人相書

管理人が描いた悪/脇役の皆さんの似顔絵です。出演作品等も少しずつ紹介しています。

岩尾正隆さん

岩尾正隆さん

無頼系の、いわゆる「先生」キャラがよく似合います。「鬼平犯科帳−血闘」の「あの女のイロが斬れるか?」の場面は絶品です。

風鈴捕物帳−父娘を結ぶ銀の駒(1978年)

徳蔵の子分弥太郎。今回は、娘を騙し売り飛ばす全く蛆虫のような役どころ。本当にピッタリで素晴らしい!この岩尾さんと菅貫さんのコンビがあってこそ、西郷さんがかっこよく見えるんですよね〜。

十手人−獄中の命を救え!!梅の鉢木の謎…

土場の元締め松蔵。やっぱ柄の悪いやくざ者ってピッタリ。でも「他のヤローに渡すくれえならよ…」…惚れていたから殺してしまったと言う「男の歪んだ愛情」が絡んでいたのにはビックリ!かなり異色な感じがしました。そういう、色恋沙汰って無縁だと思ってたものですから。

オヤジ探偵−銃弾の復讐!狙われた女刑事

刑事部長(?)。「発砲につきましては、全く正当であったと認識しております。」「適切な判断でしたよ〜。」と立ち上がって身を乗り出しつつ、答えてます。やっぱここの刑事課って恐い…。

水戸黄門30部−酔いどれ親父の北国に春(盛岡)

益蔵。お侍も町人もチンピラも「悪」なら何でも出来ちゃう幅広い方なのにちょっと出番少なかった気もしますけど…。弱い者をいたぶる時の悪辣なお顔もいいですが、外記に言い訳する時の上目遣いのびびり気味の横顔もよかったです。

京都迷宮案内−偽名の女、短歌に秘められた三角関係!

遺体発見者。いやー、冒頭のシーンだけかと思ったら、そんな筈ないですよねー。ちゃんと聞き込み場面でご出演でした。悪者かと思いきや、単に発見者でした。

子連れ狼−死闘!一刀対90人の無法者

折助・桑造。酒飲んで叫びまくる斧助に「元締め、酒は程々にしとかねえと」と忠告してました。ホント憎々しい表情。力自慢の斧助と対照的に悪知恵が働きそうな子分でした。一刀と斬りあいになる場面、取り敢えず先に子分に斬りかからせようとする所が姑息でよかったです。

天罰屋くれない闇の事件帖 天罰屋VS葵の御紋!引き裂かれた夫婦愛!!

右京介の守役・高原大膳。右京介の乱行を諌める事無く自分の保身と私福を肥やすことに執着してます。脅迫まがいに相良におちよを消せと指示する場面のいまいましげなお顔、最高っす。

水戸黄門1000回記念3時間スペシャル

闇商人・関谷伊兵衛。「この関谷伊兵衛の為に戦ってもらいましょぉ〜」と如何にも忍びを駒としか考えてないような傲慢な物言い。流石岩尾さん、こういう役はお手の物。

いただいた情報

▼出演作品:仁義なき戦いの冒頭、日本刀を振るって暴れていた無頼の輩。広能(菅原文太)に射殺される。東映実録やくざ映画には毎回のように登場されています。「二代目はクリスチャン」では丘路千さん、有川正治氏とともにやくざの親分を演じ、いろいろな世間話およびあらすじの解説をしていらっしゃいます(情報提供:ざと様)。
▼狼プロという太秦にある事務所に現在所属しているそうです(情報提供:安部徹様)。
▼1974年 映画「殺人拳2」(東映京都作品) 岩尾さんは槍の使い手の役で出演していました。雪山で剣琢磨役の千葉ちゃんと対決しましたが、槍をいとも簡単にへし折られ、背後に回られて後頭部にせいけん突きをくらい、目玉が飛び出たままその場で倒されてしまいました。(峰様まかり通る様)
▼1974年「山口組外伝 九州侵攻作戦」(東映京都作品) 岩尾さんは福本清三さんとともにヒットマン(米田組組員)役で出演し、マンションにかくまっている夜桜銀次役の菅原文太さんを射殺しました。仁義なき戦いの逆バージョンでした。(峰様まかり通る様)
▼岩尾正隆さんは1970年代はともにピラニア軍団の一員でした。川谷拓三さん(故人)・志賀勝さんと並ぶ古参メンバーです。1970年代の東映ヤクザ映画には殺され役として大活躍でした。(東京のアライグマ様)

山本昌平さん

山本昌平さん

これはちょっと、ご不満でしょうか…。んー、山本さんは乱心系に近いでしょうか。ちょっと病的な感じは天下一品!

いただいた情報

▼出演作品:「女必殺拳」で麻薬組織の幹部として登場、紅竜(志穂美悦子)に首を180度捻じ曲げられ、階段をゆっくり降りたところで死亡(情報提供:ざと様)。
▼「スターウルフ」や「電撃戦隊チェンジマン」といった特撮もので悪の大幹部を演じてましたね。いずれも白塗りメイクで怖い印象がありました。あと近年では志村けんのコント番組にも時代劇コントで出てました(情報提供:久保陽介様)。
▼以前横溝正史原作のドラマ「不死蝶」では山本さんが心優しい善人を演じておられました。相手役は竹下景子さんでした。どこからどうみても犯人にしか見えませんでしたが、見終わってからも何故か犯人のような気がしてなりませんでした(^^)。(佐島昌軒様)
▼「スターウルフ(宇宙の勇者スターウルフ」、円谷プロダクション製作の特撮番組で、よみうりテレビで78年4月3日から78年9月25日まで放映されました。この番組で、山本昌平はヴァルナ星戦闘司令官ハルカン指令を怪演していました。頭をスキンヘッドにしてかなり怖い印象を与えました。(ご連枝様)
▼以前NHK教育テレビの「日本の歴史」で、北条時頼役もされていました。物語は謡曲『鉢の木』を脚色したもので、穏やかな山本さんの演技も素晴しいものでした。(堀河様)
▼『快傑ズバット』27話、「意外!飛鳥殺しの犯人?!」におろち党・ボス蛇丸(高杉玄)の用心棒、風の右近として登場。人の頭に置いた林檎を矢で射、更に林檎に刺さった矢を射、更にその矢を射、更に…という弓の達人。最後は刀を使い、妹・雷の左近と二人掛かりでズバットを苦しめますが、会心の突きを左近を楯に防がれます。そこで右近、「どけえぇェ〜〜!」と左近を改めて両断。流石は山本さんです。(犬丸詮晤様)
▼『新・影の軍団』では山本さんが風魔小太郎役なのですが、雇い主に対しても対等以上の立場で接する誇り高い忍を好演されています。特撮専門誌の『宇宙船』106号でも、山本さんのインタビューが掲載されていましたが、「忠臣蔵の吉良上野介を徹底的に善人として演じたい」という趣旨を述べておられました。
 また、今月(15年11月)一日発売の『東映ヒーローMAX』7号の「東映ヒーロー悪役俳優列伝」に山本さんが登場されました。「役の大小なんて関係ない。大事なのは役者の大小。」というコメントに加えて、『荒野のダッチワイフ』から『新・影の軍団』までの役者人生を語った読み応えあるインタヴューです。白黒ですが写真付です。(堀河様)
▼2004年、新宿コマ5月・梅コマ10月の朝丘雪路・桂三枝・堀内孝雄特別企画公演に出演されます。(つっちー様)
▼山本昌平さんの怪人二十面相情報。ファミ劇で7月から山本さんが怪人二十面相を演じた「怪人二十面相と少年探偵団U」が始ります。1984年4月から1984年の9月に関西テレビで夜の7時に宝塚映像(兵庫県宝塚にあった東宝系の撮影所)で製作されており(関西在住でご存知の方も多いと思います)、明智小五郎には加納竜さんが出演していました。舞台も宝塚の設定だったので阪急沿線などが良く使われており、また山本さんは当時阪急戦の始球式に二十面相の衣装で登場したりしたそうです。(ゴリ様)

掲載中の出演作品等につきましては、主に私が「お薦め悪/脇役」に書いたものを掲載しています。各役者さんの全ての作品を網羅しているわけではありませんのでご了承ください。皆さんがご存知のお薦めの出演作品をご紹介ください、掲載させていただきます。
※再放送作品等でこちらの方々を拝見したときには追加掲載しようと思います。

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