お薦め悪/脇役

TV時代劇作品の視聴感想と悪/脇役の紹介文です

◆作品:水戸黄門〔並び順↑〕
33部 嘘を承知の親孝行(大和郡山) 33部 忍びの里宿命の対決(伊賀)
33部 将軍を狙った男(駿府) 1000回記念3時間スペシャル

水戸黄門33部 嘘を承知の親孝行(大和郡山)

2004年05月31日放送

あらすじ

千太は偶然守り袋を拾う。中を見てみると観音像と迷子札が入っていたので、その名前の主・さよに届けることにする。さよの長屋を訪ね守り袋を出した途端に息子と勘違いされ、泣いて喜ぶさよを見て否定も出来ず…。

本日のお薦め
  • 石井トミコさん
    • さよ。久々に息子に再会でき喜び可愛がる姿が、普通の下町のおばあちゃんって感じでよかったです。老公に思い出話をする場面は母の愛情ってこういうものだなあと感じさせました。
  • 伊吹剛さん
    • 儀兵衛。冒頭、ともきちに悪党呼ばわりされて「ふっ」と笑ったお顔の恐ろしげなこと!「出しやがれ!」と締め上げる顔なんざ、まさに血も涙もない悪人って感じで怖かった〜。すんごい悪相になってます。
  • 小林勝彦さん
    • 元木弥十郎。久々に拝見しました。少しお痩せになられたように見えましたが流石の貫禄でした。御蔵米で私服を肥やそうとしてましたが、出番が少なくて一寸残念でした。
  • 井上高志さん
    • 田村大蔵。「まだ繋ぎが取れぬと?」と配下(柴田善行さん)の知らせに苛立たしさを剥き出しにしてます。あと、「これを落とさなかったか?」と老公に尋ねたときの提灯の明かりに浮かび上がる表情が如何にも胡散臭かったです。
  • 稲田龍雄さん
    • ともきち。「金なら返す!だからこれっきりにしてくれ!」と半分泣きそうなほどの必死の表情がよかったです。余程、お母さんのところに帰りたかったんですね。お気の毒です。
ココ見て!
  • 大工・おさよの住んでる場所を千太に教える=川鶴晃裕さん
  • 大工・川鶴晃裕さんと一緒にいる=田井克幸さん
  • 長屋のおかみ「ともきっちゃん、いまごろどうしてるのやろなあ」=富永佳代子さん 
  • 長屋のおかみ「風の噂では悪い連中とつるんでえらいことになってるらしいで」=前川恵美子さん
  • 長屋のおかみ「今でも帰ってくるのを待ってるみたいやで」=桂登志子さん 
  • 千太を襲う浪人二人組・お娟に石をぶつけられる=小谷浩三さん
  • 千太を襲う浪人二人組・三味線で喉元を押さえつけられる=木下通博さん
  • 田村大蔵の配下=柴田善行さん
  • 米を運ぶ先を助さん格さんに答える人足=林哲夫さん
  • 儀兵衛の子分・直助「何をぬかしやがる、ともきちならおっ死んだぜ」=高井清史さん
  • 儀兵衛の子分・米造「金盗んでずらかろうとしたから…」=入江毅さん
女将所感

 やっと千太(三波豊和さん)主役のお話でした。水戸黄門はこの手のお話は得意ですしね。千太って軽率なところもありそうなキャラだけど、人情の厚さもよく出てて面白かったです。「おさよちゃん」って一人妄想してる姿に笑っちゃいました。
 それにしても千太、お娟はまだしもアキちゃんにまで「足手まといはごめんだからね」なんていわれて一寸お気の毒だけど、それにもへこたれず「恐れ多いけど」ってついて行くところがいいです。早く仲間入りするといいのに。まさか、ずっとこのまま後をついていくだけじゃないですよね?
 ラス立ち二段構え?でびっくりしました。こんな展開もたまにはいいかも。

水戸黄門33部 忍びの里宿命の対決(伊賀)

2004年05月24日放送

あらすじ

老公一行はアキの祖父・幻斉が病に倒れたと聞き、柘植の里に立ち寄ることにする。一方、馬杉を追われていた左源太が忍びを牛耳る野望を抱き、里に舞い戻る。

本日のお薦め
  • 坂東弥十郎さん
    • 馬杉六角。歌舞伎役者の坂東さん、流石に堂々としたお上品な貫禄です。やっぱり人の上に達人はあのくらいの品格がないといけないんですね。
  • 寺田農さん
    • 柘植幻斉。病に冒されながらも忍びの首領の威厳を漂わせ、平和を望む姿が印象的でした。
  • 山口馬木也さん
    • 鳴神の夜叉王丸。これまでの闘争本能剥き出しの表情と違い、生い立ちがらみの話の所為か表情もどこか悲しげな感じで、新たな一面が。また今後も要所要所で登場しそうな気配です。最後の「立派なお武家」姿が表情も清々しくかっこよかったです。
  • 冨家規政さん
    • 馬杉左源太。血で血を洗う戦いも大歓迎、支配欲にも凝り固まった異常な性質。普段の冨家さんのイメージとはちょっと違う役柄もお似合いでした。
  • 大河内浩さん
    • 西海屋番頭・市兵衛。金に物言わせ忍びを利用し私服を肥やそうとしてます。慇懃な笑みに虫唾が走る〜〜。あの演技は流石です。
  • 水上保広さん
    • 南雲太兵衛。馬杉のお頭代行?なのにあっさり左源太一味に抹殺されてしまいます。平和を望む太兵衛と争いを好む左源太がとても対照的でした。
  • 浅田祐二さん
    • 旅籠の主人。冒頭、老公一行を送り出してます。物腰も丁重で如何にもいい宿の主って感じです。
女将所感

 爆破されても死ななかった夜叉王丸がまさか毒くらいで死んじゃう筈がないと思ったけど、やっぱり見事復活!ちゃんと助かる展開で安心しました。夜叉王丸とアキらの繋がりも判ったし、アキちゃんの成長振りも押し出されてましたし面白かったです。幻斉がいなくなった柘植の里、アキは一行を離脱するのかと思いきや、やっぱり“じーじィ”についていくんですね。後継ぎが不在の里は大丈夫なのか?と思ったんだけど、ここでアキが抜けたら鬼若も抜けちゃうって事ですからやっぱり妥当な展開かな。
 やっと再び西海屋の名前が出てきました。こうしてちょこちょこ市兵衛だけでも登場してくるようになるんでしょうか。早く西海屋甚左衛門役の中山仁さんも再登場してほしいです。
 柘植の里の忍者ストーリーって展開がテンポ良くて、緊張感があって好きなんです。ですので、前作のこともよく覚えてたので、幻斉とおようのキャストが変わってたのがちょっと私的には残念。勿論、今回出演された方も見応えがあってよかったです。

水戸黄門33部 将軍を狙った男(駿府)

2004年04月12日放送

あらすじ

 老公は綱吉が久能山東照宮を参詣しようとしてると聞き、止めさせるよう説得に出向く。江戸にとどまる老公らは新式銃による暗殺事件が起きていた事を耳にする。胸騒ぎを覚えた老公は東照宮参詣を諦めない綱吉と共に駿府に向かう。

本日のお薦め
  • 三波豊和さん
    • よろず屋の千太。旅なれたよろず屋っていう設定がいいところついてる感じ。情報通で小回りが利いて明るくていいキャラ。三波さんにぴったり。一目でお娟に惚れ込んでついてきちゃう機動力?がいいです。

  • 中山仁さん
    • 西海屋甚左衛門。如何にも食えないって感じがありありと出てましたね。腹の底で何を考えてるか判らない空恐ろしさ。森岡を手のひらで転がしてしまうって、相当図太い悪党にみえます。
  • 内田勝正さん
    • 森岡頼母。西海屋から小判を渡され頭が上がらない様子。「何でも買って差し上げますよ」と言われ、「よろしく頼む」ってヘコヘコ。
    なんとも凄い二人の組み合わせ。内田さんのこういう役どころも珍しい気もします。なかなか面白いキャスティングです。
  • 中丸新将さん
    • 藤堂伊予守。悪者か?と思いきや、ちゃんとした重臣でした。ひょっとしてあなたも一枚噛んでるんじゃ?と思ってしまったのは私だけ?
  • 大河内浩さん
    • 市兵衛。ふてぶてしく煮ても焼いても食えないって様が滲み出てました。大河内さん、こういう役どころはお得意です。
  • 野口貴史さん
    • 役人・大木。酒を酌み交わしてる工藤と助三郎を捕まえに来てます。すんごい高圧的な態度。そして翌朝、手のひらを返したように平身低頭な姿勢で二人を釈放。旗本と西海屋のいいなりなろくでもない役人ってのがしっかり出てました。

  • 高橋弘志さん
    • 屋台で乱暴狼藉を働く旗本・加藤欣之介。工藤に腕をねじ上げられ「なにをする!俺は旗本の…」と抵抗しようとしてますが、浪人・工藤にやっつけられてしまいます。「あとで吠え面かくなよ!」と負け犬の遠吠えで去っていきました。まさに工藤曰く「気分爽快だ」って感じ。
  • 岡田和範さん
    • 屋台で乱暴狼藉を働く旗本・中野新吾。「こんなまずい酒に金など払うか」と徳利をらっぱ飲み。性質の悪さ余りあるって感じがびしびし。ただ、折角喋ってるのに引きの絵なのでお顔は余り判らず…。
    このお二方、役名ついてるのに劇中は名前で呼ばれてないんですよね、これじゃキャストロール見ても誰が誰だか…。
  • 森山陽介さん
    • お娟にやっつけられるやくざ。「なんだこのアマ、でけえ口叩きやがって!」と威勢良く言ってますが、あっさりかわされ匕首を突きつけられてびびってます。
  • 青木哲也さん
    • お娟にやっつけられるやくざ。「すっこんでろ!」と威勢良く向かっていったのにあっという間にひねられ地べたに転がってびびってます。
    お二人台詞喋ってるのにお顔が写ってなくて可哀相。四人のやくざ者があっという間にやっつけられてびびり捲くって逃げ出すからお娟のかっこよさが引き立つんですよね。千太が「美しい!」って惚れ込むところが生きてくるんではないかと。
  • 窪田弘和さん
    • 和尚。過去の経緯を聞きにきた格さんに事情を説明したらしく「まことにおいたわしい事でございました」と悲痛な表情を浮かべていらっしゃいました。よほど酷い目に遭わされたんだろうなと思わせる表情でした。
女将所感

 冒頭の主題歌「ああ、人生に涙あり」、流れてきた歌声に「ん?やけに明るい声だな」と思ったら、歌い手が今シリーズから助さん格さんコンビに代わったんですね。その情報は聞いていたのはですがすっかり忘れててびっくりしました。

水戸黄門1000回記念3時間スペシャル

「江戸から薩摩へ!恐怖の忍者襲撃・大爆破偽黄門の罠!弥七の娘と老公決死の旅立ち」(テレビ50年特別企画)

あらすじ

 お八重の便りで江戸へ出向いたに老公は旗本奴と町奴の諍いを諌める。そんな中、老公が江戸でお松とその息子・七十郎と知り合う。襲われた七十郎を助けた老公はお松から七十郎の出生の秘密を聞く。
 一方、薩摩へ放った隠密がことごとく帰ってこず行き方知れずになっているほか、不穏な動きがあると綱吉から知らされる。

本日のお薦め
  • 堤大二郎さん
    • 徳川綱吉。老公が持ってきた船の模型に感嘆する姿も旗本奴の問題を相談する姿も老公に師事してるって感じでした。すっかりいい将軍様になられてます。
  • 山口馬木也さん
    • 鳴神の夜叉王丸。好きなキャラなんですけど生かされてないような、私的に不完全燃焼感。山口さんの存在感が勿体無い感じ。それと「アキ殿」と呼ぶそのつながりは?確か32部の闘いの際、鬼若に向かって「アキ殿をよろしく頼む」というような事を言ってましたし。謎だらけ。
  • 橋爪淳さん
    • 柳沢吉保。綱吉がすっかり老公と仲良ししてるので、陰謀を巡らすのも一人でしなきゃいけなくてちょっと可哀相にも。立ち聞きしてる目つきも冷静で理知的。悪計が素早く働いてた感じでした。
  • 丹波哲郎さん
    • 山野辺兵庫。冒頭から助さん相手に気合を入れる姿、まあ幾つになってもお元気なお姿。
  • 中谷一郎さん
    • 風車の弥七。回想シーンで二度お若いころの凛々しい映像が出ていました。「がっかり」というのと「やっぱりか」というのが半々な感想です。やっぱり、ファンの中では弥七はいつまでたってもあのかっこいい忍びの弥七のままなんですよね。
  • 高橋元太郎さん
    • うっかり八兵衛。「お梅ちゃーん!早くおいでよ!」の第一声、懐かしい声を聞いて思わず「出た〜!」と…。声に張りが合って、食いしん坊・うっかりキャラも健在でやっぱこれだよな〜なんて思ってしまいました。
  • 宮園純子さん
    • 霞のお新。あのお新さんがお母さんになってて、娘の恋の行方を心配してる姿が見られるなんて。歯切れがよく生き生きされてる姿を見られて嬉しかったです。
  • 野村将希さん
    • 柘植の飛猿。久々に拝見しても、全然お変わりなく貫禄といい身のこなしといいかっこよかった!
  • 横内正さん
    • 平松勘兵衛。捕らえられ息も絶え絶えに老公に懇願する姿は胸を打ちますね。表情もいろんな感情が湧いてくるようで流石でした。
  • 大和田伸也さん
    • 伊藤仁斎。年を重ねて悠々自適に暮らしているように一瞬見えたのに、再婚して計八人の子沢山!これにはびっくり。いや〜、幾つになっても元気で楽しく過ごせるのはいい事です。
  • 伊吹吾郎さん
    • 近藤登之助。恰幅がよくなられて、旗本奴のきらきらド派手な衣装がとてもよくお似合いです。仲間を従えて貫禄充分。
  • 山口いづみさん
    • 七十郎の母・お松。相変わらずお綺麗でした。武家の奥方が本当にお似合いです。
  • 長島一茂さん
    • 甲賀忍者三剣一族・三剣一風。無口で剣の達人・忍びの頭目。一茂さんは臥体がいいしきりっとした表情で構えると絵になります。
  • 中野英雄さん
    • ぶっ飛びの勘太。困った旅人を助けに入って、一発二発とパンチを繰り出し追い払ってます。かっこいいキャラなのか?と思った途端、雲助らの仲間が来るのを見て「え?二人じゃないの?(汗)」ってあたりが中野さんらしくてほっとしました。
  • 根本りつ子さん
    • 駒吉。芸者姿が綺麗でしたね。威勢がよくて綺麗で売れっ子芸者ってのがよく判りました。
  • 川合伸旺さん
    • 岩村主膳。「じれったい奴じゃ、こんな年寄りにてこずるとはな。もう役立たずのお前たちに用はないわ!」ってまあ、憎々しげなお顔。自分の私利私欲のためには、駒として切り捨てるなんて事痛くも痒くもないようです。
  • 内田勝正さん
    • 山下民部。一風から隠密を消したと報告を聞き「そうか隠密はやはり服部半蔵の手の者だったか」と仰る顔は如何にも憎々しげです。悪の鏡って感じ。
  • 竜雷太さん
    • 唐犬の重蔵。約束破って手ぇ出してきやがったのはこいつらだい」だなんて、ほんとに喧嘩っ早い様が出てました。老公に啖呵を切るところでは町奴の頭の意地も見せてましたし。
  • 小松政夫さん
    • 道右衛門。散々遊んどいて「助さん格さんもういいでしょう」、「うまいなうまいな、上手だね上〜手だね!、うん、うん」まで出ちゃって、小松ワールド全開の偽黄門場面でした。
  • 林与一さん
    • 津田宗八。老公に事情を話す横顔がきりっとしてて重厚さもありました。姿勢もよく穏やかな口調が如何にも茶の湯の先生という感じです。
  • 山口崇さん
    • 淀屋辰五郎。闇商人の話をする表情は裏も表も知り尽くしてる一筋縄ではいかなさそうな雰囲気を醸し出してます。ただの商人じゃありません!
  • 佐川満男さん
    • 旅の夫。箱根の関所であまりに厳しい取調べを見て「芸人は楽でいいなあ」「我慢しておくれ、お役人には逆らえない」ってこれだけ…。そんなあ、個人的に好きな方なのでちょっと残念。
  • 中田浩二さん
    • 伊沢軍太夫。自ら藩主を脅すとは…。「やはり…。致し方なし」というときのお前にもう用はないと言わんばかりの冷たい目。いつものぎょろ目の中田さんとはまた違う味が出てました。
  • 津村鷹志さん
    • 萩原又四郎。金と女に目がない職権乱用の役人丸出し。おえんを見てデレデレする姿も滑稽なほど。老公に対する始めの高圧的な態度と身分が判ってからの手のひら返しの態度も流石。津村さんいいわあ。あたしゃ馬鹿受けしちゃいました。
  • 高松しげおさん
    • 橋口大八。馬鹿正直(?)な萩原配下。思いっきり萩原に追随してます。「悪知恵だけは天下一品!」って上役に言っちゃうところが可愛いと言うか…。
  • 曾我廼家文童さん
    • 徳兵衛。偽者の老公一行を勝手に信じ込んでヘコヘコ。本物が現われて腰を抜かしてまたヘコヘコ。この変わり身の様がおかしくて。軽妙でよかったです。
  • 春やすこさん
    • 女中・おたつ。「静かにせい言ったら静かにせい!」「なめとったら承知せえへんぞ!」って凄い迫力。まるで新喜劇の山田スミ子さんみたい。流石吉本、ちゃんと伝統が受け継がれてます。
  • 竹脇無我さん(友情出演)
    • 島津綱貴。伝書鳩の文を見て涙ぐむ目使い、幽閉され肉体的にも精神的にも弱っているのが判りました。かっこいい人って髪や髭がぼーぼーでもかっこいいんですね。
  • 岩尾正隆さん
    • 闇商人・関谷伊兵衛。「この関谷伊兵衛の為に戦ってもらいましょぉ〜」と如何にも忍びを駒としか考えてないような傲慢な物言い。流石岩尾さん、こういう役はお手の物。
  • 白井滋郎さん
    • 旗本奴。始めの諍いの場面、「天下の旗本に無礼であろう!」と町人を突き飛ばしてます。凄い迫力。冒頭でも浜田隆広さんを殴り飛ばしてましたし血の気の多さは一番かも。
  • 笹木俊志さん
    • 薩摩藩士。笹木さん臥体が大きいですし暗がりからいきなり「チェストー!」と飛び出してくると結構なインパクト。七十郎を襲うも登之助らの加勢で、「ご老公?引け!」と逃げ去っていきます。
  • 福本清三さん
    • 船頭をされてましたね。水中で格闘するあたり福本さんも凄いです。さすがの役者根性!しっかり堪能させてもらいました。
  • 木下通博さん
    • 旅の親子を襲う雲助。「なんだとてめえ!怪我しねえうちにとっととうせろい!」と凄い迫力とメッチャ濃いメイク。如何にもごろつきって感じ。通りかかった七十郎に「世の中にはこんなに珍しい顔があるとはな」って言われちゃってます。
  • 森山陽介さん
    • 川越する老公一行を仲間が水中から襲う筈なのに邪魔が入り思惑外れて「どうなってるんだ」と忌々しげな表情をしてます。「御頭しっかりしてください!今お助けします」と一風を助けに来るも、鉄砲で一撃。散散利用されあっさり殺されるなんて酷い話。忍びって気の毒です。
  • 川鶴晃裕さん
    • 薩摩藩士。山下民部に「ご家老、柳沢様がお見えになんもした」と報告してます。流石、滑らかな方言の台詞。やっぱつるさんだわ〜、と思ったんですが、よーく考えたらつるさんの出身地は熊本でした。滑らかに聞こえたのは、つるさんの努力の所以なんですよね、反省。
ココ見て!
  • 旗本奴「駒吉が中に入ったんじゃ仕方あるまい」=木谷邦臣さん
  • 半蔵の屋敷前で一風に消される隠密=小谷浩三さん
  • その異変を聞き屋敷から飛び出してきて「逃がすな!」と一風を追う=稲田龍雄さん
  • 箱根の関所の改婆=紅萬子さん
  • 雲助「お〜!上等じゃねえか!」という体格のいい方=岡田友孝さん
  • 雲助(木下通博)に蹴飛ばされる旅人・親爺=大矢敬典さん
  • 雲助(木下通博)が自慢げに似顔絵を見せびらかしてる仲間=窪田弘和さん
  • 大井川の中、泳いでくる忍び・右=太田雅之さん
  • 大井川の中、泳いでくる忍び・左=青木哲也さん
  • 花火師・せいじ=井上チャルさん(以前は「井之上」という字だった筈ですが変えられたんでしょうか)
  • 薩摩藩下屋敷門番、格さんが「お世話様でした」と声をかける=本山力さん
  • 薩摩藩下屋敷門番、反対側=重伸幸さん
  • 阿波踊りの場面、コロッケに取り押さえられるくノ一=小野亮子さん
  • 琉球王代理・ホウヨウ=李一龍さん
  • お梅にお茶を勧められる琉球人=山田永二さん
  • 洞窟から逃げてくる女中を追ってくる役人=山口幸晴さん
  • 伊沢軍太夫の指示で抜刀する役人=藤沢徹夫(現・徹衛)さん
女将所感

 ゲスト出演者が多くエピソードも盛りだくさんで、それぞれの方々の出演シーンの少ない事。一度に大勢の方に再会できて嬉しいのも勿論ありますが、何だか慌しい三時間だったなあという感じがします。テレビ雑誌のサブタイが「ありがとう1000回 歴代レギュラーと豪華ゲスト大集合 弥七と八兵衛が今夜復活!」とありました。こちらの方が緊張感漂う新聞サブタイよりも感じ的に合ってたりして…。
 それにしても、スペシャルだからでしょうけど、黄門様ったら身分を簡単に明かしまくり。こんなのは普通のシリーズじゃ考えられないし、明かしてなかったら三時間では終わらないか…などと思って見ておりました。
 港で老公が襲われる場面。森山陽介さんが屋根から老公めがけてジャンプ!危うしご隠居!と思ったところで、森山さんの右腕に刺さる赤い風車!…え?弥七登場!?と思ったら投げたのは弥七の娘・お梅(馬渕英里何)でした。なーんだ、がっかり。ひょとして次のシリーズで「風車のお梅」なんて登場したりして…。っても、馬渕さんじゃ、投げる振りは出来ても他のアクションは出来ないだろうし、あ、全部吹き替え(かなり厳しい)って手もあるか!などと思った私でした。
 偽黄門の場面はほんとに皆の仕草がおかしくて笑っちゃいました。身分が判ったときの反応もいいです。でもそんなときでも平伏しない花魁、我関せずって感じ。ま、あの状態で平伏したらあとが大変なことになるだろうけど。
 それから、お銀の入浴シーンに加え、お湯の大噴射もありましたね。あれには思わず「うわ〜!出たー!」と叫んでしまいました。あの技まで復活させるなんて…。
 一風と桔梗(三浦理恵子)の壮絶な最後、あれひょっとして命永らえてまたどこかで登場、なんてことあるんでしょうか。31部の最後で死んだと思った夜叉王丸が32部で復活したみたいに。

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