人相書

管理人が描いた悪/脇役の皆さんの似顔絵です。出演作品等も少しずつ紹介しています。

菅貫太郎さん

菅貫太郎さん

こんな間抜けなお顔を書いてごめんなさい。菅貫さん、好きでした。

風鈴捕物帳−父娘を結ぶ銀の駒(1978年)

佃の徳蔵。お若い頃は「時代劇映画」で結構「バカ殿」をやっておられましたね。先日、工藤監督特集を見てつくづく、「そんなんじゃ、暗殺されるだろう」というお殿様を演じておられました。今回は騙した女を売り飛ばす寄生虫的存在。娘を騙す為に、岩尾さん岡崎二朗さんとつるんで一芝居うつんです「叔父の私がついていながら…一月でいい。辛抱しておくれ。私が金を作って迎えに行くから」って。まあ、嘘ばっかり。ばれて開き直った時との落差が素晴らしい!私、菅貫さんのイってしまった目が好きなんです。

いただいた情報

「沖縄10年戦争」沖縄県警本部長役で出演、長引く抗争に業を煮やし、射殺命令を下す強行警察幹部を演じてます(ざと様)。
「仮面ライダーBLACK」の第一話で主人公の育ての親で出演してましたが、最後はクモの怪人の毒牙にかかり、死んでしまいました。あと寺山修司監督の「永遠に帰らず」に主演でした(久保陽介様)。
▼寺山修司の代表作「田園に死す」で天井桟敷の面々を差し置いて主役をなさってましたよね。あの役といえば、当初、寺山修司本人が演じようとしたらしいんですが、いろんな事情があって、結局菅貫太郎さんが演じることとなったらしいんですよ(相州浪人様)。
▼現代劇での悪役もたくさんあるけど、昔の土曜ワイド劇場で、愛人の金品要求に耐えかねて殺害し、その罪を自分が公判で担当した冴えない窃盗犯(坂本あきら)に擦り付けるヤメ検弁護士の役が印象的です。暗い部屋で一人犯行計画を練り、薄ら笑いを浮かべる菅さんの形相は今でも忘れられません。あまりに菅さんの印象が強くて、主演を忘れてしまったくらいです。そういえば珍しい役がありました。風間杜夫版の銭形平次第34話「恐怖の手毬唄」にゲスト出演したときのこと。いつもながらに胡散臭い役柄で視聴者も平次もみんな彼を悪役だと思っていた。ところがラスト、実は悪人がほかにいたことがわかり、菅さんは平次と一緒になって悪党どもと立ち回りまでする。一件落着して平次は菅さんに「お世話になりました」みたいなことを言うと、菅さんは「平次、おぬし、今回の事件の黒幕はわしだとおもったであろう。はっはっはっは」と笑いながら去っていく。これには私も爆笑しました。暴将3の64話「雪姫けんか珍道中」では貧乏大名・京極若狭守(園田裕久)に無理難題を押し付けて陰険ないじめをする大目付・桜井玄蕃頭役です。横溝正史さん原作の「三つ首塔」に出演したときは養女の武田久美子さんを手篭めにするヒヒ親父の役柄で、最後は武田久美子さんとその恋人の江木俊夫さんに逆襲されて絞殺されるという殺されてもいいような人でなしを演じてました。(ギルーク様)
「木枯し紋次郎6話」にゲスト出演。なんとオドオドした百姓役で、ヤクザ一味にも痛めつけられる始末。「まさか菅貫さんが弱い百姓役なんてちょっとイメージ崩れちゃうな〜」と思って観てましたがやっぱり最後にどんでん返しが…。影の大悪党でした。あまりサイコ系の感じはありませんでしたが、やっぱり菅貫さんは悪党役ですよね。でも百姓役も一見の価値がありました。
水戸黄門14部4話に悪代官で菅貫太郎さんが出てました。印籠御開帳後に御老公の「速やかに悪人を召し捕らんか!」と言われて召し捕った後、御老公以上の高笑いで思いっきり胸張って「ふぁっはっはっはっはっ!これでよろしゅうございまするな〜!」と言います。当然御老公に「お前も同罪じゃ!」と言われますが・・・。流石菅貫さんですね〜、まったく人を喰った予想外の演技見ていて爽快です。菅貫さんがゲストだと予想外のキレぶりが見れるので楽しいですね(^^)(松井様)
▼スカパーのファミリー劇場で放映されていた『太陽にほえろ!』372話昭和54年9月放映の『最後の審判』(ファミ劇の番組表では366話となっています)で菅貫太郎さんが山岡正義というボクシングのレフリー役で出演されていました。内容は吉岡の5歳になる息子が誘拐され返して欲しければ吉岡の主審を務める世界フェザー級タイトルマッチで挑戦者が勝つように判定しろと。(不正ジャッジというやつですか)脅迫され,試合の進行とともに捜査が進むという内容でしたが。菅貫さんの子供の命を心配する思いとレフリーとしての職務を果たそうとする思いを見事に演じられていました。菅貫太郎さんが唯一『太陽にほえろ』に出演されたのはこの回だけでして,見るまではいつもの悪役か嫌味な警察幹部かなと思っていただけにいい意味裏切られたなと思いました。(ゴリ様)
▼今、関東地区で再放送している西村版「水戸黄門・15部」の「父と呼ばれた格之進・大宮」に菅貫太郎さん、悪代官役でゲスト出演していました。での関東郡代役でした。なんとも好色なお代官役で、いつもの通り、最後に西村黄門様にこっ酷くお叱りを受けていました。(ヤマサン様)
新必殺仕事人「主水、友情に涙する」で、善役でした。儀助という役名で、勘太郎を演じる近藤宏さんを更正させるべく、奮闘するという役柄でした。勘太郎さんの娘からの依頼で、主水ら仕事人に狙われますが、自ら匕首で腹を刺して死にます。最後まで、何かするんじゃないかと見ていましたが、最後まで善役でした。
水戸黄門第三部第二十五話「狙撃者・天草」で珍しいものが見れました。悪役として名高い武藤英司さんと菅さんが善役・悪役に別れての対決が見れました。菅さんは前髪を垂れて如何にも悪役という感じでした。武藤さんは「下げ針の金作」という鉄砲の名手、菅さんは「鬼塚甚八」というこれも鉄砲の名手でした。 (ご連枝様)

中村孝雄さん

中村孝雄さん

極悪江戸留守居役の部下とか、ナンバー2の悪人をよく演じられます。

いただいた情報

▼「江戸の旋風」のオープニングナレーション「定町廻り同心とは…」の声の主でもあった(久保陽介様)。
▼「西部警察PART−V」の「吼えろ・桜島」でテロリスト(木村元他)の使う細菌に感染させられる警視庁外事課の刑事の役で出ていました。「水戸黄門第一部」にもご出演でした(板倉将監様)。
「怪奇大作戦・光る通り魔(S43)」では左胸白い花を飾った花ムコさん。「私が棄てた女」(浦山桐郎監督S44)では、いけすかない社長令息、修巳。短パン姿が見れる。32歳。「3年B組金八先生・入試1ヶ月前心得(S54)」では三原じゅん子の義理のパパ。「キャバレー」(S61角川映画)ではフロアマネージャー・寡黙な男。これがカッコイイ.黒服が映える.映える。俯瞰でキャバレーで織りなす事件のなかを淡々と歩く。お代官さまの時のドーベルマンのようなウォークもいいですけれど女優さんでいうキャットウォークともいうのでしょうか?和服と洋服では歩き方が違う。「仮面ライダーBLACK・信彦はどこに(S62)」、「kamome(H13)」でも歩いているんですけれど、それぞれ違う。肩で歩くのと胸で歩くのと腰で歩くの差?「高千穂伝説殺人事件(H7)」ではアヘンの横取りを企む社長、田崎。絵ではでてきませんが、刑事に料亭での密談を証拠とされてしまいます。今も昔も「高級料亭」と「アブナイ話」が似合う。「水で書かれた物語」(吉田喜重監督S40)ではデパートの屋上で入川保則さんに叩かれてしまう。この入川保則さんとは「必殺必中仕事屋家業・脅して勝負」でも共演です。「新必殺仕事人・主水かくし芸する」では「防波堤になってくれるな」と自分が一番悪いのに部下に切腹を促すお奉行さま。「必殺仕事人W・主水、うなぎにナメられる」では「かねてお望みの果実,充分にお味らえくださいませ」と襖をあけると横田さとみさんが吊るされちゃている。「芝の貴婦人Vシネマ」では襖を開けるともっとすごいことになっているんですけれど。でも「鬼平犯科長・五年目の客」では女のことを「悪い病よ」とくくっています。「ザ・ガードマン・逃亡と裏切り」では戸浦六宏さんに「小僧」なんていわれちゃう。その「小僧」がやくざのお金を騙し取り,気が大きくなりロールスロイスに乗る。それじゃあ,ばれるなんて考えもしない。年上の女に「嫉妬はおかしいよ.僕は君しか好きな女はいないんだ。」といいながらその舌の根も乾かないうちに自称社長令嬢に「結婚してください。」で「俺だって随分あんたを楽しませたはずだよ」と言い放つ。しまいには殺そうとまでする。最後は捕まっちゃうんですけれど。「戦えゴレンジャー」ではヒゲのお医者さん。「ブラックボード(新藤兼人監督S61)」ではジャーナリストです。(まりあ様)
暴れん坊将軍Wの「吉宗変化!お狩場の鬼退治」と言う話で中村孝雄さんがゲスト出演しておりましたが役人その1と言う非常にもったいないその他大勢扱いで出演されていました(しかも下っ端の捕方役で)。(ギルーク様)
「また又三匹が斬る!」第7話『妖怪見たか!丑の刻参りの女』では珍しく被害者役でした。役は青山勘兵衛で弟の青山播磨(演・頭師孝雄さん)に毒を盛られ衰弱し結局殺されます。中村さん、かわいそう(^^。被害者でも悪役でも結局殺される。(ご連枝様)

掲載中の出演作品等につきましては、主に私が「お薦め悪/脇役」に書いたものを掲載しています。各役者さんの全ての作品を網羅しているわけではありませんのでご了承ください。皆さんがご存知のお薦めの出演作品をご紹介ください、掲載させていただきます。
※再放送作品等でこちらの方々を拝見したときには追加掲載しようと思います。

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