派なのだけど、どうもこれといった何かが見えてこないな。
 今回おばあちゃんやえりかから、彼女の良い所をあげてもらったが、もっとそれが前面に出てきて欲しい所。
 つぼみには他はダメだけど、これだけは誰にも負けないという所を見せていってもらいたい。
 どーでもいーけど、今回なんかはメインターゲットな方々は、「えりかかっこいい!」とか思ったんじゃなかろうか。
 つぼみはこれまで戦闘でカッコいい所を見せたわけでもなく、日常パートで何かしらあったわけでもないので、主役のくせに主役らしくないのだけど、その辺メインターゲットな方々はどー思っているの聞いてみたい。が、それは叶わぬ夢だなぁ。

今週の花言葉とウンコ(笑)
 「またみてね」が毎週同じ絵なので、毎回出てくるであろう花言葉とウンコの数でも数えていこうかと思います。
 今週のお花はブルースター、花言葉は「信じる心」。ちなみに今週までのは……
 1話:四葉のクローバー、花言葉は「幸福」 
 2話:白いシクラメン、花言葉は「純潔」 赤いシクラメンは「嫉妬」
 3話:ポインセチア、花言葉は「私の心は燃えている」
 公式のプリキュア花壇で1話は何故か桜になっているので、一応それも書いておくと「心の美しさ」。
 ウンコの数は3つ……なんだけど、ウンコケースの中に4つあるんですけど……。3つだよね?


第5話 拒否されたラーメン!親子の絆なおします!

うあーいい話だなぁ。プリキュア最高。

 そんな今回のお話は…
 えりかは、おいしいラーメンが大好き。“三浦ラーメン”は、とってもおいしいラーメン屋さんなの。
 そのラーメンの2号店が希望ヶ花市にできると知って、大喜び!お店がオープンする日につぼみと一緒に必ず行く!って、楽しみにしている。
 三浦ラーメンの家の子、三浦あきら君はラーメン屋さんをがんばるお父さんを一生けんめい応援していたの。
 でも、2号店に来るというえりかに「店へ来るな!」と言い放つ。一体どうしてお父さんを応援できないの・・・?あきら君のことが気になるつぼみ。
 その頃、サバーク博士のアジトでは、3人目の砂漠の使徒の幹部が出番を待っていた。
 それは、モデル気取りの超ナルシスト、コブラージャ。自分のことを宇宙で一番美しいと思っている。
 希望ヶ花市へやって来ると、あきらのしおれそうな「こころの花」に狙いを定めたわ!
 あきらからこころの花を奪い、ラーメンをデザトリアンに変えたコブラージャ。
 店へ駆けつけたつぼみたちはプリキュアになって、デザトリアンからラーメン屋さんを守ろうとする!
 「ラーメン屋なんて、なくなればいいんだ!」と叫んで、店を壊そうとするデザトリアン。ところが、ブロッサムが体を張ってやめさせようとすると、デザトリアンの目から涙が!・・・なぜ??
 ブロッサムとマリンが、親子の絆を守る!
 以上公式のあらすじ。今回のあらすじ長いな。

 お話は、父親にラーメン屋をがんばって欲しいと思いながらも、自分の野球の事も応援して欲しいというゲストキャラの二律背反の気持ちを解決に導くお話。
 ただ悩みを元にした「今週のビックリどっきりモンスター」をぶっ倒して解決ってだけでないお話の作りが見事。と思ってED見たら脚本は成田良美氏であった。さすがだなぁ。
 戦闘で、ラーメン屋なんて無くなってしまえば良いんだとするデザトリアンに待ったをかける、もう一つの父親の夢を応援したいという気持ちで、デザトリアンが泣き出してしまうのは、見ていてちょっとびっくりした。
 デザトリアンが人の心が核であるという事を上手く使って、ただ倒すべき相手というだけでないのが良いし、その悩みを「そんなこと」となじる幹部に激怒するプリキュアに共感できる。
 思えばYes! プリキュア5第7話でのぞみに名台詞を言わせた成田良美である。やはりそこはさすがと言う他ない。

 日常パートでも、ゲストキャラがただ自分の都合で父のラーメンに対して反感を持っているのではなく、転んで怪我をしたつぼみに絆創膏を差し出したり、オープン記念の花が一束落ちているのをそっと元に戻したりと、ツンツンしている彼が優しい人間である事や、それが故の悩みという所を表しているし、そういった他人の気持ちに敏感なつぼみが、悩む彼と引っ込み思案な性格の自分を変えるためにも、おばあちゃんとコッペ様の後押しを受けて、前に進んでいく様子が見れるのも素晴らしい。
 いやぁ、情操教育にいい番組だなぁ。毎回こんな調子で続いていただけるとうれしい。

 個人的な所としては、やっぱえりかの愛らしさが最高だ。
 相変わらずの空気の読めなさっぷりや、小動物の食い物の販促玩具をフリフリする所、そして!なによりはつぼみの布団をめくる所ですよ!(笑)
 たぶん、めくる前に10分くらいつぼみの寝顔と寝姿を堪能していた事と思います。
 それと、戦闘でのつぼみの決め台詞(?)「堪忍袋の緒が切れました!」に対し、自分も怒った事に対する言葉を言おうとするが出ずに「次までに考えとく」とか言う姿がとても和む。
 公式HPにあるえりか口癖「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!」が出てこないなぁと思ったら、こういう仕掛けなのね。
 次週も楽しみで仕方ありません。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今週のお花はタイム・花言葉は「勇気」と、サルビア・花言葉は「家族愛」でした。
 ウンコの数は4つのはずなんだけど、やっぱウンコケースの中に5つあるなぁ。1話でウンコ出てないから4つだよね?
 次週はOPにも出ているカメコ登場。きっと増子美香の親戚に違いない。
 そーいや、2話で出てきた絶望先生があれっきり出てこないのだが、どーしたんでしょうね。


第6話 スクープ! プリキュアの正体ばれちゃいます!?

やるっしゅ! えりかかわいいなぁ、ポワワ〜。
それはそれとして、もしかして絶望先生ってコッペ様?

 そんな今回のお話は…
 教室の後ろの壁に、たくさんの写真が張り出された。撮ったのは、いつもスクープ写真を狙っているクラスメートの多田かなえ。
 「次はプリキュアをスクープしてみせる!」と意気込んでいるかなえに、つぼみとえりかはビクッとなる。プリキュアを見たというクラスメイトに、聞き込みを始めるかなえ。
 そしてついに!かなえがえりかの家へやってきた。私たちがプリキャアだってことがバレてしまった??バレたら大変なことになってしまうわ!
 えりかの家で、かなえはえりかのパパとお話するの。えりかのパパの竜之介は、世界的なカメラマン。
 自分の写真を見せたかなえは、憧れの竜之介の思わぬアドバイスにショックを受けるの。
 しょんぼりするかなえ。そこへ現れたサソリーナが、かなえのこころの花とカメラを奪ったわ!
 デザトリアンになったカメラは、撮影した相手の動きを止めていく。プリキュアに変身したマリンも写真のように動けなくなってしまった!!
 1人で戦うことになったブロッサムは、デザトリアンを前に大ピンチ!
 そんな時、「ココロの種を使うです!」と叫ぶコフレの声が聞こえてきた。言われたとおりにしたブロッサム。
 すると赤い光に包まれて、新たな力に目覚めた・・!
 以上公式のあらすじ。

 今回はカメコ多田かなえのスクープ写真は、撮っている本人は、みんなを喜ばせているいい写真と思っているものの、一部の人間には嫌われており、彼女の尊敬する写真家であり、えりかの父である竜之介に「君に写真には愛が無い」と指摘され、人の失敗などをとらえた写真でみんなが笑って(幸せになって)くれているのに何が悪いのかとという悩みを解決している。
 まぁ、かなえのその問題は、つまるところ自分本位であって、撮られた人間の事を全く考えていないからくる事で、その辺の問題は、えりかの父が的確にかなえに問題提起をして自身での解決を促している。
 それでちょっと面白かったのは戦闘後に、それはワザとなのかもしれないが、えりかとつぼみ言う事によっての悩みの解決にはいつもなってなくて、自分の心が魔物になるという夢を見た事によって自己解決に導いている。えりかとつぼみはあくまで補助なのだ。
 まぁ、もしかしたら、ふたりの成長に従って、ふたりの説得に力が後々ついてくるのかもしれないが、とりあえず、これまでのお話として自己解決に導くってのは、悩みの解決を他力本願、なんでもプリキュアにお任せ!じゃないってのは、情操教育にもいいのかもしれませんな。
 メインターゲットな方々がそこまで読み解いているかどうかは不明だが。

 さて、今回はそんなお話としては、かなえの自分本位な考えというわかりやすい話で、あんまり突っ込む所は無かったのですが、プリキュアとしての話の方が興味深い所があった。
 まずは冒頭にも書きましたが、絶望先生はどうもコッペ様みたいだね。
 そのうち絶望先生がそうとわかって「えーっ!?」って話がありそうだけど、コッペ様はなんでイケメンに変身する必要があるんだろうね?
 それと戦闘での事ですが、ウンコもとい心の種はただの肥やしではなく、ココロパフュームにセットして使う事によって、様々な効果が得られるそうだ。ただ集めるためのアイテムってだけじゃないようにするとは考えたなー。
 今回はそれの紹介のために、マリンを動けなくさせてブロッサムひとりで闘うようにしているのだけど、史上最弱のプリキュアと銘打っているだけあって、そのせっかくの活躍の場も、どこかカッコよくないってのが面白いし上手い。
 彼女の心の成長とともに、プリキュアの闘い方も成長していくであろうので、最終的には、最初こんなだったブロッサムが、ラストの方では立派に戦闘をこなすのであろう事を考えると今後が楽しみだ。

 さて、毎度ながら恐縮ですが、今回もえりかの事なんですけど、えりかは今回耐えている。
 なぜって?そりゃつぼみが生徒会長の写真見て瞳をキラキラさせているからですよ。
 つぼみに一目惚れしているえりかとしたら、そりゃもう耐えに耐えておるのが、その件でいちいち突っかかって来る様子でわかるというものだ。
 つぼみ気付け、えりかの愛に!えりかの白いシクラメンが赤くなっちゃうよ!!(赤いシクラメンの花言葉は嫉妬)
 最後に冒頭にも書いたやるっしゅ!  か、かわいいなぁポワワ〜。
 あんまりにも愛らしいので、しばらくこのサイトでの挨拶として使わせていただくことにします(笑)。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花はブラックベリー、花言葉は「人々を思いやる心」
 ウンコの数は、今回一つ使っちゃったので5-1+1で5つなんだけど、毎回言ってるけど1話でウンコ出てないから本来は4つだよね?
 オレなんか間違えてる?間違えてるかな?かな?


第7話 あこがれの生徒会長!乙女心はかくせません!!

やっぱりというか、つぼみはノンケか。
えりかは1年の時、生徒会長が「女」だったから興奮して熱を出したんだと思います。

 そんな今回のお話は…
 ファッション部が廃部の危機に!なんとか新部員をかき集めたつぼみとえりかは、部員名簿を持って、生徒会長の明堂院いつきの家を訪ねたわ。
 いつきは門下生と武道の稽古中。武道の達人で、とってもかっこいいその姿に、つぼみはうっとり。
 「コレって初恋!?」胸がドキドキするつぼみだけど…。
 いつきが、りりしく振舞っているのにはわけがある。胸の奥では、ちがう望みを持っているいつき。
 そんな心の隙を狙って、コブラージャが近づいてきた!いつきのこころの花を奪い、校庭にある銅像をデザトリアンに変えたコブラージャ。
 デザトリアンは光線を出して、生徒や校庭の草木を石に変えていく。
 この騒ぎを目撃したえりかは、プリキュアに変身!でも、武道の達人・いつきの心を持ったデザトリンは、強い!
 その頃つぼみは、いつきの真実を知ったショックで、学校を休んでいたの。
 つぼみはブロッサムになって、マリンのもとへ駆けつけることができるのか!?
 以上公式のあらすじ。

 今回のお話は、身体の弱い兄に変わって武道の家、明道院家を背負って立つ身となったいつき。
 立派な武道家になるため男の格好をしているが、大好きな兄に変わってのことなので、それに後悔はない。しかし、いつきも女の子。本当は可愛いものが大好きなのだ。
 ぬいぐるみだって好きだし、女子の可愛い制服だって着てみたい。その心の寸隙を砂漠の使徒に狙われて……という話。
 絶望先生がいるし、生徒会長は女声だし、つぼみ大好きなえりかは嫉妬しているふうではあるものの、さしてつぼみの生徒会長に対する憧れに何かするわけでもないので、生徒会長は女の子なんじゃないかと思っていたら、本当にそうなっているとは思わなんだ。逆にビックリした(笑)。
 それはともかくとして、今回は上記いつきの悩みを「だからと言って隠すことではない」、「男のようであれは自分の固定観念」、という所に落ち着け、いつきが自分らしくあればいいという事に気付き、そのままの自分をさらけ出すことを躊躇しなくなる様を描いていて、いつきが女だったことが判明し、自分の初恋があっさり終わってしまい落ち込むつぼみや、いつきの心が反映したための可愛い物好きなデザトリアンなど、コミカルながらも上記のようにしっかり悩みの解決をしており、毎回見ていてとても楽しいのが良いな。
 この調子で最後までいってもらえれば言うこと無しの面白さだ。

 内容としては生徒会長いつきのこと以外は割とあっさりと片付けており、ファッション部の部員集めも、もっと引っぱるのかなと思っていたら、今回クラスの友達をを買収して片を付けてしまったし、つぼみ憧れの生徒会長は同性だったという件も、プリキュアとしての話に絡むとは言え、主役の憧れをここでバッサリと切ってしまっていて、メインのいつきの悩み以外の所は、内容的にははっきり言って全くないのだが、そのメイン以外をコミカルに楽しく見せることによって、いつきの悩み以外を単なる繋ぎというだけでない、トータルで楽しめるようになっているのが見事だ。
 個人的な所としましては、私、結構デザトリアンが好きで(笑)、何が好きかって言うと、あの言葉のイントネーションで、なんかこう、可愛らしくないですか?
 今までのと違って「コワイナー!」とか「ウザイナー!」とか言って襲ってくるだけじゃなくって、ちゃんと喋るって所も良いし、どこかコミカルだし、まぁ人の悩みが元という事もあって憎めないこともあるし、なにより毎週出てきてプリキュアにやっつけられる為だけの存在でないのがステキだ。

 さて、毎週のことで恐縮ですが、やっぱりえりかはいい。略してYEI。
 今回の生徒会長が女の子だと判明するまでのつぼみを見る様子が、すごーく冷ややかなんですよねー。どーみても、どーみても!嫉妬ですよ!!
 だからさっさと「生徒会長、女だよ」って言ってしまえばいい所なのに、つぼみがポワ〜ンとなっている時間が長ければ長い程、判明した後のショックがでかいと知って、わざとはっきり言わないでおいているんだから、アホな子と思いきや、えりかはなかなかの策士である。
 それ以外にも今回は単独戦闘もあって、しっかり「プリキュア」の戦闘してくれるのがアクション好きとしてもたまらない。ブロッサムと違い「マリンインパクト」や、今回やった「マリンダイブ」という固有技を持つのもいいですな。
 まぁ、それに関してはえりかが勝手に言っているだけっぽいけど、それはそれで可愛い(笑)。
 えりかは可愛いしカッコいいし元気いっぱいノーテンキだし、なにより百合っ娘だしと、オレ的に無敵だよ!

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花は牡丹、花言葉は「王者の風格、高貴、恥じらい」でした。ウンコの数は6つ。毎回言ってるけどホントは1つ少ないよね?ね?
 もっかい見直してウンコの数えようかしら?自信なくなってきた。


第8話 カリスマモデルのため息!って、なぜですか?

プリキュアシリーズ通算300回おめでとうございます。
それはそれとして、心の種についてコメント下さった方ありがとうございました。

 そんな今回のお話は…
 珍しく、つぼみがファッション雑誌を買ってきた。
 表紙を飾る高校生のカリスマモデル・ももかを「かわいい!」と絶賛するつぼみ。
 ももかは、今一番の人気のモデル!かわいい洋服を着て雑誌に出ているから、みんなが憧れているの。
 だけど、えりかは表紙を見てげんなり。それもそのはず。カリスマモデルのももかは、えりかのお姉ちゃん。えりかは、姉ばかりが注目されることが面白くない。
 それなのに、ファッション部のみんなは、ももかの撮影を見学したいって言い出したの。
 「これもファッションの勉強だから」そう言われると断れないえりか。仕方なくももかにお願いしてみたわ。
 はなやかな撮影現場に、つぼみたちは大ハシャギ!友達に囲まれて、えりかも案外楽しそう。
 そんなえりかたちの様子を横目に、撮影していたももかは気持ちが沈んでいくの。
 そこへ現れたクモジャキーは、ももかのこころの花を奪い、メイクアイテムのデザトリアンが出現させた!!
 すかさず、つぼみとえりかはプリキュアに変身したけれど、デザトリアンが叫ぶ、ももかの本音にショックを受けてしまう。
 以上公式のあらすじ。

 プリキュアの8話にしてはおとなしい話であったし、今回のお悩み者、えりかの姉、ももかの悩みも解消していない。
 まぁ、ももかの悩み、カリスマモデルが故の偶像化であったり、特別視される自分、それ故に出来ない友達、というのは、今回ちょろっと出てきたももかの数少ない友人であろう月影ゆりとの別のお話でなんとかするのだろう。
 どーでもいーけど、月影ゆりって名前とビジュアルからして、たぶんキュアムーンライト、だよね?久川綾さんだし。

 キュアムーンライトはともかくとして、お話の方はというと、カリスマモデルな美人の姉を尊敬しつつも大いに嫉妬しているえりかと、そんな嫉妬故に憎まれ口を叩かれたり疎んじる妹が、その明るいキャラクター故にたくさんの友達に愛され、また普通の生活を送っている事をうらやむももかとの姉妹関係を描いている。
 今回のつぼみの回想でもあったように、えりかは自分の夢でもあったモデルをやっている姉を羨ましく思い、ももかはももかで、自分に出来ない事や友人を持っている妹を羨ましく思っている。ふたりが互いを見て、自分に無いもの持っている相手に嫉妬するという構図。
 今回はどちらかというと、きらびやかな世界に身をおいているももかの悩みという所がメインではあるのだが、個人的にはやっぱりえりかが面白い。
 いつも「元気いっぱいノーテンキ!」なえりかの唯一の心のしこりが姉のももかで、今回はいつもと違って随分と不機嫌。
デザイン画を見せる件でも、まだももかが感想を言っていないというのに、どうせ馬鹿にしているに決まっているとネガティブ思考。
 しかし、デザトリアンとなったももかの心の声、「妹のえりかが羨ましい」を聞いたえりかは、完璧だと思っていた姉が、下に見ていると思われていた自分を羨んでいた事を知り、ももかが自分の前で弱みを見せず気丈に振る舞っている事、モデルという仕事が表に見えるきらびやかな事だけでない事を知る。
 そんなえりかの心の動きがよく表れていて見ていてとても興味深かったし、その後のやっと出てきた決め台詞、「海より広い私の心もここらが我慢の限界よ!」をしっかり決めてくれてかっこいい。

 すっごく個人的な所としましては、つぼみ・えりか以外のファッション部&クラスメイトの三人。紫の髪の子のぽや〜んとした顔と声がお気に入りです(笑)。どーでもいい?ですよねー。でも可愛くないですか?
 それと、今回戦闘でブロッサムも固有技を使いましたな。「史上最弱のプリキュア」と銘打っているのなら、そーゆーのは1クール過ぎるくらいまで使えない方が面白かったかもしれません。
 その辺の「成長の過程」は、わかりやすく見れた方がいいんじゃないかなぁと思うんですが、はてさて。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花はダリア、花言葉は「可憐」。ウンコの数は7つ。
 ウンコの数ですが、これまで毎回「一個多いよね?ね?」と言っておりましたが、前回の感想でコメントをいただきました。
 >4話のアバンでもう一体倒されてます。その時にもこころの種が出たのでは・・・
 忘れてたーっ!4話はえりかの愛の告白の印象が強過ぎて完全に頭から抜けてましたので見直してみた所、その戦闘後に心の種は出てくる描写はないのですが、流れとしてゲットしたと見るのが当然。
 ああ、これでなんかすごくスッキリとしましたよ。コメントありがとうございました。


第9話 スカウトされたお父さん! お花屋さんをやめちゃいます!?

「トンカツが好きな犬と、天ぷらが好きな猫が将棋で対決しました。勝ったのはどーっちだ?」
答えがわかる人、教えてください。

 そんな今回のお話は…
 つぼみのお父さんは、今はお花屋さんをしているけど、昔は植物学を教える大学教授だったの。
 その頃の教え子・小畑さんがやってきて、お父さんに言うの。「教授!ぜひわが社に来てください!!」
 えりかは、つぼみのお父さんがスゴイ学者さんだったことにビックリ!だけど、つぼみの気持ちは複雑で…。
 つぼみは、お父さんとお母さんの出会いについて話しはじめる。
 お花畑で運命的な出会いをした2人・・・。お互いに一目惚れだったという話を聞いて、うっとりするえりか。
 ある日、学校帰りのつぼみに「君からお父さんを説得してくれないか?」と小畑さんがお願いしてきた。
 その様子を見ていた薫子は、つぼみのお父さんが花の研究よりも花屋を選んだわけを話し始めたの。じつは幼い頃のつぼみが関係していて…。
 小畑さんのこころの花に目をつけていたのはコブラージャ。 こころの花を奪って、小畑さんの携帯電話に投げつけたわ。
 すると大音量の着信音で暴れる携帯電話のデザトリアンが現れた!!つぼみとえりかはプリキュアになって対抗する。
 だけど、超スピードで移動するデザトリアンに大苦戦!そんな時、コブラージャのひと言がキュアブロッサムに火をつける!
 以上公式のあらすじ。

 すごくいい話だと思っていたら、脚本は成田良美さんであった。さすが。
 それはともかく今回のお話は、サブタイ通りスカウトされたお父さんという所から、つぼみの家庭の事情おける家族愛と、今回の悩める子羊、小畑さんの悩みを描いている。
 どちらもちょっと考えてしまう事で興味深く、つぼみの方は、両親は有能が故に必要とされていて、またそれ故に家を開ける事が多く、つぼみが寂しい思いをしてきた事、そして、ようやくつぼみの思いに気付いた両親が仕事を辞めて、今現在の花屋に至るまでを短い回想の中でとても印象的に描いており、見ていてつぼみに感情移入してじんと来る。
 この回想はキュアフラワーことおばあちゃんの台詞が終わるまでの短い回想であるのだが、無理して笑って見送ったり、おばあちゃん宅で一人で過ごすつぼみの時間の経過や、押し殺してきた感情の発露を見事にまとめている。
 これがあるからこそ、お父さんがどうしても小畑さんの提案に首を盾に振らないことや引っ越してきた理由になっているし、つぼみの「なんでそんなに引っ込み思案?」という所の原点であったりするんだろう。
 そういったバックボーン的な意味合いとしても、この回想シーンは全体的な物語としてもとても重要なんじゃなかろうか。
 また、そんな花咲家があるからこそ今回の小畑さんの悩みがあるわけで、本当は新種の花を研究したくて研究チームに入りたいけど、新入社員が自分がそんな無理言ったら首になるかもしれなくて、怖くて言えない。
 つぼみのお父さんを会社にスカウト云々は、お父さんが会社に入ってくれれば後押ししてくれるかもという淡い期待があったのかもしれない。
 それはともかく、好きだからこそ行動に起こせないというジレンマを、コブラージャが「臆病者め」となじることで、プリキュアの戦う理由となっており、戦闘を含めた話全体として見事な流れをしている。
 今回はにぎやかな感じではなく、かなり落ち着いた話ではあったけど、その見事な流れに引き込まれて見入ってしまいました。

 さて、そんなつぼみメインなお話でしたが、えりか好きとしてやはり彼女は外せない。
 サブタイ直後、つぼみの両親が出会ってすぐに一目惚れ、一ヶ月で結婚という馴れ初めを聞き、そんなふたりに娘のつぼみも憧れているときて、えりか的には「私たちもそうじゃね?イケる!」とか思ったことだろう(笑)。
 それはともかくとしても、今回のえりかはいつも通りの「空気の読めない女」と、つぼみの為に空気を読もうとする姿があって面白い。
 Aパートではスカウト現場を目撃し、「お父さんも出世しそうで花咲家万々歳だね」といったり、スカウト断ったことを知って「なんで?どうして?」などとつぼみの気も知らずに聞いてしまったり(ま、それは誰もが知らないことだけども)するんだけど、小畑さんの攻勢と困っているつぼみをちゃんと交互に見て、そして考えて間に入り、Bパートでは喋れないでいるつぼみに、4話でのことを踏まえ「ちゃんと言ってくれないとわからないよ?わたしも小畑さんも」と言ったり、過去のことを知ってからは「事情も知らないのにごめんね」と謝ったりと随分気を使っているのを見ると、えりかはえりかなりに4話以降、空気が読めるようにとがんばっているようだ。
 まぁ今回のことの半分は、愛しのつぼみが困っているからというのもあったろうが(笑)。
 でも個人的には、えりかのその空気の読めなさっぷりは個性だと思うし、むしろそこがウザ可愛いと思っているので(笑)、えりかにはこれからも「元気いっぱいノーテンキ」でいて欲しい。

 あ、そうそう。冒頭にも書いたえりかの出した「なぞなぞ」?ですが、これってやっぱ「赤い洗面器の男」的なことなんですかね?
 トンカツ、天ぷら、犬、猫、将棋がどー考えてもかかってこないからなー。ま、単に私がバカなのかもしれんが(笑)。
 「赤い洗面器の男」がわからない人はwikiで検索してみてください。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花は白いヒヤシンス、花言葉は「心静かな愛」。ウンコの数は8つ。紫色は初めてだな。
 次回は満を持して(?)バーローもといダークプリキュアとの戦闘だ!おおお、楽しみだなぁ。
 予告を見る限り、どうも「心をなくして」ダークプリキュアになっちゃったっぽい?
 とすると、元々はキュアムーンライトの相方だったりするんじゃないのかなー? わくわくが止まらないなぁ。


第10話 最大のピンチ! ダークプリキュアが現れました!

おうさっ!んにゃっ!やるっしゅ!大爆発〜っ!!
えりかの可愛さ大爆発だよ。かわいいなー。
そして今回はいつも以上にお話が面白かった。

 そんな今回のお話は…
 恐ろしい力を持つ闇のプリキュア・・・キュアムーンライトを倒したプリキュア・・・ダークプリキュアが、ついにやって来る!
 ある日、さやかが結成した女子サッカー部の試合相手として、サソリーナ率いる「サバーク中学女子サッカー部」が現れた。
 ダークプリキュアは自分のことを「プリキュア」と名乗り、反則攻撃で試合をメチャクチャにしたの。
 異変に気づいてやってきたつぼみとえりか。傷ついたさやかが言うの。「こんなひどいことをしたのは・・・プリキュア!」
 お花畑で暴れる砂漠の使徒のところに駆けつけたつぼみとえりか。
 ところがプリキュアに変身する間もなく、ダークプリキュアの強烈な攻撃を受けてしまう!そして、シプレとコフレを奪われてしまったわ。
 シプレたちを助けに行きたいけれど、シプレたちがいないと、プリキュアに変身もできない…。ダークプリキュアという強敵に、手も足も出ないつぼみたち。
 そんな時、ゼラニウムの花言葉「真の友情」を思い出したつぼみは、花言葉の本当の意味に気づいて勇気がわいてくる!
 最大のピンチに立ち向うことに決めたつぼみとえりか。ふたりが、砂漠の使徒に取り囲まれてしまったとき、思わぬ助けが・・・
 以上公式のあらすじ。

 毎回楽しく見せてくれるこのハートキャッチプリキュア!ですが、今回はいつも以上に面白かった。
 お話としてまずダークプリキュアの参戦があって、世間に知られているプリキュアという存在、それを悪評に変えようとするダークプリキュア、奪われたシフレコフレ、えりかとつぼみ真の友情とは?、ヒーロー物を踏襲した戦闘、お約束悪玉展開、絶望先生再登場、キュアムーンライト・月影ゆりとダークプリキュアの関係、と、見せ所が多々ある中で一つのお話としてとても良くまとまっているし、このアニメらしいコミカルさもしっかり入っていて、これが「ハートキャッチプリキュアだ!」と言わんばかりの見事な内容だ。
 色々な要素が重なる中で、強敵ダークプリキュアという軸が全くブレずに展開しているのが見事で、奪われたシフレコフレや、今のプリキュアでは歯が立たない強敵という、このアニメ的には割とシリアスなお話ながらも、月影ゆりが出てきてからの熱血展開や、戦闘時でのタイムボカンシリーズでの悪玉トリオのような砂漠の使徒達など、先に述べたようにハートキャッチプリキュア!らしさも失っておらず、もう見事としか言いようがない。

 今回は戦闘でYes! プリキュア5以降年々ショボショボになっていく格闘も良い動きを見せており感心。やはりプリキュアの戦闘はこうでなくてはいかん。
 OPでえりかがやっている怒り大爆発は本編で使わないのかと思っていたのだが、ここで満を持して(?)使ってくれる所も粋だ。
 気になった所としては、ダークプリキュアにやられた後のふたりが、変身バンクのワンピースになった事。
 はじめて変身バンク見た時に、「なんでいきなりワンピースになっちゃうんだろう?」と思っていたのだが、どうやらあの光るワンピースは変身の第一段階ってことのようで、フローラルパワーフォルテッシモを使用し、さらにダークプリキュアにやられ、プリキュアコスチュームを維持する力を失ってしまったという事なんだろう。それは第1話でもキュアムーンライトが同じような状況に追い込まれているので、おそらくは正解だろう。
 そのキュアムーンライトだが、もうここまで来るとどー考えても月影ゆりなのですが、今回のラストで彼女を見たダークプリキュアが「そういうことか」とつぶやいて去ることで、必ず勝つはずのプリキュア負ける、謎の女「月影ゆり」という所で物語の興味を小さい、大きなお友達に関わらず引っぱっているのも上手い。

 さて、毎回愛らしさがたまらないえりかですが、今回も見事な愛らしさでボカァどうにかなってしまいそうです。
 戦闘時の見事にキメるブロッサムに対してのマリンで「んにゃっ!」もさることながら、やはり私的にはプリキュア大爆発前のやるっしゅ!を推さざるを得ない。
 「やるっしゅ」はえりかの口癖なのかなー。かわいいなぁ。みんなで「やるっしゅ!」流行らせようぜ!(笑)
 そんな戦闘でのえりかも良かったのですが、今回の一番のお気に入りは実はそこではなく、コッペ様の前での所だったりする。
 つぼみの「ショックだったです」の後の「なぁにバカの事言ってんのよ!」の所で、コッペ様にしがみついている様が愛らし過ぎてホントどうにかなってしまいそうです。

 最後にちょっと気になった所なんですが、「真の友情」の所での話。
 どうもえりかとつぼみは正解には達していないんじゃないかと思うんですよ。
 心の花を守るのがプリキュアだというのなら、「当たって砕けても」はいかんだろうよ。もし砕けてしまったらどうしようというのか。ハイそれまでよとでも言うつもりなのだろうか。
 そういう事を考えても、このふたりはまだまだという気がしますな。のぞみやなぎさ、咲にラブだったら「当たっても絶対砕けない!」くらい言いそうだもの。
 まぁ、今そういうふたりだからこそ、今後の成長が楽しみですな。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花はゼラニウム、花言葉は「真の友情」。ウンコの数は変わらず8つ。
 しかし、お花畑で使った心の種ってなくなっちゃうんかな?そうだとしたら7つです。
 次回はカンフーを習うみたいでちょっとコメディな感じで楽しそう。
 どーでもいーけど、予告の「考えるな感じろ」はカンフーではなくジークンドー……だったよね?


第11話 アチョー!!カンフーでパワーアップします!

ありゃ?随分話が散漫だな。

 そんな今回のお話は…
 ダークプリキュアの出現で、すっかり自信を失っているつぼみ。今のままでは、ダークプリキュアを倒すなんてとても無理。
 もっと強くなるために、つぼみはクラスメイトで自称“カンフーマスター”の酒井まさとに弟子入りすることを思いついたわ。
 「私に、カンフーを教えて下さい!」
 そこへ「兄ちゃんの弟子は俺だけだ!」と9歳の弟、よしとが現れた。つぼみは、二番弟子になって、よしとといっしょにカンフーを習い始めるの。
 ところがまさとは、柔道の授業で同級生に投げ飛ばされてしまったわ。
 そのうえ、よしとやつぼみの前で「カンフーなんてできません」と言わされてしまったの。情けない兄の姿によしとはガッカリ。
 そんなよしとに近づいてきたクモジャキーは、黒くくすんだこころの花を奪い、よしとのヌンチャクに投げつけた!
 すると全身ヌンチャクの人型デザトリアンが暴れだしたわ。つぼみとえりかは2人揃ってプリキュアに変身!
 だけど、ヌンチャクの動きで攻撃してくるデザトリアンに、振り回されて苦戦するの。
 その頃、まさとはよしとを助けるため、スナッキーに立ち向かおうとしていたわ。
 そんな兄弟の絆に心を打たれたブロッサムは、カンフーのポーズを構えて…。
 以上公式のあらすじ。

 前回が良過ぎた所為なのか、どうもスッキリしないお話。まぁ、4クールの長丁場、こんな話もあるさ。
 お話はカンフーマニアにカンフーを習うが、同級生の自称カンフーマスターは気が小さく、実戦でビビってしまい力が出せない男だった……って感じ。
 まぁその辺はいーんだけど、今回はお話にオチがついておらず、解決したという感じには全くなっていないんだよなー。
 自称カンフーマスターがいじめっ子(?)にあっさりとやられたりして、弟にこんなの師匠じゃない!とか言われてしまう流れはいい、そして戦闘でスナッキーから弟を取り戻す展開はこの枠のアニメとして当然なのだが、それで終わってしまうのである。
 ここはやはり、そのいじめっ子に仕返しではないけれど、彼の実力を認めさせる所へ持っていかなければいけないのではなかろうか。
 弟子である弟の前で自分の弱さを認めるという屈辱を受けているのだから、何かしらそれを払拭するような事がなければならないだろう。
 一応、戦闘でそれを示したのかもしれないが、プリキュアが関わっている戦闘は、当事者に取っては夢のようなものだから、それ以外の自分の力で自称カンフーマスターが、弟子の信頼を取り戻す現実を見せるべきだったように思います。
 というか、そうなるモノだと思っていたので、ラストでつぼみとえりかがカンフーの真似事としてアハハウフフで終わってしまったので正直ビックリした。
 そもそも、自称カンフーマスターはホントに強いのかどうかというのもよく分からないし、つぼみがカンフーを習ってパワーアップしたいと思っているのに対し、えりかがふたりの絆があれば大丈夫だという所で平行線だったのも気になった。
 プリキュアはお互いの気持ちや想いが合っているからこそ、1+1が3にも4にもなるという所がポイントなので、二人の気持ちがすりあっているんだかなんだかよく分からないまま終わってしまうのが、どうにも消化不良な感じだ。

 さて、毎回恒例になりつつあるえりかの事ですが、お話同様これといった所がなく、えりかがせっかく自称カンフーマスターを怪訝そうに見ていたので、そこらで何か展開すればいいのにと思った。
 カンフーを取り入れる事に積極的なつぼみと、ふたりの絆があれば大丈夫とするえりかかあるわけだから、ここで何かしらドラマがあっていいのではないだろうか。
 個人的な所をいえば、弟子入りしたつぼみをこっそり影から見に行くえりかは、自称カンフーマスターにつぼみを取られやしまいかと心配になったんでしょうね。
 その辺、綺麗に百合色に染まった脳を持つ身としましては、彼女がとても愛らしい。

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回の花言葉はジキタリス、花言葉は「熱い思い」ウンコの数は前回のブルーのが無くなっていなければ9つ。
 前回のアレはなくなったのかなー。ウンコケースの中の心の種の数をチェックしなければ。

今週のまたみてね
 11話にして絵が変わりまして「丘を散歩するつぼみとえりか&シフレコフレ」でした。もしかして10話づつ変わっていくのかしら?もしくは季節ごととか。
 どーでもいーけど、次回予告の台詞って演説調でおもしろいよねー。


第12話 ドッキドキです! プロポーズ大作戦!!

うぃっす!やるっしゅ!一緒にポワワ〜(´∀`)
えりかの一挙手一投足がたまりません。

 そんな今回のお話は…
 「おれ、彼女にプロポーズするんです!」
 つぼみの店へやってきたのは常連客の利岡さん。
 大好きな恋人に、“永遠に咲き続ける花”をプレゼントして、プロポーズするつもりなんだって。
 絶対プロポーズが成功してほしい!もりあがるつぼみと家族たち。だけど、利岡さんは自信なさそう…。
 そこでつぼみは、バーベキューに誘ってみたの。にぎやかで楽しい方が、きっとプロポーズもうまくいくはず!
 バーベキュー当日。利岡さんが恋人のリサさんをつれやってきたわ。
 森の中の吊り橋へ、利岡さんとリサさんを誘ったつぼみとえりかは、そっとはなれて2人を見守ることにしたの。その様子をコブラージャも見ていたわ。
 リサさんの今にも枯れそうなこころの花をうばって、川へ投げつけると、水のデザトリアンがあらわれた!
 つぼみたちはプリキュアに変身するけど、水のデザトリアンはパンチもキックも効かない!!しかも、マリンがデザトリアンの中に吸い込まれてしまった!
 そんなピンチのとき、利岡さんは、リサさんが大好きなあまり、すごいことをするの!
 以上公式のあらすじ。

 今回はお話よりもそれ以外だろうよ!ってくらいえりかが愛らしかったよ。えりかについては後述。
 さて、お話はと言うと、好き過ぎてすれ違いのカップルがプロポーズするってだけの内容。
 愛するが故の悩みについては、まぁこの枠のアニメとして絶対結ばれるし、むしろメインはつぼみとえりかの実家である「HANASAKIフラワーSHOP」と「フェアリードロップ」が、なんか役に立っているところを紹介して、それなりに意味があるところを見せたかったんだと思います。
 とまぁ、そんな感じでお話的には特にこれといったところはなく、なにせAパートなんて丸っと使って説明&前フリしただけだもんな。

というわけで、個人的にはむしろそれ以外の小ネタの方がおもしろく、大人のラブロマンス(?)にはしゃぐつぼみだったり、それをあまり解さないえりかだとか、吊り橋効果に付いて説明するつぼみや、戦闘でのマリンの三枚目っぷりが見ていて楽しい。
 えりかをこよなく愛する身としましては、冒頭にもかきましたが、フェアリードロップ内での「うぃっす!」や、わたくしお気に入りの「やるっしゅ!」、水デザトリアンに取り込まれ、息ができなくなった所をシプレコフレに竹筒突っ込まれて「OK」サイン、そしてデザトリアンと一緒にブロッサムにピンクフォルテウェイブを喰らっていっしょにポワワ〜となり、事後「愛ってクセになるかも〜」ですよ。
 つぼみの愛にやられっぱなしなえりかがとても愛らしいですよね(笑)。クセになるかもの時のフニャ顔がたまらないです。
 どーでもいーけど、シフレコフレが刺した竹筒ですが、当然竹は節の所で塞がっているので、あのままでは息ができないですよね(笑)。
 それにデザトリアンのクセに水のデザトリアンとは何事かってー話ですよ。
 砂漠や乾き云々言っている彼らなので、水のデザトリアンなんか作ったらむしろ弱くなりそうですけどねぇ。
 ああ、そういえば、デザトリアンに取り込まれたマリンですが、やっぱりマリンだけに「水」属性には技の効果が薄いんですかね?

今週の花言葉とウンコもとい心の種
 今回のお花はチューリップ、花言葉は「永遠の愛」でした。
 ウンコの数は前回と今回のウンコケースの中をチェックした所、やっぱり前々回の青いウンコもとい心の種は消えたようで、今回で8つになっておりました。
 しかし、普通に使って消えてしまうのであれば、ウンコもとい心の種で心の大樹を復活させるのだというのに、そんな気分転換如きに大事な心の種を使っちゃってもいーんですかねぇ(笑)。


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