お薦め悪/脇役

TV時代劇作品の視聴感想と悪/脇役の紹介文です

◆作品:水戸黄門〔並び順↑〕
29部 波乱万丈の旅立ち 29部 危機一髪!影武者大作戦・高崎
29部 珍客駆け込む西山荘 22部 響け正義の御神乗太鼓・輪島

29部 将軍が最も恐れた男・江戸 22部 悪が群がるカステイラ・長崎 
22部 帰らぬ息子は船幽霊・高知 22部 密命帯びた娘巡礼・徳島 
22部−悲願叶えた夢花火・岡崎

水戸黄門29部 波乱万丈の旅立ち

5月10日(木)08時47分47秒

あらすじ

老公は甲府宰相綱豊が近ごろ酒に溺れ、乱暴を働いていると聞き及んだ。助三郎は、老公の命を狙う一味の罠かも知れないと警告するが、綱豊の身を案じる老公は甲府へ向かうことになった。老公は勝沼の宿で旅の途中の謎の男と知り合う。

本日のお薦め
  • 佐川満男さん
    • 謎の男。怪しい雰囲気の佐川さん、いいっすねー。佐川さんの風貌が好きなんです。佐川さんと言えば、「オードリー」の晋八(仁科貴)のおとん役。ちょっと前だと、「命の現場から」の医師役も好きでした。やっぱ「オジ様」好きな私。
  • 浅田祐二さん
    • 聞き込みされる宿番頭。「60位の品のいいお年寄り…さあ見掛けませんなァ」って折角喋ってるのに、ロングなので余りお顔が判りません。更に「三沢か勝沼の宿ではありませんか?」は、声だけ!気の毒に…。浅田さんも強面ではないので、この路線の役が多い方ですよね。
  • 水上保広さん
    • お袖の父。主を庇って犬を切って切腹させられたとか。登場シーンが少ない上、切腹シーンでは影になっているのでお顔は見辛いっす。ただ、そういう事実があったと言う事だけ見せられればいいって感じでした。お気の毒…。水上さんも根っからの悪人って役は少ない方ですよね。
  • 司裕介さん
    • 役人。甲府城へご隠居達がやってきた時、城の役人が取り押さえる為集まって来る場面。皆さん、出された印籠に怯みます。その時、一番後にいる司さんの驚くお顔、いいな〜。画面の一番奥でもああやって、しっかりいい顔して貰えると非常に嬉しい!

水戸黄門29部 危機一髪!影武者大作戦・高崎

5月8日(火)14時02分42秒

あらすじ

 高崎入りした老公一行は東皐心越禅師を訪ねた。
 江戸では、光圀が高崎にいることを知った綱吉と吉保は、光圀の行動が目障りで仕方がない。吉保は光圀の息子綱條を呼び出し、光圀に五日後に江戸へ上るよう命じる。
 藤井紋太夫からその知らせを聞き、井上玄桐と望月庄左衛門は困り果て、玄桐を光圀の影武者に仕立て、影武者の行列は江戸へと向かう。

本日のお薦め
  • 滝田裕介さん
    • 高崎藩・家老斎藤兵衛。藩主がしっかりしてないと家臣は大変ですね。実直な家臣がピッタリの滝田さん、頭の切れる悪役もいけますよね。辺りを見まわしながら「我が藩が利用されたとなれば、世間の覚えは如何なものでしょう?」という時の目の動きがいいです。
  • 江藤潤さん
    • 高崎藩主・安藤重博。大体いつも頼りない役が多いですが(心外だったらごめんなさい)、今回は特に秀でてましたね。設けた関所で居眠りして舟漕いでんの。でも、それがあるからこそ「そのお覚悟がなければ詮議は無用!御検分役殿のお帰りじゃ!」って台詞が生きるんですなー。いいぞー!江藤さん!
        舟で発つ老公一行を見送る時の遣り取りもいいですよー。んー、ええ主従じゃ〜。
  • 山田吾一さん
    • 東皐心越禅師。胡散くさーい役どころも多い氏でありますので、善人役でもいつか裏切るんじゃないかとハラハラさせていただいてます。理屈っぽくて(?)堅い石坂黄門に食われない重厚さがありましたね。
  • 森山陽介さん
    • 吉保の放った忍び・音羽の六郎。冒頭、老公が高崎に居るのを確認し、見張っていた木から飛び降り、走って来て繋ぎの者に書状を渡し「ふーっ」っと大きく息をつきました。おー!大きく映ってるじゃあ〜りませんか!森山さん、目つきが鋭くて人相悪くてかっこいい!←これ褒めてるんですけどそう聞えてます?あと、高崎を発つ老公一行を襲う場面。つづらを背負った格さんに襲い掛かる時の表情がいいですねー。あの位力入って本気で掛かってくれると嬉しいです。あと沢山出てらっしゃいますので要チェックです。なかなかの露出度。 
  • 木谷邦臣さん
    • 江戸からの検分役・由井輝之助。老公一行の身分詮議の場面、人違いかと藩主・安藤が振った時の、木谷さんのUPは凄い迫力。「俺の目は誤魔化されんぞ」という力が篭ってます。かっこええ〜。
  • 岡田和範さん
    • 老公を襲う追剥。3人に向って「こいつらだな?金を持ってる3人連れは」と仰います。凄い髭面変装(?)で、始めは岡田さんと判りませんでした。元々お顔が恐い方ではないので、あの位しないと追剥に見えない所為かもしれません。
  • 池田謙治さん
    • 老公を襲う追剥。岡田さんが「こいつらだな〜」と言っている時の池田さんの「カモ」を見るような品のない(ごめんなさい!これでも褒めてんですけど)笑い方がいいですね。
  • 本山 力さん
    • 老公を襲う追剥。3人に向って「おう!金を出せ、へへへ!」と笑う様がメチャメチャ下品で、弱そうでいいです。こういう役はまってらっしゃいます。
       このお三方の「どうなってんだよ」が三者三様の表情で、見比べると興味深いですね。
女将所感

 老公一行の身分詮議の場面は、勧進帳を思い出しちゃいましたね。
 昨晩のキャストの中で一番好きなのは(京撮除く)、藤井紋太夫役の大出俊さん。今、「人相書・弐」に追加しようと制作中です。もうお一方出来あがりましたら、追加する予定です。

水戸黄門29部 珍客駆け込む西山荘

4月24日(火)14時12分09秒

あらすじ

江戸城では、鍋島元武が、オランダ商館のケンペルを伴って将軍綱吉に謁見していた。その席で綱吉はケンペルに酒に酔った姿を見せろと強要する。慌てて取りなす元武だが、綱吉は聞く耳を持たず、ケンペルは屈辱を味わう。ケンペルは、事の次第をオランダ国王に報告すると激怒。ほかの外国にも、将軍の愚かさを明らかにすると怒りが収まらない。
 元武は、日本にも世界に目を向けた人物がいると、ケンペルに語り、光圀に会って欲しいと説得する。元武は光圀とケンペルと会わせるため、老中の許しの出ないまま法を犯して水戸へと向かう。

本日のお薦め
  • 船頭さん
    • ほんとだー!鍋島らを乗せた舟漕いでたのが前が木谷邦臣さん、後ろが大矢敬典さんでしたー。確かに、船頭さんって結構力もコツも要りそうですものね。小谷浩三さんは今回は船頭じゃなくって、鍋島の家来で馬について歩いてましたね。
女将所感

 ストーリー的にはいいんだろうけど、私的には今一つ旨味の少ない作品でしたねー。味のある脇役の方も拝見出来ず、東映の皆様のご活躍も見られず…。無難に1時間が終わっちゃったなぁ…。
 いよいよ来週から諸国漫遊が始まるんですねー。スター娯楽路線の東映には珍しいハード史実忠実路線、一体どんな漫遊になるやら…。いきなりいつもの明快勧善懲悪に戻ったら、笑っちゃうなー。そうならないように祈りつつ…。

水戸黄門22部 響け正義の御神乗太鼓・輪島

3月23日(金)09時33分51秒

あらすじ

 輪島では、年貢が上がる一方で百姓・民衆は貧困にあえいでいた。借金に苦しむ人々を助けるべく、白頭巾なる者が危機を救っていたが。それも急場凌ぎでしかない。
 一行は借金取りに娘を連れていかれそうになっている塗師を助け矢島嘉兵衛宅に厄介になる。嘉兵衛は輪島塗りの存続の為に尽力していた。

本日のお薦め
  • 御木本伸介さん
    • 輪島塗りの為に尽力する塗師相談役・矢島嘉兵衛。浪人だが一徹な侍魂を持った好人物。今回は一貫しておさえ気味の演技です。んー、成る程。御木本さん、悪人もこういう一徹者もこなされるので凄いですね。流石、鬼平の天野甚造だけあります。
  • 遠藤征慈さん
    • 仙波屋とつるんでる般若の大五郎。冒頭、借金のカタに「娘の身体で払ってもらおうってんじゃねーか」とお決まりの台詞。本当に意地悪そうで、金の為には何でもやるぞと言う下品で粘着質な感じが良く出てます。先の侍役よりもピッタリ?!
  • 小沢象さん
    • 輪島郡奉行・畑中甚十郎。今回は上役の娘を奥方に押し付けられ、頭が上がらない情けなさ。でも、配下の大沢や大五郎にはとっても偉そうにする辺りが、何か面白いもの見せてくれそうな気がします。
  • 出水憲さん
    • 畑中配下・大沢。冒頭、娘を連れていかれては病身の父を看病する者がいなくなると泣きつかれますが「黙れ!わしの知った事ではないわ!」と突き放します。この時の出水さんの独特のちょっと小馬鹿に笑ったような顎に皺を寄せた表情が印象的。取り付く島のない悪人ぶり。なのにすぐあと、白頭巾がやってきて髷を切られて残バラ髪になった時の慌てふためく様がなんとも滑稽でいいギャップです。
  • 宮城幸生さん
    • 借金取りに娘を連れていかれそうになっている病身の塗師。いかにもか弱く細い身体はピッタリ。職人等の役どころが多いですが、若い頃は地回りとかヤクザとか、かなりの悪人でした。

水戸黄門29部 将軍が最も恐れた男・江戸

4月3日(火)13時39分14秒

あらすじ

 かなり今までの「水戸黄門」のイメージとは違いますね。かなりキャラも変わってるし、今までの路線を望んでる方には違和感ありありでしょう。でも、まあ全く違うお話で、これから作り上げていくんだよと言う事なら、いいんじゃないかしら。私自身どうかって?んー、まあ無難に2時間まとめたなって感じですね。一応チェックの為に録画したけど、保存しておきたいって言うような出来じゃあなかった。
 それから、主題歌「ああ人生に涙あり」唄ってたG3K(御三家)、驚いたなあ、三人揃って唄うとあんなに下手なんだ…不協なのね、三人の声って。どうせなら、ワンフレーズorワンコーラスずつ唄うって訳にはいかなかったのかしら?

本日のお薦め
  • 石坂浩二さん
    • 水戸光圀。賛否両論色々ありましたが、本当に今までのご隠居とは違いますね。鉄壁の殿様って感じですもん。今までと違う「ご隠居」を生み出してくれるんでしょうね。もう少し、長い目で見てみようかなという所です。
  • 大出俊さん
    • 水戸藩第一を常に考える藤井紋太夫。血気盛んな藩主をなんとか藩の為に諌め様とする役どころははまってますな。苦悩の表情がいいっす。羅針盤を見て「はっは〜」と驚く顔や、鍋島に挨拶する時の「ちょっとー、要らん事をうちの殿に吹き込まんでくれんかな」と言った複雑な笑みがよかったですな。
  • 沼田爆さん
    • 望月庄左衛門。猫殿〜!髷が白髪ですとめちゃめちゃ年とって見えますねー。なんだか料理の講釈のたまいそうでした。
  • 橋爪淳さん
    • 柳沢吉保。普通の作品ですと、吉保って視聴者から反感を買う「悪人」に描かれる事が多いと思いますが、今回は人間らしさが描かれていた気がしますね。板挟みの淳さんのお顔、良かったです。苦悶の表情もお上品なんですもん。でも、すっごい非の打ち所のない(?)「悪人・橋爪」も見たかった気がしますけど。これからちょくちょくお会い出来るんですね、楽しみです。
  • 山田純大さん
    • 渥美格之進。泣き虫格さんですか、ちょっと意外。今回の短い恋が糧になって行くのかしら?これから強くなっていく成長の過程が描かれるのかなあとも思いますが、やっぱ杉良のご子息だけある、登場場面が多いもの。格さんが主役かと思っちゃった。拗ねた子供のような表情は可愛かったですな、ってオバちゃん発言でした。
  • 岸本祐二さん
    • 佐々木助三郎。なんだかすっごい自信満々の助さんね。格さんの事「あいつには友達はいない筈です」って断言しちゃったり、「学問なんぞやめちまえ!」とか罵っちゃって。そのくせ、賊の甲府行きを知らされると「格之進、済まん。済まなかった」っていきなり謝ってるし。そういう直情径行・短絡的な性格がこれからどう事件に立ち向かっていくのか気になります。この方、以前東映のVシネかなんかで剃り込みリーゼントのどうしようもない高校生やってましたが、同じ人とは思えません。
  • 岩尾正隆さん
    • 土屋左京。あー、折角の粘着質・正隆、勿体無い!別にあの役なら岩尾さんでなくても良かったじゃん。もっと上手に使って欲しいなァ…。
  • 由美かおるさん
    • 疾風のお娟。台詞回しに無理がありませんかー。無理して男言葉喋らなくてもいいと思うんだけど。10話までは入浴シーンがないとの事。「まで」ってのが気になる…どうかそんな場面に遭遇しませんように…。
  • 藤沢徹夫(現・徹衛)さん
    • 稲葉石見守正休。のっけからいきなり「遺恨を晴らす〜!」だもの。驚愕でした!てっちゃん、かっこいいー!ギラギラして正気でない様がいいですな。でも折角目立つ役なのに役名が載らなきゃ、世の中の人には判ってもらえないよね、残念〜。
  • 久賀大雅さん
    • 堀田筑前守正俊。刺された時の目を剥いたお顔が恐かった…。
  • 鷲生功さん
    • 浪人瓜生忠蔵。この方、いいサイコ役者になれると思うんですけど、淡々と演じてましたね。そうそう、私的には、この方が「格さん」役だったらいいなあなんて思ってました。
  • 窪田弘和さん
    • 茶坊主。冒頭の「相まかりまするー」ってのと、「刃傷にござりまするー」の第一声。窪田さんのお声、耳触りが良くて好きです。そう言えば、最近(?)坊主役が多いけど、窪田さんも常時剃ってらっしゃるのかしら?…他。
  • 藤枝政巳さん
    • 茶坊主。冒頭の「若年寄ー、稲葉様ー…」って、顔が見えててフクフクしてる方。他。
  • 杉山幸晴さん
    • 茶坊主。後ろ姿で藤枝さんの後ろから「ご刃傷でござりまするー」って行く声のトーンが多分杉山さん。あと、綱吉に本を持って来るのってそうじゃないかな。他。
        お三方、綱豊の病気隠居等、噂をする場面でお揃いです。
  • 山口幸晴さん
    • 瓜生の家に転がり込んでる浪人。始めの場面で「そう言えばあれからもう二十日だ。」と仰ってます。生気がない感じ。人間の喜怒哀楽って言うか、体温を感じさせませんでした。他。
  • 岡田和範さん
    • 水戸家家臣。門前にて「おまちください!」とか「お出会い召されー!」と叫んでます。いつ見ても童顔でいらっしゃる。かなり前の作品からご出演されてるので、かなりのベテランでいらっしゃるんでしょうけど。他。
  • 山根誠示さん
    • 水戸家に押し寄せる旗本「犬を斬って島流しと相成りました!」と叫んでます。他。
  • 西村龍弥さん
    • 水戸家に押し寄せる旗本「我等の話を聞いてください!」と叫んでます。他。
  • 西園寺章雄さん
    • 甲府宰相用人。光圀が綱豊を訪れる場面でご登場。実直で真面目を絵に描いたような感じが出てますね。
  • 小峰隆司さん
    • 彰考館門弟、最後は「みやけかんじゅん」と呼ばれてました。御持院坊主(頭刈ってるのかしら?)
  • 福ちゃん
    • 鍋島の後ろを通る大名。生類哀れみの令のふれをだす役人。彰考館門弟。甲府宰相家臣(?)ラス立ち。
  • 小坂和之さん
    • 鍋島の後ろを通る大名。生類哀れみの令の取り締まり際、ざる持って座ってる町人。役人を恐れて戸を閉める町人。彰考館門弟。棒手振。
  • 矢部義章さん
    • 彰考館門弟。生類哀れみの令のふれをだす役人「なんだこれは!」って焼き鳥持って叫んでます。
  • 西山清孝さん
    • 焼き鳥屋。イヌの手当てをする医者。犬に吠えられ抜刀する侍を見てる町人。水戸家に押し寄せる旗本。拝賀式供侍。
  • 東孝さん
    • 棒手振。うなぎや。彰考館門弟。
  • 川鶴晃裕さん
    • おくみと格さんの奥でのんでる町人。ラスト泣きながら歩く格さんの前を横切る大八車の人足。
  • 木谷邦臣さん
    • 拝賀式の大名衣冠束帯。彰考館門弟、最後は「みやもときよさだ」と呼ばれすっごい嬉しそうな清々しい笑顔をされてます。
       阿部豊後守正武 大久保加賀守忠朝 戸田山城守忠昌を演じてたのが誰なのか配役と一致しません。ご存知の方がいらっしゃいましたらお教えくださいまし。
ほか、配役

せん−清水あすか みつ−児玉百合香 ひで−尾上彩 素破の次郎坊−コロッケ  桂昌院−白木万理 徳川綱吉−堤大二郎 徳川綱豊−花柳錦之輔 おくみ−渡辺梓 徳川綱條−島英臣 隆光−原口剛 小谷の方−あらいすみれ  おきん−町野あかり 吉田次兵衛−青井敏之 井上玄桐−山本学 鍋島元武−長門裕之 川上真人 安多和久 新井志明 山本辰彦 松本英之 吉岡博也 おくのまさかず 朝倉大暉 西咲光塁 青木哲也 宮本浩光 小野真也 特技−宍戸大全 徳川光友−橋幸夫 徳川光貞−舟木一夫 松平頼常−西郷輝彦 おるい−加賀まり子

水戸黄門22部 悪が群がるカステイラ・長崎

3月1日(木)14時20分15秒

あらすじ

 長崎くんちで賑わう人ごみに紛れ、西海屋が狙撃されるが、下手人は捕まらなかった。
 一行は福寿屋の娘・お糸(河合奈保子)の難儀を助け、暫く逗留する事になる。三日後には、カステイラ祭りが開かれる事になっていた。

本日のお薦め
  • 壬生新太郎さん
    • 無理矢理酒を飲まされ海に放りこまれ消されてしまう有能なカステイラ職人。無理にダバダバと飲まされるシーンはすっごい苦しそうで可哀想です。でも口を開けさせられてる訳じゃないから、わざわざ口開けなきゃ飲んじゃう事もなかったんじゃ…。そうそう、新太郎さんがカステイラ職人か〜なんて思ってたら、あとで「お前の父さんは、朝早く大久保山に蜂の巣を見つけに行ったものだよ。顔を酷く蜂に刺されて真っ赤にしながら、蜜を取って来てさ。」という件があり、なる程壬生さんだ!と思った私。今はちょっと痩せられたけど若い頃はフクフクされてましたので…。蜂に刺され張れあがったお顔(私の想像よ)がミョーにオーバーラップして…壬生さん、ごめんなさい!
  • 白井滋郎さんと志茂山高也さん
    • 事件解決してくれたご老公一行の所へ「ご老公様ー!」と嬉しそうに駆け寄ってくる長崎市民の先頭。これがすっごい爽やかな笑顔!志茂山さんの満面の笑み、貴重品です!
女将所感

 長崎くんちがベースになってたんだけど、違ってる気がする…。私も資料とかVTRでしかくんちって見た事ないけど、長崎の人が見たら「ちが〜う!!」って「迷宮案内」の橋爪功さんみたいに言うと思います。
 忘れられないのは、最後のカステイラ祭りの場面で皆さんちょんまげに異人服だった事。特に川浪公次郎さんがすっごいインパクトだった…。

水戸黄門22部 帰らぬ息子は船幽霊・高知

2月22日(木)11時08分41秒

あらすじ

一行は、浜で地回りに絡まれたおみよを助け、心配したご隠居は家まで送っていく事にする。一方、為替を受け取った格之進は、岬で身投げし様としているように見えた老婆を助けようとする。が、老婆は息子の帰りを待ち続けていたらしく、格之進を見るなり我が子と思い込んでしまったようだ。

本日のお薦め
  • 森山陽介さん
    • 荒磯の権造の子分半助(?)。柄の悪いちょっと頼りない子分です。威勢がいい割にいざとなると意気地のない様の、ギャップがいいです。お化けの振りをしてて飛猿に捕まる場面と、ラス立ちのあと引き摺り出される場面―「わぁ!たっ助けてくれ!」「お許しくださいまし!あっしゃぁ、言い付け通りにやっただけでございます!」などは情けなさ全開でいいっす。これで追い込まれた外山高士さんの苦々しいお顔が引き立つんですねぇ。
  • 壬生新太郎さん
    • 抜け荷相手の中国人。両手を合わせて「多謝多謝」と仰るんですがその衣装や仕草など余りの胡散臭ささに、拍手モンです!
  • 池田謙治さん
    • おみよに魚をこっそり分けてやる漁師(中嶋俊一)を、荒磯一家にチクる漁師。荒磯一家に荷担する漁師の憎々しい表情!これで一般視聴者(私は違うのか…)は、「そんな事チクらんでもいいのに!」と思うんでしょうね。それでこそ池田さんが生きてくる訳ですから流石です!
女将所感

格さん役の伊吹吾郎さんが二役だったんですが、その吹き替えが峰様クサイんですよね〜。特にEDのお見送りの場面は、右後ろ45度(ホントかいな)位からの肩辺りのショットなんです。その際のアゴの辺りがねぇ。これで耳が見えりゃいいんですが、町人じゃ髷で隠れてますし…。手でも映れば確実なんですけど、んー、臭う!

水戸黄門22部 密命帯びた娘巡礼・徳島

2月20日(火)12時19分41秒

あらすじ

 助三郎が商人風の男と武家の奥方風の女が人目を忍んで、触れ出された人相書について話しているのを聞く。藍方奉行がその奥方の夫を探して入るらしい。ご老公は阿波特産の藍玉に絡んでの事ではないかと察しをつける。
 一方、飛猿とお銀は行き倒れになっていた遍路姿の娘を助ける。

本日のお薦め
  • 亀石征一郎さん
    •  国許、次席家老亀頭剛右衛門。この作品は亀石ワールド全開!もう到る所に思わず拍手してしまう亀石さん!
       猪口屋から接待を受ける場面では、「毎度同じ芸者には飽き飽きした」と如何にもぞんざいに答えておきながら、お銀を見るや「その方初めての顔だな。構わん近こうよれ。」といやらしげに笑い、あおったお酒を口の端から垂らしながら、お銀に迫る様は、サイテー!
       盗まれた不正の帳簿が見つからず「たわけ!アレが明るみに出たらその方ばかりか、ワシの首も即刻吹っ飛ぶのだぞ!」とわなわなと肩や腕を震わせて怒り狂う姿は、ホントに「自己中」!自分の事しか考えてません!
       殿様上覧の浄瑠璃の場面は圧巻です。浄瑠璃に自分の不正が描かれるのを見る亀石さんの、刻々と変わる焦りと怒りの表情がいいです〜!ご隠居に「何者か聞けば震えが来ますぞ」と言われ「何を田舎ジジイが!」と言ってしまう堂々とした力のある目が最高です!
       金とイロと権力に異常なまでに執着し、万華鏡のようにくるくる変わる表情が堪能出来る作品でした。他がどうでももうこれだけであたしゃ、OKです。…本当に独断と偏見ですみませ〜ん!

水戸黄門22部 悲願叶えた夢花火・岡崎

2月6日(火)10時01分46秒

あらすじ

 一行は、花火職人の丈吉おくに夫婦の荷車が襲われているのを助け、花火作りの仕事を見せてもらう事になる。
 丈吉は近く、音屋勘助と御前花火を競う事になっていた。音屋には硝薬問屋黒谷屋と鉄砲奉行大崎庄八郎が後ろ盾になっていた。

本日のお薦め
  • 外山高士さん
    • 鉄砲奉行大崎庄八郎。色と金に目が無い悪人振りはまさにはまり役。おくみ(大塚良重)をものにしようと、「当たり前じゃ。あれ程の美形、滅多におるものではない。はよう頼むぞ。」と音屋に言い含めるニヤ〜っとした表情は最高です。そして汚い手を使っておくみが夜伽をする段になって、「おくみ〜、よぉ来てくれたのぉ。可愛がってやるぞ〜。」と嬉しそうに着物を脱ぐ辺りは、きゃ〜!寒気がします!外山さん、いいっす!
  • 有川正治さん
    • 黒谷屋に頼まれ丈吉らを襲う荒駒の源五郎。一行に阻まれ事を失敗した子分達に、「言い訳聞いてるんじゃねー!頼まれた仕事が出来ねえんじゃ、黒谷屋の旦那に申し訳が立たねえんだ!!」…いつもはどっしりした親分のイメージですが、頭に血が上って取り乱し、子分たちを薙ぎ倒す姿は面白いです。
  • 椿竜二さん
    • 居酒屋主。滝譲二さんが「勘定だとー!?」と踏み倒そうと暴れる時の、怯えた表情がホントに弱々しそうでよかったです。椿さん、名前は強そうなのに…。
女将所感

峰様御登場でしたので、峰様部分は「蘭ゴチ」にUPしてあります。宜しかったらどうぞ。

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