人相書

管理人が描いた悪/脇役の皆さんの似顔絵です。出演作品等も少しずつ紹介しています。

大出俊さん

大出俊さん

真面目そうな風貌と、綺麗なお声が好きです。にっこり微笑まれたお顔はかなり、イケてると思います(単なる好み)。

八丁堀の七人―連続誘拐の謎!?帰って来た人情同心

遠山藩江戸家老平岩監物。大出さんは、悪人も善人も出来てしまうオールマイティな役者さんですね。今回は藩を守ろうとする善人役。青山に懇願する場面がよかったです。

水戸黄門−将軍が最も恐れた男・江戸

水戸藩第一を常に考える藤井紋太夫。血気盛んな藩主をなんとか藩の為に諌め様とする役どころははまってますな。苦悩の表情がいいっす。羅針盤を見て『はっは〜』と驚く顔や、鍋島に挨拶する時の「ちょっとー、要らん事をうちの殿に吹き込まんでよ〜。」と言った複雑な笑みがよかったですな。このシリーズ、準レギュラーのようですね。

旗本退屈男−天下御免の向う傷

大黒屋仁兵衛。冒頭の吉原の場面、「うあはは、この年になりますとめっきり若い女子に弱くなりましてな。おねだりを受けますとつい…ふふふ…」なんだかとってもいやらしげ。熟年の殿方にはおねだりが有効なんですね、勉強になりました。どうやら大出さん今回は悪人の様ですね。全て拝見しましたら、悪知恵の働く商人がぴったりでした。爽やかな笑顔が素敵な大出さんですが、今回の笑みは如何にも何か企んでいそうで、厭らしげな笑い方、あれも好きです〜。

水戸黄門29部−第25話 陰謀と裏切りの果てに・江戸・水戸

水戸藩家老・藤井紋太夫。腹の底でなに考えてるんだか判らないような悪人顔ばかりこの所拝見してましたが、いよいよ悪人に磨きが掛ってきましたよね。ホント、色々悪事を思案する時の表情はいいですよね。老公に突っ込まれ「疚しい所はない」と答える時の、俯き加減の抑え目の表情もいいし、妻子を離縁する際の複雑な表情はなんとも言えません!揺れ動く紋太夫の心情がしっかり出てます。悪人振りも改心した善人振りも見られた贅沢作品でした

釣りデカ事件簿 海の密室殺人事件

一品料理屋の板前主。朝倉一夫(松方弘樹)の行きつけの店の大将、明るくて気風がよさそうで生き生きしてました。元気な笑顔が爽やかで素敵でした。やっぱり大出さんの笑顔って好きです〜。同じ常連役で出演されてた河原崎建三さん、色々あったみたで殺されちゃったけど…。とっても楽しいお友達って演技がよかったです。それにしてもこの作品、主演が松方さん、ほかに上司に横内正さん、木村元さん、所轄刑事で伊吹剛さん、釣り仲間に小鹿番さん、石田登星さん、女優陣では加賀まり子さん、萩尾みどりさん、ほか暴将出演の和泉史郎さん(め組の若い衆)、山口香緒里さん(お庭番)と豪華メンバーのドラマでした。うーん、贅沢…。(2005/02/20再放送)

銭形平次(2) 第8話 涙の祝言!殺人者になった花嫁の父

近江屋仁兵衛。息子の出来ちゃった婚を平次の説得によって認めました。あら、今回は大出さんはいい御父様なのねと思って見てましたら…。嫁となる娘の父・太助(不破万作)がまさかの人殺し&人質立て篭もり。それでも「この近江屋一度した約束を違えるようなことはありません。安心してください」と。ほんとにそう思ってんの〜!?と思わずTV画面に突っ込んでしまいました。で、人質が開放された途端に「親分さん、そんな男は磔獄門にでもしてやってくださいな」「人を殺めた男の娘なんて天下の近江屋の嫁には出来ないね」ですって。やった〜。やっぱり大出さんだった!と妙に喜んじゃったりして…。それでも、平次の反則技に撃沈、やっぱり認めちゃいましたね。赤子を抱かされて困惑気味の表情が微笑ましかったです。いい御父様でよかった、めでたしめでたし。

いただいた情報

「仕業人」のやいとや役が白眉ッスね。地味な役者ではありますが藤田まこと、中村敦夫を相手に回して堂々の芝居を見せましたしね。あんな腕っ節が弱くて銭にうるさく、縁起担ぎでプレイボーイ、自信過剰で非協力的な仕事師は必殺シリーズでは見かけませんな。アジトでみんなで作戦練ったりしてる時も読書してるというヤツ(笑)。鬼平犯科帳『雨の湯豆腐』の宮沢要、ヨカッター。同心酒井・沢田を相手に一歩も譲らぬ剣の冴え(しののめ様)。
▼大出さん、仰るとおり善悪両方演じ分けられるキャラの幅が持ち味ですね。悪役で特に印象深かったのが鬼平犯科帳『雨の湯豆腐』での浪人・宮沢要役かな〜?とにかくキモいです。『暗剣白梅香』の金子半四郎といい勝負です(御鈴広輝様)。
▼しののめ師匠同様に「大出俊」氏と聞いては『必殺者』の血が騒ぐ。大出氏の「やいとや又右エ門」、仲間には非協力的でありながら、猛烈な『ゲン担ぎ』、仕事に向かうのにも縁起の悪い方向を避け遠回りなど序の口。水垢離やったり、占いでいい卦がでるまで何度でも繰り返しなかなか出発しなかったり。個性派そろいのシリーズ殺し屋グループにあって、他に類を見ない奇人でございましたな(aiken様)。
▼私は大出俊さんの悪役を見たことがありません、私の中ではいい人役ばかりです。特に騎馬奉行の平岩隼人役が印象に残っています。(市松様)
荒野の素浪人, 着流しに白いマフラーをなびかせ五連発銃をぶっぱなす「鮎香之介」役がとても素敵でした。放送開始当時は30歳くらいだったと思います。8クールという長丁場のなかで、初々しかった表情や物腰に色気が出て来るのが見て取れました。三船敏郎さんYさんという大先輩と一緒で精神的にきつかったのかな?と思われるフシもありますが、素浪人で培ったものが後年「必殺仕業人」で花開いたと思われます。(マーチ様)
影の軍団W「男の中に女が棲む」の由良典膳役がすごいです。冒頭のほうで池田謙治さん率いる浪人集団が典膳の行列を襲撃するシーンでは見事な太刀で次々と浪人たちを斬り捨てます。その後、評定所で峰様と大谷監物役の森章二さんとともにほとんど罪もないのに尊王攘夷派を次々と死罪を言い渡し、白井滋郎さんたち演じる同心を口封じのために殺害したり、女に化けたりし、ラス立ちでは千葉さんを相手に鏡の仕掛けがある部屋で迫力のある対決をくりひろげておりました。(峰様まかり通る様)
NHK大河ドラマ『花の乱』で、後花園天皇を演じておられましたね。民衆の困窮をよそに遊興三昧の足利義政の行状に心を痛め、応仁の乱に際しては、自身の不徳を嘆き出家した天皇という役でした。凛とした気品ある演技が、大出さんの顔立ちとよく似合っていました。(堀河様)
騎馬奉行18話「同心散華の賊」での壮絶な殉死シーンが印象的でした。火盗改め長官の妻(故夏目雅子さん)を助けるため、ひとりで敵地に乗り込み斬られるのですが、知的でクールな平岩隼人が血まみれになりながら「早う逃げんかー!」と夏目さんに叫ぶ場面が最高によかったです。できることなら最終話まで出てほしかった!!(まっちゃん様)

内田勝正さん

内田勝正さん
暴将6−おいらん高尾太夫の正夢

番組が始まってすぐ、罪もない大工の峰様を試し斬りします!酷い!絶対許せません!

八丁掘の七人−容疑者は息子、放火魔を追うグズ同心、ふたりの母が泣いた…

蘭学者玄斉。なんにも知らない若い塾生を煽り立て、世直しと見せかけ阿漕な商人顔負けの銭儲けをします。夜半、寝所でお千代(北原佐和子)に刺され峰様は瀕死の状態、そこへ現われた内田さん、医者を呼ぼうとするお千代を止め、刀を横取りし苦しむ峰様の首筋へ突き立てました!こらー!トドメ刺したな内田ー!許さん!成敗!←役の上で、ですよ内田さん。…内田さん、きっといい方に違いない…と思います。んー、でもTVの中では峰様結構酷い目に遭ってる気がする…。

水戸黄門第29部−葵の御紋の名推理・松本

朝倉左馬之介。相変わらず悪人然とした所はいいですねー。ご隠居に向って「戯言を言うならこのままでは捨て置かんぞ!」という時の目つき・表情はええですねー、これ以上ないっちゅうーくらい悪人で高飛車。

水戸黄門30部−酔いどれ親父の北国に春(盛岡)

石橋外記。お殿様献上の茶釜を伊兵衛に作らせようと大黒屋と結託してます。内田さん、権力欲と私腹肥やす事に掛けては天下一品な方なのに、ちょっとちゃっちかったなあ…。勿体無い…。それでも「そのような事は任せておけ」と画策する時の表情は、ぞぞけがするほど「やな奴」でよかったです。

水戸黄門1000回記念3時間スペシャル

山下民部。一風から隠密を消したと報告を聞き「そうか隠密はやはり服部半蔵の手の者だったか」と仰る顔は如何にも憎々しげです。悪の鏡って感じ。

水戸黄門33部 将軍を狙った男(駿府)

森岡頼母。西海屋から小判を渡され頭が上がらない様子。「何でも買って差し上げますよ」と言われ、「よろしく頼む」ってヘコヘコ。内田さんのこういう役どころも珍しい気もします。なかなか面白いキャスティングです。

2006春の特別企画水戸黄門2時間スペシャル

2006年03月13日放送分。奥野将監。岩蔵と密会してる場面、如何にも腹黒そうな表情です。袖の下をもらい笑いが止まらぬといった態度が救い難い悪党って感じでした。突然が家老やってきて慌てる様子や、牢の中の一行の正体を知ったときの驚きの表情、平伏し観念した表情もはじめの態度とギャップがあってナイスです。そういえば先日、マツケンさんの御園座の舞台を見に行きました。その際、内田さんが出演されるはずだったのに「都合により出演は取りやめになりました」って…。なんで?病欠って理由でもないし、代役もないし疑問です。

いただいた情報

▼内田氏もヤクザ忍びの頭領、八州回りに郡代クラスのワルがハマり役やね。ああ見えてそろそろ結構イイお歳なんだけど、黒幕チックなワルよりも用心棒か主席家老どまりな位置がお似合いな方。テレ東12時間「大忠臣蔵」では千坂兵部を演じていたのが手元のビデオで確認できました。珍しく偉い悪人役(しののめ様)。
▼内田勝正氏といえば、浜田晃氏と共に日本俳優連合の常務理事をされておられた(おられる?)そうですね(佐島昌軒様)。
▼絶対無いと思っていた内田勝正さんのいい人役を発見しました。その作品は「メカゴジラの逆襲」(昭和51年・東宝映像)そのなかで内田さん怪獣を使って地球征服を企むブラックホール第3惑星人(首領は睦五郎さん)と戦うインターポールの捜査官、村越次郎を演じています。彼は主人公の技師佐々木勝彦(名優・千秋実の実子)・内田さんの上司中丸忠雄・防衛隊の司令官佐原健二と協力して宇宙人に協力する学者平田昭彦(怪演!!)とその娘で父の実験の失敗でサイボーグにされた藍とも子(現・峰岸徹夫人)を倒すために戦います。ラスト、内田さんは平田昭彦を射殺し、藍とも子は人の心を取り戻して自殺し佐々木勝彦のうでの中で果てます。ひたすら暗いストーリーと本多猪四郎の誠実な演出が印象に残る佳作です。ともかく内田勝正さんファンは必見です。後同じく東宝の「エスパイ」(74年)という作品ではムチャクチャカッコイイ超能力者のを殺し屋演じてるそうですがこれは見ていません。(板倉将監様)
▼1979年の角川映画「戦国自衛隊」で、内田さんは大前均さん、工藤堅太郎さんとともに夏八木勲さん演じる長尾景虎(のちの上杉謙信)の家臣役で出演していました。(峰様まかり通る様)
騎馬奉行13話「湖底の黄金を探せ!」で土地を捨てて別の場所に移り住む百姓のリーダーでいい人役をやっていました。かっこよかったです。(市松様)
▼ 内田勝正氏の善役。1983年三船プロ制作の「魔境殺生谷の秘密」では珍しく甲州代官所役人でした。大変貴重なものを見させてもらいました。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/7675/jidaigekisp.06.html#121 2004年5月14日、テレビ埼玉19:00−20:45で放送。(つっちー様)
「最後の忠臣蔵」(二話・無念の逃亡)で、幕府の御用学者・林大学頭の役で出演されていました。いつもの役柄と違い、田村亮さん扮する柳沢吉保に赤穂浪士の義を説く役どころでした。(ヤマサン様)

掲載中の出演作品等につきましては、主に私が「お薦め悪/脇役」に書いたものを掲載しています。各役者さんの全ての作品を網羅しているわけではありませんのでご了承ください。皆さんがご存知のお薦めの出演作品をご紹介ください、掲載させていただきます。
※再放送作品等でこちらの方々を拝見したときには追加掲載しようと思います。

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