写真館・十手人「辰五郎」

TV時代劇「十手人」の辰五郎役の写真
2001年04月19日(木)「十手人−入れ墨者の俺が十手持ちに!?」

重要人物に峰様がっ!何と新聞にお名前も!

4月19日スタートの「十手人」…「特捜最前線」などを手懸けた押川國秋の同小説をドラマ化。若き十手人・源七と町方同心佐々木弦一郎の異色コンビが活躍する痛快人情捕物帳。
 その作品の重要人物に峰様がっ!何と新聞にお名前も!当日付け中日新聞・朝刊のテレビ欄の番組紹介より
『十手人(新) 名古屋 午後7:00
 (略)…香具師の修行をしていた源七(高嶋政伸)の父・辰五郎(峰蘭太郎)が…(略)』
  新聞にお名前が載ったのを私が発見したのは「暴将9・襲われた寝室!吉宗を狙うお姫様」以来2回目、メチャ嬉しい〜! 
 余りに素晴らしかったので、ここに再現しました。ご覧になった方もならなかった方も、じっくりご覧くださいまし。
 予めお断り:写真掲載につきましては、「他の俳優諸氏が映っていない事」というのが掲載条件ですので、峰様だけのご登場です。

出演者(敬称略)

源七−高嶋政伸  お菊−酒井美紀  孫八−柳沢慎吾  喜助−松澤一之  徳蔵−片桐竜次  堀田倫太郎−尾崎右宗  お弓−谷本知美  多賀勝一  野口貴史  峰蘭太郎  窪田弘和  前川恵美子  山名真貴  上鶴良子  与平−伊藤敏八  初音−東風平千香  福本清三  大矢敬典  林健太郎  木下通博  木村昌栄  まつむら真弓  浜田隆広  山田永二  岩須透  森脇作次郎−勝部演之  藤兵衛−斎藤暁  お琴−加賀まりこ  佐々木弦一郎−渡瀬恒彦

TV画像から

峰さん 前日、東映の公式サイトを覗きましたら、掲示されてました写真の中に、辰五郎(峰様)が布団に横たわっているショットが出ていました。ですので、のっけからの「ご遺体」でのご登場は、心構えが出来ておりました。それにしても、安らかなお顔、ぴくりともせず、ホントに死んでるみたい(←おいおい)。で、峰様はお顔の彫が深いので美しいんですよ、遺体姿のお顔がっ!

峰さん死の原因となった、半兵衛(多賀勝一)の店で安松(白井滋郎)と喧嘩になる場面です。強かに酔っ払って、
「いい加減にしろぃ!つまらねぇ話持ち出しやがって。安松!お琴の事、とやかくゆうんじゃねぇ!」
と言う時の表情や台詞回しは最高!辰五郎の強い怒りや深い哀しみが判ります。そして他人が何と言おうと、お琴を本当に大事に想ってるんだなあと感じます。

峰さん安松に「お琴は性悪女だ」と言われ、
「てめえ〜!」
と殴り掛かります。
殴り合いの大喧嘩になった末、板場で包丁を掴んだ安松に刺されてしまいます。死に際はいつもかっこいいんですが、今回は特に息子を残して逝く哀しさみたいなものもあったように思えました。やっぱこういう時の表情は天下一品!右に出る者はおりますまい!
(この後の瞬間の方がいい表情されてますが、白井さんの肩にお顔が半分隠れてしまいますんで、このショットにしました。)

その後、牢に入れられた源七が幼い頃のことを回想する場面でご登場です。
魚屋(棒手振り)の仕事を終え帰ってきます。
「源七、けえったぞ。」と嬉しそうに仰います。「とっつぁん、お帰り!」と駈けてきた子供を「おら!」と抱えあげ「腹減ったか。」と言う表情や声が、本当に息子が大事なんだなあと思えます。う〜、私も子供になりたい(…って私じゃあ抱えあげられないだろうし…ってそういう問題じゃないだろうし)!二人で夕飯を食べつつ
「なぁ源七、おいらが魚屋だからって、おめえは魚屋を継ぐ事はねえんだぜ。なんでもいい」「自分の好きな事を見つけろ。それが男ってもんだ。」「おりゃぁ、その日が来るのが待ち遠しいぜ。」
と仰います。幼子に男の何たるかを説く父。父の愛情が表情や声に出てますよ。で、特に最後の「おりゃぁ、その日が来るのが待ち遠しいぜ。」という時の、息子の将来を夢見るような優しい目が暖かくて最高です。う〜、やっぱり子供になりたい…。


そして、強烈なインパクトの晒し者のお琴を見つめる場面。1回目は何か哀れむような体温が余りない表情。何か曰くありげな感じが伝わってきます。2回目(相対死にの相手・石井洋充さんが映る場面)では、男を見てお琴を見る、哀しそうで辛そうな何とも苦しげな表情(動画でお見せ出来ると一番いいんですけど)。性悪女と他人に言われても、かつて自分が愛した女がこんな姿で晒されて、少しでも一緒に暮らした時間の重みや、可愛くて仕方ない息子にこれが母だとは言えない辛さなどが一瞬のウチに、交錯する様な表情です。私まで悲しい気分になります。
 そんな思いを峰様にさせる、そのお琴って女は一体何者なのよ!そう、それにしてもその最後の峰様のUPのショット、短すぎ!見入ろうとしたら高嶋さんのショットに変わっちゃったじゃないですか!もう1秒でも2秒でも見せて欲しかったです。編集の人のバカー(ごめんなさい)!!あの表情の素晴らしさが判ってないんじゃないかなあ…、もう…。

女将の独り言

それにしても、大喧嘩するシーンの「おやっさん」の雰囲気と回想シーンの若々しい「とっつぁん」の雰囲気、こんなに違いが出るなんて凄いです!ホントに何年も時を隔ててるみたいです。やっぱり峰様って凄いなー。
 今年お正月の「暴将SP・島塚肥前守」、3月の「八丁堀の七人・和泉屋」を超えるような物語上の重要なキーパーソン!21世紀は(も?)「峰」様の時代かもしれない…!?


画像©東映

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