人相書

管理人が描いた悪/脇役の皆さんの似顔絵です。出演作品等も少しずつ紹介しています。

亀石征一郎さん

亀石征一郎さん

女将の好きな役者さんです。

水戸黄門5部−3話「命をかけた友情・塩山」

堀平八郎。助三郎の幼馴染。悪事を目撃し罠にはめられ利用され挙句の果てに始末されてしまいました。心ならずも悪事に加担して自暴自棄になる姿、幼馴染の助三郎に再会した葛藤、苦しい胸のうちと未だ真っ直ぐな心根を垣間見せる演技がよかったです。ああ、亀石さんかっこよかった!亀石さんが悪党(沼田曜一さん・エンタツさん)に取り囲まれる場面では、「助三郎、早く来いよ!亀ちゃんが殺されちゃうよ!」と心の中で叫んでいた私でした。

水戸黄門22部−密命帯びた娘巡礼・徳島

国許、次席家老亀頭剛右衛門。この作品は亀石ワールド全開!もう到る所に思わず拍手してしまう亀石さん!猪口屋から接待を受ける場面では、「毎度同じ芸者には飽き飽きした」と如何にもぞんざいに答えておきながら、お銀を見るや「その方初めての顔だな。構わん近こうよれ。」といやらしげに笑いあおったお酒を口の端から垂らしながら、お銀に迫る様は、サイテー!盗まれた不正の帳簿が見つからず「たわけ!アレが明るみに出たらその方ばかりか、ワシの首も即刻吹っ飛ぶのだぞ!」とわなわなと肩や腕を震わせて怒り狂う姿は、ホントに「自己中」!自分の事しか考えてません!殿様上覧の浄瑠璃の場面は圧巻です。浄瑠璃に自分の不正が描かれるのを見る亀石さんの、刻々と変わる焦りと怒りの表情がいいです〜!ご隠居に「何者か聞けば震えが来ますぞ」と言われ「何を田舎ジジイが!」と言ってしまう堂々とした力のある目が最高です!金とイロと権力に異常なまでに執着し、万華鏡のようにくるくる変わる表情が堪能できる作品でした。他がどうでももうこれだけであたしゃ、OKです。

必殺仕掛人−殺しの掟

松永彦七郎。再放送で初めて見ました。若々しく凛々しい亀石さんの姿にびっくり。いつもと全く違ってちゃんとした(?)お侍役に見入ってしまいました。原作を読んで暫く経ってからだったので余計にインパクトが強かったかも。録画していなかったのが非常に残念です。もう一度見たい作品です。

暴将9・悪妻教育指南!ニセ将軍になった吉宗

本多伊勢守。藩主直正(赤塚真人)の奥方・お美濃(西川峰子)に、「この様な非道な真似が許されると思うてか!」と罵られた亀石さん、「非道こそ、我が王道なり!」ときっぱり仰いました!っク〜っ!その時の得意げな表情が、いいですね〜、流石悪人!ってあくまでも役の上で、ですよ。

八丁堀の七人−爆発炎上!さらば愛しき妻よ!!最後の大捕物

南町与力(?)本庄。屋敷へ戻ってきた青山を追い返す場面の「ワイロの証拠でも掴む気だろうが、詮索は無用だ。」いうシーンや、聞き込みに廻る仏田を捕まえ、「ばかやろー!下手な真似しやがると女房ひっくくるぞ!」という時の、お顔!もうそりゃ、傲慢な表情。力があって「悪」の色気がある亀石さんの目っていいですー。いつもはもっとエライさんだけど、与力の物言いもよかったです。

水戸黄門30部−殿を殴った指南役(松島)

勘定奉行・矢島精兵衛。沼野から上がりを受け取る時の如何にも当たり前だと言わんばかりのぞんざいな表情と、はったりをかまされた時の狼狽した表情がよかったです。ふふふ、流石亀石さん。次郎坊に藩金横領等、指摘された時の表情も絶品です。

水戸黄門31部−お娟にぞっこん!親父と息子(掛川)

国家老・松尾大膳。江戸家老が藩主の養子縁組を進めていると聞き及び対抗しようと画策してました。自分にとっては起死回生の悪事を思いついたときの嬉しそうな表情は、不敵そうで厭味で如何にも悪い事考えてるなーというものでした。問屋場で初めて三太と対面した時の芝居が程よくクサイんですよね。これで自分勝手な謀略を巡らす国家老・松尾大膳の人間性が出ると思うんですよね。

TBS公式サイト「水戸黄門32部」

「現場レポート&インタビュー#8」に亀石さんのインタビューがあります。「ひれ伏し続けて30年」とのサブタイが。

相棒5‐剣聖

私は大喜びで見ておりました。亀石さん、貫禄が合ってかっこよかったです。
 血飛沫べったりの胴着があれほど似合う人も亀石さんをおいて他にいないかもしれません。

水戸黄門8部25話(TBS‐CH 12月1日放送分)

純愛イケメン藩士を演じていらっしゃいました。あまりのかっこよさに保存版としてDVD保存いたしました。亀石征一郎さん、ブラボーです!

【参考】

好みの殿方は非常に描き難いです。主観が入るんでしょうか?

著書「フライング・タワー」

やっと手に入れて読むことが出来ました。社会派長編ミステリー、現代の問題を取り入れ、細かな取材も相当されただろう事が窺える作品でした。話題が身近でスケールが壮大で「こんなことある?あったら!凄いな!」「有り得る!?有り得ない?」と思いつつ一気に読みたくなる作品でした。うーん、あの悪役の亀石さんからは想像できない作品でした。興味深く読み進められた作品で、買ってよかったと思えました。(2005/10/07)

いただいた情報

▼元新国劇出身。若い頃は「軍兵衛目安箱」などで片岡千恵蔵の配下など正義の役も。正義の「味方」といえば「シルバー仮面」にも出演してました。「影の軍団3」の敵対組織のボス「レギュラー」悪役(しののめ様)。
▼彼には三人の息子がおります。彼らは、東京は渋谷・代官山界隈のファッション界ヒップホップ界で超有名な(超有名だった?)亀石三兄弟と呼ばれています。彼らは代官山に「パイド・パイパー」というブティックを経営していて、数多くの姉妹店が都内を中心に展開しているようです。未だ、ファッション誌や若者向けのおシャレ系雑誌にちょくちょく登場する、カリスマ三兄弟らしいっスよ。渋谷なんかを歩いてる時代劇に縁のない兄ちゃんや姉ちゃんたちでも、亀石征一郎ってよりも、亀石三兄弟って云えば、ある程度なら反応するはずです(相州浪人様)。
「西部警察PART−U」第一話で爆弾魔、橘を演じています。亀石さんはバスやトラックをニトロで爆破し30人以上の死者を出し、大門軍団を散々てこずらせ増す。次にフェリーにニトロを仕掛け、億単位の金を要求します。しかしフェリーのニトロを三浦友和に撤去され、亀石さんは大門(渡哲也)にショットガンで撃たれ、死亡します。脅迫電話をかけるときに自信に満ちた声や、渡哲也を殴り飛ばすシーンがいいです。(板倉将監様)
「影の軍団」の主題歌と挿入歌の作詞をなさっています。「影の軍団W・幕末編」主題歌「廣野」作曲 歌 千葉真一 編曲 青木望/挿入歌「影」作曲 編曲 青木望 歌 千葉真一 作詞は、両方とも亀石征一郎氏になっており、びっくりです。やはり、一流の悪役俳優は別に何か持っているのですね。 映画・修羅のみちシリーズでは、亀石さんは関東の大親分関東共住会会長 剣持一家総長 剣持八郎を貫禄十分に演じています。この親分は、結構いい親分です。「大江戸捜査網」120話「獅子舞の逆襲」で亀石さんが善役でした。亀石さんは越谷銀次郎という役名で元同心で、現在は獅子舞などしています。(ご連枝様)
『キャプテンウルトラ』にも出ていたようです。こちらはゲスト出演の様です。ハマダ隊員という役で多分悪役ではないと思います。
『中村梅之助の遠山の金さん捕物帳118話』にゲスト出演していたんですが、一応善役でした。序盤こそ殺しを請け負う凄腕浪人なんですが、料亭ですけべ爺に襲われている女中を助け身銭を切って助けていました。その後がびっくり!どうもその女中に一目惚れ(初恋って感じ)の様で、その女中の似顔絵を書いている所へ女中がお礼に来て赤くなって言葉にも詰まってもじもじしてあわてて背中に隠した似顔絵もそわそわして後ろ向いた時に見られてまた動揺して・・・。最後は、遠山の金さんに許されて『めでたしめでたし』でした。浪人姿でかっこいい亀石さんの貴重?な『純情お茶目なシーン』見ものでした(^^)(松井様)
▼(2005年03月03日 (木)投稿) 亀石征一郎さんのサイン会が3月12日に東京新宿の紀伊国屋書店で開催されるそうです。是非行きたいのですが,大阪在住なのでなかなか行けないのが残念です。関西方面で開催してくれたらないいのですが…つい2日前に日刊ゲンダイの「あの人は今」というコーナーで(最近も外山高士,今井健二,岩尾正隆の各氏も登場した)亀石さんが登場されており。その中のインタビューで昔からものを書くのが好きで19歳の頃に詩集をだして作家の大江健三郎氏の褒められたそうです。今回の本の執筆でも2年程掛けて執筆したのと書くのはいいがパソコンに直すのが大変だったと語っておられました。これからも亀石さんの活躍を期待したいと思います。(ゴリ様)
▼辰巳出版で発売中の刑事マガジン+(2006年09月01日発売)で亀石征一郎さんと西田健さんのインタビューが載っています。亀石さんは特別機動捜査隊での矢崎班でのことが中心で、西田さんは特捜最前線でのユニークな犯人役が中心です。よかったらどうぞ。
 三匹が斬る#15「信玄の亡霊見たか おしゃれ鳥」で亀石さんが出ていました。代官柿崎市之進役で、裏では盗賊鬼火の頭鬼火玄斎役を兼ねています。善良な代官と悪辣な盗賊の頭のギャップがよかったです。善良な代官の時は、私は荒事は苦手でしてと言っておきながら、裏では冷酷無比の頭です。
 白夜ムックから出ている「テレビドラマ水戸黄門 我らが副将軍! 世直し40年」に亀石征一郎さんのインタビュウーが載っています。悪役では唯一です。悪を演じるにあたっての心がまとえとか結構興味あることが結構載っています。かなり長いインタビュうですので、ファンには嬉しいかも。(ご連枝様)
1972年のNHK大河ドラマ「新平家物語」で藤原信頼(のぶより)を演じていらっしゃいました。この藤原信頼という人物、平治の乱を起こした一方の頭で歴史小説ファンには有名なのですが、一般にはあまり知られておらず、ほとんど映像化されていません。だから貴重な役ですね。(目賀呉爾羅様)
▼亀石さんといえば『若大将天下ご免!』ですねえ。「天まで届け、母子鷹!」の回の二刀流を遣う役人、そして最終回の鳥居甲斐守です。どちらも怪しくて、怖くて印象深いです。(真名様)

伊達三郎さん

伊達三郎さん

地回りの元締め、もしくは悪徳商人がピッタリだと思うのですが、若い頃は普通の役もやってらしたんですね。

長谷川一夫・雷蔵版『忠臣蔵』

杉野十平次を演じていらっしゃいましたね。人の良さそうな饂飩屋さんしてました。怪しまれ吉良に捕まって引き摺られて行く場面は、「お〜、普段と逆じゃん」って感じでした。

いただいた情報

▼旧大映の俳優さんでしたね亡くなられましたが。若い頃はヤクザの用心棒(「先生」っちゅーヤツですな)なんかもハマってたお方(しののめ様)
▼大映京都華やかなりし頃の基本的な脇役さんと言えそうですね、この人!同じく大映特撮時代劇の名作『大魔神』ではいい役のお侍・中馬一平、『妖怪百物語』では罰当たりな浪人を好演されておりました。善悪どちらもこなせるという辺りが魅力の役者さんです。しかし特に後者の様なしののめさん仰るところの『先生系』がより一層似合う感じがいたします。晩年にはニューシネ系の『台風クラブ』や斉藤由貴主演の『雪の断章−情熱−』なんかでも端役で出演されてたのを思い出しました(御鈴広輝様)。

掲載中の出演作品等につきましては、主に私が「お薦め悪/脇役」に書いたものを掲載しています。各役者さんの全ての作品を網羅しているわけではありませんのでご了承ください。皆さんがご存知のお薦めの出演作品をご紹介ください、掲載させていただきます。
※再放送作品等でこちらの方々を拝見したときには追加掲載しようと思います。

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