出会い

峰様を知った経緯、始まりは東映太秦映画村!

初めて会ったその日から…?!

一昔以上も前の昭和62年11月、初めて東映太秦映画村で模擬撮影を見学しました。あの頃は私も若かったです。 

初めての模擬撮影

 時代劇は好きでしたが、どういう風に制作されるかなど、全く知らず、模擬撮影は衝撃と感動でした!
 沢山の観光客に囲まれ、リハーサルが始まり、殺陣の打ち合わせです。「そうか、こんな風に決まってるから、絶対主人公は斬られないんだ!」と、いい年をして気が付きました。

 長いリハーサルが済み、では本番!さっきのリラックスした雰囲気とはまるで違い、ぴりぴりとした空気に変わりました。すごくドキドキ!
 その時、私は最前列で見ていて、すぐ前に地回り役の役者さんが2人いらっしゃいました。
「本番!」となり緊迫した空気の中、お芝居が進んでいきます。私の目の前にいた、片方の役者さんが侍に向かって刀を振り上げた時に袂からタバコが「ぴゅーっ!」と、飛び出しました。
 監督の「カーット!!」と叫ぶ声!!そりゃあ江戸時代にタバコの箱が飛んではマズイですよね。役者さんもスタッフの方も観光客もみんな大爆笑です。
 その時の相方の役者さんの、ふっと力の抜けた笑顔が印象的でした。
 …普通なら張本人の役者さんに眼がいっても良さそうなものですよね。でも、何故か違う方のほうへ…、私の場合、天邪鬼だったのかもしれません。…その時タバコを飛ばした役者さんのお顔は憶えていますが、未だにお名前が判りません。…その方は東映の、あごが特徴的な(ごめんなさい)役者さんです。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えください(判明しました。「人相書」 「寄せ鍋」へどうぞ 2000年10月14日追記)。 
 穏やかな笑顔が、「本番!」と声が掛かるときりっと引き締まり、あっという間に観客をお芝居に引き込んでいく…役者さんって凄いなあと思いました。

日常生活に戻り…

 いつも通り時代劇を見ていると、それまで気にした事もありませんでしたが、斬られていく人の中に「あの時の人」がいるではありませんか!びっくりしました!!「へえ〜、テレビに出てる人なんだ。」と思いました。よく見ていると、あちこちの番組で登場しています(ごめんなさい、当時は何も考えず見てたものですから)。私は知らず知らずのうちに、チャンバラのシーンでは「あの時の人」を探すようになっていきました。

 翌年、昭和63年2月、会社を休んで京都旅行に出掛けました。映画村にも足を運ぶと、たまたま、「暴れん坊将軍」の撮影を見る事が出来ました。いつもテレビで見ているスターが沢山いらっしゃって感動でした。
そして何と、「あの時の人」もいるではありませんか!これには驚きました。勝手に「これは何か縁があるかも」と思いました。これが、思いきりはまっていく、第一歩だったのかもしれません。 

その人の名は…

 次第に、「あの時の人」の名前が知りたくなりました。台詞があってそこそこの役でないと配役にはお名前が出ません。注意して見ていると、発見出来ました!
 それは、模擬撮影で初めて拝見してから、4〜5ヶ月後の事で「暴れん坊将軍V」の「炎に消えた女囚」の同心「高原大助」役でした。
 台詞もアップも沢山です。「今日こそは名前が判る!」、と意気込んでキャストロール見ておりました。
そしてついに念願の「峰蘭太郎」様のお名前を発見したのです!
 あの時は本当に嬉しかったです。インパクトの強いお名前だったのですぐに憶えました。
 それから、「あの人探し」が、「峰蘭太郎様探し」に変わりました。先日、映画村で見た撮影分も放送され、感激もひとしおです(「さらわれたお葉」)。

 そして月日は流れ、声や後姿でも判るようになってきました。 

運命の駄目押し…?!

 そして平成11年2月27日、奇しくも又「暴れん坊将軍」でした。中日新聞のテレビ欄の番組紹介に「暴れん坊将軍」があり、記載の中に、「薩摩藩主(峰蘭太郎)の…」と書かれていたのです!
 これには驚きました。まさか、同姓同名の方がいらっしゃるとは考え難いお名前ですし…。でも、実際に放送を見ると本当です!
 長い間こっそり見ていたあの方が、新聞に名前が載って御殿様!!目茶目茶感激!って私が喜んでも仕方ないかもしれませんが…。
 しかし私には画期的な出来事でした(←受け取り方に因っては、凄い失礼かも)。そして峰様に対する私の温度が一段と増したのでした。


暫く前に、現代物にも出演されている事に気付きました(今更遅いのですが…)。ですので出来るだけ「東映京都」の作品は、現代・時代劇に関わらず見るようにしています。

 今は取り敢えず、一度は録画する事にしています。…って言っても、峰様について殆ど何も知らないのです。2000年3月に一度お会いしましたが、余りの緊張でお聞きしたい事もお聞き出来ず帰ってきてしまいました。

 極道物や任侠物の映画に出られてると、最近知りました。…情けなや…。
(2000年8月記す)

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