東映太秦映画村体験記2

〜2(八丁堀編)・2001年09月04日(火)〜
東映太秦映画村でのTV時代劇「八丁掘の七人」のオープン撮影を見学。
主なイベントは超・忍者ショー(宍戸大全アクションチーム)、映画のヒミツうそほんとう、がまの油売り、オープン撮影です。 

時代劇の撮影を見たい!いざ東映太秦映画村へ!!

 常々、撮影のお仕事をしている生峰様を見たいと思っておりました。
 8月末から「八丁掘の七人」の撮影が始まったので、出来れば9月の始めに行ってみたいと計画していたのです。映画村の「催物ガイド」で、16:30以降になると、翌日のイベント・撮影予定を案内してくれるのです。唯、レギュラーの役者さんのお名前しか出ないので、峰様が出られるかどうかは確認出来ず、お会い出来るかどうかは賭けです。運を天に任せ、自分の日頃の行ないがいい事を信じて行くしかありません。って、それが一番怪しいって!

 3日の夜、「催物ガイド」を聞くと、4日は「八丁掘の七人」のオープン撮影が12:30〜15:00に行なわれると案内されておりました。忍者ショーもやっているようだし、天気予報を聞くと降水確率は20%、よし明日行こう!と決心しました。で、決心したのはいいけれど、頭の中を駆け巡る色んなあんな事やこんな事、蒲団の中でシュミレーションしたりして…。興奮して2時過ぎまで眠れずにおりました。まるで子供の遠足!…より、性質が悪いかも…。

 ところで、今回行くにあたって、やはり名古屋銘菓を持って行かねばなるまい!と思い(旨い物が少ない名古屋にも、たまには逸品があるという所を誇示したい所為もある)、最近発売された「坂角総本舗 サクサク日記」(別に私は坂角の回し者ではありません)を予め購入しに行ったのであります。
 で、平日に京都へ行くと言う事で私一人だものですから、当日荷物を持ってくれる旦那様がいないのです。買う時に、(私自身が持って歩かなきゃいけないしなァ、ちょっと小さ目のやつにしておこうか、せこい気もするけど仕方ないもんね。) と思い、小さめでそこそこというのを選んで、「これ×個と、これ×個ください。」とオーダーしました。暫くして包装が済み、差し出された紙袋を見てビックリ!でかいじゃん!そりゃあ何個も買えば、かさ張るに決まってました。

当日(4日)の朝、05:20に目覚ましをかけましたがその前に起きてしまい(オッサンのゴルフかっちゅーの)、今更寝られないので支度を始めました。出勤前の旦那様に最寄りの駅まで送って貰い、06:30発の名鉄電車で出発、名古屋駅で07:15発の大阪行きこだまに乗りかえ京都着が8時すぎでした。
 前日は雷雨で酷かったという事でしたが、幸い雨も残っておらずカンカン照りでもなく、丁度いい天気でした。清滝行きの京都バスに乗り一路映画村へ!これでオープン撮影に峰様が出てらしたらいう事ないんですが…。神様仏様稲尾様、どうか峰様に会わせてくださいまし!

怒涛の一日スタート!

入村し、この日忍者ショーにご出演の森山陽介さん(人相書参照)にお会いしました。もちろんTV作品でも役者・スタントマンとしてご活躍です。実際にお会いした印象は、TVで拝見するより細身な感じで、なるほど引き締まった体躯だからこそあのアクションが生まれるんだなあと思いました。間近にお会いした森山さんはホントかっこいいです。…また笑顔がいい!なんだか初対面とは思えない感じでした。←当たり前ですよね、私はいつもTVで拝見してるんですから…。
 模擬撮影が今度の9月9日が最後だという情報をお聞きしました。今後、11番セットで簡単なチャンバラショーか何かをやる予定だそうな(映画「千年の恋」の一環ですって)。京都スタジオの俳優さんばかりじゃないかという事らしいです。ガーン…峰様オンステージ(「寄せ鍋」参照)が…。
 我が家ではソフトボールのシーズンオフに映画村の模擬の峰様を見るのを年中行事にしようと旦那様と話していたんです。それなのに私の楽しみ取らないでください!模擬のない映画村なんて、豚肉の入ってない豚汁みたいじゃないですか(って、この感じ判ってもらえます?)!模擬撮影が復活する事を祈りますっ!!
 森山さんが、忍者ショーの支度をしますので、と楽屋に入って行かれたので、私はがまの油売りを見る事にしました。

がまの油売り

 藤枝政巳さん 9:27〜46
 中村座に入っていたのは始めは私一人。貸し切り状態で始まりました。本当に京撮の皆さん皆さん、ツボを心得ていらっしゃる、楽しい大道芸です。それを独り占め!何と贅沢なんでしょう。途中お客さんも入ってらして、わたしゃ残念、でもやる方はお客が一人ってのよりは多いほうがいいんでしょうけど。
 鏡を見て汗をたらーり…と言う件で、藤枝さん「けさ私も洗面所の鏡を見てたらーりたらりと汗が出てしまいました。」と仰ったんです。私バカ受けしてしまいましたら、「今笑った方も同じです」といわれ、また笑えてしまいました。ウマイ!
 終わった後、藤枝さんと写真撮らせていただきたかったんですが、早々にバックヤードへ行ってしまわれたので実現できませんでした、残念です。

声をお掛けすればよかったかなあと思いつつ表に出ようとすると、通路反対側に現れたオジ様は、(あれ?宍戸さん?)…暗かったしすぐ後ろ姿になってしまったし、ちょっと自信なし…でも宍戸大全さんに関しては、先回ゴールデンウィークに映画村を訪れた時に失敗をしているので(「撮影所体験記・壱」参照)、猪突猛進!旅の恥は掻き捨て(…って、おいおい)。「すみません、宍戸さん…ですか?」と恐る恐るお聞きしたんです。椅子に座りキャップを被って下を向いていらっしゃったので、(まさか間違えたやろか…)、と一瞬不安になりました。
 すると、お顔をお上げになって「そうですが」とお返事が!良かった!あってた(…おいおい)!早速、写真をお願いすると快く「いいですよ」とお返事が!表に出て中村座の呼び込みをしていらっしゃった方に撮っていただきました。めちゃ嬉しかったです。ありがとうございました。

映画のウソホント

 1回目 窪田弘和さん お二人不明 10:00〜10:15
 5回目の映画村ですが、このイベントに入るのは初めてでした。ここはガラス張りになっていて、写真が撮れない難所(って、私にとって…ですよ)。リズミカルな音楽に合わせ登場したお三方。その中央にいらっしゃるのは何と窪田さん!いや〜嬉しい!私は窪田さんのお声、大好きなんです。やっと窪田さんの生のお声が聞けました、ほんと嬉しかったです!…忍者と役人をやっていらっしゃった若い役者さんが判らない方でした。ごめんなさい。
 ここでは、天候の効果や、種々の効果音などを披露、その後で一連のストーリーになる過程を見せてくださる訳です。普段はTVを当たり前のように見ていますが、効果音一つでその場の状況が把握出来たりするんですから重要な要素ですよね。改めて「音」のすごさに感心しました。
 で、終わった後に窪田さんと一緒に写真を撮らせていただきたかったんですが、何せガラス張りのロケーションスタジオなのでそうもいかず、後ろ髪を引かれる思いでそこを出ました。うう…、窪田さ〜〜〜ん!

中村座前で一服

 当日、お休みだったつるさん(川鶴晃裕さん)が「参上いたします」と仰ってくださってました。何と言う嬉しい事でしょう!つるさん、お優しい!
 で、「10:30から忍者ショーがありますから、10:30に中村座で」ということでしたので、又、中村座に戻りました。

 開化亭の腰掛に座っていると、何と、近くを窪田さんが歩いてるではないですか(ってそりゃそうだ、歩かずにどうするんだよ…)!速攻、走り寄り「窪田さん、時代劇いつも拝見してます。窪田さんのお声が好きです。」とか「十手人は長屋の住人でいつも出てらっしゃいましたよね。」と言いつつ「一緒に写真を撮らせてください」とお願いしました。「どちらから?」「さっき見ていただきました?」と仰ったので、「愛知県からきました!」「1番前で見てました!」と答えました。で、写真は快くいいですよと仰っていただき、感激!忍者ショーの看板の前で撮らせていただきました。嬉しかったです!ありがとうございました。

 私が満足して再び腰掛に座ると、反対側の腰掛の所にいらした宍戸さん、その光景を見ていらっしゃったんでしょうね、「映画村のファンなの?」と仰いました。一瞬、どう答えようか返事に詰まってしまったんですが、正直に「…はい…。峰さんが好きなんです。」と答えました(きゃ〜〜!よく考えたらこの発言、「告白」してんじゃん!こっぱずかしい!…あ、流石に人様に言うときは「峰様」って言ったら変ですもんね)。「へえ、今日は暴れん坊のロケに行ってるんじゃないかなあ。午後には戻ってくる筈だけど。午後は暴れん坊、セットでやるんじゃないかな?」…え?じゃあ、八丁掘のオープンは?お会い出来ないって事?…。ふと不安がよぎります。やっぱり日頃の行いが悪かったのかしら…。

 パディオスのほうから藤枝さんが来られたので、早速写真をお願いしました。ニコニコ笑いながら「いいですよ」とお答えいただきました。「最近活躍してないすけど」って御本人…。私がふと、「そういえば、以前藤枝さんの入浴シーン見ちゃいました。何でしたっけ…八丁掘でしたっけ」と申し上げましたら(しかしなんでそんなシーンを言うかな、私も…)、「んーー、あ、周作だ。」とお返事が。そうだった!藤枝さんがぬるいから薪をくべてくれと叫んでいるのに周作、薪をくべずに女郎に呼ばれていっちゃうシーンでした!あの時、藤枝さん可哀相に…と思って見てたもんです。すると藤枝さん、「そう、江崎組。あれ風呂入ってなかったんですよ、湯なしで。きつかったなー。湯気だけなんです。で、その上、あれ冬の撮影でねー。」と仰ってました。そりゃ、冬の時期に上半身脱いでては、寒いでしょうね。くれぐれもお身体にはお気を付けください。(「熱血!周作がゆく−女郎殺し!涙の遠山桜」だったと思います。違ったらすいません)

で、刻々と迫る10:30。現れないつるさん…。時間を間違えたかと思いました。呼び込みの方が「入らないんですか?」と仰います。あ、そうか「10:30 中村座」って、それは中?外?そこまでお聞きしてませんでした。ショーは始まってしまったし…。迷っていると、中からつるさんが出て来て「やっぱり!」と言われ「早く!」と手を引っ張られ入りました。つるさんに手を握られて、ちょっとドキっとしちゃいました(*^_^*)。だって最近若い殿方に手握られた事なんかないんですもん。←かといって、熟年の殿方に握られた事もございません。

激突!超忍者ショー Red Shadow

 宍戸大全アクションチーム 李一龍さん 他 10:30〜10:50
 迫力が凄いです。ヒーローが悪者を斬るってのはやはり時代劇の醍醐味です。こうでなくっちゃ!
 飛んだり撥ねたり落ちたり…、笑わせてくれる所もあってめっちゃ面白かったです。ショーの構成は宍戸さんと主に森山さんが作られたそうです。
 そしてショーの後に、赤影とあすかと玄斎との記念撮影させてくれるんですね。李さんと一緒に写れて良かったです!この李さんと言えば、正月の暴将800回記念SPで半九郎を演じておられましたね。最後、大奥で吉宗を待ち伏せしてる忍びの者です。鉄ビシが撒かれた廊下での場面、踏んでいた打掛を吉宗にさっと引かれて、足をすくわれ鉄ビシの上にひっくり返り、敢え無い最後を遂げられました。存在感があっただけに、あの死に方はあっけなくて残念だなあと思っておりましたら、この忍者ショーは凄かったですよ!皆さんも見てください。
 このショーは2部体制だそうで、もう一方の班ですと、森山さんが玄斎をやっていらっしゃるそうなんです。

手裏剣対決

 ショーのあと、手裏剣投げをしました。先回、6投して全部外れでとても口惜しかったので、早速リベンジ!今回はつるさんとも対決。張りきってやったものの、見事に返り討ち状態。3投してまたもや全部はずれて通算9連敗。もうソフトボール止めたらという意見もあったようですが(って、誰が言ったんだか、くれぐれもお話しておきますが、ソフトでは上からは投げません!…つるさんはお上手で、しっかり的に当たってました。完敗です。うー、今度こそ!と密かに、更なるリベンジを決意した私でした。

映画のウソホント 2回目 

 窪田弘和さん 岸本さん 池田篤樹さん(JAE「寄せ鍋」参照) 11:00〜11:15
 先ほど拝見した時、出てらした若いお二方のお名前が判らなかったので、つるさんに教えていただこうと再度見学に行きました。お陰様で無事判りました。バッチリです!ちゃんと覚えておきますね!お二方とも若々しい可愛げな方でした(っていう発言が既に「オバチャン」かなあ…)。
 それにしても何度聞いても窪田さんの声は素敵です。いえ、勿論声だけじゃないですよ!

峰様情報ゲット

ある有力筋によりますと(ってなんだか、怪しげでいいなァ、今日のオープンに峰様が出られるとの事!めっちゃ嬉しいですぅ!やっぱり日頃の行ないが良かったかな!?って、自分で言うなって。

寺子屋 西村正樹(現・匡生)さん

 11:30〜11:45
 西村正樹(現・匡生)さんは弊サイトからもリンク張らせていただいてますし、掲示板でもお話させていただいてたのでお会い出来たらいいなあと思っておりました。
 またこれも私の日頃の行いがいいのか(って、だから自分で言うなって…)、「寺子屋」の塾長が西村さんで嬉しかったです。
 時代劇では浪人(用心棒)、現代劇では犯人というイメージがあったので(ごめんなさい)、実際お会いして余りの違いにびっくり。本当に勝手なイメージを持っててすみませんでした。間近に拝見する西村さんは綺麗なお顔立ちで、見惚れてしまいました。太秦映像の釣田さんが「西村さんと峰さんは骨格が似ている」と仰っただけあります(って、関係あるのかな…。とても優しそうな本当に「好青年」という言葉がピッタリな方でした。
 内容はと言うと、上手に考えてあって構成も面白くあっという間の15分でした。それにしても西村さんの踊る姿にはびっくり(って、自分が勝手なイメージ持ってたからなんですけどね)!司会が得意でいらっしゃるという噂を耳にしましたので、然もありなん!という感じでした。楽しませていただいてありがとうございました。
 本当は西村さんとももっとお話したかったんですが、なにせ私の怒涛の一日(って、結局自分が悪いんじゃん)、時間がなくなってしまい、この後は寄れませんでした。今度機会があったらゆっくりお話させてください。よろしくお願いします。

 12:30からオープン撮影という事だったので、先に食事を済ませようと、つるさんと花見茶屋で食事。西村さんの寺子屋を見ている時は、集中してた所為か大丈夫だったんですが、素麺を食べながら、(もうすぐ峰様の働くお姿がみられるんだ) と思うと、独りでに顔が緩んでへらへら。すでに壊れてきてる…。勝手に緊張したりへらへらする私を見て、呆れつつ笑ってるつるさん。お見苦しい姿をお見せして、すみませんでした。
 時間が来てそろそろオープンに行きましょうという事で、コインロッカーに入れておいたカメラと望遠レンズを持ち、いざ出陣!

【参考】
 長玉を持つのはかなり久しぶりだったので、重さに耐え兼ねて手ブレするんじゃないかと心配だった私。9月の頭に行くと心に決めてから、毎日2kgの鉄アレイで筋トレしておりました。我ながら、そこまでやるかァ?とも思いましたが…。
 なのに、予定が遅れて13:00開始との事。時間が空いてしまったし、森山さんとゆっくりお話もしてなかったので、お願いしてお時間を割いていただきました。
 森山さんはお喋りがお上手で楽しい方でした。TVで拝見している強面の忍者や浪人のイメージとは随分違います(って、本当に勝手にイメージ作っててごめんなさい)。私はというと、森山さんとつるさんに一緒にお話していただいて、こんな贅沢な事があっていいんだろうか…などと頭のすみで思いながらお二人を見てました。

13:30〜15:30「八丁掘の七人」オープン撮影

いよいよ峰様ご登場!

 予定されている現場江戸の町で待っていると三々五々集まっていらっしゃいます。望遠レンズをつけ準備OK。かなりドキドキしておりました。 いよいよ峰様ご登場!旦那風の衣装でした。んー、いかにも大店主って感じです。すてきー、溜息(*´。`*)!私が緊張して怯んでいると、森山さんが「写真撮らな」と、背中を押してくださいました(何かと橋渡しをしてくださる森山さん、本当にありがとうございました)。峰様はにこやかに応じてくださり、森山さんとつるさんが構えるカメラの前に立たれました。峰様と一緒に写真が撮れる!と、どきどきしましたが、また自分が最悪の顔になると、折角の写真を自分見たくなさに封印しなければならなくなるので、何とか緊張しないように微笑もうと努めました。「緊張するんじゃないぞー」と呟きながら…。一体どんな顔に写ったのかちょっと心配でした。
 その時、大事な一眼レフの具合がおかしいのに気付き、パニック!これが駄目だと、一体…!?峰様も心配そうに「大丈夫ですか?」とお気遣いくださいました。嬉しい…んですけど、ほんとパニクってました。 

大勢の皆さんご登場

 いよいよ大勢の役者さんがオープンへ出てこられました。
 現われた大矢敬典さん(人相書参照)は旅支度の旦那風。森山さんがパニクっている私を呼んでくださって、一緒に写真を撮っていただきました。「TVでいつも拝見してます」と申しあげましたら「ホンマかいな〜」と笑っておられました。ホントですって!人相書製作の為のアップ写真が欲しかったので、それも撮らせていただきました。で、掲載許可をいただくのに後日またつるさんのお手を煩わしてはと思い、大矢さんに事情を説明し伺いましたら、どうぞと快く御承諾いただきました。ありがとうございます。

 一眼レフの不具合が気になる所ですが、つるさんのアドバイスにより対処、それが功を奏し見事復帰しました!よかったー!あたしゃ、つるさんに足向けて寝られません。ありがとうございます!
 撮影現場(江戸の町・下図参照)に移動した時には既に人だかりが出来ていました。背の低い私には人垣は致命傷、ロープの横の通り道にしてある所の隅にしゃがみ、つるさんに「ここにしゃがんでてもいいかな?」と聞くと「ええやろ」という事でしたので、有り難くそこにいさせていただきました。

 私のすぐ前に西村龍弥さんがいらっしゃったので、写真を撮らせていただきました。いい笑顔で写っていただいてありがとうございました。それから目の前を岩須透さん(人相書参照)が通りました。私と目があったので、「岩須さんこんにちは」というと、にっこり微笑んでくださり「あ、どうも」と仰いました。っても、きっと私の事は覚えてないでしょうねえ、前回もお会いしたんですが…(撮影所体験記1参照)
 峰様を探すと…いらっしゃいました!少し離れた所で椅子に腰掛けた白井滋郎さん(人相書参照)の横に立って、何やら歓談されてました。
 私、こういう場面に遭遇できたら、写真撮りまくろう!と思っていたのですが、ははは…、峰様に望遠レンズ向けるのが恥ずかしい。一体この感覚は何なんでしょう?おバカですねー。ですので、思ったほど写せませんでしたが、10枚程度は撮れました。え?何枚撮るつもりだったって?一応、フィルムは6本持って行きましたとさ。

 矢部義章さん(人相書参照)がいらっしゃったので、これは行かねばなるまい!と思い、猪突猛進、写真をお願いしました。大矢さんの時と同様、掲載許可もいただきました。「どんどん宣伝してーな」と矢部さん、「皆そういう反応するわ」と白井さん、嬉しいお言葉をいただきましてありがとうございます。松原健司さんも快くにっこりと微笑んでくださり嬉しかったです。
 で、矢部さん、その場にいたカップルの方にも写真をお願いされていらっしゃったようなのですが、どうやらその方のデジカメで撮った映像をすぐにご覧になられたんでしょうね。私を呼んで「写真もう一回撮ってえな。あかんわ、さっき正面向いて撮ったからな。えらい肥えとるわ。あんなに肥えとるんかなあ、今度はちょっと斜め向くで。」と仰いました(言い回しが少し違うかも…)。また白髪混じりのカツラを被っていらっしゃったのですが、「あ、今日えらい老け役や、しまったなあ。」そんなにリアクションとっていただいてありがとうございます。人相書も描き甲斐があります!…「大丈夫です、真っ黒に塗っておきますから」とお答えしました。矢部さん、楽しい方でした。ありがとうございました。
 長年気になっていた方が駕籠かき姿でいらっしゃったのでつるさんにお聞きした所、吉田信夫さんと重伸幸さんだという事が判り、すっきりしました。
 あとゲストらしき方がいらっしゃったんですが、んー、岡崎二朗さんのような…。でも口髭顎鬚生やしていらして…ちょっと自信なし。(正解でした! 2002年01月16日追記)

峰様とひと時の会話

 日本橋に場所が変わり、少し移動。すると峰様のほうから近くに来てくださり話しかけてくださいました。「カメラ大丈夫でしたか?」と仰ったので「はい。なんとか。」と答えると「それはよかったですね。」ってまた素敵な笑顔。っく〜〜(>_<)!平常心を無くしそうです。←え?もう無くなってるって?…すいません。
 10月の高橋英樹さんの公演を観に行く事をお話しましたら、「じゃ明治座情報を一つ。」と仰ってMy扇子を取り出し屈み込んで、要で地面に図面を書いて色々と説明してくださいました。なんというお優しい方なんでしょう、感激です!
  そのあとも、お気遣いいただきお話してくださいました。ホントに感激、ドキドキ、めっちゃ幸せ!横で撮影してる訳ですから大きな声は出せないので、小声で私のほうに近づいてお話しくださるので、心臓が口から飛び出しそうでした。ホントに「天にも昇る」って言うのはああいう事を言うんじゃないでしょうか。思い出しただけでも、ゾクゾクどきどきします(*^_^*)。

明治座公演補足

 明治座10月公演(10月2日〜28日)高橋英樹主演『いのち燃ゆるとき』に峰様がご出演という情報をゲットしておりました。峰様はいつも英樹さんの公演にご出演だそうなのですが、英樹さん名古屋に来てくださらないんですよ。待っていてはいつまで経っても峰様の舞台を拝見出来ないので、これは自分が東京へ行くしかないと決心し、旦那様を説き伏せ泊まりで行く事にしたんです(勿論旦那様も一緒です…一人だったら2倍見られるのに…って、おいおい)。
 チケットの発売日前日、私が「きっと、舞い上がってるうちにあっという間に終わっちゃうんだろうなあ…」と言ったんです。すると旦那様、「じゃあ、二回分買えばいいじゃん。」と答えたんです。いやー、これには相当驚きました。思わず「何処にお金あるの?」と言ってしまいました。何度も「ホントに?マジ?二回見ていいの?」と聞き直してしまいました。結局、10月6日と7日の両日、チケットを予約しました(と、この状況を峰様にご説明しましたら、「お上手ですね」とお答えになられました…あれって、私の事だったんでしょうか?)。ホント、来月が楽しみです!

撮影は進む…

 途中、スタッフの方が、ここから見ていいですよと通りの中央まで誘導してくださいました。石倉三郎さんと日野陽仁さんのシーンのようです(その現場には末吉宏司さんもいらしゃいました)。私はそれよりも、出番待ちをしている京撮の方々のほうが気になりそっちを向いて屈んだら、スタッフの方が私に向かって 「現場こっち」 と指差しました。ははは…幾らなんでも判ってますって。余程私の行動が不自然に見えたんでしょうね。ま、たまにはそんな人間がいてもいいじゃないっすか。
 このシーンでは、峰様が通りをゆく石倉三郎さんと日野陽仁さんに「お勤めご苦労様です」というように、挨拶される場面も撮影されてました。かなり遠かったので見辛かったので残念でした。でもやはり、大勢のスタッフの方や役者さんや観光客に囲まれて、峰様がお仕事されてるお姿が拝見出来て、本当に嬉しかったです。

今度は中村座の方へ場所を移します。先程は離れた所にいらっしゃった山根誠示さんが近くを通られたので早速、写真をお願いしました。山根さんは先日「オヤジ探偵」で寺田農さんをあしらおうとする刑事役なさってましたよね。西村龍弥さんと大久保幸治さん(JAE)が並んで座っていらっしゃる光景はなんとも清々しい印象で(若いっていいなあ!)、レンズを向けるとお二人とも気がついて笑顔を見せてくださいました。ありがとうございました。

近くから離れられない私

 峰様の近くから離れられない私。これじゃあストーカー寸前かも…。それにしても、ホントに峰様ってば美しい、うっとり(*´。`*)。ポーっと見惚れて、私口開いてたかも知れません。←それじゃあバカ丸出し。
 森山さんが「加山ジュニアいるの知ってる?見た?」と仰いました。撮影予定に山下徹大さんのお名前が出てたのは見てましたので、つい言ってしまったんです。「ええ、知ってます。でも興味ないです。」……あ、凄い事言っちゃった。…いえ、好きですよ!好きですけど、こんなに京撮のベテラン勢がいらっしゃるんですから…ねぇ。

 それとこの頃、丁度パソコンが壊れ修理に出してたんです。周りの人間には使いすぎだのやりすぎだの言われてたんですが、なんと峰様にも「やりすぎです」と言われてしまいました。…私が根詰めてやってるの、ご存知だったのでしょうか?これからは程ほどにしておきます、…多分。
 途中、峰様に「今何時ですか?」と聞かれ慌ててポケットから携帯を取り出し時間を見ようとすると、間近に峰様の気配、まさか覗き込まれてるんじゃ…。私の携帯ったら、前面に峰様の写真が貼ってあるわ、待ち受け画面は峰様だわ、これをご本人に見られたらめっちゃ恥ずかしい!と、振り返る事も出来ず時間を申しあげました。←そんな事の前に、既に私の存在自体が恥ずかしいものだったかも知れない…。

 それから、峰様は今月10月(2001年09月10日訂正)からの松竹梅のCMにご出演との事、日活のスタジオでの撮影されたようです。渡哲也さんが主役・信長で峰様はその家臣の一人。2バージョンあるそうですので、「松竹梅・米米辛口」のCMを見かけたら、しっかりご覧になってください。
 私、普段は松竹梅呑まないんですけど、今度からちゃんと松竹梅買います!

 撮影も終わりかけの頃、一人立っている峰様にレンズを向けると、気付いた峰様、こちらを向いて腕組みをされ、にっこりと満面の笑み!ファインダー越しに拝見する峰様の笑顔…!(え?峰様、私を見てくれてるの?うっそ〜〜!きゃ〜〜〜(*^0^*)!) 信じられない思いと、嬉しいのとドキドキするのと、早く撮らなきゃいけないと焦り、一人密かにパニクっておりました。
 撮ったあと、余りの感激と恥ずかしさに、米搗きバッタのように何度も峰様に向ってお辞儀をしてしまいました(出来あがった写真を見ましたら、ピントが少し甘かったです。余ほど焦ってたんでしょうね…)。それにしてもホント、この笑顔!100万ドルの夜景より素晴らしい(*^0^*)!←と思っているのは私だけかもしれませんが…。

 15:30に撮影が終わり、持っていった「サクサク日記」を峰様にお渡しすると、「何だか貰いに来ちゃったみたいですみません。」と仰いました。何を仰いますやら!とんでもございません!本当に峰様ってば優しい方です。突然押しかけたのに、とてもよくしていただいて本当に嬉しかったです(*^_^*)。お会いすればするほど虜になってしまいます、ぽっ(*´。`*)。←って、こんな事堂々と書いてていいんでしょうか…?…バカと私につける薬はないかもしれない…。
 峰様は他の役者さん方と撮影所の方へ帰っていかれました。ボーっと抜け殻のように(*´。`*)見送る私…。本当にありがとうございました。

 怒涛の余韻の中、一服したあと、屋敷町の方へ行くと私の前を横切った扮装の方、(ん?松原裕二さん?)…つるさんに確認すると確かにそうでした。あとをついて行くと、関西系の局で夜10時から放送しているTV番組の撮影だとか…。残念ながら写真は撮れませんでした。とっとと声を掛ければよかったんですが、撮影の余韻でぐったりしてたものですから、見送って終わってしまいました。

15:30〜15:53 忍者ショーの最終回

 朝の回の時はショーの最中にフラッシュを炊いたらいけないかと思っていたので写せませんでしたが、大丈夫と伺ったので今度はちゃんと写真を撮りました。朝の回の時は後ろの方で見てたんですが(私が間抜けだったので…)、今度は中央の前の方で見られました。
 ショーが終わった後、森山さんが忍者装束のまま出てきてくださって、一緒に写真を撮る事が出来ました。忍者装束の森山さん、かっこよかった!元々ストライクゾーンど真ん中の方なんですが、ますます転びそうでした(って、おいおい)。 

手裏剣対決、再び!

 今度は図々しくも森山さんも入ってもらって、3人で勝負です!なんたって森山さんは忍者ですからお上手に違い有りません!と思ったら、一番上手だったのはつるさんでした。すごいなあ、つるさん!英会話が出来る忍者…これからはこれでいきましょう!…え?私ですか?ははは…、12連敗です。頭に来て、もうワンセットやろうと思ったら、余りにも可哀相だと思ったんでしょうか、係のお姉さん、一投やらせてくれました。しっかり狙い、下段の的をめがけて渾身の力で、ピュッ!…「うわー!あたったじゃん!」と喜んでくれるつるさん。私の投げた手裏剣は見事に上段の的に当たっておりました。バカ正直な私は「でも…」と言ってしまいました。するとつるさんは気がつき、「ひょっとして下狙ったん?」…結論「ソフトボール止めろ」…だから!ソフトでは上からは投げません!取り敢えず当たったけど…これで連敗が止まった訳じゃ…ないんですよね?きっと…。

ガラス張りスタジオ

 遅掛けに行ったスタジオでは、八丁堀の取り調べか何かを撮っているようでした。でも、ホント見づらい。見学もそこそこに、そこの壁に掲示してあった「東映TV作品の歴史」という展示を見ておりました。なかなかいいじゃないですか!あれを本で出版してくれると有り難いんですけどね。何せスカパーなどで放送してる作品、取り敢えず一度は見てみないと東映なのか違うのか判らないですもん。私の場合は東映作品ですと録画しなきゃいけませんので(って、別に義務ではないんですが…)、始めから判っているとありがたいんですよねー。誰か作ってくれないかなあ…。

 と、長かった私の一日が終わりました。
 今回もまた怒涛の一日でした。京撮の皆様、快く写真を撮らせていただきましてありがとうございました。本当にいい体験が出来ました。お世話いただきました皆様、本当にありがとうございました。 

おまけ

 出来上がった写真をワクワクして見ました。一番気になってたのは、勿論峰様とのツーショットです。自分の顔見たくなさに封印した前回の写真。今回こそは!と、ドキドキして見てみると、峰様は素敵な満面の笑み、完璧です。で、自分はというと…ガーン!あんなにちゃんと写ろうと思ってたのに…。「緊張するんじゃないぞー」と自分に言い聞かせている瞬間のようでした。う、浮かばれない…。でも、取り敢えず口元は笑っていたので、少しは進歩していたようです。機会があったら今度は絶対、私も満面の笑みで写りたいです!
 矢部さんのお写真は、あとから撮った斜に構えたショットの方が素敵でした。

 前回もそうだったんですが、私が体験記を書くと、どうも「太秦ルポ」というより「京撮俳優ルポ」という感じになってしまいます。しょうがないですよね、何せ「現場こっち」ですから。
 長々と私の体験記にお付き合いいただきありがとうざいました。  写真©東映

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