お薦め悪/脇役

TV時代劇作品の視聴感想と悪/脇役の紹介文です

◆作品:八丁堀の七人〔並び順↑〕
切腹まであと二日!最後の激闘!! 
怒りの鉄拳!一目ぼれされた女医 八丁堀VS幕府最強軍団!
大名行列への討ち入り!名誉を賭けた闘い!! 獄門に笑う女!牢内にすべての謎が… 
捨て身の人質救出!愛する女を守れ 母と名乗れない女!わが子と涙の対面
二度消えた?死体嘘つき女が襲われた!! 与力を恨む女!闇に潜む権力者を暴け!!
写楽殺し!地獄絵図の女 

八丁堀の七人4 最終話 切腹まであと二日!最後の激闘!!

2003年03月10日

あらすじ

呉服店の若後家を手篭めにし金を脅し取ったと訴えられ謹慎処分になった久蔵。処分に納得できない八兵衛は真相を確かめる為に呉服店主・庄左衛門の元を訪れる。

本日のお薦め
  • 大出俊さん
    • 目付・榊原将監。冒頭いきなり、久蔵に謹慎を言い渡してます。整然・断固としている様は目付の貫禄十分でした、流石大出さん。久蔵がそんな悪事を働いてるとも思えないので、このあとどう関わって対決?するのかいろいろ想像しちゃいます。後半、放蕩馬鹿息子の右京に「ばか者!何もするな!わしの指図があるまで動くな!」というときの、有無を言わせぬ強さと非情さと何か企んでる目つきがなんともいえません。やっぱこうでなくっちゃ!
  • 山西道広さん
    • 井筒屋庄左衛門。青山が本当に悪事を働いたとも思えないし、訴えるなんて山西さんはやっぱ悪人なのか?と思いつつも、八兵衛に問われた時の挙動に不信あり。この「どっちなんだ?」と思わせてくれるところがいいっす。八兵衛に真実を話すとき、涙を堪えながらそれでも八兵衛を見、一生懸命話す表情が臨場感あってよかったです。
  • 波多野博さん
    • 若年寄聴聞役・本田壱岐守。冒頭、青山が謹慎を言い渡される場面、襖越しに次の間で聴聞されてます。深く深呼吸をして目を閉じちゃうんですよね。若年寄はどう思って聞いてるんだ!?とこれまたいろいろ想像しちゃう。その後の切腹を言い渡す場面、久蔵の反論を聞き頷きあう表情があって、最後の「厳しく問いただして」って事になっていくんですね。うーん、奥が深い。
  • 笹木俊志さん
    • 久蔵の屋敷を見張る役人。「青山久蔵は謹慎中の身だ、帰れ帰れ」と八兵衛を追い帰してます。笹木さんの貫禄と凄みで「帰れといったら帰れ!」と怒鳴られたらすごすご引き下がるしかありません。
  • 大矢敬典さん
    • 居酒屋主。旗本(入江さん・河本さん)に無銭飲食されたので「お武家様御代をお願いします」というと逆に乱暴されてます。いたいけな町人の象徴なんですよね。小柄で見るからにお優しげな大矢さんはぴったり。
  • 藤沢徹夫(現・徹衛)さん
    • 北町与力。藤沢さん、準レギュラー?のように、時折保身ばかりを図る与力役で今シリーズ登場されてますよね。今回も「われら北町に怨嗟の声があふれ悪評が募る一方!青山久蔵が身分を弁えぬ行状の結果!」と怒りを露にされてます。結構なインパクトと迫力。磯貝に向かって「ばか者!むかつくのはそのほうじゃ!」「判ったか磯貝!」「この役立たずが!」「磯貝!」と袋叩き。こう台詞だけ書くと普通なんだけど、藤沢さんの間といい状況といいなんだかおかしくて笑っちゃいました。磯貝に逆襲される場面の「狐にでもとりつかれたか?磯貝」って声のトーンもちょっと情けなさげで、びっくりした心情が出ててよかったです。
ココ見て!
  • 旗本。無銭飲食して主を痛めつけ、「何が北町だ!」と同心に喧嘩を売る=入江毅さん
  • 無銭飲食して主を痛めつけ、「居酒屋の酒代なんてかわいいもんだぜ」と同心に喧嘩を売る=河本タダオさん
  • 北町与力。磯貝をみなで攻め立てる場面。「然様!上役を上役とも思わぬ無礼な振る舞い!許せるのもではない!」と怒鳴る=西山清孝さん
  • 北町与力。磯貝をみなで攻め立てる場面。「この昼行灯め!」と叩く=矢部義章さん
  • 北町与力。磯貝をみなで攻め立てる場面。奥右=小峰隆司さん
  • 北町与力。磯貝をみなで攻め立てる場面。奥左=池田謙治さん
  • 浪人。中盤、呉服屋から出てきて、仲間から状況を聞かれ、「ああ、北町の奴らにゃ何も話しちゃいねえ」と答える=川上真人さん
  • 右京に捨てられてないてる茶屋女=朱花さん
  • 食い逃げ旗本。中盤、兵助らに「直参旗本と知っての狼藉か!」と抵抗する=白井滋郎さん
  • 食い逃げ旗本。中盤、兵助らに「おのれ小癪な!」と抜刀する=木下通博さん
  • 野次馬・人足風。「食い逃げ旗本に助こまし与力の配下か」と吐き捨てる=岡田和範さん
女将所感

出来た親に出来損ないの子供はつきものみたいだけど(この場合、悪人に「出来た」ってのも適切でないけど)、右京の描かれ方も相当間抜けに描かれてましたね。「下手をすればわしのほうこそ家禄没収の上切腹じゃ」という親の言葉に、『っえっ!?』って大声張り上げて驚くんだもの。普通の武士なら考えりゃわかる状況だろうに、言われなきゃ判らないなんて情けなさ過ぎる…。ま、そんな息子だから最後まで親が出張っていって、「やれ」って指示しなきゃいけないんだろうけど。
 久蔵が家禄没収か切腹になれば与力の座がひとつ空き自分が昇進できるかも!?とほくそえむ磯貝(石倉三郎)、こういう捕らぬ狸の皮算用する人いるよなーとミョーに納得。私のお気に入りは、磯貝袋叩き場面と逆襲場面。身の安全と体面しか考えてない上司とごますり中間管理職のやり取りが身の回りにもありそうなだけに親近感が沸くのかなあ。キレた磯貝と狐につままれたような与力たちの姿がおかしくて笑っちゃいました。京撮のお馴染みの皆さんの貴重な演技が見られて私は満足。

八丁堀の七人4 第7話 怒りの鉄拳!一目ぼれされた女医

2003年2月17日放送

あらすじ

 辻斬りが出没し八兵衛らはその探索に躍起になっていた。一方、弥生は遠山慎介という侍と出会い、一目ぼれされる。弥生もまんざらではなさそう。
 そんな折、岡場所で女の死体が発見される。

本日のお薦め
  • 三浦浩一さん
    • 弥生に一目惚れする遠山慎介。純朴で真面目でストレートそうな役柄、好感が持てるお侍さんでした。弥生に振られ、悪態つくでなく「苦しい思いをさせてしまいましたね」なんて、いい人だー。いっその事ついて行っちゃえばよかったのに弥生、と思ってしまった私でした。レギュラー変わっちゃうんでそんなことありえないんでしょうけど。
ココ見て!
  • 冒頭、いきなり辻斬りに殺された辰巳屋主=杉山幸晴さん
  • 弥生堂の前で「そりゃ、ココの弥生先生親切だしべっぴんさんだしね」と説明する旦那風=木村康志さん
  • 薬代の代わりにサツマイモを弥生に差し入れてる=東孝さん
  • 遠山慎介(三浦浩一さん)の供・せんきち=岩須透さん
  • おとせ殺しの目撃者。「おいら夕べ酔ってそこの道歩いてて」と証言=中川峰男さん
  • 八兵衛に佐吉(畑山隆則さん)の事を尋ねられ「浪人崩れの5人組を見た事ねえかって」と説明=田中雅俊さん
  • 普請場・棟梁風。「佐吉ねえ?血の気の多い奴だった、世間を拗ねてよ」と証言=木谷邦臣さん
  • 女中、水撒きながら「私はあの人がおとせちゃんやったなんて信じないよ」と証言=渋谷めぐみさん
女将所感

 時代劇が初めてな畑山隆則さん、「現代劇と違って違和感あって初めは気が重かった」というようなコメントが雑誌にのってました。大丈夫なんかなと思って見てましたら、喧嘩のシーンでパンチを繰り出す姿は腰が入ってて流石に本物!って感じでした。喧嘩の場面で、相手の刀奪って立ち回りをするシーンがあったけど、やっぱ刀を持って「演じる」って言うのは無理があったんじゃ。佐吉は町人だし刀を使った立ち回りでなくても、匕首とか素手でもよかったんだじゃないかなー。あ、素手じゃ強すぎて駄目だったのかな?
 サブタイトルの怒りの鉄拳って誰の鉄拳?畑山さんの?だったらそのあとに「一目ぼれされた女医」ってつけるのも如何なものか…並べりゃいいってもんでもないし。しっくり来ないな。んー、私の頭が悪いのか…。

八丁堀の七人4 第3話 八丁堀VS幕府最強軍団!

2003年1月20日放送

あらすじ

 久蔵が一人息子の市之丞を養子に出したと聞き、八兵衛は驚く。早速久蔵の屋敷に駆けつけたところ、身篭っている若い女がいた。そんな頃、北町奉行所に大番組衆が乗り込んでくる。

本日のお薦め
  • 秋野太作さん
    • 大判頭・矢代主膳。秋野さんに久々にお会いしたと思ったら時代劇の悪役とは…。抑え目のトーンで表情歪めて話す姿は悪人然としてましたね。「必殺仕掛人」の千蔵役や「助け人、走る!」の利吉の印象が残ってるので、「こんなになっちゃったのか…」と思いました。
  • 朝日完記さん
    • 大番組・内藤一学。北町奉行にやってきて、門前で一郎太らに「貴様ら北町の者か!お奉行に取り次いで貰おう」と不遜な態度!目茶目茶横柄な態度でした。権力を笠に着るというか虎の威を借る狐というか、見てるものの嫌悪感を誘う態度でした。
      普段時代劇では悪役・悪代官配下のような役柄が殆どな朝日さんが、2002年10月17日(木)放送のオヤジ探偵−第2話で後藤幸一役を演じておられました。この時は妻思いな情の深そうな旦那様を演じてたんですよね。「いつもと違うじゃ〜ん!かっこよすぎー!」と新鮮な思いで見たものでした。
  • 楠年明さん
    • 北町奉行・跡部山城守。準レギュラー(?)の楠さん、青山が命令に背いて出仕する意志がないのを聞いた場面。言葉にならない唸り声を発しやおら席を立って、床柱に突っ伏した時は怒りのあまり心臓発作で倒れるんじゃないかと思っちゃいました。普段は温厚で影の薄い(…おいおい)北町奉行ですが、今回はインパクトがありました。楠さんといえば「赤かぶ検事」の裁判官役でも御馴染みでしたよね。
  • 藤沢徹夫(現・徹衛)さん
    • 北町筆頭与力。大番組が乗り込んできた際、血相変えて同心溜まりに飛んできます。「青山は何処だ!兎に角直ぐに呼んで参れ!お奉行のご命令だ!判ったか!」と怒鳴ってます。青山が命令に背いて出仕する意志がないのを聞いた場面では、「なに!?当分奉行所に出る気はないだと!?」と怒鳴ってます。「判るか!我らの進退に関わる大事になるといっておるのだっ!!」と心底事態に狼狽して怒り狂ってる様子です。
       お奉行と筆頭与力の狼狽振りが、自分の身の事しか考えてない管理職って言うのが如実に出てて面白かったです。
  • 武井三二さん
    • 大番組・須崎。回想シーン、喜助を殺し、橋の上で青山と対峙する場面の殺気というか迫力が大したモンです。血の気が多くいかにも自分の腕に自信持ってるって感じが表れてました。
  • 柴田善行さん
    • 飾り職人・喜助。おみねが宿した子供を自分たちの子として育てようという優しい夫。日々を精一杯生きようとする町人の健気さがよかったです。なのにあっさり無頼の徒のような二人に斬られてしまってお気の毒…。
ココ見て!
  • 冒頭、大番組(五人組)が橋を渡る場面の後列=左 西村龍弥さん 中央 山口幸晴さん 右 浜田隆広さん
女将所感

 ED、青山の屋敷に大番組衆が乗り込んでくる場面。「女を捜せー!」「(見つけ出すのが)遅い…」とかかがり火のところでデンと一人構えてたり…、かなりの騒ぎ。なんだか「討入り」みたいと思ってしまった私。この場合、善と悪はまるっきり逆だけど。 その所為か「矢代主膳の私怨による軽挙妄動に上様がご立腹」という結果になって万事目出度しでよかったんだけどね。

八丁堀の七人 大名行列への討ち入り!名誉を賭けた闘い!!

投稿日 3月12日(火)09時08分10秒

あらすじ

 総十郎の娘・お袖が烏山藩の進藤の次男・数馬に嫁ぐ事になり、総十郎は玉の輿に乗ったと大はしゃぎ。
 そのころ八兵衛は弥生から、誰かにつけられていて気味が悪いと相談される。

本日のお薦め
  • 堀内正美さん
    • 勘定方・宗像弾正。自分の栄耀栄華の為に不正も人殺しも他人を陥れる事も平気な様が、堂々としてますよね。切腹場面、流血を見たときの表情や「介錯無用」と言うあたりの演技は流石乱心系!素晴らしかったです。仇討ち赦免状を見せられた時の狼狽振りも良かったです。
  • 鷲生功さん
    • 進藤の長男・右京。「役者みてえないい男」ってホント、鷲生さんきれい。ま、表面的な事はさて置き、悪人も善人も出来る鷲生さん、今回は武士道と愛に挟まれ心を閉ざしてしまう若侍でした。同心溜りで「八兵衛殿、父には申し訳ないが御家などどうでもいい」と話す時の、吹っ切れた表情はよかった。何かを決心した男の顔ってとこでしょうか。切腹場面は男の一念が見られて良かったです。
  • 石田登星さん
    • 藩主・吉忠。いつお出になられるかと待っておりましたら、ホントに最後でした。八兵衛に行列を止められ顔を出した石田さん、品があって貫禄十分。青山と目で会話する所も良かったです。それにしても設定年齢「45」!?私の目が悪いのか…。
  • 佐野圭亮さん
    • 進藤の次男・数馬。父と兄を信じ武士道に生きようとする一本気な若侍、こういう役どころはピッタリですね。宗像に騙され兄と対立するのも一興。真実を知り剣が苦手ながらも必死に宗像に向かっていく姿が良かったです。
  • 伊庭剛さん
    • 弾正配下。伊庭さんも善人悪人両方できる方ですが、悪のナンバー2を好演しておられましたね。宗像の「真面目な悪の部下」でした。
  • 藤沢徹夫(現・徹衛)さん
    • 船宿主。聞き込みに来た源吾らに「ご浪人でしたよ。役者みたいないい男だったー。」と証言されてます。いい男だったーっていう言い回しが良かったです。ホントにええ男だったんだろうなと思えました。
  • 細川純一さん
    • 進藤の遺体発見現場にいる南町同心。「ついてないよ、月番初日から殺しのようだ」ですって。駄目ですよーちゃんと仕事に励まないと。如何にもやる気がなさそうで良かったです。
ココ見て!
  • 留守居役・進藤十内=芝本正さん
  • 右京の介錯役=白井滋郎さん
  • 最後、治りました!と弥生に肩を叩かれる患者=大矢敬典さん
女将所感

 久々に見応えがありました(って、これが最終回なのに…)。堀内さんの脂の乗った乱心系演技、鷲生さんと石田さん善悪両方出来る若手(と私が思っている)芸達者な方をそれぞれに個性が出た形で一度に見られて満足。
 右京と萩乃の関係と、宗像弾正のどす黒い野心が好対照でした。ラストの吉忠は出来すぎかなとも思ったんですけどね。中途半端に終わるよりは大団円で終わってよかったでしょう。
 欲を言えば、進藤十内(芝本正)の苦悩も少し見せて欲しかったのと、お袖がどうなったかも気になる…。…なんて事まで盛り込んでたら、一時間半SPにしないと入りきらないだろうし、変に色々入れてボケてもいけないので、腹八分目でいいでしょう。

八丁堀の七人 獄門に笑う女!牢内にすべての謎が…

投稿日 3月6日(水)14時17分48秒

あらすじ

岡場所の取締り中、八兵衛はお仙という強情な女を捕縛する。吉原へ下げ渡しになる所、町役奉公にいく事に。八兵衛が奉公先が決まるまで預かる事にする。

本日のお薦め
  • 宮内洋さん
    • 本庄又四郎。始めにチラッとお出になられただけでずーっと出て来ないんでどうなったかと思ってました。やっとお出になられたと思ったら、あんなヒヒオヤジ…。おまけに素面(?)で女に額刺されるなんて…。V3やリュウの面影は見る影もなし…。
  • 朝日完記さん
    • 牢屋同心・匹田甚内。胡散臭く粘着質でやーな奴全開でしたね。ホント憎々しくてよかったっす。ここまで朝日さんが目立つのも珍しい気がします。
  • 松村康世さん
    • 肺病に病んだ女牢名主・おこう。死期が近づいてる荒んだ女囚、よかったです。最近ですと、「御家人斬九郎」で松平家の下女・よねを演じておられました。松村さんもお若い頃は、憎々しい役も沢山やっていらっしゃいました。
  • 矢部義章さん
    • 牢番。「牢名主のおこうならば胸の病が酷く、今夜一晩持たんでしょう」と折角台詞仰ってるのに、全然お顔写ってないじゃん!と憤慨してましたら、苦しむおこうを心配そうに牢の外から見守っておられたので拝見できました。とは言うものの、ちょっと見難かったので残念…。
ココ見て!
  • 奉行=楠年明さん
  • 冒頭、奉行に反論する青山の左後方の与力=小峰隆司さん
  • 伝馬町牢屋敷でお仙を八兵衛に引き渡す同心=小坂和之さん
  • 後藤屋番頭「どうも、ありがとうございました。お気をつけて」=大矢敬典さん
  • 後藤屋=野口貴史さん
  • 刀研師=西山清孝さん
  • 長右衛門=石井洋充さん
  • 長右衛門を捕らえた同心=西村龍弥さん
  • 西村さんの後の同心=川上真人さん
女将所感

簪で額刺すなんて、お仙あんたは仕事人かい…。他にも仇の討ち方あっただろうに…。それだけ怒りが強かったって事よね、きっと。
 来週の予告、面白そうだったです。

八丁堀の七人 捨て身の人質救出!愛する女を守れ

投稿日 2月26日(火)17時58分48秒

あらすじ

八兵衛は盗賊の文五と平八を追い詰めるが、文五を取り逃がしてしまう。そんな中、八兵衛は弥生が兵助から愛の告白を受けた事を知る。

本日のお薦め
  • 内田勝正さん
    • 寺崎文五。やはり内田さんのふてぶてしさと言ったらいいですねー。弥生をかどわかし酒を飲みつつ「いずれ判る」とか「そういう事だ」というときの表情。意味深で嫌味っぽくていいです。
  • 成瀬正孝さん
    • 寺崎平八。捕まって磯貝に取り調べられる時の「どうだろう?」とにやっとすっとぼけるお顔がふてぶてしさ満点でよかったです。成瀬さん、暫く拝見しない間にお顔つきが柔和になられた感じがしたんですが、そう思ったのは私だけ?
       このお二人の「ふてぶてしい兄弟」、なかなかのキャスティングですよねー。
  • 笹木俊志さん
    • 寺崎手下の浪人。「騒ぐな」と脇差出して弥生を脅してます。ひえ〜、眉毛のない笹木さん怖すぎです。あのお顔で凄まれたら、黙ってついていかなきゃどうしようもないっす。
ココ見て!
  • 冒頭斬り殺される近江屋喜平=小峰隆司さん
  • 「ヤバイ!役人が来る!」と報告する寺崎手下の浪人=小谷浩三さん
  • 「来てもらおうか」と弥生に言う浪人=白井滋郎さん
  • 「入れ!」と八兵衛を引っ張って連れてくる浪人=山口幸晴さん
女将所感

 折角、内田さんと成瀬さんだったのに、何だかせこかったような気が…。「八丁堀」って、コメディ・メロドラマに変わっちゃうんでしょうか。

八丁堀の七人 母と名乗れない女!わが子と涙の対面

投稿日 2月19日(火)12時14分33秒

あらすじ

総十郎に隠し子が発覚。総十郎は八兵衛とともに妻の綾乃に事情を話す事にした。そんな中、油問屋の芳三が殺される。芳三はお艶から暇を出されていた。

本日のお薦め
  • 山西道広さん
    • 相模屋主・政之助。病に臥せってる割にはちょっと健康そうだった…。「うちへ引き取ればいいじゃないか」「お艶の子は私の子だ」と仰ったのには、ひえー驚きました。ここまで善人だったとは…。山西さん、元々悪人も善人もおやりになられますからね、どっちなんだろうとどきどきします。一番印象深いのは「探偵物語」の刑事役(成田三樹夫さんの部下)でしょうか、ちょっと間抜けな刑事役を好演されてました。
  • 伊藤高さん
    • 蓑吉。陰湿な性質を表現させたら天下一品。な方ですが、今回は因業女のお糸に押されててちょっと影が薄かったです。
  • 岩尾正隆さん
    • お艶を強請る遊び人・やさぶろう。岩尾さんの持ち味全開、こういう寄生虫的なイヤーな奴ってホントぴったり!それにしても、アッサリ後ろから刺されるなんてーのはちょっと戴けない…。
  • 河本タダオさん
    • お糸に「ちょいと頼みがあるんだけどさ」と雇わる遊び人。柄の悪い役はホントにピッタリ!若手(と私が思っている)の中では傍若無人な振る舞いさせれば右に出るものなし。とは言うものの、「洋服の○山」のCMのように笑顔も本当に素敵な殿方です。
ココ見て!
  • 冒頭殺される元・番頭芳三=岡田和範さん
  • お艶の身投げ場面、おたかと一緒にいる男客=浜田隆広さん
  • 庄太の命乞いするお艶を縛る男・こげ茶色細かい縦縞着物=司裕介さん
女将所感

 詳細はおいといて、笑わせていただきました。石倉さんの一挙手一投足、仲間の同心との遣り取り、面白かったです。
 それと、来週の予告「愛する女を守れ!」って、いつの間に八兵衛は弥生の事をそんな風に思うようになってたんだろう…?知らなかった…。それとも、危機に直面して自分の気持ちに気がついたんだろうか…?ってな事を思ってしまったのは、私だけかもしれない…。

八丁堀の七人 二度消えた?死体嘘つき女が襲われた!!

投稿日 2月17日(日)20時25分57秒

あらすじ

甘酒売りのお八重から賭場の情報を聞いた一郎太。取締りの為、磯貝らが調査に向かうがそこでは碁会が開かれていただけだった。八兵衛はお八重を問い質す。お八重は八丁堀でも有名な嘘つき女だった。

本日のお薦め
  • 伊藤敏八さん
    • 近江屋源蔵。胡散臭さはピカイチ!いやに淡白な役をやってらっしゃるなあと思いましたが、仙吉を手に掛ける時の異常なお顔つきは最高でした。流石常軌を逸した表現力!
  • 武井三二さん
    • お八重を消しに来る遊び人。「下手人を見たそうだがのは本当かい」って凄んでます。流石武闘派の武井さん、めっちゃ怖いです。恰幅・眼力は天下一品!
ココ見て!
  • お八重が女の遺体を発見した時に居合わせた男=山田永二さん
  • 襲われたお八重に「おい大丈夫か?」と声を掛ける職人=石井洋充さん
  • 面通しされる左官定次=池田謙治さん
  • お八重の回想シーンで預けられる旦那風=川上真人さん
  • 「そうかい仙吉さん五年前から」と兵助に言われ「へえ」と答える人足=小坂和之さん
  • その左の人足=杉山幸晴さん
女将所感

「うお!今宮神社!あぶり餅喰ったトコ!」とロケ地に興奮してしまいました。今度、今宮神社へ行ったら「山田さんが刺されたごっこ」とかしそう…。うー、唯でさえ、脇役ウォッチングで忙しくてストーリーが判らなくなるのに、ロケ地まで気にしてたら何回見ればいいのか…。…私の時代劇の見方がどんどん普通じゃない方向へ…。

八丁堀の七人 与力を恨む女!闇に潜む権力者を暴け!!

投稿日 2月14日(木)13時27分09秒

あらすじ

呉服屋の伝兵衛の水死体が発見される。近くに遺書があった事から、仏田は自殺と判断。ところが奉公人のおゆきは殺されたのだと激しく主張する。

本日のお薦め
  • 中山仁さん
    • 桂田青洲。最近、悪人まっしぐらですね。体格も恰幅もいいので結構な存在感。にやっと笑いながら悪事が出来る時代劇に欠かせない人になりつつあります(てな評価は心外?でも、中山さんが時代劇出るのって、昔はそんなになかった気がしたんだけど)。
  • 草見潤平さん
    • 桂田家臣・沢井平九郎。何か算段するような目配せはホント姑息そうです。時代劇でも現代劇でも犯人絡みの三ン下系。
  • 窪田弘和さん
    • 松葉屋番頭。「夕べ出先からお供の手代を先に返したきりお戻りにならないので…」と事情を仏田に説明してます。お店主が死んでしまった悲壮感がよく出てました。ホントに窪田さんいつ拝見してもお人がよさそう…。窪田さんの悪人役も一度拝見したいものです。
ココ見て!
  • 冒頭、水死体発見の際の唄っている船頭=大矢敬典さん
  • その時船に乗ってる町人(男性・手前)=浜田隆広さん
  • その時船に乗ってる町人(男性・後ろ)=小谷浩三さん
  • 水死体・松葉屋伝兵衛=小坂和之さん
  • 切腹した賀川外記(おゆきの父)=石井洋充さん
  • 久蔵が張り込む飲み屋の親爺=江原政一さん
  • 桂田家臣・茶羽織着物=入江毅さん
  • 木戸番・松葉屋を目撃、証言してます=畑中伶一さん
  • 船宿奉公人・台帳を見ながら源吾に証言=岡田和範さん
女将所感

「縄目の恥辱は受けん」と腹掻っ切った桂田。んー、気持ちよかった。最近この手の「悪」見てなかったですからね。終わりよければすべて良しです。

八丁堀の七人 写楽殺し!地獄絵図の女

投稿日 1月24日(木)00時26分06秒

あらすじ

 薪能のあと八兵衛が齋藤十郎兵衛を送る事になった。その帰路で何者かの襲撃を受け、八兵衛が射られてしまう。その矢には、写楽の絵が巻いてあった。
 30年前にぱったり絵を描かなくなった写楽とは齋藤十郎兵衛だった。

本日のお薦め
  • 佐藤仁哉さん
    • 島帰りの伊平次。最近の佐藤さんにしては珍しく悪代官役じゃなかったです。昔はこういう役も多かったんですが、久々に拝見すると新鮮です。この日、「黄門」と二時間連チャンのご登場だったんですね。
  • 高橋昌也さん
    • 葛飾北斎。白髪・ひげがボーボーで、絵の事しか頭にない一種偏屈者っぽい所がよかったです。高橋さん、ワンシリーズに一度くらいゲストでお出になられるようですが、お元気そうで何よりです。
  • 片岡弘貴さん
    • 齋藤十郎兵衛。若手で時代劇の悪役がこなせる数少ない役者さんですよね。「自己中」で、傲慢な役どころはぴったりです。ラス立ちで八兵衛のピンチ場面、思わぬ展開でおや?!と目を引きました。片岡さん、あっさりやられないトコがいいです。あのしぶとさがいいんですよね。
  • 大橋吾郎さん
    • 加瀬崎十郎。伊平次を匿ってたので正義感ぶった悪人かしらと思ったら違いましたね〜。北斎に絵を描かせてやりたくて、悪事を隠蔽してしまう板ばさみの役どころでした。事情を青山らに話すときの苦しそうな少し悲しげな表情、良かったです。
ココ見て!
  • 町奉行=楠年明さん
  • 冒頭、十郎兵衛を襲う浪人達の中、「待てー!」と叫んでいる茶色の着物=床尾賢一さん
  • 賊を取り押さえに来る阿波藩士。提灯所持=河本タダオさん
  • 賊を取り押さえに来る阿波藩士「始末は当方に任せてもらおう」=山田永二さん
女将所感

 石野さん、久々に時代劇で拝見しました。この姉妹って不幸が似合う悲しげな女性ですね。なんか儚げで。でも、意外とホントは強かってパターンも多いんですけどね。

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