お薦め悪/脇役
TV時代劇作品の視聴感想と悪/脇役の紹介文です
◆作品:水戸黄門〔並び順↑〕
31部 お娟にぞっこん!親父と息子(掛川)
31部 (水戸・江戸) 30部 新妻お娟の大奮闘(唐津)
30部 決戦!村人たちよ立ち上がれ(津和野)
30部 二枚目助さん女難の相(倉敷)
30部 謎の美人は危険な匂い(堺)
30部 黄門様は名鑑定士!(天橋立)
水戸黄門31部 お娟にぞっこん!親父と息子(掛川)
投稿日 11月6日(水)16時20分05秒
あらすじ
老公一行は掛川へ。一行が知り合った問屋場の頭・権三と息子の三太はお娟に一目惚れ。お娟の気を引こうとした権三の嘘が元で、三太が殿様のご落胤に仕立てられる。
本日のお薦め
- 六平直政さん
- 問屋場頭・権三。多くの人足を束ねる無骨男、息子をこよなく愛しお娟にも一途にアプローチします。六平さん、悪の用心棒とか苦虫噛み潰したような役どころも多いんですが、お娟にメロメロな姿がコミカルでよかったです。子供思いな情の厚い父の姿も、きっとお茶の間の涙を誘った事でしょう。
- 亀石征一郎さん
- 国家老・松尾大膳。江戸家老が藩主の養子縁組を進めていると聞き及び対抗しようと画策してました。自分にとっては起死回生の悪事を思いついたときの嬉しそうな表情は、不敵そうで厭味で如何にも悪い事考えてるなーというものでした。問屋場で初めて三太と対面した時の芝居が程よくクサイんですよね。これで自分勝手な謀略を巡らす国家老・松尾大膳の人間性が出ると思うんですよね。
- 頭師孝雄さん
- 庄屋・作造。金を掴まされ嘘の証言したり、問い詰められついゲロしちゃったり、小心者っぽくて頭師さんらしさが出てましたね。
- 高松しげおさん
- 松尾家用人・中嶋半之丞。松尾の言いつけには絶対服従のイエスマンです。三太の機嫌をとる為に松尾に命じられ芸を披露す場面、あれはやっぱ高松さんじゃないと。
高松さんといえば私には「天才クイズ」のお兄さん。ここ東海地区では誰もが皆知っているローカル放送の長寿番組「天才クイズ」(小学生の参加番組)。私が見てた小中高時代の10年間、司会をされてました。優しく明るいクイズのお兄さんでした。
- 松尾家用人・中嶋半之丞。松尾の言いつけには絶対服従のイエスマンです。三太の機嫌をとる為に松尾に命じられ芸を披露す場面、あれはやっぱ高松さんじゃないと。
- 小沢象さん
- 藩の御用を一手に請け負う真砂屋益蔵。松尾の腰巾着商人。庄屋に金を掴ませ脅迫まがいに言いなりさせる場面の不遜な顔!自分のやってる悪事に自信と誇りすら持ってそうな態度でした。
- 五王四郎さん
- 水戸藩士・三木仁兵衛。生真面目な忠臣、情の厚い父等をよく演じられる五王さん。私好きなんですけど、今回老公の回想でのセピア色のワンシーンだけ!それも去り行く駕籠にお辞儀する姿だけ…、哀しかったです。
- 川鶴晃裕さん
- 縁日の大道芸人(南京玉簾)。リズミカルな南京玉簾につるさんの柔らかい声と笑顔がぴったりでよかったですねー。機会があったらじっくり見てみたいっす。
- 及川以造さん 人足・常 と ボブ鈴木さん 人足・哲。
- EDで権三に怒鳴られる場面。三太が帰ってきて権三が元通り元気になり、怒鳴られるのも嬉しいといった様子で「へい!」とうなずく姿が清々しくてよかったです。
ココ見て!
- 縁日の香具師(お面売り)=中川峰男さん
- 後半、問屋場に来て「この間はすいませんでした」という人足=吉岡博也さん
- 後半、問屋場に来て「俺たちにも手伝わせてくだせえ」という人足=石川栄二さん
女将所感
私的にはなかなかのキャストの皆さんがご出演だったなあと思いました。分かれて出演してもらえば二話は撮れそうだもの。これも新生黄門の意気込み?
水戸黄門31部 (水戸・江戸)
投稿日 10月17日(木)16時03分21秒
あらすじ
老公は西山荘で大日本史の編纂をしながら野良仕事にも精を出す毎日を送っていた。そこへお初という娘が「佐吉さんを助けて」と駆け込んでくる。お初と佐吉は老公と入魂の銀座年寄・深沢庄右衛門の屋敷の奉公人であった。佐吉の一件に謀略の臭いを感じた老公は一行を従え、江戸へと出立する。
本日のお薦め
- 丹波哲郎さん
- 水戸藩家老・山野辺兵庫。流石の貫禄でしたね、タンバリン。江戸に出掛けようとする老公をたしなめる場面の隙のなさそうな顔、流石の老公もたじたじでした。
- 中野誠也さん
- 銀座年寄・深沢庄右衛門。ふぐに中って苦しむ姿を見ると、何ぞ悪さして狙われたのか!?と思ってしまいますが、今回は仕事一途で喜怒哀楽・感情豊かなお侍様でした。いやー、こんなに生き生きと動く役柄の中野さんを拝見するのも久しいですね。
- 鷲生功さん
- 深沢家奉公人(板前)・佐助。切れかかった悪人もお上手な鷲生さんですが、一本気な板前役を演じてましたね。理不尽に責められても、意志を強く持って耐えてました。お初と再会できた時の安堵した涙乍らの笑顔がよかったです。
- 佐藤仁哉さん
- 荻原重秀配下・桜甚十郎。暫く前に暴将で吉宗の幼馴染のお殿様を熱演されてましたが、今回は荻原に従い悪事をこなしてました。荻原からふぐ毒の事を聞かれ「さあて?」とすっとぼける時の厭らしげな笑み、絶対悪人だー!と思いますもん。
- 石田登星さん
- 勘定奉行・荻原重秀。必ずシリーズ一回はゲスト出演される石田さん、初回からお会い出来るとは!柳沢と結託し改鋳を進めようとしてましたね。深沢庄右衛門の事を話す時の忌々しげなお顔が良かったです。最後に城中で老公に一喝され、不承不承平伏する場面の目の泳ぎ方が良かったっす。
- 橋爪淳さん
- 柳沢吉保。水面下で進めようとしていた貨幣改鋳が暗礁に乗り上げそうになって、相当うろたえてましたね。悪役をやる時もある種綺麗な印象を漂わせる橋爪さんですが、取り乱すところもいいです。もっと、ドロドロに人間くさーい悪人って姿も拝見してみたいですね。
- 宍戸大全さん
- 冒頭の水戸のお百姓。「まんず助さん、そったらへっぴり腰だら駄目だべな」と(あってるかな?この「訛り」を文字にするのはめっちゃ難しいっす)、いきなり宍戸さんのお姿と訛りに感激!「きゃー!師匠!」と絶叫しておりました。保存版にします!貴重な映像をありがとうございます。←誰にお礼言ってんだか。
- 森山陽介さん
- 吉保が放った刺客(忍び)。山中「水戸の隠居、江戸へ行く気だ」と一行が出立する後姿を見張ってます。崖の上から材木を落とそうとする場面、八重と格さんが軽口を言い合っているのを笑ってる横顔が(そういう積もりであのカットをインサートしたんだよね?…って誰に聞いてるんだ?)、めっちゃ悪そうです。『ふっ、今のうちにろくでもない事喋っとけ。おめーらの命ももう終わりだよ!』ってな感じ。
- 辻本一樹さん
- 吉保が放った刺客(忍び)。山中「ちょうどいい折りだ。やるぞ。」と一行を追います。崖の上から材木を落とそうとする場面、自分が持ってる鎌を見てニヤッと笑ってます。自分がこれからしようとしてる卑劣な行為を楽しんでるみたい、狂気っぽくて怖いっす。
- 木谷邦臣さん
- 鳶の文蔵親方。悪事を実行する板前を桜に紹介してます。「へへへへっ」と桜に近寄って行く辺り、如何にも金づるの旦那に媚びてるって感じでした。この場面と全く違って、深沢屋敷の板場を尋ねる場面は、人相悪くてめっちゃ怖い!絶対何か悪い事やってそう!凄い迫力です。…そういう木谷さんが大好きです。
女将所感
キャストロールが従来の三つ葉葵のバックに戻ってましたね。前シリーズまでの市川昆監督の映像も良かったんですけど。今シリーズのテーマ『人間回復=失われてしまった日本人の心を取り戻す旅』に沿って昔に立ち返ろうって事だったのかな。その割りに金ぴか過ぎて眩しかったけど。
助さんのキャラがだんだん変わってきましたか?頑固で融通が利かなさそうなとこありましたし、江戸に発った老公に置いてかれちゃってるし。不審な娘・お初を睨む目つきは結構怖そうでしたけど、どうも剃り込みが似合いそうな目つきでしたね。
風の鬼若役の照英さん、戦ってる途中で上半身脱いで筋肉見せたのは、敵に対する威嚇?忍び崩れ(お娟・談)だったら肌を露出するってのも危険度が増すだろうから変といえば変…。 いでたちで言うと短髪のままで、なんだか筋○番付からそのまま抜け出してきたみたい。謎をかもし出そうとしてる部分もあると思うんだけど台詞も全くなかったし。追々馴染んでらっしゃると思うんですけどね。頑張ってください。
里見黄門のスタート、記念すべき初回だっただけにゲストも豪華でしたね。一時間じゃ勿体無い皆さんでした。初回という事もあり自分なりに見て違和感感じる事もありましたが、これからレギュラーの皆さんがどう馴染んでくるか楽しみに長い目で見てみたいと思います。
蛇足ですが、「お薦め」を書くのが久々だった所為か書き方を忘れてたのか、仕上げるのにめっちゃ時間掛かってしまいました。はー、草臥れた。やっぱり常々少しずつでも書いてないといけないんでしょうね。
水戸黄門30部 新妻お娟の大奮闘(唐津)
投稿日 5月29日(水)11時53分32秒
あらすじ
老公一行は唐津へ。唐津では生類憐みの令があり、犬に吼えられてる老人を助けたお娟が役人につかまりそうになる。しかし、それを見ていた唐津藩士服部左馬之助に助けられる。
本日のお薦め
- 山内としおさん
- 服部左馬之助。年老いた両親と共に暮らす気の優しい息子。唐津焼を守る為に自らの命を捨てようとする強さも持ってました。藩と民を思ういいお侍さんでしたね。お娟が三日の仮嫁になてくれると言った時の嬉しそうな泣きそうなお顔がよかったです。
でもどうも、山内さんというと必殺の“オ○マ”上司なんですよねー(ごめんなさい)。
- 服部左馬之助。年老いた両親と共に暮らす気の優しい息子。唐津焼を守る為に自らの命を捨てようとする強さも持ってました。藩と民を思ういいお侍さんでしたね。お娟が三日の仮嫁になてくれると言った時の嬉しそうな泣きそうなお顔がよかったです。
- 山田吾一さん
- 父・服部源右衛門。待望の嫁が来て澄江とは対照的に素直に喜ぶ父。ほのぼのとさせてくれました。息子の決心を知り「武士の道を貫くがよい」と静かに言った表情、父の威厳もあってよかったです。当日の朝の息子へ贈る言葉もよかった。これが似合うのはやっぱ吾一さんかな。
- 長内美那子さん
- 母・澄江。嫁が来た事が嬉しいのに素直に喜ばず、始めが肝心と一生懸命いろいろ仕込もうとする姑の姿がお似合いでした。嫁と張り合うかのような所、女ってああいう生き物なんでしょうかね。これだから古今東西、嫁姑問題はなくならないんだ…。
- 原口剛さん
- 家老・青山図書。藩主が参勤交代で居ないのをいい事に、私服を肥やす金と権力の亡者。我が道を行く傲慢さは大したものです。
- 田畑猛雄さん
- 勘定奉行・相沢総十郎。家老と部下に挟まれ頭抱える中間管理職でした。近年悪人姿を多く拝見してたので、なかなか新鮮でした。ちょっと恰幅がよくなられてましたね。
- 木谷邦臣さん
- お娟を捕まえに来る役人。「その方か!お犬様に無礼を働き生類憐みを破った不届き者は」と仰ってます。如何にも融通の利かない怖そうな役人って感じです。止めに入った服部の説明で納得し、「ならば仕方あるまい。以後気をつけられい。行くぞ」と去っていく姿が潔くてきびきびしててよかったっす。んー、これも単なる好みか…?
- 窪田弘和さん
- 井筒屋番頭。「それはもう、なんと申しましても献上唐津を焼く…」他、台詞喋ってるのに写ってない!写ったと思ったら背中だし…、お気の毒です。
ココ見て!
- 犬に襲われそうになる老人=千葉保さん
- 冒頭、お娟に何故犬を追っ払わないかと言われ「お犬様だ、お犬様!そんな事出来んたい」と答える町人=山口幸晴さん
- 「こちらです!あそこです!」と役人(木谷さん)を呼ぶ捕方=細川純一さん
- 反対(左)側の捕方=白井滋郎さん
- 後ろの捕方=福本清三さん
- 服部家に向かうお娟にぶつかり「気をつけろよ!」と言われる行商人=杉山幸晴さん
- 「主!この荷物が目障りだ!早々に片付けろ!」と取り締まる役人=河本タダオさん
- 「へ!」「へい」と頭下げる主=本山力さん
- 源右衛門の友・磯野=松尾勝人さん(この方って、エクランの方…ですよね?違ったかな)
- 奉行への進言を聞いてもらえず苛立つ左馬之助を監視してる家老付藩士。「ご家老…」と声かけてます=高橋弘志さん
女将所感
それにしても、結構前夜に決意を告白しちゃうなんて…。そんな事聞かされたら今夜までで…と言われても、素直に帰れないよね、お娟。ま、そうならない事にはご隠居たちが出張ってこられないからしょうがないんだろうけど。
ED、左馬之助ったらご老公に「言い難い事ではありますが…」と言いかけ「…拙者急ぎのお役目が…」と半泣きで去っていくのには笑ってしまいました。いざと言う時のお娟の反応も見たかったなー。とはいうものの、成就したらレギュラー減っちゃうからそんな訳には行かないですよね。
水戸黄門30部 決戦!村人たちよ立ち上がれ(津和野)
投稿日 5月23日(木)13時52分24秒
あらすじ
津和野へ向かう老公一行は途中何者かに追われている女・奈津と出会う。助三郎が故郷の村まで送り届ける事になったが、身を案じた一行は二人の後を追う事にする。
本日のお薦め
- 勝部演之さん
- 家老・多胡真蔭。勝部さん、善人も時々おやりになられますが私的には、謀略好きなぎんぎらの悪人なんですよね。なのに今回登場の仕方からすごかったです。下帯丸出しで天然キャラのように振舞う姿は、ただのオヤジみたいでびっくりしました。お娟からの報告で、ちゃんと「家老」に戻って安堵。そのあとは流石の貫禄でした。
- 片桐はいりさん
- 奈津の幼馴染で老公一行の泊まった宿の女中・よね。ちゃっかり者で友達思いの明るいキャラでした。重苦しかった内容の緩和材?
- 森山陽介さん
- 恵美是人(成瀬正孝)配下。おるいが多胡の元へ行こうとする場面、「おっ!逃げるぞー!」と立ち上がり追いかけてます。結構な形相…目鼻立ちのはっきりした方なのでこういう時のお顔はやっぱ怖いです。ラス立ちで女の子を浚って人質にするなんて、流石にやる事があくどいっす。
- 夏山剛一さん(JAE)
- 恵美是人(成瀬正孝)配下。奈津を見失った恵美からこの先に村はないかと聞かれ「そういえば捨てられた宿場町がございます」と答え、一人先乗りして調べてます。溜池を渡る二人を見つけ狙撃しますが、せんに邪魔され、「誰だ!」と怒鳴ってます。眉毛薄げで怖いです。でもヅラをぬげば、茶髪で笑顔の素敵な好青年の夏山さんです、ハイ。
ココ見て!
- 始め奈津に書状を出せと絡んだ町人姿の賊=杉山幸晴さん
- 中盤、村人の集会場面「鉄砲を持った奴らになんで追われるんだ!?」=田井克幸さん
- よねの父=玉生司朗さん
- 奈津の義父=有島淳平さん
- 奈津の義父・夫をしょっ引く代官=波多野博さん
- 奈津の涙の訴えに続き「そうやって最後には土地を追われるんだ」という村人=辻本一樹さん(JAE)
- 村人たちの様子を見に来て多人数の影に驚く恵美配下・左=重伸幸さん
- とも佑の娘・やえ=平井三智栄さん(キャストロールが「平井美智栄」になってましたが?)
女将所感
何つっても脚本が石坂浩二さん。
いきなり追われる二人から始まって、なんで?と疑問符。徐々に状況が判って来て疑問が解けたのが、始まって20分。んー、引っ張るなあ、TVの前に座らせておくにはなかなかいい展開かも。
格どんの夢にはぶったまげました、寝ぼけて駆け出してるし(段々格どんがボケキャラになっていくようだ…)。夢の中とはいえ、ご隠居自ら「この私こそ…」って名乗りを上げてるし。ご隠居が軍師になってるし、石坂さんが自分のやりたい事全部やっちゃったのかなって感じです。そう、おるいが印籠ご開帳してるのもびっくり。
途中何度か部屋の片隅からこっそり覗いてる「誰か」が気になってたんですが、結末の為だったんですね。新しい命が生まれて、炊き出しまでやってめでたしめでたし。なんと色んな事が盛り込まれてた事やら。
「役」の多さといい舞台演出(?)といい、制作費掛かってそうでしたね。スペシャルものみたいでした。
それにしても、山野を駆け回る恵美是人(成瀬正孝)一味。首領だけ馬に乗ってて、配下は全力疾走だなんて人遣いの荒い頭だわ。全力疾走してた皆さん、お気の毒なのでお名前だけでも紹介しておこうと思ってよーく見てみました、五人の方々、前出の森山さん・夏山さん・重さんと、山口幸晴さん。そして、どうしてもお一方だけ判らなかったです。葛篭背負って走ってた方、ごめんなさい。
石坂さんの体調が、一日も早く回復される事をお祈りしています。
水戸黄門30部 二枚目助さん女難の相(倉敷)
投稿日 5月13日(月)11時47分33秒
あらすじ
老公一行は倉敷へ。助三郎は三年前、倉敷を訪れた時言い寄られたおきぬと再会。しかし、二人が話をしていつ間に老人・吉左衛門が殺される。
本日のお薦め
- 田口計さん
- 病身の大店主、大島屋吉左衛門。おきぬを呼んで優しげな声・笑顔で床から半身起こしたのは田口さんでした。いやー相当びっくり!ええっ?って感じ。どんな役なんだろうと思っていたらすぐ死んでしまってこれまたびっくり!もう死んじゃったの?!って。もう、この前半の田口さんだけで心臓に悪かったです。ちゃんと回想でご登場されてほっとしました。最後まで人の情のありがたさを大事にしてる老人、新鮮で良かったです。
- 伊東達広さん
- 浅岡十三郎。腹のそこで何考えてるのか判らない空恐ろしさ。粘着冷酷両生類系健在でした。きっとホントはいい人なんだろうなあ…。
- 小坂和之さん
- 役人・安田。現場検証の際「事情は代官所で聞く。おきぬ、立てい」と言ってます。有無を言わさぬ圧力がありましたな。
- 稲田龍雄さん
- 役人・北川。助三郎の吟味場面、胸倉掴んで「どうして答えん!」と凄んでます。白洲ではおきぬを突き押してるし、悪の実行面担当って事かしら。かなり怖げでした。
ココ見て!
- お娟が聞き込みに行く呉服屋「うちでは扱った覚えありませんね」=下元佳好さん
- お娟が聞き込みに行く呉服屋「あ!こいつは一反しかなかった、買ってくれたのは確かお新さん」=芝本正さん
- ラス立ち、出会えー!と先頭で走ってくる役人=山田永二さん
女将所感
午前中に見た再放送の「三匹」もゲストが新克利さんでした。苦悩する父を演じておられました。時代劇においては、このキャラでは必要不可欠な方でしょうね。
水戸黄門30部 謎の美人は危険な匂い(堺)
投稿日 4月23日(火)13時01分25秒
あらすじ
堺を訪れた老公一行はお蝶という女に出会う。お蝶は密かに鍛冶屋の清太郎に鉄砲を大量に作って欲しいと依頼していた。やがてお蝶は悪党一味とかかわりがあるということが判る。
本日のお薦め
- 津村鷹志さん
- 権六。粘着腰巾着系(勝手に分類してますが…)、発揮しておられました。「まいいさ、お頭に会ったら俺の事を上手い具合に言ってくれたらそれでいいさ」とにやーっとほくそえむ所は良かったです。邪魔になった鉄砲鍛冶らを試し撃ちと称し、商人に撃たせようとする所も悪知恵…なんて勘ぐりすぎか…。
- 中田浩二さん
- 半兵衛。普段は悪人ぐりぐりの中田さん、職人気質のいい方でしたね。笑顔もすてきでした。最近こういう役時々拝見しますね。お声がいいし善人をおやりになるとホント人がよさそうです。
- 森章二さん
- 中村の与三。「ヤツには五年ほどみゃーの春、取引を邪魔されとるでね」…ん?これって名古屋弁…?中村ってのは、名古屋の中村ですよね?方言指導ってどうなってるんだろう?
で、他の台詞がごく普通の言葉でまた最後だけ「おみゃーさんの耳に入れとこうと思ってね」…違和感ありあり。「みゃー」と入れればいいと思ってるのか…。アクセントもおかしいし、中途半端な名古屋弁もどき(?)、かえって気になり過ぎて止めていただきたかった。
と、この事は森さんにはなんら罪はないと思いますが…。
- 中村の与三。「ヤツには五年ほどみゃーの春、取引を邪魔されとるでね」…ん?これって名古屋弁…?中村ってのは、名古屋の中村ですよね?方言指導ってどうなってるんだろう?
- 草見潤平さん
- 立花兵四郎。普段はハイエナ系(また勝手に…)の草見さん。2シーンだけでしたがアクを抑えて切れ者の与力を演じておられました。
- 福本清三さん
- 曾根崎の太十。闇の大商人で出番も多くしっかり存在感出してましたね。やっぱ福ちゃんです。ただ、ちょっと発言が下世話な台詞担当だったのがイメージと違いますね、私的には。とはいっても滝さんも森さんもそのイメージではないんで、福ちゃんにお鉢が廻ってきたんでしょうか。
- 本山力さん
- おるいたちを見て囁きあう町人。「おい、見てみ見てみ、あの二人はさぞかし身分の高いお家のお方に違いないで」と言ってます。眉毛と前歯があると全く違う人みたい。何度見直した事か…。こんなに違っちゃうんですね、役者さんって怖い…。って、本山さんであってますよね?違ってたらシャレにならん…。
- 浜田隆広さん
- おるいたちを見て囁きあう町人。「身に付けてるものといいあの物腰といい、どっかのお局の宿下がりかぁ?」と遠目に見える二人を怪訝そうに見てます。
ココ見て!
- 老公一行が泊まっている旅籠の主=平岡秀幸さん
- 鉄砲鍛冶、鉄砲が出来て「流石は清やんやな」と褒めてます=丹羽努さん
- もう一人の鉄砲鍛冶=中川峰男さん
女将所感
ラス立ちでお蝶に匕首を突きつける安二郎を清太郎が撃ち、運良く匕首に当たり落としてます。そんなピンポイントで当たるなんて…。子供の頃から鉄砲作ってる・撃ってる人は、いざとなるとあのくらい出来るのね…。
女の嫉妬って醜いなあ…。私にもあんなトコあるんやろか…、ヤダヤダ。
着飾ったおるいらを見つけた次郎坊のリアクションは面白かったです。
水戸黄門30部 黄門様は名鑑定士!(天橋立)
投稿日 4月12日(金)11時22分38秒
あらすじ
老公一行は日本三景の一つ天橋立に来ていた。一方、一行とは別行動をとっていた格之進は旅の踊り子一行と親しくなる。踊り子のおしずは格之進に恋心を抱いていた。
本日のお薦め
- 中村孝雄さん
- 城代・堀直政。保身の為なら他人を罠にはめる事も人殺しも辞さないという悪人でしたね。乗り込んでくる向井を「何かあれば斬れ」と指示した横顔には少し躊躇するような色もあったように見えましたが。その時同席していた家臣の皆さんの驚きの表情もいけてました。
- 波多野博さん
- お店主風。前半の酒宴の席。「太鼓のお兄さんが違うね。賑やかにやっとくれ」とにこやかに仰ってます。人のいい商人って感じです。
- 田井克幸さん
- 俊之丞家臣。おしずをものにしようとする俊之丞に「お任せあれ」といやらしげーな笑みで答えてます。こういう家臣がお馬鹿な若殿を作っちゃうんですよね(って、これ褒めてるんですけど…)。
- 山田永二さん
- 俊之丞家臣。階段で格に突き飛ばされて落ちてます。お気の毒に…。山田さん、いつも身体はってらっしゃるんですね。
- 西山清孝さん
- 後半の酒宴の席で、おしずと一緒に踊ってます(左)。のりのりな笑顔がいいですよ〜。流石マツケンサンバをいつも踊ってらっしゃるだけある!
ココ見て!
- 前半の酒宴の席、波多野博さんの右=木谷邦臣さん
- 堀家長男=辻本一樹さん
- おしずを訪ねた格に「おはよう」と声をかける人足風=白井滋郎さん
- 堀が家臣に向井を消せと指示する場面、一番奥=司裕介さん
- 堀が家臣に向井を消せと指示する場面、その前=木下通博さん
女将所感
特にありません、スミマセン。